クレーンゲーム装置の景品キャッチャー
【課題】
興趣に富んだ新規なクレーンゲーム機を提供する。
【解決手段】
景品をバケットなどで掬い取るのではなく、景品把持腕で摘み上げるようにする。
本発明に係る景品キャッチャーにおいては、
景品キャッチャーが、可橈性を有するか、又は弾性的に支持された景品把持腕を有し、景品の上に降下したとき、その自重若しくは下方に向かう押圧力により、景品が景品把持腕に挟み込まれ、摩擦力により把持されるよう構成されたことを特徴とする。
興趣に富んだ新規なクレーンゲーム機を提供する。
【解決手段】
景品をバケットなどで掬い取るのではなく、景品把持腕で摘み上げるようにする。
本発明に係る景品キャッチャーにおいては、
景品キャッチャーが、可橈性を有するか、又は弾性的に支持された景品把持腕を有し、景品の上に降下したとき、その自重若しくは下方に向かう押圧力により、景品が景品把持腕に挟み込まれ、摩擦力により把持されるよう構成されたことを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クレーンゲーム装置の新規な景品キャッチャーに関する。
【背景技術】
【0002】
クレーンゲーム装置は広く普及している。
これは、内部にゲームフィールドが設けられ、少なくともゲームフィールドの前面が透明板から成り、ゲームフィールドの床面には景品を載せる景品載置台と外部に通じる景品払出孔とが設けられた筐体と、
景品把持腕を具備し、景品載置台に置かれた景品を捕捉し得る景品キャッチャーと、
筐体の天井に設けられ、景品キャッチャーを、左右(X軸)、前後(Y軸)、及び上下(Z軸)の3軸方向に移動自在に支持するクレーン装置と、
クレーン装置を駆動し、景品キャッチャーをXYZ3軸方向に移動させるクレーン駆動装置と、
景品キャッチャーの景品把持腕を開閉制御する把持部材制御装置と、
把持部材制御装置を作動させる駆動装置と、
筐体の前面に設けられ、プレイヤにより操作され、ゲーム操作信号を発信するゲーム操作装置と、
ゲーム操作装置からのゲーム操作信号に応じて、クレーン駆動装置と把持部材制御装置とを制御し、景品キャッチャーを指定された位置に移動させ、景品把持腕を閉じて景品獲得動作を行わせ、更に景品払出口の上方に移動させ、景品を開放させる、ゲーム制御装置と、
を具備するものである。
【0003】
これらのゲーム機で用いられる景品キャッチャーは、バケット式クレーンを模したものであって、2本ないし3本の把持爪又は把持板(以下、単に把持爪とい言うものとする。)と、それらの把持爪を開閉するリンク機構から成り、これらの把持爪で景品を下側からすくい取る形式のものである。
このような景品キャッチャーは広く用いられているが、この形式のもののみが、あまりに長く用いられてきたので、陳腐化し、次第に飽きられてきており、新い様式のものが求められているが、未だそのようなものは提案されていない。
【0004】
【特許文献1】特開2006‐116035
【特許文献2】特開2005‐080940
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、従来と全く異なった様式であって、デザイン性に優れ、プレイヤの興趣を強く惹き付けることができる新規な景品キャッチャーを提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の本発明の課題は、景品キャッチャーを、景品を把持爪ですくい取るのではなく、景品を摘み上げ若しくは挟み上げる形式とすることによって達成される。
そして、景品を摘み上げるに当たっては、景品を直接摘む景品把持腕の弾性力を利用するか、又は、景品把持腕に弾性力を作用させて目的を達成し得るよう構成する。
更に具体的に言えば、景品を景品把持腕により弾性的に挟み、両者間の摩擦力により景品を保持するようにする。
景品を挟むときは、景品キャッチャーが景品の上に降りたとき、その自重又は上方から押圧力により、末広がりになっている景品キャッチャーの景品把持腕が景品に押し付けられ、景品が景品把持腕の間に挟まり、両者間の摩擦力により、景品が景品把持腕によって保持されるものである。
而して、景品を放出するときは、景品キャッチャーの中心軸と同軸に設けた突出しロッドで突出したり、景品把持腕を開いて景品を開放したりする。
本発明に係る景品キャッチャーの特徴は、上記公知の景品キャッチャーに設けられていた、「景品キャッチャーの景品把持腕を開閉制御する把持部材制御装置」が設けられていないこと、更に言えば「景品把持腕を閉じて景品を把持させる手段」を有しないことである、
即ち、本発明は、景品把持腕を閉じて景品を把持するのではなく、景品は景品把持腕に挟まれて把持されることを特徴とする。
【0007】
更に具体的に言えば、本発明の実施例1においては、本発明の課題を達成するため、上記の如きクレーンゲーム機で使用する景品キャッチャーにおいて、
景品把持腕を、景品キャッチャーの伸縮軸装置の下端部の周りにそれぞれの一端が取り付けられている、複数の景品把持腕により構成し、更に、
把持部材制御装置に、上記少なくとも2本の景品把持腕を開閉制御する手段を設け、
上記開閉制御手段が、景品把持腕の上端部近傍では景品把持腕を開いて拘束せず、その下側の末広がり部分では景品把持腕を閉じるよう構成し、
この開閉制御手段をキャッチャー中心軸に沿って上下に移動させることにより、景品を把持したり、開放したりし得るように構成する。
この開閉制御手段は、望ましくは、景品把持腕を囲み、景品キャッチャーの中心軸方向に移動自在に保持された環状体と、環状体を景品キャッチャーの中心軸方向に移動させる手段により構成される。
【0008】
景品把持腕は、中心軸の周りに、2本ないし8本、又はそれ以上を、回転対称に配置することが望ましい。
又、景品把持腕の景品把持腕の自由端部は、中心軸とは反対側に向かって外側に湾曲し,景品載置台に向かって八字状開く形とすることが推奨される。
【0009】
然しながら、一つの変更例においては、景品把持腕の景品把持腕の自由端部を、中心軸に向かって内側に湾曲させ、景品把持爪を形成させることが推奨され、更に別異の変更例においては、景品把持腕の景品把持腕の自由端部に、球状、ひょうたん状、ラグビーボール状等、任意の形状の景品把持腕を設けることが推奨される。
【0010】
本発明の実施例2においては、上記本発明の課題を解決するため、景品キャッチャーを、前記の実施例1で用いられた、景品キャッチャーの景品把持腕を開閉制御する把持部材制御装置を用いることなく、景品の捕捉、把持を、景品把持腕に常時中心軸方向に向かって閉じる方向に弾性力を作用させるばねを設け、景品の把持をこのバネ力を利用して行うよう構成し、更に、その景品放出装置を、景品把持腕に挟まれた景品を押し出す押出棒と、押出棒を進退させる駆動装置とにより構成する。
好ましい景品放出装置は、電磁ソレノイドである。
【0011】
本発明の実施例3においては、上記本発明の課題を解決するため、景品キャッチャーにおいては、
景品キャッチャーが空気圧シリンダにより昇降せしめられ、
複数の景品把持腕のそれぞれの上端部に操作レバーを設けると共に、それらの景品把持腕を、景品キャッチャーの伸縮軸装置の下端部に、それぞれの上端において、景品キャッチャーの中心軸を含む垂直面内で回動自在に取り付け、
把持部材制御装置を、複数の景品把持腕に、それらの自由端部が景品キャッチャーの中心軸に向かう方向に弾性力を作用させるスプリングと、
景品キャッチャーの中心軸に沿って移動自在に設けられ、下端部が景品保持腕に設けられた操作レバーに当接し、保持されるロッドとにより構成し、
景品キャッチャーが上方の移動限界を超えて上昇したとき、上記ロッドが押し下げられ、景品把持腕を上記スプリングの弾性力に抗して開かせるよう構成する。
【0012】
本発明の実施例4においては、上記本発明の課題を解決するため、実施例3で用いたロッドの代わりに、電磁ソレノイドが用いられ、これにより景品把持腕が開かれ、景品が放出される。
【0013】
本発明の実施例5においては、上記本発明の課題を解決するため、実施例4で用いた電磁ソレノイドの代わりに、モーターで回動されるねじから成る景品把持腕制御装置が用いられ、これにより景品把持腕が開かれ、景品が放出される。
【0014】
本発明の実施例6においては、上記本発明の課題を解決するため、実施例3で用いた空気圧シリンダの代わりに、ワイヤ吊り下げ式の景品キャッチャー昇降装置が用いられる。
このときの景品開放方式は、実施例3と同様なものである。
【0015】
実施例7は、景品把持腕でなく、薄い可橈性のあるフィルムから成る円錐状若しくは朝顔状の景品把持装置を用いるものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明は叙上の如く構成されるから、本発明によるときは、従来公知のものより一層興趣に富んだ新規なクレーンゲーム機を提供することが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面により本発明の構成を説明する。
図1は本発明に係るクレーンゲーム装置の一構成例を示す斜視図、図2は図1に示したクレーンゲーム装置で使用するクレーン装置の構成及び機能を示す説明図、図3は本発明に係る景品キャッチャーの実施例1の構成及び機能を示す説明図、図4及び図5は図3に示した景品キャッチャーによる景品獲得状態を示す説明図、図6は、景品キャッチャーの実施例2の作動プロセスを示す説明図、図7は景品把持状態を示す説明図、図8は図7に示した状態から景品を放出した状態を示す説明図、図9は実施例3の作動プロセスを示す説明図、図10は図9に示した実施例3の景品獲得状態を示す説明図、図11はその景品放出状態を示す説明図、図12は実施例4の作動プロセスを示す説明図、図13は図9に示した実施例4において景品を狙っている状態を示す説明図、図14はその景品を獲得した状態を示す説明図、図15は実施例5の作動プロセスを示す説明図、図18は実施例6に於ける景品獲得状態を示す説明図、図17は実施例6の作動プロセスを示す説明図、図18は実施例7の構成を示す説明図、図19は実施例7の作動プロセスを示す説明図、図20は本発明で用いられる景品把持腕の様々な形状を示す説明図、図21は本発明で用いられる景品把持腕の一例を示す斜視図、図22は本発明で用いられる景品把持腕の様々な形状を示す平面展開図、図23は本発明で用いられる景品把持腕の様々な形状を示す軸直角断面図、図24は本発明で用いられる景品把持腕の他の形状を示す軸直角断面図、図25は本発明の実施例8で用いられるコイルスプリング状の景品把持腕を示す説明図、図26はそのコイルスプリング上の把持腕を用いる実施例8の構成を示す説明図である。
【0018】
図1において、10は本発明に係るクレーンゲーム装置であり、1は内部にゲームフィールドが設けられた筐体、2は景品載置台、3は景品、4は景品キャッチャー、6はゲーム操作装置である。
筐体1の内部にはゲームフィールドが設けられ、少なくともゲームフィールドの前面はゲームフィールドの内部が視認できるよう透明板11により構成され、ゲームフィールドの床面には景品3を載せる景品載置台2と外部に開口する景品取出口14に通じる景品払出孔12とが設けられている。
【0019】
図1には図示されていないが、ゲームフィールドの天井には、図2に示す天井走行型のクレ−ン装置5が設けられている。
図2において、52、52は固定レール、54は、図示を省略された車輪などにより固定レール52、52の上を(X軸方向に)走行する移動ビームであり、景品キャッチャー4は移動ビーム54に沿って(Y軸方向に)移動し、垂直方向(Z軸方向)に昇降できるよう構成されている。
【0020】
筐体1の前面には、プレイヤにより操作され、ゲーム操作信号を発信するゲーム操作装置6が設けられており、ゲーム操作装置6は、クレーン5の移動ビーム54をX軸方向に移動、停止させる押ボタン62、景品キャッチャー4をY軸方向に移動、停止させる押ボタン64、ゲーム料金投入口66を具備する。
【0021】
プレイヤがゲーム料金を投入し、順次押ボタン62、64を押すと、図示されていないクレーン駆動装置が作動し、景品キャッチャー4を移動させる。プレイヤは景品キャッチャー4が所望の位置に達したとき押ボタン62、64から手を離し、クレーンを止めると、景品キャッチャー4は景品3を獲得できる位置まで自動的に降下する。
【0022】
然るときは、景品キャッチャー4の景品把持腕41を開閉制御する把持部材制御装置42が作動し、景品獲得動作が行われ、次いでクレーン装置5が自動的の動いて、景品キャッチャー4を景品払出孔12の上方に移動する。
そうすると、再び把持部材制御装置42が作動し、景品把持腕41を開くので、景品3が把持されているときは、景品3が景品払出孔12に落下し、筐体1の外方に開口する景品取出口14からプレイヤに交付される。
【実施例1】
【0023】
本実施例1において、図3に示されているように、景品キャッチャー4Aを支持する伸縮軸装置43Aは、テレスコピックに結合された外筒43A−1、中間筒43A−2、及び中心筒43A−3から成り、これらの筒の内部には、これらを中心軸に沿って相対的に移動させ、支持筒43A全体を伸縮させる機構が内蔵されており、これにより伸縮軸装置43Aが伸縮できるように構成されている。
図3の左側は伸縮軸装置43Aが収縮した状態を示し、右側は伸長した状態を示している。
【0024】
中心筒43A−3の下端部にはアタッチメント43A−4が取り付けられている。
景品キャッチャー4Aは、6本の可橈性材から成る景品把持腕41A−1、41A−2・・・41A−6から成る景品把持腕41Aと、これらの景品把持腕41A−1、41A−2・・・41A−6を囲むよう設けられた把持部材制御装置42Aと、図示されていないが、把持部材制御装置42Aを上下に往復移動させる駆動装置とを具備する。
【0025】
景品把持腕41A−1、41A−2・・・41A−6は、伸縮軸装置43Aの中心軸を囲むように、アタッチメント43A−4を介して、伸縮軸装置43Aの下端部に取り付けられる。
又、景品把持腕41A−1、41A−2・・・41A−6は、それらの上半部が中心軸に平行であり、下半部が外側の向かって朝顔状に開くように湾曲している。
【0026】
把持部材制御装置42Aは、景品把持腕41A−1,41A−2、・・・41A−6を囲む可動環状体42A−1、上部環状体42A−2、可動環状体42A−1と上部環状体42A−2を結合する複数の連結ロッド42A−3、上部環状体42A−2に設けたガイド孔を貫通し、下端に可動環状体42Aを保持する2本の連結桿42A−4、42A−4、アタッチメント43A−4に設けた貫通穴43A−4hを通り2本の連結桿42A−4、42A−4の頂頭部を連結する吊手42A−5から成る。
【0027】
吊手42A−5は、アタッチメント43A−4に設けられ細長い貫通孔43A−4hを貫通し、アタッチメント43A−4の内部に設けられた昇降装置により上下に移動自在に保持されている。
【0028】
図4には、吊手42A−5を移動可能上限まで引き上げた状態で、景品キャッチャー4Aを景品3の上に降ろした状態が示されており、この状態で、景品3は景品把持腕41A−1,41A−2、・・・41A−6により軽く摘まれることになる。
この状態で、吊手42A−5を引き下げると、可動環状体42Aが引き下げられ、景品把持腕41A−1,41A−2、・・・41A−6が収束され、景品3が強く挟まれるようになる。
【0029】
この状態で、景品キャッチャー4Aは、景品払出口12に上方に移動するので、ここで、把持部材制御装置42Aをその移動上限位置まで引き上げると、景品把持腕41A−1,41A−2、・・・41A−6の拘束が解除され、景品3は自重により落下し、景品払出口に落下し、景品取出口14からプレイヤに交付される。
【0030】
上記の実施例において景品把持腕41Aとして、下端部で外方に湾曲し、八字状に広がる例を示したが、景品把持腕41はこのような形状に限定されるものではなく、例えば図20(a)、(b)、(c)、(d)、(e)及び(f)に示されるように、様々な変更例を採用し得るものである。
【0031】
これらは全て、合成樹脂や弾性金属から成る細線で製造されるものであり、図20の(a)に示された景品把持腕41−aは自由端部に内側にむかって大きく湾曲するフック部aを形成した例、(b)に示された景品把持腕41−bは自由端部に内側に向かってかぎ状に曲がるフック部bを形成した例、(c)に示された景品把持腕41−cは自由端部に、ループcを形成した例、(d)に示された景品把持腕41−dは、材料細線を折り返して形成した例、(e)に示された景品把持腕41−eは、材料細線を折り返した上、その折返部に突起状の折曲部を形成した例、(f)に示された景品把持腕41−fは、自由端部にギザギザの屈曲部を設けた例である。尚、景品把持腕の形状はこれらに限定されるものではないこと勿論である。
【0032】
景品把持腕としては、上記の外、先端部に何らかの景品保持部材を設けることも推奨される。保持部材としては、布や合成繊維製の球形、楕円形などのもの、ブラシ状、キャラクタ人形状のものなどが考えられる。
【実施例2】
【0033】
上記の第1実施例においては、把持部材制御装置42Aを用いて景品把持腕41A−1,41A−2、・・・41A−6を操作する例を示したが、景品の形状、寸法、重量、素材などによっては、把持部材制御装置42Aを用いなくとも、景品キャッチャーの自重或いは上方からの加重によって景品を挟み取ることができるので、把持部材制御装置42Aを用いることなく、その代わりに挟み取った景品を開放するため、景品把持腕に挟まれた景品を押し出す押出棒と、押出棒を進退させる駆動装置から成る景品放出装置を用いれば、実施例1と同様に、本発明の目的を達成し得るものである。
【0034】
図6(ア)〜(オ)は、このように構成された実施例2の構成と作動プロセスの説明図であり、図7は景品獲得状態を示す斜視図、図8は景品放出状態を示す斜視図である。
図中、41Bは景品把持装置、42Bはキャッチャー主体部、43Bは、キャッチャー主体部42Bを昇降自在に支持する伸縮軸装置である。
【0035】
景品把持装置41Bは、6本の景品把持腕41B−1〜41B−6〈図には41B−1と41B−4のみが示されている。)から成る。
42B−1は、キャッチャー主体部42Bの筐体であり、筐体42B−1には環状の支持部材42B−2が取り付けられており、環状の支持部材42B−2には、景品把持腕41B−1〜6が取り付けられるスリットが設けられ、そのスリットには景品把持腕41B−1〜6の上端部が挿入され、ヒンジピン44B−1〜6により揺動自在に取り付けられる。
これらの景品把持腕41B−1〜6は圧縮されたコイルスプリング45B−1〜6により、常時景品キャッチャー4Bの中心軸方向に向かう弾性力を受ける。
【0036】
環状の支持部材42B−2の中心にはスライドベアリング47Bが固着されており、このスライドベアリング47Bは、軽量に構成された押出ロッド48Bを昇降自在に支持している。
押出ロッド48Bは軽量であり、その重量は、スライドベアリング47Bとの摩擦力で指示できる程度であることが望ましい。
伸縮軸装置43Bは、テレスコピックに組み合わせられた管状の外筒43B−1、中間筒43B−2及び中心筒43B−3から成り、図示されていない公知の伸縮装置により伸縮される。
中心筒43B−3の内部には、固定軸468が設けられており、この固定軸46Bの下端部は、伸縮軸装置43Bが最短まで収縮するとき押出ロッド48Bの上端に当たり、これを押し下げるよう構成されている。
【0037】
図6の(ア)は、待機状態を示すものである。この状態では、伸縮軸装置43Bが最短に収縮せしめられ、押出ロッド48Bのストッパーはスライドベアリング47Bの上端面で支持されており、押出ロッド48Bの下端部は、筐体42B−1の下端面より離れた位置まで下降している。
【0038】
この状態で、クレーンが操作され、景品キャッチャー4Bが、景品3の上に移動せしめられ、停止せしめられると、図示されていない駆動装置により伸縮軸装置43Bが伸長され、(イ)に示す状態を経て、(ウ)に示す状態まで伸縮軸装置43Bが伸長する。
然るときは、押出ロッド48Bは、景品3に押されるので、筐体42B−1の内部に押し込まれ、筐体42B−1に対する相対上方位動限界まで押し上げられる。
一方、コイルスプリング45B−1〜45B−6の弾性力に抗して、景品3が景品把持腕41B−1〜41B−6を押し開くので、景品3はこれらの把持腕により強く挟まれ、保持されることになる。
【0039】
この状態から、伸縮軸装置43Bは、(エ)に示す状態まで収縮する。この状態は未だ最短状態ではなく、押出ロッド48Bの上端は、固定軸46Bには触れておらず、景品3は景品把持腕41B−1〜41B−6に保持されたままである。
上記(エ)の状態のまま、景品キャッチャー4Bは、景品払出孔12の上に移動せしめられ、次いで、伸縮軸装置43Bが(オ)に示される最短状態となるまで収縮せしめられる。
【0040】
然るときは、押出ロッド48Bの上端が、固定軸46Bに突き当たり、押出ロッド48Bは上昇を阻止されるが、キャッチャー筐体42B−1は引き続き上昇するので、押出ロッド48Bの上端がキャッチャー筐体42B−1より突出する状態となり、このため景品3が突き落とされることになる。
このときの景品キャッチャー4Bの状態は、(ア)と同様となるものである。
図7には、景品キャッチャー4Bが景品を捕捉した状態が示されており、図8には景品キャッチャー4Bが景品を放出した状態が示されている。
【実施例3】
【0041】
図9〜図11に示す実施例3は、実施例2とは別異の景品放出機構を用いる例である。
図中、42Cは景品キャッチャー主体部、43Cは、前述の実施例2で用いた伸縮軸装置43Bと同様な伸縮軸装置、44Cは固定軸である。
景品キャッチャー主体部42Cは、筐体42C−1と、ロッド42C−2、及び、筐体42C−1に取り付けた環状の支持体42C−3から成る。
【0042】
景品把持腕41C−1〜41C−6の上端部には、操作カム45C−1〜45C−6が取り付けられており、これらの操作カム45C−1〜45C−6は、環状支持体42C−3の設けたスリット内に挿入され、ヒンジピン45C−1〜45C−6により、揺動自在に取り付けられている。
(カ)に示す状態では、伸縮軸装置43Cは、最短縮状態よりやや伸長した状態であり、景品把持腕41C−1〜41C−6は最収束状態にあり、ロッド42C−2の鍔42C−2aは、操作カム45C−1〜45C−6の上に載っているが、これらを押し下げてはいない。
景品把持腕41C−1〜41C−6は圧縮されたコイルスプリング46C−1〜46C−6による弾性力を受け、キャッチャー中心軸の向かって収束されている。
【0043】
(キ)は、景品キャッチャー4Cが、景品3に接触する位置まで降下した状態を示している。
景品キャッチャー4Cが更に降下し、(ク)の状態になると、景品3は景品把持腕42C−1〜42C−6に挟まれる。この状態から伸縮軸装置43Cが(ケ)に示す状態になるまでまで収縮する。このときの景品キャッチャー4Cの位置は、(カ)と略同じである。
景品キャッチャー4Cはこの状態で景品払出孔12の上に移動せしめられる。
然るときは、伸縮軸装置43Cが更に収縮し、(コ)に状態になり、ロッド42C−2の鍔42C−2aは、操作カム45C−1〜45C−6の端部を押し下げ、景品把持腕41C−1〜41C−6を開かせるので、景品3は開放され落下する。
図10には、景品キャッチャー4Cが景品3を捕捉した状態が、図11には景品3を開放した状態が示されている。
【実施例4】
【0044】
この実施例4は、景品把持腕41D−1〜41D−6の開閉に、ソレノイドを用いる例である。
図12において、景品キャッチャー4Dは、キャッチャー主体部42Dの筐体42D−1に、電磁ソレノイド42D−2と、ソレノイド42D−2により駆動される駆動ディスク42D−3を設け、駆動ディスク42D−3の周囲に設けたスリット内に、景品把持腕41D−1〜41D−6の一端に設けた操作カム45D−1〜45D−6を挿入し、ヒンジピンで留め、把持腕開閉リンクを形成したものであり、46D−1〜46D−6はコイルスプリングである。
● (サ)に示す状態は、景品キャッチャー4Dを、把持しようとする景品3に近づけた状態、(シ)は景品キャッチャー4Dが景品3を捕捉した状態を示し、(ス)は電磁ソレノイド42D−2を励磁し、そのロッドを突き出して駆動ディスク42D−3を下降させ、景品把持腕41D−1〜41D−6を開かせ、景品を落とした状態を示すものである。
図13は、上記(サ)の状態を示す斜視図、図14は(シ)の状態を示す斜視図である。
【実施例5】
【0045】
図15に示す実施例は、実施例4のソレノイドの替りに、モーター駆動方式を採用した例である。
図中、41E−1〜41E−6は景品把持腕、42E−1は主体部筐体、42E−2はモーター、42E−3は減速器、42E−4は送りねじ、42E−5は送りねじ42E−4により昇降せしめられる駆動リング、45E―1〜45E−6は、景品把持腕41E−1〜41E−6の一端に取り付けられたカムであり、これらのカム45E―1〜45E−6は、駆動リング42E−5の周囲に設けたスリット又は突起に傾動自在に連結されている。
(セ)に示す状態は、景品キャッチャー4Eを、把持しようとする景品3に近づけた状態、(ソ)は景品キャッチャー4Eが景品3を捕捉した状態を示し、(タ)はモーター42E−2を回転させ、駆動リング42E−5を押し下げて、景品把持腕41E−1〜41E−6を開かせ、景品3を落とした状態を示すものである。
【実施例6】
【0046】
図16及び図17に示す実施例6は、ロープで景品キャッチャー4Fを昇降させるタイプのゲーム機で用いられる景品キャッチャー4Fである。
この景品キャッチャー4Fは、筐体42F−1と共に、クレーンによりXY方向に移動するプーリー42F−2とストッパー42F−3、操作バー42F−4、一端が筐体42F−1に固定され、操作バー42F−4の中心に設けた貫通孔を通ってプーリー42F−2に巻き掛けられ、図示しない巻取り装置により巻き取られ、巻き戻されるワイヤ42F−5により昇降制御されるものである。
【0047】
筐体42F−1には図示されていない把持腕ホルダーが設けられており、景品把持腕41F−1〜41F−6の一端には操作カム45F−1〜45F−6が取り付けられ、それらの操作カム45F−1〜45F−6は、上記把持腕ホルダーの設けたスリット内に挿入され、揺動自在に保持されている。
又、操作バー42F−4の下端部は、操作カム45F−1〜45F−6の端部に常時接触しているが、景品把持腕41F−1〜41F−6はコイルスプリング46F−1〜46F−6の弾性力により常時キャッチャー中心軸方向に向かう押圧力を受けている。
【0048】
(チ)は、景品キャッチャー4Fが、景品3を捕捉した状態を示している。景品キャッチャー4Fの自重により、コイルスプリング46F−1〜46F−6の弾性力に抗して、景品把持腕46F−1〜46F−6が押し開かれ、これにより景品3が把持される。
次いで、景品キャッチャー4Fは、(ツ)の状態まで引き上げられ、プーリー42F−2とストッパー42F−3と共に景品払出孔12の上に運ばれる。この状態では、(ツ)に示される位置まで引き上げられる。
(ツ)の状態では、操作バー42F−4はその上端が軽くストッパー42F−3に接触する状態で止まっている。
【0049】
次いで、景品キャッチャー4Fは(テ)に示す位置まで引きあげられる。このとき、操作バー42F−4はストッパー42F−3により上昇を阻止されるが、操作バー42F−4はその下端が筐体42F−1の底部に設けた孔42F−1aに入り込むので、筐体42F−1は上昇し、このため操作バー42F−4の肩部が、操作カム45F−1〜45F−6の一端を押し下げ、景品把持腕46F−1〜46F−6が押し開かれ、景品3が放出されるものである。
【0050】
図18に示す実施例7は、複数の細い把持腕でなく、円錐面状の把持腕を用いた景品キャッチャー4Gである。
この実施例7では、軟質の薄い扇状のフィルム42G−1を、円錐面状に巻き、景品把持腕42Gとする。扇状フィルム42G−1の外周には複数の調整孔42G−1aと、突起42G−2が設けられており、適宜の調整孔42G−1aに突起42G−2を嵌めることにより、扇状フィルム42G−1が円錐面状に巻かれる。
【0051】
図19には、この景品キャッチャー4Gにより、景品3を細くする状態が示されている。
(ト)に示した状態は、景品キャッチャー4Gを景品3の上方に移動させた状態であり、この状態から、(ナ)に示す位置まで景品キャッチャー4Gを引き下げ景品3を捕捉する。
景品3を開放する手段としては、上記の実施例で用いたソレノイドや押出ロッドなどによることができる。
【0052】
このフィルムの材質としては、プラスチックフィルム、不織布、などが用いられる。
尚、上記の実施例7においては、単純な円錐面状の景品把持腕を採用したが、これは、円錐面の母線に沿って、襞、プリーツ若しくはギャザーを設けることが推奨される。
又、円錐面に母線に沿って傘骨のような部材を設けることもある。
これらの変更例は景品の形状、大きさ、重さ、表面の状態、質感、繊細さなどによって適宜に選定されるものである。
【0053】
図20は、細線で構成される景品把持腕の形状、又は、ヘラ状の景品把持腕の断面形状を示す説明図である。
(a)に示されているのはその先端aが釣り針のように曲がった釣り針型景品把持腕41−aであり、
(b)に示されているのはその先端bが鈎状に曲がったの鈎型景品把持腕41−bであり、
(c)に示されているのはその先端cがループ状に曲げられた先端ループ型景品把持腕41−cであり、
(d)に示されているのは、d部で折り返され、全体が二つ折りされたループ状景品把持腕41−dであり、
(e)に示されているのは、二つ折りした上、先端部に突起eを設けたループ状景品把持腕41−eであり、
(f)に示されているのは先端部にギャザーfを設けたギャザー付景品把持腕41−fである。
これらは、景品の性状、即ち、形状、大きさ、重さ、表面の状態、質感、繊細さなどによって適宜に選定されるものである。
【0054】
奇異品把持腕の形状は様々な変更例が考えられるものである。
例えば、景品把持腕41として望ましい形状の一つが図21に示されている。
又図22には、図21に示されたヘラ状の景品把持腕の平面展開図が示されている。
(A)は、スクレーパー状の景品把持腕、
(B)は、スプーン状の景品把持腕、
(C)は、長楕円形の景品把持腕、
(D)は、台形状の景品把持腕、
(E)は、つり革型の穴あき景品把持腕、
(F)は、楕円環状の穴あき景品把持腕である。
これらは適宜に曲げ加工され、景品把持腕として採用される。
【0055】
図23は、景品把持腕の軸直角断面の形状例を示す断面図であり、
(G)は矩形断面、
(H)は山形断面、
(I)は連山系断面、
(J)及び(K)は三日月型断面である。
【0056】
図24は、図22に示したような景品把持腕の先端把持部に突起を設ける例を示す。
(L)に示す把持腕41−Lは、矩形断面の主体部41aの先端部に乳頭状の突起41pを一つ設けた例、
(M)は、同じ主体部41aの先端部に3条の畝状突起41qを設けた例、
(6)は、2本のピン41rを設けた例である。
図20、22、23及び24に示された諸形状は、ここに図示されたものに限定されるものでなく、様々な変更例が採用でき且つそれらは様々に組み合わせて用い得るものである。
【0057】
図25に示した41−Sは、実施例10で用いられるコイルバネ状の景品把持腕である。
このコイルバネ状の景品把持腕41−Sは、上記の各種景品把持腕と同様に用いられるほか、図26に示す態様でも使用されるものである。
図26に於いては、図を簡略にするため2組の景品把持腕ユニットしか示されていないが、実際には、実施例1ないし6と同様に、より多くのセット数、例えば6セットが用いられるものである。
【0058】
而して、図中、41Sは景品キャッチャーに主体部であり、41S−1及び41S−4は6本設けられた景品把持腕のうちの2本、42H−11及び42H−14はそれらの景品把持腕41S−1及び41S−4を駆動するモーター、42H−21及び42H−24は減速器、42H−31及び42H−34はコイルスプリングから成る景品把持腕41S−1及び41S−4の一端部を回動自在に支持するベアリング、43Sは6本の景品把持腕41S−1〜41S−6が下方に開くように、且つそれらの下端を回転自在に保持するリング状のホルダーである。
図では、景品把持腕41S−1と41S−4の巻き方向と回転方向が反対になっているがこれは同方向であっても問題はない。
【0059】
この景品キャッチャー4Sは、景品の上に降下させ、ホルダー43Sの輪の中に景品を取り込み、スプリングのラセンをねじと見たとき、ねじが下方に進む方向に回転させると、景品は上昇して、6本のスプリングの間に挟まれ、挟持されることになる。
景品を開放するときはスプリングを逆方向に回転させれば、景品が下降し、自然に落下することになる。
尚、本発明の構成は如上の実施例の限定されるものではなく、上記の説明から容易に着想し得る設計変更例の全てを包摂するものである。
【産業上の利用可能性】
【0060】
本発明は叙上の如く構成されるから、興味深いクレーンゲーム装置を提供でき、実施すればゲーム産業の分野で多大の利益を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明に係る景品キャッチャーを用いるクレーンゲーム装置の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示したクレーンゲーム装置で使用するクレーンの概要を示す説明図である。
【図3】本発明に係る景品キャッチャーの第1実施例の構成を示す説明図である。
【図4】図3に示した景品キャッチャーの作用説明図である。
【図5】図3に示した景品キャッチャーの作用説明図である。
【図6】景品把持爪の変更例を示す説明図である。
【図7】本発明に係る景品キャッチャーの第3及び第4実施例の構成を示す説明図である。
【図8】図1に示したクレーンゲーム装置で使用するクレーンの概要を示す説明図である。
【図9】本発明に係る景品キャッチャーの第1実施例の構成を示す説明図である。
【図10】図3に示した景品キャッチャーの作用説明図である。
【図11】図3に示した景品キャッチャーの作用説明図である。
【図12】景品把持爪の変更例を示す説明図である。
【図13】本発明に係る景品キャッチャーの第3及び第4実施例の構成を示す説明図である。
【図14】図3に示した景品キャッチャーの作用説明図である。
【図15】図3に示した景品キャッチャーの作用説明図である。
【図16】景品把持爪の変更例を示す説明図である。
【図17】本発明に係る景品キャッチャーの第3及び第4実施例の構成を示す説明図である。
【図18】図1に示したクレーンゲーム装置で使用するクレーンの概要を示す説明図である。
【図19】本発明に係る景品キャッチャーの第1実施例の構成を示す説明図である。
【図20】図3に示した景品キャッチャーの作用説明図である。
【図21】図3に示した景品キャッチャーの作用説明図である。
【図22】景品把持爪の変更例を示す説明図である。
【図23】本発明に係る景品キャッチャーの第3及び第4実施例の構成を示す説明図である。
【図24】図3に示した景品キャッチャーの作用説明図である。
【図25】図3に示した景品キャッチャーの作用説明図である。
【図26】景品把持爪の変更例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0062】
1 筐体
2 景品載置台
3 景品
4 景品キャッチャー
5 クレーン装置
6 ゲーム操作装置
10 クレーンゲーム装置
11 透明板
12 景品払出孔
14 景品取出口
4A 景品キャッチャー
41A−1、・・・41A−6 景品把持腕
41a 主体部
42A 把持部材制御装置
42A−1 可動環状体
42A−2 上部環状体
42A−3 連結ロッド
42A−4 連結桿
42A−5 吊手
42A 把持部材制御装置
43A 伸縮軸装置
43A−1 外筒
43A−2 中間筒
43A−3 中心筒
43A−4 アタッチメント
4B 景品キャッチャー
41B 景品把持装置
41B−1・・・41B−6 景品把持腕
42B キャッチャー主体部
42B−1 キャッチャー筐体
42B−2 環状の支持部材
43B 伸縮軸装置
43B−1 外筒
43B−2 中間筒
43B−3 中心筒
44B−1・・・45B−6 ヒンジピン
45B−1・・・45B−6 コイルスプリング
46B 固定軸
47B スライドベアリング
48B 押出ロッド
4C 景品キャッチャー
41C−1・・・41C−6 景品把持腕
42C 景品キャッチャー主体部
42C−1 筐体
42C−2 ロッド
42C−3 環状支持体
43C 伸縮軸装置
44C 固定軸
45C−1・・・45C−6 操作カム
46C−1・・・46C−6 ヒンジピン
4D 景品キャッチャー
41D−1・・・41D−6 景品把持腕
42D 主体部
42D−1 筐体
42D−2 電磁ソレノイド
42D−3 駆動ディスク
4E 景品キャッチャー
41E−1・・・41E−6 景品把持腕
42E−1 キャッチャー筐体
42E−2 モーター
42E−3 減速器
42E−4 送りねじ
42E−5 駆動リング
4F 景品キャッチャー
41F−1・・・41F−6 景品把持腕
42F−1 キャッチャー筐体
42F−2 プーリー
42F−3 ストッパー
42F−4 操作バー
42F−5 ワイヤ
4G 景品キャッチャー
42G−1 扇状フィルム
42G 景品把持腕
4S 景品キャッチャー
41S−1・・・・41S−6 景品把持腕
42S−14・・・42S−16 モーター
42S−21・・・42S−26 減速器
42S−31・・・42S−36 ベアリング
43S 環状ホルダー
【技術分野】
【0001】
本発明は、クレーンゲーム装置の新規な景品キャッチャーに関する。
【背景技術】
【0002】
クレーンゲーム装置は広く普及している。
これは、内部にゲームフィールドが設けられ、少なくともゲームフィールドの前面が透明板から成り、ゲームフィールドの床面には景品を載せる景品載置台と外部に通じる景品払出孔とが設けられた筐体と、
景品把持腕を具備し、景品載置台に置かれた景品を捕捉し得る景品キャッチャーと、
筐体の天井に設けられ、景品キャッチャーを、左右(X軸)、前後(Y軸)、及び上下(Z軸)の3軸方向に移動自在に支持するクレーン装置と、
クレーン装置を駆動し、景品キャッチャーをXYZ3軸方向に移動させるクレーン駆動装置と、
景品キャッチャーの景品把持腕を開閉制御する把持部材制御装置と、
把持部材制御装置を作動させる駆動装置と、
筐体の前面に設けられ、プレイヤにより操作され、ゲーム操作信号を発信するゲーム操作装置と、
ゲーム操作装置からのゲーム操作信号に応じて、クレーン駆動装置と把持部材制御装置とを制御し、景品キャッチャーを指定された位置に移動させ、景品把持腕を閉じて景品獲得動作を行わせ、更に景品払出口の上方に移動させ、景品を開放させる、ゲーム制御装置と、
を具備するものである。
【0003】
これらのゲーム機で用いられる景品キャッチャーは、バケット式クレーンを模したものであって、2本ないし3本の把持爪又は把持板(以下、単に把持爪とい言うものとする。)と、それらの把持爪を開閉するリンク機構から成り、これらの把持爪で景品を下側からすくい取る形式のものである。
このような景品キャッチャーは広く用いられているが、この形式のもののみが、あまりに長く用いられてきたので、陳腐化し、次第に飽きられてきており、新い様式のものが求められているが、未だそのようなものは提案されていない。
【0004】
【特許文献1】特開2006‐116035
【特許文献2】特開2005‐080940
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、従来と全く異なった様式であって、デザイン性に優れ、プレイヤの興趣を強く惹き付けることができる新規な景品キャッチャーを提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の本発明の課題は、景品キャッチャーを、景品を把持爪ですくい取るのではなく、景品を摘み上げ若しくは挟み上げる形式とすることによって達成される。
そして、景品を摘み上げるに当たっては、景品を直接摘む景品把持腕の弾性力を利用するか、又は、景品把持腕に弾性力を作用させて目的を達成し得るよう構成する。
更に具体的に言えば、景品を景品把持腕により弾性的に挟み、両者間の摩擦力により景品を保持するようにする。
景品を挟むときは、景品キャッチャーが景品の上に降りたとき、その自重又は上方から押圧力により、末広がりになっている景品キャッチャーの景品把持腕が景品に押し付けられ、景品が景品把持腕の間に挟まり、両者間の摩擦力により、景品が景品把持腕によって保持されるものである。
而して、景品を放出するときは、景品キャッチャーの中心軸と同軸に設けた突出しロッドで突出したり、景品把持腕を開いて景品を開放したりする。
本発明に係る景品キャッチャーの特徴は、上記公知の景品キャッチャーに設けられていた、「景品キャッチャーの景品把持腕を開閉制御する把持部材制御装置」が設けられていないこと、更に言えば「景品把持腕を閉じて景品を把持させる手段」を有しないことである、
即ち、本発明は、景品把持腕を閉じて景品を把持するのではなく、景品は景品把持腕に挟まれて把持されることを特徴とする。
【0007】
更に具体的に言えば、本発明の実施例1においては、本発明の課題を達成するため、上記の如きクレーンゲーム機で使用する景品キャッチャーにおいて、
景品把持腕を、景品キャッチャーの伸縮軸装置の下端部の周りにそれぞれの一端が取り付けられている、複数の景品把持腕により構成し、更に、
把持部材制御装置に、上記少なくとも2本の景品把持腕を開閉制御する手段を設け、
上記開閉制御手段が、景品把持腕の上端部近傍では景品把持腕を開いて拘束せず、その下側の末広がり部分では景品把持腕を閉じるよう構成し、
この開閉制御手段をキャッチャー中心軸に沿って上下に移動させることにより、景品を把持したり、開放したりし得るように構成する。
この開閉制御手段は、望ましくは、景品把持腕を囲み、景品キャッチャーの中心軸方向に移動自在に保持された環状体と、環状体を景品キャッチャーの中心軸方向に移動させる手段により構成される。
【0008】
景品把持腕は、中心軸の周りに、2本ないし8本、又はそれ以上を、回転対称に配置することが望ましい。
又、景品把持腕の景品把持腕の自由端部は、中心軸とは反対側に向かって外側に湾曲し,景品載置台に向かって八字状開く形とすることが推奨される。
【0009】
然しながら、一つの変更例においては、景品把持腕の景品把持腕の自由端部を、中心軸に向かって内側に湾曲させ、景品把持爪を形成させることが推奨され、更に別異の変更例においては、景品把持腕の景品把持腕の自由端部に、球状、ひょうたん状、ラグビーボール状等、任意の形状の景品把持腕を設けることが推奨される。
【0010】
本発明の実施例2においては、上記本発明の課題を解決するため、景品キャッチャーを、前記の実施例1で用いられた、景品キャッチャーの景品把持腕を開閉制御する把持部材制御装置を用いることなく、景品の捕捉、把持を、景品把持腕に常時中心軸方向に向かって閉じる方向に弾性力を作用させるばねを設け、景品の把持をこのバネ力を利用して行うよう構成し、更に、その景品放出装置を、景品把持腕に挟まれた景品を押し出す押出棒と、押出棒を進退させる駆動装置とにより構成する。
好ましい景品放出装置は、電磁ソレノイドである。
【0011】
本発明の実施例3においては、上記本発明の課題を解決するため、景品キャッチャーにおいては、
景品キャッチャーが空気圧シリンダにより昇降せしめられ、
複数の景品把持腕のそれぞれの上端部に操作レバーを設けると共に、それらの景品把持腕を、景品キャッチャーの伸縮軸装置の下端部に、それぞれの上端において、景品キャッチャーの中心軸を含む垂直面内で回動自在に取り付け、
把持部材制御装置を、複数の景品把持腕に、それらの自由端部が景品キャッチャーの中心軸に向かう方向に弾性力を作用させるスプリングと、
景品キャッチャーの中心軸に沿って移動自在に設けられ、下端部が景品保持腕に設けられた操作レバーに当接し、保持されるロッドとにより構成し、
景品キャッチャーが上方の移動限界を超えて上昇したとき、上記ロッドが押し下げられ、景品把持腕を上記スプリングの弾性力に抗して開かせるよう構成する。
【0012】
本発明の実施例4においては、上記本発明の課題を解決するため、実施例3で用いたロッドの代わりに、電磁ソレノイドが用いられ、これにより景品把持腕が開かれ、景品が放出される。
【0013】
本発明の実施例5においては、上記本発明の課題を解決するため、実施例4で用いた電磁ソレノイドの代わりに、モーターで回動されるねじから成る景品把持腕制御装置が用いられ、これにより景品把持腕が開かれ、景品が放出される。
【0014】
本発明の実施例6においては、上記本発明の課題を解決するため、実施例3で用いた空気圧シリンダの代わりに、ワイヤ吊り下げ式の景品キャッチャー昇降装置が用いられる。
このときの景品開放方式は、実施例3と同様なものである。
【0015】
実施例7は、景品把持腕でなく、薄い可橈性のあるフィルムから成る円錐状若しくは朝顔状の景品把持装置を用いるものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明は叙上の如く構成されるから、本発明によるときは、従来公知のものより一層興趣に富んだ新規なクレーンゲーム機を提供することが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面により本発明の構成を説明する。
図1は本発明に係るクレーンゲーム装置の一構成例を示す斜視図、図2は図1に示したクレーンゲーム装置で使用するクレーン装置の構成及び機能を示す説明図、図3は本発明に係る景品キャッチャーの実施例1の構成及び機能を示す説明図、図4及び図5は図3に示した景品キャッチャーによる景品獲得状態を示す説明図、図6は、景品キャッチャーの実施例2の作動プロセスを示す説明図、図7は景品把持状態を示す説明図、図8は図7に示した状態から景品を放出した状態を示す説明図、図9は実施例3の作動プロセスを示す説明図、図10は図9に示した実施例3の景品獲得状態を示す説明図、図11はその景品放出状態を示す説明図、図12は実施例4の作動プロセスを示す説明図、図13は図9に示した実施例4において景品を狙っている状態を示す説明図、図14はその景品を獲得した状態を示す説明図、図15は実施例5の作動プロセスを示す説明図、図18は実施例6に於ける景品獲得状態を示す説明図、図17は実施例6の作動プロセスを示す説明図、図18は実施例7の構成を示す説明図、図19は実施例7の作動プロセスを示す説明図、図20は本発明で用いられる景品把持腕の様々な形状を示す説明図、図21は本発明で用いられる景品把持腕の一例を示す斜視図、図22は本発明で用いられる景品把持腕の様々な形状を示す平面展開図、図23は本発明で用いられる景品把持腕の様々な形状を示す軸直角断面図、図24は本発明で用いられる景品把持腕の他の形状を示す軸直角断面図、図25は本発明の実施例8で用いられるコイルスプリング状の景品把持腕を示す説明図、図26はそのコイルスプリング上の把持腕を用いる実施例8の構成を示す説明図である。
【0018】
図1において、10は本発明に係るクレーンゲーム装置であり、1は内部にゲームフィールドが設けられた筐体、2は景品載置台、3は景品、4は景品キャッチャー、6はゲーム操作装置である。
筐体1の内部にはゲームフィールドが設けられ、少なくともゲームフィールドの前面はゲームフィールドの内部が視認できるよう透明板11により構成され、ゲームフィールドの床面には景品3を載せる景品載置台2と外部に開口する景品取出口14に通じる景品払出孔12とが設けられている。
【0019】
図1には図示されていないが、ゲームフィールドの天井には、図2に示す天井走行型のクレ−ン装置5が設けられている。
図2において、52、52は固定レール、54は、図示を省略された車輪などにより固定レール52、52の上を(X軸方向に)走行する移動ビームであり、景品キャッチャー4は移動ビーム54に沿って(Y軸方向に)移動し、垂直方向(Z軸方向)に昇降できるよう構成されている。
【0020】
筐体1の前面には、プレイヤにより操作され、ゲーム操作信号を発信するゲーム操作装置6が設けられており、ゲーム操作装置6は、クレーン5の移動ビーム54をX軸方向に移動、停止させる押ボタン62、景品キャッチャー4をY軸方向に移動、停止させる押ボタン64、ゲーム料金投入口66を具備する。
【0021】
プレイヤがゲーム料金を投入し、順次押ボタン62、64を押すと、図示されていないクレーン駆動装置が作動し、景品キャッチャー4を移動させる。プレイヤは景品キャッチャー4が所望の位置に達したとき押ボタン62、64から手を離し、クレーンを止めると、景品キャッチャー4は景品3を獲得できる位置まで自動的に降下する。
【0022】
然るときは、景品キャッチャー4の景品把持腕41を開閉制御する把持部材制御装置42が作動し、景品獲得動作が行われ、次いでクレーン装置5が自動的の動いて、景品キャッチャー4を景品払出孔12の上方に移動する。
そうすると、再び把持部材制御装置42が作動し、景品把持腕41を開くので、景品3が把持されているときは、景品3が景品払出孔12に落下し、筐体1の外方に開口する景品取出口14からプレイヤに交付される。
【実施例1】
【0023】
本実施例1において、図3に示されているように、景品キャッチャー4Aを支持する伸縮軸装置43Aは、テレスコピックに結合された外筒43A−1、中間筒43A−2、及び中心筒43A−3から成り、これらの筒の内部には、これらを中心軸に沿って相対的に移動させ、支持筒43A全体を伸縮させる機構が内蔵されており、これにより伸縮軸装置43Aが伸縮できるように構成されている。
図3の左側は伸縮軸装置43Aが収縮した状態を示し、右側は伸長した状態を示している。
【0024】
中心筒43A−3の下端部にはアタッチメント43A−4が取り付けられている。
景品キャッチャー4Aは、6本の可橈性材から成る景品把持腕41A−1、41A−2・・・41A−6から成る景品把持腕41Aと、これらの景品把持腕41A−1、41A−2・・・41A−6を囲むよう設けられた把持部材制御装置42Aと、図示されていないが、把持部材制御装置42Aを上下に往復移動させる駆動装置とを具備する。
【0025】
景品把持腕41A−1、41A−2・・・41A−6は、伸縮軸装置43Aの中心軸を囲むように、アタッチメント43A−4を介して、伸縮軸装置43Aの下端部に取り付けられる。
又、景品把持腕41A−1、41A−2・・・41A−6は、それらの上半部が中心軸に平行であり、下半部が外側の向かって朝顔状に開くように湾曲している。
【0026】
把持部材制御装置42Aは、景品把持腕41A−1,41A−2、・・・41A−6を囲む可動環状体42A−1、上部環状体42A−2、可動環状体42A−1と上部環状体42A−2を結合する複数の連結ロッド42A−3、上部環状体42A−2に設けたガイド孔を貫通し、下端に可動環状体42Aを保持する2本の連結桿42A−4、42A−4、アタッチメント43A−4に設けた貫通穴43A−4hを通り2本の連結桿42A−4、42A−4の頂頭部を連結する吊手42A−5から成る。
【0027】
吊手42A−5は、アタッチメント43A−4に設けられ細長い貫通孔43A−4hを貫通し、アタッチメント43A−4の内部に設けられた昇降装置により上下に移動自在に保持されている。
【0028】
図4には、吊手42A−5を移動可能上限まで引き上げた状態で、景品キャッチャー4Aを景品3の上に降ろした状態が示されており、この状態で、景品3は景品把持腕41A−1,41A−2、・・・41A−6により軽く摘まれることになる。
この状態で、吊手42A−5を引き下げると、可動環状体42Aが引き下げられ、景品把持腕41A−1,41A−2、・・・41A−6が収束され、景品3が強く挟まれるようになる。
【0029】
この状態で、景品キャッチャー4Aは、景品払出口12に上方に移動するので、ここで、把持部材制御装置42Aをその移動上限位置まで引き上げると、景品把持腕41A−1,41A−2、・・・41A−6の拘束が解除され、景品3は自重により落下し、景品払出口に落下し、景品取出口14からプレイヤに交付される。
【0030】
上記の実施例において景品把持腕41Aとして、下端部で外方に湾曲し、八字状に広がる例を示したが、景品把持腕41はこのような形状に限定されるものではなく、例えば図20(a)、(b)、(c)、(d)、(e)及び(f)に示されるように、様々な変更例を採用し得るものである。
【0031】
これらは全て、合成樹脂や弾性金属から成る細線で製造されるものであり、図20の(a)に示された景品把持腕41−aは自由端部に内側にむかって大きく湾曲するフック部aを形成した例、(b)に示された景品把持腕41−bは自由端部に内側に向かってかぎ状に曲がるフック部bを形成した例、(c)に示された景品把持腕41−cは自由端部に、ループcを形成した例、(d)に示された景品把持腕41−dは、材料細線を折り返して形成した例、(e)に示された景品把持腕41−eは、材料細線を折り返した上、その折返部に突起状の折曲部を形成した例、(f)に示された景品把持腕41−fは、自由端部にギザギザの屈曲部を設けた例である。尚、景品把持腕の形状はこれらに限定されるものではないこと勿論である。
【0032】
景品把持腕としては、上記の外、先端部に何らかの景品保持部材を設けることも推奨される。保持部材としては、布や合成繊維製の球形、楕円形などのもの、ブラシ状、キャラクタ人形状のものなどが考えられる。
【実施例2】
【0033】
上記の第1実施例においては、把持部材制御装置42Aを用いて景品把持腕41A−1,41A−2、・・・41A−6を操作する例を示したが、景品の形状、寸法、重量、素材などによっては、把持部材制御装置42Aを用いなくとも、景品キャッチャーの自重或いは上方からの加重によって景品を挟み取ることができるので、把持部材制御装置42Aを用いることなく、その代わりに挟み取った景品を開放するため、景品把持腕に挟まれた景品を押し出す押出棒と、押出棒を進退させる駆動装置から成る景品放出装置を用いれば、実施例1と同様に、本発明の目的を達成し得るものである。
【0034】
図6(ア)〜(オ)は、このように構成された実施例2の構成と作動プロセスの説明図であり、図7は景品獲得状態を示す斜視図、図8は景品放出状態を示す斜視図である。
図中、41Bは景品把持装置、42Bはキャッチャー主体部、43Bは、キャッチャー主体部42Bを昇降自在に支持する伸縮軸装置である。
【0035】
景品把持装置41Bは、6本の景品把持腕41B−1〜41B−6〈図には41B−1と41B−4のみが示されている。)から成る。
42B−1は、キャッチャー主体部42Bの筐体であり、筐体42B−1には環状の支持部材42B−2が取り付けられており、環状の支持部材42B−2には、景品把持腕41B−1〜6が取り付けられるスリットが設けられ、そのスリットには景品把持腕41B−1〜6の上端部が挿入され、ヒンジピン44B−1〜6により揺動自在に取り付けられる。
これらの景品把持腕41B−1〜6は圧縮されたコイルスプリング45B−1〜6により、常時景品キャッチャー4Bの中心軸方向に向かう弾性力を受ける。
【0036】
環状の支持部材42B−2の中心にはスライドベアリング47Bが固着されており、このスライドベアリング47Bは、軽量に構成された押出ロッド48Bを昇降自在に支持している。
押出ロッド48Bは軽量であり、その重量は、スライドベアリング47Bとの摩擦力で指示できる程度であることが望ましい。
伸縮軸装置43Bは、テレスコピックに組み合わせられた管状の外筒43B−1、中間筒43B−2及び中心筒43B−3から成り、図示されていない公知の伸縮装置により伸縮される。
中心筒43B−3の内部には、固定軸468が設けられており、この固定軸46Bの下端部は、伸縮軸装置43Bが最短まで収縮するとき押出ロッド48Bの上端に当たり、これを押し下げるよう構成されている。
【0037】
図6の(ア)は、待機状態を示すものである。この状態では、伸縮軸装置43Bが最短に収縮せしめられ、押出ロッド48Bのストッパーはスライドベアリング47Bの上端面で支持されており、押出ロッド48Bの下端部は、筐体42B−1の下端面より離れた位置まで下降している。
【0038】
この状態で、クレーンが操作され、景品キャッチャー4Bが、景品3の上に移動せしめられ、停止せしめられると、図示されていない駆動装置により伸縮軸装置43Bが伸長され、(イ)に示す状態を経て、(ウ)に示す状態まで伸縮軸装置43Bが伸長する。
然るときは、押出ロッド48Bは、景品3に押されるので、筐体42B−1の内部に押し込まれ、筐体42B−1に対する相対上方位動限界まで押し上げられる。
一方、コイルスプリング45B−1〜45B−6の弾性力に抗して、景品3が景品把持腕41B−1〜41B−6を押し開くので、景品3はこれらの把持腕により強く挟まれ、保持されることになる。
【0039】
この状態から、伸縮軸装置43Bは、(エ)に示す状態まで収縮する。この状態は未だ最短状態ではなく、押出ロッド48Bの上端は、固定軸46Bには触れておらず、景品3は景品把持腕41B−1〜41B−6に保持されたままである。
上記(エ)の状態のまま、景品キャッチャー4Bは、景品払出孔12の上に移動せしめられ、次いで、伸縮軸装置43Bが(オ)に示される最短状態となるまで収縮せしめられる。
【0040】
然るときは、押出ロッド48Bの上端が、固定軸46Bに突き当たり、押出ロッド48Bは上昇を阻止されるが、キャッチャー筐体42B−1は引き続き上昇するので、押出ロッド48Bの上端がキャッチャー筐体42B−1より突出する状態となり、このため景品3が突き落とされることになる。
このときの景品キャッチャー4Bの状態は、(ア)と同様となるものである。
図7には、景品キャッチャー4Bが景品を捕捉した状態が示されており、図8には景品キャッチャー4Bが景品を放出した状態が示されている。
【実施例3】
【0041】
図9〜図11に示す実施例3は、実施例2とは別異の景品放出機構を用いる例である。
図中、42Cは景品キャッチャー主体部、43Cは、前述の実施例2で用いた伸縮軸装置43Bと同様な伸縮軸装置、44Cは固定軸である。
景品キャッチャー主体部42Cは、筐体42C−1と、ロッド42C−2、及び、筐体42C−1に取り付けた環状の支持体42C−3から成る。
【0042】
景品把持腕41C−1〜41C−6の上端部には、操作カム45C−1〜45C−6が取り付けられており、これらの操作カム45C−1〜45C−6は、環状支持体42C−3の設けたスリット内に挿入され、ヒンジピン45C−1〜45C−6により、揺動自在に取り付けられている。
(カ)に示す状態では、伸縮軸装置43Cは、最短縮状態よりやや伸長した状態であり、景品把持腕41C−1〜41C−6は最収束状態にあり、ロッド42C−2の鍔42C−2aは、操作カム45C−1〜45C−6の上に載っているが、これらを押し下げてはいない。
景品把持腕41C−1〜41C−6は圧縮されたコイルスプリング46C−1〜46C−6による弾性力を受け、キャッチャー中心軸の向かって収束されている。
【0043】
(キ)は、景品キャッチャー4Cが、景品3に接触する位置まで降下した状態を示している。
景品キャッチャー4Cが更に降下し、(ク)の状態になると、景品3は景品把持腕42C−1〜42C−6に挟まれる。この状態から伸縮軸装置43Cが(ケ)に示す状態になるまでまで収縮する。このときの景品キャッチャー4Cの位置は、(カ)と略同じである。
景品キャッチャー4Cはこの状態で景品払出孔12の上に移動せしめられる。
然るときは、伸縮軸装置43Cが更に収縮し、(コ)に状態になり、ロッド42C−2の鍔42C−2aは、操作カム45C−1〜45C−6の端部を押し下げ、景品把持腕41C−1〜41C−6を開かせるので、景品3は開放され落下する。
図10には、景品キャッチャー4Cが景品3を捕捉した状態が、図11には景品3を開放した状態が示されている。
【実施例4】
【0044】
この実施例4は、景品把持腕41D−1〜41D−6の開閉に、ソレノイドを用いる例である。
図12において、景品キャッチャー4Dは、キャッチャー主体部42Dの筐体42D−1に、電磁ソレノイド42D−2と、ソレノイド42D−2により駆動される駆動ディスク42D−3を設け、駆動ディスク42D−3の周囲に設けたスリット内に、景品把持腕41D−1〜41D−6の一端に設けた操作カム45D−1〜45D−6を挿入し、ヒンジピンで留め、把持腕開閉リンクを形成したものであり、46D−1〜46D−6はコイルスプリングである。
● (サ)に示す状態は、景品キャッチャー4Dを、把持しようとする景品3に近づけた状態、(シ)は景品キャッチャー4Dが景品3を捕捉した状態を示し、(ス)は電磁ソレノイド42D−2を励磁し、そのロッドを突き出して駆動ディスク42D−3を下降させ、景品把持腕41D−1〜41D−6を開かせ、景品を落とした状態を示すものである。
図13は、上記(サ)の状態を示す斜視図、図14は(シ)の状態を示す斜視図である。
【実施例5】
【0045】
図15に示す実施例は、実施例4のソレノイドの替りに、モーター駆動方式を採用した例である。
図中、41E−1〜41E−6は景品把持腕、42E−1は主体部筐体、42E−2はモーター、42E−3は減速器、42E−4は送りねじ、42E−5は送りねじ42E−4により昇降せしめられる駆動リング、45E―1〜45E−6は、景品把持腕41E−1〜41E−6の一端に取り付けられたカムであり、これらのカム45E―1〜45E−6は、駆動リング42E−5の周囲に設けたスリット又は突起に傾動自在に連結されている。
(セ)に示す状態は、景品キャッチャー4Eを、把持しようとする景品3に近づけた状態、(ソ)は景品キャッチャー4Eが景品3を捕捉した状態を示し、(タ)はモーター42E−2を回転させ、駆動リング42E−5を押し下げて、景品把持腕41E−1〜41E−6を開かせ、景品3を落とした状態を示すものである。
【実施例6】
【0046】
図16及び図17に示す実施例6は、ロープで景品キャッチャー4Fを昇降させるタイプのゲーム機で用いられる景品キャッチャー4Fである。
この景品キャッチャー4Fは、筐体42F−1と共に、クレーンによりXY方向に移動するプーリー42F−2とストッパー42F−3、操作バー42F−4、一端が筐体42F−1に固定され、操作バー42F−4の中心に設けた貫通孔を通ってプーリー42F−2に巻き掛けられ、図示しない巻取り装置により巻き取られ、巻き戻されるワイヤ42F−5により昇降制御されるものである。
【0047】
筐体42F−1には図示されていない把持腕ホルダーが設けられており、景品把持腕41F−1〜41F−6の一端には操作カム45F−1〜45F−6が取り付けられ、それらの操作カム45F−1〜45F−6は、上記把持腕ホルダーの設けたスリット内に挿入され、揺動自在に保持されている。
又、操作バー42F−4の下端部は、操作カム45F−1〜45F−6の端部に常時接触しているが、景品把持腕41F−1〜41F−6はコイルスプリング46F−1〜46F−6の弾性力により常時キャッチャー中心軸方向に向かう押圧力を受けている。
【0048】
(チ)は、景品キャッチャー4Fが、景品3を捕捉した状態を示している。景品キャッチャー4Fの自重により、コイルスプリング46F−1〜46F−6の弾性力に抗して、景品把持腕46F−1〜46F−6が押し開かれ、これにより景品3が把持される。
次いで、景品キャッチャー4Fは、(ツ)の状態まで引き上げられ、プーリー42F−2とストッパー42F−3と共に景品払出孔12の上に運ばれる。この状態では、(ツ)に示される位置まで引き上げられる。
(ツ)の状態では、操作バー42F−4はその上端が軽くストッパー42F−3に接触する状態で止まっている。
【0049】
次いで、景品キャッチャー4Fは(テ)に示す位置まで引きあげられる。このとき、操作バー42F−4はストッパー42F−3により上昇を阻止されるが、操作バー42F−4はその下端が筐体42F−1の底部に設けた孔42F−1aに入り込むので、筐体42F−1は上昇し、このため操作バー42F−4の肩部が、操作カム45F−1〜45F−6の一端を押し下げ、景品把持腕46F−1〜46F−6が押し開かれ、景品3が放出されるものである。
【0050】
図18に示す実施例7は、複数の細い把持腕でなく、円錐面状の把持腕を用いた景品キャッチャー4Gである。
この実施例7では、軟質の薄い扇状のフィルム42G−1を、円錐面状に巻き、景品把持腕42Gとする。扇状フィルム42G−1の外周には複数の調整孔42G−1aと、突起42G−2が設けられており、適宜の調整孔42G−1aに突起42G−2を嵌めることにより、扇状フィルム42G−1が円錐面状に巻かれる。
【0051】
図19には、この景品キャッチャー4Gにより、景品3を細くする状態が示されている。
(ト)に示した状態は、景品キャッチャー4Gを景品3の上方に移動させた状態であり、この状態から、(ナ)に示す位置まで景品キャッチャー4Gを引き下げ景品3を捕捉する。
景品3を開放する手段としては、上記の実施例で用いたソレノイドや押出ロッドなどによることができる。
【0052】
このフィルムの材質としては、プラスチックフィルム、不織布、などが用いられる。
尚、上記の実施例7においては、単純な円錐面状の景品把持腕を採用したが、これは、円錐面の母線に沿って、襞、プリーツ若しくはギャザーを設けることが推奨される。
又、円錐面に母線に沿って傘骨のような部材を設けることもある。
これらの変更例は景品の形状、大きさ、重さ、表面の状態、質感、繊細さなどによって適宜に選定されるものである。
【0053】
図20は、細線で構成される景品把持腕の形状、又は、ヘラ状の景品把持腕の断面形状を示す説明図である。
(a)に示されているのはその先端aが釣り針のように曲がった釣り針型景品把持腕41−aであり、
(b)に示されているのはその先端bが鈎状に曲がったの鈎型景品把持腕41−bであり、
(c)に示されているのはその先端cがループ状に曲げられた先端ループ型景品把持腕41−cであり、
(d)に示されているのは、d部で折り返され、全体が二つ折りされたループ状景品把持腕41−dであり、
(e)に示されているのは、二つ折りした上、先端部に突起eを設けたループ状景品把持腕41−eであり、
(f)に示されているのは先端部にギャザーfを設けたギャザー付景品把持腕41−fである。
これらは、景品の性状、即ち、形状、大きさ、重さ、表面の状態、質感、繊細さなどによって適宜に選定されるものである。
【0054】
奇異品把持腕の形状は様々な変更例が考えられるものである。
例えば、景品把持腕41として望ましい形状の一つが図21に示されている。
又図22には、図21に示されたヘラ状の景品把持腕の平面展開図が示されている。
(A)は、スクレーパー状の景品把持腕、
(B)は、スプーン状の景品把持腕、
(C)は、長楕円形の景品把持腕、
(D)は、台形状の景品把持腕、
(E)は、つり革型の穴あき景品把持腕、
(F)は、楕円環状の穴あき景品把持腕である。
これらは適宜に曲げ加工され、景品把持腕として採用される。
【0055】
図23は、景品把持腕の軸直角断面の形状例を示す断面図であり、
(G)は矩形断面、
(H)は山形断面、
(I)は連山系断面、
(J)及び(K)は三日月型断面である。
【0056】
図24は、図22に示したような景品把持腕の先端把持部に突起を設ける例を示す。
(L)に示す把持腕41−Lは、矩形断面の主体部41aの先端部に乳頭状の突起41pを一つ設けた例、
(M)は、同じ主体部41aの先端部に3条の畝状突起41qを設けた例、
(6)は、2本のピン41rを設けた例である。
図20、22、23及び24に示された諸形状は、ここに図示されたものに限定されるものでなく、様々な変更例が採用でき且つそれらは様々に組み合わせて用い得るものである。
【0057】
図25に示した41−Sは、実施例10で用いられるコイルバネ状の景品把持腕である。
このコイルバネ状の景品把持腕41−Sは、上記の各種景品把持腕と同様に用いられるほか、図26に示す態様でも使用されるものである。
図26に於いては、図を簡略にするため2組の景品把持腕ユニットしか示されていないが、実際には、実施例1ないし6と同様に、より多くのセット数、例えば6セットが用いられるものである。
【0058】
而して、図中、41Sは景品キャッチャーに主体部であり、41S−1及び41S−4は6本設けられた景品把持腕のうちの2本、42H−11及び42H−14はそれらの景品把持腕41S−1及び41S−4を駆動するモーター、42H−21及び42H−24は減速器、42H−31及び42H−34はコイルスプリングから成る景品把持腕41S−1及び41S−4の一端部を回動自在に支持するベアリング、43Sは6本の景品把持腕41S−1〜41S−6が下方に開くように、且つそれらの下端を回転自在に保持するリング状のホルダーである。
図では、景品把持腕41S−1と41S−4の巻き方向と回転方向が反対になっているがこれは同方向であっても問題はない。
【0059】
この景品キャッチャー4Sは、景品の上に降下させ、ホルダー43Sの輪の中に景品を取り込み、スプリングのラセンをねじと見たとき、ねじが下方に進む方向に回転させると、景品は上昇して、6本のスプリングの間に挟まれ、挟持されることになる。
景品を開放するときはスプリングを逆方向に回転させれば、景品が下降し、自然に落下することになる。
尚、本発明の構成は如上の実施例の限定されるものではなく、上記の説明から容易に着想し得る設計変更例の全てを包摂するものである。
【産業上の利用可能性】
【0060】
本発明は叙上の如く構成されるから、興味深いクレーンゲーム装置を提供でき、実施すればゲーム産業の分野で多大の利益を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明に係る景品キャッチャーを用いるクレーンゲーム装置の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示したクレーンゲーム装置で使用するクレーンの概要を示す説明図である。
【図3】本発明に係る景品キャッチャーの第1実施例の構成を示す説明図である。
【図4】図3に示した景品キャッチャーの作用説明図である。
【図5】図3に示した景品キャッチャーの作用説明図である。
【図6】景品把持爪の変更例を示す説明図である。
【図7】本発明に係る景品キャッチャーの第3及び第4実施例の構成を示す説明図である。
【図8】図1に示したクレーンゲーム装置で使用するクレーンの概要を示す説明図である。
【図9】本発明に係る景品キャッチャーの第1実施例の構成を示す説明図である。
【図10】図3に示した景品キャッチャーの作用説明図である。
【図11】図3に示した景品キャッチャーの作用説明図である。
【図12】景品把持爪の変更例を示す説明図である。
【図13】本発明に係る景品キャッチャーの第3及び第4実施例の構成を示す説明図である。
【図14】図3に示した景品キャッチャーの作用説明図である。
【図15】図3に示した景品キャッチャーの作用説明図である。
【図16】景品把持爪の変更例を示す説明図である。
【図17】本発明に係る景品キャッチャーの第3及び第4実施例の構成を示す説明図である。
【図18】図1に示したクレーンゲーム装置で使用するクレーンの概要を示す説明図である。
【図19】本発明に係る景品キャッチャーの第1実施例の構成を示す説明図である。
【図20】図3に示した景品キャッチャーの作用説明図である。
【図21】図3に示した景品キャッチャーの作用説明図である。
【図22】景品把持爪の変更例を示す説明図である。
【図23】本発明に係る景品キャッチャーの第3及び第4実施例の構成を示す説明図である。
【図24】図3に示した景品キャッチャーの作用説明図である。
【図25】図3に示した景品キャッチャーの作用説明図である。
【図26】景品把持爪の変更例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0062】
1 筐体
2 景品載置台
3 景品
4 景品キャッチャー
5 クレーン装置
6 ゲーム操作装置
10 クレーンゲーム装置
11 透明板
12 景品払出孔
14 景品取出口
4A 景品キャッチャー
41A−1、・・・41A−6 景品把持腕
41a 主体部
42A 把持部材制御装置
42A−1 可動環状体
42A−2 上部環状体
42A−3 連結ロッド
42A−4 連結桿
42A−5 吊手
42A 把持部材制御装置
43A 伸縮軸装置
43A−1 外筒
43A−2 中間筒
43A−3 中心筒
43A−4 アタッチメント
4B 景品キャッチャー
41B 景品把持装置
41B−1・・・41B−6 景品把持腕
42B キャッチャー主体部
42B−1 キャッチャー筐体
42B−2 環状の支持部材
43B 伸縮軸装置
43B−1 外筒
43B−2 中間筒
43B−3 中心筒
44B−1・・・45B−6 ヒンジピン
45B−1・・・45B−6 コイルスプリング
46B 固定軸
47B スライドベアリング
48B 押出ロッド
4C 景品キャッチャー
41C−1・・・41C−6 景品把持腕
42C 景品キャッチャー主体部
42C−1 筐体
42C−2 ロッド
42C−3 環状支持体
43C 伸縮軸装置
44C 固定軸
45C−1・・・45C−6 操作カム
46C−1・・・46C−6 ヒンジピン
4D 景品キャッチャー
41D−1・・・41D−6 景品把持腕
42D 主体部
42D−1 筐体
42D−2 電磁ソレノイド
42D−3 駆動ディスク
4E 景品キャッチャー
41E−1・・・41E−6 景品把持腕
42E−1 キャッチャー筐体
42E−2 モーター
42E−3 減速器
42E−4 送りねじ
42E−5 駆動リング
4F 景品キャッチャー
41F−1・・・41F−6 景品把持腕
42F−1 キャッチャー筐体
42F−2 プーリー
42F−3 ストッパー
42F−4 操作バー
42F−5 ワイヤ
4G 景品キャッチャー
42G−1 扇状フィルム
42G 景品把持腕
4S 景品キャッチャー
41S−1・・・・41S−6 景品把持腕
42S−14・・・42S−16 モーター
42S−21・・・42S−26 減速器
42S−31・・・42S−36 ベアリング
43S 環状ホルダー
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部にゲームフィールドが設けられ、少なくともゲームフィールドの前面が透明板(11)から成り、ゲームフィールドの床面には景品(3)を載せる景品載置台(2)と外部に通じる景品払出孔(12)とが設けられた筐体(1)と、
景品把持腕(41)を具備し、景品載置台(2)に置かれた景品(3)を捕捉し得る景品キャッチャー(4)と、
筐体(1)の天井に設けられ、景品キャッチャー(4)を、左右(X軸)、前後(Y軸)、及び上下(Z軸)の3軸方向に移動自在に支持するクレーン装置(5)と、
クレーン装置(5)を駆動し、景品キャッチャー(4)をXYZ3軸方向に移動させるクレーン駆動装置と、
筐体(1)の前面に設けられ、プレイヤにより操作され、ゲーム操作信号を発信するゲーム操作装置(6)と、
ゲーム操作装置(6)からのゲーム操作信号に応じて、クレーン駆動装置(6)を制御し、景品キャッチャー(4A)を指定された位置に移動させ、その景品獲得動作を行わせ、更に景品払出口(12)の上方に移動させ、景品を開放させる、ゲーム制御装置と、
を具備するクレーンゲーム装置(10)の景品キャッチャー(4)において、
景品キャッチャー(4)が、景品(3)の上に降下したとき、景品キャッチャーの自重若しくは下方に向かう押圧力により、景品が景品把持腕に挟み込まれ、摩擦力により把持されるよう構成されたことを特徴とする上記の、景品キャッチャー(4)。
【請求項2】
内部にゲームフィールドが設けられ、少なくともゲームフィールドの前面が透明板(11)から成り、ゲームフィールドの床面には景品(3)を載せる景品載置台(2)と外部に通じる景品払出孔(12)とが設けられた筐体(1)と、
複数の景品把持腕(41A−1〜41A−6)を具備し、景品載置台(2)に置かれた景品(3)を捕捉し得る景品キャッチャー(4A)と、
筐体(1)の天井に設けられ、景品キャッチャー(4A)を、左右(X軸)、前後(Y軸)、及び上下(Z軸)の3軸方向に移動自在に支持するクレーン装置(5)と、
クレーン装置(5)を駆動し、景品キャッチャー(4A)をXYZ3軸方向に移動させるクレーン駆動装置と、
景品キャッチャー(4A)の景品把持腕(41A−1〜41A−6)を開閉制御する把持部材制御装置(42A)と、
把持部材制御装置(42A)を作動させる駆動装置と、
筐体(1)の前面に設けられ、プレイヤにより操作され、ゲーム操作信号を発信するゲーム操作装置(6)と、
ゲーム操作装置(6)からのゲーム操作信号に応じて、クレーン駆動装置(6)と把持部材制御装置(42A)とを制御し、景品キャッチャー(4A)を指定された位置に移動させ、その景品把持腕(41A−1〜41A−6)を閉じて景品獲得動作を行わせ、更に景品払出口(12)の上方に移動させ、景品を開放させる、ゲーム制御装置と、
を具備するクレーンゲーム装置(10)の景品キャッチャー(4A)において、
景品把持腕(41A−1〜41A−6)が、可橈性部材から成り、且つ、それぞれの一端が景品キャッチャー(4A)の伸縮軸装置(43A)の下端部の周りに取り付けられ、更に、
把持部材制御装置(42A)が、景品把持腕(41A−1,41A−2、・・・41A−6)を開閉制御する手段を具備し、
把持部材制御装置(42A)が、景品把持腕(41A−1,41A−2、・・・41A−6)の上端部近傍では景品把持腕(41A−1,41A−2、・・・41A−6)を拘束せず、その下側の末広がり部分では景品把持腕(41A−1,41A−2、・・・41A−6)を景品キャッチャー(4A)の中心軸に向かって収束するよう構成されたことを特徴とする上記の景品キャッチャー(4A)。
【請求項3】
把持部材制御装置(42A)が、景品把持腕(41A−1,41A−2、・・・41A−6)を囲み、景品キャッチャー(4A)の中心軸方向に移動自在に保持された可動環状体(42A−1)を具備し、
把持部材制御装置(42A)が、景品把持腕(41−1,41−2、・・・41−6)の上端部近傍では景品把持腕(41A−1,41A−2、・・・41A−6)を拘束せず、その下側の末広がり部分では景品把持腕(41A−1,41A−2、・・・41A−6)を景品キャッチャー(4A)の中心軸に向かって収束するよう構成されたことを特徴とする請求項1に記載の景品キャッチャー(4A)。
【請求項4】
内部にゲームフィールドが設けられ、少なくともゲームフィールドの前面が透明板(11)から成り、ゲームフィールドの床面には景品(3)を載せる景品載置台(2)と外部に通じる景品払出孔(12)とが設けられた筐体(1)と、
景品把持腕(41B−1、・・・41B−6)を具備し、景品載置台(2)に置かれた景品(3)を捕捉し得る景品キャッチャー(4B)と、
筐体(1)の天井に設けられ、景品キャッチャー(4)を、左右(X軸)、前後(Y軸)、及び上下(Z軸)の3軸方向に移動自在に支持するクレーン装置(5)と、
クレーン装置(5)を駆動し、景品キャッチャー(4B)をXYZ3軸方向に移動させるクレーン駆動装置と、
筐体(1)の前面に設けられ、プレイヤにより操作され、ゲーム操作信号を発信するゲーム操作装置(6)と、
ゲーム操作装置(6)からのゲーム操作信号に応じて、クレーン駆動装置(6)と把持部材制御装置(42B)とを制御し、景品キャッチャー(4B)を指定された位置に移動させ、その景品把持腕(41B、・・・41B−6)を閉じて景品獲得動作を行わせ、更に景品払出口の上方に移動させ、景品を開放させる、ゲーム制御装置と、
を具備するクレーンゲーム装置(10)の景品キャッチャー(4B)において、
景品把持腕(41B−1、41B−2、・・・41B−6)が、景品キャッチャー(4B)の伸縮軸装置(43B)の下端部の周りにそれぞれの一端が取り付けられている、複数の景品把持腕(41B−1、41B−2、・・・41B−6)から成り、景品キャッチャー(4B)が景品(3)の上に降下したとき、景品キャッチャー(4B)の自重と景品把持腕(41B−1、41B−2、・・・41B−6 )の弾性力により景品(3)が把持され得るよう構成され、更に、
景品キャッチャー(4B)に捕捉された景品を開放する景品開放装置と、
景品キャッチャー(4B)が、景品払出孔(12)の上方に到達したとき、景品開放装置を作動させ、景品(3)を開放、落下させる、景品払出制御装置を設けたことを特徴とする上記の景品キャッチャー(4B)。
【請求項5】
内部にゲームフィールドが設けられ、少なくともゲームフィールドの前面が透明板(11)から成り、ゲームフィールドの床面には景品(3)を載せる景品載置台(2)と外部に通じる景品払出孔(12)とが設けられた筐体(1)と、
景品把持腕(41C−1、42C−2、・・・42C-6 )を具備し、景品載置台(2)に置かれた景品(3)を捕捉し得る景品キャッチャー(4C)と、
筐体(1)の天井に設けられ、景品キャッチャー(4C)を、左右(X軸)、前後(Y軸)、及び上下(Z軸)の3軸方向に移動自在に支持するクレーン装置(5)と、
クレーン装置(5)を駆動し、景品キャッチャー(4C)をXYZ3軸方向に移動させるクレーン駆動装置と、
筐体(1)の前面に設けられ、プレイヤにより操作され、ゲーム操作信号を発信するゲーム操作装置(6)と、
ゲーム操作装置(6)からのゲーム操作信号に応じて、クレーン駆動装置(6)と把持部材制御装置(42C)とを制御し、景品キャッチャー(4C)を指定された位置に移動させ、その景品把持腕(41C−1、42C−2、・・・42C-6)を閉じて景品獲得動作を行わせ、更に景品払出口の上方に移動させ、景品を開放させる、ゲーム制御装置と、
を具備するクレーンゲーム装置(10)の景品キャッチャー(4C)において、
景品把持腕(41C−1,41C−2、・・・41C−6)が、景品キャッチャー(4C)の伸縮軸装置(43C)の下端部の周りにそれぞれの一端が取り付けられており、
複数の把持腕(41C−1,41C−2、・・・41C−6)を常時閉じる方向に弾性力を作用させるスプリング(46C−1、46C−2、・・・、46C−6)が設けられ、
景品キャッチャー(4C)が景品(3)の上に降下したとき、景品キャッチャー(4C)の自重とスプリング(46C−1、46C−2、・・・、46C−6)の弾性力により景品(3)が把持腕(41−1,41−2、・・・41−6)により把持され得るよう構成され、更に、
景品キャッチャー(4C)が、景品払出孔(12)の上方に到達したとき、把持腕(41C−1,41C−2、・・・41C−6)を開いて景品(3)を開放、落下させる、景品払出制御装置(42C)を設けたことを特徴とする上記の景品キャッチャー(4C)。
【請求項6】
景品把持腕(41C−1,41C−2、・・・41C−6)が、景品キャッチャーの中心軸の周りに回転対称位置に配置された、請求項1ないし5の何れか一に記載の景品キャッチャー。
【請求項7】
景品把持腕(41C−1,41C−2、・・・41C−6)の自由端部が、景品キャッチャーの中心軸とは反対側に向かって外側に湾曲している請求項1ないし6の何れか一に記載の景品キャッチャー。
【請求項8】
景品把持腕(41C−1,41C−2、・・・41C−6)の自由端部が、景品キャッチャーの中心軸に向かって内側に湾曲している請求項1ないし6の何れか一に記載の景品キャッチャー。
【請求項9】
(41C−1,41C−2、・・・41C−6)の自由端部に、景品把持部材が設けられている請求項1乃至8の何れか一に記載の景品キャッチャー。
【請求項10】
内部にゲームフィールドが設けられ、少なくともゲームフィールドの前面が透明板(11)から成り、ゲームフィールドの床面には景品(3)を載せる景品載置台(2)と外部に通じる景品払出孔(12)とが設けられた筐体(1)と、
景品把持腕(41D−1、41D−2、・・・41D−6)を具備し、景品載置台(2)に置かれた景品(3)を捕捉し得る景品キャッチャー(4D)と、
筐体(1)の天井に設けられ、景品キャッチャー(4D)を、左右(X軸)、前後(Y軸)、及び上下(Z軸)の3軸方向に移動自在に支持するクレーン装置(5)と、
クレーン装置(5)を駆動し、景品キャッチャー(4D)をXYZ3軸方向に移動させるクレーン駆動装置と、
景品キャッチャー(4D)に保持された景品を開放させる、景品放出装置(42D)と、
筐体(1)の前面に設けられ、プレイヤにより操作され、ゲーム操作信号を発信するゲーム操作装置(6)と、
ゲーム操作装置(6)からのゲーム操作信号に応じて、クレーン駆動装置と景品放出装置(42D)とを制御し、景品キャッチャー(4D)を指定された位置に移動させ、景品獲得動作を行わせ、更に景品払出口(12)の上方に移動させ、景品放出装置(42D)を作動させ、景品(3)を開放させる、ゲーム制御装置と、
を具備するクレーンゲーム装置(10)の景品キャッチャー(4D)において、
景品把持腕(41D−1、41D−2、・・・41D−6)が、景品キャッチャー(4)の伸縮軸装置(43)の下端部の周りにそれぞれの一端が取り付けられており、更に、
景品放出装置(42D)が、景品キャッチャー(4D)の中心軸と同軸に身体自在に設けられたロッド(42D−3)と把持腕(41D−1,41D−2、・・・41D−6)を結合するリンク機構(42D−4、45D−1、45D−2、・・・45D−6)から成ることを特徴とする上記の景品キャッチャー(4D)。
【請求項11】
ロッド(42D−3)が、ソレノイド(42D−2)のロッドである請求項10に記載の上記の景品キャッチャー(4)。
【請求項12】
内部にゲームフィールドが設けられ、少なくともゲームフィールドの前面が透明板(11)から成り、ゲームフィールドの床面には景品(3)を載せる景品載置台(2)と外部に通じる景品払出孔(12)とが設けられた筐体(1)と、
景品把持腕(41E−1,41E−2・・・41E−6)を具備し、景品載置台(2)に置かれた景品(3)を捕捉し得る景品キャッチャー(4E)と、
筐体(1)の天井に設けられ、景品キャッチャー(4E)を、左右(X軸)、前後(Y軸)、及び上下(Z軸)の3軸方向に移動自在に支持するクレーン装置(5)と、
クレーン装置(5)を駆動し、景品キャッチャー(4E)をXYZ3軸方向に移動させるクレーン駆動装置と、
筐体(1)の前面に設けられ、プレイヤにより操作され、ゲーム操作信号を発信するゲーム操作装置(6)と、
ゲーム操作装置(6)からのゲーム操作信号に応じて、クレーン駆動装置を制御し、景品キャッチャー(4E)を指定された位置に移動させ、景品(3)の把持部材(41E)を制御して景品獲得動作を行わせ、更に景品払出口の上方に移動させ、景品把持腕(41E)を制御して景品(3)を開放させる、ゲーム制御装置と、
を具備するクレーンゲーム装置(10)の景品キャッチャー(4E)において、
景品把持腕(41E−1、41E−2、・・・・41E−6)が、それぞれの上端部が、景品キャッチャー(4E)の中心軸を囲むように、かつ、それぞれ上記中心軸を含む垂直面内で回動自在に取り付けられており、
把持部材制御装置(42E)が、景品キャッチャー(4E)の中心軸に沿って回転自在に設けられる送りねじ(42E−4)と、送りねじ(42E−4)の回転により送りねじ(42E−4)に沿って昇降するナット(42E−5)と、ナット(42E−5)と把持腕(41E−1、41E−2、・・・・41E−6)の上端部を連結するリンク(45E−1、45E−2、・・・・45E−6)と、モーター(42E−2)と、モーター(42E−2)の回転を送りねじ(42E−4)に伝達する回転伝達装置(42E−3)と、モーター(42E−2)の回転を制御する電源制御回路とから成ることを特徴とする上記の景品キャッチャー(4E)。
【請求項13】
内部にゲームフィールドが設けられ、少なくともゲームフィールドの前面が透明板(11)から成り、ゲームフィールドの床面には景品(3)を載せる景品載置台(2)と外部に通じる景品払出孔(12)とが設けられた筐体(1)と、
景品把持腕(41F−1、41F−2、・・・41F−6)を具備し、景品載置台(2)に置かれた景品(3)を捕捉し得る景品キャッチャー(4F)と、
筐体(1)の天井に設けられ、景品キャッチャー(4)を、左右(X軸)、前後(Y軸)、及び上下(Z軸)の3軸方向に移動自在に支持するクレーン装置(5)と、
クレーン装置(5)を駆動し、景品キャッチャー(4F)をXYZ3軸方向に移動させるクレーン駆動装置(6)と、
景品キャッチャー(4F)の景品把持腕(41F−1、41F−2、・・・41F−6)を制御し景品を保持させる把持部材制御装置(42F)と、
把持部材制御装置(42F)を作動させる駆動装置(43F)と、
筐体(1)の前面に設けられ、プレイヤにより操作され、ゲーム操作信号を発信するゲーム操作装置(6)と、
ゲーム操作装置(6)からのゲーム操作信号に応じて、クレーン駆動装置(6)と把持部材制御装置(42F)とを制御し、景品キャッチャー(4F)を指定された位置に移動させ、景品把持腕(41F−1、41F−2、・・・・41F−6)を制御して景品獲得動作を行わせ、更に景品払出口の上方に移動させ、景品把持腕(41F−1、41F−2、・・・・41F−6)を制御して景品を開放させる、ゲーム制御装置と、
を具備するクレーンゲーム装置の景品キャッチャー(4F)において、
景品キャッチャー(4F)が、キャッチャー昇降装置(47F)のワイヤ(47F−1)によりその移動上限を規定するストッパー(48F)を上限移動限界として昇降自在に吊り下げられており、
景品把持腕(41F−1、41F−2、・・・・41F−6)が、景品キャッチャー(4F)にそれぞれの一端が景品キャッチャー(4F)の中心軸を含む垂直面内で回動自在に取り付けられており、
把持部材制御装置(42F)が、
複数の把持腕(41F−1、41F−2、・・・・41F−6)に対し、それらの自由端部が景品キャッチャー(4F)の中心軸に向かって収束する方向に弾性力を作用させるスプリング(45F-1、45F−2、・・・・45F−6)と、
上記スプリング(45F-1、45F−2、・・・・45F−6)の弾性力に抗して、複数の把持腕(41F−1、41F−2、・・・・41F−6)に景品キャッチャー(4F)の中心軸から離す方向に力を作用させる把持腕制御装置(42F)と、
から成ることを特徴とする上記の景品キャッチャー(4)。
【請求項14】
内部にゲームフィールドが設けられ、少なくともゲームフィールドの前面が透明板(11)から成り、ゲームフィールドの床面には景品(3)を載せる景品載置台(2)と外部に通じる景品払出孔(12)とが設けられた筐体(1)と、
景品把持腕(41G)を具備し、景品載置台(2)に置かれた景品(3)を捕捉し得る景品キャッチャー(4G)と、
景品キャッチャー(4G)が景品払出孔(12)の上方に位置したとき作動して景品キャッチャー(4G)から景品を放出させる景品開放装置と、
筐体(1)の天井に設けられ、景品キャッチャー(4)を、左右(X軸)、前後(Y軸)、及び上下(Z軸)の3軸方向に移動自在に支持するクレーン装置(5)と、
クレーン装置(5)を駆動し、景品キャッチャー(4G)をXYZ3軸方向に移動させるクレーン駆動装置(6)と、
筐体(1)の前面に設けられ、プレイヤにより操作され、ゲーム操作信号を発信するゲーム操作装置(6)と、
ゲーム操作装置(6)からのゲーム操作信号に応じて、クレーン駆動装置(6)を制御し、景品キャッチャー(4G)を指定された位置に移動させ、景品獲得動作を行わせ、更に景品払出口の上方に移動させ、景品開放装置を作動させ、景品把持腕(42G)から景品を開放させる、ゲーム制御装置と、
を具備するクレーンゲーム装置の景品キャッチャー(4G)において、
景品把持腕(41)が、薄く柔軟な弾性体から成る末広がりの円錐面形状に構成され、
景品開放装置が景品キャッチャー(4)に捕捉された景品を下方に押し出す手段である、
ことを特徴とする上記の景品キャッチャー(4G)。
【請求項15】
景品把持腕(42G)に、円錐面の母線に沿って襞が設けられている、請求項14に記載の景品キャッチャー(4G)
【請求項16】
景品把持腕(42G)に、円錐面の母線に沿って補強骨が設けられている、請求項14又は15に記載の景品キャッチャー(4G)
【請求項1】
内部にゲームフィールドが設けられ、少なくともゲームフィールドの前面が透明板(11)から成り、ゲームフィールドの床面には景品(3)を載せる景品載置台(2)と外部に通じる景品払出孔(12)とが設けられた筐体(1)と、
景品把持腕(41)を具備し、景品載置台(2)に置かれた景品(3)を捕捉し得る景品キャッチャー(4)と、
筐体(1)の天井に設けられ、景品キャッチャー(4)を、左右(X軸)、前後(Y軸)、及び上下(Z軸)の3軸方向に移動自在に支持するクレーン装置(5)と、
クレーン装置(5)を駆動し、景品キャッチャー(4)をXYZ3軸方向に移動させるクレーン駆動装置と、
筐体(1)の前面に設けられ、プレイヤにより操作され、ゲーム操作信号を発信するゲーム操作装置(6)と、
ゲーム操作装置(6)からのゲーム操作信号に応じて、クレーン駆動装置(6)を制御し、景品キャッチャー(4A)を指定された位置に移動させ、その景品獲得動作を行わせ、更に景品払出口(12)の上方に移動させ、景品を開放させる、ゲーム制御装置と、
を具備するクレーンゲーム装置(10)の景品キャッチャー(4)において、
景品キャッチャー(4)が、景品(3)の上に降下したとき、景品キャッチャーの自重若しくは下方に向かう押圧力により、景品が景品把持腕に挟み込まれ、摩擦力により把持されるよう構成されたことを特徴とする上記の、景品キャッチャー(4)。
【請求項2】
内部にゲームフィールドが設けられ、少なくともゲームフィールドの前面が透明板(11)から成り、ゲームフィールドの床面には景品(3)を載せる景品載置台(2)と外部に通じる景品払出孔(12)とが設けられた筐体(1)と、
複数の景品把持腕(41A−1〜41A−6)を具備し、景品載置台(2)に置かれた景品(3)を捕捉し得る景品キャッチャー(4A)と、
筐体(1)の天井に設けられ、景品キャッチャー(4A)を、左右(X軸)、前後(Y軸)、及び上下(Z軸)の3軸方向に移動自在に支持するクレーン装置(5)と、
クレーン装置(5)を駆動し、景品キャッチャー(4A)をXYZ3軸方向に移動させるクレーン駆動装置と、
景品キャッチャー(4A)の景品把持腕(41A−1〜41A−6)を開閉制御する把持部材制御装置(42A)と、
把持部材制御装置(42A)を作動させる駆動装置と、
筐体(1)の前面に設けられ、プレイヤにより操作され、ゲーム操作信号を発信するゲーム操作装置(6)と、
ゲーム操作装置(6)からのゲーム操作信号に応じて、クレーン駆動装置(6)と把持部材制御装置(42A)とを制御し、景品キャッチャー(4A)を指定された位置に移動させ、その景品把持腕(41A−1〜41A−6)を閉じて景品獲得動作を行わせ、更に景品払出口(12)の上方に移動させ、景品を開放させる、ゲーム制御装置と、
を具備するクレーンゲーム装置(10)の景品キャッチャー(4A)において、
景品把持腕(41A−1〜41A−6)が、可橈性部材から成り、且つ、それぞれの一端が景品キャッチャー(4A)の伸縮軸装置(43A)の下端部の周りに取り付けられ、更に、
把持部材制御装置(42A)が、景品把持腕(41A−1,41A−2、・・・41A−6)を開閉制御する手段を具備し、
把持部材制御装置(42A)が、景品把持腕(41A−1,41A−2、・・・41A−6)の上端部近傍では景品把持腕(41A−1,41A−2、・・・41A−6)を拘束せず、その下側の末広がり部分では景品把持腕(41A−1,41A−2、・・・41A−6)を景品キャッチャー(4A)の中心軸に向かって収束するよう構成されたことを特徴とする上記の景品キャッチャー(4A)。
【請求項3】
把持部材制御装置(42A)が、景品把持腕(41A−1,41A−2、・・・41A−6)を囲み、景品キャッチャー(4A)の中心軸方向に移動自在に保持された可動環状体(42A−1)を具備し、
把持部材制御装置(42A)が、景品把持腕(41−1,41−2、・・・41−6)の上端部近傍では景品把持腕(41A−1,41A−2、・・・41A−6)を拘束せず、その下側の末広がり部分では景品把持腕(41A−1,41A−2、・・・41A−6)を景品キャッチャー(4A)の中心軸に向かって収束するよう構成されたことを特徴とする請求項1に記載の景品キャッチャー(4A)。
【請求項4】
内部にゲームフィールドが設けられ、少なくともゲームフィールドの前面が透明板(11)から成り、ゲームフィールドの床面には景品(3)を載せる景品載置台(2)と外部に通じる景品払出孔(12)とが設けられた筐体(1)と、
景品把持腕(41B−1、・・・41B−6)を具備し、景品載置台(2)に置かれた景品(3)を捕捉し得る景品キャッチャー(4B)と、
筐体(1)の天井に設けられ、景品キャッチャー(4)を、左右(X軸)、前後(Y軸)、及び上下(Z軸)の3軸方向に移動自在に支持するクレーン装置(5)と、
クレーン装置(5)を駆動し、景品キャッチャー(4B)をXYZ3軸方向に移動させるクレーン駆動装置と、
筐体(1)の前面に設けられ、プレイヤにより操作され、ゲーム操作信号を発信するゲーム操作装置(6)と、
ゲーム操作装置(6)からのゲーム操作信号に応じて、クレーン駆動装置(6)と把持部材制御装置(42B)とを制御し、景品キャッチャー(4B)を指定された位置に移動させ、その景品把持腕(41B、・・・41B−6)を閉じて景品獲得動作を行わせ、更に景品払出口の上方に移動させ、景品を開放させる、ゲーム制御装置と、
を具備するクレーンゲーム装置(10)の景品キャッチャー(4B)において、
景品把持腕(41B−1、41B−2、・・・41B−6)が、景品キャッチャー(4B)の伸縮軸装置(43B)の下端部の周りにそれぞれの一端が取り付けられている、複数の景品把持腕(41B−1、41B−2、・・・41B−6)から成り、景品キャッチャー(4B)が景品(3)の上に降下したとき、景品キャッチャー(4B)の自重と景品把持腕(41B−1、41B−2、・・・41B−6 )の弾性力により景品(3)が把持され得るよう構成され、更に、
景品キャッチャー(4B)に捕捉された景品を開放する景品開放装置と、
景品キャッチャー(4B)が、景品払出孔(12)の上方に到達したとき、景品開放装置を作動させ、景品(3)を開放、落下させる、景品払出制御装置を設けたことを特徴とする上記の景品キャッチャー(4B)。
【請求項5】
内部にゲームフィールドが設けられ、少なくともゲームフィールドの前面が透明板(11)から成り、ゲームフィールドの床面には景品(3)を載せる景品載置台(2)と外部に通じる景品払出孔(12)とが設けられた筐体(1)と、
景品把持腕(41C−1、42C−2、・・・42C-6 )を具備し、景品載置台(2)に置かれた景品(3)を捕捉し得る景品キャッチャー(4C)と、
筐体(1)の天井に設けられ、景品キャッチャー(4C)を、左右(X軸)、前後(Y軸)、及び上下(Z軸)の3軸方向に移動自在に支持するクレーン装置(5)と、
クレーン装置(5)を駆動し、景品キャッチャー(4C)をXYZ3軸方向に移動させるクレーン駆動装置と、
筐体(1)の前面に設けられ、プレイヤにより操作され、ゲーム操作信号を発信するゲーム操作装置(6)と、
ゲーム操作装置(6)からのゲーム操作信号に応じて、クレーン駆動装置(6)と把持部材制御装置(42C)とを制御し、景品キャッチャー(4C)を指定された位置に移動させ、その景品把持腕(41C−1、42C−2、・・・42C-6)を閉じて景品獲得動作を行わせ、更に景品払出口の上方に移動させ、景品を開放させる、ゲーム制御装置と、
を具備するクレーンゲーム装置(10)の景品キャッチャー(4C)において、
景品把持腕(41C−1,41C−2、・・・41C−6)が、景品キャッチャー(4C)の伸縮軸装置(43C)の下端部の周りにそれぞれの一端が取り付けられており、
複数の把持腕(41C−1,41C−2、・・・41C−6)を常時閉じる方向に弾性力を作用させるスプリング(46C−1、46C−2、・・・、46C−6)が設けられ、
景品キャッチャー(4C)が景品(3)の上に降下したとき、景品キャッチャー(4C)の自重とスプリング(46C−1、46C−2、・・・、46C−6)の弾性力により景品(3)が把持腕(41−1,41−2、・・・41−6)により把持され得るよう構成され、更に、
景品キャッチャー(4C)が、景品払出孔(12)の上方に到達したとき、把持腕(41C−1,41C−2、・・・41C−6)を開いて景品(3)を開放、落下させる、景品払出制御装置(42C)を設けたことを特徴とする上記の景品キャッチャー(4C)。
【請求項6】
景品把持腕(41C−1,41C−2、・・・41C−6)が、景品キャッチャーの中心軸の周りに回転対称位置に配置された、請求項1ないし5の何れか一に記載の景品キャッチャー。
【請求項7】
景品把持腕(41C−1,41C−2、・・・41C−6)の自由端部が、景品キャッチャーの中心軸とは反対側に向かって外側に湾曲している請求項1ないし6の何れか一に記載の景品キャッチャー。
【請求項8】
景品把持腕(41C−1,41C−2、・・・41C−6)の自由端部が、景品キャッチャーの中心軸に向かって内側に湾曲している請求項1ないし6の何れか一に記載の景品キャッチャー。
【請求項9】
(41C−1,41C−2、・・・41C−6)の自由端部に、景品把持部材が設けられている請求項1乃至8の何れか一に記載の景品キャッチャー。
【請求項10】
内部にゲームフィールドが設けられ、少なくともゲームフィールドの前面が透明板(11)から成り、ゲームフィールドの床面には景品(3)を載せる景品載置台(2)と外部に通じる景品払出孔(12)とが設けられた筐体(1)と、
景品把持腕(41D−1、41D−2、・・・41D−6)を具備し、景品載置台(2)に置かれた景品(3)を捕捉し得る景品キャッチャー(4D)と、
筐体(1)の天井に設けられ、景品キャッチャー(4D)を、左右(X軸)、前後(Y軸)、及び上下(Z軸)の3軸方向に移動自在に支持するクレーン装置(5)と、
クレーン装置(5)を駆動し、景品キャッチャー(4D)をXYZ3軸方向に移動させるクレーン駆動装置と、
景品キャッチャー(4D)に保持された景品を開放させる、景品放出装置(42D)と、
筐体(1)の前面に設けられ、プレイヤにより操作され、ゲーム操作信号を発信するゲーム操作装置(6)と、
ゲーム操作装置(6)からのゲーム操作信号に応じて、クレーン駆動装置と景品放出装置(42D)とを制御し、景品キャッチャー(4D)を指定された位置に移動させ、景品獲得動作を行わせ、更に景品払出口(12)の上方に移動させ、景品放出装置(42D)を作動させ、景品(3)を開放させる、ゲーム制御装置と、
を具備するクレーンゲーム装置(10)の景品キャッチャー(4D)において、
景品把持腕(41D−1、41D−2、・・・41D−6)が、景品キャッチャー(4)の伸縮軸装置(43)の下端部の周りにそれぞれの一端が取り付けられており、更に、
景品放出装置(42D)が、景品キャッチャー(4D)の中心軸と同軸に身体自在に設けられたロッド(42D−3)と把持腕(41D−1,41D−2、・・・41D−6)を結合するリンク機構(42D−4、45D−1、45D−2、・・・45D−6)から成ることを特徴とする上記の景品キャッチャー(4D)。
【請求項11】
ロッド(42D−3)が、ソレノイド(42D−2)のロッドである請求項10に記載の上記の景品キャッチャー(4)。
【請求項12】
内部にゲームフィールドが設けられ、少なくともゲームフィールドの前面が透明板(11)から成り、ゲームフィールドの床面には景品(3)を載せる景品載置台(2)と外部に通じる景品払出孔(12)とが設けられた筐体(1)と、
景品把持腕(41E−1,41E−2・・・41E−6)を具備し、景品載置台(2)に置かれた景品(3)を捕捉し得る景品キャッチャー(4E)と、
筐体(1)の天井に設けられ、景品キャッチャー(4E)を、左右(X軸)、前後(Y軸)、及び上下(Z軸)の3軸方向に移動自在に支持するクレーン装置(5)と、
クレーン装置(5)を駆動し、景品キャッチャー(4E)をXYZ3軸方向に移動させるクレーン駆動装置と、
筐体(1)の前面に設けられ、プレイヤにより操作され、ゲーム操作信号を発信するゲーム操作装置(6)と、
ゲーム操作装置(6)からのゲーム操作信号に応じて、クレーン駆動装置を制御し、景品キャッチャー(4E)を指定された位置に移動させ、景品(3)の把持部材(41E)を制御して景品獲得動作を行わせ、更に景品払出口の上方に移動させ、景品把持腕(41E)を制御して景品(3)を開放させる、ゲーム制御装置と、
を具備するクレーンゲーム装置(10)の景品キャッチャー(4E)において、
景品把持腕(41E−1、41E−2、・・・・41E−6)が、それぞれの上端部が、景品キャッチャー(4E)の中心軸を囲むように、かつ、それぞれ上記中心軸を含む垂直面内で回動自在に取り付けられており、
把持部材制御装置(42E)が、景品キャッチャー(4E)の中心軸に沿って回転自在に設けられる送りねじ(42E−4)と、送りねじ(42E−4)の回転により送りねじ(42E−4)に沿って昇降するナット(42E−5)と、ナット(42E−5)と把持腕(41E−1、41E−2、・・・・41E−6)の上端部を連結するリンク(45E−1、45E−2、・・・・45E−6)と、モーター(42E−2)と、モーター(42E−2)の回転を送りねじ(42E−4)に伝達する回転伝達装置(42E−3)と、モーター(42E−2)の回転を制御する電源制御回路とから成ることを特徴とする上記の景品キャッチャー(4E)。
【請求項13】
内部にゲームフィールドが設けられ、少なくともゲームフィールドの前面が透明板(11)から成り、ゲームフィールドの床面には景品(3)を載せる景品載置台(2)と外部に通じる景品払出孔(12)とが設けられた筐体(1)と、
景品把持腕(41F−1、41F−2、・・・41F−6)を具備し、景品載置台(2)に置かれた景品(3)を捕捉し得る景品キャッチャー(4F)と、
筐体(1)の天井に設けられ、景品キャッチャー(4)を、左右(X軸)、前後(Y軸)、及び上下(Z軸)の3軸方向に移動自在に支持するクレーン装置(5)と、
クレーン装置(5)を駆動し、景品キャッチャー(4F)をXYZ3軸方向に移動させるクレーン駆動装置(6)と、
景品キャッチャー(4F)の景品把持腕(41F−1、41F−2、・・・41F−6)を制御し景品を保持させる把持部材制御装置(42F)と、
把持部材制御装置(42F)を作動させる駆動装置(43F)と、
筐体(1)の前面に設けられ、プレイヤにより操作され、ゲーム操作信号を発信するゲーム操作装置(6)と、
ゲーム操作装置(6)からのゲーム操作信号に応じて、クレーン駆動装置(6)と把持部材制御装置(42F)とを制御し、景品キャッチャー(4F)を指定された位置に移動させ、景品把持腕(41F−1、41F−2、・・・・41F−6)を制御して景品獲得動作を行わせ、更に景品払出口の上方に移動させ、景品把持腕(41F−1、41F−2、・・・・41F−6)を制御して景品を開放させる、ゲーム制御装置と、
を具備するクレーンゲーム装置の景品キャッチャー(4F)において、
景品キャッチャー(4F)が、キャッチャー昇降装置(47F)のワイヤ(47F−1)によりその移動上限を規定するストッパー(48F)を上限移動限界として昇降自在に吊り下げられており、
景品把持腕(41F−1、41F−2、・・・・41F−6)が、景品キャッチャー(4F)にそれぞれの一端が景品キャッチャー(4F)の中心軸を含む垂直面内で回動自在に取り付けられており、
把持部材制御装置(42F)が、
複数の把持腕(41F−1、41F−2、・・・・41F−6)に対し、それらの自由端部が景品キャッチャー(4F)の中心軸に向かって収束する方向に弾性力を作用させるスプリング(45F-1、45F−2、・・・・45F−6)と、
上記スプリング(45F-1、45F−2、・・・・45F−6)の弾性力に抗して、複数の把持腕(41F−1、41F−2、・・・・41F−6)に景品キャッチャー(4F)の中心軸から離す方向に力を作用させる把持腕制御装置(42F)と、
から成ることを特徴とする上記の景品キャッチャー(4)。
【請求項14】
内部にゲームフィールドが設けられ、少なくともゲームフィールドの前面が透明板(11)から成り、ゲームフィールドの床面には景品(3)を載せる景品載置台(2)と外部に通じる景品払出孔(12)とが設けられた筐体(1)と、
景品把持腕(41G)を具備し、景品載置台(2)に置かれた景品(3)を捕捉し得る景品キャッチャー(4G)と、
景品キャッチャー(4G)が景品払出孔(12)の上方に位置したとき作動して景品キャッチャー(4G)から景品を放出させる景品開放装置と、
筐体(1)の天井に設けられ、景品キャッチャー(4)を、左右(X軸)、前後(Y軸)、及び上下(Z軸)の3軸方向に移動自在に支持するクレーン装置(5)と、
クレーン装置(5)を駆動し、景品キャッチャー(4G)をXYZ3軸方向に移動させるクレーン駆動装置(6)と、
筐体(1)の前面に設けられ、プレイヤにより操作され、ゲーム操作信号を発信するゲーム操作装置(6)と、
ゲーム操作装置(6)からのゲーム操作信号に応じて、クレーン駆動装置(6)を制御し、景品キャッチャー(4G)を指定された位置に移動させ、景品獲得動作を行わせ、更に景品払出口の上方に移動させ、景品開放装置を作動させ、景品把持腕(42G)から景品を開放させる、ゲーム制御装置と、
を具備するクレーンゲーム装置の景品キャッチャー(4G)において、
景品把持腕(41)が、薄く柔軟な弾性体から成る末広がりの円錐面形状に構成され、
景品開放装置が景品キャッチャー(4)に捕捉された景品を下方に押し出す手段である、
ことを特徴とする上記の景品キャッチャー(4G)。
【請求項15】
景品把持腕(42G)に、円錐面の母線に沿って襞が設けられている、請求項14に記載の景品キャッチャー(4G)
【請求項16】
景品把持腕(42G)に、円錐面の母線に沿って補強骨が設けられている、請求項14又は15に記載の景品キャッチャー(4G)
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図2】
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【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【公開番号】特開2009−279107(P2009−279107A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−132689(P2008−132689)
【出願日】平成20年5月21日(2008.5.21)
【出願人】(306019111)株式会社タイトー (475)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年5月21日(2008.5.21)
【出願人】(306019111)株式会社タイトー (475)
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