説明

ばね端子、特にフロント端子

本発明は、導体(4)を電気サブアセンブリ(5)に接続するためのばね端子(1)、特にフロント端子に関し、接続部品(3)と筐体部品(2)とを備え、接続部品(3)に接続される導体(4)が筐体部品(2)内に挿入可能であり、作動部材(8)、特にドライバ用の挿入口(7)を有し、接続部品(3)がクランプ用ジョー(31、32、33、34)を備え、クランプ用ジョー(31、32、33、34)が、作動部材(8)によって、導体(4)がクランプ用ジョー(31、32、33、34)にクランプされていない摺動状態から導体(4)がクランプ用ジョーにクランプされているクランプ状態に調整可能であり、クランプ用ジョー(31、32、33、34)が導電性を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気的な導体を接続するためのばね端子、特にフロント端子に関し、特に、接続部品および筐体部品を有する電気サブアセンブリにおいて、接続部品と接続するために導体を筐体部品内に差し込むことができるようにし、作動部材、特にドライバ用の挿入口を有するばね端子に関する。
【背景技術】
【0002】
ばね端子では、多くの場合、導体が母線に圧着されクランプ体によってクランプされている。このとき、ばねによって発生する少なくとも一方の復元力がクランプ体に作用し、このクランプ体は、例えば、ねじによって調整可能であり、ねじを戻すとこのクランプ体が導体から再び離れるようになっている。このようなねじによって調整可能なクランプ体を備えるばね端子が、欧州特許第0836242号明細書に例示されている。
【0003】
一方、ばね力端子では、導体が脚状ばねによって導電性架台に圧着されている。このようなばね力端子が、例えば、独国実用新案第20200508168号明細書に示されている。
【0004】
上述したばね端子およびばね力端子は、導体および母線とともに、それ自体は電流の伝導に関与しない構造部品、特にクランプ体およびクランプばねのための大きな構造上の空間が必要である点が共通している。ある程度、これらの構造部品により端子の寸法が大幅に増大する。しかしながら、電気機器を一層小型化する傾向があるため、より小さい寸法の電気接続要素が非常に求められている。
【0005】
このような小型の接続要素では、部品も小型になるため、生産上およびユーザが導体の接続にこれらの接続要素を用いようとする際に困難なものになってしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明の課題は、少数の単純な部品で導体の接続を容易にし、したがって使用の際に扱い易く、さらに簡単かつ安価に製造することができる、非常に省スペースの電気接続要素を創造することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この課題は、導体を電気サブアセンブリに接続するためのばね端子、特にフロント端子であって、接続部品と筐体部品とを備え、接続部品に接続するために、導体が筐体部品内に差し込み可能であり、ばね端子が作動手段、特にドライバ用の挿入口を有し、接続部品がクランプ用ジョーを備え、クランプ用ジョーが、作動部材によって、導体がクランプ用ジョーにクランプされていないシフト状態から導体がクランプ用ジョーにクランプされているクランプ状態に調整可能であり、これによりクランプ用ジョーが電流を伝導する、ばね端子によって解決される。
【0008】
本発明によれば、電流を伝導する接続部品は、導体を電気サブアセンブリに接続するために設けられ、それ自体導体のクランプに用いられるため、導体のクランプのためのクランプ体が必要なくなる。その結果、これらの部品およびこれらのサブアセンブリに必要な構造上の空間を省くことができるため、ばね端子が占める構造上の空間は比較的小さく、全体として非常に小さい寸法で形成することができる。さらに、本発明に係るばね端子に用いられる部品数が最小化されるため、供給および保管管理が良好になる。
【0009】
好ましい実施形態において、導体は、作動部材によってクランプ用ジョー間に配置可能であり、導体自体によってばね端子をシフト状態からクランプ状態に調整することができる。別の好ましい実施形態において、クランプ用ジョー間の間隔は、特に、元に戻すことができ、変化させることができる。その結果、ばね端子をシフト状態からクランプ状態に切り替えることができる。シフトは、好ましくは、作動部材によって行われる。
【0010】
好ましくは、クランプ用ジョーはばねとして、特に板ばねとして形成される。このため、接続部品を調整している際、特に導体をクランプしている際に、クランプ用ジョーはばね特性によって引っ張られ、元に戻る際、特に導体を取り外す際に、緩められる。したがって、導体をクランプするための別のばねが必要なくなり、このようなばねを用いずに済ませることができるため、必要な構造上の空間が非常に小さくなる。
【0011】
好ましくは、クランプ用ジョーは、シフト状態からクランプ状態に可逆的に調整可能であり、導体をばね端子から再度離脱させることができる。
【0012】
好ましい実施形態において、ばね端子は、作動部材が協動する調整手段を備える。調整手段は、好ましくは、筐体部品または接続部品、特に各クランプ用ジョーに設けられ、少なくとも部分的にクランプ用ジョーの間隔を変化させて、クランプ手段を用いることにより、ばね端子をクランプ状態からシフト状態に調整し、再度元に戻すことができる。作動部材を用いることにより、ばね端子の実際の形状が非常に小さい場合であっても、導体を簡単に接続することができる。調整手段は、特に好ましい様態において、くさびとして実現される。
【0013】
好ましくは、複数のばね端子を連続して配列して端子ブロック、特に端子先端ブロックを形成するようにすることもできる。
【0014】
好ましい形態において、接続部品は導体を間にクランプ可能な2つのクランプ用ジョーを備える。好ましくは、クランプ用ジョー間で導体をクランプすることにより、同時に筐体部品を接続部品に留めることができる。このとき、導体は筐体部品と接続部品との間の締結手段として作用するため、さらに締結手段を設ける必要がない。
【0015】
クランプ用ジョーは、好ましくは互いに略V字状または略U字状に配置され、これにより、導体の接続部品とのクランプは、好ましくは形状により係止する方法で(form−locking manner)行われる。
【0016】
作動部材は、好ましくは導体の挿入方向に対して角度を有してまたは平行に設けられている。
【0017】
好ましい実施形態において、挿入口は筐体部品に設けられている。あるいは、挿入口は接続部品に設けられていてもよい。さらに、挿入口は、特に弾性によって元に戻ることができるロッカアームに設けられている。好ましい実施形態において、ロッカアームは、回転軸線を中心に回転することができる。この実施形態では、作動部材の作動方向は、導体のばね端子への挿入方向に対して角度を有するように、特に直角にすることができる。
【0018】
好ましい実施形態において、シフト状態では、筐体部品は接続部品上に配置されていない。そして、接続部品と筐体部品とは、製造工程の中では互いに組み立てられない。このように製造工程における組立てが省略されているので、ばね端子は非常に手頃な価格で製造することができる。
【0019】
特に好ましい実施形態において、導体を接続部品でクランプすることにより、筐体部品を接続部品に留めることができる。筐体部品はそもそも導体を接続部品内に接続することによって留められるので、接続部品の筐体部品内への締結については、部品または構造的な方策を用いずに済ませることができる。これにより、接続部品の筐体部品への端子組立てが行われず、ばね端子の製造が非常に簡単かつコスト上有利になる。
【0020】
好ましい様態において、筐体部品の形状は、筐体部品を接続部品上に配置することができるように接続部品に対応するものになっており、これにより、導体が接続部品にクランプされると、導体を取り外さなければ筐体部品を接続部品から取り外すことができなくなる。
【0021】
さらに好ましい実施形態において、ばね端子は、好ましくは筐体部品を案内するための案内ピンが配設された絶縁母線を備える。これは、筐体部品の接続部品上への位置決めに有用である。
【0022】
同様に好ましい実施形態において、筐体部品には停止手段が設けられ、筐体部品が接続部品上で移動可能になっている。特に好ましい様態において、停止手段は、筐体部品が接続部品から離脱しないように設けられている。
【0023】
別の好ましい実施形態において、接続部品は箱状に形成されている。特に好ましい様態において、筐体部品を接続部品に挿入することができる。この実施形態により、本発明に係るばね端子の非常にコンパクトな設計が容易になる。
【0024】
以下に図面を参照して本発明を説明する。これらの図面は例示に過ぎず、本発明の概念を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1a】本発明に係るばね端子の第1の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品および接続部品が互いに離れ、接続部品が電気サブアセンブリ上に配置された状態を示す。
【図1b】本発明に係るばね端子の第1の実施形態を示し、筐体部品を接続部品上に配置し、導体を接続部品とクランプする状態を示す。
【図1c】本発明に係るばね端子の第1の実施形態を示し、筐体部品を接続部品上に配置し、導体を接続部品とクランプする状態を示す。
【図1d】本発明に係るばね端子の第1の実施形態を示し、筐体部品を接続部品上に配置し、導体を接続部品とクランプする状態を示す。
【図1e】本発明に係るばね端子の第1の実施形態を示し、筐体部品を接続部品上に配置し、導体を接続部品とクランプする状態を示す。
【図2a】本発明に係るばね端子の第2の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図2b】本発明に係るばね端子の第2の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図2c】本発明に係るばね端子の第2の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図2d】本発明に係るばね端子の第2の実施形態を示し、複数個のばね端子の端子先端ブロックとしての使用を示す。
【図3a】本発明に係るばね端子の第3の実施形態を示し、筐体部品と接続部品が互いに離れた状態を示す。
【図3b】本発明に係るばね端子の第3の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図3c】本発明に係るばね端子の第3の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図3d】本発明に係るばね端子の第3の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図4a】本発明に係るばね端子の第4の実施形態を示し、筐体部品および接続部品が互いに離れた状態を示す。
【図4b】本発明に係るばね端子の第4の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図4c】本発明に係るばね端子の第4の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図4d】本発明に係るばね端子の第4の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図4e】本発明に係るばね端子の第4の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図4f】本発明に係るばね端子の第4の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図4g】本発明に係るばね端子の第4の実施形態を示し、電気サブアセンブリに対するばね端子の別の配置を示す。
【図5a】本発明に係るばね端子の第5の実施形態を示し、、筐体部品および接続部品が互いに離れた状態を示す。
【図5b】本発明に係るばね端子の第5の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図5c】本発明に係るばね端子の第5の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図5d】本発明に係るばね端子の第5の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図5e】本発明に係るばね端子の第5の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図5f】本発明に係るばね端子の第5の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図5g】本発明に係るばね端子の第5の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図6a】本発明に係るばね端子の第6の実施形態を示し、筐体部品および接続部品が互いに離れた状態を示す。
【図6b】本発明に係るばね端子の第6の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図6c】本発明に係るばね端子の第6の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図6d】本発明に係るばね端子の第6の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図6e】本発明に係るばね端子の第6の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図7a】本発明に係るばね端子の第7の実施形態を示し、クランプ状態のばね端子を示す。
【図7b】本発明に係るばね端子の第7の実施形態を示し、シフト状態のばね端子を示す。
【図8a】本発明に係るばね端子の第8の実施形態を示し、筐体部品が接続部品上に配置されている状態を示す。
【図8b】本発明に係るばね端子の第8の実施形態を示し、筐体部品がない状態を示す。
【図9a】本発明に係るばね端子の第9の実施形態を示し、筐体部品および接続部品が互いに離れた状態を示す。
【図9b】本発明に係るばね端子の第9の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図9c】本発明に係るばね端子の第9の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図9d】本発明に係るばね端子の第9の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図9e】本発明に係るばね端子の第9の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図9f】本発明に係るばね端子の第9の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図9g】本発明に係るばね端子の第9の実施形態を示し、ばね端子の筐体部品が接続部品上に配置され、導体が筐体部品内に挿入されるとともに導体が接続部品でクランプされる状態を示す。
【図9h】本発明に係るばね端子の第9の実施形態を示し、電気サブアセンブリに対して様々な配置で互いに配列された複数のばね端子を示す。
【図9i】本発明に係るばね端子の第9の実施形態を示し、電気サブアセンブリに対して様々な配置で互いに配列された複数のばね端子を示す。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図1は、本発明に係るばね端子1の第1の実施形態を示し、a)は、ばね端子1の筐体部品2および接続部品3が互いに離れ、接続部品3が電気サブアセンブリ5上に配置された状態を示し、b)〜e)は、ばね端子1の筐体部品2を接続部品3上に配置し、導体4を接続部品3でクランプする状態を示す。
【0027】
本発明に係るばね端子1は、筐体部品2および接続部品3を備える。接続部品3は、導体4を電気サブアセンブリ5に接続するために設けられ、電気サブアセンブリ5に接している。電気サブアセンブリ5は、例えば、導体プレート(導体ボード)である。なお、基本的には、他の電気部品または他の電気サブアセンブリ5をばね端子に接続することもできる。以下では、「電気サブアセンブリ5」と「導体プレート」とを同義的に用いる。
【0028】
筐体部品2は、導体4を挿入方向51に筐体部品2内に挿入可能な挿入口6を有する。さらに、筐体部品2は、作動部材8を作動方向81に挿入可能な作動部材8用の挿入口7を有する。そして、ばね端子1は、導体4が接続部品3に取り付けられていないシフト状態Vにある。本実施形態では、さらに、シフト状態において導体4を挿入口6を介して筐体部品2内に挿入することができ、筐体部品2内でシフトさせること(ずらすこと)ができる。
【0029】
筐体部品2の形状および接続部品3の形状は、筐体部品2の接続部品3上への配置を作動部材8によって非常に簡単に行うことができるように、互いに対応したものになっている。すなわち、本実施形態において、作動部材8は、挿入口7を介して筐体部品2に導入され、筐体部品2を接続部品3上に配置する際および導体4を接続部品3でクランプする際に筐体部品2と協動する。さらに、筐体部品2を接続部品3上に取り付ける際に、それぞれ導体4をクランプ用ジョー31、32、33、34間でクランプする際に、作動部材8は、作動方向81が導体4の挿入方向51に対して直角になるように、挿入方向51に対して直角85にばね端子1内に挿入される。
【0030】
導体4が筐体部品2内に挿入されたシフト状態Vにおいて作動部材8を用いて筐体部品2を接続部品3上に配置した場合、導体4は接続部品3のクランプ用ジョー31、32、33、34間でクランプされる。そして、ばね端子1はクランプ状態Kになる。
【0031】
本発明によれば、接続部品3は、電流を伝導するとともに導体4をクランプするように設けられている。この場合、接続部品3は4つの棒状のクランプ用ジョー31、32、33、34を有し、これらのクランプ用ジョーのうちのそれぞれ2つが互いに間隔を有し、これにより略U字形を形成して互いに隣接している。したがって、クランプ用ジョー31、32、33、34は、隣接するクランプ用ジョー31、32、33、34が互いに接続された閉側38と、開側39とを有する。導体4のクランプを容易にするために、クランプ用ジョー31、32、33、34は、好ましくは弾性を有するように形成されている。
【0032】
この場合、作動部材8は、導体4の挿入方向51に対して直角84に案内される。したがって、クランプの際、クランプ用ジョー31、32、33、34は導体4によって開側39で離され、2つの隣接するクランプ用ジョー対31、32、33、34間の間隔10が広げられる。
【0033】
このとき、クランプ用ジョー31、32、33、34は、筐体部品2を接続部品3上に同時にクランプし、導体4を離脱させずに筐体部品2を接続部品3から取り外すことができなくなるようにする。したがって、導体4を接続部品3でクランプすることにより、筐体部品2が接続部品3上に取り付けられる。すなわちこの場合、シフト状態Vでは接続部品3上に配置されていない筐体部品2のシフトにより導体4が挿入されると、導体4が接続部品3によってクランプされるだけでなく、筐体部品2も接続部品3上に取り付けられる。
【0034】
ここに示すばね端子1では、連続して配列することができるフロント端子について示している。図1a)〜図1d)は、導体4を筐体部品2内でシフトすることができるシフト状態Vのばね端子1を示す。図1e)は、導体4が接続部品3によってクランプされ接続部品3に接しているクランプ状態Kのばね端子1を示す。
【0035】
図2は、本発明に係るばね端子1の第2の実施形態を示す。ここでも、図2a)〜図2c)は、ばね端子1の筐体部品2が接続部品3上に配置されるとともに導体4が接続部品3でクランプされる状態を示し、a)およびb)はシフト状態Vのばね端子1を示し、c)はクランプ状態Kのばね端子1を示す。
【0036】
図2d)は、クランプ状態Kにおける端子先端ブロックとしての数個のばね端子1を示す。
【0037】
本実施形態は、導体プレート5と接続部品3との間に絶縁母線9が設けられている点で図1の実施形態と異なる。絶縁母線9は、接続部品3を絶縁母線9に留めることができる接続手段93を有する。ここでは、接続手段93として、接続部品3に配設された型(図示しない)をクランプするように挿入することができる凹部が設けられている。
【0038】
さらに、絶縁母線9は、案内ピン91、92を有し、これらの案内ピン91、92は、ばね端子1がクランプ状態Kであるとき、筐体部品2の凹部21、22に係合する。案内ピン91、92および凹部21、22の位置は、それぞれの場合に必要に応じて調整することができ、ここでは、図2a)、b)および図2c)、d)で異なる。
【0039】
図3は、本発明に係るばね端子1の第3の実施形態を示し、a)は筐体部品2と接続部品3が互いに離れた状態を示し、b)〜d)は筐体部品2が接続部品3上に配置され、導体4が筐体部品2内に挿入されるとともに導体4が接続部品3でクランプされる状態を示す。
【0040】
図3b)〜図3c)は、導体4が筐体部品2内でシフト可能でありクランプ用ジョー31、32間でクランプされていないシフト状態Vのばね端子1を示し、一方、クランプ状態Kの図3d)は、導体4がクランプ用ジョー31、32間でクランプされ、これにより接続部品3に接している状態を示す。
【0041】
図1および図2の実施形態と同様に、筐体部品2の形状および接続部品3の形状は、特に作動部材によって、筐体部品2を接続部品3上に配置することができるように、互いに対応したものになっている。
【0042】
しかしながら、図3に示す接続部品3の実施形態では、2つのクランプ用ジョー31、32のみが示され、これらのクランプ用ジョー31、32は、互いに略V字状に配置され、ばねとして、この場合は板ばねとして実現されている。以下では、「クランプ用ジョー31、32」と「板ばね」とを同義的に用いる。シフト状態Vでは、板ばね31、32は、開側38において互いに離れており、好ましくは閉側39において互いに接している。
【0043】
ばね端子1の操作については、この配置は、図1および図2の実施形態の導体4を接続するときのものと違いが認められる。
【0044】
導体4を板ばね31、32間でクランプ可能とするためには、まず、閉側39における板ばね31、32の間隔10を広げる必要がある。そして、導体4を板ばね31、32間に配置し、続いて板ばね31、32が導体4を押圧して導体4をクランプするようになるまで間隔10を再び狭める。クランプ状態で板ばね31、32が当初互いに押圧している状態から、クランプ状態Kにおける導体4が挟持された板ばね31、32の間隔10を広げる。
【0045】
本実施形態は、とりわけ、板ばね31、32の間隔10を互いに広げることにより、導体4をばね端子1から再度取り出すことができ、このとき、板ばね31、32の復元力により、変形することなくばね端子1を再度使用することができるという効果を奏する。
【0046】
板ばね31、32の間隔を変化させるために、筐体部品2は調整手段25を有する。この調整手段25は、ここではくさび形状であり、作動部材8を用いて板ばね31、32の間に挿入することができる。作動部材8用の挿入口7は、特に弾性のあるロッカアーム27に設けられ、これにより作動方向81の作動部材8が挿入方向51に対して直角85に作動され、調整手段25が板ばね31、32の閉側39に挿入される。ここでは、作動部材8用の挿入口7は調整手段25上に設けられている。板ばね31、32が互いに接した状態から、板ばね31、32間に調整手段25を挿入可能とするためには、板ばね31、32を調整手段25の側から外側に曲げて調整手段25を板ばね31、32間に嵌め込むようにする。
【0047】
図4〜図9における各実施形態も、接続部品3を備えるばね端子1を示し、それぞれの場合において、接続部品3は互いにV字形に配置された板ばねを有する2つのクランプ用ジョー31、32を有する。これらの実施形態では、それぞれの場合において、まずシフト状態Vから板ばね31、32の間隔を広げ、導体4を挿入し、次にクランプ状態Kにおける導体4が板ばね31、32間でクランプされるまでこの間隔を狭めるために、調整手段25、35、36が設けられている。もちろん、図4〜図7および図9におけるばね端子1は、導体4を挿入してクランプすると、作動部材8および導体4が板ばね31、32間で互いにやや平行になるように設けられている。
【0048】
したがって、図4では、それぞれの場合において、各板ばね31、32上に調整手段35、36が設けられ、それぞれの場合における調整手段35、36は、互いにくさび形状に配置されて、作動部材8を調整手段35、36間に挿入することができ、このとき板ばね31、32の閉側39の間隔10を広げるようになっている。
【0049】
図4a)〜図4e)は、筐体部品2を接続部品3上に配置する状態から、導体4のばね端子1への接続を示す。図4a)は、筐体部品2および接続部品3が互いに離れた状態を示す。図4b)〜図4e)は、シフト状態Vのばね端子1を示す。図4f)は、クランプ状態Kのばね端子1を示す。
【0050】
図4において、ばね端子1は、ばね端子1の電気サブアセンブリ5上への配置が、導体4の筐体部品2への挿入方向51に平行な位置および挿入方向51に対して交差する位置の両方において可能であるという効果を奏する。
【0051】
図4g)は、ばね端子1をプリント回路基板5上に配置した状態を示し、ばね端子1は導体4の挿入方向51と交差する方向に配置されている。
【0052】
図5においても、くさび形状の調整手段25が筐体部品2に配置されている。
【0053】
図5a)は、ばね端子1の筐体部品2および接続部品3が互いに離れた状態を示し、図5b)〜図5f)は、シフト状態Vのばね端子1を示し、図5g)は、クランプ状態Kのばね端子1を示す。
【0054】
ここでは、作動部材8の作動方向81が導体4の挿入方向51と平行になるように設けられ、これにより調整手段25が板ばね31、32間の開側38から板ばねが閉側39において互いに離れる方向に押圧されるまで作動方向81に沿って案内され、導体4が板ばね31、32間に挿入可能となる。
【0055】
調整手段25は、好ましくは、作動部材8が作動方向81と逆方向に後退すると、同様に作動方向81と逆方向に調整が行われるように弾性を有するように設けられている。このとき、板ばね31、32も導体4を押圧してクランプするまで復元する。
【0056】
図6および図7における各実施形態では、筐体部品2上に配置され、断面が略楕円状である回転自在のくさびが、板ばね31、32間に調整手段25として配置されている。このため、それぞれの場合において、板ばね31、32の閉側39には、調整手段25を挟み込む型312、322が設けられている。したがって、板ばね31、32の間隔10は、調整手段25が回転する閉側39において広げることができる。ここでも、回転は、挿入口に導体4の挿入方向51と平行に挿入された作動部材8によって行われる。ここでも、調整手段25を逆方向に回転させることによって導体4を板ばね31、32間に挿入させた後、板ばね31、32は導体4を押圧してクランプするまで復元する。
【0057】
図6は、導体4用のばね端子1を示し、図6a)は、ばね端子1の筐体部品2および接続部品3が互いに離れた状態を示し、図6b)〜図6d)は、調整状態Vのばね端子1を示し、図6e)は、クランプ状態Kのばね端子1を示す。
【0058】
図7は、2つの導体4用のばね端子1の実施形態を示し、この場合、各導体4について、それぞれの場合において、互いにV字状に隣接する2つの板ばね31、32、33、34が設けられ、ここでは板ばね互いに31、32、33、34の閉側39の間隔10を変化させるために1つの調整手段25のみが筐体部品2に設けられている。したがって、ここでは互いに板ばね31、32、33、34の間隔10は、両方の導体4について同時に調整することができる。
【0059】
図7aは、クランプ状態Kのばね端子1を示す。一方、図7b)は、シフト状態Vのばね端子1を示し、ばね端子1から導体4が離される様子が分かるようにしている。
【0060】
図8は、本発明に係るばね端子の第8の実施形態を示し、a)は、筐体部品2が接続部品3に配置されている状態を示し、b)は筐体部品2がない状態を示す。
【0061】
本実施形態では、くさび状の調整手段35が接続部品3の揺動自在のロッカアーム37上に配置されている。ロッカアーム37は、ヒンジ371によって接続部品3上に設けられ、回転軸線372を中心に揺動可能である。
【0062】
挿入口7は、作動されると接続部品3を開口させる作動部品8に設けられている。
【0063】
図3の実施形態と同様に、板ばね31、32は、V字状に互いに接して開側38と閉側39とを有する。シフト状態Vでは、開側38において互いに離れており、閉側39において互いに押圧し合っている。
【0064】
板ばね31、32が接した状態から、板ばね31、32間に調整手段35を挿入するためには、板ばね31、32を調整手段35の側から外側に曲げる。
【0065】
調整手段35を作動部材8によって作動させるために、作動部材8が導体4の挿入方向51に沿って配置され、板ばね31、32間に嵌るように作動部材8を揺動させる。作動部材8は、挿入方向51に直角85の作動方向81に作動される。そして、調整手段35を、板ばね31、32の間隔10(図3参照)が広くなるように板ばね31、32間の閉側39に挿入することができる。
【0066】
導体4は、2つの板ばね31、32間の開側38から板ばね31、32間の閉側39に配置されるまで案内される。
【0067】
ロッカアーム37は、好ましくは弾性を有するように設けられ、作動部材8が作動方向8と逆方向に戻る間、戻り方向に揺動するようになっている。その結果、板ばね31、32の閉側39も戻り、板ばね31、32が導体4を押圧してクランプするまで板ばね31、32の間隔が狭められる。
【0068】
図9は、本発明に係るばね端子1の第9の実施形態を示し、a)は、筐体部品2および接続部品3が互いに離れた状態を示し、b)〜g)は、ばね端子の筐体部品2の接続部品3上への配置、導体4の筐体部品2への挿入、および導体4の接続部品3へのクランプを示し、h)〜i)は、電気サブアセンブリ5に対して異なる位置にある端子先端ブロックとしてのばね端子1を示す。
【0069】
ばね端子1の接続部品3は、箱状に形成され、したがって互いに略直角に配置された4つの箱壁331、332、333、334を有する。2つの対向する箱壁331、332には2つのクランプ用ジョー31、32が設けられ、これらのクランプ用ジョー31、32は互いにV字状に配置され、クランプ用ジョー31、32の閉側39は接続部品3の内側に向けられている。電気サブアセンブリ5との接続のために、接続部品3はさらに2つの接続用の足351、352を有し、これらの接続用の足351、352は箱壁334から外側に曲げられている。
【0070】
当業者には、接続部品3が1つのクランプ用ジョー31のみを備える実施形態も可能であり、その場合、導体4がクランプ用ジョー31とこのクランプ用ジョー31に対向する箱壁332との間でクランプされ得ることが分かる。
【0071】
筐体部品2は、接続部品3内に嵌め込み可能な第1の端部23を有して、接続部品3の内部に嵌め込み可能になっている。筐体部品2は、接続部品3内に嵌め込みできない第2の端部24を有し、この第2の端部に導体4が通る挿入口6および作動部材8用の挿入口7が設けられている。
【0072】
挿入口7および挿入口6は、作動方向81の作動部材8が導体4の挿入方向51と平行に作動されるように互いに対して配置されている。導体4は、接続部品3のクランプ用ジョー31、32間の開側38から案内される。
【0073】
筐体部品2は、作動部材8を作動方向81に駆動するとクランプ用ジョー31、32間に挿入される調整手段25を有する。この結果、クランプ用ジョー31、32は、閉側39において互いに離れる方向に押圧され、導体4がクランプ用ジョー31、32間に挿入可能となる。
【0074】
作動部材8が作動方向81と逆方向に後退する間、クランプ用ジョー31、32は復元力により復元する。このとき、導体4はクランプ用ジョー31、32間でクランプされる。筐体部品2も、このとき作動方向81と逆方向にシフトされる。
【0075】
接続部品3内に嵌め込み可能な第1の端部において、停止手段28が筐体部品2に設けられている。作動方向81とは逆方向に接続部品3内に挿入された後、筐体部品2は、停止手段28が接続部品3を押圧するところまでのみ接続部品3から引き出し可能である。筐体部品2が停止手段28によって接続部品3に付いているため、作動方向81と逆方向へのシフト動作において筐体部品2を接続部品3から自動的に取り外すことはできない。
【0076】
図9i)の実施形態において、接続部品3の周囲に第2の絶縁筐体部品100が設けられている。
【0077】
全ての実施形態において、作動部材としてドライバ8を用いることは有効である。
【0078】
筐体部品2は、好ましくは絶縁材料、特に合成物質で形成されている。
【0079】
接続部品3は、導電材料、特に金属または合金で形成されている。弾性を有するクランプ用ジョー31、32、33、34は、好ましくは復元性の高い金属で形成されている。さらに、クランプ用ジョー31、32、33、34が電流を伝導するため、導電性も高い材料が好ましい。
【0080】
本発明に係るばね端子は、より小さい寸法で形成することができる。
【図1a)】

【図1b)】

【図1c)】

【図1d)】

【図1e)】

【図2a)】

【図2b)】

【図2c)】

【図2d)】

【図3a)】

【図3b)】

【図3c)】

【図3d)】

【図4a)】

【図4b)】

【図4c)】

【図4d)】

【図4e)】

【図4f)】

【図4g)】

【図5a)】

【図5b)】

【図5c)】

【図5d)】

【図5e)】

【図5f)】

【図5g)】

【図6a)】

【図6b)】

【図6c)】

【図6d)】

【図6e)】

【図7a)】

【図7b)】

【図8a)】

【図8b)】

【図9a)】

【図9b)】

【図9c)】

【図9d)】

【図9e)】

【図9f)】

【図9g)】

【図9h)】

【図9i)】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気的な導体(4)を電気サブアセンブリ(5)に接続するための特にフロント端子のようなばね端子(1)であって、接続部品(3)と筐体部品(2)とを備え、前記接続部品(3)に接続される前記導体(4)が前記筐体部品(2)内に挿入可能であり、作動部材(8)、特にドライバ用の挿入口(7)を有する、ばね端子(1)において、
前記接続部品(3)がクランプ用ジョー(31、32、33、34)を備え、前記クランプ用ジョー(31、32、33、34)が、前記作動部材(8)によって、前記導体(4)が前記クランプ用ジョー(31、32、33、34)にクランプされていないシフト状態(V)から前記導体(4)が前記クランプ用ジョー(31、32、33、34)にクランプされているクランプ状態(K)に調整可能であり、これにより前記クランプ用ジョー(31、32、33、34)が通電することを特徴とする、ばね端子(1)。
【請求項2】
前記クランプ用ジョー(31、32、33、34)がばねとして形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のばね端子(1)。
【請求項3】
前記作動部材(8)が協動する調整手段(25、35、36)をさらに備えることを特徴とする、請求項1または2に記載のばね端子(1)。
【請求項4】
調整手段(25、35、36)が前記筐体部品(2)または前記接続部品(3)、特に前記クランプ用ジョー(31、32、33、34)に設けられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のばね端子(1)。
【請求項5】
調整手段(25、35、36)がくさびとして形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のばね端子(1)。
【請求項6】
前記ばね端子(1)を複数個連続して配列可能であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のばね端子(1)。
【請求項7】
前記接続部品(3)が前記導体(4)を間にクランプすることができる2つの前記クランプ用ジョー(31、32、33、34)を備えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のばね端子(1)。
【請求項8】
前記挿入口(7)が前記筐体部品(2)に設けられていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のばね端子(1)。
【請求項9】
前記作動部材(8)が前記導体(4)の挿入方向(51)に対して角度(85)を有して、特に直角または平行に設けられていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載のばね端子(1)。
【請求項10】
前記接続部品(3)が箱状に形成されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載のばね端子(1)。
【請求項11】
前記導体(4)を前記接続部品(3)によってクランプすることにより、前記筐体部品(2)を前記接続部品(3)に取り付け可能であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のばね端子(1)。
【請求項12】
前記シフト状態(V)にあるとき、前記筐体部品(2)が前記接続部品(3)上に配置されていないことを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のばね端子(1)。
【請求項13】
前記筐体部品(2)を案内するための案内ピン(91、92)を備える絶縁母線(9)を備えることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載のばね端子(1)。
【請求項14】
前記筐体部品(2)に停止手段(28)が配設されていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のばね端子(1)。
【請求項15】
前記挿入口(7)がロッカアーム(27)に設けられていることを特徴とする、請求項6に記載のばね端子(1)。

【公表番号】特表2013−516733(P2013−516733A)
【公表日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−547475(P2012−547475)
【出願日】平成22年12月17日(2010.12.17)
【国際出願番号】PCT/EP2010/070075
【国際公開番号】WO2011/083031
【国際公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【出願人】(505422464)ワイドミュラー インターフェース ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト (29)
【氏名又は名称原語表記】Weidmueller Interface GmbH & Co. KG
【住所又は居所原語表記】Klingenbergstrasse 16, D−32758 Detmold, Germany
【Fターム(参考)】