説明

コンベア用照明装置

【課題】コンベアにより被搬送物を搬送しながら行う作業時の照明を簡素な構造により効率的に行う。
【解決手段】被搬送物Wを支持する搬送方向視略逆向きU字状の被搬送物支持具3を有するキャリア2の側方片側のみに支持架構が設置されたコンベア1において、被搬送物支持具3の支持架構7から遠い側のフレームに支持された反射鏡10と、キャリア2が搬送される経路の所定箇所において反射鏡10に向かって光を照射するように支持架構7に取り付けられた照明器具11とを備え、被搬送物Wへの作業を行う際に照明器具11からの光L1を反射鏡10により反射させることにより、反射光L2を作業用照明とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被搬送物を支持するキャリアを搬送するコンベアにおいて、被搬送物に対して行う作業の際に用いられるコンベア用照明装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば艤装工場の自動車組立ラインにおいて、エンジン搭載やアクスル搭載等を行うシャーシ工程の車体搬送に用いられるコンベアは、車体の下及びその周辺が作業域であることから、この作業域を開放する必要がある。
したがって、被搬送物を支持する搬送方向視略逆向きU字状の被搬送物支持具を有するキャリアの側方片側のみに支持架構が設置されたコンベア(例えば特願2007−253078号参照。以下において「先願」という。)、又は、前記キャリアの上方のみに支持架構が設置されたオーバーヘッドコンベア(例えば、特許文献1参照。)等が用いられる。
【0003】
【特許文献1】実開平1−78611号公報(第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
先願のようなコンベアは、支持架構がキャリアの側方片側のみにしかないことから、支持架構に取り付けた照明器具によるキャリアに支持された被搬送物への作業用照明の他、支持架構がない側のキャリア側方上部に、補助梁等を利用して作業域の全長にわたってツールレールを架設することにより、このツールレールに照明器具を取り付けて作業用照明としている。
また、特許文献1のようなオーバーヘッドコンベアは、支持架構がキャリアの上方のみにしかないことから、キャリアの側方両側の上部に、補助梁等を利用して作業域の全長にわたってツールレール等を架設することにより、これらのツールレールに照明器具を取り付けて作業用照明としている。
よって、被搬送物を支持する搬送方向視略逆向きU字状の被搬送物支持具を有するキャリアの側方片側又は上方のみに支持架構が設置されたコンベアにおける従来の照明装置の構成では、ツールレールの架設等が必要であることから、コンベア用照明装置全体のコストが嵩むという問題がある。
【0005】
そこで本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、被搬送物を支持する搬送方向視略逆向きU字状の被搬送物支持具を有するキャリアの側方片側又は上方のみに支持架構が設置されたコンベアにおいて、補助梁等を利用して作業域の全長にわたってツールレール等を架設して照明器具を取り付けることなく効率的に作業用照明を行うことができ、コストを削減することができるコンベア用照明装置を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るコンベア用照明装置は、前記課題解決のために、被搬送物を支持する搬送方向視略逆向きU字状の被搬送物支持具を有するキャリアの側方片側又は上方のみに支持架構が設置されたコンベアにおいて、前記被搬送物支持具のフレームに支持された反射鏡と、前記キャリアが搬送される経路の所定箇所において前記反射鏡に向かって光を照射するように、前記支持架構に取り付けられた照明器具とを備え、前記被搬送物への作業を行う際に前記照明器具からの光を前記反射鏡により反射させることにより、該反射光を作業用照明とするものである。
【0007】
また、本発明に係るコンベア用照明装置は、前記課題解決のために、被搬送物を支持する搬送方向視略逆向きU字状の被搬送物支持具を有するキャリアの側方片側又は上方のみに支持架構が設置されたコンベアにおいて、前記支持架構側の端部に集光具が接続されるとともに他端部に光拡散具が接続され、前記被搬送物支持具のフレームに添設された光ファイバーと、前記キャリアが搬送される経路の所定箇所において前記集光具に向かって光を照射するように、前記支持架構に取り付けられた照明器具とを備え、前記被搬送物への作業を行う際に前記照明器具からの光を、前記集光具及び光ファイバーを介して前記光拡散具に導き、該光拡散具から拡散光を発することにより、該拡散光を作業用照明とするものである。
【0008】
ここで、前記光ファイバーの前記光拡散具側端部をフレキシブルチューブにより支持してなると好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るコンベア用照明装置によれば、被搬送物を支持する搬送方向視略逆向きU字状の被搬送物支持具を有するキャリアの側方片側又は上方のみに支持架構が設置されたコンベアにおいて、前記被搬送物支持具のフレームに支持された反射鏡と、前記キャリアが搬送される経路の所定箇所において前記反射鏡に向かって光を照射するように、前記支持架構に取り付けられた照明器具とを備え、前記被搬送物への作業を行う際に前記照明器具からの光を前記反射鏡により反射させることにより、該反射光を作業用照明とするので、固定側である支持架構に取り付けた照明器具の光を、作業対象である被搬送物を支持して搬送する、移動側であるキャリアに取り付けた反射鏡により反射させて作業用照明としているため、補助梁等を利用して作業域の全長にわたってツールレール等を架設して照明器具を取り付ける必要がない。
よって、簡素な構造により効率的に作業用照明を行うことができるため、コストを削減することができる。
【0010】
また、本発明に係るコンベア用照明装置によれば、被搬送物を支持する搬送方向視略逆向きU字状の被搬送物支持具を有するキャリアの側方片側又は上方のみに支持架構が設置されたコンベアにおいて、前記支持架構側の端部に集光具が接続されるとともに他端部に光拡散具が接続され、前記被搬送物支持具のフレームに添設された光ファイバーと、前記キャリアが搬送される経路の所定箇所において前記集光具に向かって光を照射するように、前記支持架構に取り付けられた照明器具とを備え、前記被搬送物への作業を行う際に前記照明器具からの光を、前記集光具及び光ファイバーを介して前記光拡散具に導き、該光拡散具から拡散光を発することにより、該拡散光を作業用照明とするので、固定側である支持架構に取り付けた照明器具の光を、作業対象である被搬送物を支持して搬送する、移動側であるキャリアに取り付けた集光具及び光ファイバーにより光拡散具に導き、該光拡散具からの拡散光を作業用照明としているため、補助梁等を利用して作業域の全長にわたってツールレール等を架設して照明器具を取り付ける必要がない。
よって、簡素な構造により効率的に作業用照明を行うことができるため、コストを削減することができる。
【0011】
さらに、前記光ファイバーの前記光拡散具側端部をフレキシブルチューブにより支持してなると、前記効果に加え、フレキシブルチューブを操作することにより光拡散具からの拡散光の方向を容易に変更することができることから、作業内容に応じた適切な照明を行うことができるため、作業性を向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。なお、本明細書においては、搬送方向である図1〜図6の紙面垂直方向を前後方向とし、前後方向に直交する水平方向を左右方向とする。
【0013】
実施の形態1.
図1及び図2は本発明の実施の形態1に係るコンベア用照明装置の構成を示す部分断面図であり、図1は正面図、図2は要部拡大正面図である。
コンベア1は、被搬送物Wを支持するキャリア2の側方片側のみに、床面FLに固定された支持架構7が設置されており、図示しない例えばフリクションローラ式駆動装置によりキャリア2を駆動することにより所定搬送経路に沿って搬送するものである。
【0014】
キャリア2は、フレーム体4の上下のトロリ5,6の水平ローラ5H並びに水平ローラ6H及び垂直ローラ6V1,6V2を、それぞれ上下の走行レール8,9に係合させることにより、走行レール8,9に沿って搬送方向に走行するものであり、フレーム体4の前後に、被搬送物Wを支持する、前後方向から見て略逆向きU字状の被搬送物支持具3,3が連結固定される。
【0015】
キャリア2が搬送される経路の所定箇所(作業箇所)において、支持架構7のキャリア2に近い側には、照明器具12の光L3が被搬送物Wの支持架構に近い側に当たるように、取り付けられているため、直接光L3を支持架構7に近い側における被搬送物Wの作業用照明とすることができる。
【0016】
また、キャリア2の被搬送物支持具3の支持架構7から遠い側(側方に支持架構7がない側)のフレームには、前後方向に延びる反射鏡10が、その上端が支持架構7に近く下端が支持架構7から遠くなるように傾斜させて、下面が鏡面となるように取り付けられており、支持架構7には、キャリア2が搬送される経路の所定箇所(作業箇所)において、反射鏡10に向かって光を照射するように照明器具11が取り付けられる。なお、照明器具11は、前後方向に長いものが好ましく、必要に応じて前後方向に並設される。
したがって、照明器具11の光L1が反射鏡10によって下方へ反射し、この反射光L2が被搬送物Wの支持架構7から遠い側に当たるため、反射光L2を支持架構7から遠い側における被搬送物Wの作業用照明とすることができる。
【0017】
よって、固定側である支持架構7に取り付けた照明器具11の光L1を、作業対象である被搬送物Wを支持して搬送する、移動側であるキャリア2に取り付けた反射鏡10により反射させて作業用照明としていることから、補助梁等を利用して作業域の全長にわたってツールレール等を架設して照明器具を取り付ける必要がなく、簡素な構造により効率的に作業用照明を行うことができるため、コストを削減することができる。
【0018】
実施の形態2.
図3は本発明の実施の形態2に係るコンベア用照明装置の構成を示す要部拡大部分断面正面図であり、実施の形態1の図1及び図2と同一符号は同一又は相当部分を示している。
実施の形態2と実施の形態1とは、支持架構7から遠い側における被搬送物Wへの作業用照明の構成のみが異なっている。
【0019】
すなわち、図3に示すように、キャリア2が搬送される経路の所定箇所(作業箇所)には、実施の形態1と同様の照明器具11が支持架構7に取り付けられており、キャリア2には、そのフレームに支持架構7に近い側から遠い側にわたって延びる光ファイバー(光ファイバーの束)14が添設され、光ファイバー14の支持架構7側の端部には、照明器具11に対向する集光具13が接続され、支持架構7から遠い位置にある他端部には略下向きの光拡散具15が接続される。
ここで、作業箇所において照明器具11に対向する集光具13は、例えば、照明器具11側を開口した箱状体であり、その内面を鏡面とするとともに、内部に装着された集光レンズの焦点を光ファイバー14の光導入端近傍としてなるものであり、光拡散具15は、光ファイバー14により導かれた光を例えば鏡面に反射させて拡散するものである。
【0020】
以上のような構成により、照明器具11の光は、集光具13及び光ファイバー14により光拡散具15へ導かれ、光拡散具15から発する拡散光L4を支持架構7から遠い側における被搬送物Wの作業用照明とすることができる。
よって、固定側である支持架構7に取り付けた照明器具11の光を、作業対象である被搬送物Wを支持して搬送する、移動側であるキャリア2に取り付けた集光具13及び光ファイバー14により光拡散具15に導き、光拡散具15からの拡散光L4を作業用照明としていることから、補助梁等を利用して作業域の全長にわたってツールレール等を架設して照明器具を取り付ける必要がなく、簡素な構造により効率的に作業用照明を行うことができるため、コストを削減することができる。
【0021】
実施の形態3.
図4は本発明の実施の形態3に係るコンベア用照明装置の構成を示す要部拡大部分断面正面図であり、実施の形態1及び2の図1〜図3と同一符号は同一又は相当部分を示している。
実施の形態3と実施の形態2とは、集光具13及び光ファイバー14を用いて照明器具11の光を光拡散具に導く構成は同様であるが、光拡散具の構成及び設置位置等が異なっている。
【0022】
すなわち、図4に示すように、キャリア2が搬送される経路の所定箇所(作業箇所)には、実施の形態1及び2と同様の照明器具11が支持架構7に取り付けられており、キャリア2には、そのフレームに支持架構7に近い側から遠い側の下側まで延びる光ファイバー(光ファイバーの束)14が添設され、光ファイバー14の支持架構7側の端部には、照明器具11に対向する集光具13が接続され、支持架構7から遠い位置の下側にある他端部には、略斜め上向きの光拡散具16が接続される。
また、光ファイバー14の光拡散具16側端部は、フレキシブルチューブ17により支持されている。
ここで、光拡散具16は、光ファイバー14により導かれた光を例えば凹レンズにより拡散するものである。
【0023】
以上のような構成により、照明器具11の光は、集光具13及び光ファイバー14により光拡散具16へ導かれ、光拡散具16から発する拡散光L5を支持架構7から遠い側における被搬送物Wの作業用照明とすることができる。
よって、固定側である支持架構7に取り付けた照明器具11の光を、作業対象である被搬送物Wを支持して搬送する、移動側であるキャリア2に取り付けた集光具13及び光ファイバー14により光拡散具16に導き、光拡散具16からの拡散光L5を作業用照明としているため、補助梁等を利用して作業域の全長にわたってツールレール等を架設して照明器具を取り付ける必要がなく、簡素な構造により効率的に作業用照明を行うことができるため、コストを削減することができる。
その上、フレキシブルチューブ17を操作することにより光拡散具16からの拡散光L5の方向を容易に変更することができることから、作業内容に応じた適切な照明を行うことができるため、作業性を向上することができる。
【0024】
実施の形態4.
図5は本発明の実施の形態4に係るコンベア用照明装置の構成を示す要部拡大部分断面正面図であり、実施の形態1の図1及び図2と同一符号は同一又は相当部分を示している。
実施の形態5と実施の形態1とは、コンベア1の構成等が異なっている。
【0025】
すなわち、コンベア1は、被搬送物Wを支持するキャリア2の上方のみに、天井面CLに固定された支持架構18が設置されており、例えばパワーアンドフリー式駆動装置によりトロリ20を駆動することにより、走行レール19の直下で被搬送物Wを支持するキャリア2を所定搬送経路に沿って搬送するオーバーヘッドコンベアである。
【0026】
キャリア2は、トロリ20に設けられた左右の垂直ローラ21V,21V及び水平ローラ21Hを、支持架構18により支持された走行レール19に係合させることにより、走行レール19に沿って搬送方向に走行するものであり、トロリ20の下側の前後に、被搬送物Wを支持する、前後方向から見て略逆向きU字状の被搬送物支持具3,3が連結固定される。
【0027】
また、キャリア2の被搬送物支持具3左右の上下方向に延びるフレームには、前後方向に延びる略垂直の反射鏡10,10が、左右方向の内側が鏡面となるように取り付けられており、支持架構18の左右には、キャリア2が搬送される経路の所定箇所(作業箇所)において、反射鏡10,10に向かって光L1,L1を照射するように照明器具11,11が取り付けられる。
したがって、左右の照明器具11,11の光L1,L1がそれぞれ左右の反射鏡10,10によって内側下方へ反射し、この反射光L2,L2が被搬送物Wの左右に当たるため、反射光L2,L2を被搬送物Wの作業用照明とすることができる。
【0028】
よって、固定側である支持架構18に取り付けた左右の照明器具11,11の光L1,L1を、作業対象である被搬送物Wを支持して搬送する、移動側であるキャリア2に取り付けた反射鏡10,10により反射させて作業用照明としていることから、補助梁等を利用して作業域の全長にわたってツールレール等を架設して照明器具を取り付ける必要がなく、簡素な構造により効率的に作業用照明を行うことができるため、コストを削減することができる。
【0029】
実施の形態5.
図6は本発明の実施の形態5に係るコンベア用照明装置の構成を示す要部拡大部分断面正面図であり、実施の形態4の図5と同一符号は同一又は相当部分を示している。
実施の形態5と実施の形態4とは、被搬送物Wへの作業用照明の構成のみが異なっている。
【0030】
すなわち、図6に示すように、キャリア2が搬送される経路の所定箇所(作業箇所)には、実施の形態1と同様の照明器具11,11が支持架構18に取り付けられており、キャリア2には、支持架構18に近い上側から左右のフレームを経由して被搬送物Wの下側まで延びる左右の光ファイバー(光ファイバーの束)14,14が添設され、光ファイバー14,14の支持架構18側の端部には、照明器具11,11に対向する集光具13,13が接続され、被搬送物Wの下側にある他端部には、略斜め上向きの光拡散具16,16が接続される。
また、光ファイバー14,14の光拡散具16,16側端部は、フレキシブルチューブ17,17により支持されている。
【0031】
以上のような構成により、照明器具11,11の光は、それぞれ集光具13及び光ファイバー14により光拡散具16へ導かれ、光拡散具16から発する拡散光L5を被搬送物Wの作業用照明とすることができる。
よって、固定側である支持架構18に取り付けた左右の照明器具11,11の光を、作業対象である被搬送物Wを支持して搬送する、移動側であるキャリア2に取り付けた左右の集光具13,13及び光ファイバー14,14により光拡散具16,16に導き、光拡散具16,16からの拡散光L5,L5を作業用照明としているため、補助梁等を利用して作業域の全長にわたってツールレール等を架設して照明器具を取り付ける必要がなく、簡素な構造により効率的に作業用照明を行うことができるため、コストを削減することができる。
その上、フレキシブルチューブ17,17を操作することにより光拡散具16,16からの拡散光L5,L5の方向を容易に変更することができることから、作業内容に応じた適切な照明を行うことができるため、作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の実施の形態1に係るコンベア用照明装置の構成を示す部分断面正面図である。
【図2】同じく要部拡大部分断面正面図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係るコンベア用照明装置の構成を示す要部拡大部分断面正面図である。
【図4】本発明の実施の形態3に係るコンベア用照明装置の構成を示す要部拡大部分断面正面図である。
【図5】本発明の実施の形態4に係るコンベア用照明装置の構成を示す要部拡大部分断面正面図である。
【図6】本発明の実施の形態5に係るコンベア用照明装置の構成を示す要部拡大部分断面正面図である。
【符号の説明】
【0033】
CL 天井面
FL 床面
W 被搬送物
L1,L2,L3,L4,L5 光
1 コンベア
2 キャリア
3 被搬送物支持具
4 フレーム体
5,6 トロリ
5H,6H 水平ローラ
6V1,6V2 垂直ローラ
7 支持架構
8,9 走行レール
10 反射鏡
11,12 照明器具
13 集光具
14 光ファイバー
15,16 光拡散具
17 フレキシブルチューブ
18 支持架構
19 走行レール
20 トロリ
21H 水平ローラ
21V 垂直ローラ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
被搬送物を支持する搬送方向視略逆向きU字状の被搬送物支持具を有するキャリアの側方片側又は上方のみに支持架構が設置されたコンベアにおいて、
前記被搬送物支持具のフレームに支持された反射鏡と、
前記キャリアが搬送される経路の所定箇所において前記反射鏡に向かって光を照射するように、前記支持架構に取り付けられた照明器具とを備え、
前記被搬送物への作業を行う際に前記照明器具からの光を前記反射鏡により反射させることにより、該反射光を作業用照明とすることを特徴とするコンベア用照明装置。
【請求項2】
被搬送物を支持する搬送方向視略逆向きU字状の被搬送物支持具を有するキャリアの側方片側又は上方のみに支持架構が設置されたコンベアにおいて、
前記支持架構側の端部に集光具が接続されるとともに他端部に光拡散具が接続され、前記被搬送物支持具のフレームに添設された光ファイバーと、
前記キャリアが搬送される経路の所定箇所において前記集光具に向かって光を照射するように、前記支持架構に取り付けられた照明器具とを備え、
前記被搬送物への作業を行う際に前記照明器具からの光を、前記集光具及び光ファイバーを介して前記光拡散具に導き、該光拡散具から拡散光を発することにより、該拡散光を作業用照明とすることを特徴とするコンベア用照明装置。
【請求項3】
前記光ファイバーの前記光拡散具側端部をフレキシブルチューブにより支持してなる請求項2記載のコンベア用照明装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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