説明

ゲル状栄養食品

【課題】ゼラチンを主体とすることにより、柔らかく、口溶けが良好で、かつ常温で6ヶ月以上保存しても離水しにくい、高蛋白、高脂質のゲル状栄養食品を提供する。
【解決手段】ゲル状栄養食品は、油脂類、ゼラチン、カラギナン、カゼイン塩及び乳化剤を含有する。ゼラチンとカラギナンの質量比(ゼラチン/カラギナン)は10〜25であり、カゼイン塩とカラギナンの質量比(カゼイン塩/カラギナン)は25超100以下であり、カラギナンの含有量は0.04質量%以上である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、嚥下機能の低下した者でも蛋白質、脂質等を効率よく摂取できるようにするゲル状栄養食品に関する。
【背景技術】
【0002】
高齢、疾病などにより嚥下機能が低下している者にとって食べやすく、脂質や蛋白質の含有量が高く、エネルギーを効率よく摂取できるようにする食品として、ゼリーやプリン等のゲル状食品に油脂類を配合したゲル状栄養食品が利用されている。
【0003】
このようなゲル状栄養食品を構成するゲルとしては、ゼラチンを主体としたものと寒天を主体としたものとがあるが(特許文献1)、ゼラチンを主体としたものは、ゼラチン特有の柔らかさと変形のしやすさを有し、口腔内で咽せを引き起こす食品の砕片が生じにくいこと、ゲルの表面が体温で溶け始めることにより溶けた液状物が嚥下時の潤滑油として働くことから、嚥下困難者には特に適したものとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−155433号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ゼラチンを主体とした従来のゲル状栄養食品を常温で保存すると、ゲルのネットワークが経時的に加水分解で切れて離水が起こり、その水が嚥下困難者に咽せや誤嚥を引き起こす。そのため、ゼラチンを主体とした従来のゲル状栄養食品の常温保存可能期間は4ヶ月程度が限界であった。
【0006】
また、ゼラチンを主体としたゲル状栄養食品を1kcal/g以上の高カロリー食品とするために油脂、乳化油脂といった油脂類の含有量を、水不溶性の脂質として10wt%以上に高めると、ゲルのネットワークの形成が脂質で阻害されることによって離水しやすくなるという問題があり、蛋白質の含有量5wt%程度に高めると加熱殺菌や保存時にゲルが変性して凝集し、これによっても離水しやすくなるという問題があった。
【0007】
これに対し、本発明は、ゼラチンを主体とすることにより、柔らかく、口溶けが良好で、かつ常温で6ヶ月以上保存しても離水しにくい、高蛋白、高脂質のゲル状栄養食品の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、ゼラチンを主体としたゲルにカラギナンを特定の比率で添加すると、脂質や蛋白質の含有量を高めても、ゼラチンのゲルを常温保存したときに経時的に生じる加水分解を抑えて離水を顕著に低減できること、カラギナンの添加によりゼラチンのゲルは硬くなり、体温で溶けにくくなるが、これに対してカゼイン塩を添加するとゲルが柔らかくなり、口腔内で速やかに変形するため、ゲルに効率よく体温が伝わり、溶けやすさが保持されることを見出した。
【0009】
即ち、本発明は、油脂類、ゼラチン、カラギナン、カゼイン塩及び乳化剤を含有し、
ゼラチンとカラギナンの質量比(ゼラチン/カラギナン)が10〜25、
カゼイン塩とカラギナンの質量比(カゼイン塩/カラギナン)が25超100以下、
カラギナンの含有量0.04質量%以上
であるゲル状栄養食品を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明のゲル状栄養食品は、ゼラチンを主体としたゲルからなるので口溶けが良好であり、さらに、カラギナンを特定の比率で含有していることにより、ゲルのネットワークの経時的な安定性を高めることができる。そのため、脂質の含有量を高めても離水しにくくなり、例えば、1.6kcal/g以上の高カロリー食品となるように脂質含有量を高めても、常温で6ヶ月以上、実質的に離水を生じさせることなく保存することが可能となる。また、脂質だけでなく、蛋白質の添加に対してもゲルのネットワークの安定性が向上する。したがって、例えば蛋白質含有量0.05g/g以上の、脂質と蛋白質をバランスよく配合した高カロリー食品とすることができる。
【0011】
さらに、本発明のゲル状栄養食品は、カゼイン塩も含有することによりゲルが柔らかくなり、カラギナンを含有していてもゼラチン本来のゲルの柔らかさを有し、ゲル強度が1000〜15000N/mの範囲で安定し、保存期間中の物性変化がほとんどない。そのため、いつ食べても柔らかく、舌で潰して食べることが可能となり、さらに付着性が1000J/m以下で飲み込みやすいものとなる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を詳細に説明する。なお、本発明において、「%」は「質量%」を、「部」は「質量部」をそれぞれ意味する。また、数値範囲の「A〜B」という記載は、“A以上B以下”を意味する。
【0013】
本発明は、油脂類、ゼラチン、カラギナン、カゼイン塩及び乳化剤を含有するゲル状栄養食品であるが、そのゲルはゼラチンを主体としたものである。これにより、ゲル状栄養食品に、ゼラチンゲル特有の柔らかさと変形のしやすさと口溶け感を付与することが可能となり、嚥下困難者がこのゲル状食品を舌で潰し、口腔内で溶けたゲル表面の液状物と共に嚥下することが容易となる。
【0014】
ゼラチンとしては牛、豚、魚等いずれの由来のものを用いても良いが、その分子量は、ゲル状栄養食品にゼラチンゲル特有の柔らかさと変形のしやすさと口溶け感を付与するために30000〜100000が好ましい。なお、ゼラチンに代えて分子量500〜20000程度のコラーゲンペプチドを使用することは、ゲルを形成しにくくなるので好ましくない。
【0015】
また、ゼラチンのゲル状栄養食品中の含有量は、0.5〜5%が好ましく、0.5〜1.3%がより好ましい。
【0016】
本発明のゲル状栄養食品においてカラギナンは、ゼラチンを主体とするゲルの経時的安定性を向上させ、常温保存した場合の離水を抑制する。これにより、常温で6ヶ月保存しても実質的に離水せず、離水による咽せや誤嚥の問題を解消することができる。
【0017】
カラギナンとしては、離水抑制の点からιカラギナン及びκカラギナンの両方を含有することが好ましく、特に、ιカラギナンとκカラギナンの質量比ι/κを0.5以上6以下とすることが好ましい。
【0018】
カラギナンのゲル状栄養食品中の含有量については、ゼラチンとカラギナンの質量比を10〜25、好ましくは14〜20とし、カラギナンの含有量を0.04%以上、好ましくは0.04〜0.1%、より好ましくは0.04〜0.07%とする。カラギナンの含有量が少なすぎるとゼラチンを主体とするゲルを常温保存した場合の経時的な加水分解を有効に抑制することが困難となり、カラギナンの含有量が多すぎるとゲルの柔軟性が乏しいため離水が多くなる場合があり、また嚥下機能が低下した者にとって嚥下しにくい物性になる場合がある。
【0019】
このようにカラギナンを特定の含有量としても、ゼラチンのみから形成されるゲルと比べるとカラギナンを添加したゲルは硬くなるが、本発明のゲル状栄養食品はカゼイン塩も含有するので、ゼラチン特有の柔らかさと変形のしやすさを有し、口腔内で咽せを引き起こす食品の砕片が生じにくく、体温で溶けるという本来のゼラチンゲルの特徴を有するものとなる。また、カゼイン塩の含有により、ゲル状栄養食品は蛋白質含有量が高くなり、栄養価に優れたものとなる。この場合にゲル状栄養食品の味が損なわれることはない。これに対し、カゼイン塩に代えてコラーゲンペプチド、卵白ペプチド、脱脂粉乳などを使用すると、カラギナンを含有するゼラチンゲルを十分に柔らかくすることができず、さらにペプチドの場合はその苦みによりゲルの味が低下する。
【0020】
本発明において、カゼイン塩としては、牛乳に脂質、糖質及び乳清蛋白質除去処理を施して得られるものを使用することができ、より具体的には、脱脂乳に酸や酵素、乳酸菌等を作用させてカゼインを沈殿分離した後、水酸化ナトリウムや水酸化カルシウム、水酸化カリウム等のアルカリを加えてカゼインを溶解し、これを乾燥して製造されるカゼインナトリウム、カゼインカルシウム、カゼインカリウム、カゼインマグネシウム等が挙げられる。
【0021】
カゼイン塩の中では、柔らかく、離水を生じにくいゲルを形成する効果が高い点からカゼインナトリウムが好ましい。
【0022】
カゼイン塩のゲル状栄養食品中の含有量に関しては、カゼイン塩とカラギナンの質量比(カゼイン塩/カラギナン)を25超100以下、好ましくは30〜100、より好ましくは30〜65とし、カゼイン塩自体の含有量を1.5〜3%とすることが好ましい。カゼイン塩の含有量が少なすぎるとゲルが硬くなり、嚥下機能の低下した者が嚥下しにくくなり、反対に多すぎるとゲル状栄養食品を長期間保存したときのゲル物性の維持が困難となる。
【0023】
本発明において油脂類としては、例えば、パーム油、パーム核油、ヤシ油、コーン油、綿実油、大豆油、菜種油、米油、ヒマワリ油、サフラワー油、カカオ脂、サル脂、牛脂、豚脂、乳脂、魚油、鯨油等の各種の植物油脂及び動物油脂、並びにこれらに水素添加、分別及びエステル交換から選択された一又は二以上の処理を施した加工油脂や、MCT(中鎖脂肪酸トリグリセリド)等が挙げられ、本発明品においては、これらの中から選ばれた1種又は2種以上を用いることができる。また、油脂類として、マーガリン、バター、純生クリーム、コンパウンドクリーム等の乳化油脂、ショートニング、粉末油脂、液状油等の油脂組成物も挙げることができ、本発明においては、バター、マーガリン、生クリーム、コンパウンドクリーム等の乳化油脂を用いることが好ましい。
【0024】
油脂類は、ゲル状栄養食品が好ましくは1.6kcal/g以上、より好ましくは2kcal/g以上の高カロリー食品となるように、好ましくは脂質として10%以上、より好ましくは12%以上含有される。一方、過度に油脂類を含有させると、殺菌時に分離や焦げ付きが起こるため、食感が悪くなる。また、分離や焦げ付きにより離水もおこりやすくなり、嚥下困難者が咽せや誤嚥を引き起こしやすくなる。そのため、油脂類の含有量は脂質として25%以下が好ましい。ここで、脂質としては、例えば、中性脂肪、リン脂質、ステロイド、ろう、脂溶性ビタミン等が挙げられ、脂質の含有量は、栄養表示基準(平成15年4月24日厚生省告示第176号)別表第2の第3欄記載の方法に準じて測定することができる。
【0025】
本発明において、乳化剤は上述の油脂類を安定に乳化分散させ、離水を抑制する。乳化剤としては、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、レシチン等を使用することが好ましい。また、そのゲル状栄養食品中の含有量は、0.05〜5%とすることが好ましい。
【0026】
本発明のゲル状栄養食品は、上述の成分に加えて、必要に応じてココア、コーヒーや果汁等の風味素材、乳製品、大豆蛋白質、糖類、甘味料、食物繊維、ビタミン類、ミネラル類、香料、色素、pH調整剤、リン酸塩等を含有することができる。
【0027】
本発明のゲル状栄養食品は、上述の各原料を常法により混合して製造することができ、工業的に各原料の混合から個包装への充填まで行う場合には、例えば、各成分の撹拌混合、均質化、殺菌、均質化、容器への充填、冷却を順次行えばよい。この場合、離水をより効果的に抑制する点から、均質化を加圧下で行うこと、及び殺菌をスチームインジェクション方式やスチームインフュージョン方式等の直接殺菌方法で行うことが好ましい。
【実施例】
【0028】
以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説明する。
【0029】
実施例1〜13及び比較例1〜4
(1)ゲル状栄養食品の製造
表1に示す各原料をミキサーに投入して撹拌混合し、10MPaの圧力で均質化した後、スチームインジェクション式のUHT殺菌機にて142℃で4秒間殺菌し、再度10MPaの圧力で均質化後、底面積34.8cm、高さ14.5cmの長方形の紙容器に500mL充填し、5℃で24時間冷却してゲル状栄養食品を製造した。なお、乳化剤としては、グリセリン脂肪酸エステルを使用した。
【0030】
また、原料組成から、次式により各ゲル状栄養食品の1g当たりのカロリー(kcal/g)を算出した。
【0031】
【数1】

【0032】
各ゲル状栄養食品の蛋白質含有量(g/g)、脂質含有量(g/g)、カゼインNaとカラギナンの質量比、ゼラチンとカラギナンの質量比、ιカラギナンとκカラギナンの質量比(ι/κ)についてもそれぞれ算出した。これらの値を表1に示す。
【0033】
(2)評価
(1)で得られた各容器詰めゲル状栄養食品を「保存前」の試料とし、25℃で6ヶ月間保存したものを「保存後」の試料とし、それぞれの離水状態、硬さ及び食感を品温10℃で次のように評価した。
【0034】
(2−1)離水状態
紙容器への充填時から評価の直前まで一貫して、各試料を底面積が34.8cmの面(以降、底面部)が底になるように静置し、開封直前に静かに横倒して底面部に隣接する容器の一側面を開封し、各試料の底面部を観察した。ここで、ゲルに離水が生じていると水は底面部側に溜まるため、底面部側のゲルは透明感を呈することとなる。そこで、この透明感を呈する部分を離水部とし、底面部側端面から透明感のない部分に至る離水部の長さを離水量の指標として、次の基準で4段階に評価した。なお、この評価時に試料がペースト状であれば、その試料は保存期間にゲル状態を維持できなかったということであるから、離水状態を評価するまでもなく、保存性は劣っていると評価できる。
【0035】
ランク 基準
×: 大量に水が分離しており、離水部の長さが1cmより長い場合
○: わずかに水が分離しており、離水部の長さが0.5〜1cmである場合
◎: 実質的に離水がない、乃至表面が水で濡れている程度であり、離水部の長さが0.5cm未満である場合
−: 透明感のない部分がゲル状態を保持していないため、離水部との界面が判然とせず測定不能である場合
【0036】
(2−2)硬さ
各試料を開封し、紙容器の中心部のゲルを直径40mm、高さ15mmの容器に充填し、容器の高さに合わせて試料を15mmの高さに切った。直径20mm、高さ8mmの樹脂製のプランジャーを用い、圧縮距離10mm/sec、クリアランス5mmで圧縮し、クリープメーター((株)山電社製、RE−3305 RHEONER)を用いてゲルの硬さを測定し、次の4段階で評価した。
【0037】
ランク 基準
×: 15000N/mより大である場合
○: 10000N/m以上15000N/m以下である場合
◎: 1000N/m以上10000N/m未満である場合
−: 試料がゲル状態を保持していないため、硬さの測定不能である場合
【0038】
(2−3)食感
品温10℃の各試料を試食し、食感を次の基準で4段階に評価した。
【0039】
ランク 基準
×: 弾力があり、舌で押すと、砕ける又は押し戻り、ほとんどとろけない場合
○: 弾力があるものの柔らかく、舌で押すととろけるまたは砕けてとろけてしまう場合
◎: わずかな弾力があるものの柔らかく、舌で押すととろけてしまう場合
−: 試料がゲル状態を保持していない場合(評価から除外)
【0040】
【表1】

【0041】
表1から、ゼラチンとカラギナンの質量比が10〜25の範囲、カゼイン塩とカラギナンの質量比が25超100以下の範囲であり、カラギナンの含有量が0.04%以上の範囲にある実施例1〜13は、保存前だけでなく保存後においても離水が抑制されており、ゲルの硬さが柔らかく食感も良好であることがわかる。これに対してゼラチンの含有量が少なく、ゼラチンとカラギナンの質量比が2である比較例1はゲルにならず、カラギナンの含有量が0.03%と少なく、この比が33である比較例2、3は保存後の離水が抑制されておらず、また、カラギナンの含有量が比較的多いためにカゼイン塩とカラギナンの質量比が25と低い比較例4は保存後の離水が抑制されておらず、食感も劣っていることがわかる。
【0042】
さらに、実施例5、6から、カゼイン塩の含有量3%のゲルは、カゼイン塩の含有量4%のゲルよりも保存後の離水が抑制されて好ましいことがわかる。
【0043】
また、実施例1、7、8から、油脂類としては乳化油脂を使用するのが保存後の離水抑制の点から好ましいことがわかる。なお、特に油中水型であるバターを使用した実施例1は、水中油型である生クリームを使用した実施例7に比して、離水が一層抑制されていた。
【0044】
実施例1、9、10から、カラギナンとしては、ιカラギナンとκカラギナンの質量比を6以下にするのが好ましいことがわかる。
【0045】
実施例1、11から、油脂類の含有量が多いと製造直後からゲルが柔らかくなり、嚥下困難者に、より好ましい食品となることがわかる。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明のゲル状食品は、口溶けが良好であり、しかも、ゲルのネットワークの経時的安定性が良好であるため、実質的に離水を生じさせることなく、脂質と蛋白質がバランスよく配合された高カロリー食品となる。更に、ゲルが柔らかいながらも、安定したゲル強度を示し、保存期間中の物性変化がほとんどなく、いつ食べても柔らかく、舌で潰して食べることが可能なものであり、飲み込みやすいものである。従って、高齢、疾病などにより嚥下機能が低下している者のための栄養食品として有用である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
油脂類、ゼラチン、カラギナン、カゼイン塩及び乳化剤を含有し、
ゼラチンとカラギナンの質量比(ゼラチン/カラギナン)が10〜25、
カゼイン塩とカラギナンの質量比(カゼイン塩/カラギナン)が25超100以下、
カラギナンの含有量0.04質量%以上
であるゲル状栄養食品。
【請求項2】
カゼイン塩とカラギナンの質量比(カゼイン塩/カラギナン)が30〜100である請求項1記載のゲル状栄養食品。
【請求項3】
油脂類として乳化油脂を用いる請求項1または2記載のゲル状栄養食品。
【請求項4】
カゼイン塩の含有量が3質量%以下である請求項1〜3のいずれかに記載のゲル状栄養食品。

【公開番号】特開2012−95645(P2012−95645A)
【公開日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−219210(P2011−219210)
【出願日】平成23年10月3日(2011.10.3)
【出願人】(399023718)守山乳業株式会社 (1)
【出願人】(000001421)キユーピー株式会社 (657)
【Fターム(参考)】