インストーリング方法、インストーラ装置及びインストーリング用プログラム
【課題】複数のアプリケーションを総合的且つ簡素にインストールする。
【解決手段】 アプリケーション毎のタイプ等を記載したアプリケーション・リストを生成し、それを基に、インストール・プログラム全体についての所定の項目を記載し、各インストール・プログラム毎に、所定の項目を記載したコンフィギュレーション・ファイルを生成し、レジストリに共通項目を設定し、その属性としてインストール・アプリケーション等を設定し、共通項目の配下にアプリケーション毎の項目を設定し、アプリケーション毎の項目の属性としてプログラム・インストール・フォルダ等を設定し、インストール・アプリケーション数をレジストリのインストール・アプリケーション数にコンピュータにより設定し、IPアドレスの値をレジストリのIPアドレスに設定し、選択されたアプリケーションをインストールする。
【解決手段】 アプリケーション毎のタイプ等を記載したアプリケーション・リストを生成し、それを基に、インストール・プログラム全体についての所定の項目を記載し、各インストール・プログラム毎に、所定の項目を記載したコンフィギュレーション・ファイルを生成し、レジストリに共通項目を設定し、その属性としてインストール・アプリケーション等を設定し、共通項目の配下にアプリケーション毎の項目を設定し、アプリケーション毎の項目の属性としてプログラム・インストール・フォルダ等を設定し、インストール・アプリケーション数をレジストリのインストール・アプリケーション数にコンピュータにより設定し、IPアドレスの値をレジストリのIPアドレスに設定し、選択されたアプリケーションをインストールする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アプリケーション(コンピュータ・プログラム)などをコンピュータにインストールするためのインストーリング方法、インストーラ装置及びインストーリング用プログラムに関し、特に、複数のアプリケーションをまとめてコンピュータにインストールするためのインストーリング方法、インストーラ装置及びインストーリング用プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、他社との差別化やソリューション提供の為、リリースするアプリケーションの数が増えている。
【0003】
しかしながら、自社での全てのアプリケーションの開発は不可能であり、国内/海外の関連ソフト会社や他社で開発済みアプリケーションを提供するということが多々ある。その場合に別々の会社のアプリケーションを同一のPC(パーソナルコンピュータ)にインストールする場合に、それぞれ独立したインストーラやGUIの間での相違により、統一性がなくなり、ユーザにアプリケーションに対する不信感を与えてしまう場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−055821号公報
【特許文献2】特開2007−213343号公報
【特許文献3】特開平07−064771号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図1は、IPアドレス1.2.3.4を設定され交換機能を司るCPU・A−1を有するボタン電話装置AとWebアプリケーション(URL(Uniform Resource Locator)設定がYYYY)が搭載されたアプリケーション・サーバ・C−1とWebアプリケーション(URL設定がZZZZ)が搭載されたアプリケーション・サーバC−2とユーザPC・Bを有するシステムである。
【0006】
CPU・A−1と通信して実現するアプリケーション1(インストール後のPC再起動要)、CPU・A−1と通信して実現するアプリケーション2(インストール後のPC再起動不要)、CPU・A−1とは通信しないアプリケーションn(インストール後のPC再起動要)等の複数のアプリケーションをユーザPC・Bにインストールし、アプリケーション・サーバC−1のWebアプリケーションを設定する場合は、従来では、個々のアプリケーション1、2、nを別々にインストールしなければならなかった(第一の課題)。
【0007】
又、個々にアプリケーションをインストールする場合にはインストール時に指定するデータ(通信相手となるCPU・A−1のIPアドレスなど)がアプリケーション間で同一であっても、アプリケーション毎に、指定しなければならなかった。また、再起動が必要なアプリケーションの場合はその都度再起動が必要であった(第二の課題)。
【0008】
そして、Webアプリケーション・サーバのプログラムをブラウザで利用する形態の場合は、特にユーザPC・Bにはインストールするアプリケーションは存在せず、ブラウザの設定が必要で、通常のPCアプリケーションとセットアップ方法に違いがあり、お客様自身のセットアップに混乱を与えてしまう(第三の課題)。
【0009】
そこで、本発明は、複数のアプリケーションを総合的且つ簡素にインストールすることを可能とするインストーリング方法、インストーラ装置及びインストーリング用プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明によれば、インストールするアプリケーション(以下、「インストール・アプリケーション」という。)毎のアプリケーション・タイプ(PCアプリケーション又はブラウザ・アプリケーション)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、ディフォルト・インストール・フォルダ及びファイル名の組、ディフォルト・アイコン・フォルダ及びファイル名の組を記載したアプリケーション・リストをユーザの操作により生成し、記録媒体に記録する、コンピュータに備わるアプリケーション・リスト生成手段と、前記アプリケーション・リストの記載事項を基に、インストール・アプリケーション全体についての全市場アプリケーション数を記載し、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーション名称、アプリケーション・タイプ(PCアプリケーションを示すもの)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、プログラム・インストール・パス及びアイコン・インストール・パスを記載し、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーションの名称、アプリケーション・タイプ(ブラウザ・アプリケーションを示すもの)を記載したコンフィギュレーション・ファイルを生成し、記録媒体に記録する、コンピュータに備わるコンフィギュレーション・ファイル生成手段と、レジストリの所定の位置に作成したフォルダの直下の属性としてインストール・アプリケーション数及びボタン電話装置のCPUに対応するIPアドレスを設定し、前記所定の位置に作成したフォルダの配下にアプリケーション毎のサブフォルダを設定し、そのサブフォルダに対応するアプリケーション毎の項目の属性としてプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の組並びにアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の組を設定する、コンピュータに備わるレジストリ属性設定手段と、表示したアプリケーションの中からユーザにより選択されたアプリケーションの合計数であるインストール・アプリケーション数をレジストリの前記インストール・アプリケーション数の値として設定する、コンピュータに備わる第1レジストリ属性値設定手段と、ユーザにより入力されたIPアドレスの値をレジストリの前記IPアドレスの値として設定する、コンピュータに備わる第2レジストリ属性値設定手段と、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各アプリケーションについて、前記レジスタに設定した前記属性としてのプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したプログラム・インストール・パスを設定し、前記レジスタに設定した前記属性としてのアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したアイコン・インストール・パスを設定する第3レジストリ属性値設定手段と、ユーザにより選択されたアプリケーションをインストールする、コンピュータに備わるインストール手段と、を備え、前記インストール手段は、前記コンフィギュレーション・ファイルの各インストール・アプリケーション毎のアプリケーション・タイプに基づいて、各インストール・アプリケーションのタイプがPCアプリケーションであるのか、又は、ブラウザ・アプリケーションであるのかを判断し、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、MSIファイルに基づいて、アプリケーションのインストールを行ない、そのインストールにあたっては、ディフォルトでは、レジストリの対応するサブフォルダに設定されたプログラム・インストール・フォルダの値として設定されたパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、ユーザからの指定があった場合には、その指定のあるパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、該アプリケーションがボタン電話装置のCPUとの通信を必要とするか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているボタン電話装置との通信の有無を参照することにより判断し、必要とする場合には、前記レジストリに設定されているIPアドレスの値をそのアプリケーションのコンフィギュレーションに設定し、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、ユーザにより入力されたURLに接続するためのショート・カットと該ショート・カットで利用するアイコンを設定し、少なくとも1つのアプリケーションがインストール後の再起動を必要としているか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているインストール後の再起動の要否を参照することにより判断し、そうであれば、コンピュータを再起動することを特徴とするインストーラ装置が提供される。
【0011】
また、本発明によれば、コンピュータが、インストールするアプリケーション(以下、「インストール・アプリケーション」という。)毎のアプリケーション・タイプ(PCアプリケーション又はブラウザ・アプリケーション)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、ディフォルト・インストール・フォルダ及びファイル名の組、ディフォルト・アイコン・フォルダ及びファイル名の組を記載したアプリケーション・リストをユーザの操作により生成し、記録媒体に記録するステップと、コンピュータが、前記アプリケーション・リストの記載事項を基に、インストール・アプリケーション全体についての全市場アプリケーション数を記載し、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーション名称、アプリケーション・タイプ(PCアプリケーションを示すもの)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、プログラム・インストール・パス及びアイコン・インストール・パスを記載し、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーションの名称、アプリケーション・タイプ(ブラウザ・アプリケーションを示すもの)を記載したコンフィギュレーション・ファイルを生成し、記録媒体に記録するステップと、コンピュータが、レジストリの所定の位置に作成したフォルダの直下の属性としてインストール・アプリケーション数及びボタン電話装置のCPUに対応するIPアドレスを設定し、前記所定の位置に作成したフォルダの配下にアプリケーション毎のサブフォルダを設定し、そのサブフォルダに対応するアプリケーション毎の項目の属性としてプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の組並びにアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の組を設定するステップと、コンピュータが、表示したアプリケーションの中からユーザにより選択されたアプリケーションの合計数であるインストール・アプリケーション数をレジストリの前記インストール・アプリケーション数の値として設定するステップと、コンピュータが、ユーザにより入力されたIPアドレスの値をレジストリの前記IPアドレスの値として設定するステップと、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各アプリケーションについて、前記レジスタに設定した前記属性としてのプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したプログラム・インストール・パスを設定し、前記レジスタに設定した前記属性としてのアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したアイコン・インストール・パスを設定するステップと、コンピュータが、ユーザにより選択されたアプリケーションをインストールするインストール・ステップと、を有し、前記インストール・ステップでは、コンピュータが、前記コンフィギュレーション・ファイルの各インストール・アプリケーション毎のアプリケーション・タイプに基づいて、各インストール・アプリケーションのタイプがPCアプリケーションであるのか、又は、ブラウザ・アプリケーションであるのかを判断し、コンピュータが、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、MSIファイルに基づいて、アプリケーションのインストールを行ない、そのインストールにあたっては、ディフォルトでは、レジストリの対応するサブフォルダに設定されたプログラム・インストール・フォルダの値として設定されたパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、ユーザからの指定があった場合には、その指定のあるパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、該アプリケーションがボタン電話装置のCPUとの通信を必要とするか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているボタン電話装置との通信の有無を参照することにより判断し、必要とする場合には、前記レジストリに設定されているIPアドレスの値をそのアプリケーションのコンフィギュレーションに設定し、コンピュータが、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、ユーザにより入力されたURLに接続するためのショート・カットと該ショート・カットで利用するアイコンを設定し、コンピュータが、少なくとも1つのアプリケーションがインストール後の再起動を必要としているか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているインストール後の再起動の要否を参照することにより判断し、そうであれば、コンピュータを再起動することを特徴とするインストーリング方法が提供される。
【0012】
更に、本発明によれば、インストールするアプリケーション(以下、「インストール・アプリケーション」という。)毎のアプリケーション・タイプ(PCアプリケーション又はブラウザ・アプリケーション)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、ディフォルト・インストール・フォルダ及びファイル名の組、ディフォルト・アイコン・フォルダ及びファイル名の組を記載したアプリケーション・リストをユーザの操作により生成し、記録媒体に記録する、コンピュータに備わるアプリケーション・リスト生成手段と、前記アプリケーション・リストの記載事項を基に、インストール・アプリケーション全体についての全市場アプリケーション数を記載し、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーション名称、アプリケーション・タイプ(PCアプリケーションを示すもの)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、プログラム・インストール・パス及びアイコン・インストール・パスを記載し、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーションの名称、アプリケーション・タイプ(ブラウザ・アプリケーションを示すもの)を記載したコンフィギュレーション・ファイルを生成し、記録媒体に記録する、コンピュータに備わるコンフィギュレーション・ファイル生成手段と、レジストリの所定の位置に作成したフォルダの直下の属性としてインストール・アプリケーション数及びボタン電話装置のCPUに対応するIPアドレスを設定し、前記所定の位置に作成したフォルダの配下にアプリケーション毎のサブフォルダを設定し、そのサブフォルダに対応するアプリケーション毎の項目の属性としてプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の組並びにアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の組を設定する、コンピュータに備わるレジストリ属性設定手段と、表示したアプリケーションの中からユーザにより選択されたアプリケーションの合計数であるインストール・アプリケーション数をレジストリの前記インストール・アプリケーション数の値として設定する、コンピュータに備わる第1レジストリ属性値設定手段と、ユーザにより入力されたIPアドレスの値をレジストリの前記IPアドレスの値として設定する、コンピュータに備わる第2レジストリ属性値設定手段と、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各アプリケーションについて、前記レジスタに設定した前記属性としてのプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したプログラム・インストール・パスを設定し、前記レジスタに設定した前記属性としてのアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したアイコン・インストール・パスを設定する第3レジストリ属性値設定手段と、ユーザにより選択されたアプリケーションをインストールする、コンピュータに備わるインストール手段と、を備えるインストール装置としてコンピュータを機能させるためのインストーリング用プログラムであって、前記インストール手段は、前記コンフィギュレーション・ファイルの各インストール・アプリケーション毎のアプリケーション・タイプに基づいて、各インストール・アプリケーションのタイプがPCアプリケーションであるのか、又は、ブラウザ・アプリケーションであるのかを判断し、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、MSIファイルに基づいて、アプリケーションのインストールを行ない、そのインストールにあたっては、ディフォルトでは、レジストリの対応するサブフォルダに設定されたプログラム・インストール・フォルダの値として設定されたパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、ユーザからの指定があった場合には、その指定のあるパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、該アプリケーションがボタン電話装置のCPUとの通信を必要とするか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているボタン電話装置との通信の有無を参照することにより判断し、必要とする場合には、前記レジストリに設定されているIPアドレスの値をそのアプリケーションのコンフィギュレーションに設定し、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、ユーザにより入力されたURLに接続するためのショート・カットと該ショート・カットで利用するアイコンを設定し、少なくとも1つのアプリケーションがインストール後の再起動を必要としているか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているインストール後の再起動の要否を参照することにより判断し、そうであれば、コンピュータを再起動することを特徴とするインストーラ装置としてコンピュータを機能させるためのインストーリング用プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、複数のアプリケーションをまとめてインストールすることができる。従って、GUIをアプリケーション間で共通にすることができ、アプリケーション毎にコンピュータを再起動する必要が無くなり、アプリケーション間で共通なパラメータの設定は1度のみ行えば良くなる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】従来例による複数アプリケーションのインストーリング方法を説明するための概念図である。
【図2】本発明の実施形態による複数アプリケーションのインストーリング方法を説明するための概念図である。
【図3】本発明の実施形態で生成するアプリケーション・リストの具体例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態で生成するコンフィグレーション・ファイルの具体例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態で生成するレジストリ・テーブルの具体例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態によるインストーラの動作を示すフローチャートである。
【図7】図6に示すアプリケーションのインストールの詳細な動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態による各アプリケーションのMSIファイルの処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態によるアプリケーション間のリンクを示す画面例である。
【図10】本発明の実施形態による各アプリケーションのリンクを設定する処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態によるアプリケーションのリンクが選択された時の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施形態による市場毎のアプリケーションの一本化管理を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
【0016】
本発明では、共通のインストーラでの複数アプリケーションのインストール、重複設定の防止、並びにアプリケーション間のリンク機能を提供することにより、ユーザの不信感の軽減を図る。
【0017】
図2では、ユーザPCにインストールされる全てのアプリケーションの共通インストーラKI−1、各々のアプリケーションの条件を記述したコンフィグファイルKI−3及び各アプリケーションのインストーラのMSIファイルを設け、CPU・A−1のIPアドレスやプログラムのインストールフォルダのユーザ指定データをPCのレジストリに記憶することで各アプリケーションの共通化を図り、インストール後の再起動についても最後の1度で実現する。ここで、MSIファイルとは、Windows(登録商標)アプリケーション(Windowsは登録商標。)などの配布などで使用されるインストール・イメージ用のファイルである。MSIファイルの中には、exeファイル、dllファイル、リソース、レジストラ、各種セットアップ情報などが含まれている。共通インストーラKI−1は、このMSIファイルからファイルや設定情報を取り出し、システムに設定する。また、図2に記載の共通EULAのEULAはEnd User License Agreementの略称である。
【0018】
又、Webアプリケーションについても他PCアプリケーションと同様に設定するインストーラを実現し、上述の3つの問題点を解決する。
【0019】
近年では、ボタン電話装置を含む通信機器装置において従来からの個々の機能提供という形からソリューションの提供が必須となってきている。言い換えると、通信装置単体からお客様のデータネットワークとの融合によるソリューション提供が増えてきており、一人一台のPCを保有する環境の中、お客様のPCにインストールすべきアプリケーションの数が増えてきている。その複数のアプリケーションのインストールをルール化し、1回のインストーラでのインストールをする機能を有し、且つ、アプリケーションの種類(Windows(登録商標)アプリケーション/ブラウザ・アプリケーション。)を問わず、同一的にセットアップが可能となる。また、同一設定や動作を1度のみで実施する特徴を有するインストーラ・プログラムに関する。
【0020】
まずは、コンフィグレーション・ファイルKI−3に関して説明する。
【0021】
図3を参照すると、ユーザPCにインストール対象となるアプリケーションをアプリケーション・プログラム・タイプ(PCアプリケーション/ブラウザ・アプリケーション)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無(Webアプリケーションの場合はURLアドレス)、インストール後のPC再起動の要否、デフォルト・プログラム・インストール・フォルダ名及びファイル名、デフォルト・アイコン・フォルダ名及びファイル名のリストを作成する。このリストをアプリケーション・リストと称する。また、アプリケーション・リストはユーザの操作によりコンピュータを用いて作成され、記録媒体に記録される。
【0022】
次に、作成されたアプリケーション・リストをベースに、図4で示すコンフィグレーション・ファイルKI−3を作成し、記録媒体に記録する。
【0023】
コンフィグレーション・ファイルKI−3は、製品が販売される全市場を対象にユーザPCにインストールされるアプリケーションの合計数を[Number of Application]の識別子で、販売される市場情報を[Market]の識別子として登録する。
【0024】
その後は、全市場を対象とするアプリケーション([Number of Application]の合計数分)の種類/条件をそれぞれ[Application Name n] (nは1から始まる自然数)を設定する。[Usage]は[Market]で指定した市場にリリースする場合はYES、リリースしない場合(他市場用アプリケーション)はNOを登録する。
【0025】
引き続き、アプリケーション・リストに基づき、アプリケーション・プログラム・タイプ(PCアプリケーション又はブラウザ・アプリケーション)を[Program Type]、ボタン電話装置のCPUとの通信有無を[CPU Communications]、インストール後の再起動の要否(YES/NO)を[Reboot Requirement]、デフォルト・インストール・パス及びファイル名を[Program Files Path]、デフォルト・アイコン・パス及びファイル名を[Icon Path]のそれぞれの識別子で登録する。但し、ブラウザ・アプリケーションの場合、[Program Files Path] 及び [Icon Path] は実際のプログラムインストールは行わない為、NAとして登録する。
【0026】
次に、図5を参照して、アプリケーションをインストールした後のWindows(登録商標)のレジストリのデータ構成を説明する。レジストリに各アプリケーション間で共有する為の情報として「Application Suite」(仮称)を作成し、共通インストーラでインストールしたアプリケーション数及びユーザが指定したCPU・IPアドレスを登録する。その直下にインストールしたアプリケーション名のフォルダを作成し、実際にプログラムをインストールしたフォルダ及びファイル実行ファイル名及びアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名を登録する。
【0027】
図6を参照して、共通インストーラの処理フローを説明する。
【0028】
コンフィグレーション・ファイルからアプリケーションが存在([Number of Applications] >= 0)するかチェックし(ステップS201)、存在しない場合([Number of Application] < 0)は終了する。
【0029】
次に、対象市場にリリースしているアプリケーション([Usage] = Yes)を全て表示し(ステップS203)、ユーザにインストールするアプリケーションを選択してもらう(ステップS205)。
【0030】
ユーザが選択したアプリケーションの合計数をPCのレジストリ・インストール・アプリケーション数(R1−1)(図5参照)に登録する(ステップS207)。
【0031】
次に、ユーザが選択したアプリケーションの中にコンフィグレーション・ファイルからボタン電話装置のCPUとの通信有無がYESのアプリケーションが少なくとも1つ以上存在するか確認し(ステップS209)、存在する場合はCPUのIPアドレス入力画面を表示し、ユーザにて指定してもらう(ステップS211)。
【0032】
指定されたCPUのIPアドレスをPCのレジストリCPU・IPアドレス(R1−2)(図5参照)に登録する(ステップS213)。
【0033】
次に、ユーザが選択したアプリケーションを実行する為、該当するアプリケーションのインストールを実行する(ステップS215〜S217)。選択されたアプリケーションのインストールが全て完了後にコンフィグレーション・ファイルからインストールしたアプリケーションにインストール後の再起動の要否が「有」([Reboot Requirement] = Yes)のアプリケーションが少なくとも1つ以上存在するか確認し(ステップS219)、存在する場合は、ユーザにPCの再起動を促すメッセージを表示し(ステップS221)、共通インストーラを終了する。
【0034】
次に、図7を参照して、各アプリケーションのインストール処理フローを説明する。
【0035】
コンフィグレーション・ファイルより、インストールするアプリケーションがPCアプリケーション([Program Type] = PC)かブラウザ・アプリケーション([Program Type] = Browser)かを判別し(ステップS231)、PCアプリケーションの場合は各アプリケーションから提供されるインストーラ(MSIファイル)を実行する(ステップS233)。ブラウザ・アプリケーションの場合は、アクセスするアプリケーション・サーバのURLの入力画面を表示し、ユーザに指定してもらう(ステップS235)。
【0036】
入力されたURLからデスクトップに指定URLに接続するブラウザのショート・カットを作成し(ステップS237)、PCのレジストリ・プログラム・インストール・フォルダ及びファイル名(図5参照)に作成したブラウザのショート・カットのフォルダ及びファイル名を、アイコン・インストール・フォルダ及びファイル名にブラウザのアイコンのフォルダ及びファイル名と登録する(ステップS239)。
【0037】
最後に、図8を参照して、各アプリケーションのMSIファイル形式のインストール処理について説明する。
【0038】
自アプリケーションがCPU・IPアドレス設定が必要な場合には(ステップS241でYES)、PCレジストリ・データ(R1−2)(図5参照)からCPU・IPアドレスを取得し、自アプリケーション内のコンフィギュレーション・ファイルに設定する。
【0039】
次に、各アプリケーション独自のセットアップを実行し、ユーザが指定したプログラムのインストール先フォルダ情報及びアイコンインストール先フォルダ情報を対応するPCレジストリのプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名(Rn−1)、アイコン・インストール・フォルダ及びファイル名に設定する(Rn−2)。
【0040】
これにより、共通インストーラにより、複数のアプリケーション(PCアプリケーション/ブラウザ・アプリケーション)を問わず画一的にインストールすることを実現可能となる。
【0041】
又、副次効果として図12に示す様に、コンフィグレーション・ファイルには全市場を対象としたアプリケーション情報が盛り込まれている為、全アプリケーションを一元管理可能となり、アプリケーションを他市場に展開する場合は、コンフィグファイルの[Usage]をYesにするだけで容易に対応可能となる。
【0042】
次に、PCのレジストリ・データを用いてインストールされた複数のアプリケーション間でリンク可能となる実施形態を説明する。
【0043】
図9は、インストール・アプリケーションのGUIタイプがツール・バー・タイプのアプリーション1及びGUIタイプがWindows(登録商標)タイプのアプリケーション2の他インストール・アプリケーション間リンクを示している。ツール・バー・タイプのケースは、ツール・バーに他アプリケーション・リンク用のプルダウン・メニューを追加し、他アプリケーションの名称を表示する。
【0044】
Windows(登録商標)タイプの場合は他アプリケーション・リンク用のメニューバーを追加し、他アプリケーションのアイコンを表示する。これらの他アプリケーション名又はアイコンをクリックすることで他アプリケーションを起動することを可能にする。
【0045】
次に、図10により各アプリケーションのリンク表示処理フローを説明する。
【0046】
まず始めに、PCのレジストリ・テーブル・インストール・アプリケーション数(図5 R1-1)(図4[Number of Application])を確認し、自アプリケーション以外の他アプリケーションがインストールされているか(R1-1 >= 2)チェックする(ステップS261)。他アプリケーションが存在しない場合(R1-1 < 2)は(ステップS261でNo)、リンク処理はしない。
【0047】
次に、自アプリケーションのUIタイプがツール・バー・タイプの場合には(ステップS263で「ツールバー」)、ツール・バーに「リンク」のプルダウン・メニューを追加する(ステップS265)。プルダウン・メニューの内容は、PCのレジストテーブルから自アプリケーション以外のサブフォルダ・ネームを取得し、プルダウン・メニューに表示する(ステップS267)。
【0048】
自アプリケーションのUIタイプがWindows(登録商標)タイプの場合には(ステップS263で「Windows(登録商標)」)、Windows(登録商標)にリンク・ツール・バーを追加する(ステップS269)。リンク・ツール・バーには、PCレジストテーブルから自アプリケーション以外のアプリケーションを検索し、そのアプリケーションのアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名称からアイコンファイルを取得し、リンク・ツール・バーに表示する(ステップS271)。他インストールされているアプリケーションのすべてのアイコンを表示し終わったら終了する。
【0049】
次に、図11を参照して、各アプリケーションのリンク処理フローについて説明する。
【0050】
ユーザにて選択されたリンク・アプリケーションに該当するPCレジストテーブルを求める(ステップS281)。
【0051】
該当するPCレジスト・テーブルよりプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名を取得し、実行する(ステップS283)。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明は、通信機器メーカや統合オフィス・アプリケーション開発会社等のソリューション・プロバイダーで利用することができる。
【符号の説明】
【0053】
A ボタン電話装置
A−1 CPU
B ユーザPC
C−1、C−2 アプリケーション・サーバ
KI−1 共通インストーラ
KI−2 各アプリケーションのMSIファイル
KI−3 コンフィグレーション・ファイル
【技術分野】
【0001】
本発明は、アプリケーション(コンピュータ・プログラム)などをコンピュータにインストールするためのインストーリング方法、インストーラ装置及びインストーリング用プログラムに関し、特に、複数のアプリケーションをまとめてコンピュータにインストールするためのインストーリング方法、インストーラ装置及びインストーリング用プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、他社との差別化やソリューション提供の為、リリースするアプリケーションの数が増えている。
【0003】
しかしながら、自社での全てのアプリケーションの開発は不可能であり、国内/海外の関連ソフト会社や他社で開発済みアプリケーションを提供するということが多々ある。その場合に別々の会社のアプリケーションを同一のPC(パーソナルコンピュータ)にインストールする場合に、それぞれ独立したインストーラやGUIの間での相違により、統一性がなくなり、ユーザにアプリケーションに対する不信感を与えてしまう場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−055821号公報
【特許文献2】特開2007−213343号公報
【特許文献3】特開平07−064771号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図1は、IPアドレス1.2.3.4を設定され交換機能を司るCPU・A−1を有するボタン電話装置AとWebアプリケーション(URL(Uniform Resource Locator)設定がYYYY)が搭載されたアプリケーション・サーバ・C−1とWebアプリケーション(URL設定がZZZZ)が搭載されたアプリケーション・サーバC−2とユーザPC・Bを有するシステムである。
【0006】
CPU・A−1と通信して実現するアプリケーション1(インストール後のPC再起動要)、CPU・A−1と通信して実現するアプリケーション2(インストール後のPC再起動不要)、CPU・A−1とは通信しないアプリケーションn(インストール後のPC再起動要)等の複数のアプリケーションをユーザPC・Bにインストールし、アプリケーション・サーバC−1のWebアプリケーションを設定する場合は、従来では、個々のアプリケーション1、2、nを別々にインストールしなければならなかった(第一の課題)。
【0007】
又、個々にアプリケーションをインストールする場合にはインストール時に指定するデータ(通信相手となるCPU・A−1のIPアドレスなど)がアプリケーション間で同一であっても、アプリケーション毎に、指定しなければならなかった。また、再起動が必要なアプリケーションの場合はその都度再起動が必要であった(第二の課題)。
【0008】
そして、Webアプリケーション・サーバのプログラムをブラウザで利用する形態の場合は、特にユーザPC・Bにはインストールするアプリケーションは存在せず、ブラウザの設定が必要で、通常のPCアプリケーションとセットアップ方法に違いがあり、お客様自身のセットアップに混乱を与えてしまう(第三の課題)。
【0009】
そこで、本発明は、複数のアプリケーションを総合的且つ簡素にインストールすることを可能とするインストーリング方法、インストーラ装置及びインストーリング用プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明によれば、インストールするアプリケーション(以下、「インストール・アプリケーション」という。)毎のアプリケーション・タイプ(PCアプリケーション又はブラウザ・アプリケーション)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、ディフォルト・インストール・フォルダ及びファイル名の組、ディフォルト・アイコン・フォルダ及びファイル名の組を記載したアプリケーション・リストをユーザの操作により生成し、記録媒体に記録する、コンピュータに備わるアプリケーション・リスト生成手段と、前記アプリケーション・リストの記載事項を基に、インストール・アプリケーション全体についての全市場アプリケーション数を記載し、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーション名称、アプリケーション・タイプ(PCアプリケーションを示すもの)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、プログラム・インストール・パス及びアイコン・インストール・パスを記載し、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーションの名称、アプリケーション・タイプ(ブラウザ・アプリケーションを示すもの)を記載したコンフィギュレーション・ファイルを生成し、記録媒体に記録する、コンピュータに備わるコンフィギュレーション・ファイル生成手段と、レジストリの所定の位置に作成したフォルダの直下の属性としてインストール・アプリケーション数及びボタン電話装置のCPUに対応するIPアドレスを設定し、前記所定の位置に作成したフォルダの配下にアプリケーション毎のサブフォルダを設定し、そのサブフォルダに対応するアプリケーション毎の項目の属性としてプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の組並びにアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の組を設定する、コンピュータに備わるレジストリ属性設定手段と、表示したアプリケーションの中からユーザにより選択されたアプリケーションの合計数であるインストール・アプリケーション数をレジストリの前記インストール・アプリケーション数の値として設定する、コンピュータに備わる第1レジストリ属性値設定手段と、ユーザにより入力されたIPアドレスの値をレジストリの前記IPアドレスの値として設定する、コンピュータに備わる第2レジストリ属性値設定手段と、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各アプリケーションについて、前記レジスタに設定した前記属性としてのプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したプログラム・インストール・パスを設定し、前記レジスタに設定した前記属性としてのアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したアイコン・インストール・パスを設定する第3レジストリ属性値設定手段と、ユーザにより選択されたアプリケーションをインストールする、コンピュータに備わるインストール手段と、を備え、前記インストール手段は、前記コンフィギュレーション・ファイルの各インストール・アプリケーション毎のアプリケーション・タイプに基づいて、各インストール・アプリケーションのタイプがPCアプリケーションであるのか、又は、ブラウザ・アプリケーションであるのかを判断し、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、MSIファイルに基づいて、アプリケーションのインストールを行ない、そのインストールにあたっては、ディフォルトでは、レジストリの対応するサブフォルダに設定されたプログラム・インストール・フォルダの値として設定されたパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、ユーザからの指定があった場合には、その指定のあるパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、該アプリケーションがボタン電話装置のCPUとの通信を必要とするか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているボタン電話装置との通信の有無を参照することにより判断し、必要とする場合には、前記レジストリに設定されているIPアドレスの値をそのアプリケーションのコンフィギュレーションに設定し、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、ユーザにより入力されたURLに接続するためのショート・カットと該ショート・カットで利用するアイコンを設定し、少なくとも1つのアプリケーションがインストール後の再起動を必要としているか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているインストール後の再起動の要否を参照することにより判断し、そうであれば、コンピュータを再起動することを特徴とするインストーラ装置が提供される。
【0011】
また、本発明によれば、コンピュータが、インストールするアプリケーション(以下、「インストール・アプリケーション」という。)毎のアプリケーション・タイプ(PCアプリケーション又はブラウザ・アプリケーション)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、ディフォルト・インストール・フォルダ及びファイル名の組、ディフォルト・アイコン・フォルダ及びファイル名の組を記載したアプリケーション・リストをユーザの操作により生成し、記録媒体に記録するステップと、コンピュータが、前記アプリケーション・リストの記載事項を基に、インストール・アプリケーション全体についての全市場アプリケーション数を記載し、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーション名称、アプリケーション・タイプ(PCアプリケーションを示すもの)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、プログラム・インストール・パス及びアイコン・インストール・パスを記載し、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーションの名称、アプリケーション・タイプ(ブラウザ・アプリケーションを示すもの)を記載したコンフィギュレーション・ファイルを生成し、記録媒体に記録するステップと、コンピュータが、レジストリの所定の位置に作成したフォルダの直下の属性としてインストール・アプリケーション数及びボタン電話装置のCPUに対応するIPアドレスを設定し、前記所定の位置に作成したフォルダの配下にアプリケーション毎のサブフォルダを設定し、そのサブフォルダに対応するアプリケーション毎の項目の属性としてプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の組並びにアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の組を設定するステップと、コンピュータが、表示したアプリケーションの中からユーザにより選択されたアプリケーションの合計数であるインストール・アプリケーション数をレジストリの前記インストール・アプリケーション数の値として設定するステップと、コンピュータが、ユーザにより入力されたIPアドレスの値をレジストリの前記IPアドレスの値として設定するステップと、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各アプリケーションについて、前記レジスタに設定した前記属性としてのプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したプログラム・インストール・パスを設定し、前記レジスタに設定した前記属性としてのアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したアイコン・インストール・パスを設定するステップと、コンピュータが、ユーザにより選択されたアプリケーションをインストールするインストール・ステップと、を有し、前記インストール・ステップでは、コンピュータが、前記コンフィギュレーション・ファイルの各インストール・アプリケーション毎のアプリケーション・タイプに基づいて、各インストール・アプリケーションのタイプがPCアプリケーションであるのか、又は、ブラウザ・アプリケーションであるのかを判断し、コンピュータが、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、MSIファイルに基づいて、アプリケーションのインストールを行ない、そのインストールにあたっては、ディフォルトでは、レジストリの対応するサブフォルダに設定されたプログラム・インストール・フォルダの値として設定されたパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、ユーザからの指定があった場合には、その指定のあるパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、該アプリケーションがボタン電話装置のCPUとの通信を必要とするか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているボタン電話装置との通信の有無を参照することにより判断し、必要とする場合には、前記レジストリに設定されているIPアドレスの値をそのアプリケーションのコンフィギュレーションに設定し、コンピュータが、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、ユーザにより入力されたURLに接続するためのショート・カットと該ショート・カットで利用するアイコンを設定し、コンピュータが、少なくとも1つのアプリケーションがインストール後の再起動を必要としているか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているインストール後の再起動の要否を参照することにより判断し、そうであれば、コンピュータを再起動することを特徴とするインストーリング方法が提供される。
【0012】
更に、本発明によれば、インストールするアプリケーション(以下、「インストール・アプリケーション」という。)毎のアプリケーション・タイプ(PCアプリケーション又はブラウザ・アプリケーション)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、ディフォルト・インストール・フォルダ及びファイル名の組、ディフォルト・アイコン・フォルダ及びファイル名の組を記載したアプリケーション・リストをユーザの操作により生成し、記録媒体に記録する、コンピュータに備わるアプリケーション・リスト生成手段と、前記アプリケーション・リストの記載事項を基に、インストール・アプリケーション全体についての全市場アプリケーション数を記載し、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーション名称、アプリケーション・タイプ(PCアプリケーションを示すもの)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、プログラム・インストール・パス及びアイコン・インストール・パスを記載し、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーションの名称、アプリケーション・タイプ(ブラウザ・アプリケーションを示すもの)を記載したコンフィギュレーション・ファイルを生成し、記録媒体に記録する、コンピュータに備わるコンフィギュレーション・ファイル生成手段と、レジストリの所定の位置に作成したフォルダの直下の属性としてインストール・アプリケーション数及びボタン電話装置のCPUに対応するIPアドレスを設定し、前記所定の位置に作成したフォルダの配下にアプリケーション毎のサブフォルダを設定し、そのサブフォルダに対応するアプリケーション毎の項目の属性としてプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の組並びにアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の組を設定する、コンピュータに備わるレジストリ属性設定手段と、表示したアプリケーションの中からユーザにより選択されたアプリケーションの合計数であるインストール・アプリケーション数をレジストリの前記インストール・アプリケーション数の値として設定する、コンピュータに備わる第1レジストリ属性値設定手段と、ユーザにより入力されたIPアドレスの値をレジストリの前記IPアドレスの値として設定する、コンピュータに備わる第2レジストリ属性値設定手段と、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各アプリケーションについて、前記レジスタに設定した前記属性としてのプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したプログラム・インストール・パスを設定し、前記レジスタに設定した前記属性としてのアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したアイコン・インストール・パスを設定する第3レジストリ属性値設定手段と、ユーザにより選択されたアプリケーションをインストールする、コンピュータに備わるインストール手段と、を備えるインストール装置としてコンピュータを機能させるためのインストーリング用プログラムであって、前記インストール手段は、前記コンフィギュレーション・ファイルの各インストール・アプリケーション毎のアプリケーション・タイプに基づいて、各インストール・アプリケーションのタイプがPCアプリケーションであるのか、又は、ブラウザ・アプリケーションであるのかを判断し、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、MSIファイルに基づいて、アプリケーションのインストールを行ない、そのインストールにあたっては、ディフォルトでは、レジストリの対応するサブフォルダに設定されたプログラム・インストール・フォルダの値として設定されたパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、ユーザからの指定があった場合には、その指定のあるパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、該アプリケーションがボタン電話装置のCPUとの通信を必要とするか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているボタン電話装置との通信の有無を参照することにより判断し、必要とする場合には、前記レジストリに設定されているIPアドレスの値をそのアプリケーションのコンフィギュレーションに設定し、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、ユーザにより入力されたURLに接続するためのショート・カットと該ショート・カットで利用するアイコンを設定し、少なくとも1つのアプリケーションがインストール後の再起動を必要としているか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているインストール後の再起動の要否を参照することにより判断し、そうであれば、コンピュータを再起動することを特徴とするインストーラ装置としてコンピュータを機能させるためのインストーリング用プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、複数のアプリケーションをまとめてインストールすることができる。従って、GUIをアプリケーション間で共通にすることができ、アプリケーション毎にコンピュータを再起動する必要が無くなり、アプリケーション間で共通なパラメータの設定は1度のみ行えば良くなる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】従来例による複数アプリケーションのインストーリング方法を説明するための概念図である。
【図2】本発明の実施形態による複数アプリケーションのインストーリング方法を説明するための概念図である。
【図3】本発明の実施形態で生成するアプリケーション・リストの具体例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態で生成するコンフィグレーション・ファイルの具体例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態で生成するレジストリ・テーブルの具体例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態によるインストーラの動作を示すフローチャートである。
【図7】図6に示すアプリケーションのインストールの詳細な動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態による各アプリケーションのMSIファイルの処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態によるアプリケーション間のリンクを示す画面例である。
【図10】本発明の実施形態による各アプリケーションのリンクを設定する処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態によるアプリケーションのリンクが選択された時の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施形態による市場毎のアプリケーションの一本化管理を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
【0016】
本発明では、共通のインストーラでの複数アプリケーションのインストール、重複設定の防止、並びにアプリケーション間のリンク機能を提供することにより、ユーザの不信感の軽減を図る。
【0017】
図2では、ユーザPCにインストールされる全てのアプリケーションの共通インストーラKI−1、各々のアプリケーションの条件を記述したコンフィグファイルKI−3及び各アプリケーションのインストーラのMSIファイルを設け、CPU・A−1のIPアドレスやプログラムのインストールフォルダのユーザ指定データをPCのレジストリに記憶することで各アプリケーションの共通化を図り、インストール後の再起動についても最後の1度で実現する。ここで、MSIファイルとは、Windows(登録商標)アプリケーション(Windowsは登録商標。)などの配布などで使用されるインストール・イメージ用のファイルである。MSIファイルの中には、exeファイル、dllファイル、リソース、レジストラ、各種セットアップ情報などが含まれている。共通インストーラKI−1は、このMSIファイルからファイルや設定情報を取り出し、システムに設定する。また、図2に記載の共通EULAのEULAはEnd User License Agreementの略称である。
【0018】
又、Webアプリケーションについても他PCアプリケーションと同様に設定するインストーラを実現し、上述の3つの問題点を解決する。
【0019】
近年では、ボタン電話装置を含む通信機器装置において従来からの個々の機能提供という形からソリューションの提供が必須となってきている。言い換えると、通信装置単体からお客様のデータネットワークとの融合によるソリューション提供が増えてきており、一人一台のPCを保有する環境の中、お客様のPCにインストールすべきアプリケーションの数が増えてきている。その複数のアプリケーションのインストールをルール化し、1回のインストーラでのインストールをする機能を有し、且つ、アプリケーションの種類(Windows(登録商標)アプリケーション/ブラウザ・アプリケーション。)を問わず、同一的にセットアップが可能となる。また、同一設定や動作を1度のみで実施する特徴を有するインストーラ・プログラムに関する。
【0020】
まずは、コンフィグレーション・ファイルKI−3に関して説明する。
【0021】
図3を参照すると、ユーザPCにインストール対象となるアプリケーションをアプリケーション・プログラム・タイプ(PCアプリケーション/ブラウザ・アプリケーション)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無(Webアプリケーションの場合はURLアドレス)、インストール後のPC再起動の要否、デフォルト・プログラム・インストール・フォルダ名及びファイル名、デフォルト・アイコン・フォルダ名及びファイル名のリストを作成する。このリストをアプリケーション・リストと称する。また、アプリケーション・リストはユーザの操作によりコンピュータを用いて作成され、記録媒体に記録される。
【0022】
次に、作成されたアプリケーション・リストをベースに、図4で示すコンフィグレーション・ファイルKI−3を作成し、記録媒体に記録する。
【0023】
コンフィグレーション・ファイルKI−3は、製品が販売される全市場を対象にユーザPCにインストールされるアプリケーションの合計数を[Number of Application]の識別子で、販売される市場情報を[Market]の識別子として登録する。
【0024】
その後は、全市場を対象とするアプリケーション([Number of Application]の合計数分)の種類/条件をそれぞれ[Application Name n] (nは1から始まる自然数)を設定する。[Usage]は[Market]で指定した市場にリリースする場合はYES、リリースしない場合(他市場用アプリケーション)はNOを登録する。
【0025】
引き続き、アプリケーション・リストに基づき、アプリケーション・プログラム・タイプ(PCアプリケーション又はブラウザ・アプリケーション)を[Program Type]、ボタン電話装置のCPUとの通信有無を[CPU Communications]、インストール後の再起動の要否(YES/NO)を[Reboot Requirement]、デフォルト・インストール・パス及びファイル名を[Program Files Path]、デフォルト・アイコン・パス及びファイル名を[Icon Path]のそれぞれの識別子で登録する。但し、ブラウザ・アプリケーションの場合、[Program Files Path] 及び [Icon Path] は実際のプログラムインストールは行わない為、NAとして登録する。
【0026】
次に、図5を参照して、アプリケーションをインストールした後のWindows(登録商標)のレジストリのデータ構成を説明する。レジストリに各アプリケーション間で共有する為の情報として「Application Suite」(仮称)を作成し、共通インストーラでインストールしたアプリケーション数及びユーザが指定したCPU・IPアドレスを登録する。その直下にインストールしたアプリケーション名のフォルダを作成し、実際にプログラムをインストールしたフォルダ及びファイル実行ファイル名及びアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名を登録する。
【0027】
図6を参照して、共通インストーラの処理フローを説明する。
【0028】
コンフィグレーション・ファイルからアプリケーションが存在([Number of Applications] >= 0)するかチェックし(ステップS201)、存在しない場合([Number of Application] < 0)は終了する。
【0029】
次に、対象市場にリリースしているアプリケーション([Usage] = Yes)を全て表示し(ステップS203)、ユーザにインストールするアプリケーションを選択してもらう(ステップS205)。
【0030】
ユーザが選択したアプリケーションの合計数をPCのレジストリ・インストール・アプリケーション数(R1−1)(図5参照)に登録する(ステップS207)。
【0031】
次に、ユーザが選択したアプリケーションの中にコンフィグレーション・ファイルからボタン電話装置のCPUとの通信有無がYESのアプリケーションが少なくとも1つ以上存在するか確認し(ステップS209)、存在する場合はCPUのIPアドレス入力画面を表示し、ユーザにて指定してもらう(ステップS211)。
【0032】
指定されたCPUのIPアドレスをPCのレジストリCPU・IPアドレス(R1−2)(図5参照)に登録する(ステップS213)。
【0033】
次に、ユーザが選択したアプリケーションを実行する為、該当するアプリケーションのインストールを実行する(ステップS215〜S217)。選択されたアプリケーションのインストールが全て完了後にコンフィグレーション・ファイルからインストールしたアプリケーションにインストール後の再起動の要否が「有」([Reboot Requirement] = Yes)のアプリケーションが少なくとも1つ以上存在するか確認し(ステップS219)、存在する場合は、ユーザにPCの再起動を促すメッセージを表示し(ステップS221)、共通インストーラを終了する。
【0034】
次に、図7を参照して、各アプリケーションのインストール処理フローを説明する。
【0035】
コンフィグレーション・ファイルより、インストールするアプリケーションがPCアプリケーション([Program Type] = PC)かブラウザ・アプリケーション([Program Type] = Browser)かを判別し(ステップS231)、PCアプリケーションの場合は各アプリケーションから提供されるインストーラ(MSIファイル)を実行する(ステップS233)。ブラウザ・アプリケーションの場合は、アクセスするアプリケーション・サーバのURLの入力画面を表示し、ユーザに指定してもらう(ステップS235)。
【0036】
入力されたURLからデスクトップに指定URLに接続するブラウザのショート・カットを作成し(ステップS237)、PCのレジストリ・プログラム・インストール・フォルダ及びファイル名(図5参照)に作成したブラウザのショート・カットのフォルダ及びファイル名を、アイコン・インストール・フォルダ及びファイル名にブラウザのアイコンのフォルダ及びファイル名と登録する(ステップS239)。
【0037】
最後に、図8を参照して、各アプリケーションのMSIファイル形式のインストール処理について説明する。
【0038】
自アプリケーションがCPU・IPアドレス設定が必要な場合には(ステップS241でYES)、PCレジストリ・データ(R1−2)(図5参照)からCPU・IPアドレスを取得し、自アプリケーション内のコンフィギュレーション・ファイルに設定する。
【0039】
次に、各アプリケーション独自のセットアップを実行し、ユーザが指定したプログラムのインストール先フォルダ情報及びアイコンインストール先フォルダ情報を対応するPCレジストリのプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名(Rn−1)、アイコン・インストール・フォルダ及びファイル名に設定する(Rn−2)。
【0040】
これにより、共通インストーラにより、複数のアプリケーション(PCアプリケーション/ブラウザ・アプリケーション)を問わず画一的にインストールすることを実現可能となる。
【0041】
又、副次効果として図12に示す様に、コンフィグレーション・ファイルには全市場を対象としたアプリケーション情報が盛り込まれている為、全アプリケーションを一元管理可能となり、アプリケーションを他市場に展開する場合は、コンフィグファイルの[Usage]をYesにするだけで容易に対応可能となる。
【0042】
次に、PCのレジストリ・データを用いてインストールされた複数のアプリケーション間でリンク可能となる実施形態を説明する。
【0043】
図9は、インストール・アプリケーションのGUIタイプがツール・バー・タイプのアプリーション1及びGUIタイプがWindows(登録商標)タイプのアプリケーション2の他インストール・アプリケーション間リンクを示している。ツール・バー・タイプのケースは、ツール・バーに他アプリケーション・リンク用のプルダウン・メニューを追加し、他アプリケーションの名称を表示する。
【0044】
Windows(登録商標)タイプの場合は他アプリケーション・リンク用のメニューバーを追加し、他アプリケーションのアイコンを表示する。これらの他アプリケーション名又はアイコンをクリックすることで他アプリケーションを起動することを可能にする。
【0045】
次に、図10により各アプリケーションのリンク表示処理フローを説明する。
【0046】
まず始めに、PCのレジストリ・テーブル・インストール・アプリケーション数(図5 R1-1)(図4[Number of Application])を確認し、自アプリケーション以外の他アプリケーションがインストールされているか(R1-1 >= 2)チェックする(ステップS261)。他アプリケーションが存在しない場合(R1-1 < 2)は(ステップS261でNo)、リンク処理はしない。
【0047】
次に、自アプリケーションのUIタイプがツール・バー・タイプの場合には(ステップS263で「ツールバー」)、ツール・バーに「リンク」のプルダウン・メニューを追加する(ステップS265)。プルダウン・メニューの内容は、PCのレジストテーブルから自アプリケーション以外のサブフォルダ・ネームを取得し、プルダウン・メニューに表示する(ステップS267)。
【0048】
自アプリケーションのUIタイプがWindows(登録商標)タイプの場合には(ステップS263で「Windows(登録商標)」)、Windows(登録商標)にリンク・ツール・バーを追加する(ステップS269)。リンク・ツール・バーには、PCレジストテーブルから自アプリケーション以外のアプリケーションを検索し、そのアプリケーションのアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名称からアイコンファイルを取得し、リンク・ツール・バーに表示する(ステップS271)。他インストールされているアプリケーションのすべてのアイコンを表示し終わったら終了する。
【0049】
次に、図11を参照して、各アプリケーションのリンク処理フローについて説明する。
【0050】
ユーザにて選択されたリンク・アプリケーションに該当するPCレジストテーブルを求める(ステップS281)。
【0051】
該当するPCレジスト・テーブルよりプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名を取得し、実行する(ステップS283)。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明は、通信機器メーカや統合オフィス・アプリケーション開発会社等のソリューション・プロバイダーで利用することができる。
【符号の説明】
【0053】
A ボタン電話装置
A−1 CPU
B ユーザPC
C−1、C−2 アプリケーション・サーバ
KI−1 共通インストーラ
KI−2 各アプリケーションのMSIファイル
KI−3 コンフィグレーション・ファイル
【特許請求の範囲】
【請求項1】
インストールするアプリケーション(以下、「インストール・アプリケーション」という。)毎のアプリケーション・タイプ(PCアプリケーション又はブラウザ・アプリケーション)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、ディフォルト・インストール・フォルダ及びファイル名の組、ディフォルト・アイコン・フォルダ及びファイル名の組を記載したアプリケーション・リストをユーザの操作により生成し、記録媒体に記録する、コンピュータに備わるアプリケーション・リスト生成手段と、
前記アプリケーション・リストの記載事項を基に、インストール・アプリケーション全体についての全市場アプリケーション数を記載し、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーション名称、アプリケーション・タイプ(PCアプリケーションを示すもの)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、プログラム・インストール・パス及びアイコン・インストール・パスを記載し、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーションの名称、アプリケーション・タイプ(ブラウザ・アプリケーションを示すもの)を記載したコンフィギュレーション・ファイルを生成し、記録媒体に記録する、コンピュータに備わるコンフィギュレーション・ファイル生成手段と、
レジストリの所定の位置に作成したフォルダの直下の属性としてインストール・アプリケーション数及びボタン電話装置のCPUに対応するIPアドレスを設定し、前記所定の位置に作成したフォルダの配下にアプリケーション毎のサブフォルダを設定し、そのサブフォルダに対応するアプリケーション毎の項目の属性としてプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の組並びにアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の組を設定する、コンピュータに備わるレジストリ属性設定手段と、
表示したアプリケーションの中からユーザにより選択されたアプリケーションの合計数であるインストール・アプリケーション数をレジストリの前記インストール・アプリケーション数の値として設定する、コンピュータに備わる第1レジストリ属性値設定手段と、
ユーザにより入力されたIPアドレスの値をレジストリの前記IPアドレスの値として設定する、コンピュータに備わる第2レジストリ属性値設定手段と、
アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各アプリケーションについて、前記レジスタに設定した前記属性としてのプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したプログラム・インストール・パスを設定し、前記レジスタに設定した前記属性としてのアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したアイコン・インストール・パスを設定する第3レジストリ属性値設定手段と、
ユーザにより選択されたアプリケーションをインストールする、コンピュータに備わるインストール手段と、
を備え、
前記インストール手段は、
前記コンフィギュレーション・ファイルの各インストール・アプリケーション毎のアプリケーション・タイプに基づいて、各インストール・アプリケーションのタイプがPCアプリケーションであるのか、又は、ブラウザ・アプリケーションであるのかを判断し、
アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、MSIファイルに基づいて、アプリケーションのインストールを行ない、そのインストールにあたっては、ディフォルトでは、レジストリの対応するサブフォルダに設定されたプログラム・インストール・フォルダの値として設定されたパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、ユーザからの指定があった場合には、その指定のあるパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、該アプリケーションがボタン電話装置のCPUとの通信を必要とするか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているボタン電話装置との通信の有無を参照することにより判断し、必要とする場合には、前記レジストリに設定されているIPアドレスの値をそのアプリケーションのコンフィギュレーションに設定し、
アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、ユーザにより入力されたURLに接続するためのショート・カットと該ショート・カットで利用するアイコンを設定し、
少なくとも1つのアプリケーションがインストール後の再起動を必要としているか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているインストール後の再起動の要否を参照することにより判断し、そうであれば、コンピュータを再起動することを特徴とするインストーラ装置。
【請求項2】
請求項1に記載のインストーラ装置において、
アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるアプリケーションについて、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されているプログラム・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダに変更し、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダに変更する、コンピュータに備わる手段と、
アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるアプリケーションについて、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのフォルダ及びファイル名の組を設定し、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのアイコンのフォルダ及びファイル名の組を設定する、コンピュータに備わる手段と、
ツールバー・アプリケーションにプルダウン・メニューを設定し、プルダウン・メニューが選択されたならば、他のアプリケーションを表すものを表示し、表示されたアプリケーションを表すもののうちの選択されたものにより表されるアプリケーションを前記レジストリのそのアプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名の組の値を参照することにより起動できるようにする、コンピュータに備わる手段と、
を更に備えることを特徴とするインストーラ装置。
【請求項3】
請求項1に記載のインストーラにおいて、
アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるアプリケーションについて、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されているプログラム・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダに変更し、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダに変更する手段と、
アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるアプリケーションについて、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのフォルダ及びファイル名の組を設定し、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのアイコンのフォルダ及びファイル名の組を設定する手段と、
ウィンドウズ(登録商標)・アプリケーションにツール・バーを設定し、該ツール・バーに他のアプリケーションに対応したアイコンを表示し、表示されたアイコンのうちの選択されたアイコンに対応するアプリケーションを前記レジストリのそのアプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名を参照することにより起動できるようにする、コンピュータに備わる手段と、
を更に備えることを特徴とするインストーラ装置。
【請求項4】
コンピュータが、インストールするアプリケーション(以下、「インストール・アプリケーション」という。)毎のアプリケーション・タイプ(PCアプリケーション又はブラウザ・アプリケーション)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、ディフォルト・インストール・フォルダ及びファイル名の組、ディフォルト・アイコン・フォルダ及びファイル名の組を記載したアプリケーション・リストをユーザの操作により生成し、記録媒体に記録するステップと、
コンピュータが、前記アプリケーション・リストの記載事項を基に、インストール・アプリケーション全体についての全市場アプリケーション数を記載し、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーション名称、アプリケーション・タイプ(PCアプリケーションを示すもの)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、プログラム・インストール・パス及びアイコン・インストール・パスを記載し、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーションの名称、アプリケーション・タイプ(ブラウザ・アプリケーションを示すもの)を記載したコンフィギュレーション・ファイルを生成し、記録媒体に記録するステップと、
コンピュータが、レジストリの所定の位置に作成したフォルダの直下の属性としてインストール・アプリケーション数及びボタン電話装置のCPUに対応するIPアドレスを設定し、前記所定の位置に作成したフォルダの配下にアプリケーション毎のサブフォルダを設定し、そのサブフォルダに対応するアプリケーション毎の項目の属性としてプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の組並びにアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の組を設定するステップと、
コンピュータが、表示したアプリケーションの中からユーザにより選択されたアプリケーションの合計数であるインストール・アプリケーション数をレジストリの前記インストール・アプリケーション数の値として設定するステップと、
コンピュータが、ユーザにより入力されたIPアドレスの値をレジストリの前記IPアドレスの値として設定するステップと、
アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各アプリケーションについて、前記レジスタに設定した前記属性としてのプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したプログラム・インストール・パスを設定し、前記レジスタに設定した前記属性としてのアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したアイコン・インストール・パスを設定するステップと、
コンピュータが、ユーザにより選択されたアプリケーションをインストールするインストール・ステップと、
を有し、
前記インストール・ステップでは、
コンピュータが、前記コンフィギュレーション・ファイルの各インストール・アプリケーション毎のアプリケーション・タイプに基づいて、各インストール・アプリケーションのタイプがPCアプリケーションであるのか、又は、ブラウザ・アプリケーションであるのかを判断し、
コンピュータが、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、MSIファイルに基づいて、アプリケーションのインストールを行ない、そのインストールにあたっては、ディフォルトでは、レジストリの対応するサブフォルダに設定されたプログラム・インストール・フォルダの値として設定されたパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、ユーザからの指定があった場合には、その指定のあるパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、該アプリケーションがボタン電話装置のCPUとの通信を必要とするか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているボタン電話装置との通信の有無を参照することにより判断し、必要とする場合には、前記レジストリに設定されているIPアドレスの値をそのアプリケーションのコンフィギュレーションに設定し、
コンピュータが、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、ユーザにより入力されたURLに接続するためのショート・カットと該ショート・カットで利用するアイコンを設定し、
コンピュータが、少なくとも1つのアプリケーションがインストール後の再起動を必要としているか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているインストール後の再起動の要否を参照することにより判断し、そうであれば、コンピュータを再起動することを特徴とするインストーリング方法。
【請求項5】
請求項4に記載のインストーリング方法において、
コンピュータが、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるアプリケーションについて、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されているプログラム・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダに変更し、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダに変更するステップと、
コンピュータが、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるアプリケーションについて、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのフォルダ及びファイル名の組を設定し、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのアイコンのフォルダ及びファイル名の組を設定するステップと、
コンピュータが、ツールバー・アプリケーションにプルダウン・メニューを設定し、プルダウン・メニューが選択されたならば、他のアプリケーションを表すものを表示し、表示されたアプリケーションを表すもののうちの選択されたものにより表されるアプリケーションを前記レジストリのそのアプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名の組の値を参照することにより起動できるようにするステップと、
を更に有することを特徴とするインストーリング方法。
【請求項6】
請求項4に記載のインストーリング方法において、
コンピュータが、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるアプリケーションについて、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されているプログラム・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダに変更し、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダに変更するステップと、
コンピュータが、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるアプリケーションについて、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのフォルダ及びファイル名の組を設定し、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのアイコンのフォルダ及びファイル名の組を設定するステップと、
コンピュータが、ウィンドウズ(登録商標)・アプリケーションにツール・バーを設定し、該ツール・バーに他のアプリケーションに対応したアイコンを表示し、表示されたアイコンのうちの選択されたアイコンに対応するアプリケーションを前記レジストリのそのアプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名を参照することにより起動できるようにするステップと、
を更に有することを特徴とするインストーリング方法。
【請求項7】
インストールするアプリケーション(以下、「インストール・アプリケーション」という。)毎のアプリケーション・タイプ(PCアプリケーション又はブラウザ・アプリケーション)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、ディフォルト・インストール・フォルダ及びファイル名の組、ディフォルト・アイコン・フォルダ及びファイル名の組を記載したアプリケーション・リストをユーザの操作により生成し、記録媒体に記録する、コンピュータに備わるアプリケーション・リスト生成手段と、
前記アプリケーション・リストの記載事項を基に、インストール・アプリケーション全体についての全市場アプリケーション数を記載し、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーション名称、アプリケーション・タイプ(PCアプリケーションを示すもの)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、プログラム・インストール・パス及びアイコン・インストール・パスを記載し、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーションの名称、アプリケーション・タイプ(ブラウザ・アプリケーションを示すもの)を記載したコンフィギュレーション・ファイルを生成し、記録媒体に記録する、コンピュータに備わるコンフィギュレーション・ファイル生成手段と、
レジストリの所定の位置に作成したフォルダの直下の属性としてインストール・アプリケーション数及びボタン電話装置のCPUに対応するIPアドレスを設定し、前記所定の位置に作成したフォルダの配下にアプリケーション毎のサブフォルダを設定し、そのサブフォルダに対応するアプリケーション毎の項目の属性としてプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の組並びにアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の組を設定する、コンピュータに備わるレジストリ属性設定手段と、
表示したアプリケーションの中からユーザにより選択されたアプリケーションの合計数であるインストール・アプリケーション数をレジストリの前記インストール・アプリケーション数の値として設定する、コンピュータに備わる第1レジストリ属性値設定手段と、
ユーザにより入力されたIPアドレスの値をレジストリの前記IPアドレスの値として設定する、コンピュータに備わる第2レジストリ属性値設定手段と、
アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各アプリケーションについて、前記レジスタに設定した前記属性としてのプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したプログラム・インストール・パスを設定し、前記レジスタに設定した前記属性としてのアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したアイコン・インストール・パスを設定する第3レジストリ属性値設定手段と、
ユーザにより選択されたアプリケーションをインストールする、コンピュータに備わるインストール手段と、
を備えるインストール装置としてコンピュータを機能させるためのインストーリング用プログラムであって、
前記インストール手段は、
前記コンフィギュレーション・ファイルの各インストール・アプリケーション毎のアプリケーション・タイプに基づいて、各インストール・アプリケーションのタイプがPCアプリケーションであるのか、又は、ブラウザ・アプリケーションであるのかを判断し、
アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、MSIファイルに基づいて、アプリケーションのインストールを行ない、そのインストールにあたっては、ディフォルトでは、レジストリの対応するサブフォルダに設定されたプログラム・インストール・フォルダの値として設定されたパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、ユーザからの指定があった場合には、その指定のあるパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、該アプリケーションがボタン電話装置のCPUとの通信を必要とするか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているボタン電話装置との通信の有無を参照することにより判断し、必要とする場合には、前記レジストリに設定されているIPアドレスの値をそのアプリケーションのコンフィギュレーションに設定し、
アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、ユーザにより入力されたURLに接続するためのショート・カットと該ショート・カットで利用するアイコンを設定し、
少なくとも1つのアプリケーションがインストール後の再起動を必要としているか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているインストール後の再起動の要否を参照することにより判断し、そうであれば、コンピュータを再起動することを特徴とするインストーラ装置としてコンピュータを機能させるためのインストーリング用プログラム。
【請求項8】
請求項7に記載のインストーリング用プログラムにおいて、
前記インストーラ装置は、
アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるアプリケーションについて、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されているプログラム・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダに変更し、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダに変更する、コンピュータに備わる手段と、
アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるアプリケーションについて、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのフォルダ及びファイル名の組を設定し、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのアイコンのフォルダ及びファイル名の組を設定する、コンピュータに備わる手段と、
ツールバー・アプリケーションにプルダウン・メニューを設定し、プルダウン・メニューが選択されたならば、他のアプリケーションを表すものを表示し、表示されたアプリケーションを表すもののうちの選択されたものにより表されるアプリケーションを前記レジストリのそのアプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名の組の値を参照することにより起動できるようにする、コンピュータに備わる手段と、
を更に備えることを特徴とするインストーリング用プログラム。
【請求項9】
請求項7に記載のインストーリング用プログラムにおいて、
前記インストーラ装置は、
アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるアプリケーションについて、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されているプログラム・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダに変更し、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダに変更する手段と、
アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるアプリケーションについて、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのフォルダ及びファイル名の組を設定し、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのアイコンのフォルダ及びファイル名の組を設定する手段と、
ウィンドウズ(登録商標)・アプリケーションにツール・バーを設定し、該ツール・バーに他のアプリケーションに対応したアイコンを表示し、表示されたアイコンのうちの選択されたアイコンに対応するアプリケーションを前記レジストリのそのアプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名を参照することにより起動できるようにする、コンピュータに備わる手段と、
を備えることを特徴とするインストーリング用プログラム。
【請求項1】
インストールするアプリケーション(以下、「インストール・アプリケーション」という。)毎のアプリケーション・タイプ(PCアプリケーション又はブラウザ・アプリケーション)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、ディフォルト・インストール・フォルダ及びファイル名の組、ディフォルト・アイコン・フォルダ及びファイル名の組を記載したアプリケーション・リストをユーザの操作により生成し、記録媒体に記録する、コンピュータに備わるアプリケーション・リスト生成手段と、
前記アプリケーション・リストの記載事項を基に、インストール・アプリケーション全体についての全市場アプリケーション数を記載し、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーション名称、アプリケーション・タイプ(PCアプリケーションを示すもの)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、プログラム・インストール・パス及びアイコン・インストール・パスを記載し、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーションの名称、アプリケーション・タイプ(ブラウザ・アプリケーションを示すもの)を記載したコンフィギュレーション・ファイルを生成し、記録媒体に記録する、コンピュータに備わるコンフィギュレーション・ファイル生成手段と、
レジストリの所定の位置に作成したフォルダの直下の属性としてインストール・アプリケーション数及びボタン電話装置のCPUに対応するIPアドレスを設定し、前記所定の位置に作成したフォルダの配下にアプリケーション毎のサブフォルダを設定し、そのサブフォルダに対応するアプリケーション毎の項目の属性としてプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の組並びにアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の組を設定する、コンピュータに備わるレジストリ属性設定手段と、
表示したアプリケーションの中からユーザにより選択されたアプリケーションの合計数であるインストール・アプリケーション数をレジストリの前記インストール・アプリケーション数の値として設定する、コンピュータに備わる第1レジストリ属性値設定手段と、
ユーザにより入力されたIPアドレスの値をレジストリの前記IPアドレスの値として設定する、コンピュータに備わる第2レジストリ属性値設定手段と、
アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各アプリケーションについて、前記レジスタに設定した前記属性としてのプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したプログラム・インストール・パスを設定し、前記レジスタに設定した前記属性としてのアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したアイコン・インストール・パスを設定する第3レジストリ属性値設定手段と、
ユーザにより選択されたアプリケーションをインストールする、コンピュータに備わるインストール手段と、
を備え、
前記インストール手段は、
前記コンフィギュレーション・ファイルの各インストール・アプリケーション毎のアプリケーション・タイプに基づいて、各インストール・アプリケーションのタイプがPCアプリケーションであるのか、又は、ブラウザ・アプリケーションであるのかを判断し、
アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、MSIファイルに基づいて、アプリケーションのインストールを行ない、そのインストールにあたっては、ディフォルトでは、レジストリの対応するサブフォルダに設定されたプログラム・インストール・フォルダの値として設定されたパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、ユーザからの指定があった場合には、その指定のあるパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、該アプリケーションがボタン電話装置のCPUとの通信を必要とするか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているボタン電話装置との通信の有無を参照することにより判断し、必要とする場合には、前記レジストリに設定されているIPアドレスの値をそのアプリケーションのコンフィギュレーションに設定し、
アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、ユーザにより入力されたURLに接続するためのショート・カットと該ショート・カットで利用するアイコンを設定し、
少なくとも1つのアプリケーションがインストール後の再起動を必要としているか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているインストール後の再起動の要否を参照することにより判断し、そうであれば、コンピュータを再起動することを特徴とするインストーラ装置。
【請求項2】
請求項1に記載のインストーラ装置において、
アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるアプリケーションについて、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されているプログラム・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダに変更し、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダに変更する、コンピュータに備わる手段と、
アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるアプリケーションについて、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのフォルダ及びファイル名の組を設定し、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのアイコンのフォルダ及びファイル名の組を設定する、コンピュータに備わる手段と、
ツールバー・アプリケーションにプルダウン・メニューを設定し、プルダウン・メニューが選択されたならば、他のアプリケーションを表すものを表示し、表示されたアプリケーションを表すもののうちの選択されたものにより表されるアプリケーションを前記レジストリのそのアプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名の組の値を参照することにより起動できるようにする、コンピュータに備わる手段と、
を更に備えることを特徴とするインストーラ装置。
【請求項3】
請求項1に記載のインストーラにおいて、
アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるアプリケーションについて、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されているプログラム・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダに変更し、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダに変更する手段と、
アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるアプリケーションについて、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのフォルダ及びファイル名の組を設定し、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのアイコンのフォルダ及びファイル名の組を設定する手段と、
ウィンドウズ(登録商標)・アプリケーションにツール・バーを設定し、該ツール・バーに他のアプリケーションに対応したアイコンを表示し、表示されたアイコンのうちの選択されたアイコンに対応するアプリケーションを前記レジストリのそのアプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名を参照することにより起動できるようにする、コンピュータに備わる手段と、
を更に備えることを特徴とするインストーラ装置。
【請求項4】
コンピュータが、インストールするアプリケーション(以下、「インストール・アプリケーション」という。)毎のアプリケーション・タイプ(PCアプリケーション又はブラウザ・アプリケーション)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、ディフォルト・インストール・フォルダ及びファイル名の組、ディフォルト・アイコン・フォルダ及びファイル名の組を記載したアプリケーション・リストをユーザの操作により生成し、記録媒体に記録するステップと、
コンピュータが、前記アプリケーション・リストの記載事項を基に、インストール・アプリケーション全体についての全市場アプリケーション数を記載し、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーション名称、アプリケーション・タイプ(PCアプリケーションを示すもの)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、プログラム・インストール・パス及びアイコン・インストール・パスを記載し、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーションの名称、アプリケーション・タイプ(ブラウザ・アプリケーションを示すもの)を記載したコンフィギュレーション・ファイルを生成し、記録媒体に記録するステップと、
コンピュータが、レジストリの所定の位置に作成したフォルダの直下の属性としてインストール・アプリケーション数及びボタン電話装置のCPUに対応するIPアドレスを設定し、前記所定の位置に作成したフォルダの配下にアプリケーション毎のサブフォルダを設定し、そのサブフォルダに対応するアプリケーション毎の項目の属性としてプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の組並びにアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の組を設定するステップと、
コンピュータが、表示したアプリケーションの中からユーザにより選択されたアプリケーションの合計数であるインストール・アプリケーション数をレジストリの前記インストール・アプリケーション数の値として設定するステップと、
コンピュータが、ユーザにより入力されたIPアドレスの値をレジストリの前記IPアドレスの値として設定するステップと、
アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各アプリケーションについて、前記レジスタに設定した前記属性としてのプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したプログラム・インストール・パスを設定し、前記レジスタに設定した前記属性としてのアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したアイコン・インストール・パスを設定するステップと、
コンピュータが、ユーザにより選択されたアプリケーションをインストールするインストール・ステップと、
を有し、
前記インストール・ステップでは、
コンピュータが、前記コンフィギュレーション・ファイルの各インストール・アプリケーション毎のアプリケーション・タイプに基づいて、各インストール・アプリケーションのタイプがPCアプリケーションであるのか、又は、ブラウザ・アプリケーションであるのかを判断し、
コンピュータが、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、MSIファイルに基づいて、アプリケーションのインストールを行ない、そのインストールにあたっては、ディフォルトでは、レジストリの対応するサブフォルダに設定されたプログラム・インストール・フォルダの値として設定されたパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、ユーザからの指定があった場合には、その指定のあるパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、該アプリケーションがボタン電話装置のCPUとの通信を必要とするか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているボタン電話装置との通信の有無を参照することにより判断し、必要とする場合には、前記レジストリに設定されているIPアドレスの値をそのアプリケーションのコンフィギュレーションに設定し、
コンピュータが、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、ユーザにより入力されたURLに接続するためのショート・カットと該ショート・カットで利用するアイコンを設定し、
コンピュータが、少なくとも1つのアプリケーションがインストール後の再起動を必要としているか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているインストール後の再起動の要否を参照することにより判断し、そうであれば、コンピュータを再起動することを特徴とするインストーリング方法。
【請求項5】
請求項4に記載のインストーリング方法において、
コンピュータが、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるアプリケーションについて、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されているプログラム・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダに変更し、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダに変更するステップと、
コンピュータが、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるアプリケーションについて、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのフォルダ及びファイル名の組を設定し、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのアイコンのフォルダ及びファイル名の組を設定するステップと、
コンピュータが、ツールバー・アプリケーションにプルダウン・メニューを設定し、プルダウン・メニューが選択されたならば、他のアプリケーションを表すものを表示し、表示されたアプリケーションを表すもののうちの選択されたものにより表されるアプリケーションを前記レジストリのそのアプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名の組の値を参照することにより起動できるようにするステップと、
を更に有することを特徴とするインストーリング方法。
【請求項6】
請求項4に記載のインストーリング方法において、
コンピュータが、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるアプリケーションについて、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されているプログラム・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダに変更し、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダに変更するステップと、
コンピュータが、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるアプリケーションについて、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのフォルダ及びファイル名の組を設定し、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのアイコンのフォルダ及びファイル名の組を設定するステップと、
コンピュータが、ウィンドウズ(登録商標)・アプリケーションにツール・バーを設定し、該ツール・バーに他のアプリケーションに対応したアイコンを表示し、表示されたアイコンのうちの選択されたアイコンに対応するアプリケーションを前記レジストリのそのアプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名を参照することにより起動できるようにするステップと、
を更に有することを特徴とするインストーリング方法。
【請求項7】
インストールするアプリケーション(以下、「インストール・アプリケーション」という。)毎のアプリケーション・タイプ(PCアプリケーション又はブラウザ・アプリケーション)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、ディフォルト・インストール・フォルダ及びファイル名の組、ディフォルト・アイコン・フォルダ及びファイル名の組を記載したアプリケーション・リストをユーザの操作により生成し、記録媒体に記録する、コンピュータに備わるアプリケーション・リスト生成手段と、
前記アプリケーション・リストの記載事項を基に、インストール・アプリケーション全体についての全市場アプリケーション数を記載し、アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーション名称、アプリケーション・タイプ(PCアプリケーションを示すもの)、ボタン電話装置のCPUとの通信の有無、インストール後の再起動の要否、プログラム・インストール・パス及びアイコン・インストール・パスを記載し、アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションである各インストール・アプリケーション毎に、アプリケーションの名称、アプリケーション・タイプ(ブラウザ・アプリケーションを示すもの)を記載したコンフィギュレーション・ファイルを生成し、記録媒体に記録する、コンピュータに備わるコンフィギュレーション・ファイル生成手段と、
レジストリの所定の位置に作成したフォルダの直下の属性としてインストール・アプリケーション数及びボタン電話装置のCPUに対応するIPアドレスを設定し、前記所定の位置に作成したフォルダの配下にアプリケーション毎のサブフォルダを設定し、そのサブフォルダに対応するアプリケーション毎の項目の属性としてプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の組並びにアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の組を設定する、コンピュータに備わるレジストリ属性設定手段と、
表示したアプリケーションの中からユーザにより選択されたアプリケーションの合計数であるインストール・アプリケーション数をレジストリの前記インストール・アプリケーション数の値として設定する、コンピュータに備わる第1レジストリ属性値設定手段と、
ユーザにより入力されたIPアドレスの値をレジストリの前記IPアドレスの値として設定する、コンピュータに備わる第2レジストリ属性値設定手段と、
アプリケーション・タイプがPCアプリケーションである各アプリケーションについて、前記レジスタに設定した前記属性としてのプログラム・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したプログラム・インストール・パスを設定し、前記レジスタに設定した前記属性としてのアイコン・インストール・フォルダ及びファイル名の値として、前記コンフィギュレーション・ファイルに記載したアイコン・インストール・パスを設定する第3レジストリ属性値設定手段と、
ユーザにより選択されたアプリケーションをインストールする、コンピュータに備わるインストール手段と、
を備えるインストール装置としてコンピュータを機能させるためのインストーリング用プログラムであって、
前記インストール手段は、
前記コンフィギュレーション・ファイルの各インストール・アプリケーション毎のアプリケーション・タイプに基づいて、各インストール・アプリケーションのタイプがPCアプリケーションであるのか、又は、ブラウザ・アプリケーションであるのかを判断し、
アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、MSIファイルに基づいて、アプリケーションのインストールを行ない、そのインストールにあたっては、ディフォルトでは、レジストリの対応するサブフォルダに設定されたプログラム・インストール・フォルダの値として設定されたパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、ユーザからの指定があった場合には、その指定のあるパスに対応するフォルダにプログラムをインストールし、該アプリケーションがボタン電話装置のCPUとの通信を必要とするか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているボタン電話装置との通信の有無を参照することにより判断し、必要とする場合には、前記レジストリに設定されているIPアドレスの値をそのアプリケーションのコンフィギュレーションに設定し、
アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるインストール・アプリケーションについては、ユーザにより入力されたURLに接続するためのショート・カットと該ショート・カットで利用するアイコンを設定し、
少なくとも1つのアプリケーションがインストール後の再起動を必要としているか否かを前記コンフィギュレーション・ファイルに記載されているインストール後の再起動の要否を参照することにより判断し、そうであれば、コンピュータを再起動することを特徴とするインストーラ装置としてコンピュータを機能させるためのインストーリング用プログラム。
【請求項8】
請求項7に記載のインストーリング用プログラムにおいて、
前記インストーラ装置は、
アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるアプリケーションについて、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されているプログラム・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダに変更し、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダに変更する、コンピュータに備わる手段と、
アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるアプリケーションについて、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのフォルダ及びファイル名の組を設定し、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのアイコンのフォルダ及びファイル名の組を設定する、コンピュータに備わる手段と、
ツールバー・アプリケーションにプルダウン・メニューを設定し、プルダウン・メニューが選択されたならば、他のアプリケーションを表すものを表示し、表示されたアプリケーションを表すもののうちの選択されたものにより表されるアプリケーションを前記レジストリのそのアプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名の組の値を参照することにより起動できるようにする、コンピュータに備わる手段と、
を更に備えることを特徴とするインストーリング用プログラム。
【請求項9】
請求項7に記載のインストーリング用プログラムにおいて、
前記インストーラ装置は、
アプリケーション・タイプがPCアプリケーションであるアプリケーションについて、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されているプログラム・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したプログラム・インストール・フォルダに変更し、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダが、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値と異なる場合には、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダの値を、ユーザが指定したアイコン・インストール・フォルダに変更する手段と、
アプリケーション・タイプがブラウザ・アプリケーションであるアプリケーションについて、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのフォルダ及びファイル名の組を設定し、前記レジストリの自アプリケーションのフォルダに設定されている属性であるアイコン・インストール・フォルダとファイル名の組の値として、そのショートカットのアイコンのフォルダ及びファイル名の組を設定する手段と、
ウィンドウズ(登録商標)・アプリケーションにツール・バーを設定し、該ツール・バーに他のアプリケーションに対応したアイコンを表示し、表示されたアイコンのうちの選択されたアイコンに対応するアプリケーションを前記レジストリのそのアプリケーションのフォルダに設定されている属性であるプログラム・インストール・フォルダとファイル名を参照することにより起動できるようにする、コンピュータに備わる手段と、
を備えることを特徴とするインストーリング用プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2013−41603(P2013−41603A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−225247(P2012−225247)
【出願日】平成24年10月10日(2012.10.10)
【分割の表示】特願2007−322132(P2007−322132)の分割
【原出願日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【出願人】(000227205)NECインフロンティア株式会社 (1,047)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年10月10日(2012.10.10)
【分割の表示】特願2007−322132(P2007−322132)の分割
【原出願日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【出願人】(000227205)NECインフロンティア株式会社 (1,047)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]