説明

ギョーザサンドパン

【目的】本発明は,パンにギョーザをはさみ食した場合に感じるパサパサ状の食味と食感を改善して,ギョーザをパン食に合うようにする,ギョーザをパン食に多活用する.万人の嗜好性に合う美味しい調理ギョーザサンドパンを創る.
【構成】■ バンズパン,ロールパン,ドツクパン等のように形造つたパンの一部を切り開いて準備する,■粘性流動体のカレーソース,トマトソース,ホワイトソース,マヨネーズソース,等の調理ソースを濃粘性に調整したものを■切り開いたパンの一部に適宜の量を注ぎ加えて■蒸す,焼く,揚げる等したギョーザを任意に選択して,調理ソースに刺しこみするようにして加える順を経て■パンの両面部を中心部を合わせるように軽く圧して,纏まりをよくしてサンドイツチ状,ホツトドツク状態様に構成する.

【発明の詳細な説明】
【0001】[産業上の利用分野]ギョーザをパン食に合うように配合調理構成して,ギョーザの用途を拡大すると同時にパン食の用途を更に広める
【0002】[従来の技術]小麦粉にベーキングパウダー,バター,塩,サトー,タマゴ,牛乳等を加え,又は,イースト菌等で発酵させ,焼成り工程を経て作りだされる製品であるパンは箱形の食パンの他にテーブルパンと呼ばれるバンズパン,ロールパン,ホツトドツクパン,発酵しないパン(イーストを使用しないでベーキングパウダーで膨らませるアメリカンマフィン,イングリツシュスコーン)の類,蒸しパンの類,と油で揚げるカレーパンの類等まで総称してパン食品と呼称しているのであるが,ハンバーガー,ホツトドツク,サンドイツチ等の調理パン群は簡便性,機能性等から各種各様の素材を組み併せした調理パン商品開発が競われ追求されて製パンメーカー及びバーガーチエーン等でもオリジナル調理パンの開発に精進して差別化した特徴メニューを競つて宣伝しているのが現在の実情であり, フローズンシステムのベークドショツプ「パン用に配合した各種類の冷凍生地を各店に配送してストツクして必要な時にストツクした冷凍生地を取り出してオーブンで焼成りして製品化するだけ」の店舗展開とメニュー競争も盛んであるが大量生産システムが確立して,肉類,魚貝類,野菜類等を任意に混合し量産容易なギョーザ類が調理パンに活用されていない現実がある.
【0003】[発明が解決しようとする課題]ひき肉にキャベツ,ニラ等の野菜類を加え,小麦粉類の皮に包まれて形造られているギョーザは栄養学的にも整つている食品として,同時に,嗜好的にも大衆に好まれる食品として「蒸す,焼く,揚げる,」等の食べ方についても広く知られて冷凍食品としても流通している現実から,パンにギョーザをはさんで食してみると,パサパサ状の食味と食感を感じて食べにくいので,嫌いな食べかたである.然しながら,パンもギョーザも個々的には嗜好的にも大衆に好まれている食品であることからして,パサパサ状の食味と食感を感じさせない調理方法等についての改善策を具体的にした場合には,大衆に好まれるギョーザパンを開発できることを感じた
【0004】[課題を解決するための手段]パンは前述の通りパン生地を型に入れて焼成り等して形造られるので,本発明では,ロールパン状のパンの底部が残るようにして,山なり状の中心点部より横長方向にそつてナイフを入れて切り開いて,割れめを作り,そこに,粘性流動体のソース(カレーソース,トマトソース,ホワイトソース,マヨネーズ等の類)を加え,次いでギョーザを粘性流動体のソースに埋め込みするようにして入れてから切り開いたパンの左右から軽く圧しサンドイツチ状に構成し,パサパサ状食味と食感を改善する.
【0005】[ 作用 ]パンとギョーザとの二点の組み合わせではパサパサ状で食べにくい食味と食感であつたが,本発明に関するパンと粘性流動体のソースとギョーザとの三点とした組み合わせでは食べやすく美味しいギョーザサンドパンを創りだした,粘性流動体のソース類の味の差により,同時にギョーザ類の味の差により,パン類の種類の差による等の交互の組み併せを多数作る事を容易としたのでソース類の味の差等によつてもそれぞれの特徴の味が楽しめるので多数のオリジナルメニュー開発を具体化することができる.
【0006】[実施例](1) ギョーザを1個はさんたギョーザサンドパン.
強力粉300g,ドライイースト6g,ぬるま湯180cc,塩5g,砂糖24,バター24,配合のバンズ生地を型に入れて180度cで15分焼き,ロールパン1個35g(長さ9cm×幅6,5cm×心部の高さ4cm) 図面の図〜3の輪郭形状のパン(平面図で示す)の左右の両端より中心線状にナイフを入れて平滑状の底部が1cm程度は残るようにして,引き出し線で示す数字の1,同じく引き出し線で示す数字の2,のように切り,開いて,粘性流動体のカレーソースをボトボト状となるように,水100gに対してでんぷん類を15〜20g加えて調整したカレーソース30g(好ましくは50g)を引き出し線で示す数字の5のようにパンの切開部に注いで ,次いで,ひき肉にキャベツ,ニラ等の野菜類を加え,小麦粉類の皮に包まれて形造られている蒸しギョーザの皮の併せ部分の薄い部分をカレーソースの中に剌すようにして,図面の図〜4に示す断面図状に示すようにギョーザの底部を上面になるようにして入れて安定させ,両面より中心部に軽く圧してサンドイツチ状に整える.ギョーザの種類及び焼く,揚げたもの等のすべては[実施例](1)の方法に同じであり,粘性流動体のトマト味のソースによるもの及び マヨネーズソースによるもの等の使用方法についても[実施例](1)の方法に同じであり,美味しく食べられたので説明は省略するが,パン,カレーソース,ギョーザとの三点を組み併せしたギョーザサンドパンを創り出した.
[実施例](2)ギョーザを2個はさんだギョーザサンドパンホツトドツク用のパン(長さ18cm×幅4cm×中心部の高さ4cm)40gにて図面の図〜5に示すように粘性流動体のトマト味のソースを実施例〜1のカレーソースをボトボト状に濃くする手法で調整したトマト味のソースにギョーザを2個入れてパン,トマトソース,ギョーザとの三点を組み併せしたギョーザサンドパンを創り出した.
[実施例](3)イーストを使はずにベーキングパウダーで膨らませるギョーザサンドパン用パン生地は,薄力粉200g,ベーキングパウダー4g,バター20g,塩2g,砂糖30g,卵10g,牛乳100cc,等の配合にて作るパンの形,ソース類並びにギョーザ等の用法は[実施例](1)に準じた同様の方法でギョーザサンドパンを形造り構成するので説明は省略する.
[実施例](4)イーストを使はずにベーキングパウダーで膨らませるギョーザサンドパン用パン生地は,薄力粉100g,ベーキングパウダー2g,バター60g,砂糖60g,卵60g,等の配合にて作る.{[実施例](3)と[実施例](4)ではバターと卵の量に差がある}パンの形,ソース類並びにギョーザ等の用法は[実施例](1)に準じた同様の方法で有るので説明は省略する.[実施例](5)蒸しパンにてギョーザサンドパンを作り出す生地は,薄力粉200g,ベーキングパウダー5g,砂糖5g,ぬるま湯30度110ccで作りパンの形,ソース類並びにギョーザ等の用法は[実施例](1)に準じた同様の方法でギョーザサンドパンを形造り構成するので説明は省略する
【0007】[発明の効果]本発明に係はるギョーザサンドパンによれば,小麦扮を素材にしたパン類の生地ホワイトバンズ生地,スコーン生地,マフィン生地,蒸しパン生地,等の各種類の生地を自由に用いて,本発明に係はるパンとすることができると同時に,粘性流動体のカレーソース,トマトソース,ホハイトソース,マヨネーズソース,等を任意に選択させ大量生産しているギョーザと組み併せしてパンとギョーザだけのパサパサ状の食味と食感を改善したのである.本発明に係はるギョーザサンドパンの三点セツト組み併せサンドイツチ状の食品は「ひき肉,キャベツ,ニラ等の,うま味成分である自由水と粘性流動体の各ソース類の秘めた,うま味擬用水とが」パンのうまみを引き立てる程度の水分吸着性を醸し出したのではないかと推察している新規性の美味しさを発見した.本発明に係はるギョーザサンドパンによれば,消費者の嗜好に合わせた各種のオリジナルメニューの開発を多数容易に創り出せるので,我が国の食文化の楽しさを 本願により次代に贈ると同時にパン冷凍生地とギョーザ冷凍品とを合わせてストツクしておいて適宜に焼きあげる等するだけのベークド ショツプ フローズン システム フード時代に際しギョーザ業界,ソース業界,パン業界,ファーストフード業界,その他等々まで更に活性化して産業の発展に寄与することができる
【図面の簡単な説明】
[図〜1]は,ギョーザを示す平面図.[図〜2]は,ギョーザを示す底面図.[図〜3]は,本発明に係るギョーザ(1個)サンドパンを示す平面図.[図〜4]は,本発明に係るギョーザ(1個)サンドパンを示す[図〜3]の平面図のA〜A線の断面図.[図〜5]は,本発明に係るギョーザ(2個)サンドパンを示す断面図.
【符号の説明】
引き出し線で示す数字の1は,ロールパンを中心線にナイフを入れて切り開いた1方の1片を示す
引き出し線で示す数字の2は,ロールパンを中心線にナイフを入れて切り開いた1方の1片を示す
引き出し線で示す数字の3は,ロールパンを中心線にナイフを入れて切り開いた1方の1片の切り口の状態を示す
引き出し線で示す数字の4は,ロールパンを中心線にナイフを入れて切り開いた1方の1片の切り口の状態を示す
引き出し線で示す数字の5は,粘性流動体のソースを示す
引き出し線で示す数字の6は,ギョーザ を示す

【特許請求の範囲】
【請求項 1】バンズパン,ロールパン,ドツクパン等のように形造つたパンの一部を切り開き,粘性流動体のカレーソース等を選択し濃粘性に整えて好みの量加える,次いでギョーザを加えて併せはさんだ構成態様で整え構成したギョーザサンドパン.

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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