説明

オーディオデバイス

【課題】1つのオーディオシグナルポートに出力・入力機能を有す。
【解決手段】オーディオシグナルポートに連結し、コンデンサとロード、出力増幅モジュールと入力増幅モジュールを有する。コンデンサとロードは前記オーディオポートに連結されている。前記出力増幅モジュールは第一作用電圧で操作され、第一オーディオシグナルを前記オーディオポートに出力する。前記第一オーディオシグナルの直流準位は実質0ボルトである。入力増幅モジュールは第二作用電圧で操作され、前記オーディオポートから第二オーディオシグナルを受信する。前記オーディオポートが出力状態のときは、前記出力増幅モジュールは有効化され、前記入力増幅モジュールは無効化され、前記オーディオポートが入力状態のとき、前記入力増幅モジュールは有効化され、前記出力増幅モジュールは無効化される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示内容はオーディオデバイスとオーディオシグナルの出入力の方法に関し、特にコンデンサを省略したオーディオデバイスとオーディオシグナルの出入力方法に関する。
【背景技術】
【0002】
オーディオシステムには、いわゆるリタスキング(re−tasking)メカニズム、つまり同一のオーディオポートを、ユーザが必要に応じてオーディオシグナルを入力するもしくは出力するように設定することができる。言い換えれば、このオーディオポートは同時にオーディオシグナルを入力するもしくは出力する機能を有する。
【0003】
従来のリタスクメカニズムでは、オーディオポートはそれぞれ出力演算増幅器と入力演算増幅器の二つの演算増幅器に接続している。出力もしくは入力演算増幅器いずれを問わず、両者の外部回路はそれぞれ各自が一つの大容量コンデンサと接続するか、もしくは大容量コンデンサを共有している。そして、各自が接続するコンデンサ、若しくは共有する大容量コンデンサからノイズシグナルにおける直流成分を濾過するので、これらコンデンサをDCブロックコンデンサと呼ぶ(DC Blocking Capacitor)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許出願第12/031,522号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記における出力または入力増幅器端のいずれも、それぞれがコンデンサに接続したフレーム若しくは大容量値を有するコンデンサを共有したフレーム(構造)が必要であり、コンデンサの数量に対する要求または容量値に対する需要が高く、従って、コスト面では不利である。更に、DCブロックコンデンサは出力時のポップノイズ現象が生じやすく、従来の方法では、外部に演算増幅器を増加してポップノイズを消去するので、コストを増加させていた。
【0006】
従って、いかに上記のオーディオシステムにおける同時に出力・入力機能を有するオーディオポートにより生じる問題を解決し、よりよい音質を得るかが、解決を待たれる課題となっている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の問題に鑑みて、本開示内容はオーディオデバイスとオーディオシグナルの出入力の方法に関する。オーディオデバイスは、出力・入力機能を有するオーディオポートに連結しており、一つしかコンデンサを持たず、且つ外部のポップノイズを消去する演算増幅器を必要としないながら、良好な音質効果を有する。
【0008】
本開示内容の一実施例は、オーディオポートに連結するオーディオデバイスであって、コンデンサと、ロードと、出力増幅回路と、及び入力増幅回路と、を備える。コンデンサはオーディオポートと連結される。ロードはオーディオポートに連結される。出力増幅回路は第一作用電圧で操作して、第一オーディオシグナルをオーディオポートに出力する。且つ第一作用電圧は第一オーディオシグナルの直流準位は実質は0ボルトであるように、第一正電圧と第一負電圧を有する。入力増幅回路は第二作用電圧で操作して、オーディオポートからの第二オーディオシグナルを受信する。このうち、オーディオポートが出力状態であれば、出力増幅回路が有効となり入力増幅回路は無効となる。オーディオポートが入力状態であれば、入力増幅回路が有効となり、出力増幅回路は無効となる。
【0009】
また、オーディオシグナルの出力・入力方法を提供する。該方法は次のステップを含む。オーディオポートに連結するコンデンサとロードとを提供するステップと、出力増幅回路と入力増幅回路を提供するステップと、出力増幅回路を第一作用電圧で操作して、直流準位が実質0ボルトである第一オーディオシグナルを前記オーディオポートに出力するステップと、入力増幅回路を第二作用電圧で操作して、オーディオポートからの第二オーディオシグナルを受信するステップと、オーディオポートが出力状態であるとき、出力増幅回路を有効化し、入力増幅回路を無効化するステップと、オーディオポートが入力状態であるとき、入力増幅回路を有効化し、出力増幅回路を無効化するステップと、を含む。
また、オーディオポートに連結するオーディオデバイスであって、コンデンサと、ロードと、出力増幅回路及び入力増幅回路と、を備える。コンデンサはオーディオポートに連結される。ロードはオーディオポートに連結される。出力増幅回路は第一作用電圧で操作されて、第一オーディオシグナルをオーディオポートに出力する。入力増幅回路は第二作用電圧で操作されて、オーディオポートからの第二オーディオシグナルを受信する。オーディオポートが出力状態であれば、出力増幅回路が有効となり、入力増幅回路が無効となり、オーディオポートが入力状態であれば、入力増幅回路が有効となり、出力増幅回路は無効となり、且つ第一作用電圧と第二作用電圧は異なる。
【0010】
次に、本発明の好ましい実施例及びその効果を、図面を参照しながら説明する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は本開示内容のオーディオデバイスの実施例を示す概略図。
【図2A】図2Aは本開示内容のオーディオデバイスの出力状態を示す概略図。
【図2B】図2Bは本開示内容のオーディオデバイスの入力状態の概略図(1)。
【図2C】図2Cは本開示内容のオーディオデバイスの入力状態の概略図(2)。
【図2D】図2Dは本開示内容のオーディオデバイスの入力状態の概略図(3)。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本開示内容の好ましい実施態様はここに詳細に言及され、その実施例は添付の図面に例示されている。以下の説明は前記例示した実施態様に言及しているが、これらの実施態様は、例として提示されるのであって、限定を目的としたものではないことは理解されるべきである。以下の詳細な説明は、添付の特許請求の範囲にて定義されている本発明の精神及び範囲に属する全ての改変、代替、及び同等のものを包含することを意図している。
【0013】
特定出願の文脈の中では、本発明のある実施例を説明するために図1を参照する。図1は本開示内容の一実施例のオーディオデバイスを示す概略図である。本開示内容のオーディオポート50と連結するオーディオデバイスは、コンデンサ10と、ロード20、出力演算増幅器(output OP Amplifier)30と、入力演算増幅器(input OP Amplifier)40とを備える。このうち、オーディオポート50はオーディオシグナルを出入力する。
【0014】
コンデンサ10は第一端12と第二端14を有し、このうち第一端12はオーディオポート50と連結する。図1から分かるように、本開示内容のオーディオデバイスにおける出力演算増幅器30と入力演算増幅器40は、一つのコンデンサ10を共有し、且つ入力演算増幅器40の回路特性により、内部抵抗のインピーダンスが比較的高いため、本開示内容における連結されたコンデンサ10は小容量を使用することができる。先行技術と比較すると、本来出力演算増幅器30とオーディオポート50に接続する大容量コンデンサを省略する以外に、大容量コンデンサと出力演算増幅器の使用によるコスト支出を節約できる。このほか、出力演算増幅器30は第一作用電圧で操作してオーディオソースシグナル(以下出力オーディオシグナルという)をオーディオポート50に出力するように構成され、入力演算増幅器40は第二作用電圧で操作してオーディオポート50からオーディオソースシグナル(以下入力オーディオシグナル)を受信するように構成される。
【0015】
ロード20は一端をコンデンサ10の第一端12とオーディオポート50との間で連結している。バイアス電圧発生機60はマイクロホンバイアスにバイアスを提供する。このうち、ロード20とバイアス電圧発生機60については後述で詳細に説明する。
【0016】
出力演算増幅器30の出力端32はコンデンサ10の第一端12と連結し、入力演算増幅器40の入力端42はコンデンサ10の第二端14と連結する。オーディオポート50は出力状態と入力状態の二つの異なる機能を有するので、本開示内容は、オーディオポート50が出力状態のときは、出力演算増幅器30が有効で、入力演算増幅器40は無効となる。オーディオポート50が入力状態のときは、入力演算増幅器40は有効で出力演算増幅器30は無効となる。
【0017】
次に、多数の異なる入力・出力状態での実施態様をあげて、本開示内容のオーディオデバイスの動作方式を説明する。ここで、出力演算増幅器30は第一正電圧(+V)と第一負電圧(−V)を受信する。尚、第一正電圧と第一負電圧に基づいて出力演算増幅器30の第一作用電圧を決定する。入力演算増幅器40は第二正電圧(+2V)と接地電圧(GND)を受信する。尚、第二正電圧と接地電圧に基づいて入力演算増幅器40の第二作用電圧を決定する。第二正電圧の大きさ(+2V)は実質的に第一正電圧の大きさ(+V)の二倍であり、第一正電圧(+V)と第一負電圧(−V)の平均値は実質的にゼロ(0 Volts)に相当する。第一正電圧(+V)と第一負電圧(−V)の差は、実質的に+2Vである第二正電圧(+2V)と接地電圧(GND)の差に相当する。
【0018】
当業者が分かるように、第一作用電圧(+V〜−V)と第二作用電圧(+2V〜GND)はさまざまな方法で生成されることができるので、詳細な説明とその回路に関する説明は記述する必要はない。第一作用電圧(+V〜−V)と第二作用電圧(+2V〜GND)を生成する回路の一実施例は、2008年2月14日に“WANG; Tze−Chien”により出願された米国特許出願第12/031,522号の“Driver Amplifier Circuit”を参照することができる。
【0019】
図1を参照されたい。バイアス電圧発生機60はダイオードとレジスタを介してオーディオポート50と連結している。
【0020】
図2Aは、本開示内容のオーディオデバイスの出力状態を示す概略図である。オーディオポート50が出力状態であるとき、入力演算増幅器40は無効となり、バイアス電圧発生機60は高インピーダンスに切り替わり、開路(open−Circuit)状態(つまりバイアス電圧発生機60も無効にする)を示し、さらに出力演算増幅器30を有効して、出力オーディオシグナルを順調にオーディオポート50に出力させて、オーディオポート50と接続している外部デバイス、例えば図に示すコンピュータ70やイヤホン72に伝送するが、これらに限ったことではない。ここで、コンピュータ70とイヤホン72はそれぞれオーディオソースシグナルを受信する二つの異なる外部デバイスを表す。
【0021】
ここで、出力演算増幅器30が受信する正電圧は+2.5V、負電圧は−2.5V、つまり出力演算増幅器30の第一作用電圧は±2.5Vの間でよいが、これに限らない。言い換えれば、出力演算増幅器30のDC直流準位は零電圧である。更に、図から分かるように、入力演算増幅器40が受信する正電圧は出力演算増幅器30が受信する正電圧の二倍(2*V)であり、負電圧は接地電圧(GND)とすることができる。上記に示したように、入力演算増幅器40が受信する正電圧は+5V、つまり入力演算増幅器40の第二作用電圧は0 Vと5Vの間でよいが、これに限定しない。すなわち、負電圧は接地電圧(GND)とする場合、入力演算増幅器40のDC直流準位は正電圧の半分である。上記の例から、第一作用電圧と第二作用電圧は異なることが分かる。
【0022】
出力演算増幅器30の第一作用電圧は±2.5Vの間であるので、出力演算増幅器30が伝送する出力オーディオシグナルの直流電圧準位は0Vとなる。先行技術においては、出力演算増幅器が伝送する出力オーディオシグナルの振幅は大体0〜5Vに設定されているので、その直流電圧準位は2.5V、つまり出力オーディオシグナルの直流電圧準位は0Vではないため、ポップノイズを生じやすい。従って、本開示内容は出力演算増幅器30が伝送する出力オーディオシグナルの直流電圧準位を0Vに設定して、ポップノイズを消去することができる。このように、先行技術と比較して、ポップノイズを消去するために外部の演算増幅器を一つ省略したので、コストを更に抑えることができる。
【0023】
図2Bは、本開示内容のオーディオデバイスの入力状態の概略図(1)である。この実施例において、オーディオデバイスは入力状態であり、音源供給装置74から入力オーディオシグナルが提供される。ここで、音源供給装置74は演算増幅器742がコンデンサ744に連結し、入力オーディオシグナルをオーディオポート50に伝送する。このとき、バイアス電圧発生機60と出力演算増幅器30が無効になり、次に入力演算増幅器40を有効にして、入力オーディオシグナルが入力演算増幅器40に順調に伝送されるようにする。ここで、出力演算増幅器30の無効状態は開路状態に近いので、本開示内容ではこれをフロート状態(floating)という。
【0024】
ここで、検出回路は、オーディオポート50が現在入力状態か、または出力状態かを検出して、状態シグナルを発信して本開示内容のオーディオデバイスに通知する。本開示内容のオーディオデバイスは状態シグナルに基づいて出力演算増幅器30を無効にするかどうか決定する。これは、この分野の当業者が周知の事実であるので、ここでは特に述べない。当然、まだ多くのオーディオポート50の目下の状態を判定する方法はあるが、ここでは一例をあげたに過ぎず、また、これに限定しない。
【0025】
然しながら、入力オーディオシグナルを入力演算増幅器40に伝送する前に、まずコンデンサ744とコンデンサ10からなる経路を通る。回路の特性において、二つの直列コンデンサ間の電圧は未知状態(unknown)であり、つまり、入力オーディオシグナルがコンデンサ744とコンデンサ10からなる経路を通過すると、入力オーディオシグナルの直流電圧準位が確定できなくなる。したがって、本開示内容の二つのコンデンサ間にロード20を連結して、入力オーディオシグナルの直流電圧準位を調整する。このうち、ロード20は、例えば47kΩなど、より大きなインピーダンスに設定する必要があるが、これに限らない。
【0026】
図2Cは、本開示内容のオーディオデバイスの入力状態の概略図(2)である。図2Cと図2Bの相違点は、図2Cにおける音源供給装置76が、本開示内容のコンデンサを省略したオーディオデバイスを採用するので、音源供給装置76における演算増幅器762はコンデンサを連結する必要がない点にある。出力演算増幅器30とバイアス電圧発生機60はいずれも無効化され、入力演算増幅器40は有効化されて、入力オーディオシグナルがオーディオポート50から入力演算増幅器40に順調に伝送される。このうち、ロード20は高インピーダンスを有するので、この実施においても、入力オーディオシグナルの直流電圧準位を調整する必要がなく、ロード20上もほとんど電流が流れないので、別途パワーを消耗することがない。
【0027】
図2Dは、本開示内容のオーディオデバイスの入力状態の概略図(3)である。本実施例では、マイクロホン78が入力オーディオシグナルを提供することを説明する。この入力状態では、出力演算増幅器30が無効化され、入力演算増幅器40が有効化されており、バイアス電圧発生機60は有効化されて、マイクロホンバイアスを入力オーディオシグナルに提供して音質を確保する。このうち、バイアス電圧発生機60が提供するマイクロホンバイアスは、マイクロホン78が入力した入力音源シグナルの振幅を決定する。例えば、バイアス電圧発生機60が3Vのマイクロホンバイアスを提供すると、マイクロホン78が入力した入力オーディオシグナルの振幅は3V以下に制御される。ただし、上記は例であって、当然これに限らない。
【0028】
本発明は上記のように記載されているが、様々な形で変更される可能性があるのは明らかである。しかし、このような変形例は本発明の精神及び範囲からの逸脱とはみなさない。従って、そのような当業者に明らかであろう変形例はすべて、特許請求の範囲内に含むものとする。
【符号の説明】
【0029】
10 コンデンサ
12 第一端
14 第二端
20 ロード
30 出力演算増幅器
32 出力端
40 入力演算増幅器
42入力端
50 オーディオポート
60 バイアス電圧発生機
70 コンピュータ
72 イヤホン
74、76 音源供給装置
742、762 演算増幅器
744 コンデンサ
78 マイクロホン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
オーディオポートに連結するオーディオデバイスであって、
前記オーディオポートに連結するコンデンサと、
前記オーディオポートに連結するロードと、
第一作用電圧で操作され、第一オーディオシグナルを前記オーディオポートに出力し、前記第一オーディオシグナルのDC直流準位が実質0ボルトとなるように、前記第一作用電圧が第一正電圧と第一負電圧を有する出力増幅回路と、
第二作用電圧で操作され、第二オーディオシグナルを前記オーディオポートから受信する入力増幅回路と、
を備え、前記オーディオポートが出力状態にあるとき、前記出力増幅回路が有効となり、前記入力増幅回路が無効となり、前記オーディオポートが入力状態にあるときは、前記入力増幅回路が有効、前記出力増幅回路が無効となることを特徴とするオーディオデバイス。
【請求項2】
バイアス電圧を前記オーディオポートに提供するバイアス電圧発生機と、
前記オーディオポートが出力状態であるとき、前記バイアス電圧発生機が無効となることを特徴とする請求項1に記載のオーディオデバイス。
【請求項3】
前記オーディオポートがマイクロホン入力状態であるとき、前記バイアス電圧発生機が有効であることを特徴とする請求項2に記載のオーディオデバイス。
【請求項4】
前記バイアス電圧発生機が、ダイオード及びレジスタを介して前記オーディオポートに連結されていることを特徴とする請求項2に記載のオーディオデバイス。
【請求項5】
前記第二作用電圧が、前記第一正電圧より大きい第二正電圧と接地電圧を含むことを特徴とする請求項1に記載のオーディオデバイス。
【請求項6】
前記第二正電圧の大きさが前記第一正電圧の大きさの実質2倍であることを特徴とする請求項4に記載のオーディオデバイス。
【請求項7】
前記第一正電圧と前記第一負電圧の平均が実質ゼロであることを特徴とする請求項1に記載のオーディオデバイス。
【請求項8】
前記コンデンサが前記出力増幅回路と前記入力増幅回路との間に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のオーディオデバイス。
【請求項9】
オーディオ入力・出力の方法であって、
オーディオポートに連結するコンデンサとロードとを提供するステップと、
出力増幅回路と入力増幅回路とを提供するステップと、
第一作用電圧で前記出力増幅回路を操作して、直流準位が実質0ボルトである第一オーディオシグナルを前記オーディオポートに出力するステップと、
第二作用電圧で前記入力増幅回路を操作して、前記オーディオポートからの第二オーディオシグナルを受信するステップと、
前記オーディオポートが出力状態のときに、前記出力増幅回路を有効化して、前記入力増幅回路を無効化するステップと、
前記オーディオポートが入力状態のときに、前記入力増幅回路を有効化して、前記出力増幅回路を無効化するステップと、
を含むことを特徴とするオーディオ入力・出力方法。
【請求項10】
前記第一作用電圧が前記第二作用電圧と異なることを特徴とする請求項9に記載のオーディオ入力・出力方法。
【請求項11】
前記オーディオポートがマイクロホン入力状態であるときに、バイアス電圧を前記オーディオポートに提供するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項9に記載のオーディオ入力・出力方法。
【請求項12】
前記オーディオポートが出力状態であるときに、前記オーディオポートに前記バイアス電圧を提供するのを中断するステップを含むことを特徴とする請求項11に記載のオーディオ入力・出力方法。
【請求項13】
前記第一作用電圧が第一正電圧と第一負電圧を含み、前記第一正電圧と前記第一負電圧の平均が実質ゼロであることを特徴とする請求項9に記載のオーディオ入力・出力方法。
【請求項14】
オーディオポートに連結するオーディオデバイスであって、
前記オーディオポートに連結するコンデンサと、
前記オーディオポートに連結するロードと、
第一作用電圧で操作され、第一オーディオシグナルを前記オーディオポートに出力し、前記第一オーディオシグナルのDC直流準位が実質0ボルトとなるように、前記第一作用電圧で操作される出力増幅回路と、及び、
第一作用電圧とは実質異なる第二作用電圧で操作され、第二オーディオシグナルを前記オーディオポートから受信する入力増幅回路と、
を備え、前記オーディオポートが出力状態にあるとき、前記出力増幅回路が有効となり、前記入力増幅回路が無効となり、前記オーディオポートが入力状態にあるときは、前記入力増幅回路が有効、前記出力増幅回路が無効されることを特徴とするオーディオデバイス。
【請求項15】
バイアス電圧を前記オーディオポートに提供するバイアス電圧発生機を備え、前記オーディオポートが出力状態であるとき、前記バイアス電圧発生機が無効化されることを特徴とする請求項14に記載のオーディオデバイス。
【請求項16】
前記オーディオポートがマイクロホン入力状態であるとき、前記バイアス電圧発生機が有効であることを特徴とする請求項15に記載のオーディオデバイス。
【請求項17】
前記第一オーディオシグナルの直流準位が実質0ボルトであることを特徴とする請求項14に記載のオーディオデバイス。
【請求項18】
前記第一作用電圧が第一正電圧と第一負電圧とを含み、前記第二作用電圧が第二正電圧と接地電圧とを含み、前記第二正電圧が前記第一正電圧より大きいことを特徴とする請求項14に記載のオーディオデバイス。
【請求項19】
前記第一正電圧と前記第一負電圧との差が実質第二正電圧と前記接地電圧との差に等しいことを特徴とする請求項18に記載のオーディオデバイス。
【請求項20】
前記コンデンサが前記出力増幅回路と前記入力増幅回路との間に連結されていることを特徴とする請求項14に記載のオーディオデバイス。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【公開番号】特開2010−136328(P2010−136328A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−196041(P2009−196041)
【出願日】平成21年8月26日(2009.8.26)
【出願人】(509181910)瑞▲いく▼半導體股▲ふん▼有限公司 (3)
【Fターム(参考)】