カーテン用ウェイト及びカーテン
【課題】 カーテンをリサイクルする際にウェイトを取り外すことなく、カーテン生地と共にリサイクル可能なカーテン用ウェイトを提供する。
【解決手段】 合成樹脂製部材2が布3に包まれた合成樹脂製カーテン用ウェイト1とする。合成樹脂製部材2はPET(ポリエチレンテレフタレート)などのポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂などが好適に使用できる。特に、カーテン生地とウェイト1の材質を同質とすることで、よりリサイクル性を向上できるものである。例えば、カーテン生地がポリエステル製であれば、ウェイトの部材をPET樹脂などにすればよく、カーテン生地がアクリル製であれば、ウェイトの部材をポリアミド樹脂などにすればよい。
【解決手段】 合成樹脂製部材2が布3に包まれた合成樹脂製カーテン用ウェイト1とする。合成樹脂製部材2はPET(ポリエチレンテレフタレート)などのポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂などが好適に使用できる。特に、カーテン生地とウェイト1の材質を同質とすることで、よりリサイクル性を向上できるものである。例えば、カーテン生地がポリエステル製であれば、ウェイトの部材をPET樹脂などにすればよく、カーテン生地がアクリル製であれば、ウェイトの部材をポリアミド樹脂などにすればよい。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーテンの裾部に取り付けられるカーテン用ウェイトに関し、より詳しくは、ウェイト本体を合成樹脂製としてリサイクル性を向上させたカーテン用ウェイトに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、閉じた状態でのカーテンの見栄えをよくするために、鉛、鉄やステンレスなどの金属製の板状部材を不織布などの布で包まれたカーテン用ウェイトをカーテンの隅部に取り付けられていることがある。あるいは、金属製の円柱状部材が間隔をおいてスリーブ紐の内部に配置されたカーテン用ウェイトがカーテンの裾部に沿うように取り付けられることもある。
【0003】
ウェイトの重みによりカーテンの揺れを抑えると共に、カーテンを波打った状態にすることができ、閉じた状態でのカーテンの見栄えがよくなる。例えば、従来のカーテン用ウェイトとしては、特許文献1に開示されたカーテン用ウェイトがある。
【特許文献1】特開2003−245193号公報。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、循環型社会に対応すべく、カーテンをリサイクルする必要性が益々高まっている。しかしながら、かかる従来のウェイトは金属製であるため、カーテンをリサイクルする際にウェイトを取り外す必要が生じ、作業工程が煩雑となる問題があった。
【0005】
従って、本発明の目的は、カーテンをリサイクルする際にウェイトを取り外すことなく、カーテンと共にリサイクル可能なカーテン用ウェイトを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、鋭意研究を重ねた結果、請求項1の発明は、合成樹脂製部材からなる合成樹脂製カーテン用ウェイトとした。
【0007】
また、請求項2の発明は、合成樹脂製部材が布に包まれた合成樹脂製カーテン用ウェイトとした。
【0008】
従来ウェイトに使用されてきた金属製の板状部材の代わりに合成樹脂製部材を使用することで、カーテンと共にリサイクル可能なカーテン用ウェイトが実現できる。合成樹脂の材料は特に限定されないが、PET(ポリエチレンテレフタレート)などのポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂などが好適に使用できる。
【0009】
合成樹脂部材からなるカーテン用ウェイトの場合、カーテンの下隅部の縫製時に、カーテン生地を三つ折りや二つ折りした部分に挿入して取り付けられる。合成樹脂製部材が布に包まれたカーテン用ウェイトの場合、同様にカーテンの下隅部に取り付けられるが、布をカーテン生地と縫製することにより、ウェイトが動くことなく固定される。
【0010】
請求項3の発明は、複数の合成樹脂製部材が間隔をおいてスリーブ紐の内部に配置された合成樹脂製カーテン用ウェイトとした。
【0011】
同様に、スリーブ紐の内部に複数の部材が間隔をおいて配置されたウェイトにおいて、円柱状の金属製部材の代わりに、合成樹脂製部材を使用することで、カーテンと共にリサイクル可能なカーテン用ウェイトが実現できる。
【0012】
請求項1乃至3に係る発明では、合成樹脂の材料は特に限定されないが、PET(ポリエチレンテレフタレート)などのポリエステル系樹脂、ポリアクリルニトリルなどのアクリル系樹脂などが好適に使用できる。また、ウェイトに使用される布やスリーブ紐をも合成繊維製とすることで、更にリサイクル性を向上させることができる。
【0013】
請求項4の発明は、請求項1又は2に記載のカーテン用ウェイトが少なくとも下隅部に取り付けられたカーテンとした。
【0014】
請求項5の発明は、請求項3に記載のカーテン用ウェイトが裾部に取り付けられたカーテンとした。
【0015】
請求項4又は5に係る発明では、上記のカーテン用ウェイトが取り付けられている。その結果、カーテンを閉じたときにカーテンの波打ちが維持され見栄えのよい状態が維持できる。しかも、リサイクルする際に、カーテンからウェイトを取り外す必要がない。
【0016】
請求項6の発明は、カーテン生地が合成繊維製であって、前記合成樹脂部材の材質と同質である請求項4又は5に記載のカーテンとした。
【0017】
特に、カーテン生地と合成樹脂部材の材質を同質とすることで、よりリサイクル性を向上できるものである。例えば、カーテン生地がポリエステル繊維製であれば、ウェイトの合成樹脂部材をPET樹脂などにすればよく、カーテン生地がアクリル製であれば、ウェイトの合成樹脂部材をポリアミド樹脂などにすればよい。
【発明の効果】
【0018】
以上述べたように、本発明のカーテン用ウェイトは合成樹脂製であるので、カーテンから取り外すことなくリサイクル可能となる。その結果、リサイクル時の作業工程を簡略化することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は本発明に係るカーテン用ウェイトの実施形態を示す概略図である。図1(a)は合成樹脂部材を、図1(b)は合成樹脂部材が布に包まれたカーテン用ウェイトの全体を示す。2はウェイトに使用される合成樹脂部材で、略長方形の板状である。取り付け時の挿入が容易になるように角部2aが丸められている。
【0020】
合成樹脂部材2だけでもカーテン用ウェイトとして機能する。カーテンの下隅部の三つ折り部や二つ折り部に合成樹脂部材2を挿入すればよい。この場合、挿入を容易にするために、合成樹脂部材2の厚さをテーパー状に変化させてもよい。
【0021】
更に、カーテン開閉時における、ウェイトの動きを抑えるために、合成樹脂部材2を布で包み、該布をカーテンの下隅部の三つ折り部に縫い付けるほうがより好ましい。
【0022】
すなわち、図1(b)に示すように、布3で合成樹脂部材2を包み、合成樹脂部材2を囲む3辺(図中、斜線で示す部分)を閉じた構成とすることが好ましい。耳部3aをカーテンと一緒に縫製することでカーテン用ウェイト1が固定される。布3の材質は特に限定されないが、PETなどの熱溶着可能な不織布であれば、縫製することなく熱溶着で合成樹脂部材2を封止することができる。
【0023】
なお、図1(c)に示すA−A断面図のように、耳部3aが合成樹脂部材2のいずれかの面と同一面を形成するように包むことが好ましい。カーテンの表面にウェイトに突起が形成されなくなり見栄えがよくなる。
【0024】
また、合成樹脂製部材2の形状は、略長方形の板状の他、円柱状や角柱状などの形状であってもよい。また、合成樹脂であるため、意匠性を持たせた形状に容易に加工することもできる。ウェイト1の重さは6g以上あればよい。
【0025】
図2は、本発明に係るカーテン用ウェイトの他の実施形態を示す概略図である。複数の合成樹脂製部材12が間隔をおいてスリーブ紐13の内部に配置された合成樹脂製カーテン用ウェイト1で、カーテンの裾部に沿って取り付けられる。スリーブ紐13は複数の糸で組まれた紐であり、伸びると紐が収縮するのでくびれ部13aが形成され、合成樹脂製部材12が間隔をおいてスリーブ紐13の内部に固定される。合成樹脂製部材12は円柱状の他、球状や楕円球状であってもよい。
【0026】
以上述べた2つの実施形態において、合成樹脂製部材2、12の材質は特に限定されないが、リサイクル性を考慮すれば、PETに代表されるポリエステル系樹脂が好ましい。また、布3やスリーブ紐13もポリエステル系の繊維であればより好ましい
【0027】
次に、本発明係るカーテン用ウェイトが取り付けられたカーテンについて説明する。図3(a)では、カーテン20の裾部20aが三つ折りされ、糸30で縫製されている。更に、図3(b)で、カーテン20が縦方向に折られ糸30により縫製されるが、ウェイト1を挟むと共に、耳部3aを同時に縫うことで、ウェイト1が固定される。
【0028】
別の方法では、図3(c)で、カーテン20が縦方向に折られ糸30により縫製されるが、ウェイト1を挟むと共に耳部3aを同時に縫う。次に、図3(d)で、カーテン20の裾部20aが三つ折りされ、糸30で縫製され、ウェイト1が固定される。
【0029】
図4はカーテン用ウェイト11をカーテン20に取り付けた様子を示す図である。カーテン用ウェイト11は、カーテン20の裾部20aに糸30で縫い付けられている。図では、オーバーロック縫いで縫い付けられているが、他の縫い付け方法でも構わない。
【0030】
このように、カーテン20の生地と合成樹脂部材2、12の材質を同質とすることで、よりリサイクル性を向上できるものである。例えば、カーテン20の生地がポリエステル繊維製であれば、ウェイト1、11の合成樹脂部材2、12をPET樹脂などにすればよく、カーテン20の生地がアクリル製であれば、ウェイト1、11の合成樹脂部材2、12をポリアミド樹脂などにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】(a)は合成樹脂部材を、(b)は合成樹脂部材が布に包まれたカーテン用ウェイトの全体を示す。(c)は(b)のA−A断面図である。
【図2】本発明に係るカーテン用ウェイトの他の実施形態を示す概略図である。
【図3】(a)〜(d)は本発明に係るカーテン用ウェイトを取り付けた様子を示す図である。
【図4】図2に示したカーテン用ウェイトを取り付けた様子を示す図である。
【符号の説明】
【0032】
1、11 カーテン用ウェイト
2、12 合成樹脂部材
3 布
13 スリーブ紐
20 カーテン
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーテンの裾部に取り付けられるカーテン用ウェイトに関し、より詳しくは、ウェイト本体を合成樹脂製としてリサイクル性を向上させたカーテン用ウェイトに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、閉じた状態でのカーテンの見栄えをよくするために、鉛、鉄やステンレスなどの金属製の板状部材を不織布などの布で包まれたカーテン用ウェイトをカーテンの隅部に取り付けられていることがある。あるいは、金属製の円柱状部材が間隔をおいてスリーブ紐の内部に配置されたカーテン用ウェイトがカーテンの裾部に沿うように取り付けられることもある。
【0003】
ウェイトの重みによりカーテンの揺れを抑えると共に、カーテンを波打った状態にすることができ、閉じた状態でのカーテンの見栄えがよくなる。例えば、従来のカーテン用ウェイトとしては、特許文献1に開示されたカーテン用ウェイトがある。
【特許文献1】特開2003−245193号公報。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、循環型社会に対応すべく、カーテンをリサイクルする必要性が益々高まっている。しかしながら、かかる従来のウェイトは金属製であるため、カーテンをリサイクルする際にウェイトを取り外す必要が生じ、作業工程が煩雑となる問題があった。
【0005】
従って、本発明の目的は、カーテンをリサイクルする際にウェイトを取り外すことなく、カーテンと共にリサイクル可能なカーテン用ウェイトを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、鋭意研究を重ねた結果、請求項1の発明は、合成樹脂製部材からなる合成樹脂製カーテン用ウェイトとした。
【0007】
また、請求項2の発明は、合成樹脂製部材が布に包まれた合成樹脂製カーテン用ウェイトとした。
【0008】
従来ウェイトに使用されてきた金属製の板状部材の代わりに合成樹脂製部材を使用することで、カーテンと共にリサイクル可能なカーテン用ウェイトが実現できる。合成樹脂の材料は特に限定されないが、PET(ポリエチレンテレフタレート)などのポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂などが好適に使用できる。
【0009】
合成樹脂部材からなるカーテン用ウェイトの場合、カーテンの下隅部の縫製時に、カーテン生地を三つ折りや二つ折りした部分に挿入して取り付けられる。合成樹脂製部材が布に包まれたカーテン用ウェイトの場合、同様にカーテンの下隅部に取り付けられるが、布をカーテン生地と縫製することにより、ウェイトが動くことなく固定される。
【0010】
請求項3の発明は、複数の合成樹脂製部材が間隔をおいてスリーブ紐の内部に配置された合成樹脂製カーテン用ウェイトとした。
【0011】
同様に、スリーブ紐の内部に複数の部材が間隔をおいて配置されたウェイトにおいて、円柱状の金属製部材の代わりに、合成樹脂製部材を使用することで、カーテンと共にリサイクル可能なカーテン用ウェイトが実現できる。
【0012】
請求項1乃至3に係る発明では、合成樹脂の材料は特に限定されないが、PET(ポリエチレンテレフタレート)などのポリエステル系樹脂、ポリアクリルニトリルなどのアクリル系樹脂などが好適に使用できる。また、ウェイトに使用される布やスリーブ紐をも合成繊維製とすることで、更にリサイクル性を向上させることができる。
【0013】
請求項4の発明は、請求項1又は2に記載のカーテン用ウェイトが少なくとも下隅部に取り付けられたカーテンとした。
【0014】
請求項5の発明は、請求項3に記載のカーテン用ウェイトが裾部に取り付けられたカーテンとした。
【0015】
請求項4又は5に係る発明では、上記のカーテン用ウェイトが取り付けられている。その結果、カーテンを閉じたときにカーテンの波打ちが維持され見栄えのよい状態が維持できる。しかも、リサイクルする際に、カーテンからウェイトを取り外す必要がない。
【0016】
請求項6の発明は、カーテン生地が合成繊維製であって、前記合成樹脂部材の材質と同質である請求項4又は5に記載のカーテンとした。
【0017】
特に、カーテン生地と合成樹脂部材の材質を同質とすることで、よりリサイクル性を向上できるものである。例えば、カーテン生地がポリエステル繊維製であれば、ウェイトの合成樹脂部材をPET樹脂などにすればよく、カーテン生地がアクリル製であれば、ウェイトの合成樹脂部材をポリアミド樹脂などにすればよい。
【発明の効果】
【0018】
以上述べたように、本発明のカーテン用ウェイトは合成樹脂製であるので、カーテンから取り外すことなくリサイクル可能となる。その結果、リサイクル時の作業工程を簡略化することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は本発明に係るカーテン用ウェイトの実施形態を示す概略図である。図1(a)は合成樹脂部材を、図1(b)は合成樹脂部材が布に包まれたカーテン用ウェイトの全体を示す。2はウェイトに使用される合成樹脂部材で、略長方形の板状である。取り付け時の挿入が容易になるように角部2aが丸められている。
【0020】
合成樹脂部材2だけでもカーテン用ウェイトとして機能する。カーテンの下隅部の三つ折り部や二つ折り部に合成樹脂部材2を挿入すればよい。この場合、挿入を容易にするために、合成樹脂部材2の厚さをテーパー状に変化させてもよい。
【0021】
更に、カーテン開閉時における、ウェイトの動きを抑えるために、合成樹脂部材2を布で包み、該布をカーテンの下隅部の三つ折り部に縫い付けるほうがより好ましい。
【0022】
すなわち、図1(b)に示すように、布3で合成樹脂部材2を包み、合成樹脂部材2を囲む3辺(図中、斜線で示す部分)を閉じた構成とすることが好ましい。耳部3aをカーテンと一緒に縫製することでカーテン用ウェイト1が固定される。布3の材質は特に限定されないが、PETなどの熱溶着可能な不織布であれば、縫製することなく熱溶着で合成樹脂部材2を封止することができる。
【0023】
なお、図1(c)に示すA−A断面図のように、耳部3aが合成樹脂部材2のいずれかの面と同一面を形成するように包むことが好ましい。カーテンの表面にウェイトに突起が形成されなくなり見栄えがよくなる。
【0024】
また、合成樹脂製部材2の形状は、略長方形の板状の他、円柱状や角柱状などの形状であってもよい。また、合成樹脂であるため、意匠性を持たせた形状に容易に加工することもできる。ウェイト1の重さは6g以上あればよい。
【0025】
図2は、本発明に係るカーテン用ウェイトの他の実施形態を示す概略図である。複数の合成樹脂製部材12が間隔をおいてスリーブ紐13の内部に配置された合成樹脂製カーテン用ウェイト1で、カーテンの裾部に沿って取り付けられる。スリーブ紐13は複数の糸で組まれた紐であり、伸びると紐が収縮するのでくびれ部13aが形成され、合成樹脂製部材12が間隔をおいてスリーブ紐13の内部に固定される。合成樹脂製部材12は円柱状の他、球状や楕円球状であってもよい。
【0026】
以上述べた2つの実施形態において、合成樹脂製部材2、12の材質は特に限定されないが、リサイクル性を考慮すれば、PETに代表されるポリエステル系樹脂が好ましい。また、布3やスリーブ紐13もポリエステル系の繊維であればより好ましい
【0027】
次に、本発明係るカーテン用ウェイトが取り付けられたカーテンについて説明する。図3(a)では、カーテン20の裾部20aが三つ折りされ、糸30で縫製されている。更に、図3(b)で、カーテン20が縦方向に折られ糸30により縫製されるが、ウェイト1を挟むと共に、耳部3aを同時に縫うことで、ウェイト1が固定される。
【0028】
別の方法では、図3(c)で、カーテン20が縦方向に折られ糸30により縫製されるが、ウェイト1を挟むと共に耳部3aを同時に縫う。次に、図3(d)で、カーテン20の裾部20aが三つ折りされ、糸30で縫製され、ウェイト1が固定される。
【0029】
図4はカーテン用ウェイト11をカーテン20に取り付けた様子を示す図である。カーテン用ウェイト11は、カーテン20の裾部20aに糸30で縫い付けられている。図では、オーバーロック縫いで縫い付けられているが、他の縫い付け方法でも構わない。
【0030】
このように、カーテン20の生地と合成樹脂部材2、12の材質を同質とすることで、よりリサイクル性を向上できるものである。例えば、カーテン20の生地がポリエステル繊維製であれば、ウェイト1、11の合成樹脂部材2、12をPET樹脂などにすればよく、カーテン20の生地がアクリル製であれば、ウェイト1、11の合成樹脂部材2、12をポリアミド樹脂などにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】(a)は合成樹脂部材を、(b)は合成樹脂部材が布に包まれたカーテン用ウェイトの全体を示す。(c)は(b)のA−A断面図である。
【図2】本発明に係るカーテン用ウェイトの他の実施形態を示す概略図である。
【図3】(a)〜(d)は本発明に係るカーテン用ウェイトを取り付けた様子を示す図である。
【図4】図2に示したカーテン用ウェイトを取り付けた様子を示す図である。
【符号の説明】
【0032】
1、11 カーテン用ウェイト
2、12 合成樹脂部材
3 布
13 スリーブ紐
20 カーテン
【特許請求の範囲】
【請求項1】
合成樹脂製部材からなる合成樹脂製カーテン用ウェイト。
【請求項2】
合成樹脂製部材が布に包まれた合成樹脂製カーテン用ウェイト。
【請求項3】
複数の合成樹脂製部材が間隔をおいてスリーブ紐の内部に配置された合成樹脂製カーテン用ウェイト。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のカーテン用ウェイトが少なくとも下隅部に取り付けられたカーテン。
【請求項5】
請求項3に記載のカーテン用ウェイトが裾部に取り付けられたカーテン。
【請求項6】
カーテン生地が合成繊維製であって、前記合成樹脂部材の材質と同質である請求項4又は5に記載のカーテン。
【請求項1】
合成樹脂製部材からなる合成樹脂製カーテン用ウェイト。
【請求項2】
合成樹脂製部材が布に包まれた合成樹脂製カーテン用ウェイト。
【請求項3】
複数の合成樹脂製部材が間隔をおいてスリーブ紐の内部に配置された合成樹脂製カーテン用ウェイト。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のカーテン用ウェイトが少なくとも下隅部に取り付けられたカーテン。
【請求項5】
請求項3に記載のカーテン用ウェイトが裾部に取り付けられたカーテン。
【請求項6】
カーテン生地が合成繊維製であって、前記合成樹脂部材の材質と同質である請求項4又は5に記載のカーテン。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図2】
【図3】
【図4】
【公開番号】特開2006−141730(P2006−141730A)
【公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−336531(P2004−336531)
【出願日】平成16年11月19日(2004.11.19)
【出願人】(000147132)ユニテックパロマ株式会社 (8)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年11月19日(2004.11.19)
【出願人】(000147132)ユニテックパロマ株式会社 (8)
【Fターム(参考)】
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