説明

オートバイ乗車用靴底延長器具

【課題】オートバイ乗車時における停車中の足付き性の向上。
【解決手段】靴底に延長器具を装着することで靴底を延長し足付き性を向上する。靴底が厚くなることで悪化するペダル操作性を器具を独自の形状とすることで防止する。器具の形状は同時にオートバイへの安全な乗降運動を可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
オートバイの停車中における疲労軽減、転倒防止補助に関する。
【背景技術】
【0002】
大型オートバイを運転する際、日本人体型では足付き性が悪い状況がよく見られる。足付き性が悪いための停車時の転倒事故も少なくない。
【0003】
上記に加え足付き性を向上させるための厚底靴が既知であるが、それらは走行中のペダル操作性に大きく影響する。足付き性向上とペダル操作性は相反するものである。
【0004】
本靴底延長器具においては、停車時の足付き性向上と走行時のペダル操作性確保の両立が可能。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
オートバイ運転中は頻繁に繰返される停車において足付き性が悪いことで起こる運転者の足の疲労、それに伴う停車時の転倒事故。足付き性を向上するために起こるペダル操作性悪化の排除。
【課題を解決するための手段】
【0006】
靴底を40mmから50mm延長することで停車時の足付き性を向上し、疲労の軽減と停車時の転倒事故防止を補助する。
【0007】
器具と地面が接地する面とペダルを操作する部分とに段差を設け、走行中のペダル操作性を確保する。
【0008】
器具と地面とが接する面の形状を独自の形状とすることで足付き性向上とペダル操作性確保を両立すると共に、オートバイへの安全な乗降を確保する。
【発明の効果】
【0009】
運転者の足付き時の疲労軽減、停車時の転倒事故防止の補助と走行中におけるペダル操作性確保の両立。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
靴に器具を装着することで靴底を延長。
【0011】
器具の底面とペダル操作部には段差を設ける。
【0012】
安全な乗降を確保するための独自の形状。
【実施例1】
【0013】
停車中:装着した器具の底面で地面を踏むことで、足付き性が向上する。
【0014】
走行中:器具の底面より一段上がった部分でペダルを操作する。
【0015】
乗降時:器具の底面の形状により、安全な姿勢でオートバイへの乗降をすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0016】
大型オートバイの運転を希望するが、足が地面に届かないために運転を断念している潜在層や女性への大型オートバイの普及が可能であり、既存の利用者においても安全性、快適性の向上により利用機会の増加や継続的なオートバイの需要が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の形状を示す見取り図
【図2】本発明の底面の形状を示す見取り図
【図3】装着状態の側面図
【符号の説明】
【0018】
1 固定用バンド
2 固定補助用バンド
3 独自形状靴底
4 靴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
オートバイ乗車において、停車中の足付き性を向上させるための靴底延長器具。
【請求項2】
オートバイ乗車において、走行中のペダル操作性に支障のない靴底延長器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−29651(P2007−29651A)
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−221237(P2005−221237)
【出願日】平成17年7月29日(2005.7.29)
【出願人】(302011560)株式会社 動研 (8)
【Fターム(参考)】