説明

コーヒーミルのバーの回転数を計数するための方法及びそのミルを備える器具

【課題】電気モータによって駆動されて回転するコーヒーミルのバーの回転数を計数する方法を提供すること。
【解決手段】この方法は、モータの速度に比例して変化する、モータの少なくとも1つの電気的パラメータPiが、一定の時間間隔Ti内に測定されることと、各時間間隔Ti内の速度Viが、実験に基づいて得られた関係式に基づいて、前記パラメータPiから計算されることと、各時間間隔Ti内にバーによって行われた回転数Niが、決定された速度Viから計算されることとを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コーヒー浸出液(coffee infusion)を準備(prepare)するための器具の分野に関し、より詳細には、コーヒー豆ミルを備えるエスプレッソタイプの器具の分野に関する。
【0002】
本発明は、さらに詳細には、電気モータによって駆動されて回転するコーヒーミルの粉砕バー(grinding burr)の回転数を計数するための方法に関する。
【背景技術】
【0003】
上述のタイプの器具では、バーによって分配される粉砕されたコーヒーの量は、バーが行う回転数によって決まる。したがって、飲料製造サイクル中に予め定めた量の挽かれたコーヒーを分配するために、バーが行う回転数を正確に決定することが重要である。
【0004】
電気モータによって駆動されるコーヒーミルを備える器具が知られている(特許文献1参照)。バーが行う回転数はセンサによって決定され、予め定めた回転数に到達したとき、モータを停止させるための命令が出される。例えばホール効果センサ等のセンサは、モータとミルとの間に配置された減速ギアの歯車上に配置された、例えば磁気マーカ等のマーカの通過を検出する。
【0005】
【特許文献1】仏国実用新案証公開第2648035号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
回転数を計数するためのこの知られた方法は、測定回路に接続されたジャンパワイヤ(jumper wire)を備えるセンサと、減速ギアの歯車に取り付けられたマーカを必要とするという欠点を有する。この構成により、製造および組立てコストが高くなり、またマーカに対するセンサのずれ、又はジャンパワイヤ内の断線(break)に関連する信頼性の問題が生じる可能性がある。
【0007】
本発明の目的は、センサの使用をなくすことができ結果的に使用が単純で経済的な、コーヒーミルのバーの回転数を計数するための方法を含む、コーヒー浸出液を準備するための器具を提供することにある。
【0008】
本発明の別の目的は、ジャンパワイヤ及び可動部品を使用せずに高い信頼性をもたらす、コーヒーミルのバーの回転数を計数するための方法を含む、コーヒー浸出液を準備するための器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的のために、本発明は、電気モータによって駆動されて回転するコーヒーミルのバーの回転数を計数する方法に関する。この方法は、
モータの速度に比例して変化する、前記モータの少なくとも1つの電気的パラメータPiが、一定の時間間隔Ti内に測定されることと、
各時間間隔Ti内の速度Viが、実験的に得られた関係式に基づいて前記パラメータPiから計算されることと、
各時間間隔Ti内にバーによって行われた回転数Niが、決定された前記速度Viから計算されること
を特徴とする。
【0010】
この方法は、モータの制御回路に含まれる非常に単純な測定回路により、この制御回路外にいかなる部品も必要とせずに、モータの電気的パラメータを直接測定することに基づいてバーを制御することを可能にする。
【0011】
有利には、回転数の合計ΣNiが予め定めた回転数の閾値に到達するとき、モータは停止させられる。
【0012】
本発明の特定の実施形態によれば、電気モータは、交流および電圧Uによって電力供給されるモータであり、前記モータの前記パラメータPiは、吸収強度(absorbed intensity)である。
【0013】
この実施形態における強度の測定は、制御回路内で既に必要とされているシャント(shunt)レジスタ及びマイクロコントローラを通じて容易に得ることができ、制御回路に多くの部品を加えない。
【0014】
有利には、モータの供給電圧Uが測定され、前記電圧の関数として速度計算に修正が加えられる。
【0015】
この特徴は、交流電源モータの使用とともに、線間電圧(line voltage)の変動とは無関係に、回転数の計数の良好な精度を得ることを可能にする。
【0016】
本発明の別の実施形態によれば、電気モータは、直流電源モータであり、前記モータの速度に比例して変わるモータの電気的パラメータは、逆起電力(counter−electromotive force)である。
【0017】
有利には、時間間隔Tiは、10ミリ秒から1/10秒の間、好ましくは20ミリ秒である。
【0018】
この20ミリ秒のサンプリングは、50ヘルツの電力線周波数(power line frequency)における線間電圧の1サイクルに相当するので、実行が容易である。電力線周波数が60ヘルツである場合、時間間隔Tiは、好ましくは16.666ミリ秒である。
【0019】
本発明の別の特徴によれば、測定されたパラメータPiが所与の期間内に予め定めた閾値より大きい場合、モータは停止させられる。
【0020】
そのような特徴は、コーヒーミルが故障したときそれを検出することと、引き続いてモータを、それが損傷を受ける前に停止することを可能にする。
【0021】
本発明の別の特徴によれば、測定されたパラメータPiが予め定めた閾値より小さい場合、モータは停止させられる。
【0022】
そのような特徴は、コーヒーミルが空であるときにそれを検出することと、誤った量のコーヒーの分配(dispensing)を、モータを停止することによって停止することを可能にする。
【0023】
さらに、本発明はまた、本発明の主題である方法によって回転数が計数されるバーを有するコーヒーミルを備える、コーヒー浸出液を準備するための器具に関する。
【0024】
本発明の主題である方法によって回転数が計数されるバーを有するコーヒーミルを備える、そのような器具は、使用が単純かつ経済的であり、高い信頼性を有する。
【0025】
有利には、器具はメモリを備え、そのメモリ内に、実験的に得られたパラメータPiと速度Viとの間の関係式が記憶される。
【0026】
この特徴は、良好な精度を得るために、回転計数方法をモータの特性に適合させることを可能にする。
【0027】
本発明は、非限定的な例として理解され、添付図面に示される実施形態を検討することによって、より明確に理解されるであろう。
【発明の効果】
【0028】
本発明によれば、改良された、コーヒーミルのバーの回転数を計数するための方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
本発明を理解するために必要とされる素子のみが示されている。
【0030】
本発明は、コーヒーミルを備えるコーヒー準備用の器具に関する。ミルは、例えば40の減速比を有する減速ギアを介して、モータによって駆動されるバー(burr)を備える。
【0031】
本発明の第1の特定の実施形態によれば、モータは交流によって電力供給される。
【0032】
図1は、コーヒーミルのバーを駆動する交流電源モータ2の制御回路1を概略的に示す。制御回路1は、モータ2のための制御素子4と、モータ2を通過する電流イメージ(the image of the current)を提供する素子5とを備える。有利には、モータの制御素子は、トライアック4であり、電流イメージを提供する素子は、シャント(shunt)5である。トライアック4およびシャント5は、モータ2と直列で接続されており、器具のコンセントが差し込まれているときに2つの端子LおよびNを通じて交流供給電圧を受ける。
【0033】
制御回路1内に、器具の様々な機能を制御するためのプログラムを備えるマイクロコントローラ3が埋め込まれている。マイクロコントローラ3は、様々な情報を入力にて受け取り、出力にて送出する。入力6にて、マイクロコントローラ3は、モータを通過する電流Iの瞬間値を、シャント5を通じて一定の間隔で受け取る。別の入力7にて、マイクロコントローラ3は、供給電圧Uのイメージを受け取り、これにより、マイクロコントローラ3が電圧値を測定することと、電圧がゼロに等しい瞬間、すなわちゼロ交差として知られる瞬間を定義することとが可能になる。出力8から、マイクロコントローラ3は、トライアック4を制御する。
【0034】
図3は、交流電源モータによってバーが駆動されるコーヒーミルが、ある量の挽かれたコーヒーを分配すること、すなわち、ミルのバーが予め定めた回転数を完了した時点に至ることを可能にする一連のステップを示す。
【0035】
図3のフローチャートに示される第1のステップ100は、コーヒーミルをオンにすることである。実際には、このステップを実行するために、使用者は、ミルの容器が十分なコーヒー豆を収容していることを確認した後に、制御回路1に電力を供給することを可能にするスイッチタイプの作動機構を動作させる。
【0036】
第2のステップ101は、マイクロコントローラ3のプログラムを初期化するためのステップである。このステップはまた、マイクロコントローラ3に含まれる回数計数器のゼロへのリセットも含む。この計数器の時間単位Tiは、好ましくは20ミリ秒であり、これは、50Hzの電源周波数(mains frequency)での線間電圧の1サイクルに相当する。この計数器は、供給電圧イメージを受け取る入力7を利用して、マイクロコントローラ3によって実施される。ゼロ交差は、新しい各時間単位Tiが始まる瞬間であり、iは、新しい各時間単位の開始時に増分させられる添字である。このステップ中に、マイクロコントローラ3は、その出力8によってトライアック4を作動させることにより、モータ2を始動させる。
【0037】
ステップ102は、計数器を、マイクロコントローラ3により添字iだけ増分させることに相当し、これにより、時間基準(time base)をクロックすることが可能になり、ミルの粉砕サイクルを時間単位ごとに進めることが可能になる。
【0038】
ステップ103は、時間単位Ti中の2つのパラメータ、すなわち、モータを通過する電流Iiの量および電力線電圧Uiを、測定するためのステップである。
【0039】
時間単位Ti中にモータ2を通過する、電流Iiの量の測定を実行するために、マイクロコントローラ3は、この時間単位を、例えば200マイクロ秒など、測定において良好な精度を得るための十分に短い継続時間(duration)のサンプルに分割する。各サンプル内で、マイクロコントローラ3は、強度Iの値を、シャント5を介して入力6により獲得し、時間単位Ti中にモータ2を通過する電流Iiの量を獲得するために、これらの値Iの合計を計算する。
【0040】
マイクロコントローラ3は同時に、供給電圧イメージを受ける入力7によって、時間単位Ti中にモータ2を通過する電圧Uiの測定を実行する。
【0041】
時間Tiが経過したとき、マイクロコントローラ3は、時間単位Ti中のモータ2の速度Viを決定するステップ104を実行する。
【0042】
これを行うために、マイクロコントローラ3は、実験に基づいてモータ2の特性の関数として実験的に定義された対応表(図2)を用いて、測定された電流Iiの量を理論速度(raw speed)Vibに変換する。この表は、マイクロコントローラ3内に記憶される。
【0043】
最後に、1秒あたりの回転数として表される速度Viを電圧Uiの測定値の関数として得るために、マイクロコントローラ3は、補正係数Ciによって理論速度Vibを補正する:Vi=Vib×Ci。電圧Uiに応じた係数Ciの変化の法則(law of variation)は、実験に基づいて決定されたものであり、線形方程式Ci=0.0076Ui−0.7202の形をとる。この変化の法則は、マイクロコントローラ3内に記憶される。
【0044】
ステップ105は、時間Ti中にモータ2によって行われた回転数Niを計算するためのステップである。マイクロコントローラ3は、関係式Ni=Vi/Tiによって与えられるこの計算を実行する。
【0045】
ステップ106は、コーヒーミルの異常動作の2つのケースを検査するための試験ステップである。
【0046】
第1のケースは、例えばバー内の石などによる、モータ2の妨害(jamming)に相当する。妨害されたモータ2の検出は、モータ2によって駆動される機械的アセンブリの保護を可能にする。この検出は、迅速でなければならず、電気妨害(electrical disturbance)に敏感しすぎてはならない。
【0047】
妨害されたモータ2の検出を実行するために、マイクロコントローラ3は、Niの最後の5つの値を、記憶された値Nminiと比較する。これらの値のそれぞれが、Nmini未満である場合、モータ2は妨害されているとみなされ、その場合、マイクロコントローラ3は、モータ2を停止するための命令を出す。これら5つの値のうちの少なくとも1つが、Nminiよりも大きい場合、マイクロコントローラ3はサイクルを続行し、ステップ106内の試験の第2の部分に進む。
【0048】
そのような方法は、5つの時間単位Tiにて設定された期間よりも発生時間が短い電気妨害を、無視することを可能にする。
【0049】
ステップ106で検出される、ミルの異常動作の第2のケースは、ミル内のコーヒーの欠如に相当する。
【0050】
妨害されたモータの検出と同じ方法で、マイクロコントローラ3は、Niの最後の5つの値を、記憶された値Nmaxiと比較する。これらの値のそれぞれが、Nmaxiより大きい場合、コーヒーミルは空であるとみなされ、その場合、マイクロコントローラ3は、モータ2を停止するための命令を出す。これら5つの値のうちの少なくとも1つが、Nmaxi未満である場合、マイクロコントローラ3はサイクルを続行し、ステップ107に進む。
【0051】
記憶された値Nmaxiは、製造されるすべての器具で同じ値とすることができる。有利には、記憶された値Nmaxiは、生産ライン上で実行される動作試験に応じて、各器具用にカスタマイズすることができ、また、この記憶された値Nmaxiは、実行される粉砕サイクルの数に応じて、器具の耐用期間にわたって発展させる(evolve)こともできる。
【0052】
ステップ107は、コーヒー量分配サイクル(coffee dose dispensing cycle)の終了を検出するための試験ステップである。マイクロコントローラ3は、回転数Niの合計を計算するための計数器と、ある量のコーヒーを分配するために必要とされるモータの回転数に相当する、記憶された値Noとを備える。
【0053】
マイクロコントローラは、回転数Niの合計を、記憶された値Noと比較する。ΣNi<Noである場合、マイクロコントローラは、ステップ102に戻る。ΣNi>Noである場合、ある量のコーヒーを分配するために必要とされるモータ2の回転数に到達しており、マイクロコントローラ3はステップ108に進み、その出力8によってモータ2を停止するための命令を出す。
【0054】
本発明の第2の実施形態によれば、モータは、直流によって電力供給される。
【0055】
図4は、コーヒー浸出液を準備するための器具内に含まれるコーヒーミルのバーを駆動する、直流電源モータ12の制御回路11を概略的に示す。制御回路11は、ダイオードブリッジ19と、モータ12用の制御素子14とを備える。制御回路11は、器具のコンセントが差し込まれるとき、2つの端子LおよびNを通じて交流供給電圧を受ける。
【0056】
ダイオードブリッジ19は、モータ12の端子にて、交流電圧を直流電圧に変換する。有利には、モータ12の制御素子は、トライアック14である。
【0057】
制御回路11内に、器具の様々な機能を制御するためのプログラムを備えるマイクロコントローラ13が埋め込まれている。マイクロコントローラ13は、様々な情報を入力にて受け取り、出力から送出する。入力16にて、マイクロコントローラは、モータ12の逆起電力CEMFの瞬間値を、一定の時間間隔で受け取る。別の入力17にて、マイクロコントローラは、供給電圧Uのイメージを受け取り、これにより、マイクロコントローラ13が電圧値を測定すること、および、電圧がゼロに等しい瞬間、すなわちゼロ交差として知られる瞬間を定義することが可能になる。出力18から、マイクロコントローラは、トライアック14を制御する。
【0058】
図6は、直流電源モータによってバーが駆動されるコーヒーミルが、ある量の挽かれたコーヒー(adose of ground coffee)を分配すること、すなわちミルのバーが予め定めた数の回転を完了した時点に至ることを可能にする、一連のステップを示す。
【0059】
ステップ200(器具をオンにする)、201(初期化およびモータ始動)、ステップ202(計数器の増分)は、上記のステップ100、102、および102と同じである。
【0060】
ステップ203は、時間単位Ti中の逆起電力CEMFiを測定するためのステップである。
【0061】
マイクロコントローラ13は、入力17によって検出されるゼロ交差の直後、および出力18によって制御されるトライアック14の作動の前の、モータ12に電力が供給されていない位相の間に、この測定を実行する。マイクロコントローラ13は、その入力16によって、逆起電力CEMFiを測定する。
【0062】
時間Tiが経過したとき、マイクロコントローラ13は、時間単位Ti中のモータ12の速度Viを決定するステップ204を実行する。
【0063】
これを行うために、マイクロコントローラ13は、実験に基づいてモータ12の特性に応じて定義された線形関係式(図5)によって、測定された逆起電力CEMFiを速度Viに変換する。この関係式は、マイクロコントローラ13内に記憶される。図5の例では、関係式は、式:V=103.57CEMF−113.87の形をとる。
【0064】
後続のステップ205から208は、上記のステップ105から108と同じである。
【0065】
本発明は決して、例としてのみ与えられ説明された実施形態によって限定されないことを理解されたい。特に様々な素子の構成または技術的な同等物の置換の観点から、本発明の保護の範囲を逸脱することなく他の修正を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】本発明の特定の実施形態による、コーヒーミルのバーを駆動する交流電源モータの制御回路を概略的に示す図である。
【図2】測定された電流Iiの量と、コーヒーミルのバーを駆動する交流電源モータの理論速度Vibとの間の、例示的な対応表を示す図である。
【図3】交流電源モータによって駆動される場合のコーヒーミルのバーの回転数を計数するための方法の例示的な動作アルゴリズムを示す図である。
【図4】本発明の別の特定の実施形態による、コーヒーミルのバーを駆動する直流電源モータの制御回路を示す概略図である。
【図5】コーヒーミルのバーを駆動する直流電源モータの、測定された逆起電力CEMFiと速度Viとの間の例示的な関係を示す図である。
【図6】直流電源モータである場合の、コーヒーミルのバーの回転数を計数するための方法の例示的な動作アルゴリズムを示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気モータによって駆動されて回転するコーヒーミルのバーの、回転数を計数する方法であって、
前記モータの速度に比例して変化する、前記モータの少なくとも1つの電気的パラメータPiが、一定の時間間隔Ti内に測定されることと、
各時間間隔Ti内の速度Viが、実験的に得られた関係式に基づいて前記パラメータPiから計算されることと、
各時間間隔Ti内に前記バーによって行われた回転数Niが、決定された前記速度Viから計算されることと
を特徴とする方法。
【請求項2】
前記回転数の合計ΣNiが予め定めた回転数の閾値に到達するときに、前記モータが停止させられることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記電気モータは、交流および電圧Uによって電力供給されるモータであり、
前記モータの前記パラメータPiは、吸収強度(absorbed intensity)であることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記モータの前記供給電圧Uが測定されること、および前記電圧に応じて前記速度の計算に修正が加えられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
前記電気モータは、直流電源モータであり、
前記モータの前記速度に比例して変わる前記モータの前記電気的パラメータは、逆起電力であることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項6】
前記時間間隔Tiは、10ミリ秒から1/10秒の間、好ましくは20ミリ秒であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
測定された前記パラメータPiが所与の期間内に予め定めた閾値より大きい場合に、前記モータが停止させられることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
測定された前記パラメータPiが予め定めた閾値より小さい場合に、前記モータが停止させられることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の方法。
【請求項9】
請求項1から8のいずれかに記載される方法によって回転数が計数されるバーを有するコーヒーミルを備えることを特徴とするコーヒー浸出液を準備するための器具。
【請求項10】
メモリを備え、
前記メモリ内に、実験的に得られた前記パラメータPiと前記速度Viとの間の関係式が記憶されていることを特徴とする請求項9に記載の器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−119244(P2009−119244A)
【公開日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−219676(P2008−219676)
【出願日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【出願人】(594034072)セブ ソシエテ アノニム (63)
【Fターム(参考)】