カルシウムレセプター活性組成物
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】 骨、腎臓、表皮、甲状腺、副甲状腺または胎盤の組織において細胞内Ca2+の移動を調節するための組成物であって、前記組織は、上皮小体細胞、破骨細胞、腎傍糸球体細胞、近位尿細管細胞、ケラチノサイト、甲状腺傍濾胞細胞および胎盤栄養芽細胞からなる群より選択される1またはそれ以上の細胞を含み、前記組成物は、式:
【化1】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含むことを特徴とする組成物。
【請求項2】 前記組成物が、骨、腎臓、表皮、甲状腺または副甲状腺の組織において細胞内Ca2+の移動を調節するための組成物である、請求項1記載の組成物。
【請求項3】 カルシウムイオン、PTH、イノシトール三リン酸、カルシトニンまたはジアシルグリセロールの異常なレベルにより特徴づけられる疾患を有する患者を治療するための組成物であって、前記組成物は、式:
【化2】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含むことを特徴とする組成物。
【請求項4】 上皮小体細胞、破骨細胞、腎傍糸球体細胞、近位尿細管細胞、ケラチノサイト、甲状腺傍濾胞細胞および胎盤栄養芽細胞からなる群より選択される1またはそれ以上の細胞における異常な細胞外Ca2+濃度または細胞内遊離Ca2+濃度を有する患者を治療するための組成物であって、前記組成物は、式:
【化3】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含むことを特徴とする組成物。
【請求項5】 原発性または二次性副甲状腺機能亢進症を治療するための医薬組成物であって、式:
【化4】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含むことを特徴とする組成物。
【請求項6】 ページェット病を治療するための医薬組成物であって、式:
【化5】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含むことを特徴とする組成物。
【請求項7】 悪性高カルシウム血症を治療するための医薬組成物であって、式:
【化6】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含むことを特徴とする組成物。
【請求項8】 骨粗鬆症を治療するための医薬組成物であって、式:
【化7】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含むことを特徴とする組成物。
【請求項9】 高血圧症を治療するための医薬組成物であって、式:
【化8】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含むことを特徴とする組成物。
【請求項10】 血中PTHレベルを低下させるための医薬組成物であって、式:
【化9】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含むことを特徴とする組成物。
【請求項11】 血中Ca2+レベルを低下させるための医薬組成物であって、式:
【化10】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含むことを特徴とする組成物。
【請求項12】 Alkが、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;R1が、炭素数1−3の低級アルキルであり;そしてR2が、ナフチルまたは1−5個の置換基により置換されていてもよいフェニルであり、R3が、シクロヘキシル、ナフチル、または1−5個の置換基により置換されていてもよいフェニルであり、それぞれのR2およびR3の置換基が、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される、請求項1−11のいずれかに記載の組成物。
【請求項13】 R1がメチルであり、前記化合物がR−フェニルプロピル−α−フェニルエチルアミンである、請求項12記載の組成物。
【請求項14】 R2がメトキシ置換基を有するフェニルである、請求項12記載の組成物。
【請求項15】 前記メトキシ置換基がメタ位にある、請求項14記載の組成物。
【請求項16】 前記化合物が式:
【化11】
[式中、Alkは、炭素数2−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、独立して、ナフチル、シクロヘキシル、または、1個もしくはそれ以上のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1個もしくはそれ以上のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシもしくは炭素数2−4のアシルより独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよいフェニルであり;
但し、R2は非置換フェニル、4−メチル−フェニルまたは4−OH−フェニルではなく;R3は、3,4−ジメトキシ−フェニルではなく;Alkが−CH(CH3)−、−CH(CH2CH3)−、−CH[CH(CH3)2]−または−CH(CH2CH2CH2CH3)−であるとき、R2およびR3の少なくとも一方はナフチルでありかつ他方はOHまたは3−エチル置換基を有しない]で表される化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは複合体である、請求項1−11のいずれかに記載の組成物。
【請求項17】 前記化合物が、式:
【化12】
[式中、Alkは、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、炭素数1−3の低級アルキルであり;そしてR2およびR3は、ナフチル、シクロヘキシル、および、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシまたは炭素数2−4のアシルから独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよいフェニルから独立して選択される]で表される化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは複合体である、請求項1−11のいずれかに記載の組成物。
【請求項18】 Alkがn−プロピレンである、請求項17記載の組成物。
【請求項19】 R1がメチルである、請求項17記載の組成物。
【請求項20】 R2およびR3が任意に置換されていてもよいフェニルから独立して選択される、請求項17記載の組成物。
【請求項21】 Alkがn−プロピレンであり、R1がメチルであり、R2がアルコキシで置換されているフェニルであり、R3がハロゲンで置換されていてもよいフェニルである、請求項17記載の組成物。
【請求項22】 前記化合物が、NPS R−467((R)−N−(3−フェニルプロピル)−1−(3−メトキシフェニル)エチルアミン)、またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体である、請求項21記載の組成物。
【請求項23】 前記化合物が、NPS R−568((R)−N−(3−(2−クロロフェニル)プロピル)−1−(3−メトキシフェニル)エチルアミン)、またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体である、請求項21記載の組成物。
【請求項24】 前記化合物が、fura−2を負荷したウシ上皮小体における細胞内遊離Ca2+濃度を測定するアッセイを用いて測定したときに、5μM以下のEC50で細胞内遊離Ca2+濃度の増加を引き起こしうる、請求項1−23のいずれかに記載の組成物。
【請求項25】 上皮小体細胞、破骨細胞、腎傍糸球体細胞、近位尿細管細胞、ケラチノサイト、甲状腺傍濾胞細胞および胎盤栄養芽細胞からなる群より選択される1またはそれ以上の細胞における異常な細胞外Ca2+濃度または細胞内遊離Ca2+濃度を有するヒト以外の動物を治療する方法であって、有効量の式:
【化13】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含む組成物を前記動物に投与することを含む方法。
【請求項26】 前記化合物が、次式:
【化14】
[式中、Alkは、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、炭素数1−3の低級アルキルであり;そしてR2およびR3は、ナフチル、シクロヘキシル、および、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシまたは炭素数2−4のアシルから独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよいフェニルから独立して選択される]で表される化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは複合体である、請求項25記載の方法。
【請求項27】 Alkがn−プロピレンであり、R1がメチルであり、R2がアルコキシで置換されているフェニルであり、R3がハロゲンで置換されていてもよいフェニルである、請求項26記載の方法。
【請求項28】 前記化合物が、NPS R−467((R)−N−(3−フェニルプロピル)−1−(3−メトキシフェニル)エチルアミン)、もしくはNPS R−568((R)−N−(3−(2−クロロフェニル)プロピル)−1−(3−メトキシフェニル)エチルアミン)、またはこれらの薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体である、請求項27記載の方法。
【請求項1】 骨、腎臓、表皮、甲状腺、副甲状腺または胎盤の組織において細胞内Ca2+の移動を調節するための組成物であって、前記組織は、上皮小体細胞、破骨細胞、腎傍糸球体細胞、近位尿細管細胞、ケラチノサイト、甲状腺傍濾胞細胞および胎盤栄養芽細胞からなる群より選択される1またはそれ以上の細胞を含み、前記組成物は、式:
【化1】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含むことを特徴とする組成物。
【請求項2】 前記組成物が、骨、腎臓、表皮、甲状腺または副甲状腺の組織において細胞内Ca2+の移動を調節するための組成物である、請求項1記載の組成物。
【請求項3】 カルシウムイオン、PTH、イノシトール三リン酸、カルシトニンまたはジアシルグリセロールの異常なレベルにより特徴づけられる疾患を有する患者を治療するための組成物であって、前記組成物は、式:
【化2】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含むことを特徴とする組成物。
【請求項4】 上皮小体細胞、破骨細胞、腎傍糸球体細胞、近位尿細管細胞、ケラチノサイト、甲状腺傍濾胞細胞および胎盤栄養芽細胞からなる群より選択される1またはそれ以上の細胞における異常な細胞外Ca2+濃度または細胞内遊離Ca2+濃度を有する患者を治療するための組成物であって、前記組成物は、式:
【化3】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含むことを特徴とする組成物。
【請求項5】 原発性または二次性副甲状腺機能亢進症を治療するための医薬組成物であって、式:
【化4】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含むことを特徴とする組成物。
【請求項6】 ページェット病を治療するための医薬組成物であって、式:
【化5】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含むことを特徴とする組成物。
【請求項7】 悪性高カルシウム血症を治療するための医薬組成物であって、式:
【化6】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含むことを特徴とする組成物。
【請求項8】 骨粗鬆症を治療するための医薬組成物であって、式:
【化7】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含むことを特徴とする組成物。
【請求項9】 高血圧症を治療するための医薬組成物であって、式:
【化8】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含むことを特徴とする組成物。
【請求項10】 血中PTHレベルを低下させるための医薬組成物であって、式:
【化9】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含むことを特徴とする組成物。
【請求項11】 血中Ca2+レベルを低下させるための医薬組成物であって、式:
【化10】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含むことを特徴とする組成物。
【請求項12】 Alkが、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;R1が、炭素数1−3の低級アルキルであり;そしてR2が、ナフチルまたは1−5個の置換基により置換されていてもよいフェニルであり、R3が、シクロヘキシル、ナフチル、または1−5個の置換基により置換されていてもよいフェニルであり、それぞれのR2およびR3の置換基が、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される、請求項1−11のいずれかに記載の組成物。
【請求項13】 R1がメチルであり、前記化合物がR−フェニルプロピル−α−フェニルエチルアミンである、請求項12記載の組成物。
【請求項14】 R2がメトキシ置換基を有するフェニルである、請求項12記載の組成物。
【請求項15】 前記メトキシ置換基がメタ位にある、請求項14記載の組成物。
【請求項16】 前記化合物が式:
【化11】
[式中、Alkは、炭素数2−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、独立して、ナフチル、シクロヘキシル、または、1個もしくはそれ以上のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1個もしくはそれ以上のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシもしくは炭素数2−4のアシルより独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよいフェニルであり;
但し、R2は非置換フェニル、4−メチル−フェニルまたは4−OH−フェニルではなく;R3は、3,4−ジメトキシ−フェニルではなく;Alkが−CH(CH3)−、−CH(CH2CH3)−、−CH[CH(CH3)2]−または−CH(CH2CH2CH2CH3)−であるとき、R2およびR3の少なくとも一方はナフチルでありかつ他方はOHまたは3−エチル置換基を有しない]で表される化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは複合体である、請求項1−11のいずれかに記載の組成物。
【請求項17】 前記化合物が、式:
【化12】
[式中、Alkは、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、炭素数1−3の低級アルキルであり;そしてR2およびR3は、ナフチル、シクロヘキシル、および、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシまたは炭素数2−4のアシルから独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよいフェニルから独立して選択される]で表される化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは複合体である、請求項1−11のいずれかに記載の組成物。
【請求項18】 Alkがn−プロピレンである、請求項17記載の組成物。
【請求項19】 R1がメチルである、請求項17記載の組成物。
【請求項20】 R2およびR3が任意に置換されていてもよいフェニルから独立して選択される、請求項17記載の組成物。
【請求項21】 Alkがn−プロピレンであり、R1がメチルであり、R2がアルコキシで置換されているフェニルであり、R3がハロゲンで置換されていてもよいフェニルである、請求項17記載の組成物。
【請求項22】 前記化合物が、NPS R−467((R)−N−(3−フェニルプロピル)−1−(3−メトキシフェニル)エチルアミン)、またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体である、請求項21記載の組成物。
【請求項23】 前記化合物が、NPS R−568((R)−N−(3−(2−クロロフェニル)プロピル)−1−(3−メトキシフェニル)エチルアミン)、またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体である、請求項21記載の組成物。
【請求項24】 前記化合物が、fura−2を負荷したウシ上皮小体における細胞内遊離Ca2+濃度を測定するアッセイを用いて測定したときに、5μM以下のEC50で細胞内遊離Ca2+濃度の増加を引き起こしうる、請求項1−23のいずれかに記載の組成物。
【請求項25】 上皮小体細胞、破骨細胞、腎傍糸球体細胞、近位尿細管細胞、ケラチノサイト、甲状腺傍濾胞細胞および胎盤栄養芽細胞からなる群より選択される1またはそれ以上の細胞における異常な細胞外Ca2+濃度または細胞内遊離Ca2+濃度を有するヒト以外の動物を治療する方法であって、有効量の式:
【化13】
[式中、Alkは、フェニルで置換されていてもよい、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、1−7個のハロゲン原子により置換されている炭素数1−3の低級アルキルまたは炭素数1−3の低級アルキルであり;
R2およびR3は、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、アミド、炭素数1−3の低級アルキルアミド、シアノ、ヒドロキシ、炭素数2−4のアシル、炭素数1−3の低級チオアルキル、および炭素数1−3の低級ヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよい、5員環もしくは6員環を有する単環もしくは二環の炭素環式アリールもしくはシクロアルキル基から独立して選択される;
ただし、N−(1−フェニルエチル)−3,3−ジフェニルプロピルアミンは除かれる]で表される化合物またはその薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体、および薬学的に許容される担体を含む組成物を前記動物に投与することを含む方法。
【請求項26】 前記化合物が、次式:
【化14】
[式中、Alkは、炭素数1−6の直鎖または分枝鎖のアルキレンであり;
R1は、炭素数1−3の低級アルキルであり;そしてR2およびR3は、ナフチル、シクロヘキシル、および、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルキル、1−7個のハロゲン原子により置換されていてもよい炭素数1−3の低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシまたは炭素数2−4のアシルから独立して選択される1−5個の置換基で任意に置換されていてもよいフェニルから独立して選択される]で表される化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは複合体である、請求項25記載の方法。
【請求項27】 Alkがn−プロピレンであり、R1がメチルであり、R2がアルコキシで置換されているフェニルであり、R3がハロゲンで置換されていてもよいフェニルである、請求項26記載の方法。
【請求項28】 前記化合物が、NPS R−467((R)−N−(3−フェニルプロピル)−1−(3−メトキシフェニル)エチルアミン)、もしくはNPS R−568((R)−N−(3−(2−クロロフェニル)プロピル)−1−(3−メトキシフェニル)エチルアミン)、またはこれらの薬学的に許容される酸付加塩もしくは複合体である、請求項27記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図6】
【図4】
【図13】
【図59】
【図5】
【図25】
【図55】
【図7】
【図8】
【図20】
【図10】
【図9】
【図17】
【図11】
【図12】
【図14】
【図27】
【図45】
【図63】
【図15】
【図18】
【図16】
【図19】
【図36】
【図21】
【図22】
【図23】
【図40】
【図41】
【図24】
【図44】
【図26】
【図30】
【図28】
【図29】
【図53】
【図61】
【図43】
【図31】
【図32】
【図34】
【図33】
【図35】
【図49】
【図37】
【図51】
【図38】
【図39】
【図57】
【図58】
【図42】
【図46】
【図48】
【図47】
【図62】
【図50】
【図60】
【図52】
【図54】
【図64】
【図56】
【図66】
【図69】
【図65】
【図67】
【図68】
【図71】
【図70】
【図2】
【図3】
【図6】
【図4】
【図13】
【図59】
【図5】
【図25】
【図55】
【図7】
【図8】
【図20】
【図10】
【図9】
【図17】
【図11】
【図12】
【図14】
【図27】
【図45】
【図63】
【図15】
【図18】
【図16】
【図19】
【図36】
【図21】
【図22】
【図23】
【図40】
【図41】
【図24】
【図44】
【図26】
【図30】
【図28】
【図29】
【図53】
【図61】
【図43】
【図31】
【図32】
【図34】
【図33】
【図35】
【図49】
【図37】
【図51】
【図38】
【図39】
【図57】
【図58】
【図42】
【図46】
【図48】
【図47】
【図62】
【図50】
【図60】
【図52】
【図54】
【図64】
【図56】
【図66】
【図69】
【図65】
【図67】
【図68】
【図71】
【図70】
【特許番号】第2860285号
【登録日】平成10年(1998)12月4日
【発行日】平成11年(1999)2月24日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平8−232130
【分割の表示】特願平5−504650の分割
【出願日】平成4年(1992)8月21日
【公開番号】特開平9−328420
【公開日】平成9年(1997)12月22日
【審査請求日】平成8年(1996)9月2日
【早期審査対象出願】早期審査対象出願
【出願人】(596099583)エヌピーエス・ファーマシウティカルズ・インコーポレイテッド (9)
【氏名又は名称原語表記】NPS Pharmaceuticals, Inc.
【住所又は居所原語表記】420 Chipeta Way,Salt Lake City,Utah 84108,United States of America
【参考文献】
【文献】特開 昭54−163543(JP,A)
【文献】特開 昭55−55147(JP,A)
【文献】国際公開91/853(WO,A1)
【文献】Proc.Natl.Acad.Sci.USA,80(8)(1983)p.2356−2360
【文献】Circ.Res.,52(2)(1983)p.226−231
【文献】Quant.Struct.−Act.Relat.,8(4)(1989)p.259−265
【文献】Eur.J.Drug Metabolism and Pharmacokinetics,7(2)(1982)p.105−110
【登録日】平成10年(1998)12月4日
【発行日】平成11年(1999)2月24日
【国際特許分類】
【分割の表示】特願平5−504650の分割
【出願日】平成4年(1992)8月21日
【公開番号】特開平9−328420
【公開日】平成9年(1997)12月22日
【審査請求日】平成8年(1996)9月2日
【早期審査対象出願】早期審査対象出願
【出願人】(596099583)エヌピーエス・ファーマシウティカルズ・インコーポレイテッド (9)
【氏名又は名称原語表記】NPS Pharmaceuticals, Inc.
【住所又は居所原語表記】420 Chipeta Way,Salt Lake City,Utah 84108,United States of America
【参考文献】
【文献】特開 昭54−163543(JP,A)
【文献】特開 昭55−55147(JP,A)
【文献】国際公開91/853(WO,A1)
【文献】Proc.Natl.Acad.Sci.USA,80(8)(1983)p.2356−2360
【文献】Circ.Res.,52(2)(1983)p.226−231
【文献】Quant.Struct.−Act.Relat.,8(4)(1989)p.259−265
【文献】Eur.J.Drug Metabolism and Pharmacokinetics,7(2)(1982)p.105−110
[ Back to top ]