説明

グレア評価装置およびグレア評価プログラム

【課題】 複雑な輝度分布を有する現実の光環境の不快グレアや眩しさを正確に評価できるグレア評価装置およびグレア評価プログラムを提供する。
【解決手段】 明るさ画像に視点を設定する設定手段(S2)と、明るさ画像のうち視点の周囲に位置する画素から視点への明るさの寄与に基づいて、視点におけるグレア評価値を算出する算出手段(S3)とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、グレア評価装置およびグレア評価プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
照明器具や窓の配置などに応じて作り出される光環境の不快グレアの評価には、UGR(Unifield Glare Rating)やDGI(Daylight Glare Index)などの評価値が用いられる(例えば特許文献1,2を参照)。これらの評価値の計算は、評価対象となる光環境の輝度分布を単純化して、均一輝度の背景に光源(照明器具または窓)のみが含まれると考え、その輝度画像を用いて行われている。UGRは不快グレアの評価の国際基準である。
【非特許文献1】Publication CIE No.117 : Discomfort glare in interior lighting , Commission Internationale de l'Eclairage,1995
【非特許文献2】Hopkinson,R.G : Glare from Windows,Construction Research and Development Journal, Vol.3,No.1,pp.23-28,1971
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記の計算方法は、評価対象となる光環境の輝度分布を極めて単純化しているため、得られたUGRやDGIなどの評価値を用いても、複雑な輝度分布を有する現実の光環境の不快グレアを正確に評価することはできなかった。また、不快グレアは光源から外れた部分に視線を向けたときのグレアであるが、光源自体に視線を向けたときの眩しさを正確に評価することも望まれている。
【0004】
本発明の目的は、複雑な輝度分布を有する現実の光環境の不快グレアや眩しさを正確に評価できるグレア評価装置およびグレア評価プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のグレア評価装置は、明るさ画像に視点を設定する設定手段と、前記明るさ画像のうち前記視点の周囲に位置する画素から前記視点への明るさの寄与に基づいて、前記視点におけるグレア評価値を算出する算出手段とを備えたものである。
また、前記算出手段は、前記明るさ画像のうち前記視点を含む少なくとも一部の領域で、所定の明るさ以上の画素の値に対し、該画素と前記視点との相対位置に応じた重み付けをして、前記グレア評価値を算出することが好ましい。
【0006】
また、前記明るさ画像の中で前記視点を移動させたときの各々の前記グレア評価値に基づいて、前記明るさ画像からグレア評価画像を生成する生成手段を備えることが好ましい。
また、前記グレア評価値は、眩しさ評価値であることが好ましい。
また、前記グレア評価値は、UGR評価値であることが好ましい。
【0007】
本発明のグレア評価プログラムは、明るさ画像に視点を設定する設定手順と、前記明るさ画像のうち前記視点の周囲に位置する画素から前記視点への明るさの寄与に基づいて、前記視点におけるグレア評価値を算出する算出手順とを、コンピュータに実行させるためのものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明のグレア評価装置およびグレア評価プログラムによれば、複雑な輝度分布を有する現実の光環境の不快グレアや眩しさを正確に評価することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
(第1実施形態)
ここでは、グレア評価値の1つである眩しさ評価値を例に説明する。
本実施形態のグレア評価装置10(図1)は、グレア評価プログラムがインストールされたコンピュータであり、処理対象の入力画像や処理結果の出力画像を記憶するメモリ10Aと、所定の手順にしたがって眩しさ評価値の算出処理を実行する演算部10Bとで構成される。コンピュータにグレア評価プログラムをインストールするには、そのプログラムが記録された記録媒体(CD−ROMなど)を用いれば良い。または、インターネットを介してダウンロード可能な搬送波(グレア評価プログラムを含む)を用いても良い。
【0010】
本実施形態のグレア評価装置10は、図2のステップS1において、処理対象の明るさ画像20(図3)をメモリ10Aに取り込む。明るさ画像20は、照明器具や窓の配置などに応じて作り出される現実の光環境の複雑な輝度分布を詳細に反映した明るさ感の画像である。この画像の解像度(1画素あたりの視角)は例えば約0.1度である。
明るさ画像20は、例えば、任意の照明シミュレーションによって予測した複雑な輝度分布に関わるディジタル画像(輝度画像)から、あるいは、デジタルカメラなどを使って取り込んだ撮影画像(輝度画像)から、ウェーブレット変換を利用して生成したものである。ウェーブレット変換を利用した明るさ画像の生成については、例えば特願2005−165191号に詳細に記載されているので、ここでの説明を省略する。また、輝度画像から変換したものに限らず、他の方法で新たに生成した明るさ画像でも構わない。
【0011】
明るさ画像20の各画素の値は、例えば、図4(a)に示す評価尺度の数値(1〜13)によって表される。この評価尺度は、光環境の設計の分野で一般的に使われている明るさ感の形容詞(非常に暗い〜非常に明るい)に対し、便宜的に数値(1〜13)を割り振ったものである。
次に(ステップS2)、グレア評価装置10の演算部10Bは、明るさ画像20の中に視点21(図3)を設定する。視点21は、明るさ画像20の中の任意の1画素であり、ある観察者の視線方向22を想定したときの視線方向22の延長上の部分に対応する。
【0012】
そして、次のステップS3では、式(1),(2)を用い、設定した視点21における眩しさ評価値Gを算出する。
G=0.671416773+Σ[B(≧7)−7]・k(θ) …(1)
k(θ)=10^(−1.4923(log10θ)−4.0285) …(2)
式(1),(2)の計算は、明るさ画像20のうち視点21を含む一部の領域23で、所定の明るさ以上(例えば上記の評価尺度が7以上)の画素24の値Bから所定の明るさ“7”を引いた値[B(≧7)−7]に対し、この画素24と視点21との相対位置(視線方向22からの角度θ)に応じた重み付けをして、その結果([B(≧7)−7]・k)を足し合わせることにより行われる。
【0013】
式(1),(2)の計算が行われる領域23は、例えば視点21を中心とする視角φ=60度の範囲である。領域23の中には、通常、1つ以上の画素24(明るさB≧7)が含まれる。また、画素24は、視点21の周囲に位置する画素、あるいは、視点21そのものの画素に対応する。
各画素24と視点21との相対位置(視線方向22からの角度θ)に応じた重み付けの係数k(θ)は、各画素24から視点21への明るさの影響度を表し、θ=0のときにk=0.021877359 とする。また、この係数k(θ)を各画素24の値Bに掛けた結果は、各画素24から視点21への明るさの寄与を表す。角度θの単位は「度」である。
【0014】
式(1),(2)を用いた計算の結果、明るさ画像20の中に設定した視点21における眩しさ評価値Gを得ることができる。この眩しさ評価値Gは、例えば図4(b)に示す評価尺度の数値(1〜6)によって表される。したがって、図4(b)の評価尺度を参照し、眩しさ評価値Gに対応する形容詞(感じない〜非常に強く感じる)を知ることで、視点21における眩しさを評価することができる。
【0015】
次に(ステップS4)、明るさ画像20の中で視点21を移動させて眩しさ評価値Gを求めるため、現在の視点21(直前のステップS3で眩しさ評価値Gを求めた視点21)が最後の視点であるか否かを判断し、最後の視点でない場合はステップS2,S3の処理を繰り返す。
その結果、明るさ画像21の中で視点21を移動させたときの各々の眩しさ評価値Gを得ることができる。本実施形態では、例えば、明るさ画像20の全画素を順に視点21に設定してステップS2,S3の処理を繰り返し、各画素ごとに眩しさ評価値Gを算出する。
【0016】
そして、最後の視点21での眩しさ評価値Gの算出が終了すると、ステップS5の処理に進み、得られた各画素の眩しさ評価値Gに基づいて眩しさ画像を生成する。この眩しさ画像の各画素値は、その画素を視点21としたときの眩しさ評価値Gを表している。
上記の通り、本実施形態のグレア評価装置10では、眩しさ評価の要素として、複雑な輝度分布を詳細に反映した明るさの情報を導入し、その明るさ画像から眩しさ評価値Gを算出する。このため、複雑な輝度分布を有する現実の光環境の光源自体や他の部分に視線を向けたときの眩しさを正確に評価することができる。
【0017】
さらに、複雑な輝度分布としては照明器具(人工光源・小光源)と窓(自然光源・大光源)を併用した光環境の輝度分布などが考えられ、そのような場合にも、明るさ画像から眩しさ評価値Gを算出することで、光源などに視線を向けたときの眩しさを正確に評価することができる。このとき、照明器具と窓との区別は不要である。
また、本実施形態のグレア評価装置10では、明るさ画像20の領域23の中で、視点21での眩しさに影響を及ぼすと考えられる所定の明るさ以上(例えば図4(a)の評価尺度が7以上)の画素24を選択し、この画素24の値Bから所定の明るさ“7”を引いた値[B(≧7)−7]を係数k(θ)により重み付けするため、正確な眩しさ評価値Gを効率よく算出することができる。
【0018】
ただし、明るさ画像20の中で眩しさ評価値Gの計算に用いる領域を一部の領域23に限定する必要はなく、明るさ画像20の全域で眩しさ評価値Gの計算を行ってもよい。また、明るさ画像20の計算範囲(領域23や全域)の中で所定の明るさ以上の画素24を計算に用いたが、全ての画素を計算に用いても構わない。
さらに、本実施形態のグレア評価装置10では、明るさ画像20から眩しさ画像を生成するため、評価対象となる光環境の各部における眩しさを、互いの位置関係と共に一目で把握することができる。眩しさ画像の生成は、明るさ画像20の全画素から行ってもよいが、一部の画素からでも構わない。
【0019】
眩しさ評価値Gは、照明設計における重要な指標の1つである。近年、光シミュレーションの進歩によって光環境の輝度分布を高精度に予測できるようになってきた。このため、シミュレーション結果の輝度データから明るさ画像を求め、上記の手順で眩しさ評価値Gを求めれば、事前に眩しさの評価が可能となり、眩しさ軽減の工夫を検討しやすくなる。また、人工照明と昼光照明が併用されている空間では、照明制御システムに上記した評価方法を組み込むことで、カメラによって測定された輝度データから眩しさの発生源となる場所を判別し、自動的に照明を調整するといった利用法も考えれる。
【0020】
なお、上記した式(1),(2)の決定は、例えば図5(a)〜(c)に示す実験パターンを被験者に提示して心理実験を行い、得られた実験データを重回帰分析することにより行った。
実験パターンは、輝度の異なる2つの領域(対象領域,背景領域)を有し、対象領域の大きさが可変である。対象領域の輝度[cd/m2]を5通り、対象領域と背景領域との輝度比(=対象輝度/背景輝度)を4通り、視角(対象領域の大きさ)を10通り用意し、これらを組み合わせて、実験パターン(●印)とした。被験者は20代の男女10名である。心理実験は、被験者が各々の感覚にしたがって、提示された各パターンの対象領域の眩しさを図4(b)の評価尺度の数値(1〜6)から1つを選択することにより行った。
【0021】
(第2実施形態)
ここでは、グレア評価値の1つであるUGR評価値を例に説明する。
本実施形態のグレア評価装置は、図1と同様のメモリや演算部を備え、図6に示す手順にしたがってUGR評価値の算出処理を実行する。図6のステップS11〜S15のうち、ステップS11,S12,S14は、図2のステップS1,S2,S4と同じであり、ここでの説明を省略する。
【0022】
図6のステップS13では、明るさ画像20(図7(a))の中に設定した視点21におけるUGR評価値を、式(3)を用いて算出する。
UGR=10.121(log10[Σ[B(≧10)-10]2/P(T,H)2])−21.029 …(3)
式(3)の計算は、明るさ画像20の全域で、所定の明るさ以上(例えば図4(a)の評価尺度が10以上)の画素25の値Bから所定の明るさ“10”を引いた値[B(≧10)-10]に対し、この画素25と視点21との相対位置(T,H)に応じた重み付けをして、その結果([B(≧10)-10]2/P2)を足し合わせることにより行われる。
【0023】
画素25はグレア光源と考えられ、この画素25と視点21との相対位置(T,H)に応じた重み付けの係数P(T,H)は、画素25から視点21への明るさの影響度を表す。また、この係数P(T,H)を画素25の値Bに掛けた結果の二乗は、画素25から視点21への明るさの寄与を表す。
さらに、係数P(T,H)は、ポジションインデックスとも呼ばれ、周知のCIE法により、図7(b)の計算式を用いて求められる。
【0024】
式(3)を用いた計算の結果、明るさ画像20の中に設定した視点21におけるUGR評価値を得ることができる。このUGR評価値は、例えば図8に示す評価尺度(主観評価)の数値(7〜31)によって表される。したがって、図8の評価尺度を参照し、UGR評価値に対応する形容詞(感じない〜ひど過ぎる)を知ることで、視点21におけるUGR(不快グレア)を評価することができる。
【0025】
また、ステップS12,S13の処理を繰り返すことで、明るさ画像21の中で視点21を移動させたときの各々のUGR評価値を得ることができる。本実施形態では、例えば、明るさ画像20の全画素を順に視点21に設定してステップS12,S13の処理を繰り返し、各画素ごとにUGR評価値を算出する。
そして、最後の視点21でのUGR評価値の算出が終了すると、ステップS15の処理に進み、得られた各画素のUGR評価値に基づいてUGR画像を生成する。このUGR画像の各画素値は、その画素を視点21としたときのUGR評価値を表している。ただし、グレア光源(明るさの評価尺度が10以上)の画素を視点21としてUGR評価値を算出することは通常ないので、その部分は無効データとなる。
【0026】
上記の通り、本実施形態のグレア評価装置では、UGR評価の要素として、複雑な輝度分布を詳細に反映した明るさの情報を導入し、その明るさ画像からUGR評価値を算出する。このため、複雑な輝度分布を有する現実の光環境の光源から外れた部分に視線を向けたときのUGR(不快グレア)を正確に評価することができる。
さらに、複雑な輝度分布としては照明器具(人工光源・小光源)と窓(自然光源・大光源)を併用した光環境の輝度分布などが考えられ、そのような場合にも、明るさ画像からUGR評価値を算出することで、光源から外れた部分に視線を向けたときのUGR(不快グレア)を正確に評価することができる。このとき、照明器具と窓との区別は不要である。
【0027】
また、本実施形態のグレア評価装置では、明るさ画像20の全域で、視点21でのUGR(不快グレア)に影響を及ぼすと考えられる所定の明るさ以上(例えば図4(a)の評価尺度が10以上)の画素25を選択し、この画素25の値Bから所定の明るさ“10”を引いた値[B(≧10)-10]を係数P(T,H)により重み付けするため、正確なUGR評価値を効率よく算出することができる。
【0028】
ただし、明るさ画像20の中でUGR評価値の計算に用いる領域を、明るさ画像20の全域に限定する必要はなく、明るさ画像20の一部の領域でUGR評価値の計算を行ってもよい。また、明るさ画像20の計算範囲(全域や一部の領域)の中で所定の明るさ以上の画素25を計算に用いたが、全ての画素を計算に用いても構わない。
さらに、本実施形態のグレア評価装置では、明るさ画像20からUGR画像を生成するため、評価対象となる光環境の各部におけるUGR(不快グレア)を、互いの位置関係と共に一目で把握することができる。UGR画像の生成は、明るさ画像20の全画素から行ってもよいが、一部の画素からでも構わない。
【0029】
UGR評価値も、上記の眩しさ評価値Gと同様、照明設計における重要な指標の1つである。光シミュレーションによって光環境の輝度分布を高精度に予測した後、輝度データから明るさ画像を求め、上記の手順でUGR評価値を求めれば、事前にUGR(不快グレア)の評価が可能となり、UGR軽減の工夫を検討しやすくなる。
なお、上記した式(3)の決定は、例えば図9に示す解析パターンのシミュレーションにより行った。各々の解析パターンの輝度画像(非常に単純な輝度分布の画像)を作成し、この輝度画像から上記の非特許文献1に記載の方法でUGR評価値を求めると共に、同じ輝度画像を上記の特願2005−165191号の方法で明るさ画像に変換し、得られたUGR評価値と明るさ感の値との関係を調べることで、式(3)を導出した。
【0030】
(変形例)
上記した実施形態では、明るさ画像からグレア評価画像(眩しさ画像やUGR画像)を生成する例で説明したが、本発明はこれに限定されない。グレア評価画像を生成せずに、明るさ画像20の中の必要な部分のみを視点21としてグレア評価値(眩しさ評価値GやUGR評価値)を算出する場合にも、本発明を適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】グレア評価装置10の概略構成を示すブロック図である。
【図2】眩しさ評価値Gの算出手順を示すフローチャートである。
【図3】明るさ画像20の中に設定した視点21などを説明する図である。
【図4】明るさ感の評価尺度(a)と眩しさの評価尺度(b)を説明する図である。
【図5】眩しさ評価値Gの計算式(1),(2)の導出に用いた実験パターンを説明する図である。
【図6】UGR評価値の算出手順を示すフローチャートである。
【図7】明るさ画像20の中に設定した視点21などの説明図(a)とポジションインデックスPの計算式(b)を示す図である。
【図8】UGR評価値の評価尺度を説明する図である。
【図9】UGR評価値の計算式(3)の導出に用いた解析パターンを説明する図である。
【符号の説明】
【0032】
10 グレア評価装置 ; 10A メモリ ; 10B 演算部 ;
20 明るさ画像 ; 21 視点 ; 22 視線方向


【特許請求の範囲】
【請求項1】
明るさ画像に視点を設定する設定手段と、
前記明るさ画像のうち前記視点の周囲に位置する画素から前記視点への明るさの寄与に基づいて、前記視点におけるグレア評価値を算出する算出手段とを備えた
ことを特徴とするグレア評価装置。
【請求項2】
請求項1に記載のグレア評価装置において、
前記算出手段は、前記明るさ画像のうち前記視点を含む少なくとも一部の領域で、所定の明るさ以上の画素の値に対し、該画素と前記視点との相対位置に応じた重み付けをして、前記グレア評価値を算出する
ことを特徴とするグレア評価装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のグレア評価装置において、
前記明るさ画像の中で前記視点を移動させたときの各々の前記グレア評価値に基づいて、前記明るさ画像からグレア評価画像を生成する生成手段を備えた
ことを特徴とするグレア評価装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3の何れか1項に記載のグレア評価装置において、
前記グレア評価値は、眩しさ評価値である
ことを特徴とするグレア評価装置。
【請求項5】
請求項1から請求項3の何れか1項に記載のグレア評価装置において、
前記グレア評価値は、UGR評価値である
ことを特徴とするグレア評価値。
【請求項6】
明るさ画像に視点を設定する設定手順と、
前記明るさ画像のうち前記視点の周囲に位置する画素から前記視点への明るさの寄与に基づいて、前記視点におけるグレア評価値を算出する算出手順とを、
コンピュータに実行させるためのグレア評価プログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−292665(P2007−292665A)
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−122402(P2006−122402)
【出願日】平成18年4月26日(2006.4.26)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 平成18年2月13日〜14日 東京工業大学主催の「大学院総合理工学研究科人間環境システム専攻 平成17年度修士論文発表会」において文書をもって発表
【出願人】(304021417)国立大学法人東京工業大学 (1,821)
【Fターム(参考)】