説明

エネルギー節減型蒸留塔アセンブリ(DISTILLATION−COLUMNASSEMBLYFORSAVINGENERGY)

【課題】エネルギー節減型蒸留塔アセンブリを提供する。
【解決手段】本発明は、蒸留工程に用いる2つの蒸留塔を組み合わせた蒸留塔アセンブリに関する。より詳しくは、1つの流入口、3つの流出口、及び内部に分離壁を備えた分離壁型蒸留塔と、2つの流入口と2つの流出口を有する一般型蒸留塔とが順次に接続され、前記分離壁型蒸留塔の2つの流出口流れは前記一般型蒸留塔の2つの流入口に導入されることを特徴とする蒸留塔アセンブリに関する。本発明は、従来2つの蒸留塔の工程装置を改良することで容易に設置することができ、エネルギー節減効果が大きいとともに、分離圧力差とユーティリティ温度差が大きい場合にも適用できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蒸留工程に用いる2つの蒸留塔を組み合わせた蒸留塔アセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
原油(Crude Oil)などのような各種原料物質は、通常的に数多くの化合物質の混合物からなっている場合が多く、原油のまま産業に用いることなく、それぞれの化合物に分離した後に用いることが一般的である。混合物を分離する化学工程のうち代表的なものが蒸留工程である。
【0003】
一般に蒸留工程は、高沸点成分と低沸点成分とで分けられるので、分離しようとする混合物の成分個数(n)より一つ少ない個数(n−1)の蒸留塔が用いられる。すなわち、従来の蒸留産業において3成分混合物の分離のために少なくとも2つの蒸留塔を用いなければならないが、実際工程にも殆どが連続している2つの蒸留塔構造が用いられる。
【0004】
3成分混合物を分離するための従来の蒸留工程を図1に示す。
従来工程は、第1塔11で最も低い低沸点成分Dを分離し、第2塔21で中沸点成分Sと高沸点成分Bとを分離する2塔方式である。このような方式は一番目のコラムの下部領域に中沸点S物質の再混合現象が起きるのが一般的である。
【0005】
このような3成分混合物を連続している2つの塔で分離する工程である従来発明に関するものとして、大韓民国特許出願公開第10−2003−0088211号(出願公開日:2003年11月19日)を例示することができる。この特許公開文献は2つの蒸留塔を運用してノマルブタノールを精製する方法について開示しているため従来技術としてこれを参照することができる。また、大韓民国特許出願公開第10−2003−0088211号の文献上のすべての内容は本願明細書の従来技術に対する参照としてすべて引用している。
【0006】
上記従来工程は製品生産物の組成は容易に制御することができるが、一番目の蒸留塔内において中沸点物質の再混合過程が起きる。これが蒸留塔での熱力学的効率を低下させる主要要因となって、エネルギーを必要以上に消費させる結果となっている。
【0007】
このような従来の蒸留塔が有する問題点を改善するために、分離壁型蒸留塔(DWC:Dividing Wall Column)が提案されている。分離壁型蒸留塔は構造的観点から塔内に分離壁を設けることで、予備分離器と主分離器とを主塔内部に統合させた形態である。このような構造の分離壁型蒸留塔は2つの蒸留塔を1つに統合させているため、投資費用も大幅に節減できるという大きな長所を有する。すなわち、2つの蒸留塔が分離壁によって一つの蒸留塔内に統合された構造であるので、一般型蒸留塔2つを使用した際に発生する中沸点成分の再混合によるエネルギー効率性低下の問題を根本的に解消されることができる。一般的に、分離壁型蒸留塔は一般型蒸留塔に比べて約30%のエネルギー節減効果(最高では60%)と20〜30%程度の投資費用節減効果があると知られる。所要空間も小さく収率/純度の向上効果が大きいため新規蒸留塔のみでなく従来蒸留塔に対するリバンプ(revamp)としても多く適用されている。分離圧力差とユーティリティ温度差とが大きい過ぎなければ3成分系以上の如何なる分離にも適用可能であるため技術適用範囲が最も広い。
【0008】
特に、(1)中沸点成分が相対的に多い場合、(2)中沸点成分の高純度分離が要求される場合、(3)生産物規格と相手揮発度分布が一定する場合にすぐれた性能向上を見せる。予備蒸留部と主蒸留部を分離する分離壁区間の内部構造設計、分離壁区間での伝熱特性及びHETPの予測、分離特性予測のための電算模写技術、運転及び制御性能の確保などが重要な技術的論点である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】大韓民国特許出願公開第10−2003−0088211号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
蒸留工程は、韓国産業部門エネルギー総消費量の19%と韓国全体エネルギー総消費量の11%のエネルギーを消費していて、これはエネルギー使用量1、670万TOEとCO排出量1、460万TC(重油基準)に相当する莫大な量である。韓国全体エネルギー総消費量(2003年基準:16.4×10TOE)の24%を石油化学産業で消費していて、石油化学産業エネルギー総消費量の50%が分離工程に使用され、分離工程エネルギー総消費量の約85%を蒸留工程が使用される。
【0011】
アメリカの場合はエネルギー総消費量の5.4%を、イギリスの場合は産業エネルギー総消費量の13%を消費するほど、蒸留工程は代表的なエネルギー多消費工程である。
【0012】
このような石油化学産業でのエネルギーコストは売上高に対して約7%であって、該当産業における平均受益率の2〜4%を大きく上回ってエネルギーコストが企業経営に相当な負担を与えている実情である。また、最近全世界的に気候変化協約が締結され、各国別炭素排出権などが問題化され、エネルギーコスト節減問題はCO発生低減問題に直結するようになった。
【0013】
このような状況下で、蒸留工程におけるエネルギー低減技術開発の必要性は極めて重要であるが、エネルギー節減必要性にもかかわらず高い設備投資費用により新規工程の代替は他分野に比べて最も遅れている実情である。すなわち、蒸留工程は装置産業で、その設備費用が非常に高価であるためエネルギー節減型新規装置が開発されたとしてもこれを代替する経済的妥当性を引き出すことが難しい。それで今までは既存設置された装置の運転方法を最適化させるなどして対応してきた。
【0014】
したがって、従来装置を容易に、経済的に代替することができるエネルギー節減型蒸留装置の開発は切実であった。
【0015】
上述のように、分離壁型蒸留塔は、従来の一般型蒸留塔に比べてエネルギー節減効果及び設備投資節減効果の側面において比較優位的な長所を有していて、従来の一般型蒸留塔を分離壁型蒸留塔に代替することによって、所期のエネルギー節減効果を得ることができる。
【0016】
しかし、すべての化学物質に関する分離工程を分離壁型蒸留塔に単に置き換えてもエネルギーが節減できるわけではない。特に、分離圧力差とユーティリティ温度差が大きい場合、分離壁型蒸留塔のエネルギー節減効果は極めて小さいか、むしろ逆効果が起きえる。
【0017】
まとめると、既存の蒸留装置を代替することができるエネルギー節減型蒸留装置は次のような要件を満たさなければならない。(1)エネルギー節減効果が大きいこと、(2)既存の工程を大きく変えず、経済的に代替することができること、(3)分離圧力差とユーティリティ温度差が大きい場合にも適用できることである。
【0018】
したがって、本出願人は、分離壁型蒸留塔と一般型蒸留塔との配置順序、及び流れなどを適切に組み合わせて新しい蒸留塔アセンブリを提案する。この蒸留塔アセンブリは既存の2つの蒸留塔工程装置を改良することで、容易に設置することができ、エネルギー節減効果も大きく、分離圧力差とユーティリティ温度差が大きい場合にも適用できる。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明は、上述の従来技術の問題点及びそれに対する課題を解決するために案出されたものであって、1つ流入口、3つ流出口、及び内部に分離壁を備えた分離壁型蒸留塔と、2つの流入口と2つの流出口を有する一般型蒸留塔とが順次に接続され、前記分離壁型蒸留塔の2つの流出口流れは前記一般型蒸留塔の2つの流入口に導入されることを特徴とする蒸留塔アセンブリを提供する。
【0020】
また、本発明の蒸留塔アセンブリにおいて、前記分離壁型蒸留塔から前記一般型蒸留塔に導入される2つの流れは、それぞれ中沸点流れ及び高沸点流れであることを特徴とする蒸留塔アセンブリを提供する。
【0021】
また、本発明の蒸留塔アセンブリにおいて、前記分離壁型蒸留塔から前記一般型蒸留塔に導入される2つの流れは、それぞれ中沸点流れ及び低沸点流れであることを特徴とする蒸留塔アセンブリを提供する。
【0022】
また、前記蒸留塔アセンブリに、3成分以上の混合物を提供して3種の留分を分留する方法を提供する。
【発明の効果】
【0023】
本発明は、既存の2つの蒸留塔工程装置を改良することで、容易に設置することができ、エネルギー節減効果が大きく、分離圧力差とユーティリティ温度差が大きい場合にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】3成分混合物の分離のための従来の蒸留工程を示す図である。
【図2】本発明における一つの構成である分離壁型蒸留塔の構造を示す図である。
【図3】本発明の実施例1及び比較例1の概念を示す図である。
【図4】本発明の実施例2及び比較例2の概念を示す図である。
【図5】本発明の実施例1及び比較例1の結果を示す図である。
【図6】本発明の実施例2及び比較例2の結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0026】
本発明は、1つ流入口、3つ流出口、及び内部に分離壁を備えた分離壁型蒸留塔と、2つの流入口と2つの流出口を有する一般型蒸留塔とが順次に接続され、前記分離壁型蒸留塔の2つの流出口流れは前記一般型蒸留塔の2つの流入口に導入されることを特徴とする蒸留塔アセンブリに関する。
【0027】
本発明において、前記分離壁型蒸留塔は、1つの流入口、及び3つの流出口を有する。
【0028】
図2に本発明における一つの構成である分離壁型蒸留塔の構造を示す。
【0029】
この分離壁型蒸留塔は、下記のように大きく6部分に区画することができる。
【0030】
上部供給区域100は分離壁のない主塔の上部領域を言う。
【0031】
上部供給区域200は分離壁で一面が区画される領域であって、流入物(原料)流れより上部に位置するサブ領域である。
【0032】
上部流出区域300は分離壁で一面が区画される領域であって、流出物流れより上部に位置するサブ領域である。
【0033】
下部供給区域400は分離壁で一面が区画される領域であって、流入物流れより下部に位置するサブ領域である。
【0034】
下部流出区域500は分離壁で一面が区画される領域であって、流出物流れより下部に位置するサブ領域である。
【0035】
塔底区域600は分離壁のない主塔の下部領域を言う。
【0036】
3成分以上の混合物原料Fが前記上部供給区域及び前記下部供給区域が接する中間段NR1に流入され、低沸点成分Dは前記上部供給区域から流出され、高沸点成分Bは前記塔底区域から流出され、中沸点成分Sは前記上部流出区域及び前記下部流出区域が接する中間段NR2から流出される。
【0037】
それぞれ上記に述べたように、1つの混合物原料の流入口流れと低沸点成分流れ、中沸点成分流れ、高沸点成分流れの3つの流出口流れが存在することになる。
【0038】
前記分離壁型蒸留塔は、従来の蒸留塔を制限なくそのまま使用することができ、従来の分離壁型蒸留塔は当該技術分野で通常知識を有する者(以下、当業者と略称する)にとって自明なので説明を省略する。説明が必要であれば、本出願人が出願した大韓民国特許出願公開第10−2008−0129049号(出願日:2008年12月18日)を参照することができ、この大韓民国特許出願公開第10−2008−0129049号の文献上のすべての内容は本発明明細書上の参照として引用される。
【0039】
本発明において、前記一般型蒸留塔は2つの流入口及び2つの流出口を有する。図1に示すように、従来一般的に用いられた蒸留塔は、1つの流入口と2つの流出口を有するが、本発明の一般型蒸留塔は2つの流入口を有するように改良されたものである。これが従来の一般的な蒸留塔との相違点であって、このようなことから「一般型蒸留塔」という用語は、従来の蒸留塔であるという意味ではなく、分離壁型蒸留塔でない他の種類の蒸留塔であることを示す用語であることを理解してほしい。
【0040】
本発明において、前記分離壁型蒸留塔と前記一般型蒸留塔とは順次に接続されていて、前記分離壁型蒸留塔の3つの流出口流れのうち任意に選択された2つの流出口流れは前記一般型蒸留塔の2つの流入口に導入される。
【0041】
3つの流出口流れのうち任意に2つが選択されるので、低沸点流れと中沸点流れが一般型蒸留塔に導入される場合(第1場合);低沸点流れと高沸点流れが一般型蒸留塔に導入される場合(第2場合);中沸点流れと高沸点流れが一般型蒸留塔に導入される場合(第3場合)のような3つの場合の数が存在する。
【0042】
特に、前記一般型蒸留塔に導入される2つの流出口流れは、相手揮発度分布などを考慮して当業者が適切に選択することができる。すなわち、低沸点物質とその他の物質との揮発度差が非常に大きい場合には、低沸点流れを除いたその他の中沸点流れ及び高沸点流れを前記一般型蒸留塔に導入することが好ましく、高沸点物質とその他の物質との揮発度差が非常に大きい場合には、高沸点流れを除いたその他の低沸点流れ及び中沸点流れを前記一般型蒸留塔に導入することが好ましい。
【0043】
前記分離壁型蒸留塔から前記一般型蒸留塔に導入された2つ流れは互いに混合せずそれぞれ一般型蒸留塔に個別に導入される。前記2つの流入口流れが再び混合されることになると、これを分離するために追加的なエネルギーが消費されることになるので好ましくない。
【0044】
また、前記分離壁型蒸留塔から前記一般型蒸留塔に導入された2つの流れは各流れの混合物濃度と一般型蒸留塔内での混合物濃度とを当業者が比較判断して適切な段位置にそれぞれ導入させることができる。言い換えれば、定常状態(steady state)に運転される蒸留塔は各段の位置によって所定混合物濃度分布を有するが、各流れの導入段位置を決定するためにこれを考慮することができる。熱力学的には、導入される流れの濃度と前記流れが導入される位置での濃度とが類似する方がよい。
【0045】
特に、蒸留塔において、段位置による混合物の濃度分布は、被蒸留物が導入される段の位置によってもさらに影響を受けるので、このような段位置を決定するためには当業者が試行錯誤法(trial and error)の方法によって位置を決定することもできる。
【0046】
また、本発明は、上述の蒸留塔アセンブリに、3成分以上の混合物を提供して3種の留分を分留する方法に関する。
【0047】
以下、実施例を参照して本発明をさらに詳しく説明する。本発明の実施例は発明の詳細な説明のためのものであって、これが権利範囲を制限するものではない。
実施例1及び比較例1−ダイレクトシーケンス (Direct sequence) の例
【0048】
まず、低沸点成分を第1塔で分離し、その他の中沸点成分及び高沸点成分を第2塔で再分離する従来の工程(比較例1)を本発明の蒸留塔アセンブリ(実施例1)に代替して蒸留塔性能実験を行った。
【0049】
従来の工程は、第1塔に分離壁を設け、第2塔に導入管1つをさらに追加することで簡単に変更することができた。
【0050】
図3に本発明の実施例1及び比較例1の概念を示す。
【0051】
工程はクルド2−EH(Crude 2−EthylHexanol)を被蒸留物とし、蒸留した2−EHは実施例1及び比較例1ともに99wt%以上の高純度含量を示した。その結果は図5に示すとおりである。各メス流れ量の単位はton/hrである。
【0052】
エネルギー消費量を下記表1に示す。
【0053】
【表1】

実施例2及び比較例2−インダイレックトシーケンス(Indirect sequence)の例
【0054】
まず、高沸点成分を第1塔で分離し、その他の低沸点成分及び中沸点成分を第2塔で再分離する従来の工程(比較例2)を本発明の蒸留塔アセンブリ(実施例2)に代替して蒸留塔性能実験を行った。
【0055】
従来の工程は、第1塔に分離壁を設け、第2塔に導入管1つをさらに追加することで簡単に変更することができた。
【0056】
図4に本発明の実施例2及び比較例2の概念を示した。
【0057】
工程はクルド2−EH(Crude 2−EthylHexanol)を被蒸留物とし、蒸留した2−EHは実施例2及び比較例2とともに99wt%以上の高純度含量を示した。その結果は図6に示すとおりである。各メス流れ量の単位はton/hrである。
【0058】
エネルギー消費量を下記表2に示す。
【0059】
【表2】

【0060】
ダイレクトシーケンス型なのか、インダイレックトシーケンス型なのかによって多少エネルギー節減量に差はあったが、前記表1及び表2に示すように、従来の工程を本発明の蒸留塔アセンブリに代替することによってエネルギー節減率が向上されたことをわかる。
【符号の説明】
【0061】
11 第1塔
21 第2塔
100 上部供給区域
200 上部供給区域
300 上部流出区域
400 下部供給区域
500 下部流出区域
600 塔底区域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つの流入口、3つの流出口、及び内部に分離壁を備えた分離壁型蒸留塔と、2つの流入口と2つの流出口を有する一般型蒸留塔とが順次接続され、
前記分離壁型蒸留塔の3つの流出口のうちの2つは前記一般型蒸留塔の2つの流入口に導入されることを特徴とする蒸留塔アセンブリ。
【請求項2】
前記分離壁型蒸留塔から前記一般型蒸留塔に導入される2つの流れは、それぞれ中沸点流れ及び高沸点流れであることを特徴とする請求項1に記載の蒸留塔アセンブリ。
【請求項3】
前記分離壁型蒸留塔から前記一般型蒸留塔に導入される2つの流れは、それぞれ中沸点流れ及び低沸点流れであることを特徴とする請求項1に記載の蒸留塔アセンブリ。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の蒸留塔アセンブリに、3成分以上の混合物を提供して3種の留分を分留する方法。

【図1】
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【図3】
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【図4】
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【図2】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2012−533424(P2012−533424A)
【公表日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−521576(P2012−521576)
【出願日】平成22年7月19日(2010.7.19)
【国際出願番号】PCT/KR2010/004704
【国際公開番号】WO2011/010846
【国際公開日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【出願人】(504111015)エルジー ケム. エルティーディ. (38)
【Fターム(参考)】