説明

ガラスパネルユニット及びカーテンウォール

【課題】本発明は、ガラスカーテンウォールの施工時間を短縮することができるとともに施工工数を削減することができる耐火・防火性能を備えたガラスパネルユニット及びカーテンウォールを提供する。
【解決手段】本発明のガラスパネルユニット50は、スパンドレル部54とビジョン部56とから構成される。スパンドレル部54はガラス板58、耐火ボード60、及び四方枠62からなるスパンドレルユニット64として構成される。ビジョン部56はガラス板66、及び四方枠68からなるビジョンユニット70として構成される。スパンドレルユニット64とビジョンユニット70は、ガラスパネルユニット50の製作工場にて製作されるとともに、連結部材によって連結されて一体化される。連結部材は、ユニット64、70同士を構造的に連結する連結部材72と、水密的に連結する連結部材74とから構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はガラスパネルユニット及びカーテンウォールに係り、特に建物のガラスカーテンウォールを構築するガラスパネルユニットであって耐火・防火性能を備えたガラスパネルユニット及びカーテンウォールに関する。
【背景技術】
【0002】
高層ビルの外壁となるガラスカーテンウォールの構法としては、ノックダウン構法、ユニタイズ構法、及びスパンドレルユニット構法と称される構法が知られている。また、ガラスカーテンウォールは、スラブ、腰部、天井裏などの前面をカバーするスパンドレル部と、居室空間の前面を構成する、室内から外部を眺望する、いわゆる窓部(開口部)といわれるビジョン部とによって構成されている。
【0003】
ところで、前述したそれぞれの構法において、耐火・防火性能を要求される場合がある。すなわち、スパンドレル部は30分又は1時間の耐火性能を満たすこと、延焼の恐れのある部分のビジョン部は、20分以上の遮炎性能を満たすために防火設備を用いることが検討されている。
【0004】
前記ノックダウン構法とは、工場で製作されたスパンドレル部用のガラス板、ビジョン部用のガラス板、及びこれらのガラス板の周辺部材を現場に搬入し、現場で組み立てられているガラスカーテンウォールの主構造部材(方立、無目)に、これらの搬入部材を接合していく構法である。
【0005】
図4、図5には、ノックダウン構法において、耐火・防火性能を満足させることができるガラスカーテンウォール1の一部が示されている。
【0006】
同図に示すガラスカーテンウォール1は、スパンドレル部2とビジョン部3とから構成される。スパンドレル部2においては、両側の方立4、5と上部、中部に配設されている無目6、7とによって囲まれる開口部にスパンドレル部2用のガラス板8を嵌め込み、両側の方立4、5、無目6、7に耐火ボード(耐火材)9を接続することにより構成される。耐火ボート9は、30分又は1時間の耐火性能を持つ不燃材料で製作されている。
【0007】
また、ビジョン部3においては、両側の方立4、5と中部、下部に配設されている無目7、12とによって囲まれる開口部に予め嵌め込まれた防火設備であるアルミニウム等の金属製の四方枠10にビジョン部3用のガラス板11(防火設備サッシ)を嵌め込むことにより構成される。
【0008】
前記ユニタイズ構法とは、工場にて組み立てられるガラスカーテンウォールの主構造部材(縦枠、無目)に、スパンドレル部用のガラス板、ビジョン部用のガラス板、ガラス板の周辺部材を組み込んでユニットを構成し、これらのユニットを現場に搬入し、建屋に、これらのユニットを組み付けていく構法である。このユニタイズ構法は、前記ノックダウン構法と比較して、施工時間(工期)を大幅に短縮できるとともに、施工工数を削減することができるという利点がある。
【0009】
図6、図7には、ユニタイズ構法において、耐火・防火性能を満足させることができるガラスカーテンウォール20の一部が示されている。
【0010】
同図に示すガラスカーテンウォール20のスパンドレル部21においては、両側の縦枠27、28の間に、上枠23と無目24、スパンドレル部21用のガラス板22を嵌め込み、また、この縦枠27、28、上枠23と無目24に耐火ボード25を組み付けていくことにより構成される。また、ビジョン部29においては、両側の縦枠27、28と無目24、及び下枠32とによって囲まれる開口部に予め嵌め込まれた防火設備である金属製の四方枠30にビジョン部29用のガラス板31(防火設備サッシ)を、嵌め込むことにより構成される。
【0011】
前記スパンドレルユニット構法とは、工場にて枠材にスパンドレル部用のガラス板を組み込んで、スパンドレルユニットを構成し、このスパンドレルユニット、枠材、及びビジョン部用のガラス板を現場に搬入し、建屋に組み付けていく構法である。このスパンドレルユニット構法は、前記ノックダウン構法と比較して、施工時間(工期)を短縮できるという利点がある。
【0012】
図8、図9には、スパンドレルユニット構法において、耐火・防火性能を満足させることができるガラスカーテンウォール40の一部が示されている。
【0013】
同図に示すガラスカーテンウォール40のスパンドレル部41においては、スパンドレル部41用の枠材43に耐火ボード44が取り付けられたスパンドレルユニット45を、建屋に組み付けることにより構成される。また、ビジョン部46においては、スパンドレルユニット45の組み付け後、防火設備である金属製の四方枠47及びビジョン部46用のガラス板48(防火設備サッシ)を、建屋に組み付けることにより構成される。
【0014】
なお、特許文献1には、スパンドレル部とビジョン部とを有するガラスパネルユニットが開示されている。このガラスパネルユニットは、両側の縦枠にスパンドレル部とビジョン部とを連結して一体化した構成であり、この縦枠自体は防火設備として機能しない。このため、特許文献1のガラスパネルユニットを、防火設備を有するガラスパネルユニットとする場合には、縦枠の外側に図4、図6で示した防火設備である金属製の四方枠10、30を嵌め込む必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0015】
【特許文献1】特開2005−155177号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
しかしながら、図4、図5に示したノックダウン構法によるガラスカーテンウォール1では、延焼の対策が必要なビジョン部3において、方立4、5や無目6、7という枠の中に更に四方枠10を加える二重の構成となるので、コストが嵩み、また、構造が複雑になり、更には見付け幅が大きくなることから景観性も悪化するという問題があった。
【0017】
また、図6、図7に示したユニタイズ構法によるガラスカーテンウォール20も同様に、方立27、28、無目24、及び下枠32という枠の中に更に四方枠30を加える二重の構成となるので、前述したノックダウン構法と同様の問題があった。
【0018】
更に、図8、図9に示したスパンドレルユニット構法によるガラスカーテンウォール40は、方立、無目がないため前述の問題を解消することができる。しかしながら、このガラスカーテンウォール40は、スパンドレルユニット45の組み付け後に、四方枠47、連窓連結材89、ビジョン部46用のガラス板48、及びガラス周辺部材を、建屋に組み付けなければならないので、施工時間を短縮することができず、施工工数も削減することができないという問題があった。
【0019】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ガラスカーテンウォールの施工時間を短縮することができるとともに施工工数を削減することができ、ガラスカーテンウォールの景観も優れる耐火・防火性能を備えたガラスパネルユニット及びカーテンウォールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0020】
本発明は、前記目的を達成するために、スパンドレル部とビジョン部とを備えたガラスパネルユニットにおいて、前記スパンドレル部は、第1のガラス板、耐火材、及び前記第1のガラス板の枠材であって第1のガラス板と前記耐火材とを連結する第1の枠材からなる第1のサブユニットとして構成され、前記ビジョン部は、防火設備である第2のガラス板、及び前記第2のガラス板の枠材からなる第2のサブユニットとして構成され、前記第1のサブユニットと前記第2のサブユニットは、連結部材によって連結されて一体化されていることを特徴とするガラスパネルユニットを提供する。
【0021】
本発明によれば、耐火材等を備えたスパンドレル部を構成する第1のサブユニットと、防火設備である金属製の第2の枠材等を備えたビジョン部を構成する第2のサブユニットとを、連結部材によって連結して一体化し、耐火・防火性能を備えたガラスパネルユニットを構成する。そして、このガラスパネルユニットを製作工場から現場に搬入して建屋に組み付けることにより、ガラスカーテンウォールを構築する。すなわち、本発明の耐火・防火性能を備えたガラスパネルユニットは、スパンドレル部とビジョン部とが一体化されているので、ガラスカーテンウォールの施工時間を短縮することができるとともに施工工数を削減することができ、ガラスカーテンウォールの景観に優れる。
【0022】
本発明の前記連結部材は、前記第1のサブユニットと前記第2のサブユニットを構造的に連結する第1の連結部材、及び前記第1のサブユニットと前記第2のサブユニットを水密的に連結する第2の連結部材を備えていることが好ましい。
【0023】
本発明によれば、第1のサブユニットと第2のサブユニットは、第1の連結部材によって構造的に強固に連結されているので、第1のサブユニットと第2のサブユニットが一体化されたガラスパネルユニットの取り扱いが容易になり、かつ、ガラスカーテンウォールの施工を効率よくことができる。また、第1のサブユニットと第2のサブユニットは、第2の連結部材によって水密的に連結されているので、第1のサブユニットと第2のサブユニットとの連結部分からの水漏れを防止できる。
【0024】
本発明の前記第1の連結部材は、前記第1のサブユニットと前記第2のサブユニットとを相対的に移動させる移動手段を備えていることが好ましい。
【0025】
火災時に枠材が熱変形して膨張した場合、第1のサブユニットと第2のサブユニットとは、相対的に移動可能に連結されているので、その熱膨張を第1の連結部材によって逃がすことができる。よって、枠材が撓むことに起因するガラス板の破損や防火上有害な隙間の発生を防止することができる。
【0026】
本発明の前記第2の連結部材は、乾式シール材を備えたことが好ましい。
【0027】
湿式シールでは乾燥に長時間を要するが、乾式シールでは乾燥させる必要がないので、工期の短縮を図ることができる。
【0028】
本発明は、前記目的を達成するために、本発明のガラスパネルユニットを備えたことを特徴とするカーテンウォールを提供する。
【発明の効果】
【0029】
本発明によれば、ガラスカーテンウォールの施工時間を短縮することができるとともに施工工数を削減することができ、ガラスカーテンウォールの景観に優れる耐火・防火性能を備えたガラスパネルユニット、及びこのガラスパネルユニットを備えたカーテンウォールを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】実施の形態のガラスパネルユニットの正面図
【図2】図1に示したガラスパネルユニットの縦断面図
【図3】図1に示したガラスパネルユニットの要部拡大斜視図
【図4】ノックダウン構法におけるガラスカーテンウォールの一部を示した正面図
【図5】図4に示したガラスカーテンウォールの縦断面図
【図6】ユニタイズ構法におけるガラスカーテンウォールの一部を示した正面図
【図7】図6に示したガラスカーテンウォールの縦断面図
【図8】スパンドレルユニット構法におけるガラスカーテンウォールの一部を示した正面図
【図9】図8に示したガラスカーテンウォールの縦断面図
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、添付図面に従って本発明に係るガラスパネルユニット及びカーテンウォールの好ましい実施の形態について詳説する。
【0032】
図1は、実施の形態のガラスパネルユニット50が組み付けられて構成されたガラスカーテンウォール52の要部拡大正面図である。図2は、図1におけるA−A′線上に沿うガラスパネルユニット50の縦断面図である。図3は、ガラスパネルユニット50の要部を破断して示した拡大斜視図である。
【0033】
これらの図に示すようにガラスパネルユニット50は、上部に位置するスパンドレル部54と、下部に位置するビジョン部56とから構成されている。
【0034】
スパンドレル部54は図1、図2に示すように、矩形状のガラス板(第1のガラス板)58、矩形状の耐火ボード(耐火材)60、及びガラス板58の枠材であってガラス板58と耐火ボード60とを連結するアルミニウム製の四方枠(第1の枠材)62から構成される。すなわち、スパンドレル部54はガラス板58、耐火ボード60、及び四方枠62からなるスパンドレルユニット(第1のサブユニット)64として構成されている。
【0035】
また、ビジョン部56は、建屋の窓(開口部)となる防火設備である矩形状のガラス板(第2のガラス板)66、及びガラス板66の枠材であってアルミニウム等の金属製の四方枠(第2の枠材)68とから構成される。すなわち、ビジョン部56はガラス板66、及び四方枠68からなるビジョンユニット(第2のサブユニット)70として構成されている。なお、防火設備を構成する四方枠68は、アルミニウム製に限定されるものではなく、防火設備として機能する材料であればよい。
【0036】
スパンドレルユニット64とビジョンユニット70は、ガラスパネルユニット50の製作工場にて製作される。そして、これらのユニット64、70は、同じく製作工場において、後述する連結部材によって連結されて一体化される。これによって、実施の形態の耐火・防火性能を備えたガラスパネルユニット50が工場にて製作され、このガラスパネルユニット50が現場に搬入されて建屋に組み付けられることにより、ガラスカーテンウォール52が構築される。
【0037】
すなわち、実施の形態の耐火・防火性能を備えたガラスパネルユニット50は、スパンドレル部54とビジョン部56とが連結部材(後述する)によって連結されて一体化されているので、ガラスカーテンウォール52の施工時間を短縮することができるとともに施工工数を削減することができる。
【0038】
実施の形態のガラスパネルユニット50を使用すれば、前述したスパンドレルユニット構法と比較した場合、施工時間においては約70%短縮でき、施工工数においては約30%削減できる。
【0039】
前述した連結部材は図3に示すように、スパンドレルユニット64とビジョンユニット70とを構造的に連結する連結部材(第1の連結部材)72と、スパンドレルユニット64とビジョンユニット70とを水密的に連結する連結部材(第2の連結部材)74とから構成される。
【0040】
連結部材72は、矩形状の鉄板76、ボルト78、78、及びピン80、80から構成される。鉄板76は、スパンドレルユニット64の四方枠62の縦枠62Aに形成されている矩形状開口部63から、ビジョンユニット70の四方枠68の縦枠68Aに形成されている、同様の矩形状開口部(不図示)に挿入される。そして、この鉄板76は、縦枠62Aに形成されているボルト孔(不図示)から挿入されたボルト78、78が、鉄板76のねじ孔76A、76Aに締結されることよって縦枠62Aに固定される。また、鉄板76は、縦枠68Aに形成されている孔(不図示)から嵌入されたピン80、80が、鉄板76の上下方向に形成された長孔76B、76Bに嵌入されることよって縦枠68Aに固定される。
【0041】
ピン80、80が長孔76B、76Bに係合されていることにより、その長孔76Bの長軸長分だけ、スパンドレルユニット64とビジョンユニット70とが相対的に上下方向に移動可能となっている。すなわち、ピン80、80と長孔76B、76Bとによって移動手段が構成されている。
【0042】
この移動手段を備えた連結構造により、火災時に四方枠62、68が熱変形して膨張した場合、ピン80が長孔76Bに沿って相対的に移動することによって、その熱膨張のうち上下方向の膨張を逃がすことができる。よって、四方枠62、68が撓むことに起因するガラス板58、66の破損を防止することができる。また、地震時の四方枠62、68の変形もピン80と長孔76Bとによる作用で吸収することができる。なお、連結部材72は、ガラスパネルユニット50の両側に配置されているものである。
【0043】
連結部材74は、2本の乾式シール材82、82から構成される。この乾式シール材82、82は、四方枠68の上枠68Bの上面に、上枠68Bに沿って形成されている凹状突起部69の内側に対向するように取り付けられる。この凹状突起部69の内側には、四方枠62の下枠62Bの下面に、下枠62Bに沿って形成されている凸状部65が嵌め込まれる。これにより、凹状突起部69と凸状部65とが乾式シール材82、82を介して嵌合され、スパンドレルユニット64とビジョンユニット70とが水密的に連結される。
【0044】
したがって、実施の形態のガラスパネルユニット50によれば、スパンドレルユニット64とビジョンユニット70とが連結部材72によって構造的に強固に連結されているので、各ユニット64、70が一体化されたガラスパネルユニット50の取り扱いが容易になり、かつ、ガラスカーテンウォール52の施工を効率よく行うことができる。
【0045】
また、スパンドレルユニット64とビジョンユニット70とが連結部材74によって水密的に連結されているので、スパンドレルユニット64とビジョンユニット70との連結部分からの水漏れを防止できる。連結部材74として乾式シール材82を適用すると、乾式シール材82は乾燥させる必要がないので、乾燥に長時間を要する湿式シールを適用するよりも、工期の短縮を図ることができる。
【0046】
なお、図3に示すようにガラス板58と四方枠62の間は湿式シール材84によって封止され、ガラス板66と四方枠68間も同様に湿式シール材86によって封止されている。湿式シール84、86を乾式シールにすることで更に工期の短縮を図ることができる。また、符号88は、左右に隣接するガラスパネルユニット50、50同士を水密的に連結する乾式シール材である。
【0047】
更に、実施の形態では、連結部材72として鉄板76、ボルト78、及びピン80からなる構成を説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、スパンドレルユニット64とビジョンユニット70とを構造的に連結可能な構成であればよい。また、その連結部材に、スパンドレルユニット64とビジョンユニット70とを相対的に移動させる移動手段を備えることが好ましい。また、連結部材72は構造的な機能を満足すれば、分割された複数の部材であっても良い。実施の形態では連結部材72は矩形開口部に挿入される形態を説明したが、これに限定されるものではない。構造的な機能を満足すれば枠材の外側に配置しても良い。
【符号の説明】
【0048】
50…ガラスパネルユニット、52…ガラスカーテンウォール、54…スパンドレル部、56…ビジョン部、58…ガラス板、60…耐火ボード、62…四方枠、62A…縦枠、62B…下枠、63…矩形状開口部、64…スパンドレルユニット、65…凸状部、66…ガラス板、68…四方枠、68A…縦枠、68B…上枠、69…凹状突起部、70…ビジョンユニット、72…連結部材、74…連結部材、76…鉄板、76A…ねじ孔、76B…長孔、78…ボルト、80…ピン、82…乾式シール材、84…湿式シール材、86…湿式シール材、88…乾式シール材、89…連窓連結材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スパンドレル部とビジョン部とを備えたガラスパネルユニットにおいて、
前記スパンドレル部は、第1のガラス板、耐火材、及び前記第1のガラス板の枠材であって第1のガラス板と前記耐火材とを連結する第1の枠材からなる第1のサブユニットとして構成され、
前記ビジョン部は、防火設備である第2のガラス板、及び前記第2のガラス板の枠材からなる第2のサブユニットとして構成され、
前記第1のサブユニットと前記第2のサブユニットは、連結部材によって連結されて一体化されていることを特徴とするガラスパネルユニット。
【請求項2】
前記連結部材は、前記第1のサブユニットと前記第2のサブユニットを構造的に連結する第1の連結部材、及び前記第1のサブユニットと前記第2のサブユニットを水密的に連結する第2の連結部材を備えている請求項1に記載のガラスパネルユニット。
【請求項3】
前記第1の連結部材は、前記第1のサブユニットと前記第2のサブユニットとを相対的に移動させる移動手段を備えている請求項2に記載のガラスパネルユニット。
【請求項4】
前記第2の連結部材は、乾式シール材を備えた請求項2又は3に記載のガラスパネルユニット。
【請求項5】
請求項1記載のガラスパネルユニットを備えたことを特徴とするカーテンウォール。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate