説明

ケーブルラックの増設方法

【課題】 既設のケーブルラックの横方向に余分なスペースがない場合であってもケーブルの増設が可能なケーブルラックの増設方法を提供する。
【解決手段】 ケーブルを支持する第1ラック本体2と、該第1ラック本体2を躯体に支持する支持部材5とを備えたケーブルラックの増設方法であって、前記第1ラック本体2の上方又は下方の少なくとも何れか一方に、第2ラック本体12を少なくとも一段に設け、該第2ラック本体12を前記第1ラック本体2に連結手段15を介して連結し、該第2ラック本体2に増設のケーブル40を設置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信用ケーブル、配線用ケーブル等の各種のケーブルを支持するケーブルラックの増設方法に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯基地局や各種の工場等に設置される設備等に使用される通信用ケーブル、配線用ケーブル等のケーブルは、設備等の運転に支障をきたさないようにするため、局舎や工場等の構造物の天井部等にケーブルラックを介して敷設されている。
【0003】
ケーブルラックの一例として、特許文献1には、一対の側板と、両側板間に架け渡される複数の連結体とを備えたケーブルラックが記載されている。このケーブルラックは、吊下金具によって構造物の天井部等に設置され、連結体の上部にケーブルを載置させることで、ケーブルを構造物の天井部等に敷設している。
【0004】
また、ケーブルラックの他の例として、特許文献2には、一対の親桁と、両親桁間に架け渡される複数の子桁とを備えたケーブルラックが記載されている。このケーブルラックも、特許文献1に記載のケーブルラックと同様に、吊下金具を介して構造物の天井部等に設置され、横桁の上部にケーブルを載置させることで、ケーブルを構造物の天井部等に敷設している。
【特許文献1】実開平7−26622号公報
【特許文献2】特開2000−50451号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記のような構成のケーブルラックにあっては、設備等の増設に伴ってケーブルを増設する必要が生じた場合に、(1)既設のケーブルラックの横方向に増設のケーブルラックを並設する、(2)既設のケーブルの上部に増設のケーブルを無理に積み上げる、(3)増設するケーブルを拘束バンドによって吊金具に拘束する等の方法を採っている。
【0006】
しかし、(1)の方法では、既設のケーブルラックの横方向に余分なスペースがない場合には増設することが困難になる。また、(2)、(3)の方法では、既設のケーブルラックの横方法に余分なスペースがなくても増設は可能であるが、(2)の方法では、既設のケーブルと増設のケーブルとが干渉して損傷する虞がある。さらに、(3)の方法では、振動等によって拘束バンドと接触しているケーブルの部分が損傷する虞がある。
【0007】
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、既設のケーブルラックの横方向に余分なスペースを必要とすることなく、また、ケーブルを損傷させることなく増設することが可能なケーブルラックの増設方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記のような課題を解決するために、以下のような手段を採用している。
すなわち、請求項1に係る発明は、ケーブルを支持する第1ラック本体と、該第1ラック本体を躯体に支持する支持部材とを備えたケーブルラックの増設方法であって、前記第1ラック本体の上方又は下方の少なくとも何れか一方に、第2ラック本体を少なくとも一段に設け、該第2ラック本体を前記第1ラック本体に連結手段を介して連結し、該第2ラック本体に増設のケーブルを設置することを特徴とする。
【0009】
本発明によるケーブルラックの増設方法によれば、設備の増設に伴ってケーブルを増設する場合に、第1ラック本体の上方又は下方の少なくとも何れか一方に第2ラック本体を設け、この第2ラック本体を第1ラック本体に連結手段を介して連結することで、第1ラック本体の上方又は下方の少なくとも何れか一方に増設のケーブルを設置する第2ラック本体を設置することができるので、第1ラック本体の横方向に余分なスペースがない場合であっても第2ラック本体を設置して、第2ラック本体に増設のケーブルを設置することができる。また、既設のケーブルの上部に無理に増設のケーブルを積み上げたり、第1ラック本体を躯体に支持している支持部材に増設のケーブルを拘束バンドによって拘束したりする必要がないので、既設のケーブル及び増設のケーブルが損傷する虞はない。
【0010】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のケーブルラックの増設方法であって、前記連結手段は、前記第1ラック本体に取り付けられる第1支持部材と、前記第2ラック本体に取り付けられる第2支持部材と、前記第1支持部材と前記第2支持部材とを連結する連結部材とを備えていることを特徴とする。
【0011】
本発明によるケーブルラックの増設方法によれば、第1ラック本体に第1支持部材と取り付け、第2ラック本体に第2支持部材を取り付け、第1支持部材と第2支持部材とを連結部材によって連結することで、第1ラック本体の上方又は下方に第2ラック本体を設置することができる。
【0012】
請求項3に係る発明は、請求項2に記載のケーブルラックの増設方法であって、前記第1支持部材及び前記第2支持部材は、前記第1ラック本体及び前記第2ラック本体の少なくとも一部を囲むように、前記第1ラック本体及び前記第2ラック本体に取り付けられていることを特徴とする。
【0013】
本発明によるケーブルラックの増設方法によれば、第1支持部材及び第2支持部材は、第1ラック本体及び第2ラック本体の少なくとも一部を囲むように、第1ラック本体及び第2ラック本体に取り付けられることになる。
【0014】
請求項4に係る発明は、請求項2又は3に記載のケーブルラックの増設方法であって、前記連結部材は、前記第1ラック本体と前記第2ラック本体との間隔を調整する調整機構を備えていることを特徴とする。
【0015】
本発明によるケーブルラックの増設方法によれば、連結部材の調整機構によって第1ラック本体と第2ラック本体との間隔を調整することができる。
【0016】
請求項5に係る発明は、請求項4に記載のケーブルラックの増設方法であって、前記調整機構は、ねじ軸と、該ねじ軸の両端部に螺着されるとともに、該ねじ軸に対する螺着位置の調整が可能な第1取付部及び第2取付部とを備え、前記第1取付部が前記第1支持部材に連結され、前記第2取付部が前記第2支持部材に連結されていることを特徴とする。
【0017】
本発明によるケーブルラックの増設方法によれば、ねじ軸に対する第1取付部及び第2取付部の螺着位置を調整することにより、第1ラック本体と第2ラック本体との間隔を調整することができる。
【発明の効果】
【0018】
以上、説明したように、本発明によれば、携帯基地局や各種の工場等の設備の増設に伴って通信ケーブルや配線ケーブル等のケーブルを増設する場合に、第1ラック本体の上方又は下方の少なくとも何れか一方に第2ラック本体を設けて、この第2ラック本体を第1ラック本体に連結手段を介して連結することで、第1ラック本体の上方又は下方の少なくとも何れか一方に第2のラック本体を設置し、この第2ラック本体に増設のケーブルを設置することができる。従って、第1ラック本体の横方向に余分なスペースがない場合であっても、第1ラック本体の上方又は下方のスペースを利用して第2ラック本体を設置し、第2ラック本体によって増設のケーブルを支持することができるので、スペースが限られた箇所でも十分にケーブルの増設が可能となる。また、既設のケーブルの上部に無理に増設のケーブルを積み上げたり、第1ラック本体を躯体に支持している支持部材に増設のケーブルを拘束バンドによって拘束したりする必要がないので、既設のケーブル及び増設のケーブルが損傷する虞はない。
【0019】
また、第1ラック本体に第1支持部材を取り付け、第2ラック本体に第2支持部材を取り付け、第1支持部材と第2支持部材とを連結部材によって連結することで、第1ラック本体の上方又は下方に第2ラック本体を設置することができるので、第2ラック本体の設置を容易に行うことができる。
【0020】
さらに、第1支持部材及び第2支持部材は、第1ラック本体及び第2ラック本体の少なくとも一部を囲むように、第1ラック本体及び第2ラック本体に取り付けられるので、第1支持部材及び第2支持部材が第1ラック本体及び第2ラック本体から外れるのを防止できる。
【0021】
さらに、連結部材の調整機構によって第1ラック本体と第2ラック本体との間隔を調整することができるので、第1ラック本体の上方又は下方のスペースの大きさに応じて第1ラック本体と第2ラック本体との間隔を調整することにより、増設するケーブルの本数に応じて、第1ラック本体の上方又は下方に第2ラック本体を1段又は2段以上に設置することが可能となり、増設するケーブルの本数に応じた数の第2ラック本体を設置することが可能となる。
【0022】
さらに、ねじ軸に対する第1取付部及び第2取付部の螺着位置を調整することにより、第1ラック本体と第2ラック本体との間隔を調整することができるので、第1ラック本体と第2ラック本体との間隔を容易に調整することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3には、本発明によるケーブルラックの増設方法の第1実施の形態が示されていて、図1は全体を示す斜視図、図2は図1の横断面図、図3は図1の部分拡大図である。
【0024】
すなわち、本実施の形態のケーブルラックの増設方法は、携帯基地局や各種の工場等に設置される設備に使用される通信用ケーブル、配線用ケーブル等のケーブルの敷設に用いられるケーブルラックの増設に適用したものであって、既設のケーブルラックの横方向に余分なスペースがない場合であっても増設することが可能な方法である。
【0025】
既設のケーブルラック(以下、「第1ケーブルラック1」という。)は、図1及び図2に示すように、例えば、既設のラック本体(以下、第1ラック本体2)という。)と、第1ラック本体2を携帯基地局や各種の工場等の構造物の躯体の天井部等(本実施の形態では天井部)に支持する支持部材5とを備え、第1ラック本体2に通信ケーブル、配線用ケーブル等の既設のケーブル10が設置されている。
【0026】
支持部材5は、例えば、第1ラック本体2の下部に設けられて、第1ラック本体2を支持する支持板6と、支持板6を天井部に吊設するねじ棒7とを備えた吊金具5であって、複数の吊金具5によって第1ラック本体2が躯体の天井部に支持されている。
【0027】
第1ラック本体2は、一対の帯板状の縦桁3、3と、両縦桁3、3間に所定の間隔ごとに架け渡される複数の帯板状の横桁4とからなる梯子状をなすものであって、各横桁4は、その両端が各縦桁3に溶接等によって一体に連結されている。
【0028】
第1ラック本体2は、躯体の壁に沿うように躯体の天井部に吊金具5によって水平に支持され、この第1ラック本体2の横桁4の上部に複数本の既設のケーブル10が複数段に重ねられた状態で載置されている。
【0029】
各縦桁3の高さ方向の両端には、帯板状の第1フランジ部3a及び第2フランジ部3bが一体に設けられ、この第1フランジ部3a及び第2フランジ部3bによって各縦桁3の強度が高められている。
【0030】
増設のケーブルラック(以下、「第2ケーブルラック11」という。)は、第1ラック本体2と同様に、一対の帯板状の縦桁3、3と、両縦桁3、3間に所定の間隔ごとに架け渡される複数の帯板状の横桁4とからなる梯子状をなす増設のラック本体(以下、「第2ラック本体12」という。)と、第2ラック本体12を第1ラック本体2に連結する連結手段15とを備えている。
【0031】
第2ラック本体12の各縦桁3の高さ方向の両端には、第1ラック本体2と同様に、第1フランジ部3a及び第2フランジ部3bが一体に設けられ、この第1フランジ部3a及び第2フランジ部3bによって各縦桁3の強度が高められている。
【0032】
連結手段15は、第1ラック本体2に取り付けられる第1支持部材16と、第2ラック本体12に取り付けられる第2支持部材18と、第1支持部材16と第2支持部材18とを連結する連結部材30とを備えている。
【0033】
第1支持部材16及び第2支持部材18は、第1ラック本体2及び第2ラック本体12の各縦桁3を外側から囲むように各縦桁3に取り付けられる断面略コ形状の本体部17と、本体部17を各縦桁3に固定するボルト26とナット27とからなるねじ締結体25とを備え、本体部17を各縦桁3に被嵌させた状態でねじ締結体25のボルト26とナット27を締め付けることにより、各縦桁3に一体に取り付けられる。
【0034】
連結部材30は、ねじ軸31と、ねじ軸31の両端部に螺着されるとともに、ねじ軸31に対する螺着位置の調整が可能な第1取付部33及び第2取付部34とを備え、第1取付部33が第1支持部材16の側面に一体に連結され、第2取付部34が第2支持部材18の側面に一体に連結されている。
【0035】
ねじ軸31の中央には六角ナット状の操作部31aが設けられ、操作部31aの上下のねじ軸31はねじれの方向が逆に形成され、この上下のねじ軸31に対応した方向に第1取付部33及び第2取付部34のねじが形成され、これにより、操作部31aを所定方向に回転させると、第1取付部33及び第2取付部34が操作部31aに引き寄せられ、又は操作部31aから離間することになる。
【0036】
連結部材30のねじ軸31と第1取付部33と第2取付部34とにより調整機構35が構成され、この調整機構35の第1取付部33及び第2取付部34のねじ軸31に対する螺着位置を調整することにより、第1ラック本体2と第2ラック本体12との間隔を調整することができる。
【0037】
図3に示すように、ねじ軸31には目盛り32が付されており、左右の調整機構35の目盛り32を合わせるように、左右の調整機構35のねじ軸31に対する第1取付部33及び第2取付部34の螺着位置を調整することにより、第1ラック本体2の上方又は下方に第2ラック本体12を平行に設置することができる。
【0038】
そして、設備の増設に伴ってケーブルを増設する必要が生じた場合には、上記のように構成した第2ケーブルラック11の第2ラック本体12を第1ケーブルラック1の第1ラック本体2の上方又は下方(本実施の形態では上方)に設け、第2ラック本体12を連結手段15によって第1ラック本体2に連結し、第1ラック本体2の上方に所定の間隔をおいて第2ラック本体12を設置し、この第2ラック本体12に増設のケーブル40を設置すればよいことになる。
【0039】
この場合、増設のケーブル40の本数に応じて第1ラック本体2の上方に第2ラック本体12を1段又は複数段に設置することにより、1段又は複数段の第2ラック本体12に増設のケーブル40を設置することができる。
【0040】
従って、第1ケーブルラック1の横方向に余分なスペースがない場合でも、第1ラック本体2の上方又は下方のスペースを利用して第2ラック本体12を設置することができるので、スペースに余裕がない箇所であっても設備の増設に伴ってケーブルを増設することが可能となる。また、既設のケーブル10の上部に増設のケーブル40を無理に積重ねたり、第1ラック本体2を天井部に支持している吊金具5に増設のケーブル40を拘束バンドによって拘束したりする必要がないので、既設のケーブル10や増設のケーブル40が損傷等する虞もない。
【0041】
図4及び図5には、本発明によるケーブルラックの増設方法の第2の実施の形態が示されていて、このケーブルラックの増設方法は、第1ラック本体2に取り付けられる第1支持部材16、及び第2ラック本体12に取り付けられる第2支持部材18の本体部17を、第1ラック本体2及び第2ラック本体12を上下方向から挟持する一対の支持板19、19と、両支持板19、19の両端部間を連結するねじ軸21とナット22とからなるねじ締結体20とによって構成し、さらに、第1支持部材16の上側の支持板19と第2支持部材12の下側の支持板19との間を連結部材30によって連結したものであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に示すものと同様である。
【0042】
第1支持部材16及び第2支持部材18の上下の一対の支持板19、19には、それぞれ第1ラック本体2及び第2ラック本体12の各縦桁3の横方向への移動を規制するストッパー部23が設けられている。
【0043】
そして、本実施の形態によるケーブルラックの増設方法にあっても、前記第1の実施の形態に示すものと同様に、第1ケーブルラック1の横方向に余分なスペースがない場合でも、第1ラック本体2の上方又は下方のスペースを利用して第2ラック本体12を設置することができるので、スペースに余裕がない箇所であっても設備の増設に伴ってケーブルを増設することが可能となる。また、既設のケーブル10の上部に増設のケーブル40を無理に積重ねたり、第1ラック本体2を天井部に支持している吊金具5に増設のケーブル40を拘束バンドによって拘束したりする必要がないので、既設のケーブル10や増設のケーブル40が損傷等する虞もない。
【0044】
なお、前記の説明においては、第1ラック本体2の上方に第2ラック本体12を設置した例について説明したが、第1ラック本体2の下方に第2ラック本体12を設置してもよいものであり、その場合にも同様の作用効果を奏する。
【0045】
また、前記の説明においては、一対の縦桁3、3と、両縦桁3、3間に架け渡される複数の横桁4からなる第1ラック本体2及び第2ラック本体12を用いたが、その他の各種の形状のラック本体に適用してもよいものであり、その場合にも同様の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明によるケーブルラックの増設方法の第1の実施の形態を示した斜視図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】図1の部分拡大図である。
【図4】本発明によるケーブルラックの増設方法の第2の実施の形態を示した斜視図である。
【図5】図4の横断面図である。
【符号の説明】
【0047】
1 第1ケーブルラック
2 第1ラック本体
3 縦桁
3a 第1フランジ部
3b 第2フランジ部
4 横桁
5 支持部材(吊金具)
6 支持板
7 ねじ棒
10 既設のケーブル
11 第2ケーブルラック
12 第2ラック本体
15 連結手段
16 第1支持部材
17 本体部
18 第2支持部材
19 支持板
20 ねじ締結体
21 ねじ軸
22 ナット
23 ストッパー部
25 ねじ締結体
26 ボルト
27 ナット
30 連結部材
31 ねじ軸
31a 操作部
32 目盛り
33 第1取付部
34 第2取付部
35 調整機構
40 増設のケーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーブルを支持する第1ラック本体と、該第1ラック本体を躯体に支持する支持部材とを備えたケーブルラックの増設方法であって、
前記第1ラック本体の上方又は下方の少なくとも何れか一方に、第2ラック本体を少なくとも一段に設け、該第2ラック本体を前記第1ラック本体に連結手段を介して連結し、該第2ラック本体に増設のケーブルを設置することを特徴とするケーブルラックの増設方法。
【請求項2】
前記連結手段は、前記第1ラック本体に取り付けられる第1支持部材と、前記第2ラック本体に取り付けられる第2支持部材と、前記第1支持部材と前記第2支持部材とを連結する連結部材とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のケーブルラックの増設方法。
【請求項3】
前記第1支持部材及び前記第2支持部材は、前記第1ラック本体及び前記第2ラック本体の少なくとも一部を囲むように、前記第1ラック本体及び前記第2ラック本体に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載のケーブルラックの増設方法。
【請求項4】
前記連結部材は、前記第1ラック本体と前記第2ラック本体との間隔を調整する調整機構を備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載のケーブルラックの増設方法。
【請求項5】
前記調整機構は、ねじ軸と、該ねじ軸の両端部に螺着されるとともに、該ねじ軸に対する螺着位置の調整が可能な第1取付部及び第2取付部とを備え、
前記第1取付部が前記第1支持部材に連結され、前記第2取付部が前記第2支持部材に連結されていることを特徴とする請求項4に記載のケーブルラックの増設方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−171793(P2009−171793A)
【公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−9584(P2008−9584)
【出願日】平成20年1月18日(2008.1.18)
【出願人】(596133119)中電プラント株式会社 (101)
【Fターム(参考)】