説明

ゴミ袋等運搬用手提げ運搬具

【課題】 家庭の生活ゴミ等を収容するゴミ袋を集積所等に運搬するのに便利なゴミ袋等運搬用手提げ運搬具を提供する。
【解決手段】 ゴミ袋Gの底部を上下方向に取り回すように一対の支持ベルト部11が設けられ、その支持ベルト部11の上側部分及び中間部分が閉ループ状の連結ベルト部14によって連結され、支持ベルト部11の上側部分の折り返し部が取手ベルト部12とされる。また、ゴミ袋Gの底部に相当する部分には、底部材13として横底部ベルト部13a及び縦底部ベルト部13bが形成されている。ゴミ袋Gは底部材13に着座し、取手ベルト部12を持って吊り上げることにより支持ベルト部11に支持された状態で簡単に運搬することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ゴミ袋等の袋物を運搬するための手提げ運搬具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、家庭で発生するゴミ(可燃ゴミ、不燃ゴミ等)は、一般にビニール袋や紙袋等の、自治体で指定されるゴミ袋に入れ、予め決められたゴミ収集日において、各地区ごとに指定されたゴミ集積所に、各家庭からゴミ袋を運搬し、ゴミ集収車が各集積所に集められたゴミ袋を回収している。
【0003】
そのようなゴミ袋を各家庭から集積所へ運ぶ際には、ひとりで片手に1個のゴミ袋をぶら下げ、あるいは両手に2個のゴミ袋をぶら下げて、数十メートル以上、場合によっては200メートルとか300メートルとかの比較的長い距離を運ばなければならない。しかし、一般にビニール等合成樹脂製又は紙製のゴミ袋の上部を手で強く掴んで運ぶことは握力の関係でかなり疲れる作業である。またゴミ袋の上部が内容物の重みで破れることもあり、そうするとゴミ袋を抱きかかえるようにして運ぶ必要も生じうるが、ゴミ袋の内容物が生ゴミだったりすると、生ごみの液がゴミ袋からしみでることもあるので、かなり運びにくい状況が生じる。
【0004】
そこで、ゴミ袋の上部に強度を補強した引掛け孔を形成し、その引掛け孔に、特許文献1に示すような手荷物運搬用保持具、又は特許文献2に示すような手荷物運搬用補助ベルトの吊フックを引掛けて運ぶことも考えられる。しかし、補強処理された引掛け孔を有するゴミ袋はその製造が面倒であり、コストも高くなって、多くの家庭にわたり低廉かつ大量に供給するゴミ袋としては現実にそぐわない場合もある。
【特許文献1】特開2004−215986号公報
【特許文献2】実用新案登録第3067395号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明の課題は、ゴミが収容された家庭のゴミ袋等の運搬に好適なゴミ袋等運搬用手提げ運搬具を提供することにある。
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
【0006】
そして本発明は、ゴミ袋等の袋物を運搬するための手提げ運搬具であって、
前記袋物の底部を上下方向に取り回すように直接支持する、又は底部材を介して間接的に支持する2本以上の支持ベルト部と、
前記支持ベルト部の上側部分に連結され、又はその上側部分を利用して形成された手提げ用の取手部とを備え、
ゴミ袋等の袋物を前記支持ベルト部で形成される空間内に収容し、前記支持ベルト部によりその袋物の底部を支持するとともに、前記取手部を把持して、手提げ状態で前記袋物を運搬することを特徴とする。
【0007】
このようにすれば、支持ベルト部内の空間にゴミ袋等の袋物を配置し、手提げ用の取手部を持ち上げることにより支持ベルト部を介して袋物を吊り下げ状態で持ち上げることができ、その状態で容易にゴミ袋等を運搬することができる。そのため、家庭で生じた生活ゴミのゴミ袋を集積所等に運搬する場合も、この手提げ運搬具があればそのゴミ袋の上部等を直接手で把持する強い握力も必要なく、また抱えたりする必要もなく簡単に運ぶことができる。
【0008】
また本発明は、ゴミ袋等の袋物を運搬するための手提げ運搬具であって、
前記袋物の底部を上下方向に取り回すように直接支持する、又は底部材を介して間接的に支持する2本以上の支持ベルト部と、
それら支持ベルト部の少なくとも上側部分同士を横方向に連結する連結ベルト部と、
前記支持ベルト部の上側部分若しくは前記連結ベルト部に連結された、又は前記支持ベルト部の上側部分を利用して形成された手提げ用の取手部とを備え、
ゴミ袋等の袋物を前記支持ベルト部及び連結ベルト部で形成される空間内に収容し、前記支持ベルト部によりその袋物の底部を支持するとともに、その支持ベルト部及び前記連結ベルト部により前記袋物の位置を規制し、かつ前記取手部を把持して、手提げ状態で前記袋物を運搬することを特徴とする。
【0009】
このようにすれば、上記の効果に加え、支持ベルト部の少なくとも上側部分同士を横方向に連結する連結ベルト部によってゴミ袋等の袋物の位置がより効果的に規制され、運搬する状態でゴミ袋等の袋物が落下したりすることを抑制ないし防止することができる。
【0010】
また本発明において、前記連結ベルト部は、前記2本以上の支持ベルト部の少なくとも上側部分同士を、閉じたループを形成するように巡回して横方向に連結するものである。
【0011】
このようにすれば、閉じたループを形成するように巡回して横方向に連結する連結ベルト部によって、ゴミ袋等の袋物の周囲が360°包囲されるため、袋物の保持がより確実に行われる。
【0012】
また本発明において、前記連結ベルト部は、前記2本以上の支持ベルト部の少なくとも上側部分同士を、互いに対向する不連続のベルト部分で横方向に連結するものである。
【0013】
このようにすれば、連結ベルト部が閉ループを構成することなく不連続とされ、この手提げ運搬具の横方向が開放できるため、ゴミ袋の出し入れが容易となる。
【0014】
また本発明は、相対向する前記支持ベルト部の互いに対応する少なくとも上側部分から、結束ベルト部が対をなしてそれぞれ延び出るように、それらの結束ベルト部が前記支持ベルト部の上側部分に接続され、それらの対をなす結束ベルト部の対が当該運搬具の左右又は前後に対応して位置し、それら対をなす結束ベルト部をそれぞれ結束することにより、前記袋物の位置を規制するものである。
【0015】
このようにすれば、結束ベルトをどの程度締めこんで結束するかで、手提げ運搬具の幅寸法を調整することができるため、ゴミ袋等の胴部が小さいものでは、結束ベルトをより締めこんで結束することによりゴミ袋等の位置規制効果を高め、また、ゴミ袋の胴部が大きいものでは結束ベルトの結束径を大きくとることで、ゴミ袋の胴部の大きさにかかわらず汎用的に使用できる手提げ運搬具となる。
【0016】
また本発明において、前記取手部は取手ベルト部であり、その取手ベルト部は、前記支持ベルトの2本のものの上部同士をループ状に連結するように、それら支持ベルト部の延長形態で形成されて、その支持ベルト部の一部となるような形態とされる結果、前記取手ベルト部が前記支持ベルト部の上側部分を利用して形成されている。
【0017】
このように取手部を取手ベルト部として、例えば支持ベルト部の延長形態で形成すれば(支持ベルト部の上側部分を利用して形成すれば)、形状が簡単であるのみならず、取手部を構成する金具を取り付ける場合等に比べて部品点数も少なく、かつ保管や取り扱いも容易となる。
【0018】
また本発明において、前記連結ベルト部は、前記2本以上の支持ベルト部の少なくとも上側部分同士及び下側部分同士を横方向に連結するものである。
【0019】
このように連結ベルト部により支持ベルト部の少なくとも上側部分同士及び下側部分同士を横方向に連結すれば、ゴミ袋の袋物の側方への落下が効果的に防止され、位置の規制をより確実に行うことができる。
【0020】
また本発明において、前記連結ベルト部は、前記2本以上の支持ベルト部の上側部分同士及び下側部分同士、又は前記支持ベルト部の上側部分同士、下側部分同士及び中間部分同士をそれぞれ横方向に連結するものであって、そのうち前記下側部分同士を横方向に連結する下側連結ベルト部が、最外側の前記支持ベルト部との連結部から更に上方へ延長されて、その延長部分が前記連結ベルト部の上側のものに連結され、又は前記連結ベルト部の上側のもの及び中間のものにそれぞれ連結され、その上方に延びる延長部分が上下方向連結ベルト部とされている。
【0021】
このように下側連結ベルト部がさらに上方に延長されてその延長部分が上下方向連結ベルト部とされることにより、いわばネット状にゴミ袋等の袋物を取り囲むこととなって、バッグ形態に近いものとなり、袋物をより安定に保持しつつ運搬することができる。
【0022】
また本発明において、前記連結ベルト部は、前記支持ベルト部に対してその支持ベルト部の長手方向に沿って移動可能に連結されるとともに、その移動後の位置に保持されるようになっており、それによって前記連結ベルト部の高さ位置が変更可能とされる。
【0023】
このようにすれば、ゴミ袋等の袋物の高さ寸法に応じて連結ベルト部の高さ位置を調整できるため、背の低いゴミ袋から背の高いゴミ袋まで、汎用的に使用できる手提げ運搬具となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明の実施の形態を、図面に示すいくつかの実施例を参照しつつ説明する。
【0025】
図1は、本発明の一実施例であるゴミ袋等運搬用手提げ運搬具10を示すものである。この手提げ運搬具10は、1個のゴミ袋Gを入れて手提げ状態で運ぶためのものである。図4(展開図)及び図7(正面図)に示すように、この手提げ運搬具10は、ゴミ袋Gの底部を上下方向に取り回すように支持する2本のベルト(支持ベルト部)11と、それら支持ベルト部11の上側部分同士並びに中間部分同士を横方向にループ状に連結する2本の連結ベルト部14と、底部材13とを備えている。底部材13は、ゴミ袋Gの底部が接する部分に対応して、支持ベルト部11同士を横方向につなぐ3本の横底部ベルト部13aと、これら3本の横底部ベルト部13aを、これらと直交するように連結する1本の縦底部ベルト部13bとを備えている。
【0026】
図4は、上述のように手提げ運搬具10の展開図であり、2本の連結ベルト部14,14の両端部が互いに2本のループ状をなすように接続されている。また、これら連結ベルト部14,14と支持ベルト部11,11とは縫製糸により、あるいはリベット等の固定具により互いに固定的に連結されている。また、支持ベルト部11の上側部分が延長された湾曲状の折り返し部が取手ベルト部12とされ、これら2つの取手ベルト部12は互いに近接する状態で使用者の手で把持されるようになっている。
【0027】
図1に示すように、ゴミ袋Gの底部は底部材13(横底部ベルト部13aと縦底部ベルト部13b)に着座し、ゴミ袋Gの底部を上下方向に取り回すように位置する2本の支持ベルト部11によって支持される。
【0028】
図2は、本発明の実施例2であるゴミ袋等運搬用手提げ運搬具20を示しており、この手提げ運搬具20は、例えば2個のゴミ袋Gを一度に運ぶために使用される。この手提げ運搬具20の展開図を図5に、また、正面図を図8に示す。これらの図から明らかなように、この手提げ運搬具20はゴミ袋Gの底部を上下方向に取り回すように支持する2本の支持ベルト部21と、これらの支持ベルト部21の上側部分及び中間部分を、それぞれ横方向に閉じたループ状に連結する2本の連結ベルト部23を備えている。
【0029】
さらに、この手提げ運搬具20は、それら連結ベルト部23を、各支持ベルト部21の外側においてこれらと平行に縦方向に連結する2本の縦連結ベルト部25を備え、さらに2本の支持ベルト部21及び2本の縦連結ベルト部25を横方向に連結する下側連結ベルト部(横底部ベルト部とも言える)24が設けられている。さらに、その下側連結ベルト部24の両側から湾曲部を介して上方に伸びる延長部分がそれぞれ上下方向連結ベルト部26とされて、前述の2本の連結ベルト部23にそれぞれ接続されている。
【0030】
なお、2本の縦連結ベルト部25、及び2本の上下方向連結ベルト部26の端部は、上側の連結ベルト部23の上端から突出することなくそこに固定されている。そして、2本の支持ベルト部21の上側部分に、円弧状に折り返すように別ベルト部としての取手ベルト部22が固定され、あるいは、支持ベルト部21が連続的に折り返されるように他方の支持ベルト部21につながり、この湾曲状の折り返し部分を利用して取手ベルト部22が形成されている。
【0031】
そして、図2に示すように、2本の支持ベルト部21を中央にしてその両側に1個ずつ都合2個のゴミ袋Gが収容され、各ゴミ袋Gは2本の支持ベルト部21の底部部分及び2本の下側連結ベルト部24、さらに2本の縦連結ベルト部25、並びに最外側の都合4本の上下方向連結ベルト部26によって位置を規制され、かつ2本の取手ベルト部22が手で把持されて持ち上げられることにより、2本の支持ベルト部21を主体として支持されることとなる。
【0032】
次に、図3に基づいて本発明の実施例3であるゴミ袋等運搬用手提げ運搬具30について説明する。この手提げ運搬具30の展開図を図6に、また正面図を図9に示す。これらの図から明らかなように、この手提げ運搬具30は、ゴミ袋Gの底部を上下方向に取り回すように支持する2本の支持ベルト部31と、これら支持ベルト部31の底部部分を横方向に連結する底部ベルト部33と、底部ベルト部33から一定の高さ隔てた上側部分において2本の支持ベルト部31を横方向に連結する連結ベルト部34と、この連結ベルト部34から両側にそれぞれ対をなして伸びる都合4本の結束ベルト部35とを備えている。そして、2本の支持ベルト部31の上側部分に別部材として取手ベルト部32が接続され、あるいは2本の支持ベルト部31をループ状につなぐ支持ベルト部31の上側部分自体を利用して取手ベルト部32が形成されている。
【0033】
そして、図6において、対をなす結束ベルト部35,35が当該運搬具30の左右又は前後に対応して位置し、それら対をなす結束ベルト部35を、図3に示すように、それぞれ結束することによりゴミ袋Gの位置を規制するものである。ゴミ袋Gは、底部ベルト部33に着座するとともに2本の支持ベルト部31で支持され、かつそれらの支持ベルト部31と、結束されたそれぞれの結束ベルト部35とにより、位置が規制されて側方へ倒れこむことが防止される。そして、取手ベルト部32を把持してゴミ袋Gを持ち上げ運搬することができる。
【0034】
図3Aは実施例3の変形例に係る手提げ運搬具30’であり、この運搬具30’は、図3で説明した実施例3の手提げ運搬具30の底部材(底部ベルト部)33を、図1で説明した実施例1の底部材13で置換したものである。このようにすれば、ゴミ袋Gの底部を広い面積で安定に保持できるとともに、前述のように、ゴミ袋Gの大きさ(太さ)に合わせて結束ベルト部35の結束量を調整することにより、ゴミ袋Gの前後・左右方向の揺れを抑制して運搬することができる。
【0035】
図3Bは、図3Aに示した手提げ運搬具30’の更なる変形例に係る手提げ運搬具30’’であり、この運搬具30’’は底部材13に対して並列する支持ベルト31が、平行より所定角度θだけ上方に向かって開くように傾斜して底部材13に接続されている。これにより、ゴミ袋Gの上部を幅方向により広くカバーでき、運搬時の安定性が増す。なお、図3Bに示した支持ベルト部の傾斜形態は、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9をはじめとして、図10〜図21の各種形態の手提げ運搬具にも、個々の図面は省略するが、同様に適用することができる。
【0036】
さらに、図1に示した手提げ運搬具10の変形例を、本発明の実施例4として図10に示す。この手提げ運搬具10Aの図1に示す手提げ運搬具10との相違点は、図10において2本の横方向の連結ベルト部14,14の少なくとも1本が支持ベルト部11の長手方向に沿って上下方向に移動できるようにした点である。例えば、連結ベルト部14の中間部にベルト通し部18がそれぞれ形成され、このベルト通し部18に支持ベルト部11が所定の摩擦を生じるように移動可能に通されることにより、連結ベルト部14の高さ位置が所望の位置に変更できる。すなわち、支持ベルト部11に対して連結ベルト部14を上下方向に移動させ、そのベルト通し部18と支持ベルト部11の摩擦力により連結ベルト部14は支持ベルト部11の長手方向の任意の高さ位置で保持できる。このようにすれば、ゴミ袋Gが小さい場合には連結ベルト部14の少なくとも1本を下に下げるようにすれば、ゴミ袋Gの手提げ運搬具10Aからの落下を防ぐことができ、また逆にゴミ袋Gが大きい場合には、例えば上側の連結ベルト部14を上方へ移動させてゴミ袋Gの上側部分を安定的に保持することができる。
【0037】
図2の手提げ運搬具20の変形例として、図11に、本発明の実施例5の手提げ運搬具20Aを示す。この手提げ運搬具20Aも、図10のものと同様の趣旨で、中間の連結ベルト部23が2本の支持ベルト部21及び2本の縦連結ベルト部25、更には上下方向連結ベルト部26の長手方向に沿って上下方向に移動できるようになっている。ここでは、連結ベルト部23にベルト通し部28が形成され、これに支持ベルト部21、縦連結ベルト部25及び上下方向連結ベルト部26が一定の摩擦力で通され、ゴミ袋Gの大きさなどに対応して横方向の連結ベルト部23の高さ位置を変更できる。そして、変更した状態で、連結ベルト部23はベルト通し部28と支持ベルト部21等との摩擦力により移動後の位置に保持される。
【0038】
さらに、図3の変形例を、本発明の実施例6として図12に示す。この手提げ運搬具30Aも、基本的には先の2つの変形例と同様に、支持ベルト部31が連結ベルト部34に形成されたベルト通し部38に所定の摩擦で通され、この連結ベルト部34が結束ベルト部35とともに支持ベルト部31の上下方向に沿って移動し、その高さ位置を変更できるようになっている。このようにすれば、ゴミ袋Gの直径に応じて結束ベルト部35を適宜結束するとともに、ゴミ袋Gの高さ方向の大きさに応じて連結ベルト部34及び結束ベルト部35を上下方向に移動してその高さ位置の調整をすれば、ゴミ袋Gの大きさの相違にかかわらず、ゴミ袋Gを安定的に保持することができる。
【0039】
図13は、本発明の実施例7にかかる手提げ運搬具40を示すものであり、この実施例は互いに平行に伸びるループ状の2本の支持ベルト部41と、それら支持ベルト部41の上側部分若しくは中間部分を閉ループ状に接続する連結ベルト部44と、それら支持ベルト部41の底部同士をつなぐ底部ベルト部43とを備えている。そして、支持ベルト部41の上側部分のU字状折り返し部がそれぞれ取手ベルト部42,42として利用される。このような手提げ運搬具42の連結ベルト部44及び支持ベルト部41で区画される空間内にゴミ袋Gを入れて、取手ベルト部42,42を手で持って運搬することができる。
【0040】
図14は、本発明の実施例8の手提げ運搬具50を示すものである。この手提げ運搬具50は、所定間隔で互いに平行に配置された2本の支持ベルト部51と、その支持ベルト部51の底部に固定された例えば四角布状の底部材53と、各支持ベルト部51の中間部分を横方向に連結する連結ベルト部54とを備え、支持ベルト部51のU字状の上側部分が取手ベルト部52として用いられるようになっている。この手提げ運搬具50によれば、ゴミ袋Gの底部が面状の底部材53に着座し、より安定的に保持されるとともに、支持ベルト部51の側方が開放されているため、ゴミ袋Gをこの手提げ運搬具50に入れたり出したりすることが容易である。
【0041】
図15に示す実施例9の手提げ運搬具60は、1本のベルト素材をいわば8の字状に折り返すことにより、互いに対向する支持ベルト部61が形成されるとともに、その各支持ベルト部61の中間部同士が連結ベルト部64により連結され、また、底部部分が底部ベルト部63によって連結されている。そして、支持ベルト部61の上側部分におけるU字状の折り返し部がそれぞれ取手ベルト部62として利用される。このような手提げ運搬具60によれば、1本のベルト素材を4回湾曲状に折り返すようにすることで、対向する支持ベルト部61が容易に形成される。また、ゴミ袋Gを出し入れする際も、支持ベルト部61の側方が開放されているため、それを容易に行うことができる。
【0042】
図16に示す実施例10の手提げ運搬具70は、四角い布状の底部材73を中間にしてそれぞれ対向するように立ち上がる支持ベルト部71を備え、それらの支持ベルト部71をつなぐ湾曲状の折り返し部分が取手ベルト部72とされている。支持ベルト部71の基材は、1つの大きな閉ループ状のもので、その中間部分に底部材73が縫製・リベット留等その他の固定手段により固定されている。この手提げ運搬具70によれば、単純な形態ながらも、底部材73によりゴミ袋Gの底部が面状に受けられ、比較的安定した状態で手軽にゴミ袋を運搬することができる。
【0043】
図17に本発明の実施例11である手提げ運搬具80を示す。この手提げ運搬具80は、四角いシート状の底部材83と、その四角い底部材83の対角同士をそれぞれU字状につなぐ支持ベルト部81を備え、この支持ベルト部81の上側のU字状折り返し部分が取手ベルト部82とされている。この手提げ運搬具80では、ゴミ袋G等を支持ベルト部81の側方からくぐらせて底部材83上に置き、取手ベルト部82を把持してこれを吊り上げ運搬することができる。
【0044】
図18は、本発明の実施例12である手提げ運搬具90を示すものである。この手提げ運搬具90では、四角いシート状の底部材93の4つの角からそれぞれ4本の支持ベルト部91が上方に伸び、それらが上端部で結束されることにより、この結束部分が取手部92とされている。この運搬具90でも支持ベルト部91間の空間から底部材93上にゴミ袋G等を載置し、取手部92を持って運搬することができる。
【0045】
図19は、本発明の実施例13である手提げ運搬具100を示すものである。この運搬具100は、四角いシート状の底部材103の互いに対角上に対向する角部同士をU字状につなぐ各支持ベルト部101を備え、その支持ベルト部101の上部クロス部に取手部102が、自身の両側のフック部102aにおいて係止される。そして底部材103上に載置されて支持ベルト部101で支持されるゴミ袋Gを、この取手部102を把持して吊り上げ運搬することができる。
【0046】
図20に本発明の実施例14である手提げ運搬具110を示す。この運搬具110は、図15に示すものと形態的には同様に、1本のベルト部材を8の字状に4回湾曲させ折り返して対向する1組の支持ベルト部61が形成され、その底部が底部ベルト部63で連結されるとともに、各支持ベルト部61の中間部同士が連結ベルト部64で連結されている。そして、連結ベルト部64の両端部にはベルト通し部65が形成され、ここに支持ベルト部61が所定の摩擦力で挿し通される結果、各連結ベルト部64が支持ベルト部61の長手方向に沿って移動でき、かつ、その静止位置でベルト通し部65と支持ベルト部61との摩擦により保持されるようになっている。図20の下側部分は連結ベルト部64を下方に移動させた状態を示している。このようにすれば、小さなゴミ袋でも支持ベルト部61間からすり抜けて落下したりすることが防止される。
【0047】
図21は、本発明の実施例15である手提げ運搬具120を示すものである。この運搬具120は、四角いシート状又は布状の底部材123と、その4つの角から上方へ立ち上がる4本の支持ベルト部121と、各2本ずつのベルトの上端にそれぞれ取り付けられた2本の横棒部材124と、この横棒部材124の中央部に凸状に形成された取手部122とを備えている。各横棒部材124は、例えば円形断面のもので、この外周に各支持ベルト部121の上端が固定される。各横棒部材124を回転させることにより、支持ベルト部121が所定量巻き取られた状態になると、図21の下側に示すように、手提げ運搬具120の高さ寸法H2が小さくなって、背の低い運搬具120となり、横棒部材124を反対側に回転させて支持ベルト部121を巻き戻した状態になると、支持ベルト部121の長さが長くなって、図21の上側に示すように、手提げ運搬具120の高さ寸法H1が大きくなって、背の高い運搬具120になるようになっている。これによれば、大きなゴミ袋の場合は、図21の上側のように支持ベルト部121を長く使用してゴミ袋を保持し、小さいゴミ袋の場合は、下側に示すように、支持ベルト部121を短く設定してゴミ袋の高さ寸法に合わせることができる。またゴミ袋は、この手提げ運搬具120の正面からでも、開放された両側部からも入れることができる。
【0048】
次に、図22ないし図29に従って、四角いシート状又は布状の底部材83に対しクロス状に支持ベルト部81等を連結若しくは取り回すいくつかの接続例を説明する。
【0049】
図22の接続例1では、四角いシート状又は布状の底部材83の互いに対応する対角線上に、例えばU字状の支持ベルト部81の各端部が縫い付け・リベット、その他の方法により接続されている。図23の接続例2では、例えばそれぞれ閉ループ状をなす支持ベルト部81が四角いシート状の底部材83の対応する対角線上を通るようにクロスされ、かつその4ヶ所の角部及び必要に応じてその交差部において縫い付けあるいはリベット留その他適宜の固定手段により固定されている。
【0050】
図24に示す接続例3では、四角いシート状の底部材83の各対角上に長手状のベルト通しガイド84が固定され、これらベルト通しガイド84内のベルト通路に、例えば、それぞれ閉ループ状をなす支持ベルト部81が挿し通されて底部材83と各支持ベルト部81とが連結されている。
【0051】
図25に示す接続例4では、四角いシート状の底部材83に対し、例えばそれぞれ閉ループ状をなす支持ベルト部81がクロスするように取り回されるとともに、その底部材83の4つの角部近傍に設けられたベルト通し部85に支持ベルト部81がそれぞれ挿し通されて、各支持ベルト部81と底部材83とが連結されている。
【0052】
図26に示す接続例5では、図25に示すベルト通し部85に加え、各支持ベルト部81の交差部中心を取り囲むように例えば4つのベルト通し部85が付加され、各支持ベルト部81はこれら複数のベルト通し部85(例えば4個ずつ)に挿し通されることにより、底部材83に連結されている。
【0053】
図27に示す接続例6では、四角いシート状の底部材83の各対角線上に沿って例えば2個ずつのベルト通しガイド86がそれぞれ縫い付け等により固定され、各ベルト通しガイド86にはベルト81を通すベルト通路が形成され、そのベルト通しガイド86に支持ベルト部81が通されることによって底部材83と接続されている。
【0054】
図28に示す接続例7では、1つのベルト素材が方形に折り畳まれて四角形が形成されて、これが底部材87とされる。この底部材87の角部に支持ベルト部81を底部材87の各対角上に通すためのスリット88が形成され、このスリット88に支持ベルト部81が通されることによって底部材87と接続されている。
【0055】
図29に示す接続例8では、方形の底部材83に対し、その対角上にクロスするように取り回される支持ベルト部81が、その底部材83に縫い付け等により固定されたベルト通しガイド84及び2個のベルト通し部85に挿し通されて底部材83と接続されている。
【0056】
次に、図30ないし図33に基づいて、底部材に対し支持ベルト部が平行に接続されるいくつかの接続例を示す。
【0057】
図30に示す平行接続例1では、四角いシート状の底部材83の4つの角部に例えばU字状をなす支持ベルト部81の両端が縫い付け又はリベット等により固定される。
【0058】
図31に示す平行タイプ接続例2では、四角いシート状の底部材83の両側の辺に沿って2つのベルト通しガイド94が縫い付け等により固定され、このベルト通しガイド94の内部に形成された通路に各支持ベルト部91が挿し通されることにより、底部材83と接続される。
【0059】
図32に示す平行タイプ接続例3では、四角いシート状の底部材83の両側の辺と平行にそれぞれ閉ループ状の支持ベルト部91が取り回され、かつ底部材83の四隅に形成されたベルト通し部95に各支持ベルト部91が挿し通されることにより底部材83と接続される。
【0060】
図33に示す平行タイプ接続例4では、四角いシート状の底部材93の両側部が中央側に折り返され、その折り返し端縁に沿って縫いこまれることにより、両側にベルト通しガイド98を有する底部材93が構成され、支持ベルト部91がそれぞれのベルト通しガイド98に挿通されることにより支持ベルト部91と底部材93とが接続されている。
【0061】
なお、図34に実施例16として示す運搬具130のように、例えば図13ないし図15における支持ベルト部41(ここでは図13で代表させて説明する)を閉ループ形態ではなく、1本の長手状のベルト部材を互いに重なり合うようにバックル155で固定し、このバックル155を介して支持ベルト部41の重なり度合いを調整することにより、支持ベルト部41の高さ寸法を長くしたり短くしたりすることができ、これによって運搬すべきゴミ袋等の大きさに合わせることができる。この際、図20等で示した連結ベルト部64の移動調整の構造と同様に、図34の底部材(底ベルト部)43や連結ベルト部44を支持ベルト部41に対してその長手方向に移動させ、その移動後の位置に保持することにより、長さが調整された後の支持ベルト部41に対して、底部材43や連結ベルト部44を適切な位置に移動調整することができる。
【0062】
以上説明した実施例では、所定幅の板状のベルト部材を中心に説明したが、ベルト部材としては必ずしも扁平薄肉状のものに限らず、断面が例えば円形あるいは矩形、楕円等線状ないしは紐状のベルト部材を利用して支持ベルト部、連結ベルト部、底ベルト部あるいは取手ベルト部を構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明の実施例1の斜視図。
【図2】実施例2の斜視図。
【図3】実施例3の斜視図。
【図3A】図3の変形例を示す斜視図。
【図3B】図3Aの更なる変形例を示す展開図。
【図4】実施例1の展開図。
【図5】実施例2の展開図。
【図6】実施例3の展開図。
【図7】実施例1の正面図。
【図8】実施例2の正面図。
【図9】実施例3の正面図。
【図10】実施例4の斜視図。
【図11】実施例5の斜視図。
【図12】実施例6の斜視図。
【図13】実施例7の斜視図。
【図14】実施例8の斜視図。
【図15】実施例9の斜視図。
【図16】実施例10の展開図。
【図17】実施例11の斜視図。
【図18】実施例12の斜視図。
【図19】実施例13の斜視図。
【図20】実施例14の斜視図及び使用説明図。
【図21】実施例15の斜視図及び使用説明図。
【図22】底部材と支持ベルト部とのクロスタイプ接続例1を示す底面図。
【図23】底部材と支持ベルト部とのクロスタイプ接続例2を示す底面図。
【図24】底部材と支持ベルト部とのクロスタイプ接続例3を示す底面図。
【図25】底部材と支持ベルト部とのクロスタイプ接続例4を示す底面図。
【図26】底部材と支持ベルト部とのクロスタイプ接続例5を示す底面図。
【図27】底部材と支持ベルト部とのクロスタイプ接続例6を示す底面図。
【図28】底部材と支持ベルト部とのクロスタイプ接続例7を示す底面図。
【図29】底部材と支持ベルト部とのクロスタイプ接続例8を示す底面図。
【図30】底部材と支持ベルト部との平行タイプ接続例1を示す底面図。
【図31】底部材と支持ベルト部との平行タイプ接続例2を示す底面図。
【図32】底部材と支持ベルト部との平行タイプ接続例3を示す底面図。
【図33】底部材と支持ベルト部との平行タイプ接続例4を示す底面図。
【図34】実施例16を示す斜視図及び使用説明図。
【符号の説明】
【0064】
10,20,30,30’,30’’,40,50,60,70,80,90,100,110,120,130 ゴミ袋等運搬用手提げ運搬具
11,21,31,41,51,61,71,81,91,101,121 支持ベルト部
12,22,32,42,52,62,72,82 取手ベルト部(取手部)
13(13a,13b),24,33,43,63 底ベルト部(底部材)
53,73,83,93,103,123 底部材
14,23,34,44,54,64 連結ベルト部
24 下側ベルト連結部
25 縦連結ベルト部
26 上下方向連結ベルト部
35 結束ベルト部
65,85,95 ベルト通し部
84,86,94,98 ベルト通しガイド
92,102,122 取手部
155 バックル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴミ袋等の袋物を運搬するための手提げ運搬具であって、
前記袋物の底部を上下方向に取り回すように直接支持する、又は底部材を介して間接的に支持する2本以上の支持ベルト部と、
前記支持ベルト部の上側部分に連結された、又はその上側部分を利用して形成された手提げ用の取手部とを備え、
ゴミ袋等の袋物を前記支持ベルト部で形成される空間内に収容し、前記支持ベルト部によりその袋物の底部を支持するとともに、前記取手部を把持して、手提げ状態で前記袋物を運搬することを特徴とするゴミ袋等運搬用手提げ運搬具。
【請求項2】
ゴミ袋等の袋物を運搬するための手提げ運搬具であって、
前記袋物の底部を上下方向に取り回すように直接支持する、又は底部材を介して間接的に支持する2本以上の支持ベルト部と、
それら支持ベルト部の少なくとも上側部分同士を横方向に連結する連結ベルト部と、
前記支持ベルト部の上側部分若しくは前記連結ベルト部に連結された、又は前記支持ベルト部の上側部分を利用して形成された手提げ用の取手部とを備え、
ゴミ袋等の袋物を前記支持ベルト部及び連結ベルト部で形成される空間内に収容し、前記支持ベルト部によりその袋物の底部を支持するとともに、その支持ベルト部及び前記連結ベルト部により前記袋物の位置を規制し、かつ前記取手部を把持して、手提げ状態で前記袋物を運搬することを特徴とするゴミ袋等運搬用手提げ運搬具。
【請求項3】
前記連結ベルト部は、前記2本以上の支持ベルト部の少なくとも上側部分同士を、閉じたループを形成するように巡回して横方向に連結するものである請求項2に記載のゴミ袋等運搬用手提げ運搬具。
【請求項4】
前記連結ベルト部は、前記2本以上の支持ベルト部の少なくとも上側部分同士を、互にに対向する不連続のベルト部分で横方向に連結するものである請求項2又は3に記載のゴミ袋等運搬用手提げ運搬具。
【請求項5】
相対向する前記支持ベルト部の互いに対応する少なくとも上側部分から、結束ベルト部が対をなしてそれぞれ延び出るように、それらの結束ベルト部が前記支持ベルト部の上側部分に接続され、それらの対をなす結束ベルト部の対が当該運搬具の左右又は前後に対応して位置し、それら対をなす結束ベルト部をそれぞれ結束することにより、前記袋物の位置を規制する請求項1ないし4のいずれか1項に記載のゴミ袋等運搬用手提げ運搬具。
【請求項6】
前記取手部は取手ベルト部であり、その取手ベルト部は、前記支持ベルトの2本のものの上部同士をループ状に連結するように、それら支持ベルト部の延長形態で形成されて、その支持ベルト部の一部をなるような形態とされる結果、前記取手ベルト部が前記支持ベルト部の上側部分を利用して形成されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載のゴミ袋等運搬用手提げ運搬具。
【請求項7】
前記連結ベルト部は、前記2本以上の支持ベルト部の少なくとも上側部分同士及び下側部分同士を横方向に連結するものである請求項2ないし6のいずれか1項に記載のゴミ袋等運搬用手提げ運搬具。
【請求項8】
前記連結ベルト部は、前記2本以上の支持ベルト部の上側部分同士及び下側部分同士、又は前記支持ベルト部の上側部分同士、下側部分同士及び中間部分同士をそれぞれ横方向に連結するものであって、そのうち前記下側部分同士を横方向に連結する下側連結ベルト部が、最外側の前記支持ベルト部との連結部から更に上方へ延長されてその延長部分が前記連結ベルト部の上側のものに連結され、又は前記連結ベルト部の上側のもの及び中間のものにそれぞれ連結され、その上方に延びる延長部分が上下方向連結ベルト部とされている請求項2ないし6のいずれか1項に記載のゴミ袋等運搬用手提げ運搬具。
【請求項9】
前記連結ベルト部は、前記支持ベルト部に対してその支持ベルト部の長手方向に沿って移動可能に連結されるとともに、その移動後の位置に保持されるようになっており、それによって前記連結ベルト部の高さ位置が変更可能とされている請求項2ないし8のいずれか1項に記載のゴミ袋等運搬用手提げ運搬具。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図3A】
image rotate

【図3B】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate

【図28】
image rotate

【図29】
image rotate

【図30】
image rotate

【図31】
image rotate

【図32】
image rotate

【図33】
image rotate

【図34】
image rotate


【公開番号】特開2009−11732(P2009−11732A)
【公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−180009(P2007−180009)
【出願日】平成19年7月9日(2007.7.9)
【出願人】(507232205)
【Fターム(参考)】