エラストマー複合配合物とその製造方法
【課題】天然ゴムと合成エラストマーの混合物にカーボンブラックが含有されて、マクロ分散が改良されているエラストマー配合物を提供すること。
【解決手段】エラストマーラテックスを含む第1流体の連続流を凝塊反応器の混合ゾーンに供給し、粒状充填剤を含む第2流体の連続流を圧力下で凝塊反応器の混合ゾーンに供給して、エラストマーラテックスとの混合物を形成し、粒状充填剤はエラストマーラテックスを凝固するために有効であり、そして混合ゾーン内の第1流体および第2流体の混合は、凝塊反応器中においてエラストマーラテックスを粒状充填剤で実質的に完全に凝固させるために十分なエネルギーを発生し、エラストマー複合材料の実質的に連続な流れを凝塊反応器から排出し、エラストマー複合材料を追加のエラストマーと乾式混合してエラストマー複合材料配合物を形成する、エラストマー複合配合物を製造する方法。
【解決手段】エラストマーラテックスを含む第1流体の連続流を凝塊反応器の混合ゾーンに供給し、粒状充填剤を含む第2流体の連続流を圧力下で凝塊反応器の混合ゾーンに供給して、エラストマーラテックスとの混合物を形成し、粒状充填剤はエラストマーラテックスを凝固するために有効であり、そして混合ゾーン内の第1流体および第2流体の混合は、凝塊反応器中においてエラストマーラテックスを粒状充填剤で実質的に完全に凝固させるために十分なエネルギーを発生し、エラストマー複合材料の実質的に連続な流れを凝塊反応器から排出し、エラストマー複合材料を追加のエラストマーと乾式混合してエラストマー複合材料配合物を形成する、エラストマー複合配合物を製造する方法。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
エラストマーラテックスを含む第1流体の連続流を凝塊反応器の混合ゾーンに供給し、粒状充填剤を含む第2流体の連続流を圧力下で凝塊反応器の混合ゾーンに供給して、エラストマーラテックスとの混合物を形成し、粒状充填剤はエラストマーラテックスを凝固するために有効であり、そして混合ゾーン内の第1流体および第2流体の混合は、凝塊反応器中においてエラストマーラテックスを粒状充填剤で実質的に完全に凝固させるために十分なエネルギーを発生し、
エラストマー複合材料の実質的に連続な流れを凝塊反応器から排出し、そして
エラストマー複合材料を追加のエラストマーと乾式混合してエラストマー複合材料配合物を形成する、ことを含む、エラストマー、粒状充填剤および必要に応じて他の成分からなる、エラストマー複合配合物を製造する方法。
【請求項2】
エラストマーおよび追加のエラストマーの各々が、天然ゴム、塩素化天然ゴム、1,3−ブタジエン、スチレン、イソプレン、イソブチレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、アクリロニトリル、エチレン、およびプロピレンのホモポリマー、コポリマーおよびターポリマー、それらの任意のものの油増量誘導体、およびそれらの任意のものの混合物から独立して選択され、そして粒状充填剤が、カーボンブラック、ヒュームドシリカ、沈降シリカ、被覆カーボンブラック、化学的に官能化されたカーボンブラック、ケイ素処理カーボンブラック、およびそれらの任意のものの混合物から選択される、ことをさらに特徴とする、エラストマー複合材料配合物を製造する方法。
【請求項3】
エラストマー複合体と追加のエラストマーとの乾式混合の間に、追加の粒状充填剤を添加することをさらに特徴とする、請求項1または2に記載のエラストマー複合材料配合物を製造する方法。
【請求項4】
エラストマー複合体と追加のエラストマーとの乾式混合の前に、追加の粒状充填剤を追加のエラストマーと混合することをさらに特徴とする、請求項3に記載のエラストマー複合材料配合物を製造する方法。
【請求項5】
添加剤を凝塊反応器の混合ゾーンに供給し、添加剤がオゾンき裂防止剤、酸化防止剤、可塑剤、加工助剤、樹脂、難燃剤、エキステンダー油、滑剤、およびそれらの任意のものの混合物から選択される、ことをさらに特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のエラストマー複合材料配合物を製造する方法。
【請求項6】
エラストマーラテックスおよび追加のエラストマーの各々が、天然ゴムのラテックス、SBRゴムのラテックスおよびブタジエンゴムのラテックスから独立して選択され、追加のエラストマーがエラストマー複合体の配合物中の総エラストマーの50〜90重量%に等しい量で存在し、そして
エラストマー複合材料配合物が30〜85重量部のカーボンブラックを有する、ことをさらに特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のエラストマー複合材料配合物を製造する方法。
【請求項7】
凝塊反応器が、断面積を漸進的増加しながら混合ゾーンから排出端に延びる、細長い凝固ゾーンを形成することをさらに特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のエラストマー複合材料配合物を製造する方法。
【請求項8】
工程:
エラストマーラテックスを含む第1流体の連続流を凝塊反応器の混合ゾーンに供給し、 粒状充填剤を含むる第2流体の連続流を圧力下で凝塊反応器の混合ゾーンに供給して、エラストマーラテックスとの混合物を形成し、混合ゾーン内の第1流体および第2流体の混合は、凝塊反応器中においてエラストマーラテックスを粒状充填剤で実質的に完全に凝固させるために十分なエネルギーを発生し、
エラストマー複合材料の実質的に連続な流れを凝塊反応器から排出し、そして
エラストマー複合材料を追加のエラストマーと乾式混合してエラストマー複合材料配合物を形成する、各工程を含む方法によりエラストマー複合材料が製造されたことを特徴とする、エラストマーの中に微細に分散された粒状充填剤を含むエラストマー複合材料配合物。
【請求項9】
粒状充填剤のマクロ分散D(%)がエラストマー複合体の配合物の第1エラストマー相中の0.2%より小さい非分散区域であり、前記第1エラストマー相は本質的にエラストマーラテックスからのエラストマーのみからなる、ことをさらに特徴とする、請求項8に記載のエラストマー複合材料配合物。
【請求項10】
ASTM D3629−94に従い測定して、1.20cm/106 サイクル以下の亀裂生長速度を有することをさらに特徴とする、請求項8または9に記載のエラストマー複合材料を含む加硫ゴム。
【請求項11】
多相エラストマーの中に分散した少なくとも30重量部の粒状充填剤を含み、粒状充填剤はカーボンブラック、ケイ素被覆カーボンブラック、ケイ素処理カーボンブラック、ヒュームドシリカ、沈降シリカまたはそれらの任意のものの混合物から選択され、そして多相エラストマーの各相が天然ゴム、天然ゴムから誘導された塩素化誘導体、ブタジエン、スチレン、イソプレン、イソブチレン、3,3−アルキル−1,3−ブタジエン(ここでアルキル基はC1〜C3アルキルである)、アクリロニトリル、エチレンおよびプロピレンのホモポリマー、コポリマーまたはターポリマー、それらの任意のものの油増量誘導体、およびそれらの任意のものの混合物から独立して選択され、ここでエラストマー複合材料配合物中の粒状充填剤のマクロ分散D(%)は0.2%より小さい非分散区域である、エラストマー複合材料配合物。
【請求項1】
エラストマーラテックスを含む第1流体の連続流を凝塊反応器の混合ゾーンに供給し、粒状充填剤を含む第2流体の連続流を圧力下で凝塊反応器の混合ゾーンに供給して、エラストマーラテックスとの混合物を形成し、粒状充填剤はエラストマーラテックスを凝固するために有効であり、そして混合ゾーン内の第1流体および第2流体の混合は、凝塊反応器中においてエラストマーラテックスを粒状充填剤で実質的に完全に凝固させるために十分なエネルギーを発生し、
エラストマー複合材料の実質的に連続な流れを凝塊反応器から排出し、そして
エラストマー複合材料を追加のエラストマーと乾式混合してエラストマー複合材料配合物を形成する、ことを含む、エラストマー、粒状充填剤および必要に応じて他の成分からなる、エラストマー複合配合物を製造する方法。
【請求項2】
エラストマーおよび追加のエラストマーの各々が、天然ゴム、塩素化天然ゴム、1,3−ブタジエン、スチレン、イソプレン、イソブチレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、アクリロニトリル、エチレン、およびプロピレンのホモポリマー、コポリマーおよびターポリマー、それらの任意のものの油増量誘導体、およびそれらの任意のものの混合物から独立して選択され、そして粒状充填剤が、カーボンブラック、ヒュームドシリカ、沈降シリカ、被覆カーボンブラック、化学的に官能化されたカーボンブラック、ケイ素処理カーボンブラック、およびそれらの任意のものの混合物から選択される、ことをさらに特徴とする、エラストマー複合材料配合物を製造する方法。
【請求項3】
エラストマー複合体と追加のエラストマーとの乾式混合の間に、追加の粒状充填剤を添加することをさらに特徴とする、請求項1または2に記載のエラストマー複合材料配合物を製造する方法。
【請求項4】
エラストマー複合体と追加のエラストマーとの乾式混合の前に、追加の粒状充填剤を追加のエラストマーと混合することをさらに特徴とする、請求項3に記載のエラストマー複合材料配合物を製造する方法。
【請求項5】
添加剤を凝塊反応器の混合ゾーンに供給し、添加剤がオゾンき裂防止剤、酸化防止剤、可塑剤、加工助剤、樹脂、難燃剤、エキステンダー油、滑剤、およびそれらの任意のものの混合物から選択される、ことをさらに特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のエラストマー複合材料配合物を製造する方法。
【請求項6】
エラストマーラテックスおよび追加のエラストマーの各々が、天然ゴムのラテックス、SBRゴムのラテックスおよびブタジエンゴムのラテックスから独立して選択され、追加のエラストマーがエラストマー複合体の配合物中の総エラストマーの50〜90重量%に等しい量で存在し、そして
エラストマー複合材料配合物が30〜85重量部のカーボンブラックを有する、ことをさらに特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のエラストマー複合材料配合物を製造する方法。
【請求項7】
凝塊反応器が、断面積を漸進的増加しながら混合ゾーンから排出端に延びる、細長い凝固ゾーンを形成することをさらに特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のエラストマー複合材料配合物を製造する方法。
【請求項8】
工程:
エラストマーラテックスを含む第1流体の連続流を凝塊反応器の混合ゾーンに供給し、 粒状充填剤を含むる第2流体の連続流を圧力下で凝塊反応器の混合ゾーンに供給して、エラストマーラテックスとの混合物を形成し、混合ゾーン内の第1流体および第2流体の混合は、凝塊反応器中においてエラストマーラテックスを粒状充填剤で実質的に完全に凝固させるために十分なエネルギーを発生し、
エラストマー複合材料の実質的に連続な流れを凝塊反応器から排出し、そして
エラストマー複合材料を追加のエラストマーと乾式混合してエラストマー複合材料配合物を形成する、各工程を含む方法によりエラストマー複合材料が製造されたことを特徴とする、エラストマーの中に微細に分散された粒状充填剤を含むエラストマー複合材料配合物。
【請求項9】
粒状充填剤のマクロ分散D(%)がエラストマー複合体の配合物の第1エラストマー相中の0.2%より小さい非分散区域であり、前記第1エラストマー相は本質的にエラストマーラテックスからのエラストマーのみからなる、ことをさらに特徴とする、請求項8に記載のエラストマー複合材料配合物。
【請求項10】
ASTM D3629−94に従い測定して、1.20cm/106 サイクル以下の亀裂生長速度を有することをさらに特徴とする、請求項8または9に記載のエラストマー複合材料を含む加硫ゴム。
【請求項11】
多相エラストマーの中に分散した少なくとも30重量部の粒状充填剤を含み、粒状充填剤はカーボンブラック、ケイ素被覆カーボンブラック、ケイ素処理カーボンブラック、ヒュームドシリカ、沈降シリカまたはそれらの任意のものの混合物から選択され、そして多相エラストマーの各相が天然ゴム、天然ゴムから誘導された塩素化誘導体、ブタジエン、スチレン、イソプレン、イソブチレン、3,3−アルキル−1,3−ブタジエン(ここでアルキル基はC1〜C3アルキルである)、アクリロニトリル、エチレンおよびプロピレンのホモポリマー、コポリマーまたはターポリマー、それらの任意のものの油増量誘導体、およびそれらの任意のものの混合物から独立して選択され、ここでエラストマー複合材料配合物中の粒状充填剤のマクロ分散D(%)は0.2%より小さい非分散区域である、エラストマー複合材料配合物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【公開番号】特開2010−280905(P2010−280905A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−191126(P2010−191126)
【出願日】平成22年8月27日(2010.8.27)
【分割の表示】特願2000−513716(P2000−513716)の分割
【原出願日】平成10年9月28日(1998.9.28)
【出願人】(391010758)キャボット コーポレイション (164)
【氏名又は名称原語表記】CABOT CORPORATION
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−191126(P2010−191126)
【出願日】平成22年8月27日(2010.8.27)
【分割の表示】特願2000−513716(P2000−513716)の分割
【原出願日】平成10年9月28日(1998.9.28)
【出願人】(391010758)キャボット コーポレイション (164)
【氏名又は名称原語表記】CABOT CORPORATION
【Fターム(参考)】
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