説明

カラオケ装置、およびプログラム

【課題】 利用者が対象曲を指定しなくても、予約曲の演奏順をランダムに決定できるカラオケ装置を得る。
【解決手段】 記録媒体に記録されたカラオケ用演奏データの中から、指定された曲の演奏データを再生する演奏データ再生部101と、指定された予約曲を指定された順に記憶する予約曲記憶部104と、ランダム選曲モードが指定されているか否かを判定するモード判定部106と、ランダム選曲モードが指定されている場合、予約曲記憶部104に記憶された予約曲が2曲以上あるか否かを判定する予約曲数判定部107と、予約曲が2曲以上あると判定された場合に、予約曲記憶部104に記憶されている予約曲の中から、次の演奏曲を任意に選択する次曲選択部102と、次曲選択部102が次の演奏曲の選択を行う間、モニタ24上に次曲選択中であることを示す演出画面を表示し、選択された次の曲を明示する選択曲表示部103を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カラオケ装置、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
カラオケは、カラオケボックスや家庭用カラオケなどで幅広く楽しまれている。カラオケは複数人で楽しむものであり、各人が歌いたい曲を選択し、リモコンや操作パネル等を用いて予約登録する。カラオケ装置は、予約された順番に演奏データを再生するのが一般的である。
特許文献1に記載されたカラオケ装置は、予約登録された順に演奏データを再生するだけでなく、ゲームモードに移行させることにより予約曲の演奏順をランダムに変更する機能を有する。
【特許文献1】特許第2827443号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1に開示された従来のカラオケ装置では、ゲームモードに移行した後、ランダムに演奏順を決める対象となる曲を利用者が指定する必要がある。よって、演奏順序決定後に曲を追加したい場合には、再度曲を指定して順序決めを行う必要がある。
【0004】
本発明の目的は、利用者が対象曲を指定しなくても、すべての予約曲の演奏順をランダムに決定することができるカラオケ装置、およびプログラムを得ることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のカラオケ装置は、記録媒体に記録されたカラオケ用の演奏データの中から、演奏する曲の演奏データを読み出して記憶する演奏データ記憶部と、上記演奏データ記憶部に記憶された演奏データを再生する演奏データ再生部と、操作者からの操作入力により、演奏曲を指定する演奏曲指定データの入力を受け付ける演奏曲指定入力部と、上記演奏曲指定入力部を介して入力された演奏曲指定データを、入力された順に予約曲指定データとして記憶する予約曲指定データ記憶部と、ランダム選曲モードが指定されているか否かを判定するモード判定部と、上記ランダム選曲モードが指定されている場合に、上記予約曲指定データ記憶部に記憶された予約曲指定データに基づき、予約曲が2曲以上あるか否かを判定する予約曲数判定部と、上記予約曲数判定部によって予約曲が2曲以上あると判定された場合に、上記予約曲指定データ記憶部に記憶されている予約曲指定データの中からひとつを次に再生する曲として任意に選択する次曲選択部とを備え、上記予約曲選択部によって選択された上記予約曲指定データに基づいて、上記記録媒体から対応する演奏データを上記演奏データ記憶部に読み出して、上記演奏データ再生部により演奏する。
これにより、利用者が対象曲を指定しなくても、すべての予約曲の演奏順をランダムに決定することができる。
【0006】
また、本発明のカラオケ装置は、記録媒体に記録されたカラオケ用の演奏データの中から、演奏する曲の演奏データを読み出して記憶する演奏データ記憶部と、上記演奏データ記憶部に記憶された演奏データを再生する演奏データ再生部と、操作者からの操作入力により、演奏曲を指定する演奏曲指定データの入力を受け付ける演奏曲指定入力部と、上記演奏曲指定入力部を介して入力された演奏曲指定データに対応する演奏曲の演奏データを上記記録媒体から取得し、入力された順に予約曲演奏データとして記憶する予約曲演奏データ記憶部と、ランダム選曲モードが指定されているか否かを判定するモード判定部と、上記ランダム選曲モードが指定されている場合に、上記予約曲演奏データ記憶部に記憶された予約曲演奏データに基づき、予約曲が2曲以上あるか否かを判定する予約曲数判定部と、上記予約曲数判定部によって予約曲が2曲以上あると判定された場合に、上記予約曲演奏データ記憶部に記憶されている予約曲演奏データの中からひとつを次に再生する曲として任意に選択する次曲選択部と、を備え、上記予約曲選択部によって選択された上記予約曲演奏データを上記演奏データ記憶部に読み出して、上記演奏データ再生部により演奏する。
これにより、利用者が対象曲を指定しなくても、すべての予約曲の演奏順をランダムに決定することができる。
【0007】
また、上記演奏データ再生部による演奏データの再生が終了した時点で、表示装置上に次曲選択中であることを示す演出画面を表示し、上記次曲選択部によって選択された次の曲の曲名および歌手名を含む曲表示情報を前記表示装置に出力する選択曲表示部を備える。
これにより、次曲選択を待つ間の娯楽性を高めることができる。
【0008】
また、上記前記予約曲数判定部は、上記演奏データ再生部による演奏データの再生が終了した時点で、予約曲が2曲以上あるか否かを判定し、予約曲が2曲以上あると判定された場合には、上記次曲選択部が次に再生する曲を任意に選択する。
これにより、演奏が終了した時点で予約されているすべての曲を対象として次曲選択を行うことができる。
【0009】
本発明のプログラムは、コンピュータをカラオケ装置として機能させるプログラムであって、上記コンピュータを、記録媒体に記録されたカラオケ用の演奏データの中から、演奏する曲の演奏データを読み出して記憶する演奏データ記憶手段、上記演奏データ記憶手段に記憶された演奏データを再生する演奏データ再生手段、操作者からの操作入力により、演奏曲を指定する演奏曲指定データの入力を受け付ける演奏曲指定入力手段、上記演奏曲指定入力手段を介して入力された演奏曲指定データを、入力された順に予約曲指定データとして記憶する予約曲指定データ記憶手段、ランダム選曲モードが指定されているか否かを判定するモード判定手段、上記ランダム選曲モードが指定されている場合に、上記予約曲指定データ記憶手段に記憶された予約曲指定データに基づき、予約曲が2曲以上あるか否かを判定する予約曲数判定手段、上記予約曲数判定手段によって予約曲が2曲以上あると判定された場合に、上記予約曲指定データ記憶手段に記憶されている予約曲指定データの中からひとつを次に再生する曲として任意に選択する次曲選択手段として機能させ、上記予約曲選択手段によって選択された上記予約曲指定データに基づいて、上記記録媒体から対応する演奏データを上記演奏データ記憶手段に読み出して、上記演奏データ再生手段により演奏させる。
これにより、利用者が対象曲を指定しなくても、すべての予約曲の演奏順をランダムに決定することができる。
【0010】
また、本発明のプログラムは、コンピュータをカラオケ装置として機能させるプログラムであって、上記コンピュータを、記録媒体に記録されたカラオケ用の演奏データの中から、演奏する曲の演奏データを読み出して記憶する演奏データ記憶手段、上記演奏データ記憶手段に記憶された演奏データを再生する演奏データ再生手段、操作者からの操作入力により、演奏曲を指定する演奏曲指定データの入力を受け付ける演奏曲指定入力手段、上記演奏曲指定入力手段を介して入力された演奏曲指定データに対応する演奏曲の演奏データを上記記録媒体から取得し、入力された順に予約曲演奏データとして記憶する予約曲演奏データ記憶手段、ランダム選曲モードが指定されているか否かを判定するモード判定手段、上記ランダム選曲モードが指定されている場合に、上記予約曲演奏データ記憶手段に記憶された予約曲演奏データに基づき、予約曲が2曲以上あるか否かを判定する予約曲数判定手段、上記予約曲数判定手段によって予約曲が2曲以上あると判定された場合に、上記予約曲演奏データ記憶手段に記憶されている予約曲演奏データの中からひとつを次に再生する曲として任意に選択する次曲選択手段として機能させ、上記予約曲選択手段によって選択された上記予約曲演奏データを上記演奏データ記憶手段に読み出して、上記演奏データ再生手段により演奏させる。
これにより、利用者が対象曲を指定しなくても、すべての予約曲の演奏順をランダムに決定することができる。
【0011】
また、上記コンピュータを、上記演奏データ再生手段による演奏データの再生が終了した時点で、表示装置上に次曲選択中であることを示す演出画面を表示し、上記次曲選択手段によって選択された次の曲の曲名および歌手名を含む曲表示情報を上記表示装置に出力する選択曲表示手段として機能させる。
これにより、次曲選択を待つ間の娯楽性を高めることができる。
【0012】
また、上記予約曲数判定手段は、上記演奏データ再生手段による演奏データの再生が終了した時点で、予約曲が2曲以上あるか否かを判定し、予約曲が2曲以上あると判定された場合には、上記次曲選択手段が次に再生する曲を任意に選択する。
これにより、演奏が終了した時点で予約されているすべての曲を対象として次曲選択を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
実施例1.
図1は、本発明によるカラオケ装置の構成を示すブロック図である。図に示すように、カラオケ装置100は、CPU10、ROM11、RAM12、ハードディスク装置(HDD)13、通信制御装置14、キースイッチコントローラ15、楽曲再生エンジン16、ボーカルエフェクトエンジン17、マイクロフォン18、ディジタルミキサ19、音声信号用のディジタル/アナログ(D/A)変換器20、アンプスピーカシステム21、映像テロップエンジン22、映像信号用のディジタル/アナログ変換器23、モニタ(表示装置)24を備えている。
【0014】
CPU10は、所定のプログラムを実行し、システムコントロールバスを介して相互に接続された各部とデータを授受し、カラオケ装置の全体動作を制御する。ROM11は、CPU10において実行されるべきプログラムや、その他各種データなどを格納する。RAM12は、CPU10の動作時にワークメモリとして用いられ、各種データを一時的に記憶する。
【0015】
ハードディスク装置13は、楽曲の演奏に用いられる楽曲データや、歌詞などのテロップや背景映像などの表示に用いられる映像データなどを格納する。楽曲データや映像データは、例えば、図示しないホスト装置から通信回線を通じて配信され、通信制御装置14を介して取得され、ハードディスク装置13に記憶される。本実施形態では、楽曲データとして、電子楽譜形式のデータの1つであるMIDIデータを用いる。MIDIデータには、楽曲の演奏に必要な楽譜情報、音色情報、テンポ情報など各種の演奏情報が含まれている。このMIDIデータとMIDI音源とを用いて、楽曲演奏のための音声信号(楽曲信号)が生成される。
【0016】
通信制御装置14は、カラオケ装置とホスト装置との間のデータの送受信を行う装置であり、I/Oインタフェースとしての機能も有している。
【0017】
キースイッチコントローラ15は、図示しないリモコンや操作パネル等を用いて利用者により行われる入力操作に基づく制御を行う。例えば、利用者によって希望の楽曲の番号等が指定されると、当該操作指示の内容がキースイッチコントローラ15を介してCPU10に供給される。この場合に、CPU10は、必要な楽曲データ及び映像データをハードディスク装置13から読み出し、楽曲データを楽曲再生エンジン16に、映像データを映像テロップエンジン22にそれぞれ供給する。また、利用者による楽曲の演奏時のテンポの変更操作についてもこのキースイッチコントローラ15を用いて行われる。
【0018】
楽曲再生エンジン16は、ハードディスク装置13から取得される楽曲データに基づいて楽曲音声信号を生成する。本実施形態の楽曲再生エンジン16はMIDI音源を備えており、MIDIデータに基づいて当該MIDI音源を駆動して楽曲を再生し、ディジタル楽曲信号を生成する。
ボーカルエフェクトエンジン17は、マイクロフォン18を介して入力される音声信号に対してディジタル処理を施し、エコー効果の付与やノイズ除去等の音質調整を行う。
【0019】
ディジタルミキサ19は、楽曲再生エンジン16から出力されるディジタル楽曲信号と、ボーカルエフェクトエンジン17から出力されるディジタル音声信号とを混合する。ディジタルミキサ19によって生成されるディジタル信号がディジタル/アナログ変換器20によってアナログ信号に変換され、アンプスピーカシステム21に出力されることによって楽曲の演奏音とボーカルエフェクトエンジン17によって音響処理がなされた歌唱者の歌声の音響出力がなされる。
【0020】
映像テロップエンジン22は、ハードディスク装置13から取得される映像データに基づいて、歌詞などのテロップや背景映像などの表示を行うためのディジタル映像信号を生成する。例えば、ハードディスク装置13に格納される映像データとしてMPEG形式のデータが用いられている場合であれば、映像テロップエンジン22は、当該MPEGデータをデコードする処理を行う。映像テロップエンジン22によって生成されるディジタル映像信号がディジタル/アナログ変換器23によってアナログ信号に変換され、モニタ24に出力されることによって背景映像やテロップの表示がなされる。
【0021】
図2は、本発明によるカラオケ装置100の機能構成を示すブロック図である。図に示すように、カラオケ装置100は、演奏データ再生部101、次曲選択部102、選択曲表示部103、予約曲記憶部104、演奏データ記憶部105、モード判定部106、予約曲数判定部107、演奏曲指定入力部108を備えている。
演奏データ再生部101、次曲選択部102、選択曲表示部103、モード判定部106、予約曲数判定部107、演奏曲指定入力部108はROM11に格納され、CPU10が実行するプログラムのモジュールに対応する。
予約曲記憶部104、演奏データ記憶部105はハードディスク装置13に含まれる。
【0022】
次に、カラオケ装置100の動作について説明する。
利用者が希望の曲をリモコンや操作パネル等を用いて予約したい曲の演奏曲指定データを入力すると、その演奏曲指定データが演奏曲指定入力部108を介して、予約曲指定データとして予約時刻と共に予約曲記憶部104に記憶される。ここで、演奏曲指定データ、予約曲指定データは、例えば曲の識別コードである。
カラオケ装置100は、リモコンや操作パネル等を用いてランダム選曲モードあるいは通常選曲モードを指定することができる。通常選曲モードでは、演奏データ再生部101は、予約時刻に基づいて予約曲記憶部104に記憶された曲を予約順に演奏する。
【0023】
図3は、ランダム選曲モードが指定された場合のカラオケ装置100の動作のフローチャートである。
利用者がリモコンや操作パネル等を介してランダム選曲モードを指定すると、当該操作指示の内容がキースイッチコントローラ15を介して次曲選択部102に供給される。モード判定部106は、ランダム選曲モードが指定されているか否かを判定し、指定されていればステップ302へ進む(ステップ301)。指定されていなければ、通常選曲モードでの処理を行う(ステップ307)。
【0024】
予約曲数判定部107は、演奏データ再生部101による演奏データ再生中でなければ(ステップ302)、予約曲記憶部104に予約曲指定データが2曲分以上登録されているか判定する(ステップ303)。
ステップ303で予約曲指定データが1曲以下と判定された場合にはステップ304へ進む。ここで、予約曲指定データがある場合には、ハードディスク装置13に格納されている対応する曲の演奏データを演奏データ記憶部105にロードし、演奏データ再生部101によって演奏データを再生する(ステップ306)。予約曲がない場合にはステップ303へ戻る。
【0025】
ステップ303で予約曲指定データが2曲以上と判定された場合には、次曲選択部102は次曲選択処理を行う(ステップ305)。
次曲選択部102は、予約曲記憶部104に格納されているすべての予約曲指定データの中からランダムに1つの予約曲指定データを選択する。選択の方法は例えば乱数発生を利用したアルゴリズムを用いてもよい。
また、ステップ305で次曲選択処理を行う間、選択曲表示部103は、予約曲記憶部104に格納されているすべての予約曲のタイトルおよび歌手名をモニタ24に表示するとともに、画面上で、現在次曲選択処理中であることを表す演出を行う。例えば、各予約曲の表示位置をランダムに入れ替えてみたり、表示された予約曲に順番にハイライトを当てたりする。次の演奏曲が決定したら、当該曲のタイトルにハイライトを固定するなどの方法により、次曲をモニタ24上で明示する。
【0026】
ステップ305において次に演奏する曲の予約曲指定データが決定したら、ハードディスク装置13に格納されている対応する曲の演奏データを演奏データ記憶部105にロードし、演奏データ再生部101によって演奏データを再生する(ステップ306)。
演奏データの再生が終了したら、再びステップ303の処理が行われる。
【0027】
なお、ランダム選曲モードと予約順通りに演奏する通常選曲モードとの切り替えは、演奏データ再生中でも待機中でも行うことができる。演奏データ再生中にモードが切り替えられた場合には、演奏中の曲の終了後、次の曲の選択から切り替え後のモードで行う。待機中にモードが切り替えられた場合には、その時点で切り替え後のモードによる処理を行う。
【0028】
なお、上記の実施例では、次曲選択部102による次曲選択を演奏データの再生終了後に行っているが、演奏データ再生中に予約曲数判定部107による予約曲数の判定と次曲選択部102による次曲選択を行うようにしてもよい。この場合、演奏データ再生終了後には、選択曲表示部103による演出画面の表示のみを行う。
このように、演奏中に次曲選択処理を行っておくと、演奏データ記憶部105は予め次の曲の演奏データを読み込んでおくことができるので、次の曲の演奏開始までにかかる時間を短縮することができる。
【0029】
また、予約曲記憶部104には、予約曲指定データの代わりに、演奏曲指定データに対応する曲の演奏データをハードディスク装置13から取得して格納してもよい。
この場合、ステップ305において、次曲選択部102は予約曲記憶部104に格納されているすべての予約曲演奏データの中からランダムに1つの予約曲演奏データを選択する。また、ステップ306では、選択された予約曲演奏データを演奏データ記憶部105にロードし、演奏データ再生部101によって再生する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明によるカラオケ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】本発明によるカラオケ装置の機能構成を示すブロック図である。
【図3】本発明によるカラオケ装置の動作のフローチャートである。
【符号の説明】
【0031】
11 ROM、12 RAM、13 ハードディスク装置、14 通信制御装置、15 キースイッチコントローラ、16 楽曲再生エンジン、17 ボーカルエフェクトエンジン、18 マイクロフォン、19 ディジタルミキサ、20 ディジタル/アナログ変換器、21 アンプスピーカシステム、22 映像テロップエンジン、23 ディジタル/アナログ変換器、24 モニタ、100 カラオケ装置、101 演奏データ再生部、102 次曲選択部、103 選択曲表示部、104 予約曲記憶部(予約曲指定データ記憶部、予約曲演奏データ記憶部)、105 演奏データ記憶部、106 モード判定部、107 予約曲数判定部、108 演奏曲指定入力部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体に記録されたカラオケ用の演奏データの中から、演奏する曲の演奏データを読み出して記憶する演奏データ記憶部と、
前記演奏データ記憶部に記憶された演奏データを再生する演奏データ再生部と、
操作者からの操作入力により、演奏曲を指定する演奏曲指定データの入力を受け付ける演奏曲指定入力部と、
前記演奏曲指定入力部を介して入力された演奏曲指定データを、入力された順に予約曲指定データとして記憶する予約曲指定データ記憶部と、
ランダム選曲モードが指定されているか否かを判定するモード判定部と、
前記ランダム選曲モードが指定されている場合に、前記予約曲指定データ記憶部に記憶された予約曲指定データに基づき、予約曲が2曲以上あるか否かを判定する予約曲数判定部と、
前記予約曲数判定部によって予約曲が2曲以上あると判定された場合に、前記予約曲指定データ記憶部に記憶されている予約曲指定データの中からひとつを次に再生する曲として任意に選択する次曲選択部と、を備え、
前記予約曲選択部によって選択された前記予約曲指定データに基づいて、前記記録媒体から対応する演奏データを前記演奏データ記憶部に読み出して、前記演奏データ再生部により演奏するカラオケ装置。
【請求項2】
記録媒体に記録されたカラオケ用の演奏データの中から、演奏する曲の演奏データを読み出して記憶する演奏データ記憶部と、
前記演奏データ記憶部に記憶された演奏データを再生する演奏データ再生部と、
操作者からの操作入力により、演奏曲を指定する演奏曲指定データの入力を受け付ける演奏曲指定入力部と、
前記演奏曲指定入力部を介して入力された演奏曲指定データに対応する演奏曲の演奏データを前記記録媒体から取得し、入力された順に予約曲演奏データとして記憶する予約曲演奏データ記憶部と、
ランダム選曲モードが指定されているか否かを判定するモード判定部と、
前記ランダム選曲モードが指定されている場合に、前記予約曲演奏データ記憶部に記憶された予約曲演奏データに基づき、予約曲が2曲以上あるか否かを判定する予約曲数判定部と、
前記予約曲数判定部によって予約曲が2曲以上あると判定された場合に、前記予約曲演奏データ記憶部に記憶されている予約曲演奏データの中からひとつを次に再生する曲として任意に選択する次曲選択部と、を備え、
前記予約曲選択部によって選択された前記予約曲演奏データを前記演奏データ記憶部に読み出して、前記演奏データ再生部により演奏するカラオケ装置。
【請求項3】
前記演奏データ再生部による演奏データの再生が終了した時点で、表示装置上に次曲選択中であることを示す演出画面を表示し、前記次曲選択部によって選択された次の曲の曲名および歌手名を含む曲表示情報を前記表示装置に出力する選択曲表示部を備えた請求項1または請求項2記載のカラオケ装置。
【請求項4】
前記予約曲数判定部は、前記演奏データ再生部による演奏データの再生が終了した時点で、予約曲が2曲以上あるか否かを判定し、予約曲が2曲以上あると判定された場合には、前記次曲選択部が次に再生する曲を任意に選択する請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のカラオケ装置。
【請求項5】
コンピュータをカラオケ装置として機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、
記録媒体に記録されたカラオケ用の演奏データの中から、演奏する曲の演奏データを読み出して記憶する演奏データ記憶手段、
前記演奏データ記憶手段に記憶された演奏データを再生する演奏データ再生手段、
操作者からの操作入力により、演奏曲を指定する演奏曲指定データの入力を受け付ける演奏曲指定入力手段、
前記演奏曲指定入力手段を介して入力された演奏曲指定データを、入力された順に予約曲指定データとして記憶する予約曲指定データ記憶手段、
ランダム選曲モードが指定されているか否かを判定するモード判定手段、
前記ランダム選曲モードが指定されている場合に、前記予約曲指定データ記憶手段に記憶された予約曲指定データに基づき、予約曲が2曲以上あるか否かを判定する予約曲数判定手段、
前記予約曲数判定手段によって予約曲が2曲以上あると判定された場合に、前記予約曲指定データ記憶手段に記憶されている予約曲指定データの中からひとつを次に再生する曲として任意に選択する次曲選択手段、として機能させ、
前記予約曲選択手段によって選択された前記予約曲指定データに基づいて、前記記録媒体から対応する演奏データを前記演奏データ記憶手段に読み出して、前記演奏データ再生手段により演奏させるプログラム。
【請求項6】
コンピュータをカラオケ装置として機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、
記録媒体に記録されたカラオケ用の演奏データの中から、演奏する曲の演奏データを読み出して記憶する演奏データ記憶手段、
前記演奏データ記憶手段に記憶された演奏データを再生する演奏データ再生手段、
操作者からの操作入力により、演奏曲を指定する演奏曲指定データの入力を受け付ける演奏曲指定入力手段、
前記演奏曲指定入力手段を介して入力された演奏曲指定データに対応する演奏曲の演奏データを前記記録媒体から取得し、入力された順に予約曲演奏データとして記憶する予約曲演奏データ記憶手段、
ランダム選曲モードが指定されているか否かを判定するモード判定手段、
前記ランダム選曲モードが指定されている場合に、前記予約曲演奏データ記憶手段に記憶された予約曲演奏データに基づき、予約曲が2曲以上あるか否かを判定する予約曲数判定手段、
前記予約曲数判定手段によって予約曲が2曲以上あると判定された場合に、前記予約曲演奏データ記憶手段に記憶されている予約曲演奏データの中からひとつを次に再生する曲として任意に選択する次曲選択手段、として機能させ、
前記予約曲選択手段によって選択された前記予約曲演奏データを前記演奏データ記憶手段に読み出して、前記演奏データ再生手段により演奏させるプログラム。
【請求項7】
前記演奏データ再生手段による演奏データの再生が終了した時点で、表示装置上に次曲選択中であることを示す演出画面を表示し、前記次曲選択手段によって選択された次の曲の曲名および歌手名を含む曲表示情報を前記表示装置に出力する選択曲表示手段として前記コンピュータを機能させる請求項5または請求項6記載のプログラム。
【請求項8】
前記予約曲数判定手段は、前記演奏データ再生手段による演奏データの再生が終了した時点で、予約曲が2曲以上あるか否かを判定し、予約曲が2曲以上あると判定された場合には、前記次曲選択手段が次に再生する曲を任意に選択する請求項5から請求項7のうちのいずれか1項記載のプログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−337965(P2006−337965A)
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−166272(P2005−166272)
【出願日】平成17年6月6日(2005.6.6)
【出願人】(000132471)株式会社セガ (811)
【Fターム(参考)】