説明

イニシエータ及びその製造方法

【課題】 使用環境等に影響されることなく、火薬を効率的に着火することができる薄膜ブリッジを使用したイニシエータ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 1対の電極ピン2,3を有する塞栓4と、前記塞栓4に取り付けられる薄膜ブリッジ5と、フィルム8とを有し、前記電極ピン2,3を通して前記薄膜ブリッジ5に電流を供給し、前記薄膜ブリッジ5を作動させてイニシエータ中の火薬6,7を着火するイニシエータ1であって、前記薄膜ブリッジ5は、フィルム8上に形成された電極パタ−ン11を介して前記電極ピン2、3に接合していることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、爆薬、推進薬、ガス発生剤等を電気的に着火させるための雷管等を含むイニシエータ(点火器)及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
この種のイニシエータとして、セラミックス等の基板上に形成されている薄膜状のブリッジが、エポキシ樹脂、ポリイミド、セラミックス等によって塞栓に固定されているものがある。このブリッジは、通常、塞栓に設けられている電極ピンと、はんだ、ワイヤーボンディング、導電性エポキシ樹脂等で電気的に接合されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
これらのうち、はんだは、環境汚染に繋がる鉛を含んでいる。また、はんだは、高温で溶かす必要がある。ところが、その際にブリッジは、高温に晒されることになり、熱によってダメージを受けて、正常に動作しなくなることがある。
【0004】
また、ワイヤーボンディングを施した場合は、ブリッジの安定した着火のために火薬をブリッジに押し付ける場合があるが、この際に、ワイヤーが断線する危険があった。
【0005】
また、導電性エポキシ樹脂によって接合した場合は、自動車用のガス発生器等のイニシエータとして使用した場合、車室内の温度変化等に長時間晒されることになり、導電性エポキシ樹脂の抵抗値が変化することがある。また、組立当初においても、電極表面の状態にその抵抗値が影響を受けやすいため、初期抵抗値のバラツキが大きいという問題があった。
【0006】
【特許文献1】米国特許第6,324,979B1号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、使用環境等に影響されることなく、火薬を効率的に着火することができる、薄膜ブリッジを使用したイニシエータ及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための本発明のイニシエータは、1対の電極ピンを有する塞栓と、薄膜ブリッジと、フィルムとを有し、電極ピンを通して薄膜ブリッジに電流を供給し、薄膜ブリッジを作動させてイニシエータ中の火薬を着火するイニシエータであって、薄膜ブリッジは、フィルム上に形成された電極パタ−ンを介して電極ピンに接合していることを特徴とするものである。
【0009】
薄膜ブリッジがフィルム上に形成された電極パタ−ンを介しているため、薄膜ブリッジは、各電極ピン同士を電気的に接続している。このように薄膜ブリッジは、COF(Chip on film)接続している。ここで、薄膜ブリッジとは、Semiconductor Bridge(以下、SCBという。)、フライヤー式ブリッジ、薄膜抵抗体を総称したものをいう。また、SCBとは、半導体製造工程を使用して作ることができるブリッジの総称で、フライヤー式ブリッジとは、着火薬を使用することなく、ブリッジ部から飛翔体を飛ばしそれを火薬(爆薬)に衝突させることで、その衝撃によって、衝撃感度の低い火薬(爆薬)を直接着火することのできるものであり、薄膜抵抗体とは、金属薄膜を抵抗が集中する形状にエッチングなどで形成したブリッジで、通常のブリッジワイヤーの代わりに使用し、薄膜抵抗体に電流を流し、抵抗発熱によりイニシエ−タ中の火薬を着火するものである。
【0010】
また、本発明のイニシエータは、前述の発明において、フィルムの薄膜ブリッジのブリッジ部に対向した位置に開口部が形成されていることを特徴とするものである。
【0011】
1対の電極ピンに通電することにより、薄膜ブリッジで生成されたプラズマ等の熱エネルギ−が開口部を通じて火薬に直接伝達されるため、確実に火薬を着火することができる。
【0012】
また、本発明のイニシエータは、前述の発明において、薄膜ブリッジは、フィルム上に形成された電極パターンに第1金バンプを用いて接合されていることを特徴とするものである。
【0013】
薄膜ブリッジが、フィルム上に形成された電極パターンに第1金バンプを用いて接合されているため電極パターンと電極ピンとの接合の信頼性を向上することができる。また、高温に長時間晒された場合であっても、抵抗値変化がないため、環境に影響を受けることなく安定した着火を得ることができる。
【0014】
また、本発明のイニシエータは、前述の発明において、塞栓に、フィルム上に接合された薄膜ブリッジを埋設できる凹部が形成されていることを特徴とするものである。
【0015】
薄膜ブリッジが、塞栓に形成されている凹部内に埋設されているため、塞栓の電極面と、薄膜ブリッジ表面とが略同一面に位置するようになる。このため、薄膜ブリッジは、塞栓面上に突出することがなくなり、フィルムが屈曲せずにフィルム上に形成された電極パターンが断線することもない。加えて、薄膜ブリッジが塞栓面上に突出することなく、フィルムを介して火薬に面しているため、火薬に押し付けた場合であっても、その応力をフィルムが吸収し、薄膜ブリッジに直接応力が伝わるのを防げる。このため、薄膜ブリッジを火薬に押し付けた場合であっても、安定した着火を得ることができる。
【0016】
また、本発明のイニシエータは、前述の発明において、薄膜ブリッジと開口部の間に、薄膜ブリッジの表面に樹脂膜を配置し、開口部に空間を有し、薄膜ブリッジが樹脂膜と開口部の空間を介して火薬に対向していることを特徴とするものである。
【0017】
薄膜ブリッジが、フライヤー式イニシエータの飛翔体となる樹脂膜を介してフィルムに接合され、火薬と薄膜ブリッジがフィルムの開口部を介して対向しているため、薄膜ブリッジと火薬の間に空間を容易に設けることができ、衝撃感度の低い火薬(爆薬)と組合わせて使用することができる。ここで、薄膜ブリッジと組み合わせる火薬としてはZWPP(ジルコニウム、タングステン、過塩素酸カリウムの混合物)、ZPP(ジルコニウム、過塩素酸カリウムの混合物)、トリシネート、鉛フリープライマーなど一般的プライマーが挙げられる。また、フライヤー式イニシエータの場合、使用する火薬(爆薬)としては、ペンスリット、ヘキソ−ゲン、オクト−ゲンなどの一般的ベースチャージが挙げられる。
【0018】
また、本発明のイニシエータは、前述の発明において、樹脂膜が、ポリイミド膜であるものである。
【0019】
ポリイミドを用いることによって、電極パターンが形成されているフィルムとの接合性を向上させることができる。
【0020】
また、本発明は、1対の電極ピンを有する塞栓と、薄膜ブリッジと、フィルムとを有し、電極ピンを通して薄膜ブリッジに電流を供給し、前記薄膜ブリッジを作動させてイニシエ−タ中の火薬を着火するイニシエータの製造方法であって、フィルム上に形成された電極パタ−ンに薄膜ブリッジを第1金バンプを用いて接合し、次いで、薄膜ブリッジが接合された電極パタ−ンを第2金バンプを用いて電極ピンと接合するものである。
【発明の効果】
【0021】
本発明のイニシエータは、以上のように構成されており、薄膜ブリッジが、フィルム上に形成された電極パタ−ンを介して電極ピンと接続されることによって、薄膜ブリッジと電極ピンとの導通回路の断線等の発生を抑制することが可能となる。また、効率良く火薬を着火することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、図面を参照しつつ、本発明に係るイニシエータの実施形態の一例について説明する。
【0023】
図1において、本実施形態例に係るイニシエータ1は、1対の電極ピン2,3を有する塞栓4と、塞栓4に取り付けられる薄膜ブリッジ5と、第2管体10に覆われた第1管体内9に充填される火薬6,7とを有する。電極ピン2,3は、例えばステンレス、カ−ボンスチ−ル、ニッケル、鉄等の導電性の素材で形成されている。また、塞栓4の材質は、例えば、ステンレス、アルミニウム、真鍮、鉄等の金属材や硬化樹脂である。なお、塞栓4が金属材の場合は、電極ピン2,3と塞栓4との間に適当な絶縁材が配置される。絶縁材としては、ガラス22が好ましい。そして、電極ピン2,3を通して薄膜ブリッジ5に電流を供給し、薄膜ブリッジ5を作動させて第1管体9内に装填されている火薬6,7を着火する。
【0024】
薄膜ブリッジ5は、フィルム8上に形成された電極パタ−ン11を介して電極ピン2,3に接続している。ここで、薄膜ブリッジ5としては、発熱抵抗体、反応性物質を使用したリアクティブブリッジ等いずれのものでも使用することができる。これらは、Si基板やAl23等のセラミックス基板上にLIGA(X線を使用した微細加工技術をいう)プロセスや、スパッタリング等の公知技術によって形成されている。また、電極パタ−ン11とは、フィルム8上に金や銅等で印刷処理等により形成されている配線パタ−ンをいう。
【0025】
図2は、薄膜ブリッジ5が、フィルム8上に形成されている電極パタ−ン11に接合されている状態を説明するための図である。
【0026】
図2に示すように、薄膜ブリッジ5は、フィルム8上に形成された電極パタ−ン11と第1金バンプ12を介して接合される。そして、図中の1点鎖線21に沿って打ち抜き加工されて使用される。このように、電極パターン11に第1金バンプ12を用いて接合されているため、抵抗値変化等がない。また、導電性エポキシ樹脂等と異なり、車室内の温度変化に長時間晒されていてもその抵抗値が環境に影響されることがないため、安定した着火が得られる。
【0027】
また、フィルム8には、薄膜ブリッジ5のブリッジ部14に対向した位置に開口部13が形成されている。これによって、ブリッジ部14で発生するプラズマ等の熱エネルギ−が火薬に直接伝達されるようになり、火薬を確実に着火することが可能となる。ここで、フィルム8は、フレキシブルフィルムであれば、特に限定されるものではないが、耐熱性等に優れたポリイミド等の樹脂フィルムを使用することが好ましい。その厚みは、0.05〜0.5mmの範囲にあるものが好ましい。
【0028】
図3は、図2に示す薄膜ブリッジ5が第1金バンプ12を介してフィルム8上に形成された電極パタ−ン11に接合されている状態の側面図を示すものである。図3(a)に示すように、薄膜ブリッジ5は、第1金バンプ12を介して、電極パタ−ン11に接合されている。この電極パタ−ン11は、フィルム8上に形成されている。フィルム8に設けられている開口部13は、火薬と薄膜ブリッジ5の間に位置するように設けられている。このため、薄膜ブリッジ5のブリッジ部14で発生するプラズマ等の熱エネルギ−は、開口部13を通じて火薬と直接接し、火薬を確実に着火する。そして、塞栓4に接合する時は、図3(b)に示すように、上下反対に反転した状態で接合される。
【0029】
図4は、フィルム8上に形成された電極パタ−ン11と薄膜ブリッジ5が第1金バンプ12を介して接合され、これが電極ピン2,3に接合される方法を説明する図である。
【0030】
図4(a)に示すように、塞栓4の凹部16内に所定量の接着剤17を塗布し、及び電極ピン2,3における対向する上面の端部に所定量の第2金バンプ18を成形し、前述の薄膜ブリッジ5と電極パターン11との接合と同様に圧着する。これによって、図4(b)に示すように、薄膜ブリッジ5を凹部16に埋設して固定することができ、塞栓4の電極ピン2,3と、フィルム8上に形成されている電極パターン11とを略同一面とすることができる。なお、第2金バンプ18は、電極パターン側に成形されてもよく、また、使用用途に合せて、導電性エポキシ樹脂等によって接合することも可能である。
【0031】
このように、フィルム8が火薬と直接接するように接合されるため、フィルム8の有する弾性によって、火薬に押し付けた場合であっても、フィルム8がその応力を吸収するため、薄膜ブリッジ5と電極パターン11との接点に応力が作用することを防止できる。
【0032】
以上のようにしてフィルム8上に形成された電極パタ−ン11と電極ピン2,3が第2金バンプ18を介して接合されることによって、図5に示すように、塞栓4に設けられている1対の電極ピン2,3と、フィルム8と一体化した薄膜ブリッジ5とが導通状態となる。また、従来のワイヤーボンディング等による接合方法と異なり、薄膜ブリッジを塞栓4の凹部16内に埋設されるため、フィルム8上に形成された電極パターン11が屈曲することなく、火薬等に接触した場合であっても、断線するおそれがない。
【0033】
更に、薄膜ブリッジ5が塞栓4内に埋設して固定されているため、塞栓4から突出することがないため、薄膜ブリッジ5から生成されるプラズマ等の熱エネルギ−が装填されている火薬に均等にいきわたり、効率良く火薬を着火することができる。図5において、薄膜ブリッジ5部分のみが90度回転したフィルムとなっても図5のものと同様の効果を期待し得る。
【0034】
本実施形態例に係るイニシエータ1は、図1に示すように、まず、第1管体9内に火薬6,7を装填した後、前述のようにして形成された薄膜ブリッジ5と一体化された塞栓4を第1管体9に嵌合する。このとき、塞栓4を火薬6側に押し付けるようにした場合であっても、以上説明してきたように、薄膜ブリッジ5が塞栓4内に埋設されるとともに、フィルム8を介して電極ピン2,3に導通されて、火薬に接しているため、断線等するおそれがない。このようにして、第1管体9に塞栓4を嵌合した後、第2管体10を挿入し、ホルダ20をインサート成形する。ホルダ20は、例えばナイロン等の樹脂でできている。これによって、自動車の各種安全装置に用いられるガス発生器用のイニシ−タ等に好適に使用できる。なお、塞栓4が金属材の場合は、第1管体9も同種の材料が好ましく、さらに塞栓4と第1管体9とをシール溶接することがより好ましい。
【0035】
以上のように構成されるイニシエータ1は、電極ピン2,3に電流が供給されることによって、薄膜ブリッジ5が作動し、火薬6,7が着火する。着火の方法は、薄膜ブリッジ5からの、プラズマや、熱エネルギ−、ショック波等、薄膜ブリッジ5の種類によって異なるが、いずれであっても、数十μ秒単位で効率良く火薬を着火することが可能である。
【0036】
なお、本発明に係るイニシエータは、前述の実施形態に限定されるものではなく、例えば、薄膜ブリッジ5の表面に樹脂膜19を配置した後、フィルム8に圧着するようにすることもできる(図7参照)。樹脂膜19は、薄膜ブリッジ5の第1金バンプ12が塗布されている側の表面に配置されることが好ましい。この場合、樹脂膜としてはポリイミド膜とすることが好ましい。また、図6に示すように、薄膜ブリッジ5とフィルム8との間に樹脂膜19を配置したフライヤー式ブリッジであっても安全に使用することが可能となる。また、前述の実施形態において、電極パタ−ン11は、フィルム8上に印刷処理により形成したが、蒸着処理又はメッキ処理等により形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明に係るイニシエータの実施形態の一例を示す断面図である。
【図2】薄膜ブリッジが、フィルム上に形成された電極パタ−ンに第1金バンプを介して接合している状態を説明するための図である。
【図3】図2に示す薄膜ブリッジとフィルム上に形成された電極パタ−ンとが第1金バンプを介して接合している状態の断面図である。
【図4】薄膜ブリッジがフィルム上に形成された電極パタ−ンを介して電極ピンに接続される方法を説明する図である。
【図5】フィルムに一体化された薄膜ブリッジと、塞栓の電極ピンとの導通状態を示す図である。
【図6】表面に樹脂膜が配置されている薄膜ブリッジとフィルム上に形成された電極パタ−ンとが第1金バンプを介して接合している状態の断面図である。
【図7】表面に樹脂膜が配置されている薄膜ブリッジと、塞栓の電極ピンとの導通状態を示す図である。
【符号の説明】
【0038】
1 イニシエータ
2 電極ピン
3 電極ピン
4 塞栓
5 薄膜ブリッジ
6,7 火薬
8 フィルム
9 第1管体
10 第2管体
11 電極パターン
12 第1金バンプ
13 開口部
14 ブリッジ部
15 空間
16 凹部
17 接着剤
18 第2金バンプ
19 樹脂膜
20 ホルダ
21 1点鎖線
22 ガラス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1対の電極ピン2,3を有する塞栓4と、薄膜ブリッジ5と、フィルム8とを有し、前記電極ピン2,3を通して前記薄膜ブリッジ5に電流を供給し、前記薄膜ブリッジ5を作動させてイニシエータ中の火薬6,7を着火するイニシエータ1であって、
前記薄膜ブリッジ5は、前記フィルム8上に形成された電極パタ−ン11を介して前記電極ピン2、3に接合していることを特徴とするイニシエータ。
【請求項2】
前記フィルム8の前記薄膜ブリッジ5のブリッジ部14に対向した位置に開口部13が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のイニシエータ。
【請求項3】
前記薄膜ブリッジ5は、前記フィルム8上に形成された前記電極パターン11に第1金バンプ12を用いて接合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のイニシエータ。
【請求項4】
前記塞栓4に、前記フィルム8上に接合された前記薄膜ブリッジ5を埋設できる凹部16が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のイニシエータ。
【請求項5】
前記薄膜ブリッジ5と前記開口部13の間に、前記薄膜ブリッジ5の表面に樹脂膜19を配置し、前記開口部13に空間15を有し、前記薄膜ブリッジ5が前記樹脂膜19と前記開口部13の空間15を介して火薬6,7に対向していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のイニシエータ。
【請求項6】
前記樹脂膜19が、ポリイミド膜である請求項5に記載のイニシエータ。
【請求項7】
1対の電極ピン2,3を有する塞栓4と、薄膜ブリッジ5と、フィルム8とを有し、前記電極ピン2,3を通して前記薄膜ブリッジ5に電流を供給し、前記薄膜ブリッジ5を作動させてイニシエ−タ中の火薬6,7を着火するイニシエータ1の製造方法であって、前記フィルム8上に形成された電極パタ−ン11に前記薄膜ブリッジ5を第1金バンプ12を用いて接合し、次いで、前記薄膜ブリッジが接合された前記電極パタ−ン11を第2金バンプ18を用いて前記電極ピン2,3と接合することを特徴とするイニシエータの製造方法。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2006−194561(P2006−194561A)
【公開日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−9206(P2005−9206)
【出願日】平成17年1月17日(2005.1.17)
【出願人】(000004086)日本化薬株式会社 (921)
【出願人】(000219314)東レエンジニアリング株式会社 (505)