説明

クッキングストーブ

【課題】暖房のみでなく調理用加熱器具としても好適に使用することができ、シンプルな構造で耐久性に優れ、しかも簡単に持ち運びできるような軽量化が図られたクッキングストーブを提供する。
【解決手段】本発明のクッキングストーブ10は、三角柱を一の側面が天面12aとなるように倒伏させた外形形状を有し、長手方向一方端面に開口12bが設けられた鉄板製ストーブ本体12と、ストーブ本体12における内部空間の下部を長手方向一方端面の開口12bから長手方向他方端面12c近傍に亘って上下に区画し、上面側に燃焼室24が形成され、下面側に空気供給路26が形成される底板14と、燃焼室24側の開口12bを開閉する開閉扉16と、空気供給路26側の開口12bを開閉し、空気供給路26を通流する空気Aの風量を調節する風量調節部材18と、ストーブ本体12の天面12aに開口され、煙突34が接続される排気口20とを具備することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、暖房器具としてはもちろん、加熱調理器具としても活躍するクッキングストーブに関する。
【背景技術】
【0002】
地震などの大規模自然災害により、電気、水道、ガスと云ったライフラインや周辺の道路などが寸断され、事実上孤立した地区(被災地)では、特に冬場の寒い時期に住民の生存が脅かされるような事態が生じ得る。
【0003】
また、地震やこれに伴なう津波などによって家屋が倒壊した場合、多量の瓦礫が発生するが、このような瓦礫の中には、薪などのように燃料となる廃木材などが多量に含まれている。
【0004】
以上のような状況の下、被災地において瓦礫に含まれる廃木材などを有効活用してライフライン等が復旧するまでの非常事態に対処する技術として、例えば、特開2007−170730号公報(特許文献1)には、薪ストーブ本体と、この薪ストーブ本体に上下方向へ延伸して連結された煙突と、前記薪ストーブ本体の上部に設けられ、かつ、予め水が収容されると共にこの水を蒸気に変換せしめるボイラ室と、このボイラ室に蒸気パイプを介して連結された蒸気タービンと、この蒸気タービンの回転により回転駆動される発電機と、この発電機に接続した電気器具とを有していることを特徴する薪ストーブ装置が提案されている。
【0005】
これによれば、台風や地震などで何日間も電気が供給されない非常事態が起きたとしても、この薪ストーブ装置を使用することにより、暖房をとるためだけでなく、電気器具に電気を供給して例えば照明灯を点灯したりラジオを受信したりすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−170730号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、ライフラインが寸断された寒冷な被災地では、被災住民の生存を確保するために暖房と共に必要なものは、電気による明かりやラジオを受信すること等よりもむしろ被災住民や現地で復興に携わる人達の食を確保するために煮炊きができる調理用加熱器具である。
【0008】
また、燃料として廃木材などが使用可能な薪ストーブ装置を上述のような被災地で使用する場合、シンプルな構造で故障が少なく、しかも簡単に持ち運びができるような比較的軽量なものでなければ、係る被災地では有効に活用することができない。
【0009】
それゆえに本発明の主たる課題は、暖房のみでなく調理用加熱器具としても好適に使用することができ、シンプルな構造で耐久性に優れ、しかも簡単に持ち運びできるような軽量化が図られたクッキングストーブを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明における第1の発明は、
(a)三角柱を一の側面が天面12aとなるように倒伏させた外形形状を有し、長手方向一方端面に開口12bが設けられた鉄板製のストーブ本体12と、
(b)前記ストーブ本体12における内部空間の下部を、長手方向一方端面の開口12bから長手方向他方端面12c近傍に亘って上下に区画し、上面側に燃焼室24が形成されると共に下面側に前記燃焼室24に対して該ストーブ本体12の奥から空気Aを供給する空気供給路26が形成される底板14と、
(c)前記燃焼室24側の開口12bを開閉する開閉扉16と、
(d)前記空気供給路26側の開口12bを開閉し、前記空気供給路26を通流する空気Aの風量を調節する風量調節部材18と、
(e)前記ストーブ本体12の天面12aに開口され、煙突34が接続される排気口20とを具備する
(f)ことを特徴とするクッキングストーブ10、である。
【0011】
この発明では、ストーブ本体12の外形形状を一の側面が天面12aとなるように三角柱を倒伏させた形状としているので、加熱調理に使用する天面12aの面積を十分に確保しつつ、ストーブ本体12を構成する鉄板の量を極小化してストーブ本体12の軽量化を実現することができる。
【0012】
また、上面側に燃焼室24が形成される底板14は、ストーブ本体12下部の幅が狭くなっている部分に取り付けられている。つまり、底板14の幅が狭くなっているので、薪などの燃料Fが燃焼室24へ過剰に投入されるのを防止することができ、適正量の燃料Fを当該燃焼室24で効率的に燃焼させることができるようになっている。
【0013】
本発明における第2の発明は、上記第1の発明のクッキングストーブ10において、「前記風量調節部材18が、軸に直交する垂直断面が略V字状に形成され、前記空気供給路26の内壁に沿うように嵌挿される長尺の金属材からなる本体18aと、前記本体18aの先端に取り付けられ、前記本体18aを前記空気供給路26の最奥側まで進入させた際に前記空気供給路26側の開口12bを閉塞する蓋体18bとで構成されている」ことを特徴とするもので、これにより、燃料Fの燃焼に伴なって生じた煤や灰或いはタールなどが空気供給路26内に進入して堆積し、当該空気供給路26とこれに嵌挿された風量調節部材18とが固着したような場合であっても、多少の力を加えれば空気供給路26内で風量調節部材18を進退させることができるようになり、何ら支障なく燃焼室24内へ供給する空気Aの量を調節することができる。また、空気供給路26と風量調節部材18とがこのようにシンプルな構造であるため、メンテナンスの際には、空気供給路26に嵌挿した風量調節部材18を引き抜いて取り外すだけで、該風量調節部材18と空気供給路26とを簡単にメンテナンスすることができるようになる。
【0014】
本発明における第3の発明は、上記第1又は第2の発明のクッキングストーブ10において、「前記底板14の奥部先端に立設され、燃焼室24の燃料Fや該燃料Fが燃焼して出来た灰或いは煤が空気供給路26へと進入しないように隔離する奥部隔壁28と、前記ストーブ本体12における内部空間の上部を、長手方向他方端面12cから長手方向一方端面の開口12b近傍に亘って上下に区画し、その上面側に排気路30が形成される整流板32とを更に備え、前記排気口20が前記天面12aの長手方向他方端面12c側に設けられている」ことを特徴とするもので、これにより、空気供給路26より取り入れた空気Aがストーブ本体12内を十分に通流して燃料Fを効率よく燃焼させることができると共に、燃料Fの燃焼によって生じた火炎で天面12a全体を均一に加熱・昇温させることができるようになる。
【0015】
本発明における第4の発明は、上記第1乃至第3の発明のクッキングストーブ10の何れかにおいて、「前記ストーブ本体12の天面12aにおける左右一対の長辺部12dが、隣接する側面に向けて円弧状に曲成されると共に、該天面12aの下面側には、長手方向に沿って1又は複数本のアングル材38が固定されている」ことを特徴とするもので、これにより、ストーブ本体12を鉄板で形成しているにもかかわらず、熱歪に対する強度をより一層強固なものにすることができ、ストーブ本体12の耐久性を格段に向上させることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、暖房のみでなく調理用加熱器具としても好適に使用することができ、シンプルな構造で耐久性に優れ、しかも簡単に持ち運びできるような軽量化が図られたクッキングストーブを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施例のクッキングストーブの使用態様を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例のクッキングストーブを表す正面図である。
【図3】本発明の一実施例のクッキングストーブにおける開閉扉を開放した状態を示す要部正面図である。
【図4】図2におけるX−X断面の要部を表す要部断面図である。
【図5】本発明の一実施例のクッキングストーブにおける開閉扉を開放した状態を示す斜面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明を図示実施例に従って説明する。図1は、本発明のクッキングストーブ10の一例を示す斜視図であり、図2はその正面図である。また、図4は図2におけるX−X断面の要部を表す要部断面図である。本発明のクッキングストーブ10は、屋外或いは屋内に設置され、暖房器具として機能するのはもとより、調理用加熱器具としても機能するもので、これらの図が示すように、ストーブ本体12、底板14、開閉扉16、風量調節部材18、排気口20及びスタンド22などで大略構成されている。
【0019】
ストーブ本体12は、鉄板によって形成された三角柱を一の側面が天面12aとなるように倒伏させた外形形状を有する容器体で、その長手方向一方端面(三角柱における一方の底面)には開口12bが設けられている。なお、このストーブ本体12を構成する鉄板の板厚は特に限定されるものではないが、当該ストーブ本体12の耐久性などを考慮すると3.2mm程度のものが好適である。
【0020】
このストーブ本体12の内部空間の下部には、長手方向一方端面の開口12bから長手方向他方端面12c近傍に亘って当該内部空間を上下に区画し、上面側に燃焼室24が形成され、且つ下面側に前記燃焼室24に対して該ストーブ本体12の奥から空気Aを供給する空気供給路26が形成される鉄板製の底板14が、溶接などの固定手段によって固定されている(図4参照)。
【0021】
また、この底板14の奥部先端には、燃焼室24の燃料Fや該燃料Fが燃焼して出来た灰或いは煤が空気供給路26へと混入しないように隔離する奥部隔壁28が立設されており、前記ストーブ本体12における内部空間の上部には、長手方向他方端面12cから長手方向一方端面の開口12b近傍に亘って上下に区画し、その上面側に排気路30が形成される鉄板製の整流板32が、溶接などの固定手段によって固定されている(図4参照)。
【0022】
さらに、ストーブ本体12における天面12aの長手方向他方端面12c側には、短管状に形成されると共に煙突34が着脱可能に連結され、排気路30を通流して来た燃焼後の空気Aをストーブ本体12内から排出する排気口20が設けられており(図1参照)、天面12aの長手方向一方端面側の開口12b縁部には、開閉扉16を蝶着するためのヒンジ36が取り付けられている。
【0023】
そして、ストーブ本体12の天面12aにおける左右一対の長辺部12dは、隣接する側面に向けて円弧状に曲成されており、又、天面12aの下面側には、長手方向に沿って1又は複数本(図示実施例の場合2本)のアングル材38が固定されている(図3及び図4参照)。係る構成により、ストーブ本体12を鉄板で形成しているにもかかわらず、熱歪に対する強度をより一層強固なものにすることができ、ストーブ本体12の耐久性を格段に向上させることができる。
【0024】
なお、図中の符号40は、ストーブ本体12の側面に固着され、クッキングストーブ10を持ち運ぶ際などに使用する「取手」である。
【0025】
開閉扉16は、燃料Fの投入口や燃焼灰の排出口となる燃焼室24側の開口12bを開閉する金属製の扉体で、その略中央部に設けられた開口に耐熱ガラスが取り付けられ、窓42が形成されている。このような窓42を設けることにより、燃焼室24で燃料Fを燃やす際に、燃焼室24内部の状態を視認できるようになっている。
【0026】
また、開閉扉16の表面側には、該開閉扉16を開閉する際の取手となり、開閉扉16を閉じた際にその先端がストーブ本体12の開口12b側に設けられた鉤部材44に嵌合して開閉扉16が開かないようにロックするレバー部材46が回動可能に枢着されている。
【0027】
さらに、図3及び図5で示すように、開閉扉16の内面側には、該開閉扉16の縁部に沿ってガラス繊維などの耐熱性繊維を編み込んで形成したガスケット48が取り付けられている。
【0028】
風量調節部材18は、空気供給路26側の開口12bを開閉し、該空気供給路26を通流する空気Aの風量を調節するための部材で、金属材からなり、軸に直交する垂直断面が略V字状に形成されて、空気供給路26の内壁に沿うように嵌挿される長尺の本体18aと、この本体18aの先端に取り付けられ、該本体18aを空気供給路26の最奥側まで進入させた際に空気供給路26側の開口12bを閉塞する蓋体18bとで構成されている。
【0029】
また、風量調節部材18の蓋体18bには、空気供給路26から風量調節部材18を引き出したり、或いは、空気供給路26に風量調節部材18を押し込んだりする際に、指や工具などを引っ掛けるのに用いると共に、風量調節部材18を空気供給路26の最奥側まで押し込んで空気供給路26側の開口12bを蓋体18bで閉塞した際、燃焼室24内に全く空気が供給されず不完全燃焼となって不安全な状態になるのを防止する貫通孔18cが穿設されている。
【0030】
スタンド22は、三角柱を一の側面が天面12aとなるように倒伏させた外形形状を有するストーブ本体12を、そのままの外形形状で支持するもので、本実施例では、図1に示すように、ストーブ本体12の天面12aに隣接する左右両側面下部における長手方向前後それぞれの位置に固定された左右一対の金属製の脚部材22aと、ストーブ本体12の重さによって左右一対の脚部材22aの先端同士の距離が拡がらない様に固定する連結部材22bとで構成されている。
【0031】
本実施例のクッキングストーブ10を使用する際には、まず初めに、排気口20に所定の高さの煙突34を取り付けると共に、開閉扉16を開けて燃焼室24の内部に薪や廃木材などの燃料Fと、必要に応じて着火材や助燃材とを装填する。
【0032】
続いて、燃料Fに火を点け、開閉扉16を閉じた後、図1及び図4に示すように、空気供給路26に取り付けた風量調節部材18を出し入れして火力を調整する。この際、風量調節部材18を空気供給路26から引き抜く方向に動かすと燃料室24内に供給される空気量が増えて火力が大きくなり、逆に、風量調節部材18を空気供給路26へと押し込む方向に動かすと燃料室24内に供給される空気量が減少して火力が弱くなる。
【0033】
そして、ストーブ本体12の天面12aが、例えば100℃或いは200℃以上と云ったようにホットプレートとして機能する温度にまで昇温すると、この天面12aを使って煮炊きや炒めものなどの調理を開始することができるようになる。
【0034】
以上のように構成された本実施例のクッキングストーブ10によれば、ストーブ本体12の外形形状を一の側面が天面12aとなるように三角柱を倒伏させた形状としているので、加熱調理に使用する天面12aの面積を十分に確保しつつ、ストーブ本体12を構成する鉄板の量を極小化してストーブ本体12の軽量化を実現することができる。
【0035】
また、上面側に燃焼室24が形成される底板14は、ストーブ本体12下部の幅が狭くなっている部分に取り付けられている。つまり、底板14の幅が狭くなっているので、薪などの燃料Fが燃焼室24へ過剰に投入されるのを防止することができ、適正量の燃料Fを当該燃焼室24で効率的に燃焼させることができるようになっている。
【0036】
さらに、風量調節部材18が、軸に直交する垂直断面が略V字状に形成され、空気供給路26の内壁に沿うように嵌挿される長尺の本体18aと、この本体18aの先端に取り付けられ、本体18aを空気供給路26の最奥側まで進入させた際に空気供給路26側の開口12bを閉塞する蓋体18bとで構成されているので、燃料Fの燃焼に伴なって生じた煤や灰或いはタールなどが空気供給路26内に進入して堆積し、当該空気供給路26とこれに嵌挿された風量調節部材18とが固着したような場合であっても、多少の力を加えれば空気供給路26内で風量調節部材18を進退させることができるようになる。また、空気供給路26と風量調節部材18とがこのようにシンプルな構造であるため、メンテナンスの際には、空気供給路26に嵌挿した風量調節部材18を引き抜いて取り外すだけで、該風量調節部材18と空気供給路26とを簡単にメンテナンスすることができるようになる。
【0037】
そして、ストーブ本体12の内部を底板14、奥部隔壁28及び整流板32で区画することによって、空気供給路26より取り入れた空気Aがストーブ本体12内を十分に通流して燃料Fを効率よく燃焼させることができると共に、燃料Fの燃焼によって生じた火炎で天面12a全体を均一に加熱・昇温させることができるようになっている。
【0038】
なお、上述の実施例では、風量調節部材18として空気供給路26に出し入れして風量を調節するタイプのものを示したが、この風量調節部材18は、空気供給路26側の開口12bを開閉し、空気供給路26を通流する空気Aの風量を調節できるものであれば如何なる態様であってもよく、例えば、(図示しないが)空気供給路26側の開口12bに設けたスリットを開閉するようなものであってもよい。
【符号の説明】
【0039】
10…クッキングストーブ
12…ストーブ本体
12a…天面
12b…開口
12c…長手方向他方端面
12d…長辺部
14…底板
16…開閉扉
18…風量調節部材
18a…本体
18b…蓋体
20…排気口
22…スタンド
22a…脚部材
22b…連結部材
24…燃焼室
26…空気供給路
28…奥部隔壁
30…排気路
32…整流板
34…煙突
36…ヒンジ
38…アングル材
40…取手
42…窓
44…鉤部材
46…レバー部材
48…ガスケット
F…燃料
A…空気

【特許請求の範囲】
【請求項1】
三角柱を一の側面が天面となるように倒伏させた外形形状を有し、長手方向一方端面に開口が設けられた鉄板製のストーブ本体と、
前記ストーブ本体における内部空間の下部を、長手方向一方端面の開口から長手方向他方端面近傍に亘って上下に区画し、上面側に燃焼室が形成されると共に下面側に前記燃焼室に対して該ストーブ本体の奥から空気を供給する空気供給路が形成される底板と、
前記燃焼室側の開口を開閉する開閉扉と、
前記空気供給路側の開口を開閉し、前記空気供給路を通流する空気の風量を調節する風量調節部材と、
前記ストーブ本体の天面に開口され、煙突が接続される排気口とを具備することを特徴とするクッキングストーブ。
【請求項2】
前記風量調節部材が、軸に直交する垂直断面が略V字状に形成され、前記空気供給路の内壁に沿うように嵌挿される長尺の金属材からなる本体と、前記本体の先端に取り付けられ、前記本体を前記空気供給路の最奥側まで進入させた際に前記空気供給路側の開口を閉塞する蓋体とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のクッキングストーブ。
【請求項3】
前記底板の奥部先端に立設され、燃焼室の燃料や該燃料が燃焼して出来た灰或いは煤が空気供給路へと進入しないように隔離する奥部隔壁と、前記ストーブ本体における内部空間の上部を、長手方向他方端面から長手方向一方端面の開口近傍に亘って上下に区画し、その上面側に排気路が形成される整流板とを更に備え、
前記排気口が前記天面の長手方向他方端面側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のクッキングストーブ。
【請求項4】
前記ストーブ本体の天面における左右一対の長辺部が、隣接する側面に向けて円弧状に曲成されると共に、該天面の下面側には、長手方向に沿って1又は複数本のアングル材が固定されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のクッキングストーブ。







【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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