説明

コンパクト形蛍光ランプ

【課題】液水銀を使用する8本柱以上のコンパクト形蛍光ランプにおいて、点灯時に約50℃となる最冷点となる部分を発光管先端部につくり、更に口金付近の温度を下げることができるコンパクト形蛍光ランプを提供することを目的とする。
【解決手段】U字管で構成される発光管が8本柱以上で、水銀蒸気圧規制を行わないコンパクト形蛍光ランプにおいて、U字管の中の少なくとも1個の頂部の断面を、U字管の股部近傍に幅広部があり、幅広部から頂部の先端部に向って先細りの形状とし、
頂部の管軸方向内寸法L1を、
11≦L1≦17(単位は[mm]) (1)
U字管の股部近傍の幅広部と頂部の先端部との管軸方向の寸法L2を、
L1−7≦L2≦L1−2(単位は[mm]) (2)
とすることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、8本柱以上のコンパクト形蛍光ランプに関するものである。
【背景技術】
【0002】
6本柱のコンパクト形蛍光ランプの中で、70W、光束5200lm(ルーメン)のものは、長さが220mmになり、実使用上狭い所に適さない等の課題がある。即ち、縦型の埋め込み形のダウンライトでは天井裏の高さが問題で、ランプが210mmを超えると、それに合わせて設計した照明器具が天井に設置できない場合があるという課題があり、210mmというのが一つの上限と考えられている。そのため、6本柱に代えて8本柱にし、長さを短くすることが検討されている。
【特許文献1】特開2005−209590号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
電力が大きいランプでは温度が上がる傾向があり、このため、最冷点温度が上がり、水銀蒸気圧が発光の最適値より高くなる。この水銀蒸気圧を発光にとっての最適値に合わせるため、水銀アマルガムをランプの適当な位置に設けるという方法がとられる。
【0004】
アマルガムを使用するものについては、空調や外気の影響で、ランプの温度が上がらなくなり、アマルガムを用いた場合の最適値よりかなり低い状態にとどまってしまうことがある(過冷却と呼ぶ)。また、アマルガムでの最適値が高いため、点灯後、その最適温度に達するまでの時間がかかり、光束の立上りが遅いという課題がある。
【0005】
8本柱のコンパクト形蛍光ランプでは、6本柱に比べてランプの温度が高くなる傾向がある。これは、8本柱の発光管の容積密度が、6本柱に比べ大きくなるためである。
【0006】
従って、過冷却という課題と、点灯直後の光束立上りが遅いという課題の二つの課題を解決するために、アマルガムに代えて水銀蒸気圧の高い液水銀を使用することを前提にして、6本柱に代えてランプ温度が高くなる8本柱へ移行するには、アマルガムタイプには存在しない発光管の最冷点となる部分をつくる必要がある。
【0007】
また、口金は樹脂製であるので、温度が高くなると樹脂が劣化するという課題がある。
【0008】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、液水銀を使用する8本柱以上のコンパクト形蛍光ランプにおいて、点灯時に約50℃となる最冷点となる部分を発光管先端部につくり、更に口金付近の温度を下げることができるコンパクト形蛍光ランプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明に係るコンパクト形蛍光ランプは、U字管で構成される発光管が8本柱以上で、水銀蒸気圧規制を行わないコンパクト形蛍光ランプにおいて、U字管の中の少なくとも1個の頂部の断面を、U字管の股部近傍に幅広部があり、幅広部から頂部の先端部に向って先細りの形状とし、
頂部の管軸方向内寸法L1を、
11≦L1≦17(単位は[mm]) (1)
U字管の股部近傍の幅広部と頂部の先端部との管軸方向の寸法L2を、
L1−7≦L2≦L1−2(単位は[mm]) (2)
とすることを特徴とする。
【0010】
また、この発明に係るコンパクト形蛍光ランプは、全てのU字管の管軸方向の長さを略同一とすることを特徴とする。
【0011】
また、この発明に係るコンパクト形蛍光ランプは、全てのU字管の股部の位置が略同一であることを特徴とする。
【0012】
また、この発明に係るコンパクト形蛍光ランプは、対向するU字管の形状が同一であることを特徴とする。
【0013】
また、この発明に係るコンパクト形蛍光ランプは、U字管で構成される発光管が8本柱以上で、液水銀を封入するコンパクト形蛍光ランプにおいて、
フィラメントと口金ベースラインとの距離をLf、U字管同士の接合部と口金ベースラインとの距離をLaとすると、
11≦Lf≦17(単位は[mm]) (4)
Lf−19≦La≦Lf−13(単位は[mm]) (5)
を満たすことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
この発明に係るコンパクト形蛍光ランプは、その頂部を断面楔状に形成し、(1)乃至(2)を満たすことにより、点灯時に約50℃となる最冷点となる部分を発光管先端部につくることができる。
【0015】
また、この発明に係るコンパクト形蛍光ランプは、対向するU字管を同一形状にすることにより、光束を確保することができる。
【0016】
また、この発明に係るコンパクト形蛍光ランプは、(4)、(5)式を満たすことにより、放電路の長さが短くならず、また最冷点がU字管頂部から口金側に変わり、且つ最冷点温度が最適でなくなる恐れもなく、口金付近の温度を下げることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
実施の形態1.
図1乃至6は実施の形態1を示す図で、図1はコンパクト形蛍光ランプ1の全体構成を示す図((a)は平面図、(b)は正面図)、図2は口金ケース平面図、図3はU字管2の部分縦断面図、図4はU字管2のU字管頂部2aの断面図、図5は形状の異なるU字管20とU字管21とを組み合わせる第1の変形例を示す図、図6は形状の異なるU字管20とU字管22とを組み合わせる第2の変形例を示す図である。
【0018】
図1に示すように、コンパクト形蛍光ランプ1は、四つのU字管2(ガラスバルブ)を、端部の側壁同士(接合部2a)で互いに溶融接合し、8本のガラスバルブにより内部に全体として1本の蛇行形の放電路を形成した発光管5と、この発光管5が接着等により固定される平坦部3bとこの平坦部3bに連なる横断面が八角形状の側壁3aとを有する口金ケース3と、この口金ケース3に嵌合し、発光管5からのリード線に電気的に接続される口金ピン4aを有する口金4とを備える。
【0019】
放電路の両端部となる二つのU字管2には、図示はしないが、フィラメントが設けられる。フィラメントには、電子放射物質が塗布される。二つのフィラメント間に放電路が形成される。
【0020】
尚、口金ケース3の材質は、PET(ポリエチレンテレフタレート)、LCP(液晶ポリマー)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等である。
【0021】
図2に示すように、口金ケース3は、側壁3aの一方の端部に連なる平坦部3bに8本柱の発光管5を接着等により固定するための8個の開口部3cが設けられている。
側壁3aの他方の端部は開口しており、ここに口金ピン4aを有する口金4が嵌合する。
【0022】
ここでは、8本柱のコンパクト形蛍光ランプ1を用いて説明するが、10本柱、12本柱等の8本柱以上のものにも本発明は適用される。
【0023】
図1のコンパクト形蛍光ランプ1は、アマルガムを使用しないタイプのもので、液水銀を発光管内に導入する。これは、アマルガムを使用するものについては、空調や外気の影響で、ランプの温度が上がらなくなり、アマルガムを用いた場合の最適値よりかなり低い状態にとどまってしまうことがある(過冷却と呼ぶ)。また、アマルガムでの最適値が高いため、点灯後、その最適温度に達するまでの時間がかかり、光束の立上りが遅いという課題がある。これらの課題を解決するためである。
【0024】
液水銀を発光管内に導入する方法としては、下記のものがあり、少なくとも動作中に水銀が独立して動作するものを指す。
(1)高純度の液体水銀をそのまま入れる方法。
(2)Hg(水銀)をTiZnあるいはFe中に含浸させた形で封入し、点灯や加熱によりHgがTiZnあるいはFeの構体と独立して動作させるようにした方式。
本実施の形態では、(2)の方式を採用している。
【0025】
アマルガムを用いた方式は、水銀蒸気圧がアマルガムの温度の他に、アマルガムを構成する元素の比率を調整することによっても変えることができる。さらにアマルガムはチップ管に固定したり、フィラメントを支えるリード線に固定したりすることによって、位置も固定することができる。このことを「水銀蒸気圧規制をおこなっている」という。これに対して、液水銀を導入した場合、点灯中液で残っている水銀の温度のみで水銀蒸気圧が決まり、かつ、液水銀は動くため、最も温度の低い位置に自由に動き、位置を固定することができない。これを「水銀蒸気圧規制をおこなわない」という。
【0026】
発光管5を構成する四つのU字管2は、同一形状である。U字管2の管外径は10〜15mm、コンパクト形蛍光ランプ1の長さL(口金ピン4aの根元と発光管5の先端との距離(図1参照))は150〜210mmであるが、180mmを一例とする。
【0027】
コンパクト形蛍光ランプ1の長さLは、長いと縦型の天井埋め込み形のダウンライトでは天井裏と干渉する恐れがある。従って、210mmを上限とする。また、短いと発光効率が小さくなる。従って、150mmを下限とする。
【0028】
U字管2の管外径は、細いと効率が小さくなり、放電電圧が高くなりすぎて、インバータの設計に制限が大きくなる。従って、10mmを下限とする。また、太いと、発光管5の径方向のサイズが大きくなり、器具の設計が難しくなる。電流も大きくなりすぎて、インバータのコストに課題が出てくる。従って、15mmを上限とする。
【0029】
既に述べたように、70Wの6本柱コンパクト形蛍光ランプの長さは220mmであるから、約40mm短縮される。
【0030】
発光管5が8本柱になることにより、同一ワット数の6本柱のものよりも発光管5の温度が上がる。一例では、その差は約5K(ケルビン)である。
【0031】
8本柱にすると6本柱より発光管5の温度が高くなる上に、液水銀を使用するので、U字管2の形状が6本柱(U字管2頂部断面が円形)のままでは、水銀蒸気圧を適正値に制御する最冷点が形成されず、所望の光束が得られない。
【0032】
そこで、U字管2の頂部に最冷点が形成されるような、U字管2の頂部の形状を検討する。U字管2の頂部も放電路の一部となる。放電路の温度は、放電路とならない部分より温度が高くなる。そこで、例えば、図4に示すように、U字管頂部2aの断面形状を、U字管2の股部近傍に幅広部2bがあり、幅広部2bからU字管頂部2aの先端部に向って先細りの形状にする。即ち、先端になるほど細くなり、U字管2の股部近傍が太くなるようにする。これにより、U字管2の股部近傍の幅広部2bが放電路となる。先端付近は、放電路とならないので、股部近傍の幅広部2bより温度は低くなる。
【0033】
具体的な数値で、U字管頂部2aの形状を示す。図3に示すように、U字管頂部2aの管軸方向内寸法L1は、
11≦L1≦17(単位は[mm]) (1)
とする。
また、図4に示すように、U字管2の股部近傍の幅広部2bとU字管頂部2aの先端部との管軸方向の寸法をL2とすると、
L1−7≦L2≦L1−2(単位は[mm]) (2)
を満たすようにする。
尚、図4に示すように、U字管2の股部近傍の幅広部2bとU字管2の股部との管軸方向の寸法をL3とすると、
2≦L3≦7(単位は[mm]) (3)
となる。
【0034】
U字管頂部2aを、上記のような形状とすることにより、U字管2の股部近傍の幅広部2b付近が放電路となる。U字管頂部2aの先端部は、放電路とならないので、U字管2の股部近傍の幅広部2bより温度は低くなり、ここに最冷点が形成される。周囲温度25℃における、点灯時の最適な最冷点温度は50℃であるが、U字管頂部2aを、上記のような形状とすることにより、U字管頂部2a先端部をその温度に制御することができる。
【0035】
8本柱のコンパクト形蛍光ランプ1は、4個のU字管2を備える。全てのU字管2を、(1)〜(3)式を満たす形状にしてもよいが、一部のU字管2を(1)〜(3)式を満たす形状にしてもよい。1本または2本のU字管2を(1)〜(3)式を満たし、他のU字管2はその頂部の管軸方向内寸法L1が短いものにする方が、効率については良くなる。以下、その変形例を説明する。
【0036】
図5に示す第1の変形例は、頂部が(1)〜(3)式を満たす形状のU字管20と、頂部の管軸方向内寸法L1がU字管20よりも短いU字管21とを組み合わせるものである。U字管20とU字管21は、管軸方向の長さは同じである。4個のU字管の中の少なくとも1個をU字管20とし、他をU字管21とすればよい。4個のU字管の中の2個をU字管20とする場合は、U字管20が対向するように配置するのが好ましい。コンパクト形蛍光ランプ1を水平に使用する場合にこの形状が適する。最冷点の温度が、コンパクト形蛍光ランプ1の取り付け方による変化が少ないからである。
【0037】
ここで、U字管頂部2aの管軸方向内寸法L1が長いU字管20と、短いU字管21との組み合わせ方で、放電長と効率がどのように変化するか、一例を示す。
(1)U字管20は、L1=14mm、L2=8mmである。
(2)U字管21は、L1=9mm、L2=4mmである。
【0038】
(1)U字管20が1個、U字管21が3個で構成されるコンパクト形蛍光ランプ1は、U字管20が4個で構成されるコンパクト形蛍光ランプ1よりも、放電長が24mmより長くなり、発光効率が2%上がった。
(2)U字管20が2個、U字管21が2個で構成されるコンパクト形蛍光ランプ1は、U字管20が4個で構成されるコンパクト形蛍光ランプ1よりも、放電長が16mmより長くなり、発光効率が1.5%上がった。
尚、U字管20が3個、U字管21が1個で構成されるコンパクト形蛍光ランプ1は、上記(1)、(2)よりも、更に放電長及び発光効率は小さくなることは明らかである。
【0039】
上記のように、U字管20を1個使用し、他の3個はU字管21を使用するコンパクト形蛍光ランプ1が、特性上は最も好ましいと言える。
【0040】
図6に示す変形例も、頂部が(1)〜(3)式を満たす形状のU字管20と、頂部の管軸方向内寸法L1がU字管20よりも短いU字管22とを組み合わせるものである。図5と異なるのは、U字管20とU字管22は、管軸方向の長さが異なり、U字管20の股部の位置が略同一である点である。図6の場合も、4個のU字管の中の少なくとも1個をU字管20とし、他をU字管22とすればよい。また、4個のU字管の中の2個をU字管20とする場合は、U字管20が対向するように配置するのが好ましい。コンパクト形蛍光ランプ1を水平に使用する場合にこの形状が適する。最冷点の温度が、コンパクト形蛍光ランプ1の取り付け方により変化しないからである。
【0041】
実施の形態2.
図7は実施の形態2を示す図で、コンパクト形蛍光ランプ1の口金ベースライン付近を示す図である。
【0042】
発光管5が8本柱になることにより、同一ワット数の6本柱のものよりも発光管5の温度が上がる。従って、口金4の温度も上がる。口金ケース3の材質はPET等であるから、口金4の温度が高くなると劣化する恐れがある。そこで、本実施の形態では、口金4の温度を下げることを検討する。
【0043】
口金4の温度に関係する部分は、フィラメント6(図7)と、U字管2同士の接合部2c(図7)である。放電の始点となるフィラメント6と、放電路となるU字管2同士の接合部2cは共に高温になる。口金4の温度を下げるには、フィラメント6とU字管2同士の接合部2cを口金4から離すことが有効となる。しかし、余り離すと、全体の放電路の長さが短くなるため効率が低下すること、また最冷点がU字管頂部2aから口金4側に変わり、且つ最冷点温度が最適でなくなる恐れがあるのでおのずと限界がある。なお、最冷点をこの口金側ではなく、先端側に設けた第1の理由は、先端側の方が、温度が下がりやすく、先端側に最冷点をもっていった方が全体として、放電路の長くすることができることによる。第2の理由は、照明器具に装着した場合に、口金側の方が温度の変化が大きく、照明器具の違いや雰囲気の違いにより、光束などが大きく変化するが、このような変化を小さくするためである。
【0044】
図7に示すように、フィラメント6と口金ベースラインとの距離をLf、接合部2cと口金ベースラインとの距離をLaとすると、口金4の温度を下げ、且つ放電路の長さが短くならず、また最冷点がU字管頂部2aから口金4側に変わり、且つ最冷点温度が最適でなくなる恐れがないLf、Laは、
11≦Lf≦17(単位は[mm]) (4)
Lf−19≦La≦Lf−13(単位は[mm]) (5)
となる。
【0045】
フィラメント6と、U字管2同士の接合部2cの位置を、(4)、(5)式を満たすようにすれば、口金4の温度が下がり、且つ放電路の長さが短くならず、また最冷点がU字管頂部2aから口金4側に変わり、且つ最冷点温度が最適でなくなる恐れもない。
【0046】
この実施の形態2においては、先端側を実施の形態1と同様としている。この先端側を実施の形態1と同様にすることによって、実施の形態2の条件で、確実に最冷点が先端側に設けられ、かつ、先端側の最冷点温度が最適な条件になり、また、放電路の長さが十分に長くなる。しかしながら、先端部分を実施の形態1とことなるような適切な条件を作り上げることができれば、口金側に関する実施の形態2の条件を満たすことは効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】実施の形態1を示す図で、コンパクト形蛍光ランプ1の全体構成を示す図。
【図2】実施の形態1を示す図で、口金ケース3の平面図。
【図3】実施の形態1を示す図で、U字管2の部分縦断面図。
【図4】実施の形態1を示す図で、U字管2のU字管頂部2aの断面図。
【図5】実施の形態1を示す図で、形状の異なるU字管20とU字管21とを組み合わせる第1の変形例を示す図。
【図6】実施の形態1を示す図で、形状の異なるU字管20とU字管22とを組み合わせる第2の変形例を示す図。
【図7】実施の形態2を示す図で、コンパクト形蛍光ランプ1の口金ベースライン付近を示す図。
【符号の説明】
【0048】
1 コンパクト形蛍光ランプ、2 U字管、2a U字管頂部、2b 幅広部、2c 接合部、3 口金ケース、3a 側壁、3b 平坦部、3c 開口部、4 口金、4a 口金ピン、5 発光管、6 フィラメント。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
U字管で構成される発光管が8本柱以上で、水銀蒸気圧規制を行わないコンパクト形蛍光ランプにおいて、
前記U字管の中の少なくとも1個の頂部の断面を、前記U字管の股部近傍に幅広部があり、該幅広部から前記頂部の先端部に向って先細りの形状とし、
前記頂部の管軸方向内寸法L1を、
11≦L1≦17(単位は[mm]) (1)
前記U字管の股部近傍の幅広部と前記頂部の先端部との管軸方向の寸法L2を、
L1−7≦L2≦L1−2(単位は[mm]) (2)
とすることを特徴とするコンパクト形蛍光ランプ。
【請求項2】
前記全てのU字管の管軸方向の長さを略同一とすることを特徴とする請求項1記載のコンパクト形蛍光ランプ。
【請求項3】
前記全てのU字管の股部の位置が略同一であることを特徴とする請求項1記載のコンパクト形蛍光ランプ。
【請求項4】
対向する前記U字管の形状が同一であることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のコンパクト形蛍光ランプ。
【請求項5】
U字管で構成される発光管が8本柱以上で、液水銀を封入するコンパクト形蛍光ランプにおいて、
フィラメントと口金ベースラインとの距離をLf、前記U字管同士の接合部と口金ベースラインとの距離をLaとすると、
11≦Lf≦17(単位は[mm]) (4)
Lf−19≦La≦Lf−13(単位は[mm]) (5)
を満たすことを特徴とするコンパクト形蛍光ランプ。

【図1】
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【図2】
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【図7】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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