ばね付きのラップトップ用保護ブリーフケース
内部にプレート（２）とばねと柔軟性のあるケースとを含むばね（３，４，５）付きのラップトップ用保護ブリーフケースは、所有者にポータブル・コンピュータの安全な運搬を提供する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、内部にプレートと、ばねと、柔軟性のあるケースとを含み、よってラップトップ型コンピュータが正しくはめ込まれて所定位置に安全にあり続けるラップトップ用ブリーフケースに関する。
【背景技術】
【０００２】
ラップトップ型コンピュータの運搬に使用される他のバッグは、発泡材料製または他の材料製のライニングを有する。従ってバッグに強い打撃が加わると、ラップトップ型コンピュータの安全に関する危険が存在する。
【０００３】
本発明の優位点は、強力な打撃によって発生されるエネルギー及び振動を吸収し、ラップトップ型コンピュータが損傷される危険性を低減するバッグ内部のプレート及びばねにある。
【０００４】
より優れた安全性を達成するためには、異なるサイズのプレート、ばね及び材料を使用して第１及び第２段階のエネルギー吸収を生成することが賢明である。
【０００５】
内部ケースでは、垂直及び水平の側面が柔軟な織物で接合され、よってケースのサイズはラップトップ型コンピュータのサイズに依存して増減されることが可能であり、ポータブル・コンピュータは所定位置にあり続ける。
【０００６】
ばね付きのラップトップ用保護ブリーフケースの推奨される設計は、下記の通りである。図（１）は、全ての要件を満たすバッグの開かれた状態を示す。
【０００７】
バッグは、柔軟性のない硬質材料製の外側と、内側の柔軟性のあるケースと、ばね（３，４，５）と、バッグの内側へ配置されるプレート（２）と、内側の柔軟な織物製のライニング（７）と、プレート（２）で形成されるメッシュ（１）とから成る。
【０００８】
バッグは、２つの部分に分離される。底部はバッグの高さの２／３を覆い、一体部分を形成するベースと側面とから成る。上部（カバー）は、バッグの高さの１／３を覆う。
【０００９】
図１は、金属メッシュ（１）と、プレート（２）と、プレート（２）に組み込まれる小さいばね（３）と、バッグ内部のメッシュと外側との間に置かれるばね（４）と、垂直の内側のみに設置されるばね（５）とを有する内部セクションを示し、よって本ケースには柔軟性がある。
【００１０】
２つの部分、即ちベースを形成する底部（側面を省く）と上部（カバー）とは共に同じばねの配置（３，４）、プレートの配置（２）及び機能を有することから、図２はバッグのこれらの部分に共通する平面図を示す。
【００１１】
ラップトップ型コンピュータは、生成されたメッシュ（１）の上に置かれる。メッシュ（１）は、バッグの底部の中央に配置される。個々のメッシュ（１）は、バッグ上部の内側へ設置される。
【００１２】
メッシュ（１）は、８つのプレート（２）より成る。プレート（２）の各端部は、バッグの外側に隣接するばね（３）を組み込んでいる。ばね（３）は、メッシュに十分な弾力性を与え、振動によって発生されるエネルギーを吸収することから有用である。
【００１３】
プレートは各々、メッシュ（１）の５つの部分に配置される（４）。そのうちの４つは３つのプレート（２）が交差する場所に位置決めされ、５番目は４つのプレート（２）が交差する場所であるメッシュの中心に置かれる。
【００１４】
図３は、閉じた状態のバッグの水平断面を示す。メッシュ（１）と底部（６）との間に、ばね（４）が明確に示されている。ばね（４）は、振動によって生成されるエネルギーを吸収するために使用される。
【００１５】
図４は、開かれた状態のバッグの垂直断面を示す。プレート（２）の交差する接続は、メッシュ（１）を生成している。ばね（４）は、バッグの外側とプレート（２）の切点との間に位置決めされる。交差するプレート（２）の右側と左側に生成されるスペースには、ばね（５）が置かれる。
【００１６】
ばね（５）は、バッグの外側とケースの内側とを接続する。ケースのサイズが増減される仕組みはここにあり、これは、ばねがプレート（２）の交差する接続によって生成されるメッシュ（１）から突き出している理由でもある。
【００１７】
ライニング（７）は柔軟な織物製であり、よって内部ケースのサイズはより容易に増減される。
【図面の簡単な説明】
【００１８】
【図１】全ての要件を満たすバッグの開かれた状態を示す。
【図２】バッグの２つの部分に共通する平面図である。
【図３】閉じた状態のバッグの水平断面である。
【図４】開かれた状態のバッグの垂直断面である。
【技術分野】
【０００１】
本発明は、内部にプレートと、ばねと、柔軟性のあるケースとを含み、よってラップトップ型コンピュータが正しくはめ込まれて所定位置に安全にあり続けるラップトップ用ブリーフケースに関する。
【背景技術】
【０００２】
ラップトップ型コンピュータの運搬に使用される他のバッグは、発泡材料製または他の材料製のライニングを有する。従ってバッグに強い打撃が加わると、ラップトップ型コンピュータの安全に関する危険が存在する。
【０００３】
本発明の優位点は、強力な打撃によって発生されるエネルギー及び振動を吸収し、ラップトップ型コンピュータが損傷される危険性を低減するバッグ内部のプレート及びばねにある。
【０００４】
より優れた安全性を達成するためには、異なるサイズのプレート、ばね及び材料を使用して第１及び第２段階のエネルギー吸収を生成することが賢明である。
【０００５】
内部ケースでは、垂直及び水平の側面が柔軟な織物で接合され、よってケースのサイズはラップトップ型コンピュータのサイズに依存して増減されることが可能であり、ポータブル・コンピュータは所定位置にあり続ける。
【０００６】
ばね付きのラップトップ用保護ブリーフケースの推奨される設計は、下記の通りである。図（１）は、全ての要件を満たすバッグの開かれた状態を示す。
【０００７】
バッグは、柔軟性のない硬質材料製の外側と、内側の柔軟性のあるケースと、ばね（３，４，５）と、バッグの内側へ配置されるプレート（２）と、内側の柔軟な織物製のライニング（７）と、プレート（２）で形成されるメッシュ（１）とから成る。
【０００８】
バッグは、２つの部分に分離される。底部はバッグの高さの２／３を覆い、一体部分を形成するベースと側面とから成る。上部（カバー）は、バッグの高さの１／３を覆う。
【０００９】
図１は、金属メッシュ（１）と、プレート（２）と、プレート（２）に組み込まれる小さいばね（３）と、バッグ内部のメッシュと外側との間に置かれるばね（４）と、垂直の内側のみに設置されるばね（５）とを有する内部セクションを示し、よって本ケースには柔軟性がある。
【００１０】
２つの部分、即ちベースを形成する底部（側面を省く）と上部（カバー）とは共に同じばねの配置（３，４）、プレートの配置（２）及び機能を有することから、図２はバッグのこれらの部分に共通する平面図を示す。
【００１１】
ラップトップ型コンピュータは、生成されたメッシュ（１）の上に置かれる。メッシュ（１）は、バッグの底部の中央に配置される。個々のメッシュ（１）は、バッグ上部の内側へ設置される。
【００１２】
メッシュ（１）は、８つのプレート（２）より成る。プレート（２）の各端部は、バッグの外側に隣接するばね（３）を組み込んでいる。ばね（３）は、メッシュに十分な弾力性を与え、振動によって発生されるエネルギーを吸収することから有用である。
【００１３】
プレートは各々、メッシュ（１）の５つの部分に配置される（４）。そのうちの４つは３つのプレート（２）が交差する場所に位置決めされ、５番目は４つのプレート（２）が交差する場所であるメッシュの中心に置かれる。
【００１４】
図３は、閉じた状態のバッグの水平断面を示す。メッシュ（１）と底部（６）との間に、ばね（４）が明確に示されている。ばね（４）は、振動によって生成されるエネルギーを吸収するために使用される。
【００１５】
図４は、開かれた状態のバッグの垂直断面を示す。プレート（２）の交差する接続は、メッシュ（１）を生成している。ばね（４）は、バッグの外側とプレート（２）の切点との間に位置決めされる。交差するプレート（２）の右側と左側に生成されるスペースには、ばね（５）が置かれる。
【００１６】
ばね（５）は、バッグの外側とケースの内側とを接続する。ケースのサイズが増減される仕組みはここにあり、これは、ばねがプレート（２）の交差する接続によって生成されるメッシュ（１）から突き出している理由でもある。
【００１７】
ライニング（７）は柔軟な織物製であり、よって内部ケースのサイズはより容易に増減される。
【図面の簡単な説明】
【００１８】
【図１】全ての要件を満たすバッグの開かれた状態を示す。
【図２】バッグの２つの部分に共通する平面図である。
【図３】閉じた状態のバッグの水平断面である。
【図４】開かれた状態のバッグの垂直断面である。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
ばね付きのラップトップ用保護ブリーフケースであって、
端部に沿って、従ってメッシュ（１）の端部に沿ってメッシュ（１）とバッグの外側との間に配置される（４）埋め込み式のばね（３）と共にメッシュ（１）を形成するプレート（２）を内部に含み、これらのばね（５）は同じサイズであってバッグの垂直な外側に位置決めされ、
上記バッグの内部ケースを形成するライニング（７）をさらに含むばね付きのラップトップ用保護ブリーフケース。
【請求項２】
メッシュ（１）はバッグの外側で接合されて外側からの内部間隙（スペース）が生成され、上記メッシュの機能はコンピュータをバッグ内部から離隔して保持することにあり、埋込み式のばね（３）を有するメッシュ（１）は振動によって発生される第１のエネルギーを吸収する請求項１記載のばね付きのラップトップ用保護ブリーフケース。
【請求項３】
メッシュ（１）間に生成されるスペースと外側との間に置かれるばね（４）は振動によって発生される第２のエネルギーの吸収に寄与する請求項２記載のばね付きのラップトップ用保護ブリーフケース。
【請求項４】
ライニング（７）はメッシュ（１）及びばね（３，４，５）を全て覆ってラップトップの内部ケースを形成し、ライニング（７）は柔軟な織物を有し、よってケース全側面の形状は変化されることが可能であり、ばね（５）はケースの側面とバッグの側面との間に置かれ、よってケースのサイズは増減されることが可能でありかつポータブル・コンピュータは所定の位置にあり続ける請求項１記載のばね付きのラップトップ用保護ブリーフケース。
【請求項５】
ラップトップ型コンピュータを保護しかつ運搬の安全を提供する先行する全ての請求項１、２、３、４記載のばね付きのラップトップ用保護ブリーフケース。
【請求項１】
ばね付きのラップトップ用保護ブリーフケースであって、
端部に沿って、従ってメッシュ（１）の端部に沿ってメッシュ（１）とバッグの外側との間に配置される（４）埋め込み式のばね（３）と共にメッシュ（１）を形成するプレート（２）を内部に含み、これらのばね（５）は同じサイズであってバッグの垂直な外側に位置決めされ、
上記バッグの内部ケースを形成するライニング（７）をさらに含むばね付きのラップトップ用保護ブリーフケース。
【請求項２】
メッシュ（１）はバッグの外側で接合されて外側からの内部間隙（スペース）が生成され、上記メッシュの機能はコンピュータをバッグ内部から離隔して保持することにあり、埋込み式のばね（３）を有するメッシュ（１）は振動によって発生される第１のエネルギーを吸収する請求項１記載のばね付きのラップトップ用保護ブリーフケース。
【請求項３】
メッシュ（１）間に生成されるスペースと外側との間に置かれるばね（４）は振動によって発生される第２のエネルギーの吸収に寄与する請求項２記載のばね付きのラップトップ用保護ブリーフケース。
【請求項４】
ライニング（７）はメッシュ（１）及びばね（３，４，５）を全て覆ってラップトップの内部ケースを形成し、ライニング（７）は柔軟な織物を有し、よってケース全側面の形状は変化されることが可能であり、ばね（５）はケースの側面とバッグの側面との間に置かれ、よってケースのサイズは増減されることが可能でありかつポータブル・コンピュータは所定の位置にあり続ける請求項１記載のばね付きのラップトップ用保護ブリーフケース。
【請求項５】
ラップトップ型コンピュータを保護しかつ運搬の安全を提供する先行する全ての請求項１、２、３、４記載のばね付きのラップトップ用保護ブリーフケース。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公表番号】特表２００６−５０８７５８（Ｐ２００６−５０８７５８Ａ）
【公表日】平成１８年３月１６日（２００６．３．１６）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００４−５５８８５６（Ｐ２００４−５５８８５６）
【出願日】平成１５年１１月１３日（２００３．１１．１３）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＧＲ２００３／００００５４
【国際公開番号】ＷＯ２００４／０５２１３９
【国際公開日】平成１６年６月２４日（２００４．６．２４）
【出願人】（５０５２０９６６９）
【Ｆターム（参考）】
【公表日】平成１８年３月１６日（２００６．３．１６）
【国際特許分類】
【出願日】平成１５年１１月１３日（２００３．１１．１３）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＧＲ２００３／００００５４
【国際公開番号】ＷＯ２００４／０５２１３９
【国際公開日】平成１６年６月２４日（２００４．６．２４）
【出願人】（５０５２０９６６９）
【Ｆターム（参考）】
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