コーナー水切り袋支持具

【課題】非衛生的になりがちな台所シンクの三角コーナーに変わる、市販されている水切り袋や紙パックを用いて使い捨てにできて、清掃等の手間をとらない台所のシンクに置く生ゴミ入れを提供する。
【解決手段】生ゴミ入れとなる市販の水切り袋３を、シンクのコーナー側面の壁に吸盤５で固定する支持具本体となるフレーム１にクリップ２で挟んでコーナーに固定しておくもので、生ゴミを入れて廃棄するのは３のみとなるが、三角コーナーのカゴの部分が無いために清掃等の手間をとらない生ゴミ入れとすることができる。また、３の口が開きっぱなしでシンクの邪魔にならないよう、袋の口を開閉可能とする袋とじロック４がクリップ上部中央に付いている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、台所シンクのコーナーに取り付ける生ゴミ入れに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
台所シンクに置いたり取り付けたりする三角コーナーと呼ばれる生ゴミ入れは、三角形のカゴのような形態をしたものが多く、生ゴミを捨てる時に手間がかからないようにすることと、掃除を楽にするというような理由からカゴの中に水切り袋や紙パックなどを入れて使用するなどの工夫をして使用したりしている。
【０００３】
三角コーナーは上記のような使用をしても本体自体が非衛生的になりがちで、放置したままだと悪臭やヌメリが付くため、小まめに清掃や除菌処理をしなければならないところが問題点である。
【０００４】
そのためヌメリ防止や悪臭防止のための工夫をしているものや商品もいろいろ出ているが、三角コーナー自体を使い捨てにして特許や実用新案を申請したものなどもある。
【０００５】
本発明で使い捨てにするのは市販されている水切り袋や紙パックの部分とし、ただ水切り袋や紙パックだけをシンクに置いた状態ではシンクの中の空間を無駄に使い邪魔になることを防ぐため、シンクのコーナー側面の壁に吸盤で固定するフレームに水切り袋や紙パックをクリップで挟んで止めてコーナーに固定する支持具を本体としている。
【０００６】
また、これだけでは水切り袋や紙パックの口を閉じることができず、生ゴミを入れて容積が増えれば袋の口は大きく開き、シンクの中でやはり邪魔になってしまうため、水切り袋や紙パックの口を開閉可能とする袋とじロックをクリップ上部中央に付けた。
【特許文献１】登録実用新案第３１１５９２１号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
解決しようとする問題点は、非衛生的になりがちな台所シンクの三角コーナーに変わる、市販されている水切り袋や紙パックを用いて使い捨てにでき、清掃等の手間をとらない台所のシンクに置く生ゴミ入れを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明は、生ゴミ入れとなる水切り袋や紙パックを、シンクのコーナー側面の壁に吸盤で固定する支持具本体となるフレームにクリップで挟んでコーナーに固定しておくもので、生ゴミを入れて処分するのは水切り袋や紙パックのみとなるが、カゴの部分が無いために清掃等の手間をとらない生ゴミ入れとすることができ、課題を解決するための手段となる。
【発明の効果】
【０００９】
本発明は、上記の手段によって、市販されている水切り袋や紙パックを使用することで経済性が良く、生ゴミを入れて処分するのも水切り袋や紙パックのみで三角コーナーのようなカゴが無いため、清掃等の手間をとらない。
【００１０】
また、袋の口を開閉可能とする袋とじロックをクリップ上部中央に付けることで、水切り袋や紙パックの口が開きっぱなしとならず、シンクの中で邪魔になるようなことがないようにしている。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１１】
台所のシンクのコーナーに沿ったカーブを描くフレームと、シンクのコーナーの壁にフレームを固定するための吸盤と、生ゴミの入れ物をフレームの上部に挟んで止めるクリップによって構成し、使い捨てする生ゴミの入れ物は市販の水切り袋や紙パックとする。また、水切り袋や紙パックの口を開閉可能とする袋とじロックがクリップ上部中央に付いている形態であること。
【実施例１】
【００１２】
図１は本発明の１実施例を構成する部品を示した構成図で、１はフレーム、２はクリップ、３は水切り袋、４は袋とじロック、５は吸盤である。
【００１３】
本発明の１実施例は上記の如き部位で構成され、まず１を５によって台所のシンクのコーナーに固定しておき、３を１に引っ掛けた後、２をその上から１に差し込む形で３を鋏み入れることで図２の如きセッティングが完了する。
【００１４】
３に生ゴミを入れてゆき、生ゴミが溜まって廃棄する場合は、３の内容物の水気を切り、２を１から引き上げて３のみを取り出し廃棄する。
【００１５】
図３に示す如く、３の口を閉じたい場合は４で３の口を挟んで閉じることができる。
【産業上の利用可能性】
【００１６】
家庭で使う台所のシンクに設置する生ゴミ入れとして使う。
【図面の簡単な説明】
【００１７】
【図１】コーナー水切り袋支持具を構成する部品を示した構成図である。（実施例１）
【図２】上記図１の部品を組み立ててセッティングしたところを示した構成図である。（実施例１）
【図３】符号３の口を符号４で挟んで閉じたところを示した図である。（実施例１）
【符号の説明】
【００１８】
１フレーム
２クリップ
３市販の水切り袋または紙パック
４袋とじロック
５吸盤

【特許請求の範囲】
【請求項１】
台所シンクのコーナーに取り付ける生ゴミ入れの機能を、シンクのコーナーに沿ったカーブを描くフレームと、シンクのコーナーの壁にフレームを固定するための吸盤と、生ゴミを入れる部位となり使い捨てできる市販の水切り袋と、水切り袋をフレームの上部に挟んで止めるクリップによって構成されていること、水切り袋や紙パックの口を開閉可能とする袋とじロックがクリップ上部中央に付いていることを特徴とするコーナー水切り袋支持具。

【図１】