説明

コンバイン

【課題】刈取走行経路に隣接する未刈領域に排稈が排出されにくくする。
【解決手段】走行機体上に脱穀装置12と穀粒回収部13とが左右に並べて設けられ、脱穀装置12の後方側に脱穀装置12を通過した茎稈を切断する茎稈細断装置4が設けられ、茎稈細断装置4の排出口40bが、走行機体の後端部で幅方向に沿って細長く形成されているコンバインであって、排出口40bの下方に、茎稈細断装置4で切断された排稈を傾斜に沿って走行機体の後方に誘導する誘導傾斜部50が、排出口40bの略全幅に亘って設けてあり、誘導傾斜部50は、脱穀装置12側の部分よりも穀粒回収部13側の部分が低く形成してある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、走行機体上に脱穀装置と穀粒回収部とが左右に並べて設けられ、前記脱穀装置の後方側に前記脱穀装置を通過した茎稈を切断する茎稈細断装置が設けられ、前記茎稈細断装置の排出口が、前記走行機体の後端部で幅方向に沿って細長く形成されている自脱型のコンバインに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のコンバインとしては、前記茎稈細断装置は、走行機体の後方に張り出した状態に設けてあり、茎稈細断装置の排出口は、茎稈細断装置の下方に開口する状態に形成されているものがあった(例えば、特許文献1参照)。
従って、前記茎稈細断装置で切断された排稈は、前記排出口から直接に圃場に向けて落下していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−72992号公報(図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コンバインによる植立穀稈の刈り取りは、未刈領域において走行機体を走行させることで、走行機体の前端に備えられた刈取前処理装置の刈取幅寸法内に位置する穀稈を順次刈りとるものである。刈取走行跡には、刈取前処理装置の刈取幅寸法の幅の帯状既刈領域が形成される。この帯状既刈領域が、隣接状態に並列するようにコンバインの走行を繰り返すことで、圃場全域の刈り取りを完了することができる。
従って、効率よく刈り取りを行うには、隣接する帯状刈取領域どうしが可能な限り重ならないようにコンバインを走行させることが必要となる。
具体的には、前記刈取前処理装置の既刈領域側の端部に位置するデバイダが、前方に位置している植立穀稈の内、隣接する既刈領域側の端部に位置する植立穀稈の株元を目差すように刈取走行経路をとることが重要である。
【0005】
上述した従来のコンバインによれば、前記排出口から落下する排稈は、当該コンバインによって刈り込んだ圃場上に排出される際、排出口の下方範囲を含む周辺地盤上に散乱する状態で排出される。
従って、排稈は、圃場の既刈領域のみならず、隣接する未刈領域にも達し、植立穀稈の株元にも被さる状態に排出されることがある。
その結果、上述のようにコンバインを走行させるにあたり、端部に位置する植立穀稈の株元に排稈が被さっていて、その位置を確認しにくい問題点がある。
【0006】
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、刈取走行経路に隣接する未刈領域に排稈が排出されにくくできるコンバインを提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の特徴構成は、走行機体上に脱穀装置と穀粒回収部とが左右に並べて設けられ、前記脱穀装置の後方側に前記脱穀装置を通過した茎稈を切断する茎稈細断装置が設けられ、前記茎稈細断装置の排出口が、前記走行機体の後端部で幅方向に沿って細長く形成されているコンバインであって、
前記排出口の下方に、前記茎稈細断装置で切断された排稈を傾斜に沿って前記走行機体の後方に誘導する誘導傾斜部が、前記排出口の略全幅に亘って設けてあり、前記誘導傾斜部は、前記脱穀装置側の部分よりも前記穀粒回収部側の部分が低く形成してあるところにある。
【0008】
本発明の第1の特徴構成によれば、茎稈細断装置から排出される排稈を、前記誘導傾斜部によって走行機体の後方に誘導することができ、従来のように、排稈が、排出口から直接に圃場に排出されるのに比べて、散乱しにくくすることができる。
更には、誘導傾斜部が、脱穀装置側の部分よりも前記穀粒回収部側の部分が低く形成してあるから、排稈が誘導傾斜部によって後方に誘導される過程で、高い方から低い方に誘導される。即ち、排稈は、誘導傾斜部上で、脱穀装置側から穀粒回収部側の方に誘導されて圃場に排出される。
従って、コンバインの穀粒回収部側(一般には走行方向右側であることが多い)に既刈領域が位置し、脱穀装置側(一般には走行方向左側であることが多い)に未刈領域が位置するような配置環境下でコンバインの刈取走行を実施するような場合に、コンバインから排出される排稈は、既刈領域側に誘導され、未刈領域の植立穀稈の株元に被さり難くできるようになる。
その結果、刈取走行経路に隣接する未刈領域に排稈が排出されにくくなり、未刈領域の植立穀稈の株元を排稈が隠すことを防止できるようになる。よって、コンバインの前方の(特に植立穀稈の株元における)見通しをよくして、刈取走行経路の選択を行う上での判断を、より正確に実施できるようになる。
即ち、前記刈取前処理装置の既刈領域側の端部に位置するデバイダが、前方に位置している植立穀稈の内、隣接する既刈領域側の端部に位置する植立穀稈の株元を目差すように刈取走行経路をとりやすくなり、隣接する帯状刈取領域どうしが重ならないようにして、効率よく刈り取りを行うことが実現する。
【0009】
本発明の第2の特徴構成は、前記誘導傾斜部における前記穀粒回収部側の端部に、前記穀粒回収部の後部を覆うもので後方側ほど前記穀粒回収部側に位置する誘導縦壁部が設けてあるところにある。
【0010】
本発明の第2の特徴構成によれば、前記誘導傾斜部による排稈誘導作用を、前記誘導縦壁部によってより好適に実施することが可能となる。即ち、誘導傾斜部によって穀粒回収部側に誘導される排稈の動きを、前記誘導縦壁部は、阻害することなく許容できるから、排稈誘導効果を更に向上させることができる。
更には、穀粒回収部の後部に設けられた各駆動機構(例えば、旋回タイプの穀粒搬出用のスクリューコンベヤ等)を、前記誘導縦壁部によって覆うことができるから、前記各駆動機構への塵や排稈等の付着や堆積を防止することができる。
【0011】
本発明の第3の特徴構成は、前記誘導傾斜部は、前記走行機体の機体フレームの後端部上に設けられたカバー板で構成してあるところにある。
【0012】
本発明の第3の特徴構成によれば、機体フレームの後端部に設けられた燃料タンク等のパーツを、誘導傾斜部によって覆って保護することができる。また、カバー板としての誘導傾斜部の裏面側には、例えば、配管等の部材を設置する空間を確保することも可能となり、美観性を低下させずに、機能性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】コンバインの左側面図
【図2】コンバインの平面図
【図3】コンバインの後端部の側面視断面図
【図4】コンバインの後面図
【図5】誘導傾斜部を示す斜視図
【図6】別実施形態のコンバインの後面図
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1及び図2に示すように、当該コンバインは、左右一対のクローラ式走行装置10によって自走し、走行機体の機体フレーム1の前端部には、刈取前処理装置2の前処理フレーム20の基端側を回動自在に連結して構成してある。また、前記機体フレーム1には、前記刈取前処理装置2の後方に、運転座席11を有した運転部が設けられ、更に、その後方に、左右に並べて脱穀装置12及びグレンタンク(穀粒回収部の一例)13が設けられ、前記脱穀装置12の後方側には、排稈処理部3が設けられている。
【0016】
ここで説明するコンバインは、稲・麦などの穀粒を収穫するものであり、前記前処理フレーム20に連結しているリフトシリンダ2aによって前処理フレーム20を機体フレーム1に対して上下に揺動操作可能に構成してある。この前処理フレーム20の上下揺動操作によって、刈取前処理装置2が圃場面の近くにまで下降した作業位置と、圃場面から上昇側へ離間した非作業位置とに、前処理フレーム20の対地姿勢を変更自在に構成されている。
刈取前処理装置2を前記作業位置にして走行機体を走行させるに伴って、刈取前処理装置2の左右両端のデバイダ2b間に位置する複数条の植立穀稈は、引起装置21によって引起し処理されるとともにバリカン型の刈取り装置22で刈り取られ、その刈取穀稈は、搬送装置23によって機体後方側に搬送されていく。
【0017】
前記搬送装置23から供給された刈取穀稈は、脱穀装置12の扱口側に配設されている脱穀フィードチェーン12aで挟持搬送されながら扱胴24で脱穀処理される。
脱穀処理によって刈取穀稈から分離した脱穀粒は、下方に設置された選別装置25に通された後、グレンタンク13に供給され、上下軸心y1周りで回動自在に構成された穀粒搬出用オーガ14によって機外へ取り出される。尚、選別装置25においては、扱胴24による脱穀の際に、脱穀粒と共に刈取穀稈から分離した細かな稈片が、脱穀粒と分離される。
一方、脱穀排稈は、排稈処理部3内の排稈搬送装置30で茎稈細断装置4に移動された後、茎稈細断装置4で細断され、茎稈細断装置4の排出口40bから走行機体の後方側に排出される。
【0018】
前記排稈処理部3は、脱穀装置12の機枠内の後部に設けた株元側搬送装置31及び穂先側搬送装置32を有した排稈搬送装置30、ならびに脱穀装置12の後部に位置するカッターケース40を有した茎稈細断装置4を備えて構成されている。
前記株元側搬送装置31は、脱穀フィードチェーン12aからの脱穀排稈の株元側を受け継ぐ状態に挟持し、茎稈細断装置4のカッターケース40の受入口40aまで搬送する(図3参照)。平面視における搬送方向は、図2に示すように、走行機体の側面側から後端部の中央側に向けて斜めに設定されている。
また、穂先側搬送装置32は、前記株元側搬送装置31と平行に配置してあり、搬送される脱穀排稈の穂先側を前記受入口40aに達するまで支持するように構成されている。
【0019】
前記茎稈細断装置4は、図3に示すように、排稈搬送装置30の搬送終端部の下方に受入口40aが位置するように配置して脱穀装置12の後側壁の外面側に取付けた前記カッターケース40と、このカッターケース40の内部に走行機体の前後方向に並べて駆動回動自在に設けた回転カッター41と、回転供給体42と、前記受入口40aを開閉自在な開閉カバー43とを備えて構成してある。
茎稈細断装置4によれば、前記開閉カバー43で前記受入口40aを閉状態にすれば、排稈搬送装置30で搬送された脱穀排稈を細断せずに、開閉カバー43の上を通過させて後方にそのまま排出できる一方、前記開閉カバー43で前記受入口40aを開状態にすれば、脱穀排稈を受入口40aからカッターケース40内に受け入れ、前記回転カッター41によって細断して排出口40bから排出することができる。
因みに、前記排出口40bは、図4に示すように、カッターケース40の下部開口であり、走行機体のほぼ全幅に亘る細長い矩形形状に形成されている。
【0020】
前記排出口40bの下方に位置する脱穀装置12の後側壁部分には、前記選別装置25で脱穀粒と分離された稈片を放出する放出口12bが脱穀装置12のほぼ全幅に亘って設けられている。
【0021】
また、前記排出口40bの下方には、前記茎稈細断装置4で切断された排稈や、前記放出口12bから放出される稈片を傾斜に沿って前記走行機体の後方に誘導する誘導傾斜部50が、前記排出口40bの略全幅に亘って設けてある。
【0022】
当該コンバインにおいては、前記誘導傾斜部50は、走行機体の幅方向に隣接状態に設置された二枚のカバー板51で構成してある。
図4、図5に示すように、第1カバー板51Aと第2カバー板51Bとは、二枚の合計幅寸法が、前記排出口40bの幅W1に対応するように寸法設定してあり、何れも、後方側に下り勾配となる姿勢で、前記機体フレーム1に個別に着脱できる状態でボルト固定してある。
【0023】
第1カバー板51Aは、前記放出口12bの幅W2に対応させて幅寸法を設定してあり、前記排出口40bから落下する排稈と、放出口12bから落下する稈片の両方を受けて誘導できるように構成されている。
【0024】
第2カバー板51Bは、排出口40bの幅W1から放出口12bの幅W2を差し引いた幅に対応させて幅寸法を設定してあり、主に、前記排出口40bから落下する排稈を受けて誘導できるように構成されている。因みに、第2カバー板51Bは、縦壁部51Baと、その下端に連設した傾斜部51Bbとで構成してある。
【0025】
また、第1カバー板51Aと第2カバー板51Bの傾斜部51Bbとは、設置高さが異ならせてあり、第1カバー板51Aより第2カバー板51Bの傾斜部51Bbが低くなるように、且つ、前方に位置するように設置されている(図5参照)。
さらに、第1カバー板51Aと第2カバー板51Bの傾斜部51Bbとは、第2カバー板51Bの傾斜部51Bbの水平面に対する後方下方への傾斜角度βが第1カバー板51Aの水平面に対する後方下方への傾斜角度αよりも大となるように設置されている(図3参照)。
従って、第1カバー板51A上に落下した排稈や稈片は、走行機体の後方側に誘導される過程において、高さの低い第2カバー板51B側にも落下することになり、排稈や稈片を、走行機体の幅方向での右側に誘導して排出することが可能となる。
その結果、走行機体の左側に多量の排稈が集中して排出されるのを防止でき、未刈領域の植立穀稈の株元に排稈が被さることを防止し易くなる。よって、既刈領域に隣接する未刈領域の走行時に、コンバインの前方の(特に植立穀稈の株元における)見通しをよくして、既刈領域にはみ出さないように運転操作することができる。
因みに、第1カバー板51Aの裏面側には、燃料タンク15が設置されており、第1カバー板51Aによって、燃料タンク15、及び、機体フレーム1をカバーし、意匠性の向上と保護効果を発揮している(図4参照)。
第2カバー板51Bの裏面側には、機体フレーム1に沿わせて前記穀粒搬出用オーガ14の駆動用油圧ホースやケーブル類等の駆動用部品16が設置されており、第2カバー板51Bによって、前記駆動用部品16、及び、機体フレーム1をカバーし、意匠性の向上と保護効果を発揮している。
【0026】
前記第2カバー板51Bの右側には、前記グレンタンク13の後部(特に、穀粒搬出用オーガ14の下側部分)を覆うもので、後方側ほど外側に位置する誘導縦壁部52が設けてある。
この誘導縦壁部52は、板金製であり、図5に示すように、下端部を上方に折り曲げて、前記第2カバー板51Bに連なる延長面52aとなるように構成してある。この誘導縦壁部52によって、走行機体の右側後方へ排稈を誘導する作用が更に高まるものである。
更には、穀粒搬出用オーガ14、及び、前記駆動用部品16を、この誘導縦壁部52によってカバーし、意匠性の向上と保護効果を発揮している。
【0027】
本実施形態のコンバインによれば、排稈や稈片を、前記誘導傾斜部50や誘導縦壁部52によって走行機体の右側後方に誘導することができ、従来のように、排稈が、排出口40bから直接に圃場に排出されるのに比べて、散乱しにくくでき、且つ、未刈領域の植立穀稈の株元を排稈が隠すことを防止できるようになる。よって、コンバインの前方の(特に植立穀稈の株元における)見通しをよくして、隣接する既刈領域側の端部に位置する植立穀稈の株元を目差すように刈取走行経路をとりやすくなり、隣接する帯状刈取領域どうしが重ならないようにして、効率よく刈り取りを行うことができる。
また、前記誘導傾斜部50や誘導縦壁部52による隠蔽効果によって、コンバイン後方側の意匠性の向上を図れると共に、機体フレーム1や燃料タンク15や前記駆動用部品16や、グレンタンク13の後部に設けられた各駆動機構(例えば、穀粒搬出用オーガ14等)に、塵や排稈等が付着したり堆積したりすることを防止することができる。
【0028】
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
【0029】
〈1〉 前記誘導傾斜部50は、先の実施形態で説明した2枚のカバー板51で構成されたものに限るものではなく、例えば、3枚以上のカバー板51を、それぞれ後方側に傾斜させると共に、前記脱穀装置12側のカバー板よりも前記穀粒回収部13側のカバー板が低くなるように段差をつけて設置してあってもよい。
また、一枚のカバー板51を折曲加工して上述のような段差を形成して、前記脱穀装置12側の部分よりも前記穀粒回収部13側の部分が低くなるように構成してあったり、そのようなカバー板51の複数枚を並べて、全体的に前記脱穀装置12側の部分よりも前記穀粒回収部13側の部分が低くなるように構成してあってもよい。
また、異なる実施形態としては、カバー板51の表面に段差を設ける方法に替えて、図6に示すように、カバー板51の表面が、後方側に傾斜すると共に前記脱穀装置12側の部分よりも前記穀粒回収部13側の部分が低くなるように傾斜するように形成してあってもよい。この場合、カバー板51の表面は、走行機体の後方右側に傾斜するから、排稈を後方右側に、より誘導しやすくなる。
【0030】
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0031】
当該コンバインは、グレンタンクに替えて袋詰めタンクを搭載した自脱型のものにも利用することができる。
【符号の説明】
【0032】
1 機体フレーム
4 茎稈細断装置
12 脱穀装置
13 グレンタンク(穀粒回収部の一例)
40b 排出口
50 誘導傾斜部
51 カバー板
52 誘導縦壁部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行機体上に脱穀装置と穀粒回収部とが左右に並べて設けられ、前記脱穀装置の後方側に前記脱穀装置を通過した茎稈を切断する茎稈細断装置が設けられ、前記茎稈細断装置の排出口が、前記走行機体の後端部で幅方向に沿って細長く形成されているコンバインであって、
前記排出口の下方に、前記茎稈細断装置で切断された排稈を傾斜に沿って前記走行機体の後方に誘導する誘導傾斜部が、前記排出口の略全幅に亘って設けてあり、前記誘導傾斜部は、前記脱穀装置側の部分よりも前記穀粒回収部側の部分が低く形成してあるコンバイン。
【請求項2】
前記誘導傾斜部における前記穀粒回収部側の端部に、前記穀粒回収部の後部を覆うもので後方側ほど前記穀粒回収部側に位置する誘導縦壁部が設けてある請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
前記誘導傾斜部は、前記走行機体の機体フレームの後端部上に設けられたカバー板で構成してある請求項1又は2に記載のコンバイン。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate