説明

アスベスト飛散防止工法

【課題】1.石綿等がもつライフサイクル産業廃棄物の撤去・投棄時期の確保2.極端な廃棄物集中投棄減少化推進の為の工法3.建築物の機能(耐火・断熱)空白化の撤廃
【解決手段】付着性の弱いアスベストの下に固定機械を、使い 躯体から支持取り1層被膜を作り飛散しないようにする被膜は、防水層とする。そのまま断熱・耐火機能の維持が、損なわれない。工事期間を短縮し、建築物の有効利用を最短で、確保できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
*本発明は、撤去工事等が、集中し行われ、多くの建築関係者が、不慣れな工事・作業にたづさることで、本来行われなければならない管理部門・監視部門の機能が、手薄になり将来の2次公害を防止することと、建物の利用者側の安全確保が敏速に行われることに関する。
【背景の技術】
【0002】
*アスベストの撤去・廃棄・処理場と建物から排除し、別の場所に集中し、確保することについては、多くの技術・工法が提案されてきていた。
この廃棄課題においては、最終段階だと思われる。
全国一斉に工事が、集中すれば、現状では、施工不可能になる。
*アスベストの撤去後のかわりの工事工法が、検討されている。
なぜならば、確実な安全性が、とわれているからである。
*工事期間中の建物利用者の不便・不備についても同様な課題とされている。
【発明の開示】
【0003】
*現状で、有する管理部門・監視部門技術者人員で、十分対処できる工事量の分散化すること。
*アスベストの廃棄物投棄を集中投棄させないこと。
*アスベスト投棄物保存の管理体制を充実させれる時間の確保
*アスベスト公害の利用者側・従業員・隣地地権者の安全確保が敏速に行われること。
【発明の効果】
【0004】
*アスベストは、現状生産していないのだから飛散しなければ、効果的に障害は発生していない
*現状のまま維持できれば、問題無いのである。
*アスベストは、接着力と、飛散することが、最大の課題なのだが、機器により物理的にアスベストの接着力とは、異なる方法で、下地材を固定する。
*此の下地材は、ナニオンとし、塗膜下地材とする。
*下地材をナニオンとすることにより、アスベストの飛散をある程度緩和できる。
*仕上げ材を吹付・塗布することにより飛散を防止する
*飛散しないアスベストは、機能・安全性を保つことが、出来 短期間での建物の安全確保が、出来た建物は解体時期での機能を延命できる。
*現状においては、最終処分場選定における確定方法が、分析結果を待ち決定することから工事実施時期が大幅に遅れる
*更に機能回復工法も同じに選定するので、更に遅れコスト向上で、一段と遅れる
*利用者・従業員・近隣地権者の安全確保は、その間無視される更に同時期大量なアスベストが、数箇所に集中投棄され2次公害を引き起こす可能性を秘めることになる
*アスベストの現状維持工法では、コスト面から言っても最小で、工事期間についても最小にすることを目的とする。
*安全面の観点からしても最短期間での達成が、見込め2次公害防止も見込める。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
1.工事範囲内現状環境測定を行う。(撤去工事に準ずる)
2.環境測定結果に基づき工事着工前処置工事を行う(撤去工事に準ずる)
3.床養生を行う(撤去工事に準ずる)此の作業を含む以下の工事は、測定を行う
4.現状に応じた仮設足場・仮設電源・仮設照明・仮設給排水等の設備を設ける
5.アスベスト凝固剤の噴霧を行う
6.クロス若しくは、シートを仮張りする。(図の一点斜線が、差し示す箇所)
現状アスベストが、断熱効果のみの場合は、下地材とし、使用するのは 布・紙・ガラス繊維のシート状なもの施工に支障(破れない・ちぎれない・軽い)なければいずれでも良い
耐火被覆の場合は、耐火繊維(ガラス繊維のクロス・シート状なもの等)の下地材仕様とする。
ナニオン材の工場塗布・現場塗布若しくは、繊維が、ナニオンであってもどちらでも良いものとする。
7.機械固定しクロス・シートを固定する。(図1より記載している機器を差し示す。)
機械固定位置:0.25m/箇所から0.36m/箇所 含む毎1箇所とする。
ラップ巾 :100m/m 含む以上とする。(ジョイントも同じ)
鋼材 梁箇所:添付図の固定機材の仕様とする。固定位置は、同上とする。
8.仕上げ材の吹付・塗布作業を行う。
機械固定・ジョイント部分を吹付若しくは、塗布し、補強する。0.3kg/m使用
下吹付若しくは、塗布 0.2kg/m使用以上
中吹付若しくは、塗布 0.9kg/m使用以上
仕上げ吹付若しくは、塗布 0.6kg/m使用以上
継続作業は、行わない 設定条件大気温度20℃湿度40%12時間経過後に行う
設定条件は、温度は、カロリー・湿度は、接触時間の延長で、計算し算出する。
使用材料は、全て製造元が、防水材とし、製造しているものとする。
耐火被覆においては、セメント系防水材のみ有効とする。
使用材料設定条件
付着強度 1.2N/mm以上 JIS A 6916
引張強度 2.5MPa 以上 JIS K 6251
引裂強度 200% 以上 JIS K 6251
透水性 0.021g 以上 JIS A 1401
9.環境測定を行う。
上記工事完了後7日間のアスベスト環境測定を行い飛散状況調査を行う。
10.撤収・産業廃棄物処理
アスベスト撤去作業に準じた条件化で撤去作業を行う。
廃棄物投棄については、産業廃棄物処理施設に運搬から要請し、行う。
事前に投棄契約は、完了させておくものとする。
【実施例1】
【0006】
下地シートをナニオンにすることにより飛散しているアスベストを吸着することが、出来る
弱静電気を帯びたシートは、活発なイオン活動が、見込め 飛散しているアスベストが、どの様な電極に成っていても接近すれば反極となり吸着すると考えれる。
飛散している現場に持込み空中に放置後1時間で、かなりのアスベストが、吸着しているのが、確認できた。
【実施例2】
【0007】
シートに規定条件の防水材を規定条件で塗布し、アスベストを水で解き上部に流し入れ下部での透水実験を行ったが、2週間の後乾燥し上部では確認できるが、下部での確認は、無かった。
【実施例3】
【0008】
シートの剥離落下につき検証する。
アスベスト30mm厚さ吹付とし、算定
縦 横 高さ 比重 設定面積 安全率
1m×1m×0.03m×2.0÷2.7×1.5=0.03333t
0.3333t×1000=33.33kg≒34kg+防水材等の荷重約3kg=37kg
機械固定で受ける最大剥離荷重 37kgに設定
工法仕様設定アンカー
使用アンカー:Pレスアンカー PHタイプ6×70
引き抜き強度:620kgf/cm OK
仕様機械面積
70m/m×70m/m=4900mm
設定接着強度
1.2N/mm×4900mm=5880N/mm OK
分散補強シート張り面積
200m/m×200m/m=40,000mm
設定接着強度
1.2N/mm×40,000mm=48000N/mm OK
【産業上の利用可能性】
【0009】
コスト削減が、可能となり工事期間の短縮が、達成出来 維持管理の潤滑化が、はかれる。
安全面からは、早期の対応が、可能に成り人的災害の抑制が、はかれる。
処理関連では、投棄材の減少が、はかれ多くの現場での受入れが、可能となり、現状受入れ体制で、容易に投棄物を受け入れられる。
受注工事は、施工業者が、限られている以上MAXが、おのずとある しかし、そのことにより使用者の安全が、確保出来ない以上選択を増やし時間差を人工的に生じさせなくては、成らない。
従って、此の工法は、一つの時間差を生じさす工法である。
石綿(アスベスト)関連工事を停止しなかった以上施工例は、多く存在する。
よって本工法は、多くの使用頻度が、あると見込まれる。
【図面の簡単な説明】
【コンクリートスラブ工法】
【0010】
施工予想図
使用機械図 平面・断面
【鋼材梁部分工法】
【0011】
施工予想図
使用機械図 平面・断面
【端末仕舞い工法】
【0012】
施工予想図
使用機械図 平面・断面
【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図10】

【図11】

【図12】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
アスベストの耐火被膜・断熱被膜自体に接着するのではなく新たに取り付けた機器に接着し支持を得ることにより飛散被膜を維持する工法
【請求項2】
図1より記載している機器を取り付けるのをアンカーにより取り付ける工法
*ノンカールアンカーも含む
【請求項3】
下地材(ガラスクロス・ガラスシート等)をナニオン若しくは、ナニオンイオンを塗布した下地材とする工法
*現場において下地材に塗布も含む
下地材の定義
そのものが、防水材ではなく防水材料の塗布・吹付基盤となるもの。
【請求項4】
本工法で使用する吹付材・塗布材が、防水効果を本来目的とし作成された商品の代用品とし認知できるもの。
【請求項5】
0.25m〜0.36mに個定機器の支持箇所を持つ工法
【請求項6】
防水材とし作成されたわけではないが、カタログ等に防水効果を記載している塗装材による本工法で使用する吹付工程若しくは、塗布工程。