説明

こませ籠

【課題】 こませ籠で現在普及している物は、ドリブン籠と呼ばれている物である。此れは上部が開口しているため、海面から目的の棚迄、こませは放出され続け、こませ効果は下がる、このこませ効果を下げ無い様にし、任意量程、出来るだけ長い間放出する籠を、低コストで作る事が課題である。
【解決手段】底を有する筒体の側面に通水口を設け、上面又は下面には開閉自在の蓋を取り付け、蓋の閉止状態を保持するロック機構を設けて、筒体の振動によりロック機構(仮クランプ機構)が解除するように構成し、更に筒体と蓋との開口巾を変更出来るストッパーを、数か所設け、目的の棚で設定した量だけこませを出せる様にし、又はロック機構(仮クランプ機構)の上蓋側や、底蓋側と筒体及び筒体の底板に、ロック機構(仮クランプ機構)を設け、目的の棚で、筒体の振動(シャクリ)が入る度に、一段階ずつ多段階に開口巾を広くすることが出来る構造にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚釣り時に於いて、目的の棚で筒体の蓋が開き、こませを放出できる、こませ籠に関するものである。
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】公開特許公報(A) 特開平10−117653
【特許文献2】公開特許公報(A) 特開平11−103743
【特許文献3】公開特許公報(A) 特開2000−41556
【特許文献4】公開特許公報(A) 特開2000−83544
【特許文献5】公開特許公報(A) 特開2004−73161
【特許文献6】公開特許公報(A) 特開平08−172991
【特許文献7】公開特許公報(A) 特開2000−60391
【特許文献8】公開特許公報(A) 特開2003−333966
【特許文献9】実用新案公報(Y2)実公平07−055905 特開平10−117653は機構が複雑でコストが高くなる。特開平11−103743・特開2000−41556は磁石で釣り針付仕掛けを仮着させ、目的の棚で海中に放つ物であるが、磁力伝道回路を切る物ではなく、こませ籠を上下振動させることで、ふるい落とす物で、確実性がない。特開2000−83544・特開2004−73161は磁力を利用してこませを出す開口部を操作する物であるが、複雑でコストが高くなるし機構は違う。特開平08−172991は2点吊り片開きの物と類似しているが、機構は違う。特開2000−60391はすばらしい機能だが、機構が複雑でコストがかなり高くなる。特開2003−333966は籠底のリングで蓋仮止めをして、道糸を急激に引き上げる動作で、蓋を開口する物で機構が違う。実公平07−055905は底蓋が開く物で、機構は違う。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
こませ籠の特許・実用新案の案の中には製品化され市販している物も有るが、一般に普及しているのは円筒形で底に錘が付いていて、円筒外周は網目状に成った物で上部は開口していてドリブン籠と呼ばれている物である。これは上部が開口しているため、海面から目的の棚迄、こませは放出され続け、棚が深い程こませ効果は下がる、このこませ効果が下がるのを多少でもカバーする為、籠の直径を大きくしたり筒の長さを、長くしたりしている、このこませ効果が下がらない様にし、目的の棚でこませを、任意量程、出来るだけ長い時間、放出出来る物を、低コストで作る事が課題である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
筒体の上部開口部に蓋を付け、又は筒体の底部開口部に蓋を付け、蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)を設けて、筒体の振動(シャクリ)によりロック機構(蓋仮クランプ機構)を解除し、更に筒体に取手を付け、取手に筒体と蓋との開口巾を変更出来るストッパーを数か所設け、目的の棚で設定した量だけこませを出せる様にし、又は蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)の上蓋側や、底蓋側と筒体及び筒体の底板に、蓋の閉止状態を保持するロック機構(仮クランプ機構)と開口巾変更機構を設け、目的の棚で筒体の振動(シャクリ)が入る度に、一段階ずつ多段階に開口巾を、広くすることが出来る様にした
【0005】
前項の目的の棚の設定方法は棚が底近くの場合は籠を底まで落とし、そこを基準に何メートル上と決めて設定し、棚がそのほかの場合は、両手を広げた巾(身長によっては多少変わるが、自分の巾を事前に知っていれば両手を広げた巾を何回分として設定)一回分を釣人は一般的に「ひとひろ」と呼び、棚迄の距離が何ひろで設定する位置になるか計算し、道糸に道糸とは色の違う弾性体で出来た目印(浮きどめ)を通し設定し、設定した棚に来ると目印が現れてくる事で棚に到達したことを知る、又は竿の長さを基準にして、竿何本分として設定する場合もある。
【0006】
0004項の筒体の振動(シャクリ)について、慣性の法則により籠が目的の棚に到達し停止しているとき、急激に上方向に引っ張る力が掛かると、逆に止まり続けようとする反力が働く、この反力により、ロック機構(蓋仮クランプ機構)は解除され、更に開口巾変更機構を一段階ずつ多段階に開口巾を、広くすることが出来る。
【発明の効果】
【0007】
目的の棚迄こませが出ない上に、更にこませ放出量を調節出来る様にした事で、目的の棚でこませを、任意量程、出来るだけ長い時間、放出出来る籠が、低コストで出来る様になった。
【0008】
目的の棚で筒体の振動(シャクリ)が入る迄、蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)を設け、目的の棚迄こませが出ない上に、更にこませ放出量を調節出来る構造にした事で、筒体の容積を2−10倍大きくし、こませ詰め込み回数を、数分の1にする事が出来る様にした。
【0009】
目的の棚迄、蓋の閉止状態を保持するので、活きえび・生きかに・活きフナ虫の様な活き餌も、こませにして使える様になった。
【0010】
筒体を大きくし、その上多数の通水口を大きくすれば、オキアミ・あけみ・魚の切り身等の、専用こませ籠にもできる。
【0011】
蓋をして、更に錘を付け替えられる様にした事で棚が深くても、こませ効果が落ちないので、ドリブン籠の種類を8号 10号 15号 20号 25号 30号 35号 それ以上と7−8種類有るのを大・中・小の3種類くらいでよくなるようにした。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
筒体の蓋が片開き・両開き・複数枚開き・全開きと有り、蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)も色々考えられ、又こませ放出量もストッパーを手動で段階的に調節するもの、筒体の振動(シャクリ)を入れる回数で、蓋と筒体との開口巾が変更出来る物、調節出来ない物、籠にこませを詰め込む回数を少なくする様にした物、今迄こませ籠では使用できなかった活きえさ等が使える様に出来た物などが有り、その中で、コスト面ではシンプルで製作し易い物を選び、機能面では籠上げ下げ時の、籠のセンタリングの良さ(最近は踊る籠と称して籠につばを付け、上下時わざと揺動さす様にした物が市販されているが、きつい揺動は集まった魚を、け散らかし更に魚の警戒心が強くなり、籠が回転し仕掛けや道糸に撚りが掛かり、もつれや糸切れにつながる)で選び、後はこませ放出量が調節出来、出来るだけ長い時間放出する物の中で、低コストで製造出来る物を選ぶのが最良の形態である。
【実施例】
【0013】
請求項1−6には、錘の付いた筒体の底に穴を明け、追加錘が吊り下げられるようにするか、又は錘の付いていない筒体の底、又は底蓋に錘吊り下げ糸結び部51(又は31)を設け、それに錘吊り下げ糸とスナップサルカン6を付け、錘4を取り付け又は取り替えられる、錘取替え機構が付いているものとする。
【0014】
請求項1又は請求項2の中で両開きの物で図1−図3の様に蓋21を締めそれを蓋22で押さえると同時に蓋22に付いている、蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)の凸で、筒体本体に付いている蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)の凹に押し込みロックし、目的の棚に到達したときに、その筒体の振動(シャクリ)が入ると、ロック機構(蓋仮クランプ機構)は解除されて、こませを放出する構造にした、こませ籠。
【0015】
磁石又は磁石にくっつき磁力を伝道する磁力伝導体を使用した、蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)72を設け、更に釣針付仕掛けを、磁石にくっつき磁力を伝道する磁力伝導体に仮着し、目的の棚に到達したときに、筒体の振動(シャクリ)が入ると、ロック機構(蓋仮クランプ機構)を解除し、その上に磁石と、磁石にくっつき磁力を伝道する磁力伝導体とに、磁力が伝道しなくなるので、磁力伝導体に仮着させた、釣針付仕掛けは、仮着解除され、海中に放たれることで、釣針付仕掛けが、道糸やさびき釣り仕掛け及びこませ籠等に、からまない様にすると同時に、こませをも放出する構造にした、こませ籠(図9・図10・図12・図13)。
【0016】
図1・図2・図3の籠の、使用手順を図4で説明する、まず(a)で筒体の蓋21・22を開け、こませを入れる、次に(b)で蓋21を先に閉め、次に蓋22を閉める、これで蓋は、蓋の閉止状態を保持するロック(蓋仮クランプ)状態になる、次に(c)で海中に投入し、目的の棚に到達する、次に(d)で糸3を介して、筒体の振動(シャクリ)が入ると、ロック機構(蓋仮クランプ機構)71が解除され蓋21・22が開き、更に上昇する時の蓋は「ハ」の字の様に成り、下降する時は、(e)の様になり、この時こませは放出されるが、図のタイプの籠は一度に全部放出されるのでは無く、数回に分けて放出される、こませ籠。
【0017】
請求項3の中で片開き蓋の物で、図11に示す様な蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)解除後に、籠吊り下げ糸の役割をする糸(数本)34に、数個輪を作り、この輪の何処にスナップサルカン6を引っ掛けるかで、ロック機構(蓋仮クランプ機構)解除後の筒体と蓋との開口巾を、手動で多段階に変更出来る様にし、こませの放出量を変更設定できる構造にした、こませ籠
【0018】
請求項1又は請求項2の中で片開き蓋の物で、図12の9の様な形の(複数本の)取手をつけ、糸3に筒体の振動(シャクリ)が入る事で、蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)は解除し更に上昇する時は、蓋は図13の2点鎖線のようにセンタリングが良くなり、下降する時は実線の開口した蓋のようになる構造にした、こませ籠。
【0019】
請求項3の中で片開き蓋の物で図17の95の様な(複数本)の取手をつけ、蓋と筒体との開口巾を手動で変更出来るストッパー91を取手に設け、図18の蓋27の様に蓋が開口しても、蓋がストッパーで止まる様に蓋形状を変え、ストッパーを指で出し入れする事で、多段階に開口巾を変更出来、こませの放出量を変更できる構造にした、こませ籠。
【0020】
請求項1又は請求項2の中で全開き蓋の物で、図5・図6・図7・図8の様に円周上に、数箇所設けた蓋吊り下げ糸32により、蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)解除後の籠が吊り下げられる様にし、こませを放出する構造にした、こませ籠。
【0021】
請求項3の中で全開き蓋の物で図14の90の様な取手をつけ、更に蓋が上下動する時ぶれない役割をする、ガイド板を付けた蓋25と、ガイド溝を設けた取手90には、(又ガイド溝を蓋に、ガイド板を取手に付け)蓋と筒体との開口巾を変更設定出来る、ストッパー91を設け、ストッパーを指で出し入れする事で多段階に開口巾を変更出来る様にし、(尚図15E−E断面・挿入要領でストッパー91は取手90にD側から挿入する)こませの放出量を変更できる構造にした、こませ籠。
【0022】
請求項4の中で全開き蓋の物で、図21の様に弾性性状を持つ蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)の穴部を筒外周部に設け、更に蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)とロック機構解除後の筒体と蓋との開口巾変更機構の軸部(凸部)を、(筒外周部に相対する蓋外周部に)棒体又は線体に複数個、多段階に設置し、目的の棚に達したとき、糸3に筒体の振動(シャクリ)が入ると、ロック機構(蓋仮クランプ機構)(74)が解除され、続いて筒体の振動(シャクリ)が入ると開口巾変更機構(74)が1段階ずつ解除され、その都度蓋29と筒体1との開口巾が1段階ずつ広がり、こませ放出量を多段階に増やすことが出来る構造にした、こませ籠。
【0023】
請求項4の中で全開き蓋の物で、図49の様な弾性性状を持つ、蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)の穴部を外筒101の外周部に設け(図46)、更に蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)とロック機構解除後の筒体と蓋との開口巾変更機構の軸部(凸部)を、(筒外周部に相対する蓋外周部に)棒体又は線体に複数個、多段階に設置し、更に蓋に水を通さない内筒を付け(292)、目的の棚に達したとき、糸3に筒体の振動(シャクリ)が入ると、ロック機構(蓋仮クランプ機構)(74)が解除され、続いて筒体の振動(シャクリ)が入ると開口巾変更機構(74)、が1段階ずつ解除され、その度に蓋に付いた内筒が上がり、1段階ずつ通水口が広がり(図48)、その事により、こませ放出量を多段階に増やすことが出来る構造にした、こませ籠。
【0024】
請求項4の中で全開き蓋の物で、図27の蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)の穴部、図29・図30を筒体底部に設け、更に蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)とロック機構解除後の筒体と蓋との開口巾変更機構の軸部(凸部)を棒体又は線体に複数個、多段階に設け、更に棒体又は線体の下端部付近に、錘取替え機構を付けたもので、更に蓋にガイド棒293を、筒体にはガイド棒を受けるガイド穴102を設け、目的の棚に達したとき、糸3に筒体の振動(シャクリ)が入ると、ロック機構(蓋仮クランプ機構)(73)が解除され、続いて筒体の振動(シャクリ)が入ると開口巾変更機構(73)、が1段階ずつ解除され、その度に蓋291と筒体1との開口巾が1段階ずつ広がり、その事によりこませ放出量を多段階に増やすことが出来る構造にした、こませ籠。
【0025】
請求項4の中で片開き蓋の物で、図19の94の様な取手(複数本の)をつけ、その取手に弾性性状を持ったストッパー92(図24・図25)を取手に複数個、多段階に設け、目的の棚に達したとき、糸3に筒体の振動(シャクリ)が入ると、蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)(75)が解除され、続いて筒体の振動(シャクリ)が入るとロック機構解除後の筒体と蓋との開口巾変更機構(75)の(凸部)ストッパーを1段階ずつ押し込んで飛び越し、その都度、蓋と筒体との開口巾が、1段階ずつ広がり、こませ放出量を多段階に増やすことが出来る構造にした、こませ籠。
【0026】
請求項4の中で片開き蓋の物で、図33の様に蝶番から遠い蓋外周部から、その蓋外周部の点が、蓋が開く時通る軌跡と同じ形をした取手93をつけ、その取手に弾性性状を持ったストッパー92を(図24・図25)を複数個、多段階に設け、目的の棚に達したとき、糸3に筒体の振動(シャクリ)が入ると、蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)(76)が解除され、続いて筒体の振動(シャクリ)が入ると、ロック機構解除後の筒体と蓋との開口巾変更機構(76)の(凸部)ストッパーを1段階ずつ押し込んで飛び越し、その都度蓋と筒体との開口巾が1段階ずつ広がり、こませ放出量を多段階に増やすことが出来る構造にした、こませ籠。
【0027】
請求項5の中で両開き蓋・片開き蓋の物で、蝶番部に弾性性状を持つ蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)とロック機構解除後の筒体と蓋との開口角度を変更する変更機構とを、筒体内面に凹を複数個又中心軸に凸を設けて、筒体の振動(シャクリ)が入ると、蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)の蝶番の蓋接続部の内径側に設けられた凹部が回転することで、ロック機構(蓋仮クランプ機構)(77)が解除され、続いて筒体の振動(シャクリ)が入ると、ロック機構解除後の筒体と蓋との開口巾変更機構(77)が、1段階ずつ回転し蓋と筒体との開口角度を広げ、こませ放出量を多段階に増やせる構造にした、こませ籠(図36−38)。
【0028】
請求項2と請求項4の中で全開きの蓋の物で、筒体の振動(シャクリ)が入る力が掛かる糸を、51に0013の錘取替え機構を31に連結することで、図35の様になり、図21の様に弾性性状を持つ蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)の穴部を筒外周部に設け、蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)とロック機構解除後の筒体と蓋との開口巾変更機構の軸部(凸部)を、(筒外周部に相対する蓋外周部に)棒体又は線体に複数個、多段階に設置し、筒体の振動(シャクリ)が入ると、蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)(74)が解除され、続いて筒体の振動(シャクリ)が入ると、ロック機構解除後の筒体と蓋との開口巾変更機構(74)の蓋と筒体との開口巾が1段階ずつ広がり、こませ放出量を多段階に増やすことが出来る構造にし、底蓋よりこませが放出される、こませ籠。
【0029】
図1−図49での蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)は、図で蓋ロック側・筒体ロックされる側となっている物で、逆にして筒体ロック側・蓋ロックされる側にも出来る物も、蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)とロック機構解除後の筒体と蓋との開口巾変更機構とする。
【0030】
実施例0014−0029の、片開き・両開き・複数枚開き・全開きの蓋と、蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)や、ロック機構解除後の筒体と蓋との開口巾変更機構との組み合わせは任意に出来る。
【0031】
蓋の閉止状態を保持するロック機構や、ロック機構解除後の筒体と蓋との開口巾変更機構は、多数考えられるが弾性性状を持つものを凸、凹又は両方に使った蓋の閉止状態を保持するロック機構や、ロック機構解除後の筒体と蓋との開口巾変更機構は、機構は変わっても当発明に含む。
【0032】
請求項1又は請求項2の中で片開き蓋の物で、ロック機構解除後、籠吊り下げ糸の役割をする糸(数本)で籠上昇時のセンタリングを良くし、更に図9・図10に示す、蓋の閉止状態を保持するロック機構(蓋仮クランプ機構)解除後に、籠吊り下げ糸の役割をする糸(数本)35の長さで、ロック機構(蓋仮クランプ機構)解除後の、籠上昇時の筒体と蓋との開口巾が決まり、こませの放出量を設定できる構造にした、こませ籠
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】蓋2枚開き籠の断面図
【図2】蓋2枚開き籠のA矢視
【図3】ロック機構(蓋仮クランプ機構)71のA−A断面図
【図4】蓋2枚開き籠の実施例の要領図
【図5】蓋全開きロック機構(仮クランプ機構)2箇所2点吊り籠の断面図
【図6】蓋全開きロック機構(仮クランプ機構)2箇所2点吊り籠のB矢視
【図7】蓋全開きロック機構(仮クランプ機構)2箇所3点吊り籠の断面図
【図8】蓋全開きロック機構(仮クランプ機構)2箇所3点吊り籠のC矢視
【図9】蓋片開き、磁石でのロック機構(仮クランプ機構)間接3点吊り籠の斜視図
【図10】蓋片開き、磁石でのロック機構(仮クランプ機構)解除後の間接3点吊り籠の斜視図
【図11】蓋片開き3点の吊りの糸に数個輪を付けた籠の斜視図
【図12】蓋片開きに取手を付けた籠の斜視図
【図13】蓋片開き取手を付けた籠でロック機構(仮クランプ機構)を解除した籠の斜視図
【図14】開口巾手動変更の取手を付けた斜視図
【図15】図14の開口巾手動変更のストッパー断面及び挿入要領図
【図16】図14の蓋斜視図
【図17】95の取手に開口巾を手動で変更出来るストッパーを付けた籠の斜視図
【図18】図17の籠、蓋上面図
【図19】一段階ずつ放出量を変更できる機構の籠斜視図
【図20】図19の蓋上面図
【図21】一段階ずつ放出量を変更できる機構の籠断面図
【図22】図21の蓋上面図
【図23】図21のロック(仮クランプ)状態を表すH−H断面
【図24】ストッパーのL−L断面図
【図25】図24のJ−J断面図
【図26】図21と図45のK−K断面図
【図27】一段階ずつ放出量を変更できる機構の籠断面図
【図28】図27のF矢視
【図29】図27のロック(仮クランプ)状態を表すF−F断面
【図30】図27の73部詳細
【図31】図27のG−G断面図
【図32】図19の籠と錘取替え機構との間にL型天秤を取付けた図
【図33】一段階ずつ放出量を変更できる機構の籠断面図
【図34】図33の上面図
【図35】図21・図22・図23の籠を上下逆にした籠断面図
【図36】図37ロック機構(仮クランプ機構)とロック機構解除後の筒体と蓋との開口角度を変更する変更機構の上面部分図
【図37】図36のM−M断面図
【図38】図37のN−N断面図
【図39】ロック機構(仮クランプ機構)のイメージ図―1・側面図・C−C断面図
【図40】ロック機構(仮クランプ機構)のイメージ図―2・C−C断面図
【図41】ロック機構(仮クランプ機構)のイメージ図―3・B−B断面図・1の斜視図
【図42】ロック機構(仮クランプ機構)のイメージ図―4・C−C断面図
【図43】ロック機構(仮クランプ機構)のイメージ図―5・C−C断面図
【図44】ロック機構(仮クランプ機構)のイメージ図―6・上面図・C−C断面図
【図45】図21の蓋に内筒を付けた断面図
【図46】筒体を外筒にした半断面図・半正面図
【図47】図45のF2矢視
【図48】図45と図46を組み合わせた半断面図・半正面図
【図49】H2−H2断面図
【符号の説明】
【0034】
1・ 筒体本体
11・外筒こませ詰め込み口(通水口も兼ねる)
12・外筒通水口
101・外筒
102・ガイド穴
2・ 上(底)蓋
21・上(底)蓋フリー側
22・上(底)ロック機構(仮クランプ機構)の軸部(凸)が付いたフリー蓋押さえ側
23・図7の蓋
24・磁石使用のロック機構(仮クランプ機構)で間接3点吊りの蓋
25・図14の蓋
26・25のガイド板
27・図17の蓋
271・図19の蓋
28・図33の蓋
29・図21の蓋
291・図27の蓋
292・内筒を付けた蓋
293・ガイド棒
294・ロック機構(仮クランプ機構)77の蓋
295・ロック機構(仮クランプ機構)77の蝶番の中芯軸
3・ ロック機構(仮クランプ機構)を解除する、筒体の振動(シャクリ)を入れる力が掛かる糸
31・3の糸結び付け部(又は錘・追加錘吊り下げ糸、結び付け部)
32・全開き蓋の吊り下げ糸
33・全開き蓋の吊り下げ糸の抜け止め
34・全開き蓋の吊り輪付き吊り下げ糸
35・ロック機構(仮クランプ機構)を解除後に籠吊り下げの役割をする糸
4・ 錘・追加錘
5・ 錘・追加錘吊り下げ糸
51・錘・追加錘吊り下げ糸、結び付け部(又は3の糸結び付け部)
55・筒体底部(又は筒体上部)
6・ 錘・追加錘、付け替えスナップサルカン
7・ ロック機構(仮クランプ機構)
71・ロック機構(仮クランプ機構)
72・磁石使用のロック機構(仮クランプ機構)
73・筒体底部(又は筒体上部)のロック機構(仮クランプ機構)とロック機構解除後の筒体と蓋との開口巾変更機構
74・ロック機構(仮クランプ機構)とロック機構解除後の筒体と蓋との開口巾変更機構
741・74の蓋抜け止め
75・ロック機構(仮クランプ機構)とロック機構解除後の筒体と蓋との開口巾変更機構
76・ロック機構(仮クランプ機構)とロック機構解除後の筒体と蓋との開口巾変更機構
77・蝶番部での、ロック機構(仮クランプ機構)とロック機構解除後の筒体と蓋との開口角度変更機構
8・ 磁石又は、磁石にくっつき磁力を伝道する磁力伝導体
81・磁石にくっつき磁力を伝道する磁力伝導体又は、磁石。
82・磁力伝導体に仮着させた(仮着解除された)、釣針付仕掛け
83・L型天秤
9・ 取手
90・ガイド溝を付けた取手
901・90の取手のガイド溝
91・取手に付ける、開口巾手動変更設定のストッパー
92・取手に付ける、筒体の振動(シャクリ)を入れる力が、掛かると引っ込むストッパー
93・図33に92のストッパーを付けた取手
94・92のストッパー付、取手
95・開口巾手動変更機構のストッパーを付けた取手

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底を有する筒体の側面に通水口を設け、上面には開閉自在の蓋を取り付け、蓋の閉止状態を保持するロック機構を設けて、筒体の振動によりロック機構が解除するように構成した、こませ籠。
【請求項2】
筒体の側面に通水口を設け、上面には固定の蓋を、下面には開閉自在の蓋を取り付け、蓋の閉止状態を保持するロック機構を設けて、筒体の振動によりロック機構が解除するように構成した、こませ籠。
【請求項3】
請求項1又は請求項2を備えた筒体に、ロック機構解除後の、筒体と蓋との開口巾を多段階に手動で変更設定できる、吊り輪又はストッパーを設け、こませ放出量を調節出来る構造にした、こませ籠
【請求項4】
請求項1又は請求項2の籠の、筒体を振動させるとロック機構を解除し、続いて筒体を振動させると、ロック機構解除後の筒体と蓋との開口巾を一段階ずつ多段階に変更できるロック機構の凸部を設けて、こませをまく量を調節出来る構造にした、こませ籠。
【請求項5】
請求項1又は請求項2の籠の、蓋の閉止状態を保持するロック機構を蝶番部の筒体内面と中心軸に、凹・凸、を設けて、更にロック機構解除後の筒体と蓋との開口角度を変更する変更機構を、蝶番部の筒体内面と中心軸に、凹・凸、を設け、筒体を振動させると、蓋の閉止状態を保持するロック機構が解除され、続いて筒体を振動させると、ロック機構解除後の筒体と蓋との開口角度を、一段階ずつ多段階に変更出来、こませ放出量を調節出来る構造にした、こませ籠。
【請求項6】
請求項1又は請求項2を備えた筒体に取手又は、ロック機構解除後籠吊り下げ糸の役割をする糸(数本)を取り付け、籠上昇時のセンタリングを良くする構造にした、こませ籠。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【公開番号】特開2006−109842(P2006−109842A)
【公開日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【国際特許分類】
【公開請求】
【出願番号】特願2005−364309(P2005−364309)
【出願日】平成17年12月19日(2005.12.19)
【出願人】(305051886)
【Fターム(参考)】