説明

国際特許分類[C08H1/06]の内容

化学;冶金 (1,075,549) | 有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物 (224,083) | 天然高分子化合物の誘導体 (69) | 蛋白質から誘導される高分子物質 (36) | 角,ひづめ,毛,皮膚または皮革から誘導されるもの (2)

国際特許分類[C08H1/06]に分類される特許

1 - 2 / 2


一般式(I)の構造を有するだけでなく、一般式(II)、(III)および(IV)のうち、少なくとも1つの構造も有する多重修飾されたゼラチン誘導体を開示する。式中、GはA型ゼラチン残基、B型ゼラチン残基、遺伝子組み換えゼラチン残基を含むゼラチン残基であり、Rはアルキレン基、またはアミド結合を1つ含む連結基であり、Rはアルキル基またはアリール基であり、Rはアルキレン基であり、Rはカルボキシル基またはカルボキシル基の塩である。ゼラチンの多重修飾には、ゼラチンの側鎖アミノ基のアミド結合による疎水化、ゼラチンの側鎖アミノ基のアミド結合によるカルボキシ化、ゼラチンの側鎖カルボキシル基のチオール化、および、ゼラチンの側鎖アミノ基の、アミド結合によるカルボキシ化後の、当該カルボキシ化のチオール化の4種類の方法が含まれる。また、本発明はさらに当該多重修飾されたゼラチン誘導体の架橋材料を開示する。本発明の多重修飾されたゼラチン誘導体は、変化に富んだ化学構造および多様な性能を有し、その架橋材料は細胞培養用基材等に用いることができる。
【化1】

(もっと読む)


【課題】より低い照度の可視光の照射で、より低侵襲な条件でゲル化が可能であり、止血剤等の医療材料への応用に好適な可視光硬化性材料を提供する。
【解決手段】可視光の照射によりゲル状に硬化する可視光硬化性材料において、可視光の照射によりラジカルを発生させる感光基を有する化合物と、ジ置換アミノ基含有化合物を含み、該感光基を有する化合物が、エオシンと、桂皮酸、メタ(ア)クリル酸及びビニル安息香酸の少なくとも1種とで修飾されたゼラチンであることを特徴とする可視光硬化性材料。ジ置換アミノ基含有化合物とエオシン等で修飾されたゼラチンとを含み、該ジ置換アミノ基含有化合物及び修飾ゼラチンから発生したラジカル同士の再結合反応による架橋形成でゲル化する。この可視光硬化性材料よりなる止血剤等の創傷治癒促進材。ゼラチンをゲル化の基質として用いることにより、生体内で異物反応を起こさず、損傷治癒過程に応じた分解性を得ることができ、止血剤等の医療応用において好適である。 (もっと読む)


1 - 2 / 2