説明

アンテナ装置

【課題】物体に着脱自在に取り付けられ、アンテナ本体と固定モジュールとを含むアンテ
ナ装置を提供する。
【解決手段】アンテナ本体は表面を有する。当該表面には第1の連結部が形成されている
。固定モジュールは第2の連結部と固定部とを含む。第2の連結部は第1の連結部と連結
することができる。固定部は可撓性があり、変形可能である。アンテナ装置を物体に取り
付けられるように、物体を入れるための空間が上記表面と固定部との間に形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はアンテナ装置に関するものであり、特に、アンテナ装置を物体に取り付けたり
配置面に固定したりするために、変形可能な固定部を有するアンテナ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
今日では、コンピュータの驚くべき能力により、多くの電気器具がコンピュータととも
に広く利用されている。例えば、ケーブルテレビやワイヤレステレビに表示されるテレビ
番組をパソコンに伝送して再生することができる。通常、テレビから発せられるテレビ信
号は、TVボックスをコンピュータに外部的に配線することにより、又は、TVチューナ
カードをコンピュータに差し込むことにより、パソコンに伝送される。このように、テレ
ビ番組は有線又は無線伝送方式によりパソコンに表示することができ、パソコンはテレビ
の役割を果たすという拡張機能を有することとなる。モバイルコンピューティング技術産
業の発展に伴い、ノート型コンピュータや小型液晶ディスプレイといった様々な携帯用電
子機器は、多くの場合において利用に適しているという理由で、必要不可欠な電気製品と
なっている。例えば、ノート型コンピュータでテレビ番組を視聴する機能を実現するには
、ノート型コンピュータに外付け又は内蔵されたTVチューナカードのアンテナ装置によ
って、無線テレビ信号(RF信号等)を受信することができる。
【0003】
図1は、ノート型コンピュータ10、TVチューナカード12、及びアンテナ装置13
間の接続を示す概略斜視図である。TVチューナカード12は、例えば、カードバスイン
タフェースカード、高速伝送インタフェースカード(エクスプレスカード)、USB拡張
カード等である。図1に示されるように、ノート型コンピュータ10は、TVチューナカ
ード12と連結される伝送インタフェース11を有している。TVチューナカード12が
伝送インタフェース11に連結されると、ノート型コンピュータ10の機能が拡張される
。TVチューナカード12がアンテナ装置13に接続されると、アンテナ装置13によっ
て受信されたテレビ信号をノート型コンピュータ10に伝送し、再生することができる。
【0004】
ノート型コンピュータ10、TVチューナカード12、及びアンテナ装置13が互いに
接続されると、図1に示されるように、アンテナ装置13とノート型コンピュータ10と
は、同一の又は異なる配置面つまりプラットフォームに配置される。さらに、無線信号の
受信能力を高めるため、アンテナ装置13の延長アンテナ131を延ばす場合もある。ア
ンテナ装置13を安定して設置するために、アンテナ装置13の固定台130が配置面つ
まりプラットフォームに磁気的に固定される。しかしながら、アンテナ装置13には依然
としていくつかの問題点がある。アンテナ装置13の固定台130は配置面と密着できな
いことが多く、アンテナ装置13の構造が不適切であるため、いくつかの問題点が生じる
可能性がある。例えば、アンテナ装置13が振動や接触を受けると、すぐに重心がずれ、
延長アンテナ131が無線信号を受信する方向が変化する。また、アンテナ装置13の固
定台130が配置面のかなりのスペースを取り、ノート型コンピュータ10の操作の妨げ
となる。
【0005】
最近、上記の問題を解決するためにいくつかのアンテナ装置が開示されている。それぞ
れ異なる配置面に合わせ、2つのアンテナ装置を図2A及び図2Bを参照して説明する。
図2Aは、吸着盤の付いた固定モジュール24を有するアンテナ装置20を示す概略斜視
図である。アンテナ本体21は無線信号を受信するためのアンテナモジュール22を有し
ている。アンテナ本体21の底部には窪み(図示せず)が形成されており、その窪みに対
応する突起が固定モジュール24に形成されている。固定モジュール24をアンテナ本体
21と結合するには、突起を窪みに差し込んでからアンテナ本体21を90度回転させる
必要がある。そして、固定モジュール24の吸着盤が変形されて机等の平面に引き付けら
れる。図2Bは、2つの固定板が付いた可撓性のある固定モジュール240を有するアン
テナ装置200を示す概略斜視図である。同様に、アンテナ本体21の底部には窪み(図
示せず)が形成されており、その窪みに対応する突起が固定モジュール240に形成され
ている。固定モジュール240をアンテナ本体21と結合するには、突起を窪みに差し込
んでからアンテナ本体21を90度回転させる必要がある。そして、可撓性のある固定モ
ジュール240の2つの固定板が柔軟に変形されると、2つの固定板は、例えばノート型
コンピュータのLCD画面の上縁をクランプできる。図2A及び図2Bに示されるアンテ
ナ装置は台湾特許番号M335024に開示されており、その内容は参照することにより
ここに組み込まれる。
【0006】
図2Aの固定モジュールの吸着盤は配置面に固定され得るが、依然としていくつかの問
題点がある。例えば、当該アンテナ装置はノート型コンピュータから離れているため、ア
ンテナ装置が配置面のかなりのスペースを取り、ノート型コンピュータの操作の妨げとな
る。また、図2Bの固定モジュールにおける2つの固定板の間隙はあらかじめ定められて
いる。固定板の変形量は微小であるため、間隙は僅かしか調整できない。つまり、固定モ
ジュールの間隙が定まっているために、ノート型コンピュータの各種LCD画面の多様な
厚みに対応することができない。従って、当該アンテナ装置はLCD画面に取り付けられ
ない場合がある。
【0007】
そこで、先行技術が直面している問題点を避けるため、改良されたアンテナ装置を提供
する必要がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、アンテナ装置を物体に取り付けたり配置面に固定したりするために、変形可
能な固定部を有するアンテナ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一実施形態において、本発明は、物体に着脱自在に取り付けられ、アンテナ本体と固定
モジュールとを含むアンテナ装置を提供する。アンテナ本体は表面を有する。当該表面に
は第1の連結部が形成されている。固定モジュールは第2の連結部と固定部とを含む。第
2の連結部は第1の連結部と連結可能である。固定部は可撓性があって変形可能である。
アンテナ装置を物体に取り付けられるように、物体を受けるための空間が上記表面と固定
部との間に形成される。
【0010】
一実施形態において、本発明は、物体に着脱自在に取り付けられ、アンテナ本体と固定
モジュールとを含むアンテナ装置を提供する。固定モジュールは吊り下げスタンドと固定
部とを含む。吊り下げスタンドはアンテナ本体を入れるための受け部を有している。固定
部は可撓性があって変形可能である。アンテナ装置を物体に取り付けられるように、物体
を受けるための空間が吊り下げスタンドと固定部との間に形成される。
【0011】
一実施形態において、本発明は、配置面に固定されるアンテナ装置を提供する。アンテ
ナ本体は底部に窪みが形成されている。固定モジュールは連結部と固定部とを含む。連結
部は2つの保持側壁と突起とを含む。突起は窪みと嵌合する。アンテナ本体は2つの保持
側壁で囲まれる。固定部は、変形されて配置面に引き付けられる可撓性の吸着盤を有する

【0012】
本発明の上述の内容は、以下の詳細な説明及び添付図面を検討頂ければ、当業者にはよ
り容易に理解されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、実施形態に関して、本発明をより具体的に説明する。なお、本発明の好ましい実
施形態についての以下の説明は、あくまで例示を目的とするものであり、網羅的なもので
はなく、開示されたとおりの形態に限定することを意図したものではない。
【0014】
図3Aは、本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置を示す概略分解図である。図3
Aに示されるように、アンテナ装置30は主としてアンテナ本体31及び固定モジュール
34から成る。アンテナ本体31は、第1のアンテナ部321と第2のアンテナ部322
とを含むアンテナモジュール32を備えている。第1のアンテナ部321及び第2のアン
テナ部322はアンテナ本体31の両側面311,312に枢動可能に取り付けられてい
る。固定モジュール34はアンテナ本体31に着脱自在に連結される。説明のため、図3
Aでは、アンテナ本体31と固定モジュール34とが互いに分離されている状態を示して
いる。アンテナ本体31の表面310には第1の連結部33が形成されている。第1の連
結部33に対応して、固定モジュール34には第2の連結部341が形成されている。ま
た、固定モジュール34は固定部36を有する。第2の連結部341と第1の連結部33
とが互いに嵌め合わされると、固定モジュール34とアンテナ本体31とが結合される。
本発明の主要な特徴によると、アンテナ装置30を物体に取り付けられるように、当該物
体を入れるための空間が表面310と固定部36との間に形成される。また、アンテナ装
置30をしっかりと固定できるように、表面310と固定部36との間に物体をクランプ
することもできる。
【0015】
本発明のアンテナ装置30は無線信号伝送インタフェースに適合させることができる。
つまり、アンテナ装置30は、図1に示されるようなTVチューナカード12の付いたノ
ート型コンピュータ10に適用することができる。アンテナ装置30は回路基板(図示せ
ず)と信号出力端子35とをさらに備える。回路基板はアンテナ本体31内に搭載される
。信号出力端子35及びアンテナモジュール32のアンテナ部321,322は回路基板
に電気的に接続される。信号出力端子35が伝送インタフェース(例えば図1に示される
ようなTVチューナカード12)に電気的に接続されると、アンテナ装置30は無線信号
(例えば無線テレビ信号)を受信する機能を実行する。アンテナモジュール32のアンテ
ナ部321,322によって受信された無線信号は回路基板によって処理され、その後、
処理された無線信号が信号出力端子35を介して伝送インタフェースに伝送される。
【0016】
図3Bは、図3Aに示されたアンテナ装置30の固定モジュール34の概略斜視図であ
る。図3Cは、図3Aに示されたアンテナ装置30の固定モジュール34の概略側面図で
ある。図3B及び3Cを参照頂きたい。固定モジュール34の固定部36は、2つの可撓
部361,362と2つのポスト363,364とを備えている。可撓部361,362
は、可撓性を有するため、柔軟に変形させることができる。可撓部361の一端は第2の
連結部341に結合され、他端はポスト363に結合されている。同様に、可撓部362
の一端は第2の連結部341に結合され、他端はポスト364に結合されている。固定部
36は全体を可撓性材料で形成することが好ましい。あるいは、実施形態によっては、上
記2つの可撓部361,362のみが可撓性のある、つまり変形可能な材料で形成される
。伝動機構を通じて、可撓部361,362を動かすことによりポスト363,364間
の相対位置を調整することができる。
【0017】
図3Dは、図3Aに示される表面310に形成された第1の連結部33の概略部分拡大
図である。第1の連結部33と第2の連結部341とは相補的な形状を有している。第2
の連結部341と第1の連結部33とを互いに嵌め合わせると、固定モジュール34とア
ンテナ本体31とが結合される。
【0018】
図3A,3B,3C及び3Dを参照頂きたい。第1の連結部33の例はガイド溝である
。ガイド溝に対応して、第2の連結部341はガイドトラックである。アンテナ装置30
を組み立てるには、まず、表面310に形成された第1の連結部33の窪んだ入口に第2
の連結部341を入れ、その後、ガイドトラックとガイド溝を係合させて第2の連結部3
41を第1の連結部33に嵌め込む。図3Dに示されるように、窪んだ入口の上半分は下
半分より幅が狭くなっている。また、第2の連結部341と第1の連結部33を互いに嵌
め合わせられるように、第1の連結部33の内壁の幅及び奥行きは精巧に調整される。但
し、発明の教示を維持しながら様々な修正や変更を加えられることは、当業者であれば容
易に認められるであろう。例えば、実施形態によっては、第1の連結部33の底部(又は
内側ケース)に凸部を形成し、対応する凹部を第2の連結部341に形成してもよい。凸
部が凹部に嵌まることにより、第1の連結部33と第2の連結部341をよりしっかりと
嵌合させることができる。
【0019】
図4Aは、図3Aに示されたアンテナ装置30を組み立てた状態を示す概略図である。
図4Bは、図4Aに示されるアンテナ装置30の概略側面図である。図4A及び4Bを参
照頂きたい。アンテナモジュール32のアンテナ部321,322は、配置面つまりプラ
ットフォームに対して水平に広げられている。従来技術において説明された伸縮アンテナ
と同様に、アンテナモジュール32のアンテナ部321,322も、無線信号の受信能力
を高めるために伸張することができる。電磁波理論に基づき、ダイポールアンテナ構造で
水平に配置されたこれら2つのアンテナ部は、無線信号の受信において優れた効果を有す
る。固定モジュール34とアンテナ本体31をアンテナ装置30として結合させると、ア
ンテナ装置30は物体に取り付けることが可能となる。
【0020】
図4A及び4Bを再度参照頂きたい。固定部36の可撓部361,362は可撓性があ
り、変形可能であるため、ポスト363,364とアンテナ本体31の表面310との間
隔を物体の厚みに合わせて調整できる。本実施形態では、可撓部361,362はホース
に似た可撓性を有している。可撓部361,362に外力が加わると、可撓部361,3
62は変形され、それにより、ポスト363,364はその形状を維持しながら移動され
る。外力が取り除かれると、ポスト363,364はそれぞれ元の位置に戻る。固定部3
6の可撓部361,362が矢印の方向に柔軟に変形されると、固定モジュール34の固
定部36とアンテナ本体31の表面310との間に物体がクランプされる。これにより、
アンテナ装置30は物体にしっかりと取り付けられる。
【0021】
物体は例えば液晶表示(LCD)画面である。図5A及び5Bはそれぞれ、アンテナ装
置30がノート型コンピュータ10のLCD画面の上縁に取り付けられた状態を示す概略
的な側面図及び斜視図である。ノート型コンピュータ10のLCD画面の厚みに適合する
ように、可撓部361,362が変形される。具体的には、固定部36とアンテナ本体3
1の表面310との間の空間がノート型コンピュータ10のLCD画面を入れるのに十分
となるように、可撓部361,362の変形量はLCD画面の厚みより若干大きくなけれ
ばならない。LCD画面の上縁がアンテナ装置30によってクランプされるので、アンテ
ナ装置30をLCD画面にしっかりと取り付けることができる。LCD画面の別の位置に
アンテナ装置30を取り付けるには、ユーザは、可撓部361,362に外力を加えてポ
スト363,364をLCD画面から離した後、アンテナ装置30を引き抜く。次に、ア
ンテナ装置30を上記手順によりLCD画面における所望の位置に取り付ける。上述した
ように、アンテナ装置30はLCD画面の上縁に取り付けることができる。また、アンテ
ナ装置30のクランプ間隔はLCD画面の厚みに応じて決まるので、アンテナ装置30を
LCD画面にしっかりと取り付けることが可能になる。
【0022】
本発明の第1の実施形態においては、可撓部361,362が変形されると、LCD画
面がポスト363,364とアンテナ本体31の表面310との間にクランプされる。こ
のような構想に基づき、アンテナ装置30の一部の部品を構造や外観において変更するこ
ともできる。例えば、固定部がゴムクランプとして機能するように、可撓部361,36
2を可撓性と弾力性の両方を有するものにしてもよい。可撓部が弾性的に変形から回復す
ると、固定部のポストは物体(ノート型コンピュータのLCD画面等)に一層強く密着す
ることができる。また、ゴムクランプの固定部は2本のポストの代わりに固定板を1枚だ
け有するものであってもよく、この場合、LCD画面の上縁は固定板とアンテナ本体の表
面との間に直接クランプされる。
【0023】
図6Aは、本発明の第2の実施形態に係るアンテナ装置を示す概略分解図である。図6
Aに示されるように、アンテナ装置40は主としてアンテナ本体41と固定モジュール4
4とから構成される。アンテナ本体41は、アンテナ部421,422を含むアンテナモ
ジュール42を備えている。本実施形態に含まれるアンテナ部421,422及び信号出
力端子45は図3Aに示されるものと同様であり、ここでは重ねて説明しない。一方、固
定モジュール44の構造、及び第1の連結部43と第2の連結部441との連結構造は、
第1の実施形態と区別される。第1の連結部43がアンテナ本体41の表面410に形成
され、第1の連結部43に対応する第2の連結部441が固定モジュール44に形成され
る点は同様である。また、固定モジュール44は固定部46を有している。さらに、アン
テナ装置40を物体に取り付けられるように、当該物体を入れるための空間が表面410
と固定部46との間に形成される。アンテナ装置40をしっかりと固定できるように、表
面410と固定部46との間に物体をクランプするようにしてもよい。
【0024】
図6Bは、図6Aに示されたアンテナ装置40の固定モジュール44の概略側面図であ
る。固定モジュール44の固定部46は、可撓部461と固定板463とを備えている。
可撓部461は湾曲形状を有し、可撓性材料で形成されている。可撓部461は可撓性を
有しているため、柔軟に変形させることができる。可撓部461の一端は第2の連結部4
41に結合されており、他端は固定板463につながっている。本実施形態においても、
第1の連結部43と第2の連結部441とは相補的な形状を有している。本実施形態では
、第1の連結部43と第2の連結部441はそれぞれメス金具とオス金具である。第2の
連結部441と第1の連結部43を互いに嵌め合わせると、固定モジュール44とアンテ
ナ本体41が結合される。但し、発明の教示を維持しながら様々な修正や変更を加えられ
ることは、当業者であれば容易に認められるであろう。例えば、第1の連結部43をオス
金具とし、第2の連結部441をメス金具としてもよい。
【0025】
固定部46の可撓部461は可撓性があり、変形可能であるため、固定板463とアン
テナ本体41の表面410との間隔を物体の厚みに合わせて調整できる。固定部46は、
全体を可撓性のある材料で形成することが好ましい。あるいは、可撓部461のみを可撓
性のある、つまり変形可能な材料で形成してもよい。伝動機構を通じて、可撓部461に
対する固定板463の位置を、可撓部461を動かすことによって調整することができる

【0026】
図7Aは、図6Aに示されたアンテナ装置40を組み立てた状態の概略図である。図7
Bは、図7Aに示されるアンテナ装置40の概略側面図である。図7A及び7Bを参照頂
きたい。アンテナモジュール42のアンテナ部421,422は、配置面つまりプラット
フォームに対して水平に広げられている。アンテナモジュール42のアンテナ部421,
422は、ダイポールアンテナ構造で水平に配置されているため、無線信号の受信能力が
高い。固定モジュール44とアンテナ本体41をアンテナ装置40として結合させると、
アンテナ装置40は物体(ノート型コンピュータのLCD画面等)に取り付けることが可
能となる。
【0027】
図7A及び7Bを再度参照頂きたい。固定部46の可撓部461は可撓性があり、変形
可能であるため、固定部46の固定板463とアンテナ本体41の表面410との間隔を
LCD画面の厚みに合わせて調整できる。本実施形態では、可撓部461は弾力性をも有
している。可撓部461に外力が加わると、可撓部461は変形され、固定板463が移
動される。可撓部461が弾性的に変形から回復すると、固定部46の固定板463はL
CD画面に一層強く密着することができる。つまり、固定部46の可撓部461が矢印の
方向に柔軟に変形されると、固定モジュール44の固定部46とアンテナ本体41の表面
410との間にLCD画面がクランプされる。これにより、アンテナ装置40はLCD画
面にしっかりと取り付けられる。
【0028】
図8は、アンテナ装置40がノート型コンピュータ10のLCD画面の上縁に取り付け
られた状態を示す概略側面図である。ノート型コンピュータ10のLCD画面の厚みに応
じて、可撓部461が変形される。具体的には、固定部46とアンテナ本体41の表面4
10との間の空間がノート型コンピュータ10のLCD画面を入れるのに十分となるよう
に、可撓部461の変形量はLCD画面の厚みより若干大きくなければならない。LCD
画面の上縁がアンテナ装置40によってクランプされるので、アンテナ装置40をノート
型コンピュータ10のLCD画面にしっかりと取り付けることができる。アンテナ装置4
0も、上述した手順により、LCD画面における別の位置に着脱自在に取り付けることが
できる。アンテナ装置をノート型コンピュータに取り付けた状態の斜視図は、図5Bに示
されたものと同様である。
【0029】
上記2つの実施形態においては、1つ又は2つの可撓部を変形させることで、固定板又
は2本のポストとアンテナ本体の表面との間に物体をクランプする。さらに、これらの可
撓部は弾力性をも有するものであってもよい。可撓部が弾性的に変形から回復すると、ア
ンテナ装置は物体にしっかりと取り付けられる。本発明の第1及び第2の実施形態におい
て用いられる第1及び第2の連結部は、ガイド溝/ガイドトラック及びメス金具/オス金
具に限られない。例えば、第1の実施形態における第1及び第2の連結部をそれぞれメス
金具及びオス金具とし、第2の実施形態における第1及び第2の連結部をそれぞれガイド
溝及びガイドトラックとしてもよい。第1及び第2の連結部を互いに嵌め合わせると、固
定モジュールとアンテナ本体とが結合され、アンテナ装置が組み立てられる。固定モジュ
ールとアンテナ本体とを結合させる手段は、連結部をさらに修正することによって変更す
ることができる。
【0030】
図9Aは、本発明の第3の実施形態に係るアンテナ装置を示す概略分解図である。図9
Aに示されるように、アンテナ装置50は主としてアンテナ本体51及び固定モジュール
54から構成される。アンテナ本体51はアンテナ部521,522を含むアンテナモジ
ュール52を備えている。本実施形態に含まれるアンテナ部521,522及び信号出力
端子55は図3Aに示されたものと同様であるため、ここでは重ねて説明しない。固定モ
ジュール54は固定部56と吊り下げスタンド58とを備える。固定部56の構造は、図
3Aに示された固定部36と同様である。固定部56も、2つの可撓部561,562及
び2本のポスト563,564を有している。一方、アンテナ本体51には連結部が形成
されていない。固定モジュール54の吊り下げスタンド58は、アンテナ本体51を入れ
るための受け部を有する。なお、受け部に入れた状態でも、アンテナ部521,522は
回転できる。本実施形態においても、アンテナ装置50を物体に取り付けられるように、
当該物体を入れるための空間が吊り下げスタンド58と固定部56との間に形成される。
アンテナ装置50をしっかりと固定できるように、吊り下げスタンド58と固定部56と
の間に物体をクランプすることもできる。
【0031】
図9Bは、図9Aに示されるアンテナ装置50の固定モジュール54の概略斜視図であ
る。図9Cは、図9Aに示されるアンテナ装置50の固定モジュール54の概略側面図で
ある。図9B及び9Cを参照頂きたい。固定モジュール54の固定部56は、2つの可撓
部561,562及び2本のポスト563,564を備えている。可撓部561,562
は可撓性を有しているため、柔軟に変形させることができる。可撓部561の一端は吊り
下げスタンド58に結合され、他端はポスト563に結合されている。同様に、可撓部5
62の一端は吊り下げスタンド58に結合され、他端はポスト564に結合されている。
【0032】
図10Aは、図9Aに示されたアンテナ装置50を組み立てた状態の概略図である。図
10Bは、図10Aに示されるアンテナ装置50の概略側面図である。図10A及び10
Bを参照頂きたい。アンテナモジュール52のアンテナ部521,522は、ダイポール
アンテナ構造で水平に配置されているため、無線信号の受信能力が高い。固定モジュール
54とアンテナ本体51をアンテナ装置50として結合させると、アンテナ装置50は物
体(ノート型コンピュータのLCD画面等)に取り付けることが可能となる。
【0033】
図10A及び10Bを再度参照頂きたい。固定部56の可撓部561,562は可撓性
があり、変形可能であるため、固定部56の可撓部561,562と吊り下げスタンド5
8との間隔をLCD画面の厚みに合わせて調整できる。本実施形態では、可撓部561,
562は弾力性をも有している。可撓部561,562に外力が加わると、可撓部561
,562は変形され、ポスト563,564が移動される。可撓部561,562が弾性
的に変形から回復すると、固定部56のポスト563,564はLCD画面に一層強く密
着することができる。つまり、固定部56の可撓部561,562が矢印の方向に柔軟に
変形されると、固定モジュール54の固定部56と吊り下げスタンド58との間にLCD
画面がクランプされる。これにより、アンテナ装置50はLCD画面にしっかりと取り付
けられる。
【0034】
図11は、アンテナ装置50がノート型コンピュータ10のLCD画面の上縁に取り付
けられた状態を示す概略側面図である。ノート型コンピュータ10のLCD画面の厚みに
応じて、可撓部561,562が変形される。具体的には、固定部56と吊り下げスタン
ド58との間の空間がノート型コンピュータ10のLCD画面を受け入れるのに十分とな
るように、可撓部561,562の変形量はLCD画面の厚みより若干大きくなければな
らない。アンテナ装置50も、上述した手順により、LCD画面における別の位置に着脱
自在に取り付けることができる。アンテナ装置をノート型コンピュータに取り付けた状態
の斜視図は、図5Bに示されたものと同様である。
【0035】
第3の実施形態においては、固定モジュールは、吊り下げスタンドと、第1の実施形態
と同様に2つの可撓部及び2本のポストを有する固定部とを備えている。さらに別の実施
形態においては、固定モジュールを、吊り下げスタンドと、第2の実施形態と同様に可撓
部及び固定板を有する固定部とを備えたものとし、LCD画面の上縁を固定板とアンテナ
本体の表面との間に直接クランプするようにしてもよい。
【0036】
図12Aは、本発明の第4の実施形態に係るアンテナ装置を示す概略分解図である。図
12Aに示されるように、アンテナ装置500は、主としてアンテナ本体51及び固定モ
ジュール540から成る。アンテナ本体51は、アンテナ部521,522を含むアンテ
ナモジュール52を備えている。第4の実施形態のアンテナ装置は、第2及び第3の実施
形態を基に変更を加えたものである。第4の実施形態の固定モジュール540においては
、第3の実施形態の固定部56の代わりに第2の実施形態の固定モジュール44の固定部
46が用いられている。図12Bは、図12Aに示されるアンテナ装置500の固定モジ
ュール540の概略斜視図である。図12Cは、図12Aに示されるアンテナ装置500
の固定モジュール540の概略側面図である。図12B及び12Cを参照頂きたい。本実
施形態においても、固定モジュール540の吊り下げスタンド58は、アンテナ本体51
を入れるための受け部を有している。固定モジュール54の固定部46は、可撓部461
及び固定板463から構成される。可撓部461の一端は固定板463につながっている
。可撓部461の他端は、吊り下げスタンド58の背面の上縁に結合されている。第3及
び第4の実施形態においては、固定部は吊り下げスタンドの背面に配置される。固定部は
吊り下げスタンドと一体に形成されることが好ましい。
【0037】
図13Aは、図12Aに示されたアンテナ装置500を組み立てた状態の概略図である
。図13Bは、図13Aに示されるアンテナ装置500の概略側面図である。図13A及
び13Bを参照頂きたい。図14は、アンテナ装置500をノート型コンピュータ10の
LCD画面の上縁に取り付けた状態を示す概略側面図である。
【0038】
第3及び第4の実施形態においては、吊り下げスタンドはアンテナ本体を入れるための
受け部を有する。吊り下げスタンドの受け部がアンテナ本体を入れるのに効果的なもので
ありさえすれば、吊り下げスタンドの形状は特に限定されない。
【0039】
上記4つの実施形態においては、アンテナ装置はノート型コンピュータのLCD画面の
上縁に取り付けられる。様々な要求に応じるため、本発明のアンテナ装置は、一般的な机
や平面上に配置される目的で更なる変更を加えることもできる。
【0040】
図15Aは、本発明の第5の実施形態に係るアンテナ装置を示す概略分解図である。図
15Aに示されるように、アンテナ装置60は主としてアンテナ本体61及び固定モジュ
ール64から成る。アンテナ本体61は、アンテナ部621,622を含むアンテナモジ
ュール62を備えている。本実施形態に含まれるアンテナ部621,622及び信号出力
端子65は、上記4つの実施形態において説明されたものと同様であり、ここでは重ねて
説明しない。図15Bは、図15Aに示されるアンテナ装置60の固定モジュール64の
概略斜視図である。図15Cは、図15Aに示されるアンテナ装置60のアンテナ本体6
1の底面を概略的に示す図である。本実施形態においては、アンテナ本体61の底部60
0に窪み601が形成されている。具体的には、窪み601は、他の構成要素を用いるこ
となく、ドリルで穴を開けることによりアンテナ本体61の底部600に形成される。ま
た、固定モジュール64の固定部66は、変形されて配置面つまりプラットフォームに引
き付けられる可撓性の吸着盤である。
【0041】
図15A,15B,及び15Cを再度参照頂きたい。固定モジュール64は連結部64
1を有している。窪み601に対応して、連結部641は突起6411を有しており、こ
の突起は、2つの保持側壁6412,6413の間に形成される細長い溝6410内に設
けられている。突起6411と窪み601を互いに嵌め合わせると、固定モジュール64
とアンテナ本体61とが結合される。さらに、保持側壁6412,6413はアンテナ本
体61の下縁を囲むことができるため、固定モジュール64とアンテナ本体61がしっか
りと結合される。
【0042】
図16Aは、図15Aに示されたアンテナ装置60を組み立てた状態を示す概略図であ
る。固定モジュール64は、上述の各実施形態において説明したようなアンテナ本体に適
合させることができる。アンテナ装置を配置面つまりプラットフォームに配置するには、
ユーザはまず、吊り下げ型又はクランプ型の固定モジュールをLCD画面の上縁から取り
外し、その後、アンテナ本体を固定モジュール64と結合させる。固定モジュール64の
固定部66は、可撓性の吸着盤であるため、変形されて配置面つまりプラットフォームに
引き付けられる。図16Bは、アンテナ装置60を机面に配置した状態を示す概略斜視図
である。
【0043】
上述したように、本発明のアンテナ装置は、実際の要求に応じて、物体に取り付けたり
配置面に固定したりすることができる。本発明のアンテナ装置は、ノート型コンピュータ
のLCD画面の上縁にしっかりと取り付けることができる。また、アンテナ装置の配置を
変更する手順やアンテナ装置をLCD画面から取り外す手順は極めて簡単で便利である。
さらに、一般的な机や平面に固定される固定モジュールは費用効果の高い材料で形成され
るため、無線信号の受信能力を損なうことなく、アンテナ本体及び固定モジュールの費用
の両方が削減される。
【0044】
本発明は、現時点で最も実用的かつ好ましいと考えられる実施形態に関して説明したが
、本発明は、開示した実施形態に限定されるものではなく、請求項の要旨と範囲に含まれ
る様々な変形や類似の構成を、そのような全ての変形と類似の構造を含む最も広い解釈に
従って、カバーするものであることを意図する。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】ノート型コンピュータ10、TVチューナカード12、及びアンテナ装置13間の接続を示す概略斜視図。
【図2A】吸着盤付きの固定モジュール24を有するアンテナ装置20を示す概略斜視図。
【図2B】2つの固定板の付いた可撓性のある固定モジュール240を有するアンテナ装置200を示す概略斜視図。
【図3A】本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置を示す概略分解図。
【図3B】図3Aに示されるアンテナ装置30の固定モジュール34の概略斜視図。
【図3C】図3Aに示されるアンテナ装置30の固定モジュール34の概略側面図。
【図3D】図3Aに示される表面310に形成された第1の連結部33の概略部分拡大図。
【図4A】図3Aに示されるアンテナ装置30を組み立てた状態の概略図。
【図4B】図4Aに示されるアンテナ装置30の概略側面図。
【図5A】ノート型コンピュータ10のLCD画面の上縁に取り付けられたアンテナ装置30を示す概略側面図。
【図5B】ノート型コンピュータ10のLCD画面の上縁に取り付けられたアンテナ装置30を示す概略斜視図。
【図6A】本発明の第2の実施形態に係るアンテナ装置を示す概略分解図。
【図6B】図6Aに示されるアンテナ装置40の固定モジュール44の概略側面図。
【図7A】図6Aに示されるアンテナ装置40を組み立てた状態の概略図。
【図7B】図7Aに示されるアンテナ装置40の概略側面図。
【図8】ノート型コンピュータ10のLCD画面の上縁に取り付けられたアンテナ装置40を示す概略側面図。
【図9A】本発明の第3の実施形態に係るアンテナ装置を示す概略分解図。
【図9B】図9Aに示されるアンテナ装置50の固定モジュール54の概略斜視図。
【図9C】図9Aに示されるアンテナ装置50の固定モジュール54の概略側面図。
【図10A】図9Aに示されるアンテナ装置50を組み立てた状態の概略図。
【図10B】図10Aに示されるアンテナ装置50の概略側面図。
【図11】ノート型コンピュータ10のLCD画面の上縁に取り付けられたアンテナ装置50を示す概略側面図。
【図12A】本発明の第4の実施形態に係るアンテナ装置を示す概略分解図。
【図12B】図12Aに示されるアンテナ装置500の固定モジュール540の概略斜視図。
【図12C】図12Aに示されるアンテナ装置500の固定モジュール540の概略側面図。
【図13A】図12Aに示されるアンテナ装置500を組み立てた状態の概略図。
【図13B】図13Aに示されるアンテナ装置500の概略側面図。
【図14】ノート型コンピュータ10のLCD画面の上縁に取り付けられたアンテナ装置500を示す概略側面図。
【図15A】本発明の第5の実施形態に係るアンテナ装置を示す概略分解図。
【図15B】図15Aに示されるアンテナ装置60の固定モジュール64の概略斜視図。
【図15C】図15Aに示されるアンテナ装置60のアンテナ本体61の底面を概略的に示す図。
【図16A】図15Aに示されるアンテナ装置60を組み立てた状態の概略図。
【図16B】机面に設置されたアンテナ装置60を示す概略斜視図。
【符号の説明】
【0046】
30 アンテナ装置
31 アンテナ本体
32 アンテナモジュール
33 第1の連結部
34 固定モジュール
35 信号出力端子
36 固定部
43 第1の連結部
44 固定モジュール
46 固定部
58 吊り下げスタンド
64 固定モジュール
66 固定部
310 表面
311,312 側面
321,322 アンテナ部
341 第2の連結部
361,362 可撓部
363,364 ポスト
441 第2の連結部
461 可撓部
463 固定板
641 連結部
600 底部
601 窪み
6411 突起
6412,6413 保持側壁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体に着脱自在に取り付けられるアンテナ装置であって、
第1の連結部が形成されている表面を有するアンテナ本体と、
第2の連結部と固定部とを備えた固定モジュールと、を備え、
前記第2の連結部は前記第1の連結部と連結可能であり、前記固定部は可撓性があって
変形可能であり、前記表面と前記固定部との間に前記物体を入れるための空間が形成され
ることを特徴とするアンテナ装置。
【請求項2】
前記固定モジュールの前記固定部は、
変形可能であり、一端が前記第2の連結部に結合された第1の可撓部と、
変形可能であり、一端が前記第2の連結部に結合された第2の可撓部と、
前記第1の可撓部の他端に結合された第1のポストと、
前記第2の可撓部の他端に結合された第2のポストと、を備え、
前記第1の可撓部及び前記第2の可撓部は、前記第1又は第2のポストと前記アンテナ
本体の前記表面との間隔を調整できるように変形可能であり、且つ、前記第1及び第2の
可撓部は弾力性を有し、当該第1及び第2の可撓部が弾性的に変形から回復する傾向によ
って前記第1及び第2のポストが前記物体に密着することを特徴とする請求項1に記載の
アンテナ装置。
【請求項3】
前記固定モジュールの前記固定部は、
湾曲形状を有し、変形可能であり、一端が前記第2の連結部に結合されている、第1の
可撓部と、
前記第1の可撓部の他端とつながっている固定板と、を備え、
前記第1の可撓部は、前記固定板と前記アンテナ本体の前記表面との間隔を調整できる
ように変形可能であり、且つ、前記第1の可撓部は弾力性を有し、当該第1の可撓部が弾
性的に変形から回復する傾向によって前記固定板が前記物体に密着することを特徴とする
請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項4】
前記物体はLCD画面であり、前記固定部は、該固定部と前記アンテナ本体の前記表面
との間隔を前記LCD画面の厚みに適合するように調整するために変形可能であることを
特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項5】
物体に着脱自在に取り付けられるアンテナ装置であって、
アンテナ本体と、
吊り下げスタンドと固定部とを備える固定モジュールと、を備え、
前記吊り下げスタンドは前記アンテナ本体を入れるための受け部を有し、前記固定部は
可撓性があって変形可能であり、前記吊り下げスタンドと前記固定部との間に前記物体を
入れるための空間が形成されることを特徴とするアンテナ装置。
【請求項6】
前記固定モジュールの前記固定部は、
変形可能であり、一端が前記吊り下げスタンドに結合された第1の可撓部と、
変形可能であり、一端が前記吊り下げスタンドに結合された第2の可撓部と、
前記第1の可撓部の他端に結合された第1のポストと、
前記第2の可撓部の他端に結合された第2のポストと、を備え、
前記第1の可撓部及び前記第2の可撓部は、前記第1又は第2のポストと前記吊り下げ
スタンドとの間隔を調整できるように変形可能であり、且つ、前記第1及び第2の可撓部
は弾力性を有し、当該第1及び第2の可撓部が弾性的に変形から回復する傾向によって前
記第1及び第2のポストが前記物体に密着することを特徴とする請求項5に記載のアンテ
ナ装置。
【請求項7】
前記固定モジュールの前記固定部は、
湾曲形状を有し、変形可能であり、一端が前記吊り下げスタンドに結合されている、第
1の可撓部と、
前記第1の可撓部の他端とつながっている固定板と、を備え、
前記第1の可撓部は、前記固定板と前記吊り下げスタンドとの間隔を調整できるように
変形可能であり、且つ、前記第1の可撓部は弾力性を有し、当該第1の可撓部が弾性的に
変形から回復する傾向によって前記固定板が前記物体に密着することを特徴とする請求項
5に記載のアンテナ装置。
【請求項8】
前記物体はLCD画面であり、前記固定部は、該固定部と前記吊り下げスタンドとの間
隔を前記LCD画面の厚みに適合するように調整するために変形可能であることを特徴と
する請求項5に記載のアンテナ装置。
【請求項9】
配置面に固定されるアンテナ装置であって、
底部に窪みが形成されたアンテナ本体と、
連結部と固定部とを備えた固定モジュールと、を備え、
前記連結部は2つの保持側壁と突起とを備え、該突起は前記窪みと嵌合し、前記アンテ
ナ本体は前記2つの保持側壁で囲まれ、前記固定部は、前記配置面に固定されるために変
形可能な可撓性の吸着盤を有することを特徴とするアンテナ装置。
【請求項10】
前記アンテナ本体は、
第1の側面と、
第2の側面と、
前記アンテナ本体の前記第1の側面及び前記第2の側面にそれぞれ枢動可能に取り付け
られた第1のアンテナ部及び第2のアンテナ部を備えるアンテナモジュールと、を備える
ことを特徴とする請求項9に記載のアンテナ装置。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11】
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【図12A】
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【図12B】
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【図12C】
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【図13A】
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【図13B】
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【図14】
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【図15A】
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【図15B】
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【図15C】
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【図16A】
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【図16B】
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【公開番号】特開2010−45756(P2010−45756A)
【公開日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−331291(P2008−331291)
【出願日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【出願人】(505462699)圓剛科技股▲分▼有限公司 (14)
【Fターム(参考)】