説明

グリル焼網・水入れ皿焦げ付着除去具

【課題】 本発明は、システムキッチン、グリル付ガステーブル等々に設置されている、グリル焼網、その下のグリル水入れ皿に凝結、付着した魚、肉等の脂の焦げを手軽に取り除くための、グリル焼網・水入れ皿焦げ付着除去具を提供する。
【解決手段】 持ち手周辺が長さ約20cm程、幅2cm程の手に握り易い金属板を用い、持ち手部の手前の端部に、持ち手部に対してT字型のヘラ部を設け、ヘラ部の幅は持ち手部の幅より両サイドに5ミリ程度出張り、ヘラ部の長さは2cm程度に形成し、ヘラ部の中央に小さな穴を設け、持ち手部の先端部に幅4〜5cm程の摺擦部を設け、摺擦部の最先端の数ミリを裏側に折り返すようにして、U字溝条を設け、摺擦部の数センチほど手前に、1cm近く(数ミリ)の段差部を形成した事を特徴とする、
グリル焼網・水入れ皿焦げ付着除去具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、システムキッチン、グリル付ガステーブル等々に設置されている、グリル焼網、その下のグリル水入れ皿に凝結、付着した魚、肉等の脂の焦げを手軽に取り除くための、グリル焼網・水入れ皿焦げ付着除去具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、グリル焼網、その下のグリル水入れ皿等に凝結、付着してしまった魚、肉等の脂を取り除くために、包丁のウラやスプーン等の金属類で削ぎ取るような事していたと思うがこれを取り除く器具は現在見ることが無い事である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために次のような問題点があった。
(イ) グリル焼網やその下の水入れ皿に凝結、付着した脂は案外気になるものでもあり、脂の焦げカスを包丁やスプーン等の金属類の物で取ろうとして、手をベトベトに汚しても、怪我を負うこともあり、その割に付着物は取れなかった。
(ロ) 凝結、付着したままの状態で次の物を焼こうとする時、温められた熱により凝結、付着している物が熱しられ、余分な煙や臭気が発せられ、又、焼き上がった魚や肉等にもその臭いが移る事となり、料理その物にも影響を与える事にもなる。
本発明は以上の問題点を解決しようとする為になされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
持ち手周辺が長さ約20cm程、幅2cm程の手に握り易い金属板を用い、持ち手部の手前の端部に、持ち手部に対してT字型のヘラ部を設け、ヘラ部の幅は、持ち手部の幅より両サイドに5ミリ程度出張り、ヘラ部の長さは2cm程度に形成し、ヘラ部の中央に小さな穴を設け、持ち手部の先端部に幅4〜5cm程の摺擦部を設け、摺擦部の最先端の数ミリを裏側に折り返すようにして、U字溝条を設け、摺擦部の数センチ程手前に1cm近く(数ミリ)の段差部を形成する。
以上を特徴とする、グリル焼網・水入れ皿焦げ付着除去具である。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、グリル焼網、その下の水入れ皿に凝結、付着した焦げカスを、U字溝条を用いて、これを上に被せて左右に動かす事により両端のU字でグリル焼網(乗せて焼く所)の付着物を手軽に除去する事が出来、又、ヘラ部を用いて掬うように擦ることにより、水入れ皿の付着物を手軽に除去する事が出来る。
又、このヘラ部の角を用いてグリル焼網(乗せて焼く所)以外の細かい所の付着物の除去も出来、その結果、熱しられて出ていた余分な煙や臭気も少なくなり、臭気が料理に移る事も無くなり、料理も美味しくなる事である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】 本発明の斜視図
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施の構成について説明する
(イ)持ち手部(4)周辺が約20cm程、幅2cm程の握り易い金属板を用い、
(ロ)持ち手部(4)の手前の端部に持ち手部(4)に対してT字型の、ヘラ部(1)を設け、ヘラ部(1)の幅は、持ち手部(4)の幅より両サイドに5ミリ程度出張り、ヘラ部(1)の長さは2cm程度に形成し、
(ハ)持ち手部(4)の先端部に幅4〜5cm程の摺擦部(3)を設け、
(ニ)摺擦部(3)の最先端の数ミリを裏側に折り返して、U字溝条(5)を設け、
(ホ)摺擦部(3)の数センチ程手前に、1cm近く(数ミリ〕の段差部(2)を形成し
(ヘ)ヘラ部(1)の中央に吊るし穴(6)を設ける。
本発明は以上のような構成であり、これを実際に使用する時は
(ト)U字溝条(5)は、グルメ焼網(乗せて焼く所)の上に被せて左右に動かすことにより、付着物を除去する時に使用するものである。
(チ)摺擦部(3)は、持ち手部(4)の先端部の幅4〜5cmのU字溝条(5)からヘラ部(1)までを左右に動かして、付着物を除去する際、U字溝条(5)に掛かる付加の強度を考慮したものである。
(リ)段差部(2)は、付着物を除去する際、裏返して使用する時に、持ち手、指の厚さが邪魔をして作業がしづらくならないように、又、持ち手部を取り上げる時に取り上げ易くする為の空間を確保したものである。
(ヌ)ヘラ部(1)は、グルメ焼網の下の、水入れ皿に付着した物を掬うように擦る事によって付着した物を除去すると共に、外にグルメ焼網(乗せて焼く所)以外の細かい部分の付着物を角お用いて除去する時に使用し、又、中央に小さな穴を設けて、未使用の時に紐などを通して保管時を考慮したものである。
(ル)付着物の除去後、布、紙等で除去物を拭き取るだけでも良いが、臭気が消えない場合は水、洗剤等を用いて洗い流す事によって、次に使用する際に、熱しられて発する煙の立ち具合や、焦げ付着による臭気が無くなり、料理がいっそう美味しくなる。
【符号の説明】
【0008】
1 ヘラ部
2 段差部
3 摺擦部
4 持ち手部
5 U字溝条
6 吊るし穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
持ち手周辺が長さ約20cm程、幅2cm程の手に握り易い金属板を用い、持ち手部の手前の端部に、持ち手に対してT字型のヘラ部を設け、ヘラ部の幅は、持ち手部の幅より両サイドに5ミリ程度出張り、ヘラ部の長さは2cm程度に形成し、ヘラ部の中央に小さな穴を設け、持ち手部の先端部に幅4〜5cm程の摺擦部を設け、摺擦部の最先端の数ミリを裏側に折り返すようにして、U字溝条を設け、摺擦部の数センチ程手前に、1cm近く(数ミリ)の段差部を形成した事を特徴とするグリル焼網・水入れ皿焦げ付着除去具。

【図1】
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