説明

カラーフィルタ及びその製造方法

【課題】形状の変形しないカラーフィルタを製造することが可能なカラーフィルタの製造方法を提供する。
【解決手段】パターニングしたカラーフィルタ材料を固着させる際の加熱処理を、ホットプレートを用いた加熱処理ではなく、赤外光源からの輻射熱による加熱処理に変えることで、加熱後も変形のないカラーフィルタ50R,50G,50Bを製造することができ、混色を防止することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、固体撮像素子等に用いるカラーフィルタの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
図5は、固体撮像素子に用いるカラーフィルタの従来の製造工程を示す図である。
半導体基板上方に積層された平坦化膜104上に緑色(G)のカラーフィルタ材料(ネガ型のレジスト材料)を塗布し、半導体基板をホットプレート上に乗せて、Gのカラーフィルタ材料を加熱するプリベークを行った後、フォトリソグラフィによってGのカラーフィルタ材料を所望の形状にパターニングする。次に、半導体基板を再びホットプレート上に乗せて、半導体基板から伝わってくる伝導熱100によってGのカラーフィルタ材料を加熱するポストベークを行い、パターニングされたGのカラーフィルタ材料を固着させて、図5(a)に示すようなGのカラーフィルタ150Gを形成する。
【0003】
このポストベークでは、Gのカラーフィルタ材料において、その平坦化膜104に近い部分(下部)から熱が伝わっていくが、カラーフィルタ材料は熱伝導性が悪いことから、カラーフィルタ材料の下部と上部とで固着に必要な熱量が供給されるまでに時間差が生じてしまう。又、カラーフィルタ材料の下部は平坦化膜104に密着しているため、カラーフィルタ材料の熱収縮率は、上部の方が下部よりも大きい。この結果、カラーフィルタ材料が固着を開始してから上部が固着を開始するまでの間に、カラーフィルタ材料の上部が縮んでしまうため、カラーフィルタ150Gが変形してしまう。
【0004】
この状態で、赤色(R)のカラーフィルタ材料を塗布し、プリベーク、パターニング、及びポストベークを行ってカラーフィルタ材料150Rを形成する(図5(b))と、このポストベークにおいてもカラーフィルタ材料150Rの上部が縮んでしまい、図5(b)に示すようにカラーフィルタ150Rは変形してしまう。
【0005】
この状態で、青色(B)のカラーフィルタ材料を塗布し、プリベーク、パターニング、及びポストベークを行ってカラーフィルタ150Bを形成する(図5(c))と、カラーフィルタ150Bは、変形したカラーフィルタ150Gとカラーフィルタ150Rの間に形成されるため、図5(c)に示すように変形してしまう。
【0006】
カラーフィルタの製造方法としては特許文献1に記載されたものがある。
【0007】
【特許文献1】特開2000−066016号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述したように、従来の製造方法では、3つのカラーフィルタがそれぞれ変形してしまい、これが混色を引き起こしていた。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、カラーフィルタの変形を防ぐことが可能なカラーフィルタの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のカラーフィルタの製造方法は、基板上方にパターニングされたカラーフィルタ材料を形成する工程と、前記カラーフィルタ材料を固着させる固着工程とを含むカラーフィルタの製造方法であって、前記固着工程では、前記カラーフィルタ材料上方から前記カラーフィルタ材料を加熱して固着させる。
【0011】
この方法によれば、カラーフィルタ材料に対して均一に短時間で大きな熱量を供給することができるため、カラーフィルタ材料全体をほぼ同時に固着させることができ、その変形を防ぐことができる。
【0012】
本発明のカラーフィルタの製造方法は、前記固着工程では、前記カラーフィルタ材料上方からの加熱の開始と同時に、ヒータによる前記基板の加熱を開始する。
【0013】
この方法によれば、カラーフィルタ上方からの加熱によってカラーフィルタ材料に供給された熱量が基板に逃げていくのを防ぐことができ、カラーフィルタの固着をより短時間で行うことができる。
【0014】
本発明のカラーフィルタの製造方法は、前記カラーフィルタ材料上方からの加熱を輻射熱によって行う。
【0015】
本発明のカラーフィルタの製造方法は、前記固着工程では、前記カラーフィルタ材料上方から赤外光を照明することで、前記カラーフィルタ材料に前記輻射熱を与える。
【0016】
本発明のカラーフィルタは、前記製造方法で製造されたものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、カラーフィルタの変形を防ぐことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0019】
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態を説明するための固体撮像素子の平面模式図である。図2は、図1のA−A線断面模式図である。
図1,2に示す固体撮像素子は、n型のシリコン基板1表面部に光電変換部であるフォトダイオード30が多数形成され、各フォトダイオード30で発生した信号電荷を列方向(図2中のY方向)に転送するための電荷転送部40が、列方向に配設された複数のフォトダイオード30からなる複数のフォトダイオード列の間を蛇行して形成される。
【0020】
電荷転送部40は、複数のフォトダイオード列の各々に対応してシリコン基板1表面部の列方向に形成された複数本の電荷転送チャネル33と、電荷転送チャネル33の上層に形成された単層電極構造の電荷転送電極3(第1の電極3a、第2の電極3b)と、フォトダイオード30で発生した電荷を電荷転送チャネル33に読み出すための電荷読み出し領域34とを含む。電荷転送電極3は、行方向に配設された複数のフォトダイオード30からなる複数のフォトダイオード行の間を全体として行方向(図2中のX方向)に延在する蛇行形状となっている。電荷転送電極3は、第1の電極3aの上に第2の電極3bの一部が重なった二層電極構造であっても良い。
【0021】
図2に示すように、シリコン基板1の表面部にはpウェル層9が形成され、pウェル層9の表面部にはp領域30aが形成され、p領域30aの下にはn領域30bが形成され、p領域30aとn領域30bがフォトダイオード30を構成し、フォトダイオード30で発生した信号電荷は、n領域30bに蓄積される。
【0022】
p領域30aの右側には、少し離間してn領域からなる電荷転送チャネル33が形成される。n領域30bと電荷転送チャネル33の間のpウェル層9には電荷読み出し領域34が形成される。
【0023】
シリコン基板1表面にはゲート酸化膜2が形成され、電荷読み出し領域34と電荷転送チャネル33の上には、ゲート酸化膜2を介して、第1の電極3aと第2の電極3bが形成される。第1の電極3aと第2の電極3bの間は電極間絶縁膜5によって絶縁される。垂直転送チャネル33の右側にはp+領域からなるチャネルストップ32が設けられ、隣接するフォトダイオード30との分離が図られる。
【0024】
電荷転送電極3の上には酸化シリコン膜6が形成され、更にその上に中間層70が形成される。中間層70のうち、71は遮光膜、72はBPSG(borophospho silicate glass)からなる絶縁膜、73はP−SiNからなる絶縁膜(パッシベーション膜)、74は透明樹脂膜からなる平坦化膜である。遮光膜71は、フォトダイオード30の開口部分を除いて設けられており、シリコン基板1内のフォトダイオード30の一部以外に光が入らないようにしている。中間層70上方には、カラーフィルタ50R,カラーフィルタ50G(図示せず),カラーフィルタ50Bとマイクロレンズ60が設けられる。各カラーフィルタとマイクロレンズ60との間は、絶縁性の透明樹脂等からなる平坦化膜61が充填される。
【0025】
本実施形態の固体撮像素子は、フォトダイオード30で発生した信号電荷がn領域30bに蓄積され、ここに蓄積された信号電荷が、電荷転送チャネル33によって列方向に転送され、転送された信号電荷が図示しない電荷転送路(HCCD)によって行方向に転送され、転送された信号電荷に応じた色信号が図示しないアンプから出力される構成である。
【0026】
次に上述した固体撮像素子の製造工程のうち、カラーフィルタの製造工程について図3を参照して説明する。
図3は、本発明の第一実施形態を説明するための固体撮像素子のカラーフィルタの製造工程を示す図である。図3において図2と同じ構成には同一符号を付してある。
平坦化膜74から下の層を従来の固体撮像素子と同じ製造工程で形成した後、例えば膜厚1.0〜2.0μmのGのカラーフィルタ材料(具体例:顔料又は染料を含むポリマー系材料)を平坦化膜74上に塗布し、シリコン基板1をホットプレート(特許請求の範囲のヒータに該当)上に乗せ、シリコン基板1を伝わってくる伝導熱によってGのカラーフィルタ材料を加熱するプリベークを行った後、フォトリソグラフィによってGのカラーフィルタ材料を所望の形状にパターニングする。
【0027】
次に、例えば多数のハロゲンランプを光源とするランプアニール装置によってGのカラーフィルタ材料の上方から赤外光の照明を行い、ハロゲンランプからの輻射熱200によってGのカラーフィルタ材料を加熱し、Gのカラーフィルタ材料を固着させて、図3(a)に示すようなGのカラーフィルタ50Gを形成する。このとき、ランプアニール装置による赤外光の照明条件は、Gのカラーフィルタ材料の全体に渡って、Gのカラーフィルタ材料が固着するのに必要な熱量をほぼ同時に供給することができるように、Gのカラーフィルタ材料に応じて決めておけば良く、例えば、その照明(加熱)時間は5〜10分、加熱温度は200〜250度である。
【0028】
ランプアニール装置を用いた輻射熱による加熱を行うことで、Gのカラーフィルタ材料の全体に渡って、Gのカラーフィルタ材料が固着するのに必要な熱量をほぼ同時に供給することができる。このように加熱されたGのカラーフィルタ材料は、まず、その表面全体がほぼ同時に固着し、その後、内部が固着していく。Gのカラーフィルタ材料の表面全体が固着することにより、Gのカラーフィルタ材料の上部は、その物理的強度がアップし、縮みにくくなる。このため、Gのカラーフィルタ材料は、パターニングされた時点での形状を保ったまま固着し、その変形が抑制される。
【0029】
この状態で、膜厚1.0〜2.0μmのRのカラーフィルタ材料(具体例:顔料又は染料を含むポリマー系材料)を塗布し、プリベーク、パターニング、及び赤外光照明を行ってRのカラーフィルタ50Rを形成する(図3(b))。このとき、ランプアニール装置による赤外光の照明条件は、Rのカラーフィルタ材料の全体に渡って、Rのカラーフィルタ材料が固着するのに必要な熱量をほぼ同時に供給することができるように、Rのカラーフィルタ材料に応じて決めておけば良く、例えば、その照明(加熱)時間は5〜10分、加熱温度は200〜250度である。これにより、カラーフィルタ50Rもカラーフィルタ50Gと同様にその変形が抑制される。
【0030】
この状態で、膜厚1.0〜2.0μmのBのカラーフィルタ材料(具体例:顔料又は染料を含むポリマー系材料)を塗布し、プリベーク、パターニング、及び赤外光照明を行ってBのカラーフィルタ50Bを形成する(図3(c))。このとき、ランプアニール装置による赤外光の照明条件は、Bのカラーフィルタ材料の全体に渡って、Bのカラーフィルタ材料が固着するのに必要な熱量をほぼ同時に供給することができるように、Bのカラーフィルタ材料に応じて決めておけば良く、例えば、その照明(加熱)時間は5〜10分、加熱温度は200〜250度である。これにより、カラーフィルタ50Bもカラーフィルタ50Gと同様にその変形が抑制される。
【0031】
以上の工程によって変形の抑制されたカラーフィルタ50R,50G,50Bが製造される。
【0032】
このように、パターニングしたカラーフィルタ材料を固着させる際の加熱処理を、ホットプレートを用いた伝導熱による加熱処理ではなく、赤外光源からの輻射熱による加熱処理に変えることで、加熱後の変形を抑制したカラーフィルタを製造することができ、混色を防止することができる。
【0033】
又、輻射熱による加熱工程は、パターニング工程を実施する場所と同じ場所で実施することが可能であるため、カラーフィルタ材料をパターニングする度に、ウェハを別の場所まで持って行って加熱する工程が不要となり、製造時間を短縮することができる。
【0034】
又、ランプアニール装置によれば、カラーフィルタ材料に供給する熱量の制御や、シリコン基板1の面内温度分布の制御を容易に行うことができ、カラーフィルタの製造が容易となる。
【0035】
尚、ランプアニール装置の他に、カラーフィルタ材料に大きな熱量を急速に供給することが可能な装置としては、RTA(Rapid Thermal Anneal)やスパイクRTA等があり、これらを用いてパターニング後のカラーフィルタ材料を加熱することでも、上記効果を得ることができる。
【0036】
(第二実施形態)
本実施形態では、第一実施形態で説明したパターニング後のランプアニール装置を用いた加熱工程において、従来のホットプレートによる加熱を組み合わせた方法について説明する。
図4は、本発明の第二実施形態を説明するための固体撮像素子のカラーフィルタの製造工程を示す図である。図4において図3と同じ構成には同一符号を付してある。
図4において、図3と異なる点は、輻射熱200によってカラーフィルタ材料を加熱する前に、シリコン基板1をホットプレート上に置いておき、シリコン基板1を予め加熱しておく点である。第一実施形態のように、カラーフィルタ材料の上方から輻射熱200によってカラーフィルタ材料を加熱した場合、カラーフィルタ材料に供給された熱量のうちの一部が、カラーフィルタ材料下方の平坦化膜74からシリコン基板1までの層に逃げていってしまい、カラーフィルタ材料への熱量の供給に時間がかかってしまうおそれがある。しかし、本実施形態の方法によれば、この熱量を逃げにくくすることができるため、カラーフィルタ材料の固着時間をより短縮することができる。
【0037】
図4を参照して本実施形態の製造工程を詳細に説明する。
第一実施形態と同様の工程でGのカラーフィルタ材料をパターニングした後、シリコン基板1をホットプレート上に置き、シリコン基板1をホットプレートからの熱100によって加熱する。この加熱時間及び加熱温度は、Gのカラーフィルタ材料の固着が開始されない程度であれば良く、例えば加熱時間は300秒、加熱温度は220度とする。ホットプレートによって所定時間加熱を行った後、シリコン基板1をホットプレート上に置いたまま、Gのカラーフィルタ材料をその上方から輻射熱200によって加熱して、カラーフィルタ50Gを形成する(図4(a))。赤外光の照明中、ホットプレートは加熱されたままでも、加熱されず余熱が残っている状態でもどちらでも良い。赤外光を照明してGのカラーフィルタ材料が固着した後、ホットプレート上からシリコン基板1を取り出す。
【0038】
次に、第一実施形態と同様の工程でRのカラーフィルタ材料をパターニングした後、シリコン基板1をホットプレートからの熱100によって加熱する。この加熱時間及び加熱温度は、Rのカラーフィルタ材料の固着が開始されない程度であれば良く、例えば加熱時間は300秒、加熱温度は220度とする。ホットプレートによって所定時間加熱を行った後、シリコン基板1をホットプレート上に置いたまま、Rのカラーフィルタ材料をその上方から輻射熱200によって加熱して、カラーフィルタ50Rを形成する(図4(b))。赤外光の照明中、ホットプレートは加熱されたままでも、加熱されず余熱が残っている状態でもどちらでも良い。赤外光を照明してRのカラーフィルタ材料が固着した後、ホットプレート上からシリコン基板1を取り出す。
【0039】
次に、第一実施形態と同様の工程でBのカラーフィルタ材料をパターニングした後、シリコン基板1をホットプレートからの熱100によって加熱する。この加熱時間及び加熱温度は、Bのカラーフィルタ材料の固着が開始されない程度であれば良く、例えば加熱時間は300秒、加熱温度は220度とする。ホットプレートによって所定時間加熱を行った後、シリコン基板1をホットプレート上に置いたまま、Bのカラーフィルタ材料をその上方から輻射熱200によって加熱して、カラーフィルタ50Bを形成する(図4(c))。赤外光の照明中、ホットプレートは加熱されたままでも、加熱されず余熱が残っている状態でもどちらでも良い。赤外光を照明してBのカラーフィルタ材料が固着した後、ホットプレート上からシリコン基板1を取り出す。
【0040】
以上の工程により、変形のないカラーフィルタ50R,50G,50Bが第一実施形態よりも短時間で製造される。
【0041】
尚、本実施形態では、ホットプレートによるシリコン基板1の加熱後又は加熱中に、輻射熱200による加熱を開始するようにしているが、輻射熱200による加熱の開始と、ホットプレートによるシリコン基板1の加熱の開始とを同時に行っても同様の効果を得ることができる。この場合、ホットプレートの加熱時間及び加熱温度は、各色のカラーフィルタ材料の固着が開始されない程度のものである必要はない。
【0042】
又、第一及び第二実施形態では、固体撮像素子に搭載するカラーフィルタを例にしたが、本発明のカラーフィルタの製造方法は、固体撮像素子以外にも適用可能である。固体撮像素子の場合は、画素の増大化や微細化が進んでいるため、カラーフィルタの形状を安定化することは非常に重要であり、本発明は、固体撮像素子に適用した場合に、特に効果がある。又、固体撮像素子の場合はCCD型に限らず、MOS型にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の第一実施形態を説明するための固体撮像素子の平面模式図
【図2】図1のA−A線断面模式図
【図3】本発明の第一実施形態を説明するための固体撮像素子のカラーフィルタの製造工程を示す図
【図4】本発明の第二実施形態を説明するための固体撮像素子のカラーフィルタの製造工程を示す図
【図5】固体撮像素子のカラーフィルタの従来の製造工程を示す図
【符号の説明】
【0044】
1 シリコン基板
2 ゲート酸化膜
3a 第1の電極
3b 第2の電極
3 電荷転送電極
5 電極間絶縁膜
6 絶縁膜
71 遮光膜
72 絶縁膜
74 平坦化層
50R,50G,50B カラーフィルタ
100 ホットプレートからの伝導熱
200 ランプアニール装置からの輻射熱

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上方にパターニングされたカラーフィルタ材料を形成する工程と、前記カラーフィルタ材料を固着させる固着工程とを含むカラーフィルタの製造方法であって、
前記固着工程では、前記カラーフィルタ材料上方から前記カラーフィルタ材料を加熱して固着させるカラーフィルタの製造方法。
【請求項2】
請求項1記載のカラーフィルタの製造方法であって、
前記固着工程では、前記カラーフィルタ材料上方からの加熱の開始と同時に、ヒータによる前記基板の加熱を開始するカラーフィルタの製造方法。
【請求項3】
請求項1又は2記載のカラーフィルタの製造方法であって、
前記カラーフィルタ材料上方からの加熱は輻射熱によって行うカラーフィルタの製造方法。
【請求項4】
請求項3記載のカラーフィルタの製造方法であって、
前記固着工程では、前記カラーフィルタ材料上方から赤外光を照明することで、前記カラーフィルタ材料に前記輻射熱を与えるカラーフィルタの製造方法。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか記載の製造方法で製造されたカラーフィルタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−349905(P2006−349905A)
【公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−174834(P2005−174834)
【出願日】平成17年6月15日(2005.6.15)
【出願人】(000005201)富士フイルムホールディングス株式会社 (7,609)
【Fターム(参考)】