説明

ケーブル配線補助具

【課題】ケーブル配線を行うときのケーブルの一束の本数、ケーブルとケーブルの離隔 寸法等の決まりごとがあり、決まりごとを満足するには、竣工検査前に多くの時間と労力を使い手直ししている。
本発明はその時間と労力、労務費を削減するためのケーブル配線補助具を提供する。
【解決手段】直線状の長い平鉄又はプラスチックの基台部に、所定の間隔を置いて、その長い平鉄に対して、短い直線状の平鉄又はプラスチックの間隔保持具を、角度θで複数枚取り付け、それをケーブルラック子桁又はフリーアクセス内コンクリート床に、金物又はビスで取り付けることにより、ケーブルの一束の本数、ケーブルとケーブルの平面間隔寸法の確保を特徴とするケーブル配線補助具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブルの配線に関するものである。
【背景技術】
【0002】
建設工事における電気配線を行うときの、ケーブル配線敷設時の注意事項として、一束の本数はケーブル6本以下で、ケーブルとケーブルの平面間隔寸法はケーブル1本分の幅以上離す等の決まりごとがあり、その確認に多くの労力をついやしていた。
【発明の概要】

【発明が解決しょうとする課題】
【0003】
ケーブル配線補助具は、ケーブルラック上の配線又は、フリーアクセス内の配線、のケーブル敷設時の一束の本数、ケーブルとケーブルの平面間隔寸法等の決まりごと、配線仕上がりの綺麗さ、作業時間の短縮化と検査の簡素化、労務費の削減。
本発明は以上の問題を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記問題点を解決するため本発明は、直線状の長い平鉄又は、プラスチックの基台部に所定の間隔を置いて、その基台部に対して短い直線状の平鉄又は、プラスチックの間隔保持具を角度θで複数枚取り付け、それをケーブルラック子桁又は、フリーアクセス内のコンクリート床に金物又は、ビスで取り付けるケーブル配線補助具である。
短い直線状の平鉄又は、プラスチックの間隔保持具を角度θで複数枚取り付ける事により、敷設したケーブルの一束の本数、ケーブルとケーブルの平面間隔寸法を保つことができる。
【発明の効果】
【0005】
検査前のケーブル配線の、施工状態の確認に費やしていた時間と労力、そして検査の簡素化、そして施工労務費の削減が計れる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明の全体図
【図2】(a)本発明をケーブルラックに取り付けた状態を示す正面図 (b)フリーアクセス内コンクリート床に取り付けた状態を示す正面図
【図3】本発明の平面図
【図4】本発明の使用状態を示す全体図
【図5】本発明の応用例を示す全体図 (a)ケーブルの間隔を取るために鉄線を曲げたもの。 (b)ケーブルの間隔を取るために平たい板、又は四角い箱状の物を取り付けたもの。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態を説明する。
直線状の平鉄又はプラスチックからなる基台部(1)に、直線状の短い平鉄又はプラスチックからなる間隔保持具(2)を複数枚取り付ける。
基台部(1)の長手方向に交わるように、間隔保持具(2)が固定されている。
【0008】
間隔保持具(2)を、基台部(1)に複数枚任意の間隔で取り付け、取り付け位置を角度θにすることにより、ケーブルとケーブルの平面間隔寸法を保つことができる。
間隔保持具(2)は、図3に示すとおりにその角度θは65度以上〜67度以下で基台部(1)に固定するのが最適である。
間隔保持具(2)の高さの制限をすることにより、ケーブルの一束あたりの本数を制限することができる。
【0009】
基台部(1)の両端部に、2箇所の穴(3)を設け、ケーブルラックの子桁の任意の位置に金物(7)で取り付けることができる。
又フリーアクセス内のコンクリートの床にも、2箇所の穴(3)を利用してビス(8)で取り付けることができる。
本発明はケーブルの平面間隔寸法を保つ方法として以上のような構造である。
【00010】
本発明を使用するときは
基台部(1)の両端部の2箇所の穴(3)を利用して、ケーブルラックの子桁の任意の位置に金物(7)で取り付け固定してからケーブル配線を行う。
又基台部(1)の両端部の2箇所の穴(3)を利用して、フリーアクセス内のコンクリートの床に、ビス(8)で取り付け固定してからケーブル配線を行う。
【符号の説明】
【00011】
1 基台部
2 間隔保持具
3 固定用丸穴
4 ケーブルラック
5 ケーブルラック子桁取り付け金物
6 コンクリート床取り付けビス
7 ケーブルラック子桁
8 ケーブル配線
9 ケーブル配線結束バンド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基台部と間隔保持具からなるケーブル配線補助具であり、基台部の両端には固定用穴を設け、基台部上に平板からなる間隔保持具を、基台部長手方向に交わるように取り付け、平板と基台部がなす角が所定の角度で基台部上に、任意の間隔で複数枚もうけたことを特徴とするケーブル配線補助具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−115117(P2012−115117A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−274057(P2010−274057)
【出願日】平成22年11月19日(2010.11.19)
【出願人】(505249528)
【Fターム(参考)】