説明

インクジェット記録装置およびその組み付け方法

【課題】 設置床面の凹凸、傾斜等を緩和して形成画像に歪みや画像不良のない良好な画像を印刷する。
【解決手段】 インクジェット記録装置本体と脚部とを備えるインクジェット記録装置において、インクジェット記録装置本体と脚部との接合部に変形吸収部材を介在させたので、設置する床面に凹凸や傾斜等があっても、インクジェット記録装置本体内の印字面の平坦性を確保し、歪みや画像不良のない良好な画像を得ることができる

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、脚部で支えられたインクジェット記録装置に関し、特に大型のインクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の組み付け方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インクジェット記録装置は、印刷機、ワードプロッセサーやパーソナルコンピュータ等の記録端末として、色彩の豊富さや記録時の静かさのために広く利用されている。このようなインクジェット記録装置が設置される場所の床面は、多くの場合、完全な水平面ではなく、微妙な凹凸が存在する。このような凹凸の存在する床面に、インクジェット記録装置を設置した場合、各脚部が床面から受ける反力にバラツキが生じて、筐体に捻れや歪みが発生し、印字面(プラテン)の平坦性が確保できない状況が生じる。
【0003】
この様な状態で画像形成を行うと、色ずれ等の画質の低下に繋がるおそれがある。そこで、設置床面の凹凸に起因した筐体の歪みを防止する手段が種々提案されている。例えば、特許文献1においては、床面と接触して画像形成装置の荷重を実質的に受ける脚部を3点として筐体の歪みを防止するものである。
【特許文献1】特開平6−70107号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたものは、筐体状の画像形成装置の底部にネジ状の短い脚部を取り付けるものであって、各脚部の長さをそれぞれ調整することにより、脚部の基端部が同一平面状となるように設定するものである。しかしながら、脚部の基端部が同一平面状となるように各脚部の長さを調整するのは、非常に困難であり、どのように調整しても、筐体に捻れや歪みが残るのが実状である。
【0005】
この発明は、上記に鑑み提案されたもので、インクジェット記録装置本体と脚部との接合部に変形吸収部材を介在させることにより、設置床面の凹凸、傾斜等を緩和して形成画像の歪みや画像不良のない良好な画像を得ることのできるインクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の組み付け方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成する為に、本発明のインクジェット記録装置は、インクジェット記録装置本体と脚部とを備えるインクジェット記録装置において、インクジェット記録装置本体と脚部との接合部に変形吸収部材を介在させたことを特徴としている。
【0007】
また、本発明において、前記変形吸収部材は、前記インクジェット記録装置本体と前記脚部のいずれか一方に固定される長方形状の基板部と、前記基板部の4隅から切り起こされ、前記インクジェット記録装置本体と前記脚部の他方に固定される断面L字状の可撓性切り起こし部とから構成されたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明において、前記変形吸収部材は、脚部側に固定される第1基板部材と、インクジェット記録装置本体側に固定される第2基板部材と、前記第1基板部材と前記第2基板部材の間に配置された複数のバネ部材とから構成され、前記第1基板部材と前記第2基板部材は、相互の間隔を変更可能に配設されたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明において、前記変形吸収部材は、前記インクジェット記録装置本体と前記脚部のいずれか一方に固定される長方形状の基板部と、前記基板部の左右両側端を折り曲げて段差状に形成するとともに、前記インクジェット記録装置本体と前記脚部の他方に固定される断面L字状の可撓性段差部とから構成されたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明において、前記変形吸収部材は、インクジェット記録装置本体に対向する面に位置決めピンを有することを特徴とする。
【0011】
また、本発明において、前記変形吸収部材は、SUS301、SUS303等のバネ材を用いたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明のインクジェット記録装置の組み付け方法は、インクジェット記録装置本体と脚部とを備えるインクジェット記録装置の組み付け方法において、インクジェット記録装置本体と脚部との接合部に変形吸収部材を介在させて組み付けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明では、インクジェット記録装置本体と脚部とを備えるインクジェット記録装置において、インクジェット記録装置本体と脚部との接合部に変形吸収部材を介在させたので、この変形吸収部材が設置床面の凹凸や傾斜等を緩和して、インクジェット記録装置本体の底面を平坦にし、ひいては、インクジェット記録装置本体内の印字面の平坦度を確保して、画像歪みや画像不良のない良好な画像を印刷することができる。また、製造工程においてインクジェット記録装置本体を、専用の治具上で製造し、脚部と別々に梱包、発送したものを、客先で組み立てても、脚部の相違による印字面の平坦度にバラツキが生じることがない。
【0014】
また、本発明において前記変形吸収部材は、脚部側に固定される長方形状の基板部と、前記基板部の4隅から切り起こされる断面L字状の可撓性切り起こし部とから構成されたので、断面L字状の可撓性切り起こし部が設置床面の凹凸や傾斜等を吸収して、インクジェット記録装置本体の底面を平坦にし、ひいては、インクジェット記録装置本体内の印字面の平坦度を確保して、画像歪みや画像不良のない良好な画像を印刷することができる。
【0015】
また、本発明において前記変形吸収部材は、脚部側に固定される第1基板部材と、インクジェット記録装置本体側に固定される第2基板部材と、第1基板部材と第2基板部材の間に配置された複数のバネ部材とから構成され、第1基板部材と第2基板部材は、相互の間隔を変更可能に配設されたので、複数のバネ部材が設置床面の凹凸や傾斜等を緩和して、インクジェット記録装置本体内の印字面の平坦度を確保して、画像歪みや画像不良のない良好な画像を印刷することができる。
【0016】
また、本発明において前記変形吸収部材は、脚部側に固定される長方形状の基板部と、前記基板部の左右両側端を折り曲げて段差状に形成するとともに、インクジェット記録装置本体側に固定される断面L字状の可撓性段差部とから構成されたので、断面L字状の可撓性段差部が設置床面の凹凸、傾斜等を吸収して、インクジェット記録装置本体内の印字面の平坦度を確保し、画像歪みや画像不良のない良好な画像を印刷することができる。
【0017】
また、本発明において前記変形吸収部材は、インクジェット記録装置本体に対向する面に位置決めピンを有するので、組み立ての際に装置本体と脚部の位置を正確に設定して組み立てることができる。
【0018】
また、本発明のインクジェット記録装置の組み付け方法は、インクジェット記録装置本体と脚部とを備えるインクジェット記録装置の組み付け方法において、インクジェット記録装置本体と脚部との接合部に変形吸収部材を介在させて組み付けたので、装置本体と脚部とを別々に出荷し、客先で組み立てても製品毎にレベラー等を使用して調整することなく、印字面の平坦度を確保することができる。したがって、小さな梱包で製品を発送できるので、輸送コストを低減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
〈第1の実施形態〉
以下、一実施の形態を示す図面に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は、本発明に係るインクジェット記録装置の全体構成を示す斜視図、図2、図3はインクジェット記録装置の内部構成を示す要部斜視図、図4はインクジェット記録装置の下から見た斜視図、図5は脚部を示す斜視図である。ここで、インクジェット記録装置10は、インクジェット記録装置本体11とこれを水平に支える脚部12とから構成されている。脚部12は、所定の間隔を有してほぼ垂直に配置された2本の支柱部13と、支柱部に対して垂直に配設された横竿部14と、前記2本の支柱部13を互いに連結する横梁部15と、前記横竿部14の下面に取り付けられたキャスタ16およびアジャストボルト17等から構成されている。
【0020】
図2、図3は、インクジェット記録装置10の内部構成を示す要部斜視図である。これらの図に示すように、本実施形態のインクジェット記録装置10は、色毎に設けられた複数のインクジェットヘッド20と、このインクジェットヘッド20が主走査方向に複数並設されて搭載されたキヤリッジ21と、フレキシブルチューブからなるインク供給管(図示しない)を介してインクを供給するインクカートリッジ23とを具備し、キヤリッジ21は、一対のガイドレール24a、24bの長軸方向に移動自在に搭載されている。また、ガイドレール24a、24bの一端側には駆動モータ25が設けられており、この駆動モータ25による駆動力が、当該駆動モータ25に連結されたプーリ26aと、ガイドレール24a、24bの他端側に設けられたプーリ26bとの間に掛け渡されたSUSベルト27に伝わり、これにより、SUSベルト27の所定の位置に固定されたキヤリッジ21が搬送されるようになっている。
【0021】
また、キヤリッジ21の搬送方向と直交する方向で、搬送手段として、ガイドレール24a、24bに沿ってそれぞれ一対の搬送ローラ28、29が設けられている。これらの搬送ローラ28、29は、キャリッジ21の下方に当該キヤリッジ21の搬送方向とは直交する方向に被記録媒体Sを搬送するものである。
【0022】
そして、これらの搬送ローラ28、29によって被記録媒体Sを送りつつキヤリッジ21をその方向とは直交する方向に走査することにより、インクジェットヘッド20によって画像等が印刷される。
【0023】
更に、インクジェット記録装置本体11と脚部12との接合部である、支柱部13の頂部には図5に示すように変形吸収部材30がボルト31によって固定されている。変形吸収部材30は、SUS301、SUS303あるいはSECC等からなる板状のバネ材が加工されることによって作られるものであり、図6に示すように脚部の支柱部13にボルト31で固定される長方形状の基板部32と、この基板部32の4隅から切り起こされ、インクジェット記録装置本体11側に固定される断面L字状の可撓性切り起こし部33とから構成されている。基板部32には、インクジェット記録装置本体11に対向する上面に位置決めピン35a、35bが立設されるとともに、支柱部13に固定するためのボルト穴36が形成されている。位置決めピン35aは、柱状の剛性ピンであり、位置決めピン35bは、基板部32から切り起こした弾性ピンである。断面L字状の可撓性切り起こし部33は、所定の段差を有するように折り曲げられており、上面部が基板部32と平行に形成されている。また、可撓性切り起こし部33の上面部には、インクジェット記録装置本体11に固定するためのボルト穴34が形成されている。
【0024】
次に、以上のように構成されたインクジェット記録装置10におけるインクジェット記録装置本体11と脚部12の組み立て手順について説明する。先ず、脚部12の支柱部13に変形吸収部材30をボルト31で固定する(図5、6参照)。次に、インクジェット記録装置本体11を位置決めピン35a、35bで案内しつつ、支柱部13に固定した変形吸収部材30上の所定位置に載せ、断面L字状の可撓性切り起こし部33のボルト穴34にボルトを通して、インクジェット記録装置本体11を変形吸収部材30に固定する。このように、インクジェット記録装置本体11と脚部12は、左右に配設された8箇所の断面L字状の可撓性切り起こし部33を介して取り付けられているので、設置床面に凹凸があっても、この凹凸を断面L字状の可撓性切り起こし部33が吸収し、インクジェット記録装置本体内の印字面の平坦度を確保する。つまり、8箇所の断面L字状の可撓性切り起こし部33が個々に基板部32から切り起こされ幅狭となって剛性が低くなっていること、および、基板部32に対して2箇所の折り曲げ部33a、33aが形成されて、図6中白抜き矢印に示すように、曲げられた部分がともに板厚方向に曲がりやすいことから、個々の断面L字状の可撓性切り起こし部33が、高い自由度をもって変形可能になっており、結局、これら可撓性切り起こし部33が、状況に応じて適宜変形して、設置床面の凹凸を吸収する。この結果、画像歪みや画像不良のない良好な画像を印刷することができる。
〈第2の実施形態〉
図8は、本発明の変形吸収部材の第2の実施形態を示す拡大斜視図、図9はその変形吸収部材に使用される第1基板部材を示す斜視図である。本実施形態において、変形吸収部材70は、脚部側に固定される第1基板部材71と、装置本体側に固定される第2基板部材72と、第1基板部材71と第2基板部材72の間に配置された複数のバネ部材73とから構成されている。第1基板部材71は、上面の解放された箱形をしており、側壁74のほぼ中央下部にストロークを規制するための長穴75が形成されている。また、第1基板部材71には、支柱部13に固定するためのボルト穴76およびボルトの頭が通過できる操作穴77が形成されている。バネ部材73は、本実施形態では圧縮コイルバネでありインクジェット記録装置本体11を複数で支えることのできるバネ定数を有している。
【0025】
第2基板部材72は、下面の解放された箱形をしており、側壁のほぼ中央にストロークを規制するためのボルト78が螺合されている。ボルト78の先端は、第1基板部材71の長穴75に遊嵌されている。第2基板部材72の上面には、位置決めピン79a、79bが立設されている。また、第2基板部材72には、ボルトの頭が通過できる操作穴80が、位置決めピン79a、79bに隣接して形成されている。この様に構成された第1基板部材71と第2基板部材72は、バネ部材73で支えられた状態で互いに嵌りあっており、長穴75とボルト78によってストロークが規制されている。したがって、所定範囲内で相互の間隔が変更可能である。
〈第3の実施形態〉
図10は、本発明の変形吸収部材の第3の実施形態を示す拡大斜視図である。本実施形態において、変形吸収部材90は、脚部側に固定される長方形状の基板部91と、基板部の左右両側端を折り曲げて段差状に形成するとともに、インクジェット記録装置本体側に固定される断面L字状の可撓性段差部92とから構成されている。基板部91の上面には位置決めピン93a、93bが立設されるとともに、支柱部13に固定するためのボルト穴94が形成されている。位置決めピン93aは、柱状の剛性ピンであり、位置決めピン93bは、基板部91から切り起こした弾性ピンである。断面L字状の可撓性段差部92は、所定の段差を有するように基板部91の左右両側端が折り曲げられており、上面部が、基板部91と平行に形成されている。また、断面L字状の可撓性段差部92の上面部には、インクジェット記録装置本体11に固定するためのボルト穴95が形成されている。
〈第4の実施形態〉
図11は、本発明の変形吸収部材の第4の実施形態を示す拡大斜視図である。本実施形態において、変形吸収部材100は、脚部側に固定される基板部101と、基板部の左右両側端を折り曲げて段差状に形成するとともに、インクジェット記録装置本体側に固定される断面L字状の可撓性段差部102とから構成されている。変形吸収部材100は、第3の実施形態とほぼ同様の構成であるが、全体の寸法が長くなっている。基板部101の上面には位置決めピン103a、103bが立設されるとともに、支柱部13に固定するためのボルト穴104が形成されている。位置決めピン103aは、柱状の剛性ピンであり、位置決めピン103bは、基板部101から切り起こした弾性ピンである。断面L字状の可撓性段差部102は、所定の段差を有するように基板部の左右両側端が折り曲げられており、上面部が基板部101と平行に形成されている。また、断面L字状の可撓性段差部102の上面部にはインクジェット記録装置本体11に固定するためのボルト穴105が形成されている。
【0026】
なお、前記実施形態では、基板部32,91,101をそれぞれ脚部12側に、断面L字状の可撓性切り起こし部33あるいは可撓性段差部92、102を、それぞれインクジェット記録本体11側に取り付けているが、これとは逆に、基板部32,91,101を、インクジェット記録本体11側に、断面L字状の可撓性切り起こし部33あるいは可撓性段差部92、102を、脚部12側に取り付けてもよい。
【0027】
また、インクジェット記録装置本体と脚部とが一体式のインクジェット記録装置であっても、予めインクジェット記録装置本体と脚部との接合部に変形吸収部材を介在させておけば、同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態のインクジェット記録装置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】図2は、同インクジェット記録装置の前部からの内部構成を示す要部斜視図である。
【図3】図3は、同インクジェット記録装置の背部からの内部構成を示す要部斜視図である。
【図4】図4は、同インクジェット記録装置の下から見た斜視図である。
【図5】図5は、同インクジェット記録装置の脚部を示す斜視図である。
【図6】図6は、同脚部の接続部を示す拡大斜視図である。
【図7】図7は、同接続部に使用される変形吸収部材を示す拡大斜視図である。
【図8】図8は、本発明の第2の実施形態のインクジェット記録装置の要部の拡大斜視図である。
【図9】図9は、図8に示す変形吸収部材に使用される第1基板部材を示す斜視図である。
【図10】図10は、本発明の第3の実施形態のインクジェット記録装置の要部の拡大斜視図である。
【図11】図11は、本発明の第4の実施形態のインクジェット記録装置の要部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
【0029】
10 インクジェット記録装置
11 インクジェット記録装置本体
12 脚部
13 支柱部
14 横竿部
15 横梁部
16 キャスタ
30 変形吸収部材
31 ボルト
32 基板部
33 断面L字状の可撓性切り起こし部
35 位置決めピン
70 変形吸収部材
71 第1基板部材
72 第2基板部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インクジェット記録装置本体と脚部とを備えるインクジェット記録装置において、
インクジェット記録装置本体と脚部との接合部に変形吸収部材を介在させたことを特徴とするインクジェット記録装置。
【請求項2】
前記変形吸収部材は、前記インクジェット記録装置本体と前記脚部のいずれか一方に固定される長方形状の基板部と、前記基板部の4隅から切り起こされ、前記インクジェット記録装置本体と前記脚部の他方に固定される断面L字状の可撓性切り起こし部とから構成されたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項3】
前記変形吸収部材は、
脚部側に固定される第1基板部材と、
インクジェット記録装置本体側に固定される第2基板部材と、
前記第1基板部材と前記第2基板部材の間に配置された複数のバネ部材とから構成され、
前記第1基板部材と前記第2基板部材は、相互の間隔を変更可能に配設されたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項4】
前記変形吸収部材は、前記インクジェット記録装置本体と前記脚部のいずれか一方に固定される長方形状の基板部と、前記基板部の左右両側端を折り曲げて段差状に形成するとともに、前記インクジェット記録装置本体と前記脚部の他方に固定される断面L字状の可撓性段差部とから構成されたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項5】
前記変形吸収部材は、前記インクジェット記録装置本体に対向する面に位置決めピンを有することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
【請求項6】
インクジェット記録装置本体と脚部とを備えるインクジェット記録装置の組み付け方法において、
インクジェット記録装置本体と脚部との接合部に変形吸収部材を介在させて組み付けたことを特徴とするインクジェット記録装置の組み付け方法。
【請求項7】
前記変形吸収部材は、SUS301、SUS303等のバネ材を用いたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−196487(P2007−196487A)
【公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−16706(P2006−16706)
【出願日】平成18年1月25日(2006.1.25)
【出願人】(395003187)株式会社セイコーアイ・インフォテック (173)
【Fターム(参考)】