キャンペーン実施装置、キャンペーン実施方法、およびキャンペーン実施プログラム
【課題】顧客に負担を掛けることなくキャンペーンを実施する。
【解決手段】 外部から入力された売上データ4を時系列的に記憶する売上データファイル21と、コンテスト及び所定条件を含むキャンペーン実施情報8を作成するキャンペーン実施情報作成手段33と、売上データファイルに記憶された顧客毎の売上データを所定条件で検索して、各顧客のキャンペーンの申込を定めてキャンペーン申込ファイルに書込むキャンペーン申込自動作成手段36と、キャンペーン申込ファイルに記憶された各申込みに対して、キャンペーン実施情報8に記憶されているコンテストA〜Cの抽選を行い、当選結果を各顧客へ送信する送信手段39とを有する。
【解決手段】 外部から入力された売上データ4を時系列的に記憶する売上データファイル21と、コンテスト及び所定条件を含むキャンペーン実施情報8を作成するキャンペーン実施情報作成手段33と、売上データファイルに記憶された顧客毎の売上データを所定条件で検索して、各顧客のキャンペーンの申込を定めてキャンペーン申込ファイルに書込むキャンペーン申込自動作成手段36と、キャンペーン申込ファイルに記憶された各申込みに対して、キャンペーン実施情報8に記憶されているコンテストA〜Cの抽選を行い、当選結果を各顧客へ送信する送信手段39とを有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、実在の店舗又はネットショッピング上の仮想店舗における各種商品に対する販売促進のキャンペーンを実施するキャンペーン実施装置、キャンペーン実施方法、およびキャンペーン実施プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一定の商品範囲の商品を大量に販売する量販店、広範囲の商品を取扱うスーパーやデパート等においては、一度来店した客が引き続き自己の店舗を利用するように種々の対策を講じている。例えば、客に対して予めポイントカードを配布し、客の購入金額に応じたポイントを客が提示するポイントカードに累積書込して、次回の購入時における支払いの一部に、ポイントカードに累積されているポイントを当てることが実行されている。
【0003】
上述したポイントカードを用いた店舗に対する客の囲込み手法の他に、一定のキャンペーン実施期間を設定して、このキャンペーン実施期間中に、キャンペーン応募者に対して各種の景品が当たる抽選を実施することが特許文献1に提唱されている。すなわち、キャンペーンに応募できる応募資格は予め購買履歴を参考にして店舗側で定めている。そして、応募資格を有する応募者は、キャンペーン実施期間中に、インターネットを利用して、キャンペーン応募の登録を行う。そして、この応募者に対する抽選を実施し、当選者に対して景品を送付していた。
【特許文献1】特開2003―58761号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1に提唱されたキャンペーンの実施法においてもまだ解消すべき次のような課題があった。
【0005】
すなわち、キャンペーンに応募できる応募資格は過去の購買履歴を参照して店舗側で定めている。したがって、応募資格を有さない一般客にとっては、魅力に乏しいものである。さらに、応募資格を有するものにとっても、自分でキャンペーンに対する応募を実施する必要があるので、非常に煩わしい。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、顧客に対する負担を掛けることなく、また過去に高額購入履歴を有さない一般客にとっても、抽選の機会が与えられ、顧客サービスの向上と、より一層の利用客の囲い込みができるキャンペーン実施装置、キャンペーン実施方法、およびキャンペーン実施プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解消するために、本発明の店舗又は仮想店舗における各種商品に対する販売促進のキャンペーンを実施するキャンペーン実施装置は、外部から入力された各種商品に対する販売実行毎に生じる売上日付、合計金額、顧客特定情報を含む売上データを時系列的に記憶する売上データファイルと、キャンペーンの実施期間、キャンペーン申込者に対する抽選により与えるコンテスト、及びキャンペーン申込に対する売上データ上の所定条件を含むキャンペーン実施情報を作成するキャンペーン実施情報作成手段と、売上データファイルに記憶された前記キャンペーンの実施期間内における顧客毎の売上データを抽出して、この抽出した顧客毎の売上データを所定条件で検索して、各顧客のキャンペーンの申込を定めてキャンペーン申込ファイルに書込むキャンペーン申込自動作成手段と、キャンペーン申込ファイルに記憶された各申込みに対して、キャンペーン実施情報に記憶されているコンテストの抽選を行い、当選結果を当選結果メモリへ書込む抽選手段と、顧客が操作する端末からの要求に応じて当該顧客に関する抽選結果を当選結果メモリから読取って当該顧客の端末へ送信する当選結果送信手段とを備えている。
【0008】
このように構成されたキャンペーン実施装置においては、店舗又は仮想店舗で買物を行う顧客は、何らキャンペーンに対する申込みを実施することなく、また、1回の買物における購入金額、すなわち、各レシートに記載された合計金額が、キャンペーン申込みの条件を満たすか否かの判断を行う必要はない。そして、キャンペーンの申込日に、当該顧客のキャンペーン実施期間中における売上データが所定条件に達した場合に、自動的に、キャンペーンに対する申込みが実施される。そして、コンテストの抽選に自動的に参加され、コンテストが当選した場合、当選結果が知らされる。
【0009】
したがって、顧客に対する負担を掛けることなく、顧客サービスの向上と、より一層の利用客の囲い込みができる。
【0010】
また、別の発明においては、キャンペーンの申込に対する抽選により与えるコンテストは複数種類準備され、売上データ上の所定条件は、コンテストの種類毎に異なる条件が設定されているので、顧客の射幸心をあおり、客のより一層の興味を引くことになる。
【0011】
また、売上データ上の所定条件は、キャンペーンの実施期間内に当該顧客の来店日数の条件と、実施期間内における当該顧客の来店回数の条件との少なくともいずれか一方の条件を含むようにしている。
【0012】
また、売上データ上の所定条件は、キャンペーンの実施期間内における当該顧客の買上げ合計額が規定額以上のときに1回の申込みを行う条件と、実施期間内における当該顧客の買上げ額が一定額に達する毎に1回の申込みを行う条件との少なくとも一方の条件を含むようにしている。
【0013】
さらに、いずれのコンテストも当選しなかったキャンペーン申込者に対して残念賞を与えることも可能である。
【0014】
さらに、複数種類のコンテストに対して予め定められた順序で抽選を行い、コンテストに当選したキャンペーン申込者は、これ以降のコンテストに対する抽選に不参加としている。すなわち、より、多くの顧客に対してコンテストの付与ができる。
【0015】
売上データ上の所定条件を、顧客毎に、当該顧客の過去から現在までの売上に対する貢献度に応じて可変設定することによって、従来からの重要な顧客を厚遇することができる。
【0016】
また、本発明の店舗又は仮想店舗における各種商品に対する販売促進のキャンペーンを実施するキャンペーン実施方法においては、外部から入力された各種商品に対する販売実行毎に生じる売上日付、合計金額、顧客特定情報を含む売上データを売上データファイルに時系列的に書込む売上データ書込工程と、キャンペーンの実施期間、キャンペーン申込者に対する抽選により与えるコンテスト、及びキャンペーン申込に対する売上データ上の所定条件を含むキャンペーン実施情報を作成するキャンペーン実施情報作成工程と、売上データファイルに記憶されたキャンペーンの実施期間内における顧客毎の売上データを抽出して、この抽出した顧客毎の売上データを前記所定条件で検索して、各顧客のキャンペーンの申込を定めてキャンペーン申込ファイルに書込むキャンペーン申込自動作成工程と、キャンペーン申込ファイルに記憶された各申込みに対して、キャンペーン実施情報に記憶されているコンテストの抽選を行い、当選結果を当選結果メモリへ書込む抽選工程と、顧客が操作する端末からの要求に応じて当該顧客に関する抽選結果を当選結果メモリから読取って当該顧客の端末へ送信する当選結果送信工程とを備えている。
【0017】
このように構成されたキャンペーン実施方法においても、先の発明のキャンペーン実施装置とほぼ同様の作用効果を奏することが可能である。
【0018】
また、本発明のキャンペーン実施プログラムは、店舗又は仮想店舗における各種商品に対する販売促進のキャンペーンを実施するコンピュータに、外部から入力された各種商品に対する販売実行毎に生じる売上日付、合計金額、顧客特定情報を含む売上データを売上データファイルに時系列的に書込む売上データ書込機能、キャンペーンの実施期間、キャンペーン申込者に対する抽選により与えるコンテスト、及びキャンペーン申込に対する前記売上データ上の所定条件を含むキャンペーン実施情報を作成するキャンペーン実施情報作成機能、売上データファイルに記憶されたキャンペーンの実施期間内における顧客毎の売上データを抽出して、この抽出した顧客毎の売上データを前記所定条件で検索して、各顧客のキャンペーンの申込を定めてキャンペーン申込ファイルに書込むキャンペーン申込自動作成機能、キャンペーン申込ファイルに記憶された各申込みに対して、キャンペーン実施情報に記憶されているコンテストの抽選を行い、当選結果を当選結果メモリへ書込む抽選機能、顧客が操作する端末からの要求に応じて当該顧客に関する抽選結果を当選結果メモリから読取って当該顧客の端末へ送信する当選結果送信機能を実現させる。
【0019】
このように構成されたキャンペーン実施プログラムにおいても、先の発明のキャンペーン実施装置とほぼ同様の作用効果を奏することが可能である。
【発明の効果】
【0020】
本発明においては、顧客に対する負担を掛けることなく、また過去に高額購入履歴を有さない一般客にとっても、抽選の機会が与えられ、顧客サービスの向上と、より一層の利用客の囲い込みができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
【0022】
図1は本発明の一実施形態に係わるキャンペーン実施方法、およびキャンペーン実施プログラムが適用されるキャンペーン実施装置が組込まれた小売業システムの概略構成図である。
【0023】
店舗1の各売り場にはそれぞれPOS(販売時点情報管理)端末2が設置されており、各POS端末2は、この店舗1に来店した顧客3が購入した各商品に対する販売登録処理を行い、販売登録結果である図4に示す売上データ4を例えばこの店舗1の事務所に設置されたホストコンピュータからなる販売管理装置5に送信する。この販売管理装置5は、各POS端末2から入力された売上データ4に基づいて、売上データの集計、商品の仕入れ等の販売管理を実施するとともに、各POS端末2から受信した各売上データ4をそのままコンピュータからなるキャンペーン実施装置6へ送信する。
【0024】
キャンペーン実施装置6は、担当者7の操作に基づいて図7(a)、(b)に示すキャンペーン実施情報8を作成し、キャンペーン実施結果の一部であるコンテストA、B、Cの当選結果を店舗1内に設置された情報端末9へ表示する。また、キャンペーン実施装置6は、必要に応じて、Webサーバ11、インターネット等のネットワーク12を介して、顧客3の自宅に設置されたPC(パーソナル・コンピュータ)からなる顧客端末13及び顧客3が所持する形態端末14へ当選結果を送信する。なお、店舗1内に設置された情報端末9は、商品に関する情報、営業案内、キャンペーン情報等を顧客3自身が検索するための端末である。
【0025】
図2は、コンピュータからなるキャンペーン実施装置6の概略構成を示す機能ブロック図である。このキャンペーン実施装置6には、販売管理装置5から売上データ4を受信する通信部15、店舗1に設置された情報端末9と情報交換するための通信部16、図5に示すキャンペーン設定画面17aを含む各種の情報を表示するための表示部18、担当者7が各種の情報を操作入力するキーボード等の操作部19が設けられている。
【0026】
さらに、HDD等の記憶装置内には、顧客情報テーブル20、売上データファイル21、キャンペーン設定画面メモリ17、プロモーションマスタファイル22、顧客別実施期間売上データファイル23、キャンペーン申込データファイル24、当選結果ファイル25が設けられている。
【0027】
顧客情報テーブル20内には、図3に示すように、この店舗1を利用する各顧客3における会員番号、氏名、住所、年齢、性別、電子メール、貢献度20a、申込口数20b等が記憶されている。なお、貢献度20aは当該顧客3における過去の買上額が平均的に大きい場合に「大」が予め担当者7にて設定されている。この実施形態にいては、貢献度「大」が設定されていると、キャンペーンの申込数(口数)を1.5倍にする。申込数20bは、キャンペーンのコンテストA、B、Cに対する申込数を示す。
【0028】
なお、この店舗1に初めて来店した客は、最初のPOS端末2での支払い時に、会員登録を行い、会員番号を定めて会員カードの発給を受けて、次回からこの会員カードを提示して支払いを行う。
【0029】
売上データファイル21内には、図4に示すように、各POS端末2で各顧客3に対する1回の販売登録操作毎に生じる売上データ4が時系列的に書込まれる。各売上データ4は、日付、レシート番号、会員番号、POS端末番号、レジ担当者番号、合計金額、各販売商品の商品コードと金額で構成されている。したがって、一つ(1行)の売上データ4が、会員番号で特定される該当顧客3の1回の来店となる。
【0030】
キャンペーン設定画面メモリ17内には、図5に示すように、表示部18に表示するためのキャンペーン設定画面17aが記憶されている。このキャンペーン設定画面17aは、担当者7がキャンペーン実施情報8を操作部19で設定するための設定画面である。すなわち、キャンペーン実施情報8は、大きくわけて、キャンペーン概要26とコンテスト情報27とで構成されている。
【0031】
キャンペーン概要26は、キャンペーンNo、キャンペーン名称、キャンペーン実施期間、キャンペーン申込日、抽選日、コンテスト(景品)の引換券の発行期間等である。なお、キャンペーン申込日は一般的に、キャンペーン実施期間が終了してから2〜3日後に設定され、抽選日はキャンペーン申込日の2〜3日後に設定され、引換券の発行期間は抽選終了後4〜5日経過してから3週間程度である。
【0032】
コンテスト情報27において、この実施形態においては、このキャンペーンに対する各「申込み」に抽選で与える例えばA、B、Cの3種類のコンテスト28a、28b、29cの詳細情報、及び残念賞29の詳細情報をそれぞれ設定する必要がある。
【0033】
コンテスト28aにおいては、図示するように、コンテストAとしての引替え景品名(例えば300円の商品券)、画面メッセージ、当選者数、このコンテストAに対する売上データ4上における所定条件、資格区分、金額、来店日数、申込み区分を設定する必要がある。
【0034】
なお、資格区分における来店日数とは、顧客3が来店した日数を示し、1日に複数回来店したとしても、1日の来店日数となる。また、日数に関係なく、来店回数を所定条件に設定することが可能である。
【0035】
なお、コンテスト28aにおいて申込区分で「毎(複数口数)」と指定すると、キャンペーン実施期間内における該当顧客のお買上げ金額、来店日数、来店回数が一定値(一定金額、一定日数、一定回数)に達する毎に1つ(1口)の登録をキャンペーン申込データファイル24に書込むことを示す。
【0036】
逆に、申込区分で「以上(1口限定)」と指定すると、キャンペーン実施期間全体に亘って、該当顧客のお買上げ金額、来店日数、来店回数が規定値(規定金額、規定日数、規定回数)以上の場合に、1つのみの申込み(1口)の登録をキャンペーン申込データファイル24に書込むことを示す。
【0037】
この実施形態のコンテスト28aの設定内容は、図7(a)のキャンペーン実施情報8のコンテスト情報27内に示すように、コンテスト(景品)が3000円の商品券であり、抽選の当選数が3000であり、キャンペーン申込みの条件は、買上げ金額が10000に到達する毎に1つ(1口)の申込みが実行されることを示す。
【0038】
同様に、担当者7のクリック操作でコンテストBの設定画面を表示させて、コンテスト28bの詳細設定を実施する。この実施形態のコンテスト28bの設定内容は、例えば図7(a)のキャンペーン実施情報8のコンテスト情報27内に示すように、コンテスト(景品)が2000円の商品券であり、抽選の当選数が4000であり、キャンペーン申込みの条件は、来店日数が3日に到達する毎に1つ(1口)の申込みが実行されることを示す。
【0039】
同様に、担当者7のクリック操作でコンテストCの設定画面を表示させて、コンテストC28cの詳細設定を実施する。この実施形態のコンテスト28cの設定内容は、例えば図7(a)のキャンペーン実施情報8のコンテスト情報27内に示すように、コンテスト(景品)が1000円の商品券であり、抽選の当選数が4500であり、キャンペーン申込みの条件は、来店日数が2日に到達する毎に1つ(1口)の申込みが実行されることを示す。
【0040】
同様に、担当者7のクリック操作で残念賞29の設定画面を表示させて、残念賞29の詳細設定を実施する。この実施形態の残念賞29の設定内容は、例えば図7(a)のキャンペーン実施情報8の残念賞29に示すように、景品として粗品(サインペン)が指定され、A、B、Cのコンテストに当選しなかったキャンペーン申込者全員に付与される。
【0041】
図2のプロモーションマスタファイル22内には、図6に示すように、このキャンペーン実施装置6で実施可能な複数のキャンペーンの各キャンペーン実施情報8が記憶されている。各キャンペーンは同一店舗1に対して実施期間を離して実施したり、異なる店舗で実施される。No.1のキャンペーン実施情報8は図7(a)に示すように前述した各詳細情報が設定されている。
【0042】
No.2のキャンペーン実施情報8は図7(b)に示すように設定されている。この場合、図5のコンテスト28aの申込区分で「以上(1口限定)」と指定している。コンテスト28aの設定内容は、コンテスト(景品)が2500円の商品券であり、抽選の当選数が3000であり、キャンペーン申込みの条件は、キャンペーンの実施期間を通して上げ金額が5000円以上であれば1つ(1口)の申込みが実行されることを示す。コンテスト28bの設定内容は、コンテスト(景品)が2000円の商品券であり、抽選の当選数が4000であり、キャンペーン申込みの条件は、キャンペーンの実施期間を通して来店日数が5日以上であれば、1つ(1口)の申込みが実行されることを示す。
【0043】
また、コンテスト28cの設定内容は、コンテスト(景品)が2000円の商品券であり、抽選の当選数が4500であり、キャンペーン申込みの条件は、キャンペーンの実施期間を通して来店回数が5回以上であれば、1つ(1口)の申込みが実行されることを示す。なお、このNo.2のキャンペーン実施情報8には残念賞は設定されていない。
【0044】
図2の顧客別実施期間売上データファイル23は、図8に示すように、図4に示す売上データファイル21における時系列的に記憶された各多くの売上データ4から、日付がキャンペーンの実施期間内の各売上データ4を会員番号毎に分類した顧客毎の複数のデータファイル23aで構成されている。
【0045】
図2のキャンペーン申込データファイル24内には、図9に示すように、キャンペーン毎に、該当キャンペーンのA、B、Cのコンテスト毎に、該当コンテストの条件を満たした各申込みが、1番から連続する通し番号と、該当申込みの顧客3を特定する会員番号が付された状態で記憶される3つのテーブル30a、30b、30cが形成されている。
【0046】
図2の当選結果ファイル25内には、図10に示すように、キャンペーン毎に、該当キャンペーンのA、B、Cのコンテスト毎に、該当コンテストの抽選で当選した各顧客3の会員番号を記憶する3つのテーブル31a、31b、31cと、残念賞に該当する各顧客3の会員番号を記憶するテーブル32とが形成されている。
【0047】
また、図2のキャンペーン実施装置内には、アプリケーション・プログラム上に形成されたソフトウエアとして、キャンペーン実施情報作成部33、売上データ受信部34、実施期間データ抽出部35、キャンペーン申込自動作成部36、抽選部37、乱数発生部38、当選結果送信部39、引換券発行管理部40、引換要求受信部41、及び時計回路42が設けられている。
【0048】
次に各部33〜41の動作を順番に説明する。
キャンペーン実施情報作成部33は、担当者7がキーボード等の操作部19からキャンペーン実施情報8の設定要求が入力されると、キャンペーン設定画面メモリ17に記憶されている図5に示すキャンペーン設定画面17aを読出して、表示部18に表示する。そして、担当者7が、キーボード等の操作部19を操作して、表示画面上で、キャンペーン設定画面17aにおける前述した、キャンペーン概要26とコンテスト情報27からなるキャンペーン実施情報8が操作入力されると、このキャンペーン実施情報8をプロモーションマスタファイル22へ着込む。
【0049】
売上データ受信部34は、販売管理装置5から順次入力される各売上データ4を図4に示す売上データファイル21に時系列的に書込んでいく。実施期間データ抽出部35は、売上データファイル21に順次書込まれていく売上データ4のうち、日付が、プロモーションマスタファイル22のキャンペーン実施情報8のキャンペーンの実施期間内の各売上データ4を会員番号毎に分類して、図8に示す顧客別実施期間売上データファイル23の各データファイル23aに順次書込んで行く。
【0050】
キャンペーン申込自動作成部36は、時計回路42が、プロモーションマスタファイル22のキャンペーン実施情報8のキャンペーン概要26の申込日を計時すると、顧客別実施期間売上データファイル23の各顧客のデータファイル23aの売上データ4から該当顧客3の今回のキャンペーンに対する申込の数を算出して、キャンペーン申込データファイル24へ書込む。
【0051】
このキャンペーン申込自動作成部36の具体的処理動作を図11の流れ図を用いて説明する。先ず、顧客3を特定するための会員番号DNを初期化(DN=1)する(ステップP1)。そして、顧客別実施期間売上データファイル23の会員番号DNのデータアイル23aの各売上データ4を用いたコンテストAに対する申込処理を行う(ステップP2)。
【0052】
このステップP2内において、該当キャンペーンにおけるコンテスト28aの申込条件(例えば買上金額等)を用いて、データファイル23aの全部の売上データ4で何回(何口)の申込みが可能かを算出する(ステップP2a)。次に、顧客情報テーブル20に「大」の貢献度20aが設定されていれば(ステップP2b)、先に算出した申込み数を1.5倍にして(ステップP2c)、キャンペーン申込データファイル24のコンテストAのテーブル30aに、申込み数分の申し込みを書込む。具体的には、テーブル30aに既に登録されている申込みと区別するための連続する申込みNo及び会員番号を付して書込む。同時に、顧客情報テーブル20にコンテストAの申込数20bを設定する(ステップP2d)。
【0053】
ステップP2において、コンテストAに対する申込処理が終了すると、ステップP3にてコンテストBに対する申込処理を同様な手法で実施する。同様に、ステップP4にてコンテストCに対する申込処理を同様な手法で実施する。
【0054】
以上で、一人の顧客3に対するキャンペーンに対する申込処理が終了すると、ステップP5にて、顧客3を特定するための会員番号DNを更新して(DN=DN+1)する。更新後の会員番号DNが顧客別実施期間売上データファイル23に記憶されている顧客数DEを超えていない場合は(ステップP6)、P2へ戻り、次の顧客のコンテストAに対する申込処理を開始する。
【0055】
更新後の会員番号DNが顧客別実施期間売上データファイル23に記憶されている顧客数DEを超えると、このキャンペーン申込自動作成部36の処理を終了する。
【0056】
抽選部37は、時計回路42が、プロモーションマスタファイル22のキャンペーン実施情報8のキャンペーン概要26の抽選日を計時すると、キャンペーン申込データファイル24の該当キャンペーンの各コンテストA、B、Cの各テーブル30a、30b、30cに登録された通し番号で示される各申込みに対して、コンテストA、B、Cの抽選を行い、当選結果を図10に示す当選結果ファイル25へ書込む。
【0057】
この抽選部37の具体的処理動作を図12の流れ図を用いて説明する。先ず、ステップQ1にてコンテストAの抽選を実施する。
【0058】
このステップQ1内において、このコンテストAの当選者数TNを初期化(TN=1)する(ステップQ1a)。次に、乱数発生部38に、プロモーションマスタファイル22のキャンペーン実施情報8のコンテスト情報27のコンテスト28aの当選数(例えば3000)内の1つの数を乱数として発生させる(ステップQ1b)。そして、この乱数に一致する申込番号があれば(ステップQ1c)、この申込番号の会員番号を当選結果ファイル25のコンテストAのテーブル31aへ書込む。同時に、この当選した会員番号が付された全ての申込番号を申込みテーブル30aから削除する(ステップQ1d)。これは、同一会員(顧客3)が同一のコンテストAを重複当選することを防止するためである。
【0059】
そして、当選者数TNを更新(TN=TN+1)して(ステップQ1e)、更新後の当選者数TNがコンテストA28aの当選数(例えば3000)TEを超えていない場合は(ステップQ1f)、ステップQ1bへ戻り、再度、乱数を発生させる。
【0060】
なお、ステップQ1cにて、乱数に一致する申込番号がなければ、同一乱数が出力されたか、すでに当選した会員番号(顧客3)の申込番号で削除されているので、ステップQ1bへ戻り、再度、乱数を発生させる。
【0061】
ステップQ1fにて、更新後の当選者数TNがコンテスト28aの当選数(例えば3000)TEを超えると、コンテストAの抽選を終了する。
【0062】
ステップQ1において、コンテストAに対する抽選が終了すると、ステップQ2にてコンテストBに対する抽選処理を同様な手法で実施する。同様に、ステップQ3にてコンテストCに対する抽選処理を同様な手法で実施する。最後に、キャンペーン申込データデーブル24の各テーブル30a、30b、30cに当選せずに残留し、かつ当選結果ファイル25の各テーブル31a、31b、31cに書込まれていない会員番号(顧客3)を残念賞として、当選結果ファイル25の残念賞のテーブル32に書込む(ステップQ4)。
【0063】
当選結果送信部39は、顧客3からの店舗1に設置された情報端末9を用いた、申込み状況、運当選結果の問合せに対して、顧客情報テーブル20の申込み数20b、当選結果ファイル25の該当顧客3の当選結果を返信する。
【0064】
さらに、当選結果送信部39は、顧客3から顧客端末13、携帯端末14を用いた、申込み状況、運当選結果の問合せに対して、顧客情報テーブル20の申込み数20b、当選結果ファイル25の該当顧客3の当選結果をWebサーバ11、インターネット12を介して返信する。
【0065】
引換券発行管理部40は、顧客3からの店舗1に設置された情報端末9又は顧客端末13を用いた各コンテストA、B、Cの引換券の発行要求が引換要求受信部41で受信すると、情報端末9又は顧客端末13へ引換券の発行指示を送信する。したがって、顧客3は、発行された引換券を店舗1に持参して、景品と引換える。
【0066】
このように構成されたキャンペーン実施装置6の全体動作を図13の流れ図を用いて説明する。
【0067】
担当者7にて、キャンペーン実施情報の設定指示が入力すると(ステップS1)、キャンペーン設定画面17aを表示し(ステップS2)、担当者7にて、キャンペーン実施情報8が入力されると(ステップS3)、このキャンペーン実施情報8をプロモーションマスタファイル22へ書込む(ステップS4)。
【0068】
販売管理装置5から売上データ4が入力されると(ステップS5)、この売上データ4を売上データファイル21へ時系列的に書込む(ステップS6)。売上データ4の日付を読取り(ステップS7)、読取った日付がキャンペーンの実施期間の場合(ステップS8)、この売上データ4を顧客別実施期間売上データファイル23の当該顧客3のデータファイル23aに書込む(ステップS9)。
【0069】
時計回路42がキャンペーン申込日を計時すると(ステップS10)、図11で示した各顧客3のキャンペーンに対する自動申込処理を実施して、キャンペーン申込データファイル24に各申込みを登録する(ステップS11)。さらに、時計回路42が抽選日を計時すると(ステップS12)、図12で示した各顧客3の申込みに対して、キャンペーンの各コンテストA〜Cの抽選を実施して、当選結果を当選結果ファイル25に書込む(ステップS13)。
【0070】
顧客3からのキャンペーンに対する問合せを受信すると(ステップS14)、キャンペーン申込み後で抽選前の場合(ステップS15)、当該顧客3の申込数20bを返信する(ステップS16)。また、抽選済みの場合(ステップS15)、当選結果ファイル25における当該顧客3の当選結果を返信する(ステップS17)。
【0071】
さらに、当選結果を確認した顧客3からの景品への引換券に対する発券要求を受信すると(ステップS18)、発券要求があった情報端末9又は顧客端末13に対して、引換券の発行指示を送信する(ステップS19)。
【0072】
このように構成されたキャンペーン実施装置においては、店舗1で買物を行う顧客3は、キャンペーンの実施期間前、実施期間中において何らキャンペーンの各コンテストA、B、Cに対する申込みを実施することなく、また、1回の買物における購入金額、すなわち、各レシートに記載された売上データ4の合計金額が、キャンペーン申込みの条件を満たすか否かの判断を行う必要はない。
【0073】
そして、例えばキャンペーン実施期間終了後のキャンペーン申込日において、実施期間中における当該顧客の売上データの合計が、買上金額、来店日数、来店回数等の条件に達した場合に、自動的に、キャンペーンの各コンテストA、B、Cに対する申込みが自動的に実施される。そして、抽選日に、各コンテストA、B、Cの抽選に自動的に参加され、コンテストが当選した場合、自己の携帯端末14、顧客端末13、及び店舗1に設置され情報端末9で当選結果を検索することができる。
【0074】
したがって、顧客3に対する負担を掛けることなく、顧客サービスの向上と、より一層の利用客の囲い込みができる。
【0075】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、抽選部37は、図12に示すように、各コンテストA、B、Cのうち、景品の価値が大きい順(A→B→C)に抽選を行い、コンテストに当選したキャンペーン申込者(顧客3)は、この時点で、キャンペーン申込データファイル24の全部のファイル30a、30b、30cに残留している全部の申込Noを削除して、これ以降のコンテストに対する抽選に不参加とすることも可能である。すなわち、同一顧客3に対して複数の景品が当たることが未然に防止される。
【0076】
さらに、店舗1は、実際の店舗のみでなく、インターネット上に形成された仮想店舗であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】本発明の一実施形態に係わるキャンペーン実施方法、およびキャンペーン実施プログラムが適用されるキャンペーン実施装置が組込まれた小売業システムの概略構成図。
【図2】同実施形態のキャンペーン実施装置の概略構成を示す機能ブロック図。
【図3】同実施形態のキャンペーン実施装置内に形成された顧客情報テーブルの記憶内容を示す図。
【図4】同実施形態のキャンペーン実施装置内に形成された売上データファイルの記憶内容を示す図。
【図5】同実施形態のキャンペーン実施装置内に形成されたキャンペーン設定画面メモリの記憶内容を示す図。
【図6】同実施形態のキャンペーン実施装置内に形成されたプロモーションマスタファイルの記憶内容を示す図。
【図7】同プロモーションマスタファイルに記憶されたキャンペーン実施情報を示す図。
【図8】同実施形態のキャンペーン実施装置内に形成された顧客別実施期間売上データファイルの記憶内容を示す図。
【図9】同実施形態のキャンペーン実施装置内に形成されたキャンペーン申込データファイルの記憶内容を示す図。
【図10】同実施形態のキャンペーン実施装置内に形成された当選結果ファイルの記憶内容を示す図。
【図11】同実施形態のキャンペーン実施装置内におけるキャンペーン申込自動作成部の動作を示す流れ図。
【図12】同実施形態のキャンペーン実施装置内における抽選部の動作を示す流れ図。
【図13】同実施形態のキャンペーン実施装置の全体動作を示す流れ図。
【符号の説明】
【0078】
1…店舗、2…POS端末、3…顧客、4…売上データ、5…販売管理装置、6…キャンペーン実施装置、7…担当者、8…キャンペーン実施情報、9…情報端末、17…キャンペーン設定画面メモリ、18…表示部、19…操作部、20…顧客情報テーブル、21…売上データファイル、22…プロモーションマスタファイル、23…顧客別実施期間売上データファイル、24…キャンペーン申込データファイル、25…当選結果ファイル、26…キャンペーン概要、27…コンテスト情報、33…キャンペーン実施情報作成部、34…売上データ受信部、35…実施期間データ抽出部、36…キャンペーン申込自動作成部、37…抽選部、38…乱数発生部、39…当選結果送信部、40…引換券発行管理部、41…引換要求受信部、42…時計回路
【技術分野】
【0001】
本発明は、実在の店舗又はネットショッピング上の仮想店舗における各種商品に対する販売促進のキャンペーンを実施するキャンペーン実施装置、キャンペーン実施方法、およびキャンペーン実施プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一定の商品範囲の商品を大量に販売する量販店、広範囲の商品を取扱うスーパーやデパート等においては、一度来店した客が引き続き自己の店舗を利用するように種々の対策を講じている。例えば、客に対して予めポイントカードを配布し、客の購入金額に応じたポイントを客が提示するポイントカードに累積書込して、次回の購入時における支払いの一部に、ポイントカードに累積されているポイントを当てることが実行されている。
【0003】
上述したポイントカードを用いた店舗に対する客の囲込み手法の他に、一定のキャンペーン実施期間を設定して、このキャンペーン実施期間中に、キャンペーン応募者に対して各種の景品が当たる抽選を実施することが特許文献1に提唱されている。すなわち、キャンペーンに応募できる応募資格は予め購買履歴を参考にして店舗側で定めている。そして、応募資格を有する応募者は、キャンペーン実施期間中に、インターネットを利用して、キャンペーン応募の登録を行う。そして、この応募者に対する抽選を実施し、当選者に対して景品を送付していた。
【特許文献1】特開2003―58761号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1に提唱されたキャンペーンの実施法においてもまだ解消すべき次のような課題があった。
【0005】
すなわち、キャンペーンに応募できる応募資格は過去の購買履歴を参照して店舗側で定めている。したがって、応募資格を有さない一般客にとっては、魅力に乏しいものである。さらに、応募資格を有するものにとっても、自分でキャンペーンに対する応募を実施する必要があるので、非常に煩わしい。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、顧客に対する負担を掛けることなく、また過去に高額購入履歴を有さない一般客にとっても、抽選の機会が与えられ、顧客サービスの向上と、より一層の利用客の囲い込みができるキャンペーン実施装置、キャンペーン実施方法、およびキャンペーン実施プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解消するために、本発明の店舗又は仮想店舗における各種商品に対する販売促進のキャンペーンを実施するキャンペーン実施装置は、外部から入力された各種商品に対する販売実行毎に生じる売上日付、合計金額、顧客特定情報を含む売上データを時系列的に記憶する売上データファイルと、キャンペーンの実施期間、キャンペーン申込者に対する抽選により与えるコンテスト、及びキャンペーン申込に対する売上データ上の所定条件を含むキャンペーン実施情報を作成するキャンペーン実施情報作成手段と、売上データファイルに記憶された前記キャンペーンの実施期間内における顧客毎の売上データを抽出して、この抽出した顧客毎の売上データを所定条件で検索して、各顧客のキャンペーンの申込を定めてキャンペーン申込ファイルに書込むキャンペーン申込自動作成手段と、キャンペーン申込ファイルに記憶された各申込みに対して、キャンペーン実施情報に記憶されているコンテストの抽選を行い、当選結果を当選結果メモリへ書込む抽選手段と、顧客が操作する端末からの要求に応じて当該顧客に関する抽選結果を当選結果メモリから読取って当該顧客の端末へ送信する当選結果送信手段とを備えている。
【0008】
このように構成されたキャンペーン実施装置においては、店舗又は仮想店舗で買物を行う顧客は、何らキャンペーンに対する申込みを実施することなく、また、1回の買物における購入金額、すなわち、各レシートに記載された合計金額が、キャンペーン申込みの条件を満たすか否かの判断を行う必要はない。そして、キャンペーンの申込日に、当該顧客のキャンペーン実施期間中における売上データが所定条件に達した場合に、自動的に、キャンペーンに対する申込みが実施される。そして、コンテストの抽選に自動的に参加され、コンテストが当選した場合、当選結果が知らされる。
【0009】
したがって、顧客に対する負担を掛けることなく、顧客サービスの向上と、より一層の利用客の囲い込みができる。
【0010】
また、別の発明においては、キャンペーンの申込に対する抽選により与えるコンテストは複数種類準備され、売上データ上の所定条件は、コンテストの種類毎に異なる条件が設定されているので、顧客の射幸心をあおり、客のより一層の興味を引くことになる。
【0011】
また、売上データ上の所定条件は、キャンペーンの実施期間内に当該顧客の来店日数の条件と、実施期間内における当該顧客の来店回数の条件との少なくともいずれか一方の条件を含むようにしている。
【0012】
また、売上データ上の所定条件は、キャンペーンの実施期間内における当該顧客の買上げ合計額が規定額以上のときに1回の申込みを行う条件と、実施期間内における当該顧客の買上げ額が一定額に達する毎に1回の申込みを行う条件との少なくとも一方の条件を含むようにしている。
【0013】
さらに、いずれのコンテストも当選しなかったキャンペーン申込者に対して残念賞を与えることも可能である。
【0014】
さらに、複数種類のコンテストに対して予め定められた順序で抽選を行い、コンテストに当選したキャンペーン申込者は、これ以降のコンテストに対する抽選に不参加としている。すなわち、より、多くの顧客に対してコンテストの付与ができる。
【0015】
売上データ上の所定条件を、顧客毎に、当該顧客の過去から現在までの売上に対する貢献度に応じて可変設定することによって、従来からの重要な顧客を厚遇することができる。
【0016】
また、本発明の店舗又は仮想店舗における各種商品に対する販売促進のキャンペーンを実施するキャンペーン実施方法においては、外部から入力された各種商品に対する販売実行毎に生じる売上日付、合計金額、顧客特定情報を含む売上データを売上データファイルに時系列的に書込む売上データ書込工程と、キャンペーンの実施期間、キャンペーン申込者に対する抽選により与えるコンテスト、及びキャンペーン申込に対する売上データ上の所定条件を含むキャンペーン実施情報を作成するキャンペーン実施情報作成工程と、売上データファイルに記憶されたキャンペーンの実施期間内における顧客毎の売上データを抽出して、この抽出した顧客毎の売上データを前記所定条件で検索して、各顧客のキャンペーンの申込を定めてキャンペーン申込ファイルに書込むキャンペーン申込自動作成工程と、キャンペーン申込ファイルに記憶された各申込みに対して、キャンペーン実施情報に記憶されているコンテストの抽選を行い、当選結果を当選結果メモリへ書込む抽選工程と、顧客が操作する端末からの要求に応じて当該顧客に関する抽選結果を当選結果メモリから読取って当該顧客の端末へ送信する当選結果送信工程とを備えている。
【0017】
このように構成されたキャンペーン実施方法においても、先の発明のキャンペーン実施装置とほぼ同様の作用効果を奏することが可能である。
【0018】
また、本発明のキャンペーン実施プログラムは、店舗又は仮想店舗における各種商品に対する販売促進のキャンペーンを実施するコンピュータに、外部から入力された各種商品に対する販売実行毎に生じる売上日付、合計金額、顧客特定情報を含む売上データを売上データファイルに時系列的に書込む売上データ書込機能、キャンペーンの実施期間、キャンペーン申込者に対する抽選により与えるコンテスト、及びキャンペーン申込に対する前記売上データ上の所定条件を含むキャンペーン実施情報を作成するキャンペーン実施情報作成機能、売上データファイルに記憶されたキャンペーンの実施期間内における顧客毎の売上データを抽出して、この抽出した顧客毎の売上データを前記所定条件で検索して、各顧客のキャンペーンの申込を定めてキャンペーン申込ファイルに書込むキャンペーン申込自動作成機能、キャンペーン申込ファイルに記憶された各申込みに対して、キャンペーン実施情報に記憶されているコンテストの抽選を行い、当選結果を当選結果メモリへ書込む抽選機能、顧客が操作する端末からの要求に応じて当該顧客に関する抽選結果を当選結果メモリから読取って当該顧客の端末へ送信する当選結果送信機能を実現させる。
【0019】
このように構成されたキャンペーン実施プログラムにおいても、先の発明のキャンペーン実施装置とほぼ同様の作用効果を奏することが可能である。
【発明の効果】
【0020】
本発明においては、顧客に対する負担を掛けることなく、また過去に高額購入履歴を有さない一般客にとっても、抽選の機会が与えられ、顧客サービスの向上と、より一層の利用客の囲い込みができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
【0022】
図1は本発明の一実施形態に係わるキャンペーン実施方法、およびキャンペーン実施プログラムが適用されるキャンペーン実施装置が組込まれた小売業システムの概略構成図である。
【0023】
店舗1の各売り場にはそれぞれPOS(販売時点情報管理)端末2が設置されており、各POS端末2は、この店舗1に来店した顧客3が購入した各商品に対する販売登録処理を行い、販売登録結果である図4に示す売上データ4を例えばこの店舗1の事務所に設置されたホストコンピュータからなる販売管理装置5に送信する。この販売管理装置5は、各POS端末2から入力された売上データ4に基づいて、売上データの集計、商品の仕入れ等の販売管理を実施するとともに、各POS端末2から受信した各売上データ4をそのままコンピュータからなるキャンペーン実施装置6へ送信する。
【0024】
キャンペーン実施装置6は、担当者7の操作に基づいて図7(a)、(b)に示すキャンペーン実施情報8を作成し、キャンペーン実施結果の一部であるコンテストA、B、Cの当選結果を店舗1内に設置された情報端末9へ表示する。また、キャンペーン実施装置6は、必要に応じて、Webサーバ11、インターネット等のネットワーク12を介して、顧客3の自宅に設置されたPC(パーソナル・コンピュータ)からなる顧客端末13及び顧客3が所持する形態端末14へ当選結果を送信する。なお、店舗1内に設置された情報端末9は、商品に関する情報、営業案内、キャンペーン情報等を顧客3自身が検索するための端末である。
【0025】
図2は、コンピュータからなるキャンペーン実施装置6の概略構成を示す機能ブロック図である。このキャンペーン実施装置6には、販売管理装置5から売上データ4を受信する通信部15、店舗1に設置された情報端末9と情報交換するための通信部16、図5に示すキャンペーン設定画面17aを含む各種の情報を表示するための表示部18、担当者7が各種の情報を操作入力するキーボード等の操作部19が設けられている。
【0026】
さらに、HDD等の記憶装置内には、顧客情報テーブル20、売上データファイル21、キャンペーン設定画面メモリ17、プロモーションマスタファイル22、顧客別実施期間売上データファイル23、キャンペーン申込データファイル24、当選結果ファイル25が設けられている。
【0027】
顧客情報テーブル20内には、図3に示すように、この店舗1を利用する各顧客3における会員番号、氏名、住所、年齢、性別、電子メール、貢献度20a、申込口数20b等が記憶されている。なお、貢献度20aは当該顧客3における過去の買上額が平均的に大きい場合に「大」が予め担当者7にて設定されている。この実施形態にいては、貢献度「大」が設定されていると、キャンペーンの申込数(口数)を1.5倍にする。申込数20bは、キャンペーンのコンテストA、B、Cに対する申込数を示す。
【0028】
なお、この店舗1に初めて来店した客は、最初のPOS端末2での支払い時に、会員登録を行い、会員番号を定めて会員カードの発給を受けて、次回からこの会員カードを提示して支払いを行う。
【0029】
売上データファイル21内には、図4に示すように、各POS端末2で各顧客3に対する1回の販売登録操作毎に生じる売上データ4が時系列的に書込まれる。各売上データ4は、日付、レシート番号、会員番号、POS端末番号、レジ担当者番号、合計金額、各販売商品の商品コードと金額で構成されている。したがって、一つ(1行)の売上データ4が、会員番号で特定される該当顧客3の1回の来店となる。
【0030】
キャンペーン設定画面メモリ17内には、図5に示すように、表示部18に表示するためのキャンペーン設定画面17aが記憶されている。このキャンペーン設定画面17aは、担当者7がキャンペーン実施情報8を操作部19で設定するための設定画面である。すなわち、キャンペーン実施情報8は、大きくわけて、キャンペーン概要26とコンテスト情報27とで構成されている。
【0031】
キャンペーン概要26は、キャンペーンNo、キャンペーン名称、キャンペーン実施期間、キャンペーン申込日、抽選日、コンテスト(景品)の引換券の発行期間等である。なお、キャンペーン申込日は一般的に、キャンペーン実施期間が終了してから2〜3日後に設定され、抽選日はキャンペーン申込日の2〜3日後に設定され、引換券の発行期間は抽選終了後4〜5日経過してから3週間程度である。
【0032】
コンテスト情報27において、この実施形態においては、このキャンペーンに対する各「申込み」に抽選で与える例えばA、B、Cの3種類のコンテスト28a、28b、29cの詳細情報、及び残念賞29の詳細情報をそれぞれ設定する必要がある。
【0033】
コンテスト28aにおいては、図示するように、コンテストAとしての引替え景品名(例えば300円の商品券)、画面メッセージ、当選者数、このコンテストAに対する売上データ4上における所定条件、資格区分、金額、来店日数、申込み区分を設定する必要がある。
【0034】
なお、資格区分における来店日数とは、顧客3が来店した日数を示し、1日に複数回来店したとしても、1日の来店日数となる。また、日数に関係なく、来店回数を所定条件に設定することが可能である。
【0035】
なお、コンテスト28aにおいて申込区分で「毎(複数口数)」と指定すると、キャンペーン実施期間内における該当顧客のお買上げ金額、来店日数、来店回数が一定値(一定金額、一定日数、一定回数)に達する毎に1つ(1口)の登録をキャンペーン申込データファイル24に書込むことを示す。
【0036】
逆に、申込区分で「以上(1口限定)」と指定すると、キャンペーン実施期間全体に亘って、該当顧客のお買上げ金額、来店日数、来店回数が規定値(規定金額、規定日数、規定回数)以上の場合に、1つのみの申込み(1口)の登録をキャンペーン申込データファイル24に書込むことを示す。
【0037】
この実施形態のコンテスト28aの設定内容は、図7(a)のキャンペーン実施情報8のコンテスト情報27内に示すように、コンテスト(景品)が3000円の商品券であり、抽選の当選数が3000であり、キャンペーン申込みの条件は、買上げ金額が10000に到達する毎に1つ(1口)の申込みが実行されることを示す。
【0038】
同様に、担当者7のクリック操作でコンテストBの設定画面を表示させて、コンテスト28bの詳細設定を実施する。この実施形態のコンテスト28bの設定内容は、例えば図7(a)のキャンペーン実施情報8のコンテスト情報27内に示すように、コンテスト(景品)が2000円の商品券であり、抽選の当選数が4000であり、キャンペーン申込みの条件は、来店日数が3日に到達する毎に1つ(1口)の申込みが実行されることを示す。
【0039】
同様に、担当者7のクリック操作でコンテストCの設定画面を表示させて、コンテストC28cの詳細設定を実施する。この実施形態のコンテスト28cの設定内容は、例えば図7(a)のキャンペーン実施情報8のコンテスト情報27内に示すように、コンテスト(景品)が1000円の商品券であり、抽選の当選数が4500であり、キャンペーン申込みの条件は、来店日数が2日に到達する毎に1つ(1口)の申込みが実行されることを示す。
【0040】
同様に、担当者7のクリック操作で残念賞29の設定画面を表示させて、残念賞29の詳細設定を実施する。この実施形態の残念賞29の設定内容は、例えば図7(a)のキャンペーン実施情報8の残念賞29に示すように、景品として粗品(サインペン)が指定され、A、B、Cのコンテストに当選しなかったキャンペーン申込者全員に付与される。
【0041】
図2のプロモーションマスタファイル22内には、図6に示すように、このキャンペーン実施装置6で実施可能な複数のキャンペーンの各キャンペーン実施情報8が記憶されている。各キャンペーンは同一店舗1に対して実施期間を離して実施したり、異なる店舗で実施される。No.1のキャンペーン実施情報8は図7(a)に示すように前述した各詳細情報が設定されている。
【0042】
No.2のキャンペーン実施情報8は図7(b)に示すように設定されている。この場合、図5のコンテスト28aの申込区分で「以上(1口限定)」と指定している。コンテスト28aの設定内容は、コンテスト(景品)が2500円の商品券であり、抽選の当選数が3000であり、キャンペーン申込みの条件は、キャンペーンの実施期間を通して上げ金額が5000円以上であれば1つ(1口)の申込みが実行されることを示す。コンテスト28bの設定内容は、コンテスト(景品)が2000円の商品券であり、抽選の当選数が4000であり、キャンペーン申込みの条件は、キャンペーンの実施期間を通して来店日数が5日以上であれば、1つ(1口)の申込みが実行されることを示す。
【0043】
また、コンテスト28cの設定内容は、コンテスト(景品)が2000円の商品券であり、抽選の当選数が4500であり、キャンペーン申込みの条件は、キャンペーンの実施期間を通して来店回数が5回以上であれば、1つ(1口)の申込みが実行されることを示す。なお、このNo.2のキャンペーン実施情報8には残念賞は設定されていない。
【0044】
図2の顧客別実施期間売上データファイル23は、図8に示すように、図4に示す売上データファイル21における時系列的に記憶された各多くの売上データ4から、日付がキャンペーンの実施期間内の各売上データ4を会員番号毎に分類した顧客毎の複数のデータファイル23aで構成されている。
【0045】
図2のキャンペーン申込データファイル24内には、図9に示すように、キャンペーン毎に、該当キャンペーンのA、B、Cのコンテスト毎に、該当コンテストの条件を満たした各申込みが、1番から連続する通し番号と、該当申込みの顧客3を特定する会員番号が付された状態で記憶される3つのテーブル30a、30b、30cが形成されている。
【0046】
図2の当選結果ファイル25内には、図10に示すように、キャンペーン毎に、該当キャンペーンのA、B、Cのコンテスト毎に、該当コンテストの抽選で当選した各顧客3の会員番号を記憶する3つのテーブル31a、31b、31cと、残念賞に該当する各顧客3の会員番号を記憶するテーブル32とが形成されている。
【0047】
また、図2のキャンペーン実施装置内には、アプリケーション・プログラム上に形成されたソフトウエアとして、キャンペーン実施情報作成部33、売上データ受信部34、実施期間データ抽出部35、キャンペーン申込自動作成部36、抽選部37、乱数発生部38、当選結果送信部39、引換券発行管理部40、引換要求受信部41、及び時計回路42が設けられている。
【0048】
次に各部33〜41の動作を順番に説明する。
キャンペーン実施情報作成部33は、担当者7がキーボード等の操作部19からキャンペーン実施情報8の設定要求が入力されると、キャンペーン設定画面メモリ17に記憶されている図5に示すキャンペーン設定画面17aを読出して、表示部18に表示する。そして、担当者7が、キーボード等の操作部19を操作して、表示画面上で、キャンペーン設定画面17aにおける前述した、キャンペーン概要26とコンテスト情報27からなるキャンペーン実施情報8が操作入力されると、このキャンペーン実施情報8をプロモーションマスタファイル22へ着込む。
【0049】
売上データ受信部34は、販売管理装置5から順次入力される各売上データ4を図4に示す売上データファイル21に時系列的に書込んでいく。実施期間データ抽出部35は、売上データファイル21に順次書込まれていく売上データ4のうち、日付が、プロモーションマスタファイル22のキャンペーン実施情報8のキャンペーンの実施期間内の各売上データ4を会員番号毎に分類して、図8に示す顧客別実施期間売上データファイル23の各データファイル23aに順次書込んで行く。
【0050】
キャンペーン申込自動作成部36は、時計回路42が、プロモーションマスタファイル22のキャンペーン実施情報8のキャンペーン概要26の申込日を計時すると、顧客別実施期間売上データファイル23の各顧客のデータファイル23aの売上データ4から該当顧客3の今回のキャンペーンに対する申込の数を算出して、キャンペーン申込データファイル24へ書込む。
【0051】
このキャンペーン申込自動作成部36の具体的処理動作を図11の流れ図を用いて説明する。先ず、顧客3を特定するための会員番号DNを初期化(DN=1)する(ステップP1)。そして、顧客別実施期間売上データファイル23の会員番号DNのデータアイル23aの各売上データ4を用いたコンテストAに対する申込処理を行う(ステップP2)。
【0052】
このステップP2内において、該当キャンペーンにおけるコンテスト28aの申込条件(例えば買上金額等)を用いて、データファイル23aの全部の売上データ4で何回(何口)の申込みが可能かを算出する(ステップP2a)。次に、顧客情報テーブル20に「大」の貢献度20aが設定されていれば(ステップP2b)、先に算出した申込み数を1.5倍にして(ステップP2c)、キャンペーン申込データファイル24のコンテストAのテーブル30aに、申込み数分の申し込みを書込む。具体的には、テーブル30aに既に登録されている申込みと区別するための連続する申込みNo及び会員番号を付して書込む。同時に、顧客情報テーブル20にコンテストAの申込数20bを設定する(ステップP2d)。
【0053】
ステップP2において、コンテストAに対する申込処理が終了すると、ステップP3にてコンテストBに対する申込処理を同様な手法で実施する。同様に、ステップP4にてコンテストCに対する申込処理を同様な手法で実施する。
【0054】
以上で、一人の顧客3に対するキャンペーンに対する申込処理が終了すると、ステップP5にて、顧客3を特定するための会員番号DNを更新して(DN=DN+1)する。更新後の会員番号DNが顧客別実施期間売上データファイル23に記憶されている顧客数DEを超えていない場合は(ステップP6)、P2へ戻り、次の顧客のコンテストAに対する申込処理を開始する。
【0055】
更新後の会員番号DNが顧客別実施期間売上データファイル23に記憶されている顧客数DEを超えると、このキャンペーン申込自動作成部36の処理を終了する。
【0056】
抽選部37は、時計回路42が、プロモーションマスタファイル22のキャンペーン実施情報8のキャンペーン概要26の抽選日を計時すると、キャンペーン申込データファイル24の該当キャンペーンの各コンテストA、B、Cの各テーブル30a、30b、30cに登録された通し番号で示される各申込みに対して、コンテストA、B、Cの抽選を行い、当選結果を図10に示す当選結果ファイル25へ書込む。
【0057】
この抽選部37の具体的処理動作を図12の流れ図を用いて説明する。先ず、ステップQ1にてコンテストAの抽選を実施する。
【0058】
このステップQ1内において、このコンテストAの当選者数TNを初期化(TN=1)する(ステップQ1a)。次に、乱数発生部38に、プロモーションマスタファイル22のキャンペーン実施情報8のコンテスト情報27のコンテスト28aの当選数(例えば3000)内の1つの数を乱数として発生させる(ステップQ1b)。そして、この乱数に一致する申込番号があれば(ステップQ1c)、この申込番号の会員番号を当選結果ファイル25のコンテストAのテーブル31aへ書込む。同時に、この当選した会員番号が付された全ての申込番号を申込みテーブル30aから削除する(ステップQ1d)。これは、同一会員(顧客3)が同一のコンテストAを重複当選することを防止するためである。
【0059】
そして、当選者数TNを更新(TN=TN+1)して(ステップQ1e)、更新後の当選者数TNがコンテストA28aの当選数(例えば3000)TEを超えていない場合は(ステップQ1f)、ステップQ1bへ戻り、再度、乱数を発生させる。
【0060】
なお、ステップQ1cにて、乱数に一致する申込番号がなければ、同一乱数が出力されたか、すでに当選した会員番号(顧客3)の申込番号で削除されているので、ステップQ1bへ戻り、再度、乱数を発生させる。
【0061】
ステップQ1fにて、更新後の当選者数TNがコンテスト28aの当選数(例えば3000)TEを超えると、コンテストAの抽選を終了する。
【0062】
ステップQ1において、コンテストAに対する抽選が終了すると、ステップQ2にてコンテストBに対する抽選処理を同様な手法で実施する。同様に、ステップQ3にてコンテストCに対する抽選処理を同様な手法で実施する。最後に、キャンペーン申込データデーブル24の各テーブル30a、30b、30cに当選せずに残留し、かつ当選結果ファイル25の各テーブル31a、31b、31cに書込まれていない会員番号(顧客3)を残念賞として、当選結果ファイル25の残念賞のテーブル32に書込む(ステップQ4)。
【0063】
当選結果送信部39は、顧客3からの店舗1に設置された情報端末9を用いた、申込み状況、運当選結果の問合せに対して、顧客情報テーブル20の申込み数20b、当選結果ファイル25の該当顧客3の当選結果を返信する。
【0064】
さらに、当選結果送信部39は、顧客3から顧客端末13、携帯端末14を用いた、申込み状況、運当選結果の問合せに対して、顧客情報テーブル20の申込み数20b、当選結果ファイル25の該当顧客3の当選結果をWebサーバ11、インターネット12を介して返信する。
【0065】
引換券発行管理部40は、顧客3からの店舗1に設置された情報端末9又は顧客端末13を用いた各コンテストA、B、Cの引換券の発行要求が引換要求受信部41で受信すると、情報端末9又は顧客端末13へ引換券の発行指示を送信する。したがって、顧客3は、発行された引換券を店舗1に持参して、景品と引換える。
【0066】
このように構成されたキャンペーン実施装置6の全体動作を図13の流れ図を用いて説明する。
【0067】
担当者7にて、キャンペーン実施情報の設定指示が入力すると(ステップS1)、キャンペーン設定画面17aを表示し(ステップS2)、担当者7にて、キャンペーン実施情報8が入力されると(ステップS3)、このキャンペーン実施情報8をプロモーションマスタファイル22へ書込む(ステップS4)。
【0068】
販売管理装置5から売上データ4が入力されると(ステップS5)、この売上データ4を売上データファイル21へ時系列的に書込む(ステップS6)。売上データ4の日付を読取り(ステップS7)、読取った日付がキャンペーンの実施期間の場合(ステップS8)、この売上データ4を顧客別実施期間売上データファイル23の当該顧客3のデータファイル23aに書込む(ステップS9)。
【0069】
時計回路42がキャンペーン申込日を計時すると(ステップS10)、図11で示した各顧客3のキャンペーンに対する自動申込処理を実施して、キャンペーン申込データファイル24に各申込みを登録する(ステップS11)。さらに、時計回路42が抽選日を計時すると(ステップS12)、図12で示した各顧客3の申込みに対して、キャンペーンの各コンテストA〜Cの抽選を実施して、当選結果を当選結果ファイル25に書込む(ステップS13)。
【0070】
顧客3からのキャンペーンに対する問合せを受信すると(ステップS14)、キャンペーン申込み後で抽選前の場合(ステップS15)、当該顧客3の申込数20bを返信する(ステップS16)。また、抽選済みの場合(ステップS15)、当選結果ファイル25における当該顧客3の当選結果を返信する(ステップS17)。
【0071】
さらに、当選結果を確認した顧客3からの景品への引換券に対する発券要求を受信すると(ステップS18)、発券要求があった情報端末9又は顧客端末13に対して、引換券の発行指示を送信する(ステップS19)。
【0072】
このように構成されたキャンペーン実施装置においては、店舗1で買物を行う顧客3は、キャンペーンの実施期間前、実施期間中において何らキャンペーンの各コンテストA、B、Cに対する申込みを実施することなく、また、1回の買物における購入金額、すなわち、各レシートに記載された売上データ4の合計金額が、キャンペーン申込みの条件を満たすか否かの判断を行う必要はない。
【0073】
そして、例えばキャンペーン実施期間終了後のキャンペーン申込日において、実施期間中における当該顧客の売上データの合計が、買上金額、来店日数、来店回数等の条件に達した場合に、自動的に、キャンペーンの各コンテストA、B、Cに対する申込みが自動的に実施される。そして、抽選日に、各コンテストA、B、Cの抽選に自動的に参加され、コンテストが当選した場合、自己の携帯端末14、顧客端末13、及び店舗1に設置され情報端末9で当選結果を検索することができる。
【0074】
したがって、顧客3に対する負担を掛けることなく、顧客サービスの向上と、より一層の利用客の囲い込みができる。
【0075】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、抽選部37は、図12に示すように、各コンテストA、B、Cのうち、景品の価値が大きい順(A→B→C)に抽選を行い、コンテストに当選したキャンペーン申込者(顧客3)は、この時点で、キャンペーン申込データファイル24の全部のファイル30a、30b、30cに残留している全部の申込Noを削除して、これ以降のコンテストに対する抽選に不参加とすることも可能である。すなわち、同一顧客3に対して複数の景品が当たることが未然に防止される。
【0076】
さらに、店舗1は、実際の店舗のみでなく、インターネット上に形成された仮想店舗であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】本発明の一実施形態に係わるキャンペーン実施方法、およびキャンペーン実施プログラムが適用されるキャンペーン実施装置が組込まれた小売業システムの概略構成図。
【図2】同実施形態のキャンペーン実施装置の概略構成を示す機能ブロック図。
【図3】同実施形態のキャンペーン実施装置内に形成された顧客情報テーブルの記憶内容を示す図。
【図4】同実施形態のキャンペーン実施装置内に形成された売上データファイルの記憶内容を示す図。
【図5】同実施形態のキャンペーン実施装置内に形成されたキャンペーン設定画面メモリの記憶内容を示す図。
【図6】同実施形態のキャンペーン実施装置内に形成されたプロモーションマスタファイルの記憶内容を示す図。
【図7】同プロモーションマスタファイルに記憶されたキャンペーン実施情報を示す図。
【図8】同実施形態のキャンペーン実施装置内に形成された顧客別実施期間売上データファイルの記憶内容を示す図。
【図9】同実施形態のキャンペーン実施装置内に形成されたキャンペーン申込データファイルの記憶内容を示す図。
【図10】同実施形態のキャンペーン実施装置内に形成された当選結果ファイルの記憶内容を示す図。
【図11】同実施形態のキャンペーン実施装置内におけるキャンペーン申込自動作成部の動作を示す流れ図。
【図12】同実施形態のキャンペーン実施装置内における抽選部の動作を示す流れ図。
【図13】同実施形態のキャンペーン実施装置の全体動作を示す流れ図。
【符号の説明】
【0078】
1…店舗、2…POS端末、3…顧客、4…売上データ、5…販売管理装置、6…キャンペーン実施装置、7…担当者、8…キャンペーン実施情報、9…情報端末、17…キャンペーン設定画面メモリ、18…表示部、19…操作部、20…顧客情報テーブル、21…売上データファイル、22…プロモーションマスタファイル、23…顧客別実施期間売上データファイル、24…キャンペーン申込データファイル、25…当選結果ファイル、26…キャンペーン概要、27…コンテスト情報、33…キャンペーン実施情報作成部、34…売上データ受信部、35…実施期間データ抽出部、36…キャンペーン申込自動作成部、37…抽選部、38…乱数発生部、39…当選結果送信部、40…引換券発行管理部、41…引換要求受信部、42…時計回路
【特許請求の範囲】
【請求項1】
店舗又は仮想店舗における各種商品に対する販売促進のキャンペーンを実施するキャンペーン実施装置において、
外部から入力された各種商品に対する販売実行毎に生じる売上日付、合計金額、顧客特定情報を含む売上データを時系列的に記憶する売上データファイルと、
キャンペーンの実施期間、キャンペーン申込者に対する抽選により与えるコンテスト、及びキャンペーン申込に対する前記売上データ上の所定条件を含むキャンペーン実施情報を作成するキャンペーン実施情報作成手段と、
前記売上データファイルに記憶された前記キャンペーンの実施期間内における顧客毎の売上データを抽出して、この抽出した顧客毎の売上データを前記所定条件で検索して、各顧客のキャンペーンの申込を定めてキャンペーン申込ファイルに書込むキャンペーン申込自動作成手段と、
前記キャンペーン申込ファイルに記憶された各申込みに対して、前記キャンペーン実施情報に記憶されているコンテストの抽選を行い、当選結果を当選結果メモリへ書込む抽選手段と、
前記顧客が操作する端末からの要求に応じて当該顧客に関する抽選結果を前記当選結果メモリから読取って当該顧客の端末へ送信する当選結果送信手段と
を備えたことを特徴とするキャンペーン実施装置。
【請求項2】
前記キャンペーンの申込に対する抽選により与えるコンテストは複数種類あり、
前記売上データ上の所定条件は、前記コンテストの種類毎に異なる条件が設定されている
ことを特徴とする請求項1記載のキャンペーン実施装置。
【請求項3】
前記売上データ上の所定条件は、前記キャンペーンの実施期間内に当該顧客の来店日数の条件と、実施期間内における当該顧客の来店回数の条件との少なくともいずれか一方の条件を含むことを特徴とする請求項2記載のキャンペーン実施装置。
【請求項4】
前記売上データ上の所定条件は、前記キャンペーンの実施期間内における当該顧客の買上げ合計額が規定額以上のときに1回の申込みを行う条件と、前記実施期間内における当該顧客の買上げ額が一定額に達する毎に1回の申込みを行う条件との少なくとも一方の条件を含むことを特徴とする請求項2記載のキャンペーン実施装置。
【請求項5】
前記抽選手段によりいずれのコンテストも当選しなかったキャンペーン申込者に対して残念賞を与えることを特徴とする請求項2から4までのいずれか1項記載のキャンペーン実施装置。
【請求項6】
前記抽選手段は、前記複数種類のコンテストに対して、予め定められた順序で抽選を行い、コンテストに当選したキャンペーン申込者は、これ以降のコンテストに対する抽選に不参加とすることを特徴とする請求項2記載のキャンペーン実施装置。
【請求項7】
前記売上データ上の所定条件は、顧客毎に、当該顧客の過去から現在までの売上に対する貢献度に応じて可変設定されることを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項記載のキャンペーン実施装置。
【請求項8】
店舗又は仮想店舗における各種商品に対する販売促進のキャンペーンを実施するキャンペーン実施方法において、
外部から入力された各種商品に対する販売実行毎に生じる売上日付、合計金額、顧客特定情報を含む売上データを売上データファイルに時系列的に書込む売上データ書込工程と、
キャンペーンの実施期間、キャンペーン申込者に対する抽選により与えるコンテスト、及びキャンペーン申込に対する前記売上データ上の所定条件を含むキャンペーン実施情報を作成するキャンペーン実施情報作成工程と、
前記売上データファイルに記憶された前記キャンペーンの実施期間内における顧客毎の売上データを抽出して、この抽出した顧客毎の売上データを前記所定条件で検索して、各顧客のキャンペーンの申込を定めてキャンペーン申込ファイルに書込むキャンペーン申込自動作成工程と、
前記キャンペーン申込ファイルに記憶された各申込みに対して、前記キャンペーン実施情報に記憶されているコンテストの抽選を行い、当選結果を当選結果メモリへ書込む抽選工程と、
前記顧客が操作する端末からの要求に応じて当該顧客に関する抽選結果を前記当選結果メモリから読取って当該顧客の端末へ送信する当選結果送信工程と
を備えたことを特徴とするキャンペーン実施方法。
【請求項9】
店舗又は仮想店舗における各種商品に対する販売促進のキャンペーンを実施するコンピュータに、
外部から入力された各種商品に対する販売実行毎に生じる売上日付、合計金額、顧客特定情報を含む売上データを売上データファイルに時系列的に書込む売上データ書込機能、
キャンペーンの実施期間、キャンペーン申込者に対する抽選により与えるコンテスト、及びキャンペーン申込に対する前記売上データ上の所定条件を含むキャンペーン実施情報を作成するキャンペーン実施情報作成機能、
前記売上データファイルに記憶された前記キャンペーンの実施期間内における顧客毎の売上データを抽出して、この抽出した顧客毎の売上データを前記所定条件で検索して、各顧客のキャンペーンの申込を定めてキャンペーン申込ファイルに書込むキャンペーン申込自動作成機能、
前記キャンペーン申込ファイルに記憶された各申込みに対して、前記キャンペーン実施情報に記憶されているコンテストの抽選を行い、当選結果を当選結果メモリへ書込む抽選機能、
前記顧客が操作する端末からの要求に応じて当該顧客に関する抽選結果を前記当選結果メモリから読取って当該顧客の端末へ送信する当選結果送信機能
を実現させるためのキャンペーン実施プログラム。
【請求項1】
店舗又は仮想店舗における各種商品に対する販売促進のキャンペーンを実施するキャンペーン実施装置において、
外部から入力された各種商品に対する販売実行毎に生じる売上日付、合計金額、顧客特定情報を含む売上データを時系列的に記憶する売上データファイルと、
キャンペーンの実施期間、キャンペーン申込者に対する抽選により与えるコンテスト、及びキャンペーン申込に対する前記売上データ上の所定条件を含むキャンペーン実施情報を作成するキャンペーン実施情報作成手段と、
前記売上データファイルに記憶された前記キャンペーンの実施期間内における顧客毎の売上データを抽出して、この抽出した顧客毎の売上データを前記所定条件で検索して、各顧客のキャンペーンの申込を定めてキャンペーン申込ファイルに書込むキャンペーン申込自動作成手段と、
前記キャンペーン申込ファイルに記憶された各申込みに対して、前記キャンペーン実施情報に記憶されているコンテストの抽選を行い、当選結果を当選結果メモリへ書込む抽選手段と、
前記顧客が操作する端末からの要求に応じて当該顧客に関する抽選結果を前記当選結果メモリから読取って当該顧客の端末へ送信する当選結果送信手段と
を備えたことを特徴とするキャンペーン実施装置。
【請求項2】
前記キャンペーンの申込に対する抽選により与えるコンテストは複数種類あり、
前記売上データ上の所定条件は、前記コンテストの種類毎に異なる条件が設定されている
ことを特徴とする請求項1記載のキャンペーン実施装置。
【請求項3】
前記売上データ上の所定条件は、前記キャンペーンの実施期間内に当該顧客の来店日数の条件と、実施期間内における当該顧客の来店回数の条件との少なくともいずれか一方の条件を含むことを特徴とする請求項2記載のキャンペーン実施装置。
【請求項4】
前記売上データ上の所定条件は、前記キャンペーンの実施期間内における当該顧客の買上げ合計額が規定額以上のときに1回の申込みを行う条件と、前記実施期間内における当該顧客の買上げ額が一定額に達する毎に1回の申込みを行う条件との少なくとも一方の条件を含むことを特徴とする請求項2記載のキャンペーン実施装置。
【請求項5】
前記抽選手段によりいずれのコンテストも当選しなかったキャンペーン申込者に対して残念賞を与えることを特徴とする請求項2から4までのいずれか1項記載のキャンペーン実施装置。
【請求項6】
前記抽選手段は、前記複数種類のコンテストに対して、予め定められた順序で抽選を行い、コンテストに当選したキャンペーン申込者は、これ以降のコンテストに対する抽選に不参加とすることを特徴とする請求項2記載のキャンペーン実施装置。
【請求項7】
前記売上データ上の所定条件は、顧客毎に、当該顧客の過去から現在までの売上に対する貢献度に応じて可変設定されることを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項記載のキャンペーン実施装置。
【請求項8】
店舗又は仮想店舗における各種商品に対する販売促進のキャンペーンを実施するキャンペーン実施方法において、
外部から入力された各種商品に対する販売実行毎に生じる売上日付、合計金額、顧客特定情報を含む売上データを売上データファイルに時系列的に書込む売上データ書込工程と、
キャンペーンの実施期間、キャンペーン申込者に対する抽選により与えるコンテスト、及びキャンペーン申込に対する前記売上データ上の所定条件を含むキャンペーン実施情報を作成するキャンペーン実施情報作成工程と、
前記売上データファイルに記憶された前記キャンペーンの実施期間内における顧客毎の売上データを抽出して、この抽出した顧客毎の売上データを前記所定条件で検索して、各顧客のキャンペーンの申込を定めてキャンペーン申込ファイルに書込むキャンペーン申込自動作成工程と、
前記キャンペーン申込ファイルに記憶された各申込みに対して、前記キャンペーン実施情報に記憶されているコンテストの抽選を行い、当選結果を当選結果メモリへ書込む抽選工程と、
前記顧客が操作する端末からの要求に応じて当該顧客に関する抽選結果を前記当選結果メモリから読取って当該顧客の端末へ送信する当選結果送信工程と
を備えたことを特徴とするキャンペーン実施方法。
【請求項9】
店舗又は仮想店舗における各種商品に対する販売促進のキャンペーンを実施するコンピュータに、
外部から入力された各種商品に対する販売実行毎に生じる売上日付、合計金額、顧客特定情報を含む売上データを売上データファイルに時系列的に書込む売上データ書込機能、
キャンペーンの実施期間、キャンペーン申込者に対する抽選により与えるコンテスト、及びキャンペーン申込に対する前記売上データ上の所定条件を含むキャンペーン実施情報を作成するキャンペーン実施情報作成機能、
前記売上データファイルに記憶された前記キャンペーンの実施期間内における顧客毎の売上データを抽出して、この抽出した顧客毎の売上データを前記所定条件で検索して、各顧客のキャンペーンの申込を定めてキャンペーン申込ファイルに書込むキャンペーン申込自動作成機能、
前記キャンペーン申込ファイルに記憶された各申込みに対して、前記キャンペーン実施情報に記憶されているコンテストの抽選を行い、当選結果を当選結果メモリへ書込む抽選機能、
前記顧客が操作する端末からの要求に応じて当該顧客に関する抽選結果を前記当選結果メモリから読取って当該顧客の端末へ送信する当選結果送信機能
を実現させるためのキャンペーン実施プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2007−286971(P2007−286971A)
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−114711(P2006−114711)
【出願日】平成18年4月18日(2006.4.18)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(301063496)東芝ソリューション株式会社 (1,478)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年4月18日(2006.4.18)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(301063496)東芝ソリューション株式会社 (1,478)
【Fターム(参考)】
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