説明

カードリーダ

【課題】制御用基板が配置されるカード処理部への水の侵入を抑制することが可能なカードリーダを提供すること。
【解決手段】カードリーダ1は、制御用基板10が配置されるとともにカード2に記録された情報の再生および/またはカード2への情報の記録を行うカード処理部3と、カード2が挿入されるカード挿入口4が形成されるカード挿入部5とを備えている。カード挿入部5には、カード挿入口4から挿入されるカード2がカード処理部3に向かって通過するカード通過路と、カード通過路に繋がる排水用の排水孔13dとが形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カードに対して情報の再生や記録を行うカードリーダに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、屋外に設置されて使用されるカードリーダとして、カードリーダ内の磁気ヘッドの誤動作を防止するための雨水侵入防止装置を備えるカードリーダが知られている(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載のカードリーダでは、雨水侵入防止装置は、互いに対向配置されるゴム製の固定ローラおよび可変ローラと、固定ローラの下方に配置されるシュータとを備えており、固定ローラ、可変ローラおよびシュータは、カードリーダの本体の内部に配置されている。
【0003】
このカードリーダは、カードの挿入、抜き取りを行うカード挿脱口から挿入されたカードが固定ローラと可変ローラとの間を通過するように構成されており、固定ローラと可変ローラとによって拭き払われた雨水は、シュータへ落下して、シュータに沿って、カードリーダ本体の外部へ排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平7−262323号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のカードリーダでは、固定ローラ、可変ローラおよびシュータが本体の内部に配置されており、本体内に一旦入った水が外部へ排出されている。すなわち、このカードリーダでは、本体内に水が侵入してしまう。したがって、このカードリーダでは、本体内に設置される制御用基板に水が付着しやすくなり、制御用基板で短絡が発生するおそれがある。
【0006】
そこで、本発明の課題は、制御用基板が配置されるカード処理部への水の侵入を抑制することが可能なカードリーダを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明のカードリーダは、制御用基板が配置されるとともにカードに記録された情報の再生および/またはカードへの情報の記録を行うカード処理部と、カードが挿入されるカード挿入口が形成されるカード挿入部とを備え、カード挿入部には、カード挿入口から挿入されるカードがカード処理部に向かって通過するカード通過路と、挿入されるカードに付着した水等を排出するためにカード通過路に繋がる排水用の排水孔とが形成されていることを特徴とする。
【0008】
本発明のカードリーダでは、排水用の排水孔が、カード処理部に向かってカードが通過するカード通過路に繋がるように形成されている。そのため、カード挿入口から挿入されるカードに付着した水等のカード挿入口からカード通過路に侵入する水を排水孔からカードリーダの外部に排出することが可能になる。したがって、本発明では、制御用基板が配置されるカード処理部への水の侵入を抑制することが可能になる。
【0009】
本発明において、カード通過路には、カード通過路を通過するカードとカード通過路との間の摩擦抵抗を軽減するための複数の突起部が形成され、複数の突起部は、カード通過路を通過するカードの厚さ方向とカードの通過方向とに略直交するカードの幅方向において所定の間隔をあけた状態で、通過方向に沿って形成され、排水孔は、突起部の間に形成されていることが好ましい。このように構成すると、カード通過路を通過するカードは、突起部に接触しながらカード通過路を通過するため、カード通過路に繋がるように排水孔が形成される場合であっても、カード通過路を通過するカードの端部が排水孔に引っ掛かりにくくなる。
【0010】
本発明において、排水孔は、カードの幅方向において、突起部間の全域に形成されるとともに、カードの幅方向と略平行な内周面を有し、カードの厚さ方向から見たときの形状が矩形状となるように形成されていることが好ましい。このように構成すると、カードの通過方向における排水孔の幅を小さくしつつ、排水孔を大きく形成することが可能になる。したがって、カードの通過方向におけるカード挿入部の幅が小さい場合であっても、排水孔から効果的に水を排出することが可能になる。
【0011】
本発明において、通過方向におけるカード通過路と排水孔の境界部となる排水孔の縁部には、カード通過路に向かうにしたがって通過方向に広がる傾斜面が形成されていることが好ましい。このように構成すると、カード通過路に侵入した水を排水孔に円滑に集めることが可能になり、排水孔から効果的に水を排出することが可能になる。また、カード通過路を通過するカードの端部の排水孔での引っ掛かりを効果的に防止することが可能になる。
【0012】
本発明において、カード挿入部は、たとえば、カード通過路を開閉するためのシャッタ部材を備えている。この場合には、カード挿入部は、シャッタ部材を駆動するシャッタ駆動機構を備え、シャッタ駆動機構は、カード通過路の、排水孔が形成された側とは反対側に配置されていることが好ましい。このように構成すると、排水孔から排出される水がシャッタ駆動機構に付着するのを防止するための構成を設ける必要がなくなる。したがって、カード挿入部がシャッタ部材およびシャッタ駆動機構を備えている場合であっても、カード挿入部の構成を簡素化することが可能になる。
【0013】
本発明において、カード挿入部は、カード通過路を通過するカードの表面に当接可能なローラを備えることが好ましい。このように構成すると、カードの表面に付着した水をローラによって取り除くことが可能になる。
【発明の効果】
【0014】
以上のように、本発明のカードリーダでは、制御用基板が配置されるカード処理部への水の侵入を抑制することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施の形態にかかるカードリーダの、上ガイド部を開けた状態を示す斜視図である。
【図2】図1に示すカードリーダを底面側から示す斜視図である。
【図3】図1に示すカード挿入部の底面図である。
【図4】図1に示す下ガイド部の前端側の平面図である。
【図5】図4のE−E断面の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
(カードリーダの概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるカードリーダ1の、上ガイド部12を開けた状態を示す斜視図である。図2は、図1に示すカードリーダ1を底面側から示す斜視図である。
【0018】
本形態のカードリーダ1は、たとえば、洗車場等の屋外に設置される上位装置に搭載されて使用される。すなわち、カードリーダ1は、たとえば、水がかかりやすい環境下で使用される。このカードリーダ1は、図1、図2に示すように、カード2に対する情報の再生や記録を行うカード処理部3と、カード2が挿入、排出されるカード挿入口4が形成されるカード挿入部5とを備えている。
【0019】
本形態では、図1、図2のX方向にカード2が搬送される。また、X方向の直交するZ方向は、カードリーダ1内に取り込まれたときのカード2の厚さ方向であり、X方向とZ方向とに直交するY方向は、カードリーダ1内に取り込まれたときのカード2の幅方向である。なお、以下の説明では、図1、図2のX1方向側を「手前」側、X2方向側を「奥」側、Z1方向側を「上」側、Z2方向側を「下」側とする。すなわち、本形態では、カードリーダ1は、図1に示すように、Z1方向が上、Z2方向が下となるように、上位装置に搭載されている。
【0020】
カード2は、たとえば、厚さが0.18〜0.36mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)カードである。このカード2の表面には、磁気情報が記録される磁気ストライプ2aが形成されている。なお、カード2は、厚さが0.7〜0.8mm程度の塩化ビニール製のカードであっても良いし、所定の厚さの紙カード等であっても良い。
【0021】
カード処理部3は、カードリーダ1内でカード2を搬送するためのカード搬送機構7と、磁気ストライプ2aに記録された磁気情報の再生および/または磁気ストライプ2aへの磁気情報の記録を行う磁気ヘッド8と、カード2の利用度数に応じてカード2に孔をあけるためのパンチ機構9と、カードリーダ1の各種の制御を行うための制御用基板10とを備えている。また、カード処理部3は、カード2が搬送されるカード搬送路11を形成する上ガイド部12と下ガイド部13とを備えており、上下方向における上ガイド部12と下ガイド部13との間にカード搬送路11が形成されている。
【0022】
磁気ヘッド8は、Y方向におけるカード搬送機構7の側方に配置され、パンチ機構9は、カード搬送機構7の奥方に配置されている。また、制御用基板10は、カード搬送路11の下方に配置されている。
【0023】
カード搬送機構7は、カード2に当接してカード2を搬送するベルト15やベルト15を駆動するためのモータ16等を備えている。ベルト15には、パッドローラ17が対向配置されており、パッドローラ17は、ベルト15に向かって付勢されている。また、磁気ヘッド8には、対向ローラ18が対向配置されており、対向ローラ18は、磁気ヘッド8に向かって付勢されている。
【0024】
(カード挿入部の構成)
図3は、図1に示すカード挿入部5の底面図である。図4は、図1に示す下ガイド部13の前端側の平面図である。図5は、図4のE−E断面の断面図である。
【0025】
カード挿入部5は、カード処理部3の手前端側に配置されている。本形態のカード挿入部5の下面側は、下ガイド部13の手前端部分13aによって構成されている。また、カード挿入部5は、カード挿入口4から挿入されるカード2がカード処理部3に向かって通過するカード通過路21を手前端部分13aとともに形成する上面部22を備えており、上下方向における上面部22と手前端部分13aとの間にカード通過路21が形成されている。すなわち、カード挿入部5は、上フレームとなる上面部22と下フレームとなる手前端側部分13aとの上下に分割可能な2つのフレームによって構成されており、この2つのフレームの間にカード挿入口4とカード通過路21とが形成されている。カード通過路21は、カード挿入口4とカード搬送路11との間に形成され、カード挿入口4とカード搬送路11とを繋いでいる。
【0026】
また、カード挿入部5は、カード通過路21を開閉するためのシャッタ部材(図示省略)と、シャッタ部材を駆動するシャッタ駆動機構23と、カード通過路21を通過するカード2の表面に当接する1個のローラ24とを備えている。
【0027】
本形態では、カード2は、カード通過路21をX方向へ通過する。具体的には、カード挿入口4から挿入されるカード2がカード通過路21をX2方向へ通過し、カード挿入口4から排出されるカード2がカード通過路21をX1方向へ通過する。すなわち、X方向は、カード2の通過方向である。
【0028】
下ガイド部13には、カード搬送路11およびカード通過路21を通過するカード2と、カード搬送路11またはカード通過路21との間の摩擦抵抗を軽減するための複数の突起部13bが、カード搬送路11の下面11aまたはカード通過路21の下面21aから上方向へ突出するように形成されている。また、下ガイド部13の手前端部分13aには、カード通過路21を通過するカード2と、カード通過路21との間の摩擦抵抗を軽減するための複数の突起部13cが、カード通過路21の下面21aから上方向へ突出するように形成されている。
【0029】
複数の突起部13b、13cは、Y方向(カード2の幅方向)において所定の間隔をあけた状態で交互に形成されている。また、突起部13b、13cは、X方向(カード2の通過方向)に沿って形成されている。すなわち、突起部13b、13cは、X方向を長手方向とする長尺状に形成されている。
【0030】
下ガイド部13の手前端部分13aには、カードに付着した水等を排出するため、上下方向に貫通する排水用の複数の排水孔13dが形成されている。すなわち、手前端部分13aには、下方からカード搬送路21に繋がる複数の排水孔13dが形成されている。この排水孔13dは、図4に示すように、複数の突起部13bと突起部13cとの間に形成されている。具体的には、排水孔13dは、Y方向において、突起部13b、13c間の全域に形成されている。また、X方向における排水孔13dの内周面はY方向と略平行に形成されており、Z方向から見たときの排水孔13dの形状は矩形状となっている。
【0031】
X方向におけるカード通過路21の下面21aと排水孔13dの境界部となる排水孔13dの縁部(すなわち、排水孔13dの上端)には、図5に示すように、下面21aに向かうにしたがってX方向(具体的には、X1方向およびX2方向)に広がる傾斜面13eが形成されている。
【0032】
シャッタ駆動機構23は、駆動源となるソレノイドや、シャッタ部材とソレノイドとを連結するリンク機構等を備えている。このシャッタ駆動機構23は、カード通過路21の上方に配置されている。すなわち、シャッタ駆動機構23は、上面部22に取り付けられている。本形態では、ソレノイドに電流が供給されるとシャッタ部材が上昇してカード通過路21が開放状態となる。一方、ソレノイドへの電流の供給が停止されるとシャッタ部材が下降してカード通過路21が閉鎖状態となる。なお、本形態では、カード通過路21の閉鎖状態において、シャッタ部材は、カード通過路21の一部を閉鎖している。
【0033】
ローラ24は、下ガイド部13の手前端部分13aに上下方向を貫通するように形成されたローラ配置孔13fに配置されている。また、ローラ24は、板バネ25によって上方へ付勢されている。具体的には、カード通過路21の下面21aよりもローラ24が上側に突出するように、ローラ24は板バネ25によって付勢されている。このローラ24は、カード搬送機構7によってカード処理部3から排出されるカード2がカード挿入部5から飛び出すのを防止する機能を果たしている。
【0034】
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のカード挿入部5では、下ガイド部13の手前端部分13aに排水孔13dが形成されている。そのため、カード挿入口4から挿入されるカード2に付着した水等のカード挿入口4からカード通過路21に侵入する水を排水孔13dからカード挿入部5の外部へ(すなわち、カードリーダ1の外部へ)排出することができる。したがって、本形態では、制御用基板10が配置されるカード処理部3への水の侵入を抑制することができる。
【0035】
特に本形態では、排水孔13dの上端には、カード通過路21の下面21aに向かうにしたがってX方向に広がる傾斜面13eが形成されているため、カード通過路21内に侵入した水を排水孔13dに円滑に集めることが可能になり、排水孔13dから効果的に水を排出することができる。また、本形態では、カード通過路21に、カード2の表面に当接するローラ24が配置されているため、カード通過路21を通過するカード2の表面に付着した水をローラ24によって取り除くことができ、カード処理部3への水の侵入を効果的に抑制することができる。
【0036】
本形態では、排水孔13dは、複数の突起部13b、13c間に形成されており、カード通過路21を通過するカード2は、突起部13b、13cに接触しながらカード通過路21を通過する。そのため、下方からカード通過路21に繋がるように排水孔13dが形成されている場合であっても、カード通過路21を通過するカード2の端部が排水孔に引っ掛かりにくくなる。特に本形態では、排水孔13dの上端に、カード通過路21の下面21aに向かうにしたがってX方向に広がる傾斜面13eが形成されているため、カード通過路21を通過するカード2の端部の排水孔13dでの引っ掛かりを効果的に防止することが可能になる。
【0037】
本形態では、排水孔13dは、Y方向において、突起部13b、13c間の全域に形成されている。また、X方向における排水孔13dの内周面は、Y方向と略平行に形成されており、Z方向から見たときの排水孔13dの形状は、矩形状となっている。そのため、X方向における排水孔13dの幅を小さくしつつ、排水孔13dを大きく形成することができる。したがって、本形態では、X方向におけるカード挿入部5の幅が小さい場合であっても、排水孔13dから効果的に水を排出することができる。
【0038】
本形態では、シャッタ駆動機構23は、カード通過路21の上方に配置されている。すなわち、シャッタ駆動機構23は、排水孔13dが形成された側とは反対側に配置されている。そのため、排水孔13dから排出される水がシャッタ駆動機構23に付着するのを防止するための構成を設ける必要がなくなる。したがって、本形態では、カード挿入部5がシャッタ部材およびシャッタ駆動機構23を備えている場合であっても、カード挿入部5の構成を簡素化することができる。
【0039】
なお、本形態では、カード通過路21に下方から繋がる排水孔13dが形成されているため、カード挿入口4からカード通過路21に侵入する塵埃等も排水孔13dから排出することができる。したがって、本形態では、カード処理部3への塵埃等の侵入も抑制することができる。
【0040】
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
【0041】
上述した形態では、排水孔13dは、Y方向において、突起部13b、13c間の全域に形成されているが、排水孔13dは、Y方向において、突起部13b、13c間の一部に形成されても良い。また、上述した形態では、X方向における排水孔13dの内周面は、Y方向と略平行に形成されているが、排水孔13dの内周面は、X方向およびY方向に対して傾いていても良い。さらに、上述した形態では、Z方向から見たときの排水孔13dの形状は矩形状となっているが、Z方向から見たときの排水孔13dの形状が菱形状、円形状あるいは楕円形状等となるように排水孔13dが形成されても良い。
【0042】
上述した形態では、カード通過路21に1個のローラ24が配置されているが、Y方向で隣接する複数のローラ24がカード通過路21に配置されても良い。
【0043】
上述した形態では、カード処理部3は、カード搬送機構7を備えている。すなわち、カードリーダ1は、カード搬送式のカードリーダである。この他にもたとえば、カードリーダ1は、カード処理部3がカード搬送機構7を備えていない手動式のカードリーダであっても良い。
【符号の説明】
【0044】
1 カードリーダ
2 カード
3 カード処理部
4 カード挿入口
5 カード挿入部
10 制御用基板
13b、13c 突起部
13d 排水孔
13e 傾斜面
21 カード通過路
21a 下面
23 シャッタ駆動機構
24 ローラ
X 通過方向
Y カードの幅方向
Z カードの厚さ方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御用基板が配置されるとともにカードに記録された情報の再生および/または前記カードへの情報の記録を行うカード処理部と、前記カードが挿入されるカード挿入口が形成されるカード挿入部とを備え、
前記カード挿入部には、前記カード挿入口から挿入される前記カードが前記カード処理部に向かって通過するカード通過路と、挿入される前記カードに付着した水等を排出するために前記カード通過路に繋がる排水用の排水孔とが形成されていることを特徴とするカードリーダ。
【請求項2】
前記カード通過路には、前記カード通過路を通過する前記カードと前記カード通過路との間の摩擦抵抗を軽減するための複数の突起部が形成され、
複数の前記突起部は、前記カード通過路を通過する前記カードの厚さ方向と前記カードの通過方向とに略直交する前記カードの幅方向において所定の間隔をあけた状態で、前記通過方向に沿って形成され、
前記排水孔は、前記突起部の間に形成されていることを特徴とする請求項1記載のカードリーダ。
【請求項3】
前記排水孔は、前記カードの幅方向において、前記突起部間の全域に形成されるとともに、前記カードの幅方向と略平行な内周面を有し、前記カードの厚さ方向から見たときの形状が矩形状となるように形成されていることを特徴とする請求項2記載のカードリーダ。
【請求項4】
前記通過方向における前記カード通過路と前記排水孔の境界部となる前記排水孔の縁部には、前記カード通過路に向かうにしたがって前記通過方向に広がる傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項3記載のカードリーダ。
【請求項5】
前記カード挿入部は、前記カード通過路を開閉するためのシャッタ部材を備えることを特徴とする請求項1から4いずれかに記載のカードリーダ。
【請求項6】
前記カード挿入部は、前記シャッタ部材を駆動するシャッタ駆動機構を備え、
前記シャッタ駆動機構は、前記カード通過路の、前記排水孔が形成された側とは反対側に配置されていることを特徴とする請求項5記載のカードリーダ。
【請求項7】
前記カード挿入部は、前記カード通過路を通過する前記カードの表面に当接可能なローラを備えることを特徴とする請求項1から6いずれかに記載のカードリーダ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2010−160665(P2010−160665A)
【公開日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−2181(P2009−2181)
【出願日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【出願人】(000002233)日本電産サンキョー株式会社 (1,337)
【Fターム(参考)】