説明

アルキルピリジニウムジシアナミドおよびそれらの製造方法

本発明は、式
【化1】


(式中、Rn1はシアノまたはC1-20アルキルであり、nは0から3の整数であり、存在する任意のR1は同一または異なり、R2はC1-20アルキルである)のアルキルピリジニウムジシアナミドに関する。本発明はさらに、アルキルピリジニウムハライドおよびアルカリ金属ジシアナミドからのそれらの製造、および極性溶媒としてのそれらの使用方法に関する。

【発明の詳細な説明】
【発明の開示】
【0001】
本発明は、式
【化4】

【0002】
(式中、Rn1はシアノまたはC1-20アルキルであり、nは0から3の整数であり、存在する任意のR1基は同一または異なり、R2はC1-20アルキルである)のアルキルピリジニウムジシアナミドに関する。本発明はさらに、アルキルピリジニウムハライドおよびアルカリ金属ジシアナミドからのそれらの製造、および極性溶媒としてのそれらの使用方法に関する。
【0003】
式Iのアルキルピリジニウムジシアナミドはイオン性液体である。イオン性液体は、通常、有機カチオンを含む塩を意味するものと理解され、室温で液体である。イオン性液体を溶媒として用いることができる温度範囲は−60℃から300℃を超える温度まで及ぶ。それらの良好な溶媒和特性と低い揮発性の結果として、それらは「グリーン・ケミストリー」のための環境にやさしい溶媒としてここ数年に知られるようになってきている。
【0004】
典型的には、イオン性液体のカチオンは、1価の第4級アンモニウムもしくはホスホニウム塩基、または芳香族窒素塩基のカチオンであり、それらは任意にアルキル基、ハロゲン原子またはシアノ基により置換され、さらにOまたはSのようなヘテロ原子を含んでいてもよい。窒素含有カチオンの例は、イミダゾリウム、オキサゾリウム、ピラジニウム、ピラゾリウム、ピリダジニウム、ピリジニウム、ピロリジニウム、ピリミジニウム、チアゾリウムおよびトリアゾリウムイオンである。イミダゾリウムおよびピロリジニウムイオンが最も頻繁に用いられる。構造式では、電荷はヘテロ原子(通常窒素)上に局在化して、または環の中央に非局在化して示される。2つの例示は等価である。
【0005】
イオン性液体中の典型的なアニオンは、アセテート、AlCl4-、AsF6-、BF4-、臭化物、CF3SO3-、(CF32PF4-、(CF34PF2-、(CF35PF-、(CF36-、塩化物、CN-、FeCl3-、NO3-、PF6-、ピルベート、トリフルオロメタンスルホネート、オキサレートまたはSCN-である。最も頻繁に用いられるのはAlCl4-、AsF6-、BF4-およびPF6-である。
【0006】
イオン性液体の製造のための出発材料は、たとえばダルムシュタットのメルクKGaAまたはフライブルクのIoLiTec、A.ベスマン、Dr T.シューバートG.b.R.から購入することができる。
【0007】
ピリジニウムイオンを有するイオン性液体およびその使用方法は、とりわけ、US−A−2455331、WO−A1−02/34863、WO−A2−03/004727、US−A1−2004/0038031およびUS−A1−2004/0031685に開示されている。
【0008】
ピリジニウムに基づくイオン性液体のさらなる既知の応用は、A.イケダら、Chemistry Letters 2001、1154〜1155;M.グレーツェルら、J.Phys.Chem. B107、2003、13280〜13285;G.L.レベイロおよびB.M.カーディルカー、Synthesis 3、2001、370〜372;A.J.カーマイケルおよびM.J.アール、Organic Letters 1、1999、997〜1000;A.ベスマンら、Angew.Chem.Int. Ed.40、2001、2697〜2699およびA.エロイテリおよびD.カパルディ、Org.Proc.Res.Dev. 4、2000、182〜189に開示されている。
【0009】
ジシアナミドイオン(N,N−ジアルキルイミダゾリウムジシアナミド、N,N−ジアルキルピロリジニウムジシアナミドおよびテトラアルキルアンモニウムジシアナミド)を含むイオン性液体が、D.R.マックファーランら、Chem.Commun. 2001、1430〜1431;S.A.フォーシスら、Chem.Commun. 2002、714〜715およびD.R.マックファーランら、Green Chemistry.4、2002、444〜448に開示されている。開示されているN,N−ジアルキルイミダゾリウムジシアナミド、N,N−ジアルキルピロリジニウムジシアナミドおよびテトラアルキルアンモニウムジシアナミドはすべて、対応するイミダゾリウム、ピロリジニウムおよびテトラアルキルアンモニウムアイオダイドと銀ジシアナミド(Ag(C23))から製造される。他の製造方法は開示されておらず、他のハライドからの、言及されたジシアナミドの製造例もまったく開示されていない。
【0010】
本発明の目的は、新規なイオン性液体および廉価なその製造方法を提供することである。この新規な化合物は、使用後に環境に無害な方法で廃棄できるであろう。
【0011】
この目的は、請求項1によって達成される。
【0012】
クレームした化合物は、式
【化5】

【0013】
(式中、Rn1はシアノまたはC1-20アルキルであり、nは0から3の整数であり、存在する任意のR1基は同一または異なり、R2はC1-20アルキルである)のアルキルピリジニウムジシアナミドである。
【0014】
ここでおよびこれ以降で、「C1-nアルキル」という表現は、1ないしn個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基を意味する。C1-20アルキルは、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、1,4−ジメチルペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、1,5−ジメチルヘキシル、ノニル、デシルおよび4−エチル−1,5−ジメチルヘキシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシルまたはエイコシルを表す。
【0015】
好ましいアルキルピリジニウムジシアナミドは、Rn1がシアノまたはC1-8アルキル、好ましくはメチルまたはエチルであり、nが0ないし2の整数であり、存在する任意のR1基は同一または異なり、R2がC2-8アルキルである、式Iの化合物である。特に好ましいのは、式
【化6】

【0016】
(式中、R2は、C4-8アルキルである)によるアルキルピリジニウムジシアナミドである。
【0017】
イオン性液体中において通例用いられるアニオンは、それらの熱的な廃棄がしばしばハロゲン化された金属の残渣を生じるという欠点をもつ。本発明のアルキルピリジニウムジシアナミドを熱的に廃棄した場合、これらの廃棄物は生じない。
【0018】
芳香族構造のおかげで、任意に置換されたピリジン系カチオンを有する本発明のイオン性液体は、たとえば第4級アンモニウムイオンから形成されたものよりも広い極性範囲に広がっている。
【0019】
本発明のアルキルピリジニウムジシアナミドの水溶性は、本発明の化合物の置換基Rn1およびR2の数と鎖長のおかげで、「完全に水に混和性」から「水に非混和性」までの範囲内で調節することができる。たとえば、N−ブチルピリジニウムジシアナミドおよびN−ブチル−3−メチルピリジニウムジシアナミドは水に混和性であるが、N−オクチル−3−メチルピリジニウムジシアナミドおよびN−オクチルピリジニウムジシアナミドは水に非混合性である。他の溶媒、たとえばアセトン、アセトニトリル、DMSO、酢酸エチル、ヘキサン、塩化メチレン、有機酸、プロピレンカーボネート、二硫化炭素、THF、トルエンまたは他のイオン性液体との混和性は、同様に側鎖基Rn1およびR2によってかなり決定される。
【0020】

【化7】

【0021】
(式中、Rn1はシアノまたはC1-10アルキルであり、nは0から3の整数であり、存在する任意のR1基は同一または異なり、R2はC1-10アルキルである)の本発明のアルキルピリジニウムジシアナミドを製造するための方法は、式
【化8】

【0022】
(式中、Rn1およびR2は各々上で定義のとおりであり、Xはフッ素、塩素、臭素およびヨウ素からなる群より選択されるハロゲン原子である)の化合物の、好ましくは水の存在下での、アルカリ金属ジシアナミドとの反応を含む。
【0023】
ここでおよびこれ以降で、アルカリ金属ジシアナミドはアルカリ金属であるリチウム、ナトリウム、カリウムのジシアナミド、ならびにそれらの混合物および水和物を意味するものと考える。アルカリ金属ジシアナミドは固体として、溶液中または懸濁液中で用いてもよい。これらは、より好ましくは水溶液または懸濁液として用いられる。
【0024】
好ましい実施形態において、反応物であるアルキルピリジニウムハライド:アルカリ金属ジシアナミドのモル比は0.2:1ないし5:1の範囲、より好ましくは1:1の比である。変換されていない出発材料は、形成されたアルキルピリジニウムジシアナミドから簡単な方法で除去できる。
【0025】
好ましい方法の変形において、アルキルピリジニウムハライドとアルカリ金属ジシアナミドの反応は、反応物の合計対水のモル比で2:0から2:100、好ましくは2:10から2:30、より好ましくは2:15から2:25の水の存在下で実施される。
【0026】
ジシアナミドイオンを有するイオン性液体を製造するための既知の方法と比較して、本発明による方法は、中間化合物としてのAg(C23)の調製なしですますことができるという点で注目に値する。
【0027】
本発明による方法における高濃度の出発化合物の結果として、アルキルピリジニウムジシアナミドを、アルキルピリジニウムハライドとアルカリ金属ジシアナミドから直接、驚くほど簡単で廉価な方法で製造することができる。したがって、発生する銀含有廃棄物の経費のかかる処分も不要になる。さらに、本発明による方法においては、ヨウ化物だけでなく、収率の減少なしに、別のより好ましい他のハライドも用いることができる。さらに好ましい方法の変形においては、Rn1およびR2基の数と特性に応じて、水に加えて、別の溶媒、たとえばアセトン、アセトニトリル、C1-4アルコール、クロロホルム、ジクロロエタン、ジエチルエーテル、DMSO、酢酸エチル、ヘキサン、塩化メチレン、プロピレンカーボネート、二硫化炭素、THF、トルエンおよび/またはキシレンも溶解補助剤として用いられる。
【0028】
好ましい実施形態において、アルキルピリジニウムジシアナミドは抽出プロセスにより精製される。より好ましくは、生成するアルキルピリジニウムジシアナミドとハロゲン化アルカリ金属を、水の存在下で相分離により単離することができる。水が反応溶液中にすでに存在する場合、反応の間に生成するハロゲン化アルカリ金属のために、そうでなければ完全に水に混和するアルキルピリジニウムジシアナミドでさえ相界面を形成する(塩析効果)。この塩析効果は、たとえば抽出の間における塩の添加により促進することができる。
【0029】
さらに、驚くべきことに、容易に水に溶解するアルキルピリジニウムジシアナミドでさえ、水に非混和性の低極性有機溶媒たとえば塩化メチレンを用いて水溶液から抽出できることがわかっている。
【0030】
ピリジンおよび種々のアルキルピリジンは天然資源、たとえばコールタール中に存在し、技術的に簡単な方法で多量に単離することができる。イミダゾールは天然には存在しないので、本発明のアルキルピリジニウムジシアナミドは公知のイミダゾリウムジシアナミドよりコスト上の利点を有する。置換されたピリジンは、多くの方法によって製造することができる。ピリジンのN−アルキル化も同様に、公知の方法、たとえばハロゲン化アルキルによってもたらされる。ピリジンは環の中にただ1つのアルキル化可能な窒素原子を有するため、特にN−アルキル化で均質な生成物が得られるが、置換されたイミダゾール誘導体のN−アルキル化はしばしば分離困難な不均質生成物をもたらすことがある。
【0031】

【化9】

【0032】
(式中、Rn1はシアノまたはC1-10アルキルであり、nは0から3の整数であり、存在する任意のR1基は同一または異なり、R2はC1-10アルキルである)の本発明のアルキルピリジニウムジシアナミドは、イオン性液体であり、適切な場合には、1以上の他のイオン性液体、水または有機溶媒との混合物として用いることができる。本発明のアルキルピリジニウムジシアナミドの可能な用途は、たとえば、極性溶媒の構成成分として、電気分解または電気部品における電解質として、またはLCDのための液晶もしくはたとえば光電変換用途のための導電性ゲルの製造用である。
【0033】
スズキ反応(ハロ芳香族と芳香族ホウ酸エステルとのC−C結合形成)において、本発明のイオン性液体では、公知のイミダゾリウムジシアナミドに基づくイオン性液体を用いた場合よりも、より少量の副生成物しか発生しないこともわかっている。
【0034】
以下に続く例は、本発明を限定することなく本発明を説明することを意図している。
【0035】
例:
例1:
3−メチル−1−ブチルピリジニウムクロリド(式II、R1=3−メチル、R2=ブチル、X=Cl)
3−メチルピリジン(2142g、23mol)および1−クロロブタン(2129g、23mol)を、まず5リットルのジャケットつき攪拌装置に仕込み、還流下で攪拌する。攪拌装置内の温度は約92〜95℃である。最初は透明な溶液がまず2相を形成し、そのうち下の相が生成物を含む。完全な変換後には、1相のみが存在する。生成物は、簡単なバッチ式または連続式で相分離により出発材料から分離することができる。33時間後、1042gの粗3−メチル−1−ブチルピリジニウムクロリドが得られる。3−メチルピリジンおよび1−クロロブタンの残渣(<5%)を真空処理により約90℃で除去する。1H NMRによる純度は>98%である。
【0036】
例2:
3−メチル−1−ブチルピリジニウムジシアナミド(式I、R1=3−メチル、R2=ブチル)
3−メチル−1−ブチルピリジニウムクロリド(1686g、9mol)を水(2550ml、140mol)に溶解した水溶液を、室温で少量ずつ固体ナトリウムジシアナミド(808g、9mol)と混合した後、すべての固体が溶解するまで攪拌する。これにより透明なベージュの溶液を形成する。溶液を85gの活性炭と混合し、30分間攪拌した後、ろ過する。その後、透明な黄色の溶液を毎回(2×1000ml)ジクロロメタンで抽出する。その後、抽出物を水(3×500ml)で洗浄した後、まず50℃および500mbar、次いで20mbarで恒量まで濃縮する。このようにして、1708gの3−メチル−1−ブチルピリジニウムジシアナミドが淡いベージュの液体の形態で得られる。これは87%の収率に相当し、1H NMRで>98%の純度を有する。
【0037】
例3:
3−メチル−1−オクチルピリジニウムクロリド(式II、R1=3−メチル、R2=オクチル、X=Cl)
3−メチルピリジン(1676g、18mol)および1−クロロオクタン(2676g、18mol)を、まず5リットルのジャケットつき攪拌装置に仕込み、130〜135℃の温度で攪拌する。最初は透明な溶液が2相を形成し、そのうち下の相が3−メチル−1−オクチル−ピリジニウムクロリドを含む。反応の間に、上の相は、反応混合物が完全な変換後に1相のみになるまで減少しつづける。24時間後、4370gの粗生成物が得られる。得られたベージュから茶色の反応生成物は室温まで冷却する間に徐々に固化する。1H NMRによる純度は>98%であり、融点範囲は63〜70℃である。
【0038】
例4:
3−メチル−1−オクチルピリジニウムジシアナミド(式I、R1=3−メチル、R2=オクチル)
3−メチル−1−オクチルピリジニウムクロリド(242g、1mol)と少量の水(25ml,1.4mol)との混合物を、ナトリウムジシアナミド(89g、1mol)を水(340ml、18.9mol)に溶解した飽和水溶液と、室温で30分以内に混合する。定量添加の完了後、反応混合物をさらに20分間攪拌する。これにより2相が形成される。(下の)有機相を取り出し、水相をジクロロメタン(2×300ml)により抽出する。ジクロロメタン抽出物と予め取り出した有機相を合わせ、水で洗浄する(3×250ml)。有機相をまず500mbarおよび50℃で、次いで20mbarおよび50℃で恒量まで濃縮する。このようにして、218gの淡いベージュの透明な液体(90%の収率に相当)の3−メチル−1−オクチルピリジニウムジシアナミドが1H NMRによる>98%の純度で得られる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】

【化1】

(式中、Rn1はシアノまたはC1-20アルキルであり、nは0から3の整数であり、存在する任意のR1基は同一または異なり、R2はC1-20アルキルである)のアルキルピリミジニウムジシアナミド。
【請求項2】
式中、Rn1はシアノまたはC1-8アルキル、好ましくはメチルまたはエチルであり、nは0ないし2の整数であり、存在する任意のR1基は同一または異なり、R2はC2-8アルキルである請求項1記載のアルキルピリジニウムジシアナミド。
【請求項3】
2がC4-8アルキルであることを特徴とする式
【化2】

記載のアルキルピリジニウムジシアナミド。
【請求項4】
請求項1記載のアルキルピリジニウムジシアナミドの製造方法であって、式
【化3】

(式中、Rn1はシアノまたはC1-20アルキルであり、nは0から3の整数であり、存在する任意のR1基は同一または異なり、R2はC1-20アルキルであり、X-はハロゲンイオンである)のアルキルピリジニウムハライドを、好ましくは水の存在下で、アルカリ金属ジシアナミドと反応させることを特徴とする方法。
【請求項5】
-が塩化物または臭化物であることを特徴とする請求項4記載の方法。
【請求項6】
アルキルピリジニウムハライド:アルカリ金属ジシアナミドのモル比が0.2:1から5:1の範囲、より好ましくは1:1の範囲にあることを特徴とする請求項4または5記載の方法。
【請求項7】
アルキルピリジニウムハライドとアルカリ金属ジシアナミドとの反応を、水の存在下で、反応物の合計対水のモル比が2:0から2:100、好ましくは2:10から2:30、より好ましくは2:15から2:25で実施することを特徴とする請求項4ないし6の少なくとも1項記載の方法。
【請求項8】
アルカリ金属ジシアナミドを溶液または懸濁液の形態で用いることを特徴とする請求項4ないし7の少なくとも1項記載の方法。
【請求項9】
請求項1記載のアルキルピリジニウムジシアナミドの使用方法であって、適切な場合には1以上の他のイオン性液体、水または有機溶媒との混合物での、極性非プロトン溶媒としての、電気分解または電気部品における電解質としての、およびLCDのための液晶または導電性ゲルの製造のための使用方法。
【請求項10】
請求項1記載のアルキルピリジニウムジシアナミドの使用方法であって、適切な場合には1以上の他のイオン性液体、水または有機溶媒との混合物での、スズキ反応における溶媒としての使用方法。

【公表番号】特表2007−531783(P2007−531783A)
【公表日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−506719(P2007−506719)
【出願日】平成17年4月6日(2005.4.6)
【国際出願番号】PCT/EP2005/003620
【国際公開番号】WO2005/097749
【国際公開日】平成17年10月20日(2005.10.20)
【出願人】(398075600)ロンザ ア−ゲ− (58)
【Fターム(参考)】