説明

コンクリート中の鉄筋等の腐食診断方法

【目的】 交流インピーダンスの測定精度を落とさず、余寿命推定の可能な分極抵抗を迅速に得ることにより、コンクリート中の鉄筋等の腐食診断を迅速かつ高品質なものとすること。
【構成】 コンクリート中の鉄筋等についてコールコールプロットで表示した交流インピーダンス軌跡において、交流インピーダンスの虚数部がピーク値Bとなると推測される周波数範囲内の1つの周波数と、この周波数より高い周波数で交流インピーダンスが極小値Aとなると推測される周波数範囲内の1つの周波数とで、それぞれ交流インピーダンスを測定して、仮想円の直径RC'を算出し、その仮想円の直径RC'の算出値から対応データを参照することによって、交流インピーダンス軌跡における前記ピーク点Bの両側の極小点間隔RCを求めて分極抵抗を推定する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄筋コンクリート構造物における鉄筋や金属配管等のようにコンクリート中に埋設された金属部材(以下、鉄筋等という)の腐食の診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート中に埋設された鉄筋等は、その設置されている環境条件等によって腐食を生じることが知られている。
【0003】例えば鉄筋にこのような腐食が生じると、鉄筋構造物の維持管理上できる限り早期にその腐食を発見し、補修等を行なうことが望まれる。
【0004】そして、コンクリート中に埋設された鉄筋の腐食の検査においては、腐食の存在を検査するとともに、同時に腐食量や腐食速度を得てこれから余寿命を推定できることが好ましい。
【0005】ところで、このような鉄筋の腐食を非破壊的に検査する技術として、従来から、鉄筋の自然電位を測定することが広く行なわれているが、この方法によれば定性的に腐食の存在を検出することはできるが、定量的な腐食量や腐食速度を得ることはできない。
【0006】また、この他に交流インピーダンス法により分極抵抗を測定することも試みられており、この方法によれば、得られた分極抵抗から腐食速度に対応する腐食電流を得ることができ、鉄筋構造物の余寿命の推定が可能と考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この交流インピーダンス法による分極抵抗の測定においては、きわめて低い周波数から高い周波数までの広い周波数範囲で交流インピーダンスを得ることが必要であるので、とくに低い周波数領域での交流インピーダンスの測定に長時間を要し、広く実用に供されるには至っていないのが現状である。
【0008】この発明は、このような背景に基づいてなされたもので、交流インピーダンスの測定精度を落とさず、余寿命推定の可能な分極抵抗を迅速に得ることにより、コンクリート中の鉄筋等の腐食診断を迅速かつ高品質なものとすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するために、請求項1記載の発明は、コンクリート中の鉄筋等についてコールコールプロットで表示した交流インピーダンス軌跡において、虚数部がピーク値となるピーク点と,このピーク点より高周波側で虚数部が極小値となる高周波側極小点との2点を通過する仮想円の直径と、前記交流インピーダンス軌跡において前記ピーク点の高周波側および低周波側の両側の極小点間の間隔との対応データを予め用意し、コンクリート中の鉄筋等についてコールコールプロットで表示した交流インピーダンス軌跡において、交流インピーダンスの虚数部がピーク値となると推測される周波数範囲内の1つの周波数と、この周波数より高い周波数で交流インピーダンスが極小値となると推測される周波数範囲内の1つの周波数とで、それぞれ交流インピーダンスを測定して、前記仮想円の直径を算出し、その仮想円の直径の算出値から前記対応データを参照することによって、交流インピーダンス軌跡における前記ピーク点の両側の極小点間隔を求めて分極抵抗を推定するものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によれば、コンクリート中の鉄筋等についてコールコールプロットで表示した交流インピーダンス軌跡において、交流インピーダンスの虚数部がピーク値をとるピーク点と推測される周波数の範囲は概ね100mHZ〜5mHZであり、また、この周波数より高い周波数で交流インピーダンスが極小値となる,高周波側極小点と推測される周波数の範囲は概ね100〜1HZである。
【0011】したがって、交流インピーダンスを測定すべき2点は、比較的高周波の部分であるのでそれぞれ短時間に測定することができ、また、測定点数が少ないので、測定が迅速に行なわれる。
【0012】そして、このように迅速に得られた交流インピーダンスを用いて仮想円の直径を容易に算出することができる。
【0013】この仮想円の直径と、コンクリート中の鉄筋等についての交流インピーダンスのコールコールプロットにおいて,前記ピーク点の両側の極小点間隔とは良好な対応関係にあるから、これらの極小点の間隔を正確に得ることができ、これを用いることによって正確な分極抵抗を算出することができる。
【0014】したがって、この方法によれば、測定すべき交流インピーダンスの測定作業を短時間に行えるうえ、測定点数も少ないので、測定を迅速にすることができるとともに、良好な対応関係があるので、精度のよい分極抵抗を得ることができる。よって、余寿命の推定等の腐食診断が迅速かつ高品質となる。
【0015】
【実施例】先ず、本願にかかる測定原理を説明する。
【0016】一般に、腐食反応の生じている電気系は第9図のような抵抗とコンデンサからなる電気的等価回路で表現できる。
【0017】すなわち、Rsolは対極と試料極との間の溶液抵抗(コンクリート抵抗)であり、Cdlは金属/溶液の界面に形成される電気二重層容量と呼ばれるコンデンサ容量を示す。また、Rctは電荷移動抵抗と呼ばれ、腐食反応に対する抵抗であり,分極抵抗に相当するものである。
【0018】このような回路に種々の異なる周波数の微小な交流電圧を印加した場合、Cdlのインピーダンスにより、θだけ位相が進んだ同一周波数の電流が得られる。
【0019】各周波数毎に測定された、かかる印加交流電圧と応答交流電流との比,即ち、交流インピーダンスは周波数をパラメータとし絶対値と位相差で表現され、位相差を偏角とし複素平面上にコール−コール(cole-cole)プロットで一般に表示されている。
【0020】このようにして得られた,前記第9図の等価回路に対応するコール−コールプロットによる交流インピーダンス軌跡は、第10図に示すように高周波側の実軸との交点が(Rsol)に、また低周波側の実軸との交点が(Rct+Rsol)になるので、分極抵抗Rctは半円形の交流インピーダンス軌跡の直径,すなわち両交点間の間隔となる。
【0021】したがって、この交流インピーダンス軌跡から分極抵抗を求め、その分極抵抗の逆数が腐食速度に比例するという関係から、腐食速度を推定することができる。
【0022】ところで、コンクリート中の鉄筋についての実際の交流インピーダンス軌跡は、例えば第7図および第8図に示すようである。
【0023】すなわち、これらの交流インピーダンス軌跡は本願発明者らの研究によるもので、従来から行なわれていると同様に高周波から低周波の広い範囲にわたって、交流インピーダンスを測定し、プロットすることにより得られたものであって、第7図は腐食を起こしていない鉄筋についてのコール−コールプロットであり、第8図は腐食の進行が認められる場合の例である。
【0024】第7図に示す,鉄筋に腐食のない場合、交流インピーダンスの虚数部の値を見ると、10KHZ〜1HZの範囲で単調に減少し、10〜1HZの範囲で極小値をとり、それ以後、低周波側では急激に増大しており、その軌跡は大きな円の一部を示しているようである。
【0025】すなわち、この第7図の交流インピーダンス軌跡においては、高周波側での実軸との交点(実際には交差せず極小点となっているので、この明細書では極小点という)は10〜1HZの周波数で現れ、低周波側での実軸との交点は認められない。 他方、第8図に示す,鉄筋に腐食のある場合、10KHZ〜1HZにかけて単調に減少し、100〜1HZの範囲で極小値を取り、それ以後、の低周波側では単調に増加し5mHZを境に再び減少している。そして、この場合、交流インピーダンス値は全般的にかなり小さく、その軌跡は虚数軸方向につぶれた半円状を呈している。
【0026】第8図から明らかなように、コンクリート中の鉄筋の腐食に関して、このようなコール−コールプロットにおける交流インピーダンス軌跡の形状を明確に把握するには、1mHZ以下の低周波数までの広い周波数範囲に渡って交流インピーダンスを測定することが必要であり、その測定に大幅に時間を要するものであることがわかる。
【0027】また、腐食を起こしている鉄筋の場合、鉄筋の腐食速度によっても影響されるが、一般に高周波側の極小点(以下、極小点Aといい,実軸との交点である)は概ね100〜1HZの周波数で現れ、低周波側の極小点(実軸との交点)は1mHZ以下の周波数で現われるものと推定され、半円状の交流インピーダンス軌跡のピーク点は100mHZ〜5mHZで現われると推定することができる。
【0028】そこで、コンクリート中の鉄筋の腐食についてのかかる交流インピーダンス軌跡の特徴を踏まえた上で、本案の第1の方法(以下、2点測定による方法という)では、高周波側極小点Aが現われると推測される100〜1HZの周波数の範囲内の1つの周波数と、半円状の交流インピーダンス軌跡のピーク値となる点(以下、ピーク点Bという)が現われると推測される100mHZ〜5mHZの周波数の範囲の1つの周波数とについて、それぞれ測定装置を用いて交流インピーダンス値を測定することとする(測定の詳細については後述する)。
【0029】このようにして得られた高周波側の極小点Aの交流インピーダンスの絶対値をZH,位相角をθH(θH≒0)とし、ピーク点Bの交流インピーダンスの絶対値をZL,位相角をθLとすれば、複素平面上でのこれらの点A,Bの座標は、A(ZH・cosθH,ZH・sinθH)
B(ZL・cosθL,ZL・sinθL)
となる。
【0030】これをそれぞれA(RH,0),B(RL,CL)とし、これらの2点を通る円(以下、仮想円という)の直径をRC´とすると、このRC´はこれらのA,Bの座標から、いわゆる三平方の定理により簡単に算出することができる(第1図)。 一方、分極抵抗は先に第10図で説明したように、理論的には半円形の交流インピーダンス軌跡の直径に該当するから、実際の交流インピーダンス軌跡においては、ピーク点Bの両側に位置する高周波側極小点Aと低周波側極小点A´との間の間隔が分極抵抗RCを表わすものと考えることができる。
【0031】そして、分極抵抗RCを表わす,高周波側極小点Aと低周波側極小点A´との間の間隔と、前記RC´との関係は、本願発明者らの研究によれば第2図のようであり、実験により多数のサンプルから求めると、RC=1.9RC´が良好に成立する。
【0032】したがって、前記A,Bの座標から、分極抵抗値RCが得られ、電気化学的な腐食速度の式Icorr=RT/mFSRC(A/cm2
=104RT/mFSRC(mm/y)
により、腐食速度を求めることができる。
【0033】なお、ここにIcorr:腐食速度R:ガス定数T:絶対温度F:ファラデー定数S:対象面積RC:分極抵抗m:比例定数である。
【0034】この2点測定による方法よりさらに簡便で,より迅速にコンクリート中の鉄筋の分極抵抗を求める方法(以下、1点測定による方法という)は、次のようである。
【0035】すなわち、この場合には、前記交流インピーダンス軌跡のピーク点となると推測される周波数の範囲(100〜5mHZ)中の1つの周波数で交流電圧Eを印加して、この時の鉄筋とセンサ間の電流応答から測定された印加交流電圧と応答交流電流Iとの比(Z=E/I)を絶対値とし、両者間の位相のずれθを偏角として交流インピーダンスを求める(第3図)。
【0036】この場合、Zsinθ=CLとなり、CLはその交流インピーダンス軌跡のピーク値の近似値となる。
【0037】また、かかる交流インピーダンス軌跡の分極抵抗RCと、前記CLとの関係は、本願発明者らの研究によれば第4図のようであり、実験により多数のサンプルから求めると、RC=4.0CLが良好に成立する。
【0038】したがって、このようにして得たCLをその交流インピーダンス軌跡のピーク値とみなせば、ピーク値の周波数に対応する1の交流インピーダンスのみを測定することによって、分極抵抗RCを算出することができる。
【0039】次に、本願方法の実施に用いるコンクリート中の鉄筋の交流インピーダンスの測定装置を説明する。
【0040】第5図において、1はコンクリート、2は鉄筋である。
【0041】3は、鉄筋2に結合させた端子、4は内部に固体電解質を有する対極、5は参照電極である。
【0042】6は、鉄筋2と対極4との間の電位を測定すると共に、種々の異なる周波数の交流電圧をそれらの間に印加するための交流電圧印加装置、7は印加交流電圧と応答交流電流の位相のずれ振幅比を求めるための周波数応答解析装置、8は一連の測定作業を自動的に行なうための制御用のコンピュータである。
【0043】このような測定装置を用いた交流インピーダンスの測定は次のように行なわれる。
【0044】すなわち、まず、コンクリート1の表面に対極4を配置するとともに、コンクリート1から露出した鉄筋2に端子3を接続し、コンクリート1の表面と鉄筋2との間での電位を測定する。
【0045】次に、コンクリート1中の鉄筋2の電位を、この電位に制御しつつ、交流電圧印加装置6から±10mV程度の電圧で所要の周波数の交流電圧を印加する。
【0046】これとともに、鉄筋2と対極4の間の電流応答を周波数応答解析装置7で解析し、交流インピーダンスの測定が行なわれ、これによって得られた交流インピーダンスの測定値はコンピュータ8に伝達され、このコンピュータ8で所要の演算が行なわれて分極抵抗や余寿命の推定が行なわれる。
【0047】本願発明者らは、前記のような測定原理に基づく腐食速度の測定値が実測値とどの程度一致しているか、また、測定時間がどのようであるかを確認するため、前記測定装置を用いて次のような確認試験を行なった。
【0048】この確認試験においては、第6図に示すサンプルSを作成し、35℃の3%Nacl溶液中で6時間毎の乾湿繰り返し腐食試験を1年間行なった後、前記のようにして交流インピーダンス測定を行なうとともに、コンクリートを破壊して鉄筋の腐食速度を実測した。
【0049】その結果は、表.1に示すとおりであり、同表中試料1〜6は本願発明の2点測定の場合を示し、試料7〜9は本願発明の1点測定の場合を示す。
【0050】また、同表中、試料10〜13は比較例の場合である。
【0051】
【表1】


【0052】試料1〜6に示した本願発明の2点測定の場合、得られた推定値は実測値との比でみると、誤差はほぼ50%以内となっており、十分な信頼性を有しており、その測定時間も3分以内である。
【0053】また、試料7〜9に示した本願発明の1点測定の場合、得られた推定値と実測値の比は、前記2点測定の場合とほぼ同様であり、十分な信頼性を有し、測定時間はさらに短縮されていることがわかる。
【0054】一方、比較例の試料10〜12の場合、本願発明の周波数範囲から外れているので、測定時間は短いが測定誤差がきわめて大きく信頼性に欠けるものとなっている。
【0055】また、比較例としての試料13は、従来と同様に全周波数にわたって測定を行なったものであり、測定値の信頼性は本願発明の場合と同様であるが、測定に長時間を要するものであることがわかる。
【0056】以上の比較から明らかなように、本願発明にかかる方法により得られる腐食速度の推定値は、十分な信頼性を有するものであるうえ、その測定時間が短く、鉄筋コンクリート構造物等の余寿命予測等の実用的用途に十分耐えるものである。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、測定すべき交流インピーダンスの測定作業を短時間に行えるうえ、測定点数も少ないので、測定を迅速にすることができるともに、良好な対応関係があるので、精度のよい分極抵抗を得ることができる。
【0058】したがって、余寿命の推定等の腐食診断が迅速かつ高品質となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本願発明による分極抵抗値の測定原理の説明図である。
【図2】図2はRCとRC´との関係を示すグラフである。
【図3】図3は本願発明による分極抵抗値の簡便な測定法の原理説明図である。
【図4】図4はRCとCLとの関係を示すグラフである。
【図5】図5は本願方法の実施に用いる測定装置の全体概略説明図である。
【図6】図6は本願方法の効果を確認するための実験に用いたサンプル説明図である。
【図7】図7はコールコールプロットによる交流インピーダンス軌跡であってコンクリート中で腐食のない鉄筋についての具体例である。
【図8】図8はコールコールプロットによる交流インピーダンス軌跡であってコンクリート中で腐食の生じた鉄筋についての具体例である。
【図9】図9は腐食反応を生じている電極系の電気等価回路である。
【図10】図10はコールコールプロットの説明図である。
【符号の説明】
A 高周波側極小点
A´ 低周波側極小点
B ピーク点
RC 分極抵抗
RC´ 仮想円の直径
1 コンクリート
2 鉄筋

【特許請求の範囲】
【請求項1】 コンクリート中の鉄筋等についてコールコールプロットで表示した交流インピーダンス軌跡において、虚数部がピーク値となるピーク点と,このピーク点より高周波側で虚数部が極小値となる高周波側極小点との2点を通過する仮想円の直径と、前記交流インピーダンス軌跡において前記ピーク点の高周波側および低周波側の両側の極小点間の間隔との対応データを予め用意し、コンクリート中の鉄筋等についてコールコールプロットで表示した交流インピーダンス軌跡において、交流インピーダンスの虚数部がピーク値となると推測される周波数範囲内の1つの周波数と、この周波数より高い周波数で交流インピーダンスが極小値となると推測される周波数範囲内の1つの周波数とで、それぞれ交流インピーダンスを測定して、前記仮想円の直径を算出し、その仮想円の直径の算出値から前記対応データを参照することによって、交流インピーダンス軌跡における前記ピーク点の両側の極小点間隔を求めて分極抵抗を推定することを特徴とするコンクリート中の鉄筋等の腐食診断方法。
【請求項2】 コンクリート中の鉄筋等についてコールコールプロットで表示した交流インピーダンス軌跡における虚数部のピーク値と、前記交流インピーダンス軌跡において前記ピーク点の高周波側および低周波側の両側の極小点間の間隔との対応データを予め用意し、コンクリート中の鉄筋等についてコールコールプロットで表示した交流インピーダンス軌跡において、交流インピーダンスの虚数部がピーク値となると推測される周波数範囲内の1つの周波数で、交流インピーダンスを測定し、その交流インピーダンスの虚数部の値をピーク値とみなして、その値について前記対応データを参照して、前記交流インピーダンス軌跡における前記ピーク点の両側の極小点間隔を求めて分極抵抗を推定することを特徴とするコンクリート中の鉄筋等の腐食診断方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図9】
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【図10】
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【図8】
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