説明

コンテンツ提供装置、コンテンツ提供プログラムおよびコンテンツ提供方法

【課題】ユーザにとって関心が高いコンテンツを提示する。
【解決手段】選択入力受付手段1aは、ユーザによるコンテンツの選択の入力を受け付ける。検索手段1bは、ユーザに対して提供可能な複数種類のコンテンツから、メタデータ記憶手段1dに記憶されている選択入力受付手段1aによって受け付けられたユーザが選択したコンテンツのメタデータに基づいて、ユーザに提示するコンテンツを他の種類のコンテンツも検索対象に含めて検索する。表示情報出力手段1cは、検索手段1bにより検索されたコンテンツを表示する表示情報を出力する。メタデータ記憶手段1dは、複数種類のコンテンツについて、各コンテンツのメタデータを記憶する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ提供装置、コンテンツ提供プログラムおよびコンテンツ提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、テレビ番組のメタデータを取得し、メタデータの属性に基づいて、ユーザの嗜好情報を生成し、嗜好情報に基づいて推薦すべきメタデータを検索し、嗜好情報を構成する属性をユーザに提示する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−355340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、例えば、テレビ番組の推薦にテレビ番組から得たメタデータを使用する等、同一の種類のコンテンツのみに基づいた分析でコンテンツを推薦する場合、ユーザの嗜好の分析対象として得られるデータ数が少ないことから、分析の精度が低くなる可能性があるという問題点がある。また、メタデータの情報量を増やすには過去に遡ることしか利用できず、過去の視聴結果に大きく依存するようになることから分析結果がリアルタイム性に欠け、ユーザの嗜好の変化や、流行の変化、供給者から供給されるコンテンツの変化に迅速に対応することができない場合があるという問題点がある。
【0005】
本件はこのような点に鑑みてなされたものであり、ユーザの関心が高いコンテンツをより適切に提示するコンテンツ提供装置、コンテンツ提供プログラムおよびコンテンツ提供方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示のコンテンツ提供装置は、複数種類のコンテンツについて、各前記コンテンツのメタデータを記憶するメタデータ記憶手段と、ユーザによる前記コンテンツの選択の入力を受け付ける選択入力受付手段と、前記ユーザに対して提供可能な複数種類の前記コンテンツから、前記メタデータ記憶手段に記憶されている前記選択入力受付手段によって受け付けられた前記ユーザが選択した前記コンテンツの前記メタデータに基づいて、前記ユーザに提示する前記コンテンツを他の種類の前記コンテンツも検索対象に含めて検索する検索手段と、前記検索手段により検索された前記コンテンツを表示する表示情報を出力する表示情報出力手段と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
開示のコンテンツ提供装置、コンテンツ提供プログラムおよびコンテンツ提供方法によれば、ユーザにとって関心が高いコンテンツを提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】第1の実施の形態を示す図である。
【図2】第2の実施の形態の情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。
【図3】第2の実施の形態の情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図4】第2の実施の形態のニュースメタデータテーブルの構成例を示す図である。
【図5】第2の実施の形態のテレビ番組メタデータテーブルの構成例を示す図である。
【図6】第2の実施の形態の録画番組メタデータテーブルの構成例を示す図である。
【図7】第2の実施の形態の録画番組メタデータ生成処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施の形態の画像メタデータ生成処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】第2の実施の形態の音楽メタデータ生成処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】第2の実施の形態のニュースメタデータ生成処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】第2の実施の形態のテレビ番組メタデータ生成処理の手順を示すフローチャートである。
【図12】第2の実施の形態のコンテンツ検索処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】第2の実施の形態のコンテンツ選択画面を示す図である。
【図14】第3の実施の形態の情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図15】第3の実施の形態のコンテンツ検索処理の手順を示すフローチャートである。
【図16】第3の実施の形態のコンテンツ検索処理の手順を示すフローチャートである。
【図17】第3の実施の形態の嗜好メタデータ生成処理の手順を示すフローチャートである。
【図18】第3の実施の形態のコンテンツ選択画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態を示す図である。図1に示すコンテンツ提供装置1は、ユーザに対して関心が高いコンテンツを提示する。コンテンツ提供装置1は、選択入力受付手段1a、検索手段1b、表示情報出力手段1c、メタデータ記憶手段1dを有する。
【0010】
選択入力受付手段1aは、ユーザによるコンテンツの選択の入力を受け付ける。コンテンツ提供装置1では、この選択入力受付手段1aを用いてユーザによって選択されたコンテンツは、ユーザにとって関心があるとみなして、選択されたコンテンツに関連するコンテンツを、関心が高いコンテンツとして抽出する。
【0011】
検索手段1bは、ユーザに対して提供可能な複数種類のコンテンツから、メタデータ記憶手段1dに記憶されている選択入力受付手段1aによって受け付けられたユーザが選択したコンテンツのメタデータに基づいて、ユーザに提示するコンテンツを他の種類のコンテンツも検索対象に含めて検索する。
【0012】
表示情報出力手段1cは、検索手段1bにより検索されたコンテンツを表示する表示情報を出力する。この表示情報は、図示しない表示装置等により、ユーザに対して提示される。ユーザは、この提示された表示情報により推薦されたコンテンツを参考にして、コンテンツを視聴することができる。
【0013】
メタデータ記憶手段1dは、複数種類のコンテンツについて、各コンテンツのメタデータを記憶する。ここで、メタデータは、例えば、各コンテンツの内容に関連する文字情報から生成されるデータである。
【0014】
これによって、異なるコンテンツ間においても、コンテンツユーザが選択したコンテンツのメタデータに基づいて、ユーザにとって関心が高いコンテンツを提示することができる。
【0015】
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。
図2は、第2の実施の形態の情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。図2に示す情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス109を介してRAM(Random Access Memory)102、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入出力インタフェース105、通信インタフェース106、CD(Compact Disc)/DVD(Digital Versatile Disc)ドライブ107、テレビ受信部108が接続されている。
【0016】
RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションソフトのプログラム(アプリケーションプログラム)の少なくとも一部が一時的に記憶される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが記憶される。HDD103には、OSやアプリケーションプログラムが記憶される。
【0017】
グラフィック処理装置104には、モニタ11が接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ11の画面に表示させる。
入出力インタフェース105には、キーボード12、マウス13、スピーカ14、デジタルカメラ15が接続されている。入出力インタフェース105は、キーボード12やマウス13から送られてくる信号を、バス109を介してCPU101に送信すると共に、バス109を介してCPU101の制御に基づく音声信号をスピーカ14に出力する。また、入出力インタフェース105は、デジタルカメラ15とCPU101との間で受け渡しが行われる画像データや画像に関する付加情報を、バス109を介して送受信する。
【0018】
通信インタフェース106は、インターネット30、図示しないLAN(Local Area Network)や図示しないケーブルテレビ等の通信回線に接続可能である。通信インタフェース106は、通信回線を介して、他のコンピュータ(図示省略)やネットワークドライブ(図示良略)等の外部機器との間でデータの送受信を行うことができる。また、通信インタフェース106により、通信回線を通じて配信されるニュースや番組コンテンツデータが取得される。また、通信インタフェース106により、通信回線を通じてWebに掲載されるニュースや音楽データが取得される。
【0019】
CD/DVDドライブ107は、CDやDVD等の光磁気ディスクにアクセスしてコンテンツを提供するコンテンツデータやコンテンツに関する付加情報を読み書きする装置である。
【0020】
テレビ受信部108は、チューナ、復調器等を有し、接続されているアンテナ20で受信した放送電波を取り込むことによりテレビ番組の各チャンネルのコンテンツを示す情報を取得する。
【0021】
なお、本実施の形態の情報処理装置100では、パーソナルコンピュータについて説明したが、情報処理装置100は一例であり、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)を初めとする移動通信用端末装置、情報処理システムの端末装置、コンテンツ記録再生装置等のように、各種のコンテンツを視聴可能な装置に適用することができる。
【0022】
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。
図3は、第2の実施の形態の情報処理装置の構成を示すブロック図である。図3に示す情報処理装置100は、選択入力受付部111、検索部112、表示情報出力部113、メタデータ生成部121、コンテンツ取得部131、コンテンツ提供部132、メタデータ記憶部150、コンテンツ情報記憶部170を有する。また、表示情報出力部113には、モニタ11が接続されている。また、コンテンツ取得部131には、デジタルカメラ15、アンテナ20、インターネット30が接続されている。また、コンテンツ提供部132には、モニタ11、スピーカ14が接続されている。
【0023】
選択入力受付部111は、ユーザによるコンテンツの選択の入力を受け付ける。ユーザは、選択するコンテンツを入力する場合に選択入力受付部111として、例えば、キーボード12(図2において前述)、マウス13(図2において前述)、押しボタン(図示省略)、タッチパネル(図示省略)等を用いることができる。
【0024】
また、ユーザは、選択入力受付部111をさらに操作して、選択しているコンテンツについて提供を受けるため操作を行うことにより、コンテンツ提供部132によりコンテンツの提供を受け、モニタ11、スピーカ14を介してコンテンツを視聴することができる。
【0025】
検索部112は、ユーザに対して提供可能な複数種類のコンテンツから、メタデータ記憶部150に記憶されている選択入力受付部111によって受け付けられたユーザが選択したコンテンツのメタデータに基づいて、ユーザに提示するコンテンツを他の種類のコンテンツも検索対象に含めて検索する。
【0026】
表示情報出力部113は、検索部112により検索されたコンテンツを表示する表示情報を出力する。この表示情報は、モニタ11等により、ユーザに対して提示される。ユーザは、この提示された表示情報により推薦されたコンテンツを参考にして、コンテンツを視聴することができる。ユーザは、表示情報出力部113によりモニタ11に表示されたコンテンツの一覧表示を参照して、関心があるコンテンツを選択する。
【0027】
表示情報出力部113は、コンテンツ情報記憶部170に記憶されている選択入力受付部111によって受け付けられたユーザが選択したコンテンツについて、付加情報等のコンテンツの詳細を表示する付加表示情報を含む表示情報を出力する。これにより、ユーザによって選択されたコンテンツについて、コンテンツの詳細が表示される。
【0028】
このように、表示情報出力部113により、ユーザはモニタに表示されたコンテンツの一覧表示に関心があるコンテンツがある場合、そのコンテンツの詳細を確認するために選択入力受付部111を操作してそのコンテンツを選択する。この選択を受け付けることにより、本実施の形態は、ユーザが関心を持っているコンテンツを特定することができる。
【0029】
表示情報出力部113は、ユーザに対して提供可能なコンテンツを一覧表示すると共に検索手段により検索されたコンテンツを強調表示する表示情報を出力する。このように本実施の形態は、ユーザが関心を持っていると判定したコンテンツを強調表示してユーザに推薦することができる。
【0030】
メタデータ生成部121は、コンテンツデータやコンテンツに関する付加情報を取得し、取得したコンテンツデータや付加情報からコンテンツのメタデータを生成し、生成したメタデータをメタデータ記憶部150に記憶させる。
【0031】
ここで、メタデータ生成部121が、メタデータをコンテンツデータから生成する場合の例としては、ニュースコンテンツが有する本文のテキストデータから単語を抽出する場合、テレビ番組の映像に含まれているテロップ(TELOP:TELevision Opaque Projector)から文字認識により抽出したテキストデータに基づいてさらに単語を抽出する場合等がある。
【0032】
メタデータ生成部121は、テレビ番組等のコンテンツの動画や画像のコンテンツの(静止)画像を解析することにより、動画に含まれているテロップ、画像に含まれているキャプション等の文字情報から、文字抽出によりテキストデータを取得する。本実施の形態では、このようにして得られたテキストデータも、そのコンテンツのメタデータとして使用される。
【0033】
また、メタデータ生成部121が、メタデータをコンテンツの付加情報から生成する場合の例としては、ニュースコンテンツが有するタイトルのテキストデータから単語を抽出する場合、テレビ番組の電子番組ガイド(EPG:Electronic Program Guide)から取得したそのテレビ番組に関するテキストデータから単語を抽出する場合がある。
【0034】
コンテンツ取得部131は、ユーザに提供可能なコンテンツデータおよびコンテンツに関する付加情報を取得し、取得したコンテンツデータおよび付加情報をコンテンツ情報記憶部170に記憶させる。図2において前述した入出力インタフェース105、通信インタフェース106、CD/DVDドライブ107、テレビ受信部108は、コンテンツ取得部131として機能する。
【0035】
本実施の形態では、コンテンツとして、例えばデジタルテレビ放送、アナログテレビ放送、インターネット放送等のすなわち動画や音声が配信されるもの、インターネットのニュースサイトのようにテキストや画像のデータを有するもの、動画や音声のデータをコピーやダウンロードして取得するもの等、あらゆる形態のコンテンツを利用することができる。
【0036】
また、本実施の形態では、コンテンツを、アンテナ20を介する無線通信や、インターネット30等の通信回線を介する有線通信により受信してもよく、記録媒体から取得してもよい。
【0037】
また、本実施の形態では、コンテンツの放送は、アンテナ20を介して無線通信により受信してもよく、インターネット配信のようにインターネット30等の通信回線を介して有線通信により受信してもよい。また、本実施の形態では、Webページにアクセスして取得するコンテンツ、メールニュース配信のように電子メールで配信されるコンテンツ、CDやDVDのように記録媒体から取得するコンテンツ等、コンテンツをあらゆる取得方法で取得することができる。
【0038】
コンテンツ提供部132は、選択入力受付部111によって受け付けられたユーザが選択したコンテンツを提供する。コンテンツ提供部132は、コンテンツ情報記憶部170によって記憶されているコンテンツのデータを出力する。これにより、ユーザは、コンテンツ情報記憶部170に記憶されているコンテンツについて視聴することができる。
【0039】
このコンテンツ提供部132は、情報処理装置100に接続されたモニタ11やスピーカ14に、コンテンツの内容を信号として出力し、これらの装置を介してユーザに視聴させる。しかし、これに限らず、情報処理装置100が表示手段(図示省略)や音声出力手段(図示省略)を有するものとして、これらの手段によりコンテンツの内容を直接出力してユーザに視聴させてもよい。
【0040】
メタデータ記憶部150は、複数種類のコンテンツについて、メタデータ生成部121で生成された各コンテンツのメタデータを記憶する。ここで、メタデータは例えば、各コンテンツの内容に関連する文字情報から生成されるデータである。
【0041】
コンテンツ情報記憶部170は、コンテンツ取得部131によって取得されたコンテンツデータおよびコンテンツに関する付加情報を記憶する。コンテンツ情報記憶部170は、例えば、図2において前述したHDD103等の大容量記憶装置を有し、これにコンテンツデータや付加情報を記憶してもよい。また、コンテンツ情報記憶部170は、情報処理装置100に接続されたネットワークドライブ(図示省略)等の外部の記憶装置や図2において前述したCD/DVDドライブ107のようなリムーバブルディスク(Removable Disk)等のあらゆる種類の記憶装置に記憶してもよい。
【0042】
本実施の形態では、テロップ等のコンテンツデータや電子番組ガイド等の付加情報により得られた文字情報に基づいて「ユーザが選択したコンテンツに関連性のある別のコンテンツを表示」することにより、広い情報群(たとえばインターネット上のコンテンツデータやユーザが所有するローカルのコンテンツデータ)から、ユーザの関心が高いコンテンツに関連する情報を自動で検索し、表示することにより推薦する。これによりユーザが簡単に、関心が高いコンテンツに到達でき、利便性の向上を図るものである。
【0043】
また、ユーザの嗜好は、異なる種類のコンテンツの間においても共通する傾向が存在する場合も多いと考えられる。本実施の形態により、異なる種類のコンテンツにおいても嗜好情報に合致したコンテンツを提示することができる。
【0044】
また、ユーザがあるコンテンツを選んだ場合に、選んだコンテンツのメタデータに基づいて他のコンテンツの検索を可能にしてもよい。例えば、ユーザが、将来放送される予定の番組情報データ、インターネットのニュース情報、写真データの解析結果やExif(Exchangeable Image File Format)データ、音楽データのジャンル情報、歌詞情報等のコンテンツを選んだ場合に、選んだコンテンツのメタデータを用いて、動画から抽出したメタデータから検索を行い、検索の結果抽出された動画を推薦してもよい。このようにして、ユーザがある種類のコンテンツを選んでいる場合に嗜好情報に合致した他の種類のコンテンツについて検索を行って、ユーザに対して異なる種類の関連するコンテンツを推薦することができる。
【0045】
これにより、このような動画データからの類似・嗜好情報に沿った、他のコンテンツデータ検索、他コンテンツデータから動画データの検索が可能になり、今まで以上に利便性向上が図ることができる。
【0046】
次に、本実施の形態において用いられるテーブルについて説明する。
図4は、第2の実施の形態のニュースメタデータテーブルの構成例を示す図である。図4に示すニュースメタデータテーブル151は、メタデータ記憶部150(図3において前述)に記憶されており、情報処理装置100によって作成および管理されている。ニュースメタデータテーブル151は、情報処理装置100が有するコンテンツ提供機能において、ニュースのコンテンツを検索するためのメタデータであるニュースメタデータを記憶するテーブルである。
【0047】
ニュースメタデータテーブル151には、項目として“項番”、“タイトル”、“詳細情報”、“解析メタデータ”が設けられている。ニュースメタデータテーブル151において、各項目の横方向に並べられた情報同士がニュースメタデータとして互いに関連付けられている。
【0048】
本実施の形態の情報処理装置100では、インターネット30(図2において前述)を介してニュースを配信しているWebサイトから取得したニュースを自動的に取得し、ユーザの選択に基づいてニュースの本文を提供するものとする。
【0049】
項番は、ニュースメタデータを一意に特定するために割り当てられた符号である。
タイトルは、そのニュースのタイトルを示すテキストデータである。ここでは、タイトルとして、例えば、ニュースの見出しを用いることができる。
【0050】
詳細情報は、そのニュースの内容を示すテキストデータである。ここでは、ニュース本文のテキストデータを用いることができる。
解析メタデータは、タイトルや詳細情報等のテキストデータから単語を抽出することにより生成したメタデータである。本実施の形態では、このメタデータに基づいて各ニュースが検索される。
【0051】
図5は、第2の実施の形態のテレビ番組メタデータテーブルの構成例を示す図である。図5に示すテレビ番組メタデータテーブル152は、メタデータ記憶部150(図3において前述)に記憶されており、情報処理装置100によって作成および管理されている。テレビ番組メタデータテーブル152は、情報処理装置100が有するコンテンツ提供機能において、テレビ番組のコンテンツを検索するためのメタデータであるテレビ番組メタデータを記憶するテーブルである。
【0052】
テレビ番組メタデータテーブル152には、項目として“項番”、“タイトル”、“詳細情報”、“解析メタデータ”が設けられている。テレビ番組メタデータテーブル152において、各項目の横方向に並べられた情報同士がテレビ番組メタデータとして互いに関連付けられている。
【0053】
テレビ番組メタデータは、アンテナ20等から取得した電子番組ガイド等の、テレビ番組の付加情報から生成される。
本実施の形態の情報処理装置100では、アンテナ20(図2において前述)を介してテレビ番組を放送している放送局(図示省略)から発信されている電波を受信し、テレビ番組を自動的に取得し、電子番組ガイドを取得する。また、情報処理装置100は、ユーザによるコンテンツの選択に基づき、コンテンツに関連する放送予定のテレビ番組を電子番組ガイドから抽出してユーザに推薦するものとする。
【0054】
項番は、テレビ番組メタデータを一意に特定するために割り当てられた符号である。
タイトルは、そのテレビ番組のタイトルを示すテキストデータである。ここでは、タイトルとして、例えば、テレビ番組のタイトルを用いることができる。
【0055】
詳細情報は、そのテレビ番組の内容等を示すテキストデータである。ここでは、テレビ番組中のテロップを文字認識で抽出したテキストデータや文字放送のテキストデータ等を用いることができる。
【0056】
解析メタデータは、タイトルや詳細情報等のテキストデータから単語を抽出することにより生成したメタデータである。本実施の形態では、このメタデータに基づいて各テレビ番組が検索される。
【0057】
図6は、第2の実施の形態の録画番組メタデータテーブルの構成例を示す図である。図6に示す録画番組メタデータテーブル153は、メタデータ記憶部150(図3において前述)に記憶されており、情報処理装置100によって作成および管理されている。録画番組メタデータテーブル153は、情報処理装置100が有するコンテンツ提供機能において、録画番組のコンテンツを検索するためのメタデータである録画番組メタデータを記憶するテーブルである。
【0058】
録画番組メタデータテーブル153には、項目として“項番”、“タイトル”、“詳細情報”、“解析メタデータ”が設けられている。録画番組メタデータテーブル153において、各項目の横方向に並べられた情報同士が録画番組メタデータとして互いに関連付けられている。
【0059】
録画番組メタデータは、記録番組のコンテンツデータが示す映像中に含まれている文字情報や、記録番組の元となったテレビ番組の電子番組ガイド等の付加情報から生成することができる。
【0060】
本実施の形態の情報処理装置100では、アンテナ20(図2において前述)を介して録画番組を放送している放送局(図示省略)から発信されている電波を受信して記録した録画番組を、ユーザの選択に基づいて再生することにより録画番組を提供するものとする。
【0061】
項番は、録画番組メタデータを一意に特定するために割り当てられた符号である。
タイトルは、その録画番組のタイトルを示すテキストデータである。ここでは、タイトルとして、例えば、録画番組のタイトルを用いることができる。
【0062】
詳細情報は、その録画番組の内容等を示すテキストデータである。ここでは、録画番組中のテロップを文字認識で抽出したテキストデータや文字放送時のテキストデータ、アンテナ20から取得した電子番組ガイドに含まれているその録画番組の元となったテレビ番組のテキストデータ等を用いることができる。
【0063】
解析メタデータは、タイトルや詳細情報等のテキストデータから単語を抽出することにより生成したメタデータである。本実施の形態では、このメタデータに基づいて各録画番組が検索される。
【0064】
なお、図4から図6では、ニュース、放送されるテレビ番組、放送されたテレビ番組を録画した録画番組についてのメタデータを示す。これに限らず、情報処理装置100は、例えば、音楽コンテンツ、画像コンテンツ等の、ユーザに対して提供可能なコンテンツのメタデータを生成することができる。
【0065】
情報処理装置100が有するコンテンツ提供機能は、ユーザに提供可能なコンテンツの付加情報を解析してメタデータを生成し、メタデータ記憶部150に記憶する。このメタデータに基づいて、ユーザに推薦するコンテンツの検索が行われる。
【0066】
次に、本実施の形態で実行される処理について説明する。
図7は、第2の実施の形態の録画番組メタデータ生成処理の手順を示すフローチャートである。図7に示す録画番組メタデータ生成処理は、情報処理装置100(図2において前述)が、テレビ番組の電子番組ガイドデータや番組中のテロップからメタデータを生成する処理である。録画番組メタデータ生成処理は、テレビ番組の記録時(録画時)等に実行が開始される。
【0067】
[ステップS11]コンテンツ取得部131(図3において前述)は、記録対象のコンテンツであるテレビ番組のデータの記録を開始する。これにより、テレビ番組の再生用のデータがコンテンツ情報記憶部170(図3において前述)に記憶される。
【0068】
[ステップS12]コンテンツ取得部131は、ステップS11で記録を開始したテレビ番組の電子番組ガイドデータを取得し、コンテンツ情報記憶部170に記憶させる。
[ステップS13]メタデータ生成部121(図3において前述)は、ステップS12で記憶された電子番組ガイドデータをコンテンツ情報記憶部170から読み出し、単語抽出により録画するテレビ番組のメタデータを生成する。
【0069】
[ステップS14]メタデータ生成部121は、ステップS11で記録が開始されたテレビ番組のデータを、コンテンツ情報記憶部170から録画番組のデータとして読み出し、録画番組の映像に含まれているテロップについての文字情報の抽出を行う。
【0070】
[ステップS15]メタデータ生成部121は、ステップS14でテロップから抽出したテキストデータから、単語抽出により録画するテレビ番組のメタデータを生成する。
[ステップS16]メタデータ生成部121は、ステップS13およびステップS15で生成したテレビ番組のメタデータをメタデータ記憶部150(図3において前述)に記憶させる。その後、処理は終了する。
【0071】
図8は、第2の実施の形態の画像メタデータ生成処理の手順を示すフローチャートである。図8に示す画像メタデータ生成処理は、情報処理装置100(図2において前述)が、画像のメタデータを生成する処理である。画像メタデータ生成処理は、デジタルカメラ15(図2において前述)等からの画像のデータの取得時等に実行が開始される。
【0072】
[ステップS21]コンテンツ取得部131(図3において前述)は、画像のデータを取得して、コンテンツ情報記憶部170(図3において前述)に記憶させる。
[ステップS22]コンテンツ取得部131は、ステップS21で記憶させた画像の付加情報を取得し、コンテンツ情報記憶部170に記憶させる。
【0073】
[ステップS23]メタデータ生成部121(図3において前述)は、ステップS22で記憶された付加情報をコンテンツ情報記憶部170から読み出し、単語抽出により画像のメタデータを生成する。
【0074】
[ステップS24]メタデータ生成部121は、ステップS23で生成した画像のメタデータをメタデータ記憶部150(図3において前述)に記憶させる。その後、処理は終了する。
【0075】
図9は、第2の実施の形態の音楽メタデータ生成処理の手順を示すフローチャートである。図9に示す音楽メタデータ生成処理は、情報処理装置100(図2において前述)が、音楽のメタデータを生成する処理である。音楽メタデータ生成処理は、インターネット30を介して接続するWebサイトや、CD/DVDドライブ107(図2において前述)等からの音楽のデータの取得時等に実行が開始される。
【0076】
[ステップS31]コンテンツ取得部131(図3において前述)は、音楽のデータを取得して、コンテンツ情報記憶部170(図3において前述)に記憶させる。
[ステップS32]コンテンツ取得部131は、ステップS31で記憶させた音楽の付加情報を取得し、コンテンツ情報記憶部170に記憶させる。この音楽の付加情報は、音楽に関連する文字情報であり、例えば、作詞者、作曲者、歌唱した実演家等の著作者情報、歌詞、曲またはアルバムのタイトル等が該当する。
【0077】
[ステップS33]メタデータ生成部121(図3において前述)は、ステップS32で記憶された付加情報をコンテンツ情報記憶部170から読み出し、単語抽出により音楽のメタデータを生成する。
【0078】
[ステップS34]メタデータ生成部121は、ステップS33で生成した音楽のメタデータをメタデータ記憶部150(図3において前述)に記憶させる。その後、処理は終了する。
【0079】
図10は、第2の実施の形態のニュースメタデータ生成処理の手順を示すフローチャートである。図10に示すニュースメタデータ生成処理は、情報処理装置100(図2において前述)が、ニュースのメタデータを生成する処理である。ニュースメタデータ生成処理は、インターネット30を介して接続するWebサイト等からのニュースのデータの取得時等に実行が開始される。
【0080】
[ステップS41]コンテンツ取得部131(図3において前述)は、ニュースのデータを取得して、コンテンツ情報記憶部170(図3において前述)に記憶させる。
[ステップS42]コンテンツ取得部131は、ステップS41で記憶させたニュースの付加情報を取得し、コンテンツ情報記憶部170に記憶させる。このニュースの付加情報は、ニュースに関連する文字情報であり、例えば、ニュースのタイトル、本文、ニュースの画像のキャプション(caption)等が該当する。
【0081】
[ステップS43]メタデータ生成部121(図3において前述)は、ステップS42で記憶された付加情報をコンテンツ情報記憶部170から読み出し、単語抽出によりニュースのメタデータを生成する。
【0082】
[ステップS44]メタデータ生成部121は、ステップS43で生成したニュースのメタデータをメタデータ記憶部150(図3において前述)に記憶させる。その後、処理は終了する。
【0083】
図11は、第2の実施の形態のテレビ番組メタデータ生成処理の手順を示すフローチャートである。図11に示すテレビ番組メタデータ生成処理は、情報処理装置100(図2において前述)が、テレビ番組の電子番組ガイドデータからメタデータを生成する処理である。テレビ番組メタデータ生成処理は、電子番組ガイドデータの取得時等に実行が開始される。
【0084】
[ステップS51]コンテンツ取得部131(図3において前述)は、取得したテレビ番組の電子番組ガイドデータをコンテンツ情報記憶部170に記憶させる。
[ステップS52]メタデータ生成部121(図3において前述)は、ステップS51で記憶された電子番組ガイドデータをコンテンツ情報記憶部170から読み出し、単語抽出によりテレビ番組のメタデータを生成する。
【0085】
[ステップS53]メタデータ生成部121は、ステップS52で生成したテレビ番組のメタデータをメタデータ記憶部150(図3において前述)に記憶させる。その後、処理は終了する。
【0086】
図12は、第2の実施の形態のコンテンツ検索処理の手順を示すフローチャートである。図12に示すコンテンツ検索処理は、情報処理装置100(図2において前述)が、ユーザの選択およびメタデータに基づいてユーザに推薦するコンテンツを表示する処理である。コンテンツ検索処理は、ユーザによるコンテンツの視聴をする操作の受付時に実行が開始される。
【0087】
[ステップS61]表示情報出力部113(図3において前述)は、情報処理装置100がユーザに対して提供可能なコンテンツを一覧表示する表示情報を出力することにより、モニタ11(図3において前述)に表示させる。
【0088】
[ステップS62]選択入力受付部111(図3において前述)は、ユーザがステップS61で表示したコンテンツから視聴するコンテンツを選択する入力を受け付ける。また、このとき、ユーザが選択したコンテンツの付加情報等、そのコンテンツの内容の詳細を示す情報がモニタ11に表示される。
【0089】
[ステップS63]選択入力受付部111は、ユーザが、コンテンツの選択の入力を終了して、ステップS63で選択したコンテンツについて、さらに視聴を行う旨の入力を受け付けたか否かを判定する。コンテンツの選択の入力を終了して視聴を行う旨の入力を受け付けていれば、処理はステップS69に進められる。一方、コンテンツの選択の入力を続行する旨の入力を受け付けていれば、処理はステップS64に進められる。
【0090】
[ステップS64]検索部112(図3において前述)は、メタデータ記憶部150(図3において前述)から、ステップS62で選択が受け付けられたコンテンツのメタデータを取得する。
【0091】
[ステップS65]検索部112は、ステップS64で取得したメタデータに関連するコンテンツを検索する。ここで、検索部112は、取得したメタデータが有する単語について、メタデータ記憶部150に記憶されているメタデータについて検索を行い、例えば上記単語をメタデータに所定数以上含んでいるコンテンツを抽出する等により、関連するコンテンツを抽出する。
【0092】
[ステップS66]検索部112は、ステップS65における検索の結果、選択されたコンテンツに関連するコンテンツがあるか否かを判定する。関連するコンテンツがあれば、処理はステップS67に進められる。一方、関連するコンテンツがなければ、処理はステップS68に進められる。
【0093】
[ステップS67]表示情報出力部113は、関連コンテンツを強調するように、情報処理装置100がユーザに対して提供可能なコンテンツを一覧表示する表示情報を出力することにより、モニタ11に表示させる。その後、処理はステップS62に進められる。
【0094】
[ステップS68]表示情報出力部113は、情報処理装置100がユーザに対して提供可能なコンテンツを一覧表示する表示情報を出力することにより、モニタ11に表示させる。その後、処理はステップS62に進められる。
【0095】
[ステップS69]コンテンツ提供部132(図3において前述)は、ユーザによる視聴を行う旨の入力を受け付けたコンテンツをコンテンツ情報記憶部170(図3において前述)から読み出して提供する。その後、処理は終了する。
【0096】
次に、本実施の形態で表示される表示画面について説明する。
図13は、第2の実施の形態のコンテンツ選択画面を示す図である。図13に示すコンテンツ選択画面180は、情報処理装置100(図2において前述)のモニタ11(図2において前述)に表示される画面である。コンテンツ選択画面180は、ユーザに提供可能なコンテンツを一覧表示して、コンテンツの選択の入力を受け付けるコンテンツ選択画面の一例である。
【0097】
コンテンツ選択画面180は、コンテンツ表示領域181,182,183を有する。また、コンテンツ表示領域181には、ユーザが選択しているコンテンツを示す選択コンテンツ表示領域181aが設けられている。コンテンツ表示領域182,183は、それぞれユーザによって選択されているコンテンツに関連するコンテンツを、他のコンテンツとは区別可能に強調表示する関連コンテンツ強調表示領域182b,183bを有する。
【0098】
コンテンツ表示領域181,182,183は、情報処理装置100が有するコンテンツ提供機能においてユーザに提供可能なコンテンツを、コンテンツの種類別に一覧表示する領域である。コンテンツ表示領域181は、ニュースのコンテンツを一覧表示する領域である。コンテンツ表示領域182は、テレビ番組のコンテンツを一覧表示する領域である。コンテンツ表示領域183は、録画番組のコンテンツを一覧表示する領域である。
【0099】
ユーザは、情報処理装置100と接続されたマウス13(図2において前述)等の操作により選択コンテンツ表示領域181aを移動させ、選択するコンテンツを変更することができる。また、コンテンツを選択している状態でマウス13をクリックする等の操作を行うことにより、図示しないコンテンツ詳細画面を表示させて、コンテンツの詳細を示す情報を表示させることもできる。また、さらにマウス13をクリックする等の操作を行うことにより、選択されているコンテンツを表示(再生)させて、そのコンテンツを視聴することができる。
【0100】
選択コンテンツ表示領域181aを移動させて、ユーザがコンテンツ選択画面180に一覧表示されているコンテンツの1つ(例えば、ニュース情報リスト「原油価格高騰、車にも影響」)を選択すると、この選択されたコンテンツのメタデータによる検索の結果から抽出されたコンテンツ(例えば、テレビ番組情報リスト「車情報番組『特選ガイド情報』」および録画番組情報リスト「車情報番組『自動車マニア』」)が、例えば、太字かつ斜体文字を用いて、関連コンテンツ強調表示領域182b,183bのように強調表示される。強調表示は、コンテンツを示す文字または文字を囲む領域の色や明るさを変える、文字または文字を囲む領域を点滅させる等、他のコンテンツの表示と区別可能なあらゆる表示方法を用いることができる。
【0101】
なお、メタデータと関連するコンテンツの提示と合わせて、例えば多くのユーザに視聴されているコンテンツや、コンテンツの提供者が自ら推薦するコンテンツについて「おすすめ表示」を行うことで、ユーザにより幅広い観点からコンテンツを推薦することもできる。
【0102】
以上のように、第2の実施の形態によれば、コンテンツ選択画面180において、ユーザに提供可能なコンテンツを一覧表示する。また、ユーザは、この一覧表示から関心があるコンテンツを選択すると、選択されたコンテンツのメタデータに基づいて、選択されたコンテンツに関連する他の種類のコンテンツを強調表示する。これにより、異なるコンテンツ間においても、ユーザにとって関心が高いコンテンツを提示して推薦することができる。
【0103】
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態について説明する。上記の第2の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については同一の符号を用いると共に説明を省略する。
【0104】
第3の実施の形態は、ユーザが選択したコンテンツについて嗜好メタデータを生成する点、嗜好メタデータに基づくコンテンツの一覧表示からユーザに視聴するコンテンツを選択させる点で、第2の実施の形態と異なる。
【0105】
図14は、第3の実施の形態の情報処理装置の構成を示すブロック図である。図14に示す情報処理装置200は、メタデータ生成部121、コンテンツ取得部131、コンテンツ提供部132、メタデータ記憶部150、コンテンツ情報記憶部170、選択入力受付部211、検索部212、表示情報出力部213、嗜好検索部222、嗜好メタデータ生成部223、嗜好メタデータ記憶部260を有する。また、表示情報出力部213には、第2の実施の形態の表示情報出力部113と同様、モニタ11が接続されている。また、コンテンツ取得部131には、第2の実施の形態と同様、デジタルカメラ15、アンテナ20、インターネット30が接続されている。また、コンテンツ提供部132には、第2の実施の形態と同様、モニタ11、スピーカ14が接続されている。
【0106】
選択入力受付部211は、第2の実施の形態の選択入力受付部111と同様、ユーザによるコンテンツの選択の入力を受け付ける。また、ユーザは、選択入力受付部211をさらに操作して、選択しているコンテンツについて提供を受けるため操作を行うことにより、コンテンツ提供部132によりコンテンツの提供を受け、モニタ11、スピーカ14を介してコンテンツを視聴することができる。
【0107】
検索部212は、第2の実施の形態の検索部112と同様、ユーザに対して提供可能な複数種類のコンテンツから、メタデータ記憶部150に記憶されている選択入力受付部211によって受け付けられたユーザが選択したコンテンツのメタデータに基づいて、ユーザに提示するコンテンツを他の種類のコンテンツも検索対象に含めて検索する。
【0108】
表示情報出力部213は、第2の実施の形態の表示情報出力部113と同様、検索部212により検索されたコンテンツを表示する表示情報を出力する。この表示情報は、モニタ11等により、ユーザに対して提示される。また、表示情報出力部213は、コンテンツ情報記憶部170に記憶されている選択入力受付部211によって受け付けられたユーザが選択したコンテンツについて、付加情報等のコンテンツの詳細を表示する付加表示情報を含む表示情報を出力する。
【0109】
メタデータ生成部121は、第2の実施の形態と同様、コンテンツデータやコンテンツに関する付加情報を取得し、取得したコンテンツデータや付加情報からコンテンツのメタデータを生成し、生成したメタデータをメタデータ記憶部150に記憶させる。
【0110】
コンテンツ取得部131は、第2の実施の形態と同様、ユーザに提供可能なコンテンツデータおよびコンテンツに関する付加情報を取得し、取得したコンテンツデータおよび付加情報をコンテンツ情報記憶部170に記憶させる。
【0111】
コンテンツ提供部132は、第2の実施の形態と同様、選択入力受付部211によって受け付けられたユーザが選択したコンテンツを提供する。コンテンツ提供部132は、コンテンツ情報記憶部170によって記憶されているコンテンツのデータを出力する。
【0112】
メタデータ記憶部150は、第2の実施の形態と同様、複数種類のコンテンツについて、メタデータ生成部121で生成された各コンテンツのメタデータを記憶する。
コンテンツ情報記憶部170は、第2の実施の形態と同様、コンテンツ取得部131によって取得されたコンテンツデータおよびコンテンツに関する付加情報を記憶する。
【0113】
選択入力受付部211は、嗜好検索部222により検索されたコンテンツからのユーザによるコンテンツの選択の入力を受け付ける。
検索部212は、嗜好検索部222により検索されたコンテンツから、メタデータ記憶手段に記憶されている選択入力受付部211によって受け付けられたユーザが選択したコンテンツのメタデータに基づいて、ユーザに提示するコンテンツを他の種類のコンテンツも検索対象に含めて検索する。
【0114】
表示情報出力部213は、嗜好検索部222により検索されたコンテンツを一覧表示する嗜好表示情報を出力する。
嗜好検索部222は、ユーザに対して提供可能な複数種類のコンテンツから、嗜好メタデータ記憶部260に記憶されている嗜好メタデータに基づいて、ユーザに提示するコンテンツを他の種類のコンテンツも検索対象に含めて検索する。
【0115】
嗜好メタデータ生成部223は、コンテンツデータやコンテンツ情報記憶部170に記憶されている選択入力受付部211によって受け付けられたユーザが選択したコンテンツに関する付加情報を取得し、取得したコンテンツデータや付加情報から嗜好メタデータを生成し、生成した嗜好メタデータを嗜好メタデータ記憶部260に記憶させる。
【0116】
嗜好メタデータ記憶部260は、複数種類のコンテンツについて、嗜好メタデータ生成部223で生成されたユーザの嗜好を示す嗜好メタデータを記憶する。ここで、嗜好メタデータは、メタデータと同様、例えば、各コンテンツの内容に関連する文字情報から生成されるデータである。
【0117】
図15および図16は、第3の実施の形態のコンテンツ検索処理の手順を示すフローチャートである。図15および図16に示すコンテンツ検索処理は、情報処理装置200(図14において前述)が、嗜好メタデータに基づいて一覧表示されたコンテンツからユーザにより選択されたコンテンツおよびメタデータに基づいてユーザに推薦するコンテンツを表示する処理である。コンテンツ検索処理は、ユーザによるコンテンツの視聴をする操作の受付時に実行が開始される。
【0118】
[ステップS71]嗜好検索部222(図14において前述)は、嗜好メタデータを嗜好メタデータ記憶部260(図14において前述)から取得する。
[ステップS72]嗜好検索部222は、ステップS71において嗜好メタデータを取得できたか否かを判定する。嗜好メタデータが取得できれば、処理はステップS73に進められる。一方、嗜好メタデータが取得できなければ、処理はステップS75に進められる。
【0119】
[ステップS73]嗜好検索部222は、ユーザに対して提供可能なコンテンツのメタデータについて嗜好メタデータで検索して、嗜好メタデータに類似性を有するコンテンツを抽出する。
【0120】
[ステップS74]表示情報出力部213(図14において前述)は、情報処理装置200がユーザに対して、ステップS73で抽出されたコンテンツを一覧表示する表示情報を出力することにより、モニタ11(図14において前述)に表示させる。その後、処理はステップS81(図16)に進められる。
【0121】
[ステップS75]表示情報出力部213は、情報処理装置200がユーザに対して提供可能なコンテンツを一覧表示する表示情報を出力することにより、モニタ11に表示させる。その後、処理はステップS81に進められる。
【0122】
[ステップS81]選択入力受付部211(図14において前述)は、ユーザがステップS81で表示されたコンテンツから視聴するコンテンツを選択する入力を受け付ける。また、このとき、ユーザが選択したコンテンツの付加情報等、そのコンテンツの内容の詳細を示す情報がモニタ11に表示される。
【0123】
[ステップS82]嗜好メタデータ生成部223(図14において前述)は、嗜好メタデータ生成処理(図17において後述)を実行する。
[ステップS83]選択入力受付部211は、ユーザが、コンテンツの選択の入力を終了して、ステップS83で選択したコンテンツについて、さらに視聴を行う旨の入力を受け付けたか否かを判定する。コンテンツの選択の入力を終了して視聴を行う旨の入力を受け付けていれば、処理はステップS89に進められる。一方、コンテンツの選択の入力を続行する旨の入力を受け付けていれば、処理はステップS84に進められる。
【0124】
[ステップS84]検索部212(図14において前述)は、メタデータ記憶部150(図14において前述)から、ステップS81で選択が受け付けられたコンテンツのメタデータを取得する。
【0125】
[ステップS85]検索部212は、ステップS84で取得したメタデータに関連するコンテンツを検索する。ここで、検索部212は、取得したメタデータが有する単語について、メタデータ記憶部150に記憶されているメタデータについて検索を行い、例えば上記単語をメタデータに所定数以上含んでいるコンテンツを抽出する等により、関連するコンテンツを抽出する。
【0126】
[ステップS86]検索部212は、ステップS85における検索の結果、選択されたコンテンツに関連するコンテンツがあるか否かを判定する。関連するコンテンツがあれば、処理はステップS87に進められる。一方、関連するコンテンツがなければ、処理はステップS88に進められる。
【0127】
[ステップS87]表示情報出力部213は、関連コンテンツを強調するように、情報処理装置200がユーザに対して提供可能なコンテンツを一覧表示する表示情報を出力することにより、モニタ11に表示させる。その後、処理はステップS81に進められる。
【0128】
[ステップS88]表示情報出力部213は、情報処理装置200がユーザに対して提供可能なコンテンツを一覧表示する表示情報を出力することにより、モニタ11に表示させる。その後、処理はステップS81に進められる。
【0129】
[ステップS89]コンテンツ提供部132(図14において前述)は、ユーザによる視聴を行う旨の入力を受け付けたコンテンツをコンテンツ情報記憶部170(図14において前述)から読み出して提供する。その後、処理は終了する。
【0130】
図17は、第3の実施の形態の嗜好メタデータ生成処理の手順を示すフローチャートである。図17に示す嗜好メタデータ生成処理は、情報処理装置200(図14において前述)が、嗜好メタデータを生成する処理である。嗜好メタデータ生成処理は、図15および図16において前述したコンテンツ検索処理で呼び出されることにより実行が開始される。
【0131】
[ステップS91]嗜好メタデータ生成部223(図14において前述)は、図15および図16において後述するコンテンツ検索処理でユーザが選択したコンテンツを特定する。
【0132】
[ステップS92]嗜好メタデータ生成部223は、ステップS91で特定したコンテンツに関するテキストデータを取得する。このとき嗜好メタデータ生成部223は、コンテンツデータおよびコンテンツの付加情報のいずれからも、その両方または一方を任意でコンテンツに関するテキストデータを取得することができる。
【0133】
具体的には、例えば、コンテンツが番組コンテンツであった場合、コンテンツデータが有数する動画データに含まれているテロップから文字認識によりテキストデータを取得することができると共に、電子番組ガイドが有する情報から番組の特徴を示すテキストデータを取得することができる。
【0134】
[ステップS93]嗜好メタデータ生成部223は、ステップS92で取得したテキストデータから単語抽出により嗜好メタデータを生成する。嗜好メタデータは、ユーザが選択したコンテンツに関する文字情報から抽出した単語を示すデータである。
【0135】
[ステップS94]嗜好メタデータ生成部223は、ステップS93で生成した嗜好メタデータを嗜好メタデータ記憶部260(図14において前述)に記憶させる。その後、処理は復帰する。
【0136】
図18は、第3の実施の形態のコンテンツ選択画面を示す図である。図18に示すコンテンツ選択画面280は、情報処理装置200(図14において前述)のモニタ11(図14において前述)に表示される画面である。コンテンツ選択画面280は、嗜好メタデータによる検索により抽出されたコンテンツを一覧表示して、コンテンツの選択の入力を受け付けるコンテンツ選択画面の一例である。
【0137】
コンテンツ選択画面280は、コンテンツ表示領域281,282,283を有する。また、コンテンツ表示領域281には、ユーザが選択しているコンテンツを示す選択コンテンツ表示領域281aが設けられている。コンテンツ表示領域282,283は、それぞれユーザによって選択されているコンテンツに関連するコンテンツを強調表示する関連コンテンツ強調表示領域282b,283bを有する。
【0138】
コンテンツ表示領域281,282,283は、情報処理装置200が有するコンテンツ提供機能においてユーザに提供可能なコンテンツであって、嗜好メタデータによる検索の結果抽出されたコンテンツを、コンテンツの種類別に一覧表示する領域である。コンテンツ表示領域281は、ニュースのコンテンツを一覧表示する領域である。コンテンツ表示領域282は、テレビ番組のコンテンツを一覧表示する領域である。コンテンツ表示領域283は、録画番組のコンテンツを一覧表示する領域である。
【0139】
ユーザは、情報処理装置200と接続されたマウス13(図2において前述)等の操作により選択コンテンツ表示領域281aを移動させ、選択するコンテンツを変更することができる。また、コンテンツを選択している状態でマウス13をクリックする等の操作を行うことにより、図示しないコンテンツ詳細画面を表示させて、コンテンツの詳細を示す情報を表示させることもできる。また、さらにマウス13をクリックする等の操作を行うことにより、選択されているコンテンツを表示(再生)させて、そのコンテンツを視聴することができる。
【0140】
なお、メタデータと関連するコンテンツの提示と合わせて、例えば多くのユーザに視聴されているコンテンツや、コンテンツの提供者が自ら推薦するコンテンツについて「おすすめ表示」を行うことで、ユーザにより幅広い観点からコンテンツを推薦することもできる。
【0141】
以上のように、第3の実施の形態によれば、ユーザによるコンテンツの選択に基づいて嗜好メタデータを生成し、コンテンツ選択画面280において、ユーザの嗜好メタデータに基づいて提供可能なコンテンツを一覧表示する。また、ユーザは、この一覧表示から関心があるコンテンツを選択すると、選択されたコンテンツのメタデータに基づいて、選択されたコンテンツに関連する他の種類のコンテンツを強調表示する。これにより、異なるコンテンツ間においても、高い精度でユーザにとって関心が高いコンテンツを提示して推薦することができる。
【0142】
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、情報処理装置100,200が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
【0143】
処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体には、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等がある。磁気記録装置には、HDD、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ(MT)等がある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等がある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto - Optical disk)等がある。
【0144】
上記プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータに記憶しておき、ネットワークを通じて、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0145】
上記プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムまたはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に記憶する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
【0146】
以上、開示のコンテンツ提供装置、コンテンツ提供プログラムおよびコンテンツ提供方法を、図示の実施の形態に基づいて説明したが、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、開示の技術に他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。また、開示の技術は前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成を組み合わせたものであってもよい。
【0147】
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、開示の技術は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
【0148】
(付記1) コンテンツのメタデータを記憶するメタデータ記憶手段と、
ユーザによる前記コンテンツの選択の入力を受け付ける選択入力受付手段と、
前記ユーザに対して提供可能な複数種類の前記コンテンツから、前記メタデータ記憶手段に記憶されている前記選択入力受付手段によって受け付けられた前記ユーザが選択した前記コンテンツの前記メタデータに基づいて、前記ユーザに提示する前記コンテンツを他の種類の前記コンテンツも検索対象に含めて検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された前記コンテンツを表示する表示情報を出力する表示情報出力手段と、
を有することを特徴とするコンテンツ提供装置。
【0149】
(付記2) 前記コンテンツに関する付加情報を取得し、取得した前記付加情報から前記コンテンツの前記メタデータを生成し、生成した前記メタデータを前記メタデータ記憶手段に記憶させるメタデータ生成手段を有することを特徴とする付記1記載のコンテンツ提供装置。
【0150】
(付記3) 前記メタデータ生成手段は、前記コンテンツのコンテンツデータを取得し、取得した前記コンテンツデータに基づいて前記コンテンツの前記メタデータを生成し、生成した前記メタデータを前記メタデータ記憶手段に記憶させることを特徴とする付記2記載のコンテンツ提供装置。
【0151】
(付記4) 前記ユーザの嗜好を示す嗜好メタデータを記憶する嗜好メタデータ記憶手段と、
前記ユーザに対して提供可能な複数種類の前記コンテンツから、前記嗜好メタデータ記憶手段に記憶されている前記嗜好メタデータに基づいて、前記ユーザに提示する前記コンテンツを他の種類の前記コンテンツも検索対象に含めて検索する嗜好検索手段と、
を有し、
前記表示情報出力手段は、前記嗜好検索手段により検索された前記コンテンツを一覧表示する嗜好表示情報を出力し、
前記選択入力受付手段は、前記嗜好検索手段により検索された前記コンテンツからの前記ユーザによる前記コンテンツの選択の入力を受け付け、
前記検索手段は、前記嗜好検索手段により検索された前記コンテンツから、前記メタデータ記憶手段に記憶されている前記選択入力受付手段によって受け付けられた前記ユーザが選択した前記コンテンツの前記メタデータに基づいて、前記ユーザに提示する前記コンテンツを他の種類の前記コンテンツも検索対象に含めて検索する、
ことを特徴とする付記1記載のコンテンツ提供装置。
【0152】
(付記5) 前記コンテンツに関する付加情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段と、
前記コンテンツ情報記憶手段に記憶されている前記選択入力受付手段によって受け付けられた前記ユーザが選択した前記コンテンツに関する前記付加情報を取得し、取得した前記付加情報から前記嗜好メタデータを生成し、生成した前記嗜好メタデータを前記嗜好メタデータ記憶手段に記憶させる嗜好メタデータ生成手段と、
を有することを特徴とする付記4記載のコンテンツ提供装置。
【0153】
(付記6) 前記嗜好メタデータ生成手段は、前記コンテンツ情報記憶手段に記憶されている前記選択入力受付手段によって受け付けられた前記ユーザが選択した前記コンテンツのコンテンツデータを取得し、取得したコンテンツデータに基づいて前記嗜好メタデータを生成し、生成した前記嗜好メタデータを前記嗜好メタデータ記憶手段に記憶させることを特徴とする付記5記載のコンテンツ提供装置。
【0154】
(付記7) 前記表示情報出力手段は、前記ユーザに対して提供可能な前記コンテンツを一覧表示すると共に前記検索手段により検索された前記コンテンツを強調表示する前記表示情報を出力することを特徴とする付記1記載のコンテンツ提供装置。
【0155】
(付記8) 前記コンテンツに関する付加情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段と、
前記コンテンツに関する前記付加情報を取得し、取得した前記付加情報を前記コンテンツ情報記憶手段に記憶させるコンテンツ取得手段と、
を有し、
前記表示情報出力手段は、前記コンテンツ情報記憶手段に記憶されている前記選択入力受付手段によって受け付けられた前記ユーザが選択した前記コンテンツの前記付加情報を表示する付加表示情報を出力する、
ことを特徴とする付記1記載のコンテンツ提供装置。
【0156】
(付記9) 前記コンテンツを記憶するコンテンツ情報記憶手段と、
前記ユーザに提供可能な前記コンテンツのコンテンツデータを取得し、取得した前記コンテンツデータを前記コンテンツ情報記憶手段に記憶させるコンテンツ取得手段と、
前記選択入力受付手段によって受け付けられた前記ユーザが選択した前記コンテンツを提供するコンテンツ提供手段と、
を有することを特徴とする付記1記載のコンテンツ提供装置。
【0157】
(付記10) コンピュータを、
ユーザによるコンテンツの選択の入力を受け付ける選択入力受付手段、
前記ユーザに対して提供可能な複数種類の前記コンテンツから、前記コンテンツのメタデータを記憶するメタデータ記憶手段に記憶されている前記選択入力受付手段によって受け付けられた前記ユーザが選択した前記コンテンツの前記メタデータに基づいて、前記ユーザに提示する前記コンテンツを他の種類の前記コンテンツも検索対象に含めて検索する検索手段、
前記検索手段により検索された前記コンテンツを表示する表示情報を出力する表示情報出力手段、
として機能させることを特徴とするコンテンツ提供プログラム。
【0158】
(付記11) コンピュータが、
ユーザによるコンテンツの選択の入力を受け付け、
前記ユーザに対して提供可能な複数種類の前記コンテンツから、前記コンテンツのメタデータを記憶するメタデータ記憶手段に記憶されている受け付けた前記ユーザが選択した前記コンテンツの前記メタデータに基づいて、前記ユーザに提示する前記コンテンツを他の種類の前記コンテンツも検索対象に含めて検索し、
検索した前記コンテンツを表示する表示情報を出力する、
ことを特徴とするコンテンツ提供方法。
【符号の説明】
【0159】
1 コンテンツ提供装置
1a 選択入力受付手段
1b 検索手段
1c 表示情報出力手段
1d メタデータ記憶手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツのメタデータを記憶するメタデータ記憶手段と、
ユーザによる前記コンテンツの選択の入力を受け付ける選択入力受付手段と、
前記ユーザに対して提供可能な複数種類の前記コンテンツから、前記メタデータ記憶手段に記憶されている前記選択入力受付手段によって受け付けられた前記ユーザが選択した前記コンテンツの前記メタデータに基づいて、前記ユーザに提示する前記コンテンツを他の種類の前記コンテンツも検索対象に含めて検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された前記コンテンツを表示する表示情報を出力する表示情報出力手段と、
を有することを特徴とするコンテンツ提供装置。
【請求項2】
前記コンテンツに関する付加情報を取得し、取得した前記付加情報から前記コンテンツの前記メタデータを生成し、生成した前記メタデータを前記メタデータ記憶手段に記憶させるメタデータ生成手段を有することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ提供装置。
【請求項3】
前記メタデータ生成手段は、前記コンテンツのコンテンツデータを取得し、取得した前記コンテンツデータに基づいて前記コンテンツの前記メタデータを生成し、生成した前記メタデータを前記メタデータ記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項2記載のコンテンツ提供装置。
【請求項4】
前記ユーザの嗜好を示す嗜好メタデータを記憶する嗜好メタデータ記憶手段と、
前記ユーザに対して提供可能な複数種類の前記コンテンツから、前記嗜好メタデータ記憶手段に記憶されている前記嗜好メタデータに基づいて、前記ユーザに提示する前記コンテンツを他の種類の前記コンテンツも検索対象に含めて検索する嗜好検索手段と、
を有し、
前記表示情報出力手段は、前記嗜好検索手段により検索された前記コンテンツを一覧表示する嗜好表示情報を出力し、
前記選択入力受付手段は、前記嗜好検索手段により検索された前記コンテンツからの前記ユーザによる前記コンテンツの選択の入力を受け付け、
前記検索手段は、前記嗜好検索手段により検索された前記コンテンツから、前記メタデータ記憶手段に記憶されている前記選択入力受付手段によって受け付けられた前記ユーザが選択した前記コンテンツの前記メタデータに基づいて、前記ユーザに提示する前記コンテンツを他の種類の前記コンテンツも検索対象に含めて検索する、
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ提供装置。
【請求項5】
前記コンテンツに関する付加情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段と、
前記コンテンツ情報記憶手段に記憶されている前記選択入力受付手段によって受け付けられた前記ユーザが選択した前記コンテンツに関する前記付加情報を取得し、取得した前記付加情報から前記嗜好メタデータを生成し、生成した前記嗜好メタデータを前記嗜好メタデータ記憶手段に記憶させる嗜好メタデータ生成手段と、
を有することを特徴とする請求項4記載のコンテンツ提供装置。
【請求項6】
コンピュータを、
ユーザによるコンテンツの選択の入力を受け付ける選択入力受付手段、
前記ユーザに対して提供可能な複数種類の前記コンテンツから、前記コンテンツのメタデータを記憶するメタデータ記憶手段に記憶されている前記選択入力受付手段によって受け付けられた前記ユーザが選択した前記コンテンツの前記メタデータに基づいて、前記ユーザに提示する前記コンテンツを他の種類の前記コンテンツも検索対象に含めて検索する検索手段、
前記検索手段により検索された前記コンテンツを表示する表示情報を出力する表示情報出力手段、
として機能させることを特徴とするコンテンツ提供プログラム。
【請求項7】
コンピュータが、
ユーザによるコンテンツの選択の入力を受け付け、
前記ユーザに対して提供可能な複数種類の前記コンテンツから、前記コンテンツのメタデータを記憶するメタデータ記憶手段に記憶されている受け付けた前記ユーザが選択した前記コンテンツの前記メタデータに基づいて、前記ユーザに提示する前記コンテンツを他の種類の前記コンテンツも検索対象に含めて検索し、
検索した前記コンテンツを表示する表示情報を出力する、
ことを特徴とするコンテンツ提供方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2011−34394(P2011−34394A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−180666(P2009−180666)
【出願日】平成21年8月3日(2009.8.3)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】