説明

アプリケーション管理システムとアプリケーション管理システムのためのプログラム

【課題】アプリケーションを終了させた後の処理に影響を与えることなく、終了させるアプリケーションを特定することが可能なアプリケーション管理システムを提供する。
【解決手段】アプリケーション管理システム1は、端末から操作ログ情報を取得し、保存する操作ログ情報管理部15と、端末が所定の負荷状態であるかを判定する負荷状態判定部11と、所定の負荷状態の場合に操作ログ情報に基づいて端末で起動されているアプリケーション及び使用されているアプリケーションを特定するアプリケーション特定部21と、操作ログ情報に基づいて起動されているアプリケーションと使用されているアプリケーションとの関連度を判定する関連度判定部17と、関連度に応じて制御対象アプリケーションを通知する制御対象アプリケーション通知部18とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末の動作に応じてアプリケーションを管理するアプリケーション管理システムと、そのようなアプリケーション管理システムのためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンピュータを利用して文書の入力やデータベース処理等が行われてきた。このような入力や処理を行うにあたり、コンピュータ上に複数のアプリケーションを立ち上げた状態で行うことがある。また、一旦、立ち上げたアプリケーションを使わなくなった場合であっても、そのようなアプリケーションを立ち下げることを忘れて、他のアプリケーションを立ち上げることもある。このような状態で各種作業を行うと、コンピュータに対する負荷、特にCPU稼働率やメモリ消費量が大きくなり、演算処理速度が低下してしまう可能性がある。そのため、このような問題を軽減させるための技術がある(例えば、特許文献1及び2)。
【0003】
特許文献1に記載のプログラム起動制限システムは、利用者に提供するサービスに必要な起動プログラムは起動を継続し、不要な起動プログラムは自動終了させる機能を備えている。このプログラム起動制限システムは、必要なプログラムを判定するために予め判定情報が登録されている。そして、起動されたプログラムの判定情報が、前記予め登録されている判定情報と一致するか否かが判定され、不一致であると判定された場合に、起動されたプログラムを強制的に終了させる。
【0004】
特許文献2に記載の不要ウィンドウ自動終了システムは、起動中の不要なウィンドウを自動的に終了またはアイコン化する。この不要ウィンドウ自動終了システムは、ウィンドウの起動後、当該ウィンドウに対して操作が行われなくなってから(アクセスされなくなってから)、現在までの経過時間を算出する。そして、当該経過時間が、予め設定された終了時間あるいはアイコン化時間に達した場合に、対象ウィンドウを終了する、あるいはアイコン化する。
【0005】
【特許文献1】特開2004−40172号公報(段落番号0008等)
【特許文献2】特開平10−69366号公報(段落番号0006等)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1及び2に記載の技術でも、コンピュータに対する負荷が大きくなった場合等に予め設定されたアプリケーションや不要なアプリケーションを終了することにより、前記負荷を軽減させることは可能である。しかしながら、これらの技術では、現在使用している(処理している)アプリケーションとの関係を考慮せずに終了対象のアプリケーションを終了させるため、前記終了対象のアプリケーションを終了させた場合に、その後の作業に影響を与えてしまう可能性がある。即ち、例えば閲覧しながら作業を行っている場合や、情報を複製利用しながら作業を行っている場合等に、影響を与えてしまう可能性がある。また、その後の作業において前記終了対象のアプリケーションを使用する場合には、当該終了対象のアプリケーションを起動することにより、再びコンピュータの負荷が大きくなってしまう可能性がある。
【0007】
本発明の目的は、上記問題に鑑み、アプリケーションを終了させた後の処理に影響を与えることなく、終了させるアプリケーションを特定することが可能なアプリケーション管理システムとそのようなアプリケーション管理システムのためのプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本発明に係る、アプリケーション管理システムの特徴構成は、端末の動作に応じてアプリケーションを管理するために、前記端末で行われた操作に基づいて記録される操作ログ情報を取得し、保存する操作ログ情報管理部と、前記端末の負荷状態を示す負荷情報を取得する負荷情報取得部と、前記負荷情報に基づいて、前記端末が所定の負荷状態であるかを判定する負荷状態判定部と、前記所定の負荷状態であると判定された場合に、前記操作ログ情報に基づいて前記端末において起動されているアプリケーション及び使用されているアプリケーションを特定するアプリケーション特定部と、前記保存されている操作ログ情報に基づいて、前記起動されているアプリケーションと前記使用されているアプリケーションとの関連度を判定する関連度判定部と、前記関連度に応じて、制御対象となるアプリケーションを通知する制御対象アプリケーション通知部と、を備える点にある。
【0009】
このような特徴構成とすれば、端末で起動されているアプリケーションのうち、現在、使用されているアプリケーションと関連度の高いアプリケーションを特定し、例えば関連度の低いアプリケーションを優先的に終了させる等の制御を行うことが可能である。したがって、制御対象となるアプリケーションに対して、終了させる等の制御を行った場合であっても、当該アプリケーションを終了させた後の処理に影響を与えることがなくなる。このため、ユーザは円滑な処理を継続して行うことが可能となる。
【0010】
また、前記アプリケーション特定部は、アプリケーションに対する所定の操作及び/または所定の操作が行われた時間情報に基づいて、前記使用されているアプリケーションを特定すると好適である。
【0011】
このような構成とすれば、現在、ユーザにより使用されているアプリケーションを操作ログ情報に基づいて、適切に、且つリアルタイムに特定することが可能となる。
【0012】
また、前記関連度判定部は、前記起動されているアプリケーションと前記使用されているアプリケーションとにおける、両者の所定の操作及び/または所定の操作が行われた時間情報に応じて前記関連度を判定すると好適である。
【0013】
このような構成とすれば、起動されているアプリケーションと使用されているアプリケーションとの関連度を操作ログ情報に基づいて、適切に判定することが可能となる。
【0014】
また、前記操作ログ情報には、ウィンドウの座標が含まれており、前記関連度判定部は、前記起動されているアプリケーションのウィンドウと前記使用されているアプリケーションのウィンドウとに応じて前記関連度を判定すると好適である。
【0015】
このような構成であれば、例えば、起動されているアプリケーションのウィンドウと使用されているアプリケーションのウィンドウとが、並べて表示されている場合には、関連度が高いとして判定することが可能である。また、起動されているアプリケーションのウィンドウが使用されているアプリケーションのウィンドウの背面に位置するように重なっている場合には、関連度が低いとして判定ることも可能となる。このように、起動されているアプリケーションのウィンドウと使用されているアプリケーションのウィンドウとの前後関係(前面及び背面の位置関係)により、適切に関連度を判定することが可能となる。
【0016】
更に、本発明では、端末の動作に応じてアプリケーションを管理するアプリケーション管理システムに好適に用いられるプログラムも権利範囲としており、そのプログラムの特徴構成は、前記端末で行われた操作に基づいて記録される操作ログ情報を取得し、保存する操作ログ情報管理機能と、前記端末の負荷状態を示す負荷情報を取得する負荷情報取得機能と、前記負荷情報に基づいて、前記端末が所定の負荷状態であるかを判定する負荷状態判定機能と、前記所定の負荷状態であると判定された場合に、前記操作ログ情報に基づいて前記端末において起動されているアプリケーション及び使用されているアプリケーションを特定するアプリケーション特定と、前記保存されている操作ログ情報に基づいて、前記起動されているアプリケーションと前記使用されているアプリケーションとの関連度を判定する関連度判定機能と、前記関連度に応じて、制御対象となるアプリケーションを通知する制御対象アプリケーション通知機能と、をコンピュータに実行させる点にある。
【0017】
このようなアプリケーション管理システムのためのプログラムも、上述した本発明の対象としてのアプリケーション管理システムと同様に、上述した作用効果を得ることが可能であり、上述した種々の付加的な特徴構成を備えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るアプリケーション管理システム1の概略構成を模式的に示したブロック図である。本アプリケーション管理システム1は、端末の動作に応じてアプリケーションを管理する機能を備えている。このため、アプリケーションの起動等に応じて端末の負荷状態が所定値以上となった場合に、当該端末の負荷を軽減させることが可能である(詳細は後述する)。本実施形態においては、アプリケーション管理システム1が、負荷軽減の対象となる端末に組み込まれている場合を例として説明する。
【0019】
図1に示されるように、本アプリケーション管理システム1は、負荷情報取得部10、負荷状態判定部11、所定値テーブル12、起動アプリケーション特定部13、使用アプリケーション特定部14、操作ログ情報管理部15、操作ログ情報保存部16、関連度判定部17、制御対象アプリケーション通知部18、閾値テーブル19、制御実行部20の各機能部を備える。なお、起動アプリケーション特定部13及び使用アプリケーション特定部14は、本願請求項におけるアプリケーション特定部21を構成する。本アプリケーション管理システム1は、CPUを中核部材として、端末の動作に応じてアプリケーションを管理する種々の処理を行うための上述の機能部がハードウェア又はソフトウェア或いはその両方で構築されている。以下、本アプリケーション管理システム1の各部の構成について説明する。
【0020】
負荷情報取得部10は、端末の負荷状態を示す負荷情報を取得する。負荷状態とは、端末におけるリソース使用率により決まる負荷の状態であり、負荷情報には、リソース情報やリソース使用率や時間情報が含まれる。リソースとは、CPUやメモリ、ネットワーク、ハードディスクへのアクセス量等の端末を動作させるための各種機能を示すものである。リソース情報とは、リソースの情報であり、本実施形態においてはリソースの名称が含まれる。また、リソース使用率とは、リソースの使用度を示したものである。また、時間情報は、所定の負荷情報が取得された時点の時間を示す情報である。負荷情報取得部10により取得された負荷情報は、後述の負荷状態判定部11に伝達される。
【0021】
負荷状態判定部11は、負荷情報取得部10から伝達された負荷情報に基づいて、端末が所定の負荷状態であるかを判定する。所定の負荷状態であるかの判定は、当該端末の負荷が所定値以上であるかを判定することにより行われる。この所定値は、所定値テーブル12に格納されている。ここで、当該負荷状態判定部11が行う判定に用いられる負荷状態は、リソース毎の負荷状態であっても良いし、端末におけるリソース全体を加味した負荷状態であっても良い。本実施形態においては、リソース全体を加味した負荷状態を判定するとして説明する。係る場合、所定値テーブル12には、端末におけるリソース全体を加味した場合の所定値が格納されることとなる。例えば、CPU稼働率が90%以上、メモリの空き容量が10MB以下、ネットワークの回線空き容量が50kbps以下等のように格納される。負荷状態判定部11は、負荷状態が所定値以上であれば、後述の起動アプリケーション特定部13及び使用アプリケーション特定部14に対して、通知を行う。
【0022】
ここで、本アプリケーション管理システム1は、端末で行われた操作に基づいて記録される操作ログ情報を取得し、保存する操作ログ情報管理部15を備えている。操作ログ情報は、端末で行われた操作に基づいて時系列で記録され、操作ログ情報管理部15により後述の操作ログ情報保存部16に保存される。そして、この操作ログ情報には、前記操作に係る操作内容、端末識別情報、アプリケーション情報、ファイル情報、時間情報、ウィンドウの座標情報等が含まれる。操作内容とは、対象となる操作の内容を示すものである。例えば、「起動」、「終了」、「コピー」、「ペースト」、「アクティブ」、「非アクティブ」、「ウィンドウ移動」等である。端末識別情報とは、対象となる操作が行われた端末を識別することが可能な情報であり、例えば端末IDが含まれる。アプリケーション情報は、対象となる操作が行われた際に使用されたアプリケーションの名称が含まれる。ファイル情報は、前記アプリケーションにより使用されたファイルの名称が含まれる。時間情報は、対象となる操作が行われた時間を示す情報が含まれる。
【0023】
このような操作ログ情報の一例を図2に示す。図2に示された操作ログ情報のように、上述の各情報以外に、ユーザ識別情報や保存場所に関する情報も含まれる。ユーザ識別情報は、当該端末を使用するユーザを識別することが可能な情報であり、例えばユーザIDが含まれる。また、保存場所に関する情報とは、前記ファイル情報に示されるファイルの保存場所を示す情報が含まれる。なお、図2に示される操作ログ情報に記載の「No.」は説明の便宜上、記載したものであり、その有無に関しては本発明の適用範囲には関係はない。
【0024】
図2における「No.1」の操作ログ情報は、端末ID「ABC12345678」を有する端末において、ユーザID「甲」を有する者により行われた操作に関する操作ログ情報が記載されている。その操作は、アプリケーション「表計算ソフトA」により、「顧客情報」のファイル名を有するファイルに対して「ファイル選択」が行われたことを示している。また、その操作は、「2007年11月30日11時01分」に行われたことも示されている。また、この「顧客情報」のファイルは、保存場所欄に示された場所に保存されていることを示す。このように操作ログ情報に基づいて、本アプリケーション管理システム1は、端末で行われた操作を特定することが可能である。
【0025】
操作ログ情報保存部16は、上述のように、操作ログ情報管理部15により取得される操作ログ情報が保存される。
【0026】
起動アプリケーション特定部13は、負荷状態判定部11により端末の負荷状態が所定の負荷状態であると判定された場合に、操作ログ情報に基づいて当該端末において起動されているアプリケーションを特定する。上述のように、負荷状態判定部11により端末の負荷状態が所定値以上であると判定された場合には、起動アプリケーション特定部13に通知が行われる。したがって、当該起動アプリケーション特定部13は、この通知に基づいて端末の負荷状態が所定値以上であることを認識することが可能である。
【0027】
起動アプリケーション特定部13は、この通知を受けると、操作ログ情報保存部16に保存される操作ログ情報に基づいて、端末で起動されているアプリケーションの特定を行う。この特定は、以下のように行われる。まず、起動アプリケーション特定部13は、操作ログ情報保存部16に保存されている操作ログ情報を参照する。そして、当該操作ログ情報にファイルを開くことを示す「起動」の操作ログ情報があり、且つ、前記ファイルを閉じることを示す「終了」の操作ログ情報がない場合に、前記ファイルを開いているアプリケーションを、現在、起動されているアプリケーションとして特定する。このようにして特定された、起動されているアプリケーションに関する情報は、後述の関連度判定部17に伝達される。
【0028】
具体的に、操作ログ情報を用いて説明する。図2に示されるような操作ログ情報が、操作ログ情報保存部16に保存され、現在のタイムスタンプに係る時間情報が「2007年11月30日11時32分」とする。起動アプリケーション特定部13は、同一のファイルに対して「ファイル開」の操作ログ情報があるにも拘らず、「ファイル閉」の操作ログ情報がない場合に、現在、起動されているアプリケーションとして特定する。即ち、図2においては「表計算ソフトA」、「テキストエディタB」、「ワープロソフトC」が該当し、特定された起動されているアプリケーションとして特定される。また、起動アプリケーション特定部13は、操作ログ情報を取得する毎や所定のタイミングで起動されているアプリケーションの特定を行っても良い。
【0029】
使用アプリケーション特定部14は、負荷状態判定部11により端末の負荷状態が所定の負荷状態であると判定された場合に、操作ログ情報に基づいて当該端末において使用されているアプリケーションを特定する。上述のように、負荷状態判定部11により端末の負荷状態が所定値以上であると判定された場合には、使用アプリケーション特定部14に通知が行われる。したがって、当該使用アプリケーション特定部14は、この通知に基づいて端末の負荷状態が所定値以上であることを認識することが可能である。
【0030】
使用アプリケーション特定部14は、この通知を受けると、操作ログ情報保存部16に保存される操作ログ情報に基づいて、端末で使用されているアプリケーションの特定を行う。この特定は、以下のように行われる。まず、使用アプリケーション特定部14は、操作ログ情報保存部16に保存されている操作ログ情報を参照する。そして、当該操作ログ情報に含まれる時間情報に基づいて、最も起動時間の長いアプリケーションを現在、使用されているアプリケーションとして特定する。また、起動アプリケーション特定部13で特定された複数の起動されているアプリケーションの中から、使用されているアプリケーションを特定するように構成することも可能である。この場合には、図1に示されるように、起動アプリケーション特定部13から使用アプリケーション特定部14に対して、起動されているアプリケーションを示す情報が伝達される。また、使用アプリケーション特定部14は、操作ログ情報を取得する毎や所定のタイミングで使用されているアプリケーションの特定を行っても良い。
【0031】
具体的に、操作ログ情報を用いて説明する。図2に示されるような操作ログ情報が、操作ログ情報保存部16に保存され、現在のタイムスタンプに係る時間情報が「2007年11月30日11時32分」とする。上述のように、「起動」の操作ログ情報があり、且つ、「終了」の操作ログ情報がない場合に当該ファイルを開いているアプリケーションを、現在起動しているアプリケーションとして特定する。ここで、図2の操作ログ情報に示されるように、「表計算ソフトA」は「2007年11月30日11時01分」に起動され、「テキストエディタB」は「2007年11月30日11時16分」に起動され、「ワープロソフトC」は「2007年11月30日11時23分」に起動されている。したがって、使用アプリケーション特定部14は最も起動時間の長い「表計算ソフトA」を使用されているアプリケーションとして特定する。このようにして特定された、使用されているアプリケーションに関する情報は、後述の関連度判定部17に伝達される。
【0032】
関連度判定部17は、操作ログ情報保存部16に保存されている操作ログ情報に基づいて、起動されているアプリケーションと使用されているアプリケーションとの関連度を判定する。上述のように、起動されているアプリケーションは起動アプリケーション特定部13により特定され、使用されているアプリケーションは使用アプリケーション特定部14により特定される。夫々特定されたアプリケーションに関する情報が、関連度判定部17に伝達される。
【0033】
関連度の判定は、以下のように行われる。なお、現在のタイムスタンプは、「2007年11月30日11時40分」であるとする。まず、関連度判定部17は、使用アプリケーション特定部14により使用されているアプリケーションとして特定された「表計算ソフトA」の起動時間を操作ログ情報保存部16に保存されている操作ログ情報に基づいて、「2007年11月30日11時01分」から「2007年11月30日11時40分」までとして算出する。
【0034】
次に、関連度判定部17は、起動アプリケーション特定部13により起動されているアプリケーションとして特定された「表計算ソフトA」、「テキストエディタB」、「ワープロソフトC」の起動時間を夫々、算出する。ここで、「表計算ソフトA」は、上述のように使用されているアプリケーションの起動時間として算出されているため、除外される。操作ログ情報保存部16に保存されている操作ログ情報に基づいて、「テキストエディタB」の起動時間は「2007年11月30日11時16分」から「2007年11月30日11時40分」まで、「ワープロソフトC」の起動時間は「2007年11月30日11時23分」から「2007年11月30日11時40分」までとして算出される。
【0035】
そして、関連度判定部17は、これらの「テキストエディタB」及び「ワープロソフトC」の算出された起動時間に基づいて、使用されているアプリケーションとして特定された「表計算ソフトA」と同時に起動していた時間を算出する。「テキストエディタB」の場合は「2007年11月30日11時16分」から「2007年11月30日11時40分」までの「24分」、「ワープロソフトC」の場合は「2007年11月30日11時23分」から「2007年11月30日11時40分」までの「17分」として算出される。関連度判定部17は、このような算出結果を関連度として後述の制御対象アプリケーション通知部18に伝達する。また、関連度をポイント化したりパーセンテージ化したりして算出することも可能である。関連度をポイント化する場合には、時間や数値に対して関連度ポイントを設定しておくテーブルを設けておき、該当する数値が算出された場合、関連度ポイントを算出すると好適である。また、関連度をパーセンテージ化する場合には、アプリケーションを起動していた全体の時間に対する、同時起動していた時間の割合を算出するようにしても良い。
【0036】
制御対象アプリケーション通知部18は、関連度判定算出部17により判定された関連度に応じて、制御対象となるアプリケーションを決定する。この制御対象となるアプリケーションの決定は、閾値テーブル19に予め定められた関連度の閾値を参照して行われる。即ち、閾値が、例えば「20分」と定められている場合には、制御対象アプリケーション通知部18は、「テキストエディタB」の関連度は「24分」であるため、非制御対象アプリケーションとして通知する。また、同様に、「ワープロソフトC」の関連度は「17分」であるため、制御対象アプリケーションとして決定する。ここで、制御対象アプリケーションとは後述の制御実行部20により制御が行われるアプリケーションであり、非制御対象アプリケーションとは制御実行部20により制御が行われないアプリケーションである。制御対象アプリケーションとして決定されたアプリケーションに関する情報は、後述の制御実行部20に伝達される。
【0037】
閾値テーブル19には、上述のように制御対象となるアプリケーションを決定するために用いられる予め定められた閾値が格納される。この閾値は、上述のように使用されているアプリケーションを制御対象アプリケーションか非制御対象アプリケーションかを判別するための閾値である。なお、上述の「20分」というのは、単なる一例であり、別の値とすることも可能である。また、閾値を設けずに、関連度が高い順、或いは低い順にランキング表示することも可能である。
【0038】
制御実行部20は、上述の制御対象アプリケーション通知部18により決定された制御対象アプリケーションに対して所定の制御を行う。この所定の制御としては、制御対象アプリケーションを終了させる制御であると好適である。また、端末を使用するユーザに対して、制御対象アプリケーションの終了を促す通知を行っても良い。即ち、「ワープロソフトCを終了させてください」という確認メッセージを通知することも可能である。このようにして制御対象アプリケーションを終了させることにより、端末における負荷を軽減させることが可能となる。この場合、起動されているアプリケーションのうち、使用されているアプリケーションと関連度の低いアプリケーションを終了させるため、当該アプリケーションを終了させた後の処理に影響を与えることがなくなる。したがって、当該アプリケーションを終了させた後でも、ユーザは円滑に端末を使用することが可能となる。また、負荷状態に応じて表示するメッセージを変えるように構成することも可能である。この場合の一例としては、負荷状態が非常に高くなった場合には「ワープロソフトCを急いで終了させてください」というような表示にすると好適である。
【0039】
次に、本アプリケーション管理システム1により行われるアプリケーションの管理制御に関してフローチャートを用いて説明する。図3は、当該管理制御に関するフローチャートである。まず、負荷情報取得部10が、端末の負荷状態を示す負荷情報を取得する(ステップ#01)。この負荷情報は、負荷状態判定部11に伝達される。次に、負荷状態判定部11が、当該負荷情報に基づいて、端末の負荷状態が、所定値以上であるかを判定する(ステップ#02)。この判定に用いられる所定値は、所定値テーブル12に保存される。
【0040】
端末の負荷状態が、負荷状態判定部11により所定値以上でないと判定された場合には(ステップ#03:No)、処理を終了する。一方、負荷状態判定部11により端末の負荷状態が所定の負荷状態であると判定された場合には(ステップ#03:Yes)、負荷状態判定部11から、起動アプリケーション特定部13及び使用アプリケーション特定部14に対して通知が行われる。この通知を受けて、起動アプリケーション特定部13は、操作ログ情報保存部16に保存される操作ログ情報に基づいて、起動されているアプリケーションを特定する(ステップ#04)。また、同様に、上述の通知を受けて、使用アプリケーション特定部14は、操作ログ情報保存部16に保存される操作ログ情報に基づいて、使用されているアプリケーションを特定する(ステップ#05)。
【0041】
これらの起動されているアプリケーションと使用されているアプリケーションとに関する情報が、関連度判定部17に伝達される。関連度判定部17は、これらの情報と操作ログ情報とに基づいて、使用されているアプリケーションと起動されているアプリケーションとの関連度を判定する(ステップ#06)。この判定結果は、制御対象アプリケーション通知部18に伝達される。
【0042】
制御対象アプリケーション通知部18は、上述の関連度と閾値テーブル19に予め定められる閾値とに基づいて、当該関連度が閾値未満であるか否かの判定を行う。当該関連度が閾値未満でなければ(ステップ#07:No)、制御対象アプリケーション通知部18は、このアプリケーションを非制御対象アプリケーションとして決定し、処理を終了する。一方、当該関連度が閾値未満であれば(ステップ#07:Yes)、制御対象アプリケーション通知部18は、このアプリケーションを制御対象アプリケーションとして通知する(ステップ#08)。この制御対象アプリケーションに関する情報は、制御実行部20に伝達される。
【0043】
制御実行部20は、制御対象アプリケーション通知部18により制御対象アプリケーションとして通知された、使用されているアプリケーションに対して、所定の制御を行う(ステップ#09)。この所定の制御としては、例えば、制御実行部20が当該使用されているアプリケーションを終了させる制御であっても良いし、当該使用されているアプリケーションの終了を促す通知を行っても良い。この処理は、使用アプリケーション特定部14により、使用されているアプリケーションとして特定された全てのアプリケーションに対して行われるまで継続して行われる(ステップ10:No)。使用されているアプリケーション全てに対して、制御対象アプリケーション或いは非制御対象アプリケーションの別が決定されると、処理を終了する(ステップ#10:Yes)。
【0044】
このようにして本アプリケーション管理システム1は、端末の負荷状態に応じて、制御対象アプリケーションを終了させることにより、端末における負荷を軽減させることが可能となる。また、この場合、起動されているアプリケーションのうち、使用されているアプリケーションと関連度の低いアプリケーションを終了させるため、当該アプリケーションを終了させた後の処理に影響を与えることがなくなる。したがって、当該アプリケーションを終了させた後でも、ユーザは円滑に端末を使用することが可能となる。
【0045】
〔その他の実施形態〕
上記実施形態において、負荷状態判定部11は、負荷情報取得部10から伝達された負荷情報に基づいて、端末が所定の負荷状態であるかを判定するとして説明した。この負荷状態の判定は、所定の時間毎に定期的に負荷状態を判定する構成であると好適である。
【0046】
上記実施形態において、負荷状態判定部11が行う判定に用いられる負荷状態は、端末におけるリソース全体を加味した負荷状態であるとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲は、これに限定されるものではない。例えば、負荷状態判定部11が行う判定に用いられる負荷状態をリソース毎の負荷状態とすることも可能である。このような場合には、所定値テーブル12に格納される所定値も、リソース毎に別々に格納しておくと良い。
【0047】
上記実施形態において、使用アプリケーション特定部14は、操作ログ情報保存部16に保存されている操作ログ情報を参照し、操作ログ情報に含まれる時間情報に基づいて、最も起動時間の長いアプリケーションを現在、使用されているアプリケーションとして特定するとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲は、これに限定されるものでない。以下のように、アプリケーションに対する所定の操作及び/または所定の操作が行われた時間情報に基づいて、使用されているアプリケーションとして特定することも可能である。
【0048】
(1)例えば、操作ログ情報保存部16に保存される操作ログ情報に、アプリケーションがアクティブ状態であるかを示すアクティブ状態情報を含むように構成される場合には、このアクティブ状態情報に基づいて現在アクティブ状態であるアプリケーションを、使用されているアプリケーションとして特定することも当然に可能である。
【0049】
(2)例えば、上記アクティブ状態情報に基づいて、アクティブ状態とされる時間が最長となるアプリケーションを使用されているアプリケーションとして特定することも可能である。即ち、編集時間が最長となるアプリケーションを使用されているアプリケーションと特定すると好適である。
【0050】
(3)例えば、負荷状態判定部11により判定される負荷状態が所定値以上となった時点で、アクティブ状態であるアプリケーションを使用されているアプリケーションとして特定することも可能である。この場合でも、操作ログ情報に含まれるアクティブ状態情報に基づいて、特定することが可能である。
【0051】
(4)例えば、所定時間においてウィンドウのサイズ(面積)の総和が最大のものを使用されているアプリケーションとすることも可能である。また、前記総和をアプリケーションが起動している時間において画面に表示されているウィンドウの面積の総和とすることも可能である。係る場合には、他のウィンドウの背面に隠れている部分を除いて面積を算出すると好適である。
【0052】
上記実施形態において、関連度判定部17は、使用されているアプリケーションと起動されているアプリケーションとが同時に起動している時間に応じて、関連度を判定するとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲は、これに限定されるものではない。以下のように、起動されているアプリケーションと使用されているアプリケーションとにおける、両者の所定の操作及び/または所定の操作が行われた時間情報に応じて関連度を判定することも可能である。なお、係る場合、その構成に応じて、閾値テーブル19に格納される閾値を変更することが可能である。
【0053】
(1)例えば、起動されているアプリケーションの総起動時間における、使用されているアプリケーションとの同時に起動されている時間の割合を算出し、当該割合の大きい場合に関連度が高いとすることも可能である。
【0054】
(2)例えば、使用されているアプリケーションと起動されているアプリケーションとの間で行われる操作の回数に応じて前記関連度を判定することも可能である。即ち、使用されているアプリケーションと起動されているアプリケーションとの間で行われる、コピー及び貼り付け等の関連操作が行われた場合に、関連度が高いとすることも可能である。
【0055】
(3)例えば、起動されているアプリケーションで使用されるファイルのファイル名と使用されているアプリケーションで使用されるファイルのファイル名とに応じて関連度を算出することも可能である。即ち、使用されているアプリケーションの名称と起動されているアプリケーションの名称との類似性、或いは使用されているアプリケーションで開かれるファイル名と起動されているアプリケーションで開かれるファイル名との類似性に応じて関連度が高いとすることも可能である。具体的には、類似性が高い場合に関連度が高いとすることが可能である。
【0056】
(4)例えば、起動されているアプリケーションのウィンドウと使用されているアプリケーションのウィンドウとに応じて関連度を判定することも可能である。即ち、ウィンドウサイズ、ウィンドウの座標位置、ウィンドウの重なり具合に応じて関連度を判定することも可能である。例えば、起動されているアプリケーションのウィンドウと使用されているアプリケーションのウィンドウとが、並べて表示されている場合には、関連度が高いとすると好適である。また、起動されているアプリケーションのウィンドウが使用されているアプリケーションのウィンドウの背面に位置するように重なっている場合には、関連度が低いとすると好適である。
【0057】
(5)例えば、負荷情報が取得された端末以外の端末における操作ログ情報に応じて関連度を判定することも可能である。即ち、本人でない第三者の操作ログ情報に基づいて、関連度を判定することも可能である。このような構成とすれば、例えば、同じ部署の人の操作ログ情報に基づいて、関連度を判定することができるため、同様の操作を行う人が多い部署においては、関連度の判定が容易となる。
【0058】
上記実施形態において、閾値テーブル19には、制御対象となるアプリケーションを決定するために用いられる予め定められた閾値が格納されるとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲は、これに限定されるものではない。例えば、この閾値は、負荷情報に応じて変化するような構成とすることも可能である。
【0059】
上記実施形態において、制御実行部20は、制御対象アプリケーション通知部18により通知された制御対象アプリケーションに対して所定の制御を行うとして説明した。そして、この制御として、制御対象アプリケーションとして通知されたアプリケーションを終了させる制御を行ったり、ユーザに対して通知したりする制御を行うとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲は、これに限定されるものではない。例えば、制御対象アプリケーションとして通知されたアプリケーションの操作ログ情報を操作ログ情報保存部16から検索し、当該制御対象アプリケーションによって起動されているアプリケーションが複数ある場合、操作ログ情報が少ないファイルに対して制御を行うように構成することも可能である。
【0060】
また、制御実行部20により、例えば、制御対象アプリケーションとして通知されたアプリケーションを終了させる制御を行い、その後、端末の負荷状態が軽くなった場合には、終了させたアプリケーションを再度、起動させるように構成することも可能である。係る場合、例えば、終了させたアプリケーションを特定するアプリケーション情報を保存しておいて、端末の負荷状態が軽くなった場合には、前記アプリケーション情報を参照することにより前記終了させたアプリケーションを再起動させると好適である。
【0061】
上記実施形態におけるフローチャートにおいて、負荷状態が所定の負荷状態であっても(ステップ#03:Yes)、関連度が閾値未満でなければ(ステップ#07:No)、処理をすることなく終了するとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲は、これに限定されるものではない。例えば、全ての使用されているアプリケーションの関連度が、閾値未満である場合には、関連度の最も高いアプリケーションに対して、制御実行部20が制御を行うような構成とすると好適である。このような構成とすれば、何も処理を行わずに、端末の負荷状態が高いまま保持されるといった状態を解消することが可能である。
【0062】
上記実施形態では、本アプリケーション管理システム1は、端末に組み込まれた場合の例として説明した。しかしながら、本発明の適用範囲は、これに限定されるものではない。例えば、上述のアプリケーション管理システム1の各機能部を、端末とネットワークを介して接続されるサーバに備えるように構成することも可能である。係る場合には、端末が複数あっても良い。また、端末からサーバに伝達される負荷情報や操作ログ情報は、端末識別情報やユーザ識別情報に基づいて識別する構成とすると好適である。また、これらの負荷情報や操作ログ情報は、サーバが端末毎に保存する構成であっても良い。
【0063】
また、本アプリケーション管理システム1の各機能をサーバと端末に分散させて構成することも可能である。このような場合の一例として、負荷情報取得部10、負荷状態情報判定部11、操作ログ情報管理部15を端末に備え、これら以外の機能部をサーバに備えるような構成とすることも可能である。このような構成とすれば、各種特定や算出に係る処理をサーバにより行うことができるため、端末における処理速度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】アプリケーション管理システムの概略構成を模式的に示すブロック図
【図2】操作ログ情報の一例を示す図
【図3】アプリケーション管理システムにより行われる管理制御のフローチャート
【符号の説明】
【0065】
1:アプリケーション管理システム
10:負荷情報取得部
11:負荷状態判定部
12:所定値テーブル
13:起動アプリケーション特定部
14:使用アプリケーション特定部
15:操作ログ情報管理部
16:操作ログ情報保存部
17:関連度判定部
18:制御対象アプリケーション通知部
19:閾値テーブル
20:制御実行部
21:アプリケーション特定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末の動作に応じてアプリケーションを管理するアプリケーション管理システムにおいて、
前記端末で行われた操作に基づいて記録される操作ログ情報を取得し、保存する操作ログ情報管理部と、
前記端末の負荷状態を示す負荷情報を取得する負荷情報取得部と、
前記負荷情報に基づいて、前記端末が所定の負荷状態であるかを判定する負荷状態判定部と、
前記所定の負荷状態であると判定された場合に、前記操作ログ情報に基づいて前記端末において起動されているアプリケーション及び使用されているアプリケーションを特定するアプリケーション特定部と、
前記保存されている操作ログ情報に基づいて、前記起動されているアプリケーションと前記使用されているアプリケーションとの関連度を判定する関連度判定部と、
前記関連度に応じて、制御対象となるアプリケーションを通知する制御対象アプリケーション通知部と、
を備えるアプリケーション管理システム。
【請求項2】
前記アプリケーション特定部は、アプリケーションに対する所定の操作及び/または所定の操作が行われた時間情報に基づいて、前記使用されているアプリケーションを特定する請求項1に記載のアプリケーション管理システム。
【請求項3】
前記関連度判定部は、前記起動されているアプリケーションと前記使用されているアプリケーションとにおける、両者の所定の操作及び/または所定の操作が行われた時間情報に応じて前記関連度を判定する請求項1又は2に記載のアプリケーション管理システム。
【請求項4】
前記操作ログ情報には、ウィンドウの座標が含まれており、
前記関連度判定部は、前記起動されているアプリケーションのウィンドウと前記使用されているアプリケーションのウィンドウとに応じて前記関連度を判定する請求項1から3のいずれか一項に記載のアプリケーション管理システム。
【請求項5】
端末の動作に応じてアプリケーションを管理するアプリケーション管理システムのためのプログラムにおいて、
前記端末で行われた操作に基づいて記録される操作ログ情報を取得し、保存する操作ログ情報管理機能と、
前記端末の負荷状態を示す負荷情報を取得する負荷情報取得機能と、
前記負荷情報に基づいて、前記端末が所定の負荷状態であるかを判定する負荷状態判定機能と、
前記所定の負荷状態であると判定された場合に、前記操作ログ情報に基づいて前記端末において起動されているアプリケーション及び使用されているアプリケーションを特定するアプリケーション特定機能と、
前記保存されている操作ログ情報に基づいて、前記起動されているアプリケーションと前記使用されているアプリケーションとの関連度を判定する関連度判定機能と、
前記関連度に応じて、制御対象となるアプリケーションを通知する制御対象アプリケーション通知機能と、
をコンピュータに実行させるアプリケーション管理システムのためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−217605(P2009−217605A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−61364(P2008−61364)
【出願日】平成20年3月11日(2008.3.11)
【出願人】(599108242)Sky株式会社 (257)