説明

β−SiCの存在下で合成ガスを炭化水素に変換する方法及びこの方法からの流出物

水素と、金属及び炭化ケイ素からなる担体を含む触媒との存在下で一酸化炭素をC炭化水素へと変換する方法において、その担体は、50重量%を超えるβ型の炭化ケイ素を含む。水素及び触媒の存在下で一酸化炭素をC炭化水素へと変換する方法、及びそれにより得られる流出物も開示されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィッシャー・トロプシュ合成による合成ガスのC炭化水素への変換方法に関する。また、本発明は、液体留分の特有の分布を示す流出物を生成するフィッシャー・トロプシュ合成方法、及びその流出物に関する。
【背景技術】
【0002】
種々の触媒担体に担持された金属触媒を使用するフィッシャー・トロプシュ(FT)合成を記載する文献が多く知られている。
例えば、特許文献1又は特許文献2(バッテル)等の文献には、炭化物が包括的に担体として記載され、又はFT合成の触媒系のための界面層が記載されている。しかしながら、使用される炭化物の種類は言及されていない。
【0003】
また、特許文献3〜特許文献5(インテヴェップ)には、(固定床、沸騰床で、又はスラリーとして使用される)FT合成に適した具体的な触媒担体が開示されている。これらの文献に記載の触媒本体は、IVB又はVIII族の金属又は混合物であり、具体的には、ジルコニウム及びコバルト等が挙げられる。
【0004】
この担体は、具体的には、塩基性溶液中でシリカと炭化ケイ素とを懸濁させ、滴状物を生成した後にそれを球体として分離し、その球体を酸性溶液中に移すことにより、シリカ及びSiCの略均一な混合物からなる触媒担体を生成することによって得られる。合成ガスから炭化水素を合成する方法は触媒担体を用いるが、その触媒担体は、10〜50%の量の担体中においてシリカ及びSiCの粒子の均一な混合物とされ、その担体は、少なくとも約30m/gの(好ましくは40m/gより大きい)比表面積を有し、少なくとも約15nm(150Å)の平均孔径を有し、少なくとも0.1mmの粒子径を有している。前記の合成から、SiCはこれらの文献では必ずα型を有しており、前記SiCの結合剤はシリカである。比表面積は前記の型のSiCではなく、むしろシリカ結合剤によって付与されている。実際には、その型のSiCがこのような担体としてではなく、むしろヒートシンクとして多く用いられている。
【特許文献1】国際公開第01/12323A号
【特許文献2】国際公開第01/54812A号
【特許文献3】米国特許第5,648,312号
【特許文献4】米国特許第5,677,257号
【特許文献5】米国特許第5,710,093号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
結合剤としてシリカ及び/又はアルミナが存在することは、担体の熱伝導性に負の効果を持たせてしまう可能性がある。また、この結合剤は、担体として、更に触媒本体との反応により、結果として、経時的に活性を低下させてしまうといった不具合を示す。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、β−SiCを含む新規な触媒担体を用いる新規なFT合成方法を提供する。その結果、従来技術の担体に比較して、FT合成の発熱反応にとって、とりわけ好適な担体を得ることができる。
【0007】
本発明によれば、水素と、金属及び炭化ケイ素からなる担体を含む触媒との存在下で、一酸化炭素をC炭化水素へと変換する方法が提供され、その担体は、50重量%を超えるβ型の炭化ケイ素を含むことを特徴としている。
【0008】
本発明の更なる主題は、水素及び触媒の存在下で、一酸化炭素をC炭化水素へと変換する方法であって、炭化水素流出物は、50〜90mol%のC〜C12炭化水素、及び10〜50mol%のC13〜C24炭化水素を含む混合物を70mol%より多く含むことを特徴としている。
【0009】
本発明の更なる主題は、炭化水素、メタン及びCOを含むC炭化水素流出物であって、50〜90mol%のC〜C12炭化水素、及び10〜50mol%のC13〜C24炭化水素を含む混合物を70mol%より多く含むC炭化水素流出物である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明を、添付図面を参照して更に詳細に説明する。
β−SiCは、気/固反応により、SiO蒸気と固体炭素とを(液体なしで)よく混合することによって調製される。β−SiCに関して更に詳細に説明するため、本明細書に参照として組み込まれる特許出願及び特許として、欧州特許第0313480A号、欧州特許第0440569A号、米国特許第5217930号、欧州特許第0511919A号、欧州特許第0543751A号、及び欧州特許第0543752A号等が挙げられる。α型と比較して、β−SiCは、特に結合剤なしでも、純粋な状態で存在するという特徴を有している。結晶は、面心立方形である。一般的に、β−SiCの比表面積は5m/g〜40m/gであり、好ましくは、10m/g〜25m/gである。
【0011】
β−SiCは、粉末、粒子、(結合剤なしの)押出物、発泡体、モノリス、その他同様な形態に調製することができる。SiCの粒径は、使用される製法(固定床、沸騰床、スラリー床)に応じて変更される。選択肢の1つによれば、0.1mm〜20mmの粒径が用いられ、好ましくは、1mm〜15mmの粒径が用いられる。他の選択肢によれば、1μm〜200μmの粒径が用いられ、好ましくは、5μm〜150μmの粒径が用いられる。
【0012】
β−SiCは、非常に優れた機械特性を有している。β−SiCは、非常に優れた熱伝導性を有し、一般的な金属酸化物よりも遙かに高い熱伝導性を有している。よって、高温箇所が触媒の表面に限られる。従って、選択性が改良される。
【0013】
一実施形態によれば、触媒担体は、粒子状のβ炭化ケイ素を50〜100重量%を含み、好ましくは、同炭化ケイ素を100%含む。
主要な金属触媒は、通常は、VIII族の金属からなり、具体的には、コバルト、鉄又はルテニウムが用いられ、特に好ましくは、コバルトが用いられる。また、それと同時に、通常は、助触媒も用いられる。助触媒の中では、VIII族の金属より選択される他の金属を用いてもよく、或いは、Zr、K、Na、Mn、Sr、Cu、Cr、W、Re、Pt、Ir、Rh、Pd、Ru、Ta、V、Mo及びそれらの混合物からなる群より選択される金属を用いてもよい。好ましくは、Moが用いられる
主要な金属、特にコバルトの含有量は、通常は、触媒の最終重量の5%よりも大きく、一般的には、10%〜50%、特に、20重量%〜35重量%である。助触媒、特にモリブデンの含量は、通常は、触媒の最終重量の0.1%〜15%であり、具体的には、2重量%〜10重量%である。助触媒、特にモリブデンの含量は、通常は、触媒の最終重量の0.1%〜15%であり、具体的には、2重量%〜10重量%である。主要金属/助触媒の重量比は、通常は、10:1〜3:1である。
【0014】
触媒金属は、通常の方法により析出される。例えば、硝酸コバルト等の金属塩による細孔容積の含浸法が用いられる。また、蒸発滴(エッグシェルとしても知られる)法を用いてもよい。その方法によれば、常温状態の金属塩溶液を高温状態の担体に、例えば、硝酸コバルト溶液を空気の下で200℃の担体に滴下すると、結果として、表面において実質的に析出物が得られる。
【0015】
触媒床は、固定式、沸騰式又はスラリーのようなものであってよい。固定床が好ましいであろう。
フィッシャー・トロプシュ合成反応は、通常は、次の操作条件の下で実施される。
【0016】
全圧:10〜100気圧、好ましくは、20〜50気圧
反応温度:160〜250℃、好ましくは、180〜220℃、
排ガス空間速度(GHSV)の変化幅が150〜5000h−1、好ましくは、200〜1000h−1
開始合成ガスのH/COの比が1.2〜2.8、好ましくは、1.7〜2.3。
【0017】
また、本発明は、炭化水素流出物を製造するFT合成方法にも関連し、その炭化水素流出物は、少なくとも70mol%のC〜C25炭化水素を含み、その場合、比較的軽質な炭化水素を中心に、概ねC〜C10を中心にして分布する。この種の分布は、とりわけ、固定床で実施する方法としては一般的ではない。
【0018】
一実施形態によれば、炭化水素流出物は、50〜90mol%のC〜C12炭化水素、及び10〜50mol%のC13〜C24炭化水素を含む混合物の70mol%よりも多く含まれている。
【0019】
一実施形態によれば、炭化水素流出物は、10mol%以下の分岐炭化水素及びオレフィン、及び/又は2mol%未満のC〜C20アルコールを含む。
一実施形態によれば、炭化水素流出物において、メタン及びCOの含量は20mol%未満である。
【0020】
本発明の別の主題は、この特有のFT合成流出物である。
本出願では、別の方法で記載しない限り、比はモル比である。
次に示す実施例は、本発明を例示するが、本発明を限定するものではない。
【実施例1】
【0021】
β−SiC上に担持されたコバルト系触媒へのフィッシャー・トロプシュ合成
本実施例では、0.4〜1mmの粒径を有する粒子状のβ−SiCをベースとした担体に、細孔容積法によって、硝酸塩の形でコバルト塩を含む水溶液を含浸させる。焼成及び還元後に最終的なコバルトの含量が触媒重量の30重量%になるように、前駆体塩の重量を算出する。そして、空気雰囲気下で、含浸生成物を100℃で2時間乾燥し、その後更に、空気雰囲気下で、350℃で2時間焼成することにより、その前駆体塩を対応する酸化物に変換する。焼成後、水素を流通させた雰囲気下で、その生成物を400℃で2時間還元することにより、活性状態にされた金属を得る。
【0022】
フィッシャー・トロプシュ合成反応は、次に示す条件で実施される。
全圧:40気圧
反応温度:200℃
反応物質/触媒の接触時間:12秒
/COのモル比2
得られた結果について、各種留分の収率で表したものを、流通条件下での時間の関数として図1Aに示す。図からわかるように、Co/β−SiC系触媒は、CO/H混合物からの液体炭化水素の形成に対し極めて良好な活性を示す。液体留分(C)中の炭化水素の分布を図1Bに示す。得られた結果から、液体留分は、多くはCからC25のパラフィン炭化水素を含み(>90%)、具体的には、石油留分の軽質炭化水素の注目すべき分布が記録されており、C、C、C、C10、C11、C12及びC13炭化水素については6%を超えるレベルを示し、C、C、C10及びC11炭化水素については8%を超えるレベルを示すが、オレフィン系炭化水素濃度については低く抑えられている(平均で1%未満)。
【実施例2】
【0023】
β−SiC上に担持されたコバルト系触媒のフィッシャー・トロプシュ合成活性への助触媒としてのモリブデンの影響
本実施例では、モリブデン助触媒の存在下でのCo/β−SiC触媒機能の結果が記録されている。この実施例では、0.4mm〜1mmの粒径を有するβ−SiC粒子をベースとした担体に、細孔容積法によって、硝酸塩の形のコバルト塩を含む水溶液と、モリブデン酸アンモニウム4水和物を含む水溶液とを含浸させる。焼成及び還元後に最終的なコバルトの含量が触媒重量の30重量%、並びに、モリブデン含量が触媒重量の5重量%になるように、前駆体塩の量を算出する。触媒の調製法は、実施例1と同じである。
【0024】
フィッシャー・トロプシュ合成反応は、実施例1と同じ条件で実施される。
200℃の反応温度で得られた結果について、収率で表したものを、流通条件下での時間の関数として図2Aに示す。実施例1で得られた結果と比較すると、モリブデン添加によって、一方では、活性の安定性を増大させ、他方では、例えば、CH、CO及びC〜C炭化水素等の軽質留分に替えて、液体炭化水素の収率を大きく向上させることができる。モリブデンの存在下では、液体留分中の炭化水素分布が短鎖炭化水素側へと僅かに移動するものの、オレフィン/分岐留分の分布は変化しない。これは、液体留分(C)内の炭化水素分布を示す図2Bから明らかである。
【0025】
オレフィン系及び分岐炭化水素の濃度は、同様に低いままである(平均して1%未満)。
【実施例3】
【0026】
コバルト系触媒、及びモリブデン助触媒を有するコバルト系触媒上でのフィッシャー・トロプシュ合成における触媒活性の反応温度の影響
本実施例では、β−SiCをベースとする担体が実施例2の場合と同じである。
【0027】
フィッシャー・トロプシュ合成反応は、次に示す条件で実施される。
全圧:40気圧
反応温度:200℃及び210℃
反応物質/触媒の接触時間:12秒
モリブデンの存在下では、液体炭化水素を含む留分の収率が、常に、触媒にモリブデンが存在しない場合よりも高く、このことは、反応温度に関係なく該当する。モリブデンの存在が、例えばCO及びCH等の軽質生成物の形成を低下させ、かつ液体炭化水素の形成を促進させるが、このことは、反応温度に関係なく、即ち、200℃の場合にも、又は210℃の場合にも該当する。モリブデンの存在下では、触媒のフィッシャー・トロプシュ合成における活性が、モリブデンが存在しない場合よりも安定化することにも注目すべきである。
【0028】
種々の結果を、フィッシャー・トロプシュ合成の際の各種留分の収率に関して図1A、2A、3A及び3Bに示す。
【実施例4】
【0029】
β−SiCモノリスを担体とするコバルト系触媒上でのフィッシャー・トロプシュ合成
本実施例では、β−SiCをベースとする担体は、平均セル口径が約500μmであるモノリス形状であり、これに、細孔容積法によって、硝酸塩の形のコバルト塩を含む水溶液を含浸させる。その含浸方法は、実施例1と同じである。
【0030】
フィッシャー・トロプシュ合成反応は、次に示す条件で実施される。
全圧:40気圧
反応温度:220℃
反応物質/触媒接触時間:12秒
得られた結果について、各種留分の収率で表したものを、流通時間の関数として図4Aに示す。液体留分(C)中の炭化水素分布を図4Bに示す。220℃の反応温度にも拘わらず、液体生成物の収率は高く維持されている。このことは、β−SiCをベースとする担体の高熱伝導性によるものであり、これにより、高温箇所を防止して、選択性を向上させる。その結果は、実施例1で得られた結果と同じ性質によるものである。
【0031】
上記の各実施例では、非常に高精度の分析が計量不能なC〜C10アルコールを示し、その流出物はアルコールをほとんど有していない。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1A】第1実施形態のフローの下で各種留分の収率を時間の関数として示す図。
【図1B】第1実施形態の液体留分中の炭化水素の分布を示す図。
【図2A】第2実施形態のフローの下で各種留分の収率を時間の関数として示す図。
【図2B】第2実施形態の液体留分中の炭化水素の分布を示す図。
【図3A】第3実施形態のフロー下で各種留分の収率を時間の関数として示す図。
【図3B】第4実施形態のフロー下で各種留分の収率を時間の関数として示す図。
【図4A】第5実施形態のフロー下で各種留分の収率を時間の関数として示す図。
【図4B】第5実施形態の液体留分中の炭化水素の分布を示す図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水素と、金属及び炭化ケイ素からなる担体を含む触媒との存在下で、一酸化炭素をC炭化水素へと変換する方法において、
前記担体は、50重量%を超えるβ型の炭化ケイ素を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1記載の方法において、
前記触媒の担体は、粒子状のβ炭化ケイ素を50〜100重量%含み、好ましくは、前記炭化ケイ素を100%含むことを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の方法において、
前記触媒は、コバルト、鉄、及びルテニウムからなる群より選択される金属を少なくとも5重量%含むことを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法において、
前記触媒は、更に、Zr、K、Na、Mn、Sr、Cu、Cr、W、Re、Pt、Ir、Rh、Pd、Ru、Ta、V、Mo及びそれらの混合物からなる群より選択される助触媒を含み、好ましくは、Moを含むことを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法において、
β炭化ケイ素は、粉末、粒子、押出物、発泡体又はモノリスの形態をなしていることを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法において、
前記触媒は、固定床、沸騰床又はスラリーとして用いられることを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法であって、
以下の操作条件で実施されることを特徴とする方法。
全圧:10〜100気圧
反応温度:160〜250℃
排ガス空間速度(GHSV)の変化幅が150〜5000h−1
開始合成ガスのH/COの比が1.2〜2.8。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法であって、
以下の操作条件で実施されることを特徴とする方法。
全圧:20〜50気圧
反応温度:180〜220℃
排ガス空間速度(GHSV)の変化幅が200〜1000h−1
開始合成ガスのH/COの比が1.7〜2.3。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法において、
前記炭化水素流出物は、50〜90mol%のC〜C12炭化水素、及び10〜50mol%のC13〜C24炭化水素を含む混合物を70mol%より多く含むことを特徴とする方法。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか1項に記載の方法において、
前記炭化水素流出物は、10mol%以下の分岐炭化水素及びオレフィン、及び又は2mol%未満のC〜C20アルコールを含むことを特徴とする方法。
【請求項11】
請求項1乃至9のいずれか1項に記載の方法において、
前記炭化水素流出物では、メタン及びCOの含量が20mol%未満であることを特徴とする方法。
【請求項12】
水素及び触媒の存在下で、一酸化炭素をC炭化水素へと変換する方法であって、
前記炭化水素流出物は、50〜90mol%のC〜C12炭化水素、及び10〜50mol%のC13〜C24炭化水素を含む混合物を70mol%より多く含むことを特徴とする方法。
【請求項13】
請求項12に記載の方法において、
前記炭化水素流出物は、10mol%以下の分岐炭化水素及びオレフィン、及び/又は2mol%未満のC〜C20アルコールを含むことを特徴とする方法。
【請求項14】
請求項12又は13に記載の方法において、
前記炭化水素流出物では、メタン及びCOの含量が20mol%未満であることを特徴とする方法。
【請求項15】
請求項1乃至14のいずれか1項に記載の方法は、固定床で実施される方法。
【請求項16】
請求項1乃至15のいずれか1項に記載の方法において、 前記炭化水素流出物は、C〜C25混合物を90mol%より多く含むことを特徴とする方法。
【請求項17】
請求項1乃至16のいずれか1項に記載の方法において、
前記炭化水素流出物は、6%を超えるレベルのC、C、C、C10、C11、C12及びC13炭化水素を含むことを特徴とする方法。
【請求項18】
請求項1乃至17のいずれか1項に記載の方法において、
前記炭化水素流出物は、8%を超えるレベルのC、C、C10及びC11炭化水素を含むことを特徴とする方法。
【請求項19】
請求項1乃至18のいずれか1項に記載の方法において、
前記炭化水素流出物は、1%未満の濃度のオレフィン系炭化水素を含むことを特徴とする方法。
【請求項20】
炭化水素、メタン及びCOからなり、
50〜90mol%のC〜C12炭化水素、及び10〜50mol%のC13〜C24炭化水素を含む混合物を70mol%より多く含み、
〜C25混合物を90mol%より多く含むC炭化水素流出物。
【請求項21】
請求項20記載の炭化水素流出物は、6%を超えるレベルのC、C、C、C10、C11、C12及びC13炭化水素を含むことを特徴とする炭化水素流出物。
【請求項22】
請求項20又は21に記載の炭化水素流出物は、8%を超えるレベルのC、C、C10及びC11炭化水素を含むことを特徴とする炭化水素流出物。
【請求項23】
請求項20乃至22のいずれか1項に記載の炭化水素流出物において、
前記混合物は、対応する10mol%未満のオレフィン、及び2mol%未満のC〜C20アルコールを含むことを特徴とする炭化水素流出物。
【請求項24】
請求項20乃至23のいずれか1項に記載の方法において、
前記炭化水素流出物は、1%未満の濃度のオレフィン系炭化水素を含むことを特徴とする方法。
【請求項25】
請求項20乃至24のいずれか1項に記載の炭化水素流出物において、
メタン及びCOの含量が20mol%未満であることを特徴とする炭化水素流出物。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【公表番号】特表2007−517101(P2007−517101A)
【公表日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−546255(P2006−546255)
【出願日】平成16年12月24日(2004.12.24)
【国際出願番号】PCT/FR2004/003380
【国際公開番号】WO2005/073345
【国際公開日】平成17年8月11日(2005.8.11)
【出願人】(503438322)トタル・フランス (8)
【出願人】(595037179)トタル、ソシエテ、アノニム (3)
【氏名又は名称原語表記】TOTAL S.A.
【Fターム(参考)】