説明

クランク型交差器具

【課題】両開きカーテンの場合、カーテンを閉めた際に合わせ目の襞(ひだ)の部分が重ならず隙間から外光が室内に漏れてくる。従来のカーテンでは完全に隙間をなくす事は難しい。
本発明は、カーテンの合わせ目から侵入する光、外からの視線を遮断する事を目的とする。
【解決手段】カーテンレールに付属するランナーを利用し、合わせ目部分に交差器具を取り付けることによりカーテンを閉じた状態で左右のカーテンを前後に重ね合わせる器具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は同一カーテンレール上においてカーテンを室内側と室外側が交差するように誘導するクランク型交差器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在市販されている両開き式のカーテンの中央合わせ部にできる隙間を解消するものには中央部のランナーに磁石を取り付けたもの、カーテンの生地に磁石を取り付けるものなどが有る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平5−199932号公報
【特許文献2】特開2003−199669号公報
【特許文献3】特開2009−240450号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
磁石による隙間解消の方法は部分的に接触させる為に合わせ目全体の隙間を根本的になくすことは困難であり、またカーテンの生地につけるタイプのものでは開く際に磁石が外れる可能性もある。
また上記の特許文献1及び3に於いては既存のカーテンボックスには容易に取り付けることができない。
特許文献2では構造が複雑になっており低コストで製造する事は難しいと思われる、 本発明は以上の問題点を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
長尺板状交差器具のクランク状に形成したクランク型交差器具の一辺に留め具付きのランナーを設け、クランク型交差器具の両端にカーテンフックを掛けるための孔を設けたことを特徴とするクランク型交差器具である。
【発明の効果】
【0006】
カーテンを室内側室外側に重ね合わせるため磁石の部分的な接合と違い隙間を完全に無くす事ができる。
また前述の特許文献1,2,3等とは違い構造がシンプルで製造コストを低く抑えられます、可動部分が全くない為故障の心配もありません。一切の工具を必要とせず一般的なランナーであれば既存のカーテンレールに簡単に取り付けられます。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の取り付け前の斜視図
【図2】本発明の使用状況を示す斜視図
【図3】カーテンレールを下から見たクランク型交差器具
【図4】カーテンを取り付けた状況(交差前)
【図5】クランク型交差器具を交差させた図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)クランク型交差器具(1)の両端にカーテンのフック穴(2)を設ける。
(2)
(ロ)取り付けねじ穴(3)を2か所設け、取り付けねじ(4)を用いてランナーに固定
する。
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用するときは、取り付けねじ穴(3)のない先端部が交差するように取り付けネジ(4)をカーテンレール(6)に付属するランナー(5)を挟み込むように取り付けネジ穴(3)に固定します。この作業を室内側、室外側から同様に行います。「図1」
この時取り付けネジ(4)は蝶ネジになっているのでドライバーなど工具なしに作業を完了できます。
クランク型交差器具(1)がランナー(5)に固定されると同一レール上で交差するようになります。「図2」「図3」
取り付けられたクランク型器具(1)の両端に開いたフック穴(2)にカーテン(7)のフック(8)を掛けます。「図4」この状態からカーテン(7)を交差させます。「図5」
【符号の説明】
【0009】
1クランク型交差器具
2フック穴
3取り付けネジ穴
4取り付けネジ
5ランナー
6カーテンレール
7カーテン
8フック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長尺板状交差器具のクランク状に形成したクランク型交差器具の一辺に留め具付きのランナーを設け、クランク型交差器具の両端にカーテンフックを掛けるための孔を設けたことを特徴とするクランク型交差器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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