説明

カメラ装置

【課題】曇りを効率良く、低減させるカメラ装置を提供する。
【解決手段】 レンズ22を有するカメラと、レンズ22の前に透光性のカバー12を有する第1の筐体と、第1の筐体内にカメラを支持し、透光性のカバー12側に間隙を有して包囲する第2の筐体と、間隙から透光性のカバー12に向けて第2の筐体内の空気を流出可能とする空気流路と、を備え、空気流路は第2の筐体とレンズ22の鏡筒との間に形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、結露防止用の構成を備えた監視カメラ等のカメラ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
野外設置の監視カメラにおいては、外気温が急激に下がるとカメラケースの内面に結露を生じ、この結露が監視画像を劣化させる要因になる。そこで、このような結露を生じさせないようにした結露防止用の構成を備えたカメラ装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。このカメラ装置100は、図6に示すように、筐体を構成するベース101とカバー102を有し、カバー102のリング部103には撮影用の窓部材である透明なプラスチックからなるドーム104が取り付けられる。ドーム104の内側には、方向を変更可能なレンズ105が備えられる。ベース101の内方にはファンヒータユニット106が設けられ、ファンヒータユニット106は内部に設けられたファンが結露防止用の風を発生する。この風は、レンズ105の脇にレンズ105と共に方向を変えるように保持されたノズル107の吐出口108から吐出される。このカメラ装置100によれば、レンズ105の脇にノズル107を保持したので、レンズ105の方向の変化に伴ってノズル107の方向も変わり、良好な画像が得られるように窓部材の結露を効率よく防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−215463号公報(請求項1、図1、段落0006〜0007)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した従来のカメラ装置100は、専用のファンヒータユニット106やノズル107を設けなければならず、部品点数、製品コストが増大し、その点では曇りを効率良く取り除けない。また、レンズ105の脇にノズル107を保持するため、ノズル107の吐出口108に近い側のレンズ105の部分の曇りは取れ易いが、遠い側は曇りが取れにくい。複数のノズル107をレンズ105の円周方向に配置することもできるが、吐出口108の近傍に比べ他の部分の曇りを良好に低減させることができず、レンズ105の円周方向で曇りを均等に低減させることができない。
【0005】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、曇りを効率良く、低減させるカメラ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のカメラ装置は、レンズを有するカメラと、前記レンズの前に透光性カバーを有する第1の筐体と、前記第1の筐体内に前記カメラを支持し、前記透光性カバー側に間隙を有して包囲する第2の筐体と、前記間隙から前記透光性カバーに向けて前記第2の筐体内の空気を流出可能とする空気流路と、を備え、前記空気流路は前記第2の筐体と前記レンズの鏡筒との間に形成されるものである。
この構成により、透光性のカバーのレンズ周囲の曇りを効率よく、低減させることができる。
【0007】
また、本発明のカメラ装置は、前記第2の筐体内に発熱部材を有し、前記発熱部材による暖気を前記空気流路に流出可能とするものである。
【0008】
さらに、本発明のカメラ装置は、前記発熱部材は、少なくとも撮像素子を駆動させる回路基板であるものである。
【0009】
そして、本発明のカメラ装置は、前記第2の筐体は、前記透光性カバーに沿うように可動自在に支持されるものである。
【0010】
また、本発明のカメラ装置は、前記第2の筐体は、前記レンズの周囲に間隙を有して覆う壁部を有し、前記壁部は、撮影方向調整時の把持部を兼ねるものである。
【0011】
さらに、本発明のカメラ装置は、前記壁部は、円筒形状であるものである。
【0012】
そして、本発明のカメラ装置は、前記壁部の先端部が、前記レンズと前記透光性カバーとの間に配置されるものである。
【0013】
また、本発明のカメラ装置は、前記壁部の先端部が、撮像にケラレが生じない前記レンズからの突出位置に配置されるものである。
【0014】
さらに、本発明のカメラ装置は、レンズの前に透光性カバーを有する第1の筐体と、発熱部材を包囲する第2の筐体と、を備え、前記第2の筐体は少なくとも一つの開口部を有し、前記開口部は前記レンズの近傍に設けるものである。
【0015】
そして、本発明のカメラ装置は、前記発熱部材は、少なくとも撮像素子を駆動させる回路基板であるものである。
【0016】
また、本発明のカメラ装置は、前記第2の筐体は、前記透光性カバーに沿うように可動自在に支持されるものである。
この構成により、レンズがいずれの方向に向けられても一定の離間距離となり、レンズをいずれの方向に向けても透光性のカバーの曇りを効率よく、均一に取り除くことができる。
【0017】
さらに、本発明のカメラ装置は、前記第2の筐体は、前記レンズの周囲に間隙を有して覆う壁部を有し、前記壁部は、撮影方向調整時の把持部を兼ねるものである。
この構成により、レンズに直接手指が触れなくなり、画像の劣化を防止することができる。
【0018】
そして、本発明のカメラ装置は、前記壁部は、円筒形状であるものである。
【0019】
また、本発明のカメラ装置は、前記壁部の先端部が、前記レンズと前記透光性カバーとの間に配置されるものである。
【0020】
さらに、本発明のカメラ装置は、前記壁部の先端部が、撮像にケラレが生じない前記レンズからの突出位置に配置されるものである。
この構成により、透光性のカバーの曇りを効率よく、低減させることができるとともに、撮像範囲に円筒壁の先端部が入ることがなく、撮像にケラレが生じないようにすることができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明に係るカメラ装置によれば、曇りを効率良く、均一に取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明に係る実施の形態の監視カメラの概念図
【図2】本発明に係る実施形態の監視カメラの平面図
【図3】図2に示した監視カメラの正面図
【図4】図2に示した監視カメラのカバーおよび筐体の一部分を省略した側面図
【図5】図2に示した監視カメラのレンズの光軸が被取付面に対して垂直となる方向に向けられた監視カメラの要部断面図
【図6】従来のカメラ装置の断面図
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明に係る実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は本発明に係る実施形態の監視カメラの概念図である。
まず、本発明の概念について図1を用いて説明する。監視カメラ10は、透光性のカバー12と可動カメラケース13とを備えている。可動カメラケース13には、後述するレンズ22、撮像素子14A、および回路基板14が備えられている。なお、可動カメラケース13はレンズ22の鏡筒との間には間隙を設けている。監視カメラ10に電源を投入すると、撮像素子14Aおよび回路基板14が駆動し、熱を発するようになる。撮像素子14Aおよび回路基板14により発せられた熱は可動カメラケース13内の空気を暖め、暖められた空気(暖気)は可動カメラケース13とレンズ22の鏡筒との間隙からカバー12に向けて流出する。流出した暖気はカバー12付近の空気と接触し、カバー12付近の水蒸気を低減させる。
このように、カバー12付近の水蒸気が低減することにより、カバー12の曇りを低減させることができる。
【0024】
本発明においては、カバー12全体の曇りを低減させるのではなく、カバー12の中でレンズ22が向いて撮影している範囲に、監視カメラ10を駆動させることにより発生した熱を集中して流出させることで、ファンやヒータを用いなくても効率的にカバー12の曇りを低減させることができる。
なお、可動カメラケース13はレンズ22の鏡筒との間隙以外にも若干の間隙があっても良い。レンズ22の鏡筒との間隙に比べて、間隙が微小であれば、レンズ22の鏡筒との間隙から暖気がカバーに向けて流出することになる。
【0025】
次に本発明の係る実施の形態の詳細について、図2〜図4を用いて説明する。
図2は本発明に係る実施形態の監視カメラの平面図、図3は図2に示した監視カメラの正面図、図4は図2に示した監視カメラのカバーおよび筐体の一部分を省略した側面図である。
【0026】
本実施形態のカメラ装置である監視カメラ10は、筐体11と、透光性のカバー12と、可動カメラケース13と、撮像素子14Aを搭載した回路基板14(図5参照)と、円筒壁15と、を主要な構成部材として有している。筐体11は、ベース部16と、外装部17と、に大別構成される。筐体11は、被取付面18に取り付けられるベース部16が平面視で円形状に形成され、このベース部16に外装部17が取り付けられる。従って、被取付面18が天井である場合、監視カメラ10は下向きに設置されることになる。
【0027】
外装部17は、扁平な円筒状に形成され、ベース部16と反対側が先端壁19によって覆われる。先端壁19は、略半分が、ベース部16に向かって下り勾配となる斜面壁部20となって形成される。斜面壁部20には略円形状の開口部21が形成され、開口部21は筐体11の内方を開放する。この開口部21(図3参照)には、筐体11の内部を閉塞するカバー12が着脱自在に取り付けられる。カバー12は、例えば透光性の合成樹脂材からなる。
【0028】
カバー12は、後述のレンズ22(図5参照)の軌跡に沿う形状に形成されている。本実施形態において、レンズ22は、パン方向およびチルト方向に旋回可能となる。従って、カバー12は、球面の一部分となるドーム状に形成されている。
なお、本発明に係る監視カメラ10は、レンズ22がチルト方向、またはパン方向のうちの一方のみに可動可能となって構成されてもよい。この場合、カバー12は、円筒周面の一部分で形成されてもよい。
なお、レンズ22がパン方向およびチルト方向に旋回不可でもよい。
【0029】
可動カメラケース13は、レンズ22と回路基板14とを備えるカメラ23(図5参照)を内方に有する。可動カメラケース13は、パン機構およびチルト機構によって、レンズ22が開口部21の任意位置に配置可能となるように、筐体内に可動自在に支持される。本実施形態において、可動カメラケース13は、手動でパン方向およびチルト方向に動かされるようになっている。
なお、可動カメラケース13は、手動に限らず、パンモータやチルトモータでパン方向およびチルト方向に動かすようにしてもよい。
【0030】
パン機構は、図2に示す円板部24を有している。円板部24は、外周縁部25が、ベース部16の鍔部26によって挟持され、回転自在に保持される。円板部24の外周縁部25にはパン係合歯27が形成され、円板部24は、パン係合歯27をベース部側に係合し、クリック感を発生させて回転する。すなわち、所望の旋回位置で保持可能となっている。
【0031】
チルト機構は、一対の支持壁部28を有する。支持壁部28は、円板部24に立設される。支持壁部28には円板部24の板面と平行な方向のチルトシャフト29が回転可能に支持され、チルトシャフト29(図4参照)は可動カメラケース13を支持している。可動カメラケース13の側部にはチルトシャフト29を中心として円弧状のチルト係合歯30(図4参照)が形成される。可動カメラケース13は、チルト係合歯30が支持壁部側に係合し、クリック感を発生させて回転する。すなわち、所望のチルト角で保持可能となっている。
【0032】
可動カメラケース13からは後述する円筒壁15(図5参照)が突出して形成される。レンズ22は、この円筒壁15の内方に間隙31を有して配置される。円筒壁15の外周には滑り止め部32(図4参照)が設けられる。撮影方向は、モニタを見ながら可動カメラケース13を動かすことによりレンズ22の向きを変えて設定される。レンズ22は、この滑り止め部32が手指で把持されて、パン方向およびチルト方向に旋回されて撮影方向が位置決め設定される。つまり、円筒壁15は、調整用摘みも兼ねている。監視カメラ10では、滑り止め部32を設けることで、撮影方向の調整時に、レンズ22に直接手指が触れなくなり、画像の劣化が防止されている。
【0033】
図5は図2における監視カメラ10のレンズ22の光軸が被取付面18に対して垂直となる方向に向けられた監視カメラ10の要部断面図である。
可動カメラケース13の内方には、レンズ22と回路基板14とを備えたカメラ23が支持されている。可動カメラケース13の内方には、レンズ22の後方側に回路基板14が配設される。回路基板14には撮像素子14Aの他に撮像回路や画像処理回路、画像送信回路等を構成する複数の電子部品が実装されている。回路基板14は、撮像素子14Aや撮像回路等が駆動されることで温度が上昇する。可動カメラケース13には配線導出スリット33が形成され、この配線導出スリット33には回路基板14と、筐体内の制御基板とを接続するフラットケーブル(FFC)が貫通される。
【0034】
カメラ23を収容した可動カメラケース13は、円筒壁15とレンズ22を保持した鏡筒35との間隙の他は殆どが微小面積の隙間であり、気密に近い構造となっている。配線導出スリット33も、フラットケーブルが貫通してほぼ塞がれることになる。可動カメラケース13内にはレンズ22を保持した鏡筒35が可動カメラケース13の円筒壁15と同軸で配置される。つまり、円筒壁15は、鏡筒35を間隙31を介して包囲していると言ってもよい。
【0035】
本実施形態において、円筒壁15は、回路基板14の方向に向かって延設され、カメラ23の殆どを覆う。従って、円筒壁15は、レンズ側と反対側の端が回路基板14の近傍に配置される。カメラ23と円筒壁15との間に形成される間隙31は、軸線方向の一端側が可動カメラケース13の内方で開口し、他端側が可動カメラケース13の外方(すなわち、筐体11の内部)で開口する。つまり、可動カメラケース13の内部は、この間隙31を介して外部(筐体11の内部)に開放されている。一端がレンズ側で開口し、他端が回路基板側で開口する間隙31は、内部空気が図5の破線で示したように流れる空気流路を形成している。
【0036】
ここで、円筒壁15の先端部36は、レンズ22とカバー12との間に配置され、かつ、撮像にケラレが生じないレンズ22からの突出位置に配置されている。なお、ケラレとは、撮影範囲の一部にカメラの筐体等が入るために画像が部分的に暗くなることをいう。従って、円筒壁15とカバー12との間には僅かな隙間が形成される。この隙間は、カバー12が、レンズ22の軌跡に沿うようにして形成されていることで、レンズ22がいずれの方向に向けられても一定の離間距離となる。
【0037】
次に、上記構成を有する監視カメラ10の作用を説明する。
撮像素子14Aや撮像回路等が駆動されると、回路基板14の温度が上昇し、熱伝達により回路基板周囲の温度が上昇する。すると、可動カメラケース13の内部空気の温度が上昇する。可動カメラケース13の内部空気は、温度が上昇して膨張し、レンズ22の鏡筒35と円筒壁15との間隙31から可動カメラケース13の外部へ流出する。流出した高温の空気は、レンズ22を包囲して流れ、レンズ22が円周方向で均等に暖められることになる。
【0038】
監視カメラ10は、殆どの場合、被取付面18が天井となる向きで取り付けられるので、図4に示した向きと逆向きに取り付けられる。この場合においても、可動カメラケース13の内部空気は、温度が上昇して膨張するので、可動カメラケース13の内外で圧力差が生じ、圧力の高くなった可動カメラケース内の高温空気が、レンズ22の鏡筒35と円筒壁15との間隙31から流れ出すことになる。高温空気の流出した可動カメラケース内には、配線導出スリット33等の僅かな隙間から外部の空気が流れ込み、再び回路基板14によって暖められて間隙31から吹き出されることになる。
また、監視カメラ10では、円筒壁15がレンズ22よりも前方に突出するので、暖気の流路となった円筒壁15の内方に同軸でレンズ22が配置されることになり、レンズ全体の曇りが効率よく均等に取り除かれる効果もある。
【0039】
本発明によれば、可動カメラケース13の先端部36がレンズ22とカバー12との間に配置されるので、円筒壁15の先端部36から流出した高温の空気が、レンズ22と対面するカバー12の部位に吹き付けられ、カバー12の曇りを低減させることができる。そして、円筒壁15は、レンズ22の向きと同じ方向に動くので、カバー全体の曇りは低減できなくとも、回路基板14の少ない熱を必要部分に集中して効率よく利用し、撮影方向における部位の曇りを低減させることができる。
【0040】
従って、本実施形態に係るカメラ装置10によれば、曇りを効率良く低減させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明は、結露防止用の構成を備えた監視カメラに適用できる。
【符号の説明】
【0042】
10 監視カメラ(カメラ装置)
11 筐体
12 カバー
13 可動カメラケース
14 回路基板
15 円筒壁
21 開口部
22 レンズ
23 カメラ
31 間隙
36 先端部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レンズを有するカメラと、
前記レンズの前に透光性カバーを有する第1の筐体と、
前記第1の筐体内に前記カメラを支持し、前記透光性カバー側に間隙を有して包囲する第2の筐体と、
前記間隙から前記透光性カバーに向けて前記第2の筐体内の空気を流出可能とする空気流路と、を備え、
前記空気流路は前記第2の筐体と前記レンズの鏡筒との間に形成されるカメラ装置。
【請求項2】
請求項1に記載のカメラ装置であって、
前記第2の筐体内に発熱部材を有し、前記発熱部材による暖気を前記空気流路に流出可能とするカメラ装置。
【請求項3】
請求項2に記載のカメラ装置であって、
前記発熱部材は、少なくとも撮像素子を駆動させる回路基板であるカメラ装置。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1項に記載のカメラ装置であって、
前記第2の筐体は、前記透光性カバーに沿うように可動自在に支持されるカメラ装置。
【請求項5】
請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1項に記載のカメラ装置であって、
前記第2の筐体は、前記レンズの周囲に間隙を有して覆う壁部を有し、前記壁部は、撮影方向調整時の把持部を兼ねるカメラ装置。
【請求項6】
請求項5に記載のカメラ装置であって、
前記壁部は、円筒形状であるカメラ装置。
【請求項7】
請求項1ないし請求項6のうちのいずれか1項に記載のカメラ装置であって、
前記壁部の先端部が、前記レンズと前記透光性カバーとの間に配置されるカメラ装置。
【請求項8】
請求項7に記載のカメラ装置であって、
前記壁部の先端部が、撮像にケラレが生じない前記レンズからの突出位置に配置されるカメラ装置。
【請求項9】
レンズの前に透光性カバーを有する第1の筐体と、
発熱部材を包囲する第2の筐体と、を備え、
前記第2の筐体は少なくとも一つの開口部を有し、
前記開口部は前記レンズの近傍に設けるカメラ装置。
【請求項10】
請求項9に記載のカメラ装置であって、
前記発熱部材は、少なくとも撮像素子を駆動させる回路基板であるカメラ装置。
【請求項11】
請求項9または請求項10に記載のカメラ装置であって、
前記第2の筐体は、前記透光性カバーに沿うように可動自在に支持されるカメラ装置。
【請求項12】
請求項9ないし請求項11のうちのいずれか1項に記載のカメラ装置であって、
前記第2の筐体は、前記レンズの周囲に間隙を有して覆う壁部を有し、前記壁部は、撮影方向調整時の把持部を兼ねるカメラ装置。
【請求項13】
請求項12に記載のカメラ装置であって、
前記壁部は、円筒形状であるカメラ装置。
【請求項14】
請求項9ないし請求項13のうちのいずれか1項に記載のカメラ装置であって、
前記壁部の先端部が、前記レンズと前記透光性カバーとの間に配置されるカメラ装置。
【請求項15】
請求項14に記載のカメラ装置であって、
前記壁部の先端部が、撮像にケラレが生じない前記レンズからの突出位置に配置されるカメラ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−93839(P2013−93839A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−194352(P2012−194352)
【出願日】平成24年9月4日(2012.9.4)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】