説明

コンテンツリスト表示装置、コンテンツリスト表示方法、コンテンツ情報提供装置、及びコンテンツ情報提供方法

【課題】リスト表示を共通化し操作性を向上することができるコンテンツリスト表示装置を提供することである。
【解決手段】コンテンツリスト表示装置は、送信手段と、受信手段と、表示手段とを備える。送信手段は、ネットワークを介して、コンテンツ情報の返却形式を指定したコンテンツ情報取得リクエストを送信する。受信手段は、ネットワークを介して、前記コンテンツ情報取得リクエストに応じて返信されるコンテンツ情報を受信する。表示手段は、前記コンテンツ情報に基づきコンテンツをリスト表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、コンテンツリスト表示装置、コンテンツリスト表示方法、コンテンツ情報提供装置、及びコンテンツ情報提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、放送番組等のコンテンツを受信し、受信コンテンツを記録することが可能な記録再生装置が多く普及している。例えば、記録再生装置は、記録した多数のコンテンツをリスト表示することができる。
【0003】
ユーザーは、記録再生装置に表示された記録コンテンツのリストの中から、所望コンテンツを選択し、選択した所望コンテンツの再生を指定すると、記録再生装置は、選択された所望コンテンツを再生する。
【0004】
また、近年では、一方の記録再生装置が、ネットワークを介して、他方の記録再生装置により管理されたコンテンツ(他方の記録再生装置により記録されたコンテンツ)を再生する技術も提案されている。これにより、ユーザーは、一方の記録再生装置を使用して、他方の記録再生装置により管理されたコンテンツを視聴することができ、便利である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−16881号公報
【特許文献2】特開2004−320752号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一方の記録再生装置が、ネットワークを介して、他方の記録再生装置により管理されたコンテンツを再生するにあたり、例えば、一方の記録再生装置が、他方の記録再生装置により管理されているコンテンツをリスト表示する。
【0007】
このとき、一方の記録再生装置によるリスト表示の形式と、他方の記録再生装置によるリスト表示の形式とが大きく異なると、直感的にリストの構成や内容を理解し難いため、この点についての改善が要望されている。
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、機器毎に異なるコンテンツリスト表示を改善することができるコンテンツリスト表示装置、コンテンツリスト表示方法、コンテンツ情報提供装置、及びコンテンツ情報提供方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
実施形態によれば、コンテンツリスト表示装置は、送信手段と、受信手段と、表示手段とを備える。送信手段は、ネットワークを介して、コンテンツ情報の返却形式を指定したコンテンツ情報取得リクエストを送信する。受信手段は、ネットワークを介して、前記コンテンツ情報取得リクエストに応じて返信されるコンテンツ情報を受信する。表示手段は、前記コンテンツ情報に基づきコンテンツをリスト表示する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施形態に係るコンテンツ処理システム(ネットワークコンテンツ分類表示システム)の一例を示す図である。
【図2】実施形態に係るコンテンツの分類表示の一例を示すフローチャートである。
【図3】実施形態に係るコンテンツ保存フォルダ構造の一例を示す図である。
【図4】実施形態に係る分類表示画面の一例を示す図である。
【図5】実施形態に係るベンダー独自UPnPアクションリクエストの一例を示す図である。
【図6】実施形態に係るコンテンツ保存フォルダ構造の変更の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1は、コンテンツ処理システム(ネットワークコンテンツ分類表示システム)の一例を示す図である。図1に示すように、コンテンツ処理システムは、例えば、記録装置1(コンテンツリスト再生装置)及び記録装置2を備え、記録装置1と記録装置2とは、ネットワーク(ホームネットワーク)3等で接続されている。なお、記録装置2は、記録装置1側からネットワークに接続された外部装置として認識され、記録装置1は、記録装置2側からネットワークに接続された外部装置として認識される。
【0012】
なお、記録装置1は、少なくとも、ネットワークを介した通信機能、外部装置により管理(記録)された放送番組等のコンテンツのリストを再生するコンテンツリスト再生機能、外部装置により管理(記録)されたコンテンツを再生するコンテンツ再生機能を備え、さらに、アンテナを介してコンテンツを受信したり、ネットワークを介してコンテンツを受信したり、受信したコンテンツを記録する各種の機能を備えていてもよい。
【0013】
また、記録装置2は、放送番組等のコンテンツを記録する記録機能を必須構成として備えている必要はなく、少なくとも、ネットワークを介した通信機能、及び外部記憶装置等に記憶されたコンテンツを管理する機能を備え、記録装置2は、外部記憶装置等に記憶されたコンテンツを読み出し、ネットワーク経由で外部機器(例えば上記記録装置1)へ読み出したコンテンツのデータを送信することができるものとする。勿論、記録装置2が、アンテナを介してコンテンツを受信したり、ネットワークを介してコンテンツを受信したり、受信したコンテンツを記録したり、受信したコンテンツを編集したりする各種の機能を備えていてもよい。
【0014】
上記記録装置1は、例えばTV等の視聴機器であり、また、上記記録装置2は、ハードディスクレコーダ等の録画機器である。或いは、上記記録装置1と上記記録装置2は、同じ構成であってもよい。
【0015】
図1に示すように、記録装置1は、チューナー部11、信号処理部12、映像・音声出力部13、ネットワークI/F部14、制御部15、ストレージ部16、入力部17を備え、各部はバスで接続されている。制御部15は、共通表示情報取得部151、コンテンツ情報取得部152、記録番組情報管理部153を備える。
【0016】
例えば、ユーザーの操作に基づき、制御部15は、アンテナなどから受信したデジタル放送番組をチューナー部11で選局し、信号処理部12、映像・音声出力部13で適切に処理した後、スピーカー、表示装置で放送番組を再生する。
【0017】
また、図1に示すように、記録装置2は、チューナー部21、信号処理部22、映像・音声出力部23、ネットワークI/F部24、制御部25、ストレージ部26、入力部27を備え、各部はバスで接続されている。制御部25は、共通表示情報提供部251、コンテンツ情報提供部252、記録番組情報管理部253を備える。
【0018】
例えば、ユーザーの操作に基づき、制御部25は、アンテナなどから受信したデジタル放送番組をチューナー部21で選局し、信号処理部22で処理した後、ストレージ部26に記録する。
【0019】
次に、再生装置1の機能的構成について説明する。再生装置1の制御部15は、CPU、ROM、RAM等により構成され、CPUがROMに記録されたプログラムをRAMに展開して実行することにより、図1に示すように、共通表示情報取得部151、コンテンツ情報取得部152、記録番組情報管理部153として機能する。
【0020】
また、同様に、記録装置2の制御部25も、CPU、ROM、RAM等により構成され、CPUがROMに記録されたプログラムをRAMに展開して実行することにより、図1に示すように、共通表示情報提供部251、コンテンツ情報提供部252、記録番組情報管理部253として機能する。
【0021】
例えば、記録装置1は、複数のコンテンツを記録することができ、記録された複数のコンテンツを図3に示すようなコンテンツ保存フォルダ構造にて管理することができる。例えば、ストレージ部16が複数のUSB HDDを含む場合、図3に示すように、記録装置1は、rootフォルダの直下に、複数のUSB HDDに対応した複数のフォルダを配置して管理する。また、記録装置1は、各USB HDDに記録された各記録コンテンツを、各USB HDDに対応した各フォルダで管理する。なお、フォルダ構造についてはこれに限定されるものではない。また、図3に示す各USB HDDに対応する各フォルダのうちの1フォルダをユーザーが選択した際には、記録装置1は、図4に示すような分類形式でコンテンツリストを表示する。記録装置1は、録画予約設定時又は記録時に適切にメタデータを取得し設定することで、大分類については、未視聴、曜日別、ジャンル別、連ドラ別、毎カテゴリ別に分類してコンテンツリストを表示することができ、さらにジャンルの小分類については、スポーツ、ワイドショー、ドラマなどに分類して表示することができる。なお、分類の方法についてはこれだけに限定されるものではない。また、本実施形態では、記録装置1が、複数のUSB HDDを内蔵するケースについて記述したが、記録装置1が、1以上の記録機器(例えばUSB HDD)と外部接続し、この外部接続された記録機器にコンテンツを記録することもできる。この場合も記録装置1は、外部接続された記録機器に記録されたコンテンツを図4に示すように分類表示することができる。
【0022】
記録装置2により記録されたコンテンツのリストを、記録装置1が出力する処理について説明する。記録装置1は、ネットワーク経由で、記録装置2を発見する。この発見処理については、例えば記録装置1と記録装置2のそれぞれにUPnP(Universal Plug and Play)コントロールポイント、UPnPデバイスの機能を組み込むことで、UPnPのDiscoveryのフェーズで発見する。
【0023】
このフェーズにおいて、記録装置1は、記録装置2から、記録装置2の機器情報を取得する。例えば先のUPnPを実装した場合には、記録装置1(ネットワークI/F部14、通表示情報提供部151等)は、機器情報や提供するサービス情報を列挙したDevice Descriptionをダウンロードすることで、機器情報等を取得する。記録装置2の共通表示情報提供部251は、例えば図4に示すように、前記機器情報に共通表示に関する情報を記載する。つまり、前記機器情報に、共通表示のバージョンに関する情報、共通表示情報提供可否情報などを記載する。なお、共通表示に関する情報の記載は、これに限定されるものではない。記録装置1の制御部15は、前記機器情報に記載された共通表示の可否を記録装置2の機器情報と結び付けて管理する。
【0024】
例えば、ユーザーが、リモートコントローラ等を介して、記録装置2により管理されているコンテンツのリスト表示を要求すると、記録装置1の入力部17は、この要求を制御部15に対して入力する。これに対応して、制御部15は、記録装置2により管理されているコンテンツのリスト表示を実行する。例えば、記録装置1(ネットワークI/F部14、制御部15、コンテンツ情報取得部152)は、記録装置2が共通表示をサポートしている場合には、ネットワーク3経由で、記録装置2に対して、コンテンツ情報の返却形式を指定したコンテンツ情報取得リクエストを送信する。
【0025】
コンテンツ情報の返却形式を指定したコンテンツ情報取得リクエストは、例えば返却形式指定用の引数を設定可能なUPnPで定義されているベンダー独自のUPnPアクションや、ベンダー独自のUPnPアクション名が返却形式指定の情報を含むケースなどが考えられるが、これに限定されるものではない。図5は、ベンダー独自UPnPアクションリクエストの一例を示す図である。ここでリクエストについては、返却形式指定用の引数としてFormatエレメントを用い、その値として1.00を設定している。また、コンテンツリスト取得対象のフォルダの指定にObjectIDを設定している。
【0026】
記録装置2(ネットワークI/F部24)は、ネットワーク3経由で、記録装置1からのコンテンツ情報取得リクエストを受信する。さらに、記録装置2(ネットワークI/F部24、制御部25、コンテンツ情報提供部252)は、ネットワーク3経由で、コンテンツ情報取得リクエスト(つまり記録装置1からの返却形式指定用引数)に応じたコンテンツリスト情報を返信する。
【0027】
返却形式指定用引数に応じたコンテンツリスト情報とは、返却するメタデータの種類、値に関する記録装置1の指定形式への変換だけではなく、例えば図6に示すような記録装置2における仮想的なコンテンツ保存フォルダ構造の変更にも及ぶ。図6の例では、動画、静止画、音楽別に分類された形で各フォルダに格納されていたのをrootフォルダ直下に全てのコンテンツが保存されているような構造に変換している。記録装置2は、このような変換処理を実施した上で応答を返却する。このため、記録装置2における通常のコンテンツ情報リクエスト、例えばUPnPのBrowseアクションに比べ、より少ないステップ数でのコンテンツ提示、またコンテンツ分類表示が可能となる。また、それ以外にも例えばrootフォルダ直下に記録装置2の各ユーザーに対応したフォルダがあり、各フォルダに各ユーザーが記録したコンテンツが格納されている構造に変換されるようにすることで、ユーザー別のコンテンツにアクセスすることを容易にするような例も考えられる。
【0028】
次に、図2を参照して、記録装置1によるコンテンツの分類表示の手順の一例について説明する。つまり、記録装置1が、記録装置2により管理されたコンテンツを分類表示する手順の一例について説明する。図2は、記録装置1によるコンテンツの分類表示の手順の一例を示すフローチャートである。
【0029】
例えば、ユーザーは、リモートコントローラ等を介して、ネットワーク接続された機器のリスト表示を要求すると、記録装置1の入力部17は、この要求を制御部15に対して入力する。これに対応して、記録装置1(映像・音声出力部13、ネットワークI/F部14、制御部15等)は、ネットワーク3経由で、ネットワーク接続された機器(例えば記録装置2)を検出し、は、検出された機器をリスト表示する。
【0030】
さらに、ユーザーが、リモートコントローラ等を介して、検出された機器のリスト表示の中から、例えば記録装置2を選択すると(ST1)、記録装置1の入力部17は、記録装置2の選択を制御部15に対して入力する。これに対応して、記録装置1(映像・音声出力部13、ネットワークI/F部14、制御部15等)は、記録装置2により管理されているコンテンツのリスト表示を実行する。例えば、記録装置1(ネットワークI/F部14、制御部15、共通表示情報取得部151等)が、ネットワーク3経由で、記録装置2から共通表示情報を取得している場合には、記録装置2が共通表示をサポートしていると判定し(ST2、YES)、ネットワーク3経由で、記録装置2に対して、コンテンツ情報の返却形式を指定したコンテンツ情報取得リクエストを送信する(ST3)。言い換えれば、記録装置1は、ネットワーク3経由で、記録装置2に対して、コンテンツリストの所定表示形式に対応するためのコンテンツ情報取得リクエストを送信する。
【0031】
記録装置2(ネットワークI/F部24)は、ネットワーク3経由で、記録装置1からのコンテンツ情報取得リクエストを受信する。さらに、記録装置2(ネットワークI/F部24、制御部25、コンテンツ情報提供部252)は、ネットワーク3経由で、コンテンツ情報取得リクエスト(つまり記録装置1からの返却形式指定用引数)に応じたコンテンツリスト情報を返信する。
【0032】
記録装置1(ネットワークI/F部14、制御部15、コンテンツ情報取得部152等)は、ネットワーク3経由で、記録装置2からの、コンテンツ情報取得リクエスト(つまり記録装置1からの返却形式指定用引数)に応じたコンテンツリスト情報を受信する(ST4)。記録装置1(映像・音声出力部13、制御部15、記録番組情報管理部153等)は、コンテンツリスト情報に基づき、記録装置2により管理されているコンテンツをリスト表示(分類表示)する(ST5)。
【0033】
つまり、記録装置1は、ストレージ部16に記憶されたコンテンツを所定表示形式でリスト表示することもできるし、同様に、コンテンツリスト情報に基づき、記録装置2のストレージ部26に記憶されたコンテンツを所定表示形式でリスト表示することもできる。即ち、記録装置1は、自機で管理(記録)されたコンテンツと、他機で管理(記録)されたコンテンツとを同一の表示形式でリスト表示することができる。
【0034】
これにより、ユーザーは、リモートコントローラ等を介して、ストレージ部16に記憶されたコンテンツに関する所定表示形式のリスト表示から第1のコンテンツを選択すると、入力部17は、この第1のコンテンツの選択を制御部15に通知し、記録番組情報管理部153が、ストレージ部16に記憶された第1のコンテンツの再生を指示し、これに対応して、映像・音声出力部13が、ストレージ部16に記憶された第1のコンテンツを再生する。
【0035】
また、ユーザーは、リモートコントローラ等を介して、記録装置2のストレージ部26に記憶されたコンテンツに関する所定表示形式のリスト表示から第2のコンテンツを選択すると、入力部17は、この第2のコンテンツの選択を制御部15に通知し、ネットワークI/F部14が、ネットワーク3経由で、記録装置2のストレージ部26に記憶された第2のコンテンツを取得し、映像・音声出力部13が、取得した第2のコンテンツを再生する。
【0036】
以上により、ユーザーは、ストレージ部16に記憶されたコンテンツ、及び記録装置2のストレージ部26に記憶されたコンテンツを同様のリスト上で確認することができるので、コンテンツを選択し易い。
【0037】
また、記録装置1(ネットワークI/F部14、制御部15、共通表示情報取得部151等)が、ネットワーク3経由で、記録装置2から共通表示情報を取得していない場合(共通表示情報を取得できなかった場合)には、記録装置2が共通表示をサポートしていない判定し(ST2、NO)、ネットワーク3経由で、記録装置2に対して、通常のコンテンツ情報取得リクエスト(コンテンツ情報の返却形式を指定しないコンテンツ情報取得リクエスト)を送信する(ST6)。
【0038】
記録装置2(ネットワークI/F部24)は、ネットワーク3経由で、記録装置1からの通常のコンテンツ情報取得リクエストを受信する。さらに、記録装置2(ネットワークI/F部24、制御部25、コンテンツ情報提供部252)は、ネットワーク3経由で、通常のコンテンツ情報取得リクエスト(コンテンツ情報の返却形式を指定しないコンテンツ情報取得リクエスト)に基づき、通常のコンテンツリスト情報を返信する。
【0039】
記録装置1(ネットワークI/F部14、制御部15、コンテンツ情報取得部152等)は、ネットワーク3経由で、記録装置2からの、通常のコンテンツ情報取得リクエストに応じた通常のコンテンツリスト情報(上記したような記録装置1からの返却形式指定用引数に対応しないコンテンツリスト情報)を受信する(ST7)。記録装置1(映像・音声出力部13、制御部15、記録番組情報管理部153等)は、通常のコンテンツリスト情報に基づき、記録装置2により管理されているコンテンツをリスト表示する(ST8)。
【0040】
以上により、本実施形態によれば、記録装置1は、記録装置1で管理(記録)したコンテンツのリスト表示と同様に、ネットワーク経由でアクセスした記録装置2により管理(記録)されたコンテンツをリスト表示することができる。つまり、記録装置1は、記録装置1で管理(記録)したコンテンツの分類表示と同様に、ネットワーク経由でアクセスした記録装置2により管理(記録)されたコンテンツを分類表示することができる。これにより、操作性が向上する。
【0041】
以下、本実施形態についてまとめる。ホームネットワーク技術の進展に伴い、記録装置1は、ネットワーク経由で、記録装置2で記録した放送番組等のコンテンツを再生することができる。さらに、記録装置1は、ネットワーク経由で、記録装置2で記録されたコンテンツのリスト表示画面と、記録装置1で記録されたコンテンツのリスト表示画面を共通化することができる。共通化のために、記録装置2は、共通表示のバージョンに関する情報、共通表示情報提供可否情報などを公開する。記録装置1は、記録装置2により公開された情報を取得し、共通表示の可否を判定する。記録装置1が、記録装置2から、共通表示のための情報を取得することができる場合には、共通表示に対応するためのコンテンツ情報を取得することにより、記録装置2で記録されたコンテンツのリスト表示画面と、記録装置1で記録されたコンテンツのリスト表示画面を共通化することができる。これにより、ユーザーは、共通化されたコンテンツのリスト表示画面を介して、違和感なくコンテンツを確認したり選択したりことができる。
【0042】
なお、本実施形態では、記録装置1が、ネットワーク経由で、記録装置2で記録されたコンテンツをリスト表示するケースについて説明したが、記録装置1が、ディスプレイを備えず、記録装置1に接続された外部ディスプレイが、記録装置2で記録されたコンテンツをリスト表示するケースも含む。この場合、記録装置1は、外部ディスプレイに対して、記録装置2で記録されたコンテンツをリスト表示するための表示データを出力することとなる。このようなケースに該当する記録装置1として、例えば、レコーダが挙げられる。
【0043】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0044】
1…再生装置、11…チューナー部、12…信号処理部、13…映像・音声出力部、14…ネットワークI/F部、15…制御部、17…入力部、151…共通表示情報取得部、152…コンテンツ情報取得部、153…記録番組情報管理部、2…記録装置、21…チューナー部、22…信号処理部、23…映像・音声出力部、24…ネットワークI/F部、25…制御部、26…ストレージ部、27…入力部、251…共通表示情報提供部、252…コンテンツ情報提供部、253…記録番組情報管理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して、コンテンツ情報の返却形式を指定したコンテンツ情報取得リクエストを送信する送信手段と、
ネットワークを介して、前記コンテンツ情報取得リクエストに応じて返信されるコンテンツ情報を受信する受信手段と、
前記コンテンツ情報に基づきコンテンツをリスト表示する表示手段と、
を備えたコンテンツリスト表示装置。
【請求項2】
前記送信手段は、ネットワークを介して、コンテンツリストの所定表示形式に対応するための前記コンテンツ情報取得リクエストを送信し、
前記表示手段は、第1のコンテンツ記憶部に記憶されたコンテンツを前記所定表示形式でリスト表示し、また、前記コンテンツ情報に基づき、前記ネットワークを介して接続されたコンテンツ管理装置の第2のコンテンツ記憶部に記憶されたコンテンツを前記所定表示形式でリスト表示する請求項1記載のコンテンツリスト表示装置。
【請求項3】
前記第1のコンテンツ記憶部に記憶されたコンテンツに関する前記所定表示形式のリスト表示から第1のコンテンツを選択し、又は前記第2のコンテンツ記憶部に記憶されたコンテンツに関する前記所定表示形式の第2のリスト表示から第2のコンテンツを選択する選択手段と、
前記第1のコンテンツ又は前記第2のコンテンツを再生する再生手段と、
を備えた請求項2記載のコンテンツリスト表示装置。
【請求項4】
ネットワークを介して、コンテンツ情報の返却形式を指定したコンテンツ情報取得リクエストを受信する受信手段と、
ネットワークを介して、前記コンテンツ情報取得リクエストに対応したコンテンツ情報を送信する送信手段と、
を備えたコンテンツ情報提供装置。
【請求項5】
ネットワークを介して、コンテンツ情報の返却形式を指定したコンテンツ情報取得リクエストを送信し、
ネットワークを介して、前記コンテンツ情報取得リクエストに応じて返信されるコンテンツ情報を受信し、
前記コンテンツ情報に基づきコンテンツをリスト表示するコンテンツリスト表示方法。
【請求項6】
ネットワークを介して、コンテンツ情報の返却形式を指定したコンテンツ情報取得リクエストを受信し、
ネットワークを介して、前記コンテンツ情報取得リクエストに対応したコンテンツ情報を送信するコンテンツ情報提供方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−51611(P2013−51611A)
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−189427(P2011−189427)
【出願日】平成23年8月31日(2011.8.31)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】