説明

エアロゾル検出器およびエアロゾル検出システム

【課題】温度変動によるバックグラウンド変動を的確に補正することで、エアロゾルを精度良く検出する。
【解決手段】エアロゾルの流入によるイオン電流の変化を検出するエアロゾル感知部1と、前記エアロゾル感知部1の近傍に設置される周囲温度センサ2と、前記エアロゾル感知部1と周囲温度センサ2の出力が入力される信号処理部3とを有するエアロゾル検出器において、前記信号処理部3は、エアロゾルの流入がないときのエアロゾル感知部1の出力値と周囲温度のデータから求められた関数4を用いてエアロゾル感知部1から出力される出力値を補正する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は空気中のエアロゾルを検出するためのエアロゾル検出器及びエアロゾル検出システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ナトリウム冷却方式の高速炉において、機器や配管からのナトリウム漏えいを早期に検出することは非常に重要であり、漏えいを微少な段階で検出するための装置が設けられる。そのような装置に用いられる漏えい検出器のひとつに、空気中の微少なエアロゾルを検出するイオン化式エアロゾル検出器があり、微少なナトリウム漏えいを早期に検出する役割を持たせるために、非常に高感度な設定条件で使用されている。
【0003】
一方、イオン化式エアロゾル検出器は周囲温度が変化した場合、エアロゾル濃度とイオン電流の関係も変化することが知られている。そのため、イオン化式エアロゾル検出器には、周囲温度が変化しても空気中のエアロゾル濃度を正確に検出するための温度補正機能が備えられる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−11869号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、ナトリウム冷却方式の高速炉で漏えい検出に使用するイオン化式エアロゾル検出器は非常に高感度な設定条件で使用されるため、エアロゾル以外の要因、例えば温度変動による出力変動等の、いわゆるバックグラウンド変動が無視できないものとなっている。これに対して、従来のイオン化式エアロゾル検出器に用いられる温度補正機能では、火災検出用の通常のイオン化式エアロゾル検出器の利用においては無視できるレベルの変動を、高速炉で使用するイオン化式エアロゾル検出器では有意な変動であると誤認識し、エアロゾルを誤検出する可能性があった。
【0006】
さらに、ナトリウム冷却方式の高速炉において、長大な冷却系ナトリウム配管は空間的に分離された複数の区域を連通して設置される。ナトリウム漏えいを検出するためには、複数の区域にイオン化式エアロゾル検出器を設置し、それらの出力信号を中央の監視盤に伝送して監視することが行われる。ナトリウム配管が配置されている複数の区域はナトリウム−水反応を避けるために禁水区域となっているため、凝縮水が生じることを避けて周囲温度の制御は行われない。
【0007】
このため、各区域毎に周囲温度が異なる可能性があるが、多数の配線付設にともなう安全管理上及びコスト上の問題から、各区域の周囲温度を中央操作室に伝送しない場合があり、その際、中央操作室で各区域の周囲温度の情報がない状態で、各区域のエアロゾル検出器に対して温度補正を行うことは困難であった。
【0008】
本発明は係る上記課題を解決するためになされたもので、ナトリウム冷却方式の高速炉において、温度変動によるバックグラウンド変動を的確に補正することで、エアロゾルを精度良く検出することができる高信頼性のエアロゾル検出器およびエアロゾル検出システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るエアロゾル検出器は、上記課題を解決するために、エアロゾルの流入によるイオン電流の変化を検出するエアロゾル感知部と、前記エアロゾル感知部の近傍に設置される周囲温度センサと、前記エアロゾル感知部と前記周囲温度センサの出力が入力される信号処理部とを有するエアロゾル検出器において、前記信号処理部は、エアロゾルの流入がないときのエアロゾル感知部の出力値と周囲温度のデータから求められた関数を用いて前記エアロゾル感知部から出力される出力値を補正することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係るエアロゾル検出システムは、施設内の相互に分離された複数の区画と、前記各区画内に配置されたエアロゾル検出器と、前記施設の外部に設置された周囲温度センサと、前記各区画内に配置されたエアロゾル検出器と前記周囲温度センサの出力が入力される信号処理部とを有するエアロゾル検出システムにおいて、前記信号処理部は、エアロゾルの流入がないときの各エアロゾル感知部の出力値と前記周囲温度のデータから求められた関数を用いて各エアロゾル感知部から出力される出力値を補正することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、温度変動によるバックグラウンド変動を的確に補正することで、エアロゾルを精度良く検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るエアロゾル検出器の構成図。
【図2】第1の実施形態に係るエアロゾル感知部の出力値対周囲温度データ図。
【図3】第1の実施形態に係る温度補正手段の説明図であり、いずれも測定時刻を横軸に、(a)はエアロゾル感知部1から出力された出力値Vraw、(b)は周囲温度センサ2から出力された周囲温度T、(c)は温度補正後のエアロゾル感知部からの出力値Vcorを示す図。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るエアロゾル検出システムの構成図。
【図5】第2の実施形態に係る温度補正手段の作用図であり、それぞれ測定時刻を横軸にとり、(a)はエアロゾルの流入が無いときのi番目のエアロゾル感知部1−iから出力された出力値Vraw、(b)は周囲温度センサ5から出力された施設9の周囲温度T、(c)はi番目のエアロゾル感知部1−iの出力値の温度補正後の値Vcorを示す図。
【図6】第2の実施形態に係る信号処理部の処理フローチャート図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明に係るエアロゾル検出器およびエアロゾル検出システムの実施形態について、図面を参照して説明する。
【0014】
[第1の実施形態]
第1の実施形態に係るエアロゾル検出器を、図1乃至図3を用いて説明する。
(構成)
本第1の実施形態に係るエアロゾル検出器は、エアロゾルの流入によるイオン電流の変化にともない出力電圧あるいは電流の変化値(以下、「出力値」という。)を検出するイオン化式エアロゾル感知部1と、エアロゾル感知部1の近傍に設置されその周囲温度を測定する周囲温度センサ2と、エアロゾル感知部1と周囲温度センサ2から出力された信号を入力し、周囲温度センサ2の出力から周囲温度の変化によるエアロゾル感知部1の出力値の変化量を算出し、エアロゾル感知部1の出力値から前記変化量を差し引いた値を温度補正後のエアロゾル感知部の出力とする信号処理部3とから構成される。
【0015】
(作用)
このように構成されたエアロゾル検出器における温度補正手段について図2、図3を参照して説明する。
まず、イオン−イオン再結合確率、イオン−エアロゾル結合確率は、その温度依存性のため、周囲温度の変化に伴ってイオン化式エアロゾル感知部の出力値は変化することが知られている。
【0016】
図2において、○印はエアロゾルの流入が無いときに計測されたエアロゾル感知部1の出力値対周囲温度データであり、最小二乗近似関数4は図2の各データに対して最小二乗近似を行うことにより取得される。ここでは、前記最小二乗近似関数4を式(1)のように表すこととする。
V= f(T)・・・・・式(1)
ここで、Vはエアロゾルの流入が無いときのエアロゾル感知部1から出力された出力値、T は周囲温度センサ2から出力された周囲温度である。
【0017】
図3(a)〜(c)は本実施形態における温度補正手段を説明するための図であり、いずれも測定時刻を横軸に、(a)はエアロゾル感知部1から出力された出力値Vraw、(b)は周囲温度センサ2から出力された周囲温度T、(c)は温度補正後のエアロゾル感知部からの出力値Vcorを示す図である。
【0018】
ここで、ある時刻における周囲温度の測定値がT2であったとすると、信号処理部3では、前記式(1)を用いて周囲温度の測定値を次式(2)のようにエアロゾル感知部(1)の出力値の推定値(出力推定値)Vestに変換する。
Vest,= f(T)・・・・・式(2)
【0019】
そして、信号処理部3では次式(3)によりエアロゾル感知部1からの出力値Vraw,を補正する。
Vcor, = Vraw, − Vest, ・・・・・式(3)
ここで、Vraw,は周囲温度としてT2を得た際のエアロゾル感知部1の出力値、Vcor,はVraw,に対して温度補正処理を施した後の出力値である。
【0020】
このように、エアロゾル感知部1の出力値に前記の温度補正処理を施すことにより、温度変動によるバックグラウンド変動を的確に補正することができる。信号処理部3では前記補正後の出力値に対して予め設定された警報レベルとの比較を行い、警報レベルを超えた場合には警報を発する。
【0021】
このエアロゾル検出器を、図4に示すような施設9内の相互に分離された複数の異なる区域8内に適宜配置することで、施設全体のエアロゾル検知システムを構築することができる。
【0022】
(効果)
本第1の実施形態によれば、エアロゾルの流入が無いときのエアロゾル感知部1の出力値と周囲温度との関係を表す最小二乗近似関数4を用いて、周囲温度の測定値をエアロゾル感知部1出力の出力推定値に変換し、エアロゾル感知部1の実際の出力値から前記出力推定値を差し引くことで、温度変動による影響を低減することができる。これにより、周囲温度の変化によって生じるバックグラウンド変動による、エアロゾルの誤検出を防止することができる。
なお、上述したバックグラウンド低減技術は、ナトリウム漏えいのみではなく一般のエアロゾル検出器にも適用可能である。
【0023】
[第2の実施形態]
次に、本発明のエアロゾル検知システムに係る第2の実施形態について、図4乃至図6を用いて説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0024】
(構成)
本エアロゾル検知システムは、図4に示すように、建屋等の施設9内で相互に分離された複数の異なる区域8内に設置された複数のイオン化式エアロゾル感知部1−1〜1−nと、施設9の外部に設置され周囲の外気温を測定し出力する周囲温度センサ5と、前記複数のエアロゾル感知部1−1〜1−nと周囲温度センサ5から出力された信号を入力し、周囲温度センサ5の出力を個々のエアロゾル感知部1−1〜1−nの出力値の推定値に変換し、個々のエアロゾル感知部1−1〜1−nの出力値から前記個々の出力値の推定値を差し引いた値を温度補正後のエアロゾル感知部1−1〜1−nの出力値として監視する信号処理部6とから構成される。
【0025】
(作用)
このように構成された本第2の実施形態において、エアロゾル感知部1−1〜1−nの出力値に直接影響を与えるのは、直接的には各エアロゾル感知部近傍の温度変化であるが、各エアロゾル感知部近傍の温度変化は施設9の周囲温度の変化によって引き起こされ、その原因としては施設9全体および分離された区域8相互の空間の熱伝導および対流による熱伝達の影響が考えられる。
【0026】
そのため、各エアロゾル感知部1−1〜1−nが設置されている区域8において、施設9の周囲温度の変化と各エアロゾル感知部1−1〜1−n近傍の温度変化には、個々のエアロゾル感知部1−1〜1−nごとに固有の時間遅れが生じ、その結果、周囲温度センサ5からの出力の変化と個々のエアロゾル感知部からの出力値の変化にも、個々のエアロゾル感知部ごとに固有の時間遅れが生じる。
【0027】
この時間遅れを考慮してエアロゾルの流入が無いときのi番目のエアロゾル感知部の出力値対周囲温度データについて、その最小二乗近似関数を次式(4)のように表すこととする。
(t) = g {T(t−t)}・・・・・式(4)
【0028】
ここで、t はi番目のエアロゾル感知部1−iにおいてエアロゾルの流入が無いときの出力値Vを得た測定時刻、tは周囲温度センサ5から出力された周囲温度の変化に対するi番目のエアロゾル感知部1−iから出力された出力値の変化の時間遅れを意味する。
すなわち、前記式(4)は、i番目のエアロゾル感知部1−iからの出力値は、時間tだけ過去の周囲温度T (t−t)と相関が有ることを表している。
【0029】
次に、本第2の実施形態における信号処理部6での処理について、図6を参照して説明する。
図6は、本実施形態における信号処理部6の時刻t における処理を説明するフローチャートである。ステップS1において、周囲温度センサ5で測定した時刻t のときの周囲温度T(t)を信号処理部6に入力する。ステップS2において、i=1 とすることによりiを初期化する。ステップS3において、i番目のエアロゾル感知部1−iから出力された時刻t のときの出力値Vraw,iを信号処理部6に入力する。ステップS4において、i番目のエアロゾル感知部1−iの出力値の温度補正を行う。
【0030】
次に、ステップS5において、i番目のエアロゾル検出器1−iから出力された温度補正後の出力値と警報レベルとの比較を行う。警報レベルを超える場合は、ステップS6において、警報を出力する。警報レベルを超えない場合は、ステップS7において、n個全てのエアロゾル感知部に対する処理が終了したか、すなわちi=nか否かを判定する。i=nである場合は、全てのエアロゾル感知部から出力される出力値の処理を終えたとして、時刻t での処理を終了する。また、i <nである場合は、未処理のエアロゾル感知部から出力される出力値が残っているとして、i=i+1 としてステップS3に戻る。
【0031】
次に、本第2の実施形態における温度補正手段について図5(a)〜(c)を参照して説明する。
図5(a)〜(c)は、本実施形態における温度補正手段を説明するための図であり、それぞれ測定時刻を横軸にとり、(a)はエアロゾルの流入が無いときのi番目のエアロゾル感知部1−iから出力された出力値Vraw、(b)は周囲温度センサ5から出力された施設9の周囲温度T、(c)はi番目のエアロゾル感知部1−iの出力値の温度補正後の値Vcorを示す図である。
【0032】
ここで、時刻tにおいてi番目のエアロゾル感知部1−iの出力値が図5(a)のA点のような値を示したとする。このとき信号処理部6では前記ステップS4において、時間t だけ過去の周囲温度T (t−t)、すなわち、図5のTの値を前記式(4)を用いて次式(5)のようにi番目のエアロゾル感知部1−iの出力値の推定値に変換する。
Vest,(t) = g{T (t−t)}・・・・・式(5)
【0033】
前記ステップS4ではさらに次式(6)によりi番目のエアロゾル感知部1−iの出力値を補正する。
Vcor,(t) = Vraw,(t)− Vest,(t)・・・・・式(6)
【0034】
ここで、Vraw,(t) は測定時刻t におけるi番目のエアロゾル感知部1−iから出力される出力値、Vcor,(t)はVraw,(t)に対して温度補正処理を施した後のi番目のエアロゾル感知部1−iの出力値を意味する。
このように、個々のエアロゾル感知部1−1〜1−nの出力値に前記の温度補正処理を施すことにより、温度変動によるバックグラウンド変動を的確に補正することができる。
【0035】
(効果)
本第2の実施形態によれば、相互に分離された複数の異なる区域8内に設置されたイオン化式エアロゾル感知部から出力される出力値を、一箇所でまとめて監視している施設9において、エアロゾルの流入が無いときの個々のエアロゾル感知部1−1〜1−nの出力値と周囲温度との関係を示す最小二乗近似関数4を用いて、周囲温度の変化に伴う個々のエアロゾル感知部1−1〜1−nの出力値の変化を差し引くことで、その変動を低減することができる。
【0036】
また、施設の周囲温度の変化とエアロゾル感知部1−1〜1−n近傍の温度変化の時間遅れを考慮することにより、一つ一つのエアロゾル感知部1−1〜1−nに周囲温度センサを取り付ける必要がなく、施設外に設けた単一の周囲温度センサ5のみで温度補正を行うことができるため、安価で効率的なシステムを構成することができる。これにより、周囲温度の変化によって生じるバックグラウンド変動による、エアロゾルの誤検出を防止することができる。
【0037】
また、ナトリウム冷却高速炉の場合には、エアロゾル感知部を設置する室内の空調は、施設および施設内機器の結露防止の目的により使用が禁止されているが、仮に室内の空調を制御する場合においても、施設の周囲の温度変化による影響があると予想されるため、同様の方法で温度補正を行うことができる。
【符号の説明】
【0038】
1,1−i〜1−n…エアロゾル感知部、2…周囲温度センサ、3…信号処理部、4…エアロゾル感知部の出力値対周囲温度データの最小近似関数、5…周囲温度センサ、6…信号処理部、8…区域、9…施設。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾルの流入によるイオン電流の変化を検出するエアロゾル感知部と、前記エアロゾル感知部の近傍に設置される周囲温度センサと、前記エアロゾル感知部と前記周囲温度センサの出力が入力される信号処理部とを有するエアロゾル検出器において、
前記信号処理部は、エアロゾルの流入がないときのエアロゾル感知部の出力値と周囲温度のデータから求められた関数を用いて前記エアロゾル感知部から出力される出力値を補正することを特徴とするエアロゾル検出器。
【請求項2】
前記信号処理部は、前記関数に基づいて測定時の周囲温度に対応する出力推定値を求め、前記エアロゾル感知部からの出力される出力値から前記出力推定値を差し引くことにより、当該出力値を補正することを特徴とする請求項1記載のエアロゾル検出器。
【請求項3】
請求項1または2に記載のエアロゾル検出器を、施設内の相互に分離された複数の区画内に配置したことを特徴とするエアロゾル検出システム。
【請求項4】
施設内の相互に分離された複数の区画と、前記各区画内に配置されたエアロゾル検出器と、前記施設の外部に設置された周囲温度センサと、前記各区画内に配置されたエアロゾル検出器と前記周囲温度センサの出力が入力される信号処理部とを有するエアロゾル検出システムにおいて、
前記信号処理部は、エアロゾルの流入がないときの各エアロゾル感知部の出力値と前記周囲温度のデータから求められた関数を用いて各エアロゾル感知部から出力される出力値を補正することを特徴とするエアロゾル検出システム。
【請求項5】
前記信号処理部は、前記関数に基づいて前記周囲温度から各区域毎に求められた所定の温度変化の時間遅れを差し引いた時刻での周囲温度に対応する出力推定値を求め、前記各区域のエアロゾル感知部から出力される出力値から前記出力推定値を差し引くことにより、当該区域の出力値を補正することを特徴とする請求項4記載のエアロゾル検出システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−247728(P2011−247728A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−120691(P2010−120691)
【出願日】平成22年5月26日(2010.5.26)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】