説明

サッシ窓

【課題】 引寄せタイプのサッシ窓において、網目部材を収納できて網目部材が汚れにくく、網目部材の開閉と障子の開閉を連動させて使い勝手が良いサッシ窓とすること。
【解決手段】 気密ラインを形成する気密片49が内外障子2、3の室内側に設けられている窓枠4に、網戸装置1を組込む共に、上枠43に網戸装置1を構成する移動かまち専用の走行ガイド部41A、41Bを設けたものである。網戸装置1は、内外障子2、3の各障子かまち20、30に対向する窓枠4の対向面40に配置される網戸収納部としての網戸収納ケース5、5と、このケース5、5と前記各障子かまち20、30間に配置され、且つ、前記各障子かまち20、30の移動に追随可能な移動かまち6、6と、前記網戸収納ケース5、5に収納され、且つ、前記移動かまち6、6に先端側が取付けられた網目部材7からなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、網戸装置を組込んだサッシ窓に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、解錠状態の内外障子に気密材が接することなく、内外障子が走行し易くなっている引寄せタイプのサッシ窓が知られている。
この引寄せタイプのサッシ窓に網戸を配置する場合には、窓枠の障子の室外側に網戸を配置することが一般的であった。
例えば、引寄せタイプのサッシ窓を開示している特許文献1では、網戸は図示されていないものの、その図3のように外障子の室外側に網戸用のスペースが設けられ、外障子が走行する窓枠の上枠には、外障子の網戸に対するブレを防ぐヒレが配置されている。
【特許文献1】特開2001−173310
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、特許文献1のサッシに網戸を付ける場合には、窓枠の見込み幅が膨らみコンパクト性に欠けること、網戸枠にネットが張られたままであることからネットが汚れる易いこと、網戸枠の開閉と障子の開閉が別々であるため使い勝手が煩雑であるというデメリットのほか、たて枠にフィンが突設されていて、内外障子と窓枠間に、カセット式のロール網戸を配置できないという問題点があった。
【0004】
そこで、本願発明は、上記課題を解決するためになされたもので、引寄せタイプのサッシ窓に最適な網目部材を組合わせると共に、網目部材の開閉と障子の開閉を連動させて使い勝手が良いサッシ窓とすること、その他網目部材の防虫対策、風圧対策が施されるサッシ窓を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、気密ラインが障子の室内側に設けられている窓枠と、前記窓枠に配置され、且つ、障子の障子かまちに対向する網戸収納部と、前記網戸収納部と前記障子かまち間に配置される移動かまちと、前記網戸収納部に収納され、且つ、前記移動かまちに先端側が取付けられた網目部材と、前記移動かまちの走行範囲に対応させ、且つ、窓枠の上枠に設けられる走行ガイド部を備えたことを特徴とするサッシ窓とした(請求項1の発明)。
【0006】
前記移動かまちは、前記障子かまちの移動に追随可能であることを特徴とするサッシ窓とした(請求項2の発明)。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、引寄せタイプのサッシ窓において、移動かまちのスムースな走行を可能にするため前記移動かまちの走行範囲に対応させて、窓枠の上枠に走行ガイド部を設けたので、引寄せタイプのサッシ窓において網目部材の開閉幕を円滑に行うことができ、また網目部材の開閉と障子の開閉を連動させて使い勝手が良いサッシ窓とすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明に係るサッシ窓の実施形態を図面に基いて説明する。
図1〜図3はそれぞれ網戸装置を取付けたテラスタイプのサッシ窓の正面図であって、図1は障子閉鎖状態の正面図、図2は外障子を開放し網目部材を開幕させた換気状態の正面図、図3は内障子を開放し網目部材を開幕させた換気状態の正面図である。
図4は図1に対応する横断面図、図5(A)は図4のA−A線縦断面の説明図、図5(B)は図4のB−B線縦断面の説明図、図6(A)は図4中の気密片を、図6(B)は図5中の気密片をそれぞれ示したものである。これらの各図及び後述の各図において、同一の構成は同一の符号を付して重複した説明を省略する。
【0009】
前記サッシ窓は、図1〜図3に示したようにテラスタイプの引寄せのサッシ窓であって、図4〜図6に図示された気密ラインを形成する気密片49が内外障子2、3の室内側に設けられている窓枠4に、図4等のように網戸装置1を組込む共に、図5(A)及び図5(B)のように窓枠4の上枠43に網戸装置1を構成する移動かまち6の走行用の走行ガイド部41A、41Bを設けたものである。
なお、前記サッシ窓は、内外障子2、3が施錠時に図示しない引寄せ機構によって室内側に引寄せられ、前記気密片49に圧接されることで、気密、水密、遮音性能を発揮する。
網戸装置1は、図4に示したように、内外障子2、3の各障子かまち20、30に対向する窓枠4の対向面40に配置される網戸収納部としての網戸収納ケース5、5と、このケース5、5と前記各障子かまち20、30間に配置され、且つ、前記各障子かまち20、30の移動に追随する移動かまち6、6と、前記網戸収納ケース5、5に収納され、且つ、前記移動かまち6、6に先端側が取付けられた網目部材7からなる。
なお、前記網戸装置1は、後述の図11等に示したように、前記各障子かまち20、30に対し、前記移動かまち6、6を着脱自在に操作可能な網戸キャッチ8及び受け8Aを設けて構成されている。
【0010】
前記走行ガイド部41Aは、図5(A)のように、内障子2側に組み込まれた網戸装置1の移動かまち6の走行用のもので、前記移動かまち6の走行範囲において上枠43に着脱自在に設けられている。
一方、走行ガイド部41Bは、図5(B)のように、外障子3側に組み込まれた網戸装置1の移動かまち6の走行用のもので、前記移動かまち6の走行範囲において上枠43に着脱自在に設けられている。
実施形態のサッシ窓は引寄せタイプの構成であって、内外障子2、3の走行用の各走行ガイド部は引寄せを妨げるものとして必要でなく、移動かまち6、6が走行しない上枠43には設けられていない(図5(A)及び図5(B)参照)。
なお、移動かまち6、6の走行用の下レール42は、それぞれ下枠44に設けられている。この下レール42は、各障子2、3の走行用のレールを兼用するものである。
【0011】
前記走行ガイド部41A、41Bが設けられる位置は、前記各下レール42の略鉛直線上にある。よって、移動かまち6、6が前記各障子かまち20、30の移動に追随する場合にも、また移動かまち6、6が単独で移動する場合にも円滑な走行が可能となり、網目部材7のスムースな開閉幕を可能にしている。
各移動かまち6の上端に形成されている走行ガイド部41A、41B用の走行用溝61、62は、走行ガイド部41A、41Bにフィットするように構成されている。
前記各障子かまち20、30の上端部にU字状溝21、31が形成されているが、これは移動かまち6、6が前記各障子かまち20、30の移動に追随する場合に、走行ガイド部41A、41Bが前記各障子かまち20、30の走行の妨げとならないようにするためである。
このU字状溝21、31は、各障子2、3の引寄せにより、若干傾斜してもその傾斜が妨げられないように、走行ガイド部41A、41Bに対し、所定の遊びが設けられている。
なお、上述のように、引き寄せタイプの内外障子2、3には走行ガイド部は不要である。よって、走行ガイド部41A、41Bの各先端が各障子2、3の上端部に当たらないような長さ寸法にして、前記U字状溝21、31を形成しなくてもよい。
【0012】
前記内外障子2、3及びこれらに配置されている各網戸装置1は略同一の構成であるので、内障子2または外障子3の何れか一方の網戸装置1の構成例を説明する。
【0013】
前記網戸収納ケース5は、詳細図示は省略するがケースの上端が窓枠4の上枠43に対向するように、下端が窓枠4の下枠44に接する長尺状のものである。ケース内に、基端が回転軸に取付けられその先端が前記移動かまち6に取付けられ、且つ閉幕される方向に常時付勢される網目部材7を収納している。かかる網目部材7は、前記移動かまち6をスライドさせることにより前記ケース5の出没口501から開幕及び閉幕可能になっている。
【0014】
前記移動かまち6は、その上下端が前記網戸収納ケース5より若干短い長尺状のもので、図4のように網目部材7の先端をプレート72により折曲げて取付けることができる取付部600を備え、走行ガイド部41A、41B、下レール42を走行可能に構成されている。
なお、前記移動かまち6が障子かまち30に対向する框対向部602には、障子かまち30側の網戸キャッチ8の鎌を受ける受け8A(図11参照)が複数箇所に設けられている。
そして、上記構成の移動かまち6と網戸収納ケース5とが当接する場合には、移動かまち6が前記網戸収納ケース5の出没口501を略塞ぐようになっている。
また、障子かまち30の網戸キャッチ8と移動かまち6の受け8Aが係合している場合には、移動かまち6が外障子3の開閉に追随して移動するようになっている。
【0015】
実施形態に係るサッシ窓は、前記網目部材7が開幕された場合に、図7に示したようにその網目部材7の上下端70、71に対向しつつ、窓枠4の上下枠43、44間の隙間Gを塞ぐことができる虫除け材9を備えている。
前記虫除け材9は、網目部材7が開幕された場合に、その網目部材7の上下端70、71と窓枠4の上下枠43、44間に形成される隙間Gを塞ぐことができるもので、上下枠43、44に沿って、且つ、網目部材7の開閉幕の範囲内で配置される長尺状の部材である。
この隙間Gは、網戸収納ケース5を窓枠4の対向面40に取付けたり、取外す場合に必要な間隙である。
前記網目部材7の上端70と窓枠4の上枠43間の隙間Gを塞ぐ虫除け材9は、図7に図示されているように、上枠43の取付溝430に圧入される圧入部90と、網目部材7の上端70に向って下方に対向する下対向部91からなり、この下対向部91の先端は形状を安定させるために略円筒状に形成されている。
実施形態の虫除け材9はゴムまたは合成樹脂にて、且つ圧入部90の硬度が高く、一方下対向部91の硬度が低い2色成形により形成されているが、硬度が同じものでも防虫効果は変わらない。
【0016】
前記虫除け材9の下対向部91の先端と対向する前記網目部材7の上端70間には隙間gが形成されているが、この隙間gは前記網目部材7の上端70が下対向部91の先端を擦らないようすると共に、前記移動かまち6の走行を円滑に行えるようにするもので、虫等の室内への侵入が困難な幅、例えば約1.5mmとなっている。
【0017】
前記虫除け材9は、上枠43に沿って配置されているが、その具体的な位置は、開閉幕される前記網目部材7の上端70の位置に対応させる。
この実施形態では、前記網目部材7の上端70が前記走行ガイド部41A又は41Bと前記気密材取付ヒレ48間で開閉幕されるようしている。これは、室外側からの強い風圧(正圧)に対して、網目部材7の上端70が前記走行ガイド部41A又は41Bを乗り越えて捲れることを避けるためである。よって網目部材7の上端70が前記走行ガイド部41A又は41Bに捲れたまま開閉幕されることもなく、網目部材7の保護を図ることができる。一方、室内側からの風圧(負圧)に対して、網目部材7の上端70は前記走行ガイド部41A又は41Bの側面に当ることで柔軟に対応させることができる。
このような風圧対策と虫除け材9による防虫対策を両立させるため、虫除け材9も走行ガイド部41A又は41Bと窓枠4の気密材取付ヒレ48間に、前記網目部材7の上端70と突合せつつ、略鉛直線上に配置されている。
【0018】
なお、内障子2用の網目部材7の上端70は、前記走行ガイド部41Aの室内側面に近接され、一方、外障子3用の網目部材7の上端70は、より気密材取付ヒレ48に近づいて位置されている。
【0019】
前記網目部材7の下端71と窓枠4の下枠44間の隙間Gを塞ぐ虫除け材9は、図8に図示されているように、下枠44の取付溝430に圧入される圧入部90と、網目部材7の下端71向って上方に対向する上対向部92からなり、この上対向部92の先端は略円筒状に形成され、その強度が補完されている。この他の構成及び効果は、前記虫除け材9の構成及び効果と同様である。
【0020】
また図9及び図10に図示したように、虫除け材9の下対向部91と上対向部92をそれぞれ複数本にしてもよい。
この場合、風圧による前記網目部材7の上下端70、71の移動変位に、複数本の下対向部91と上対向部92が対処できるため、風圧対策と虫除け材9による防虫対策を効果的に両立させることができる。
なお、風圧対策と虫除け材9による防虫対策を効果的に両立させるため、虫除け材9と開閉幕される前記網目部材7の上下端70、71の位置を、図面上左右に移動させつつ、複数本の下対向部91と上対向部92の内、最も適切な下対向部91と上対向部92を選択して調整してもよい。
【0021】
前記網戸キャッチ8は、図11及び図12に図示したように、内外の操作レバー80、81と、それらの脚部800、810に固定されたキャッチ本体82と、この本体82に連結された連動プレート83と、この連動プレート83に固定された鎌84と、連動プレート83の昇降をガイドする連動プレートガイド85からなる。前記連動プレート83には図示されていない他の鎌が固定され、前記内外の操作レバー80、81の昇降動作に連動して上下の鎌84等が昇降され、前記受け8A、8Aと鎌84等との係合操作がされるようになっている。なお、前記網戸キャッチ8の鎌84及び前記受け8Aは、前記上下レール41、42が形成する平面内に略位置している。また符号「47」の部材は、障子かまち30と窓枠4との気密状態を向上させるために、障子かまち30を窓枠4に引寄せるための金具である。
【0022】
以上のように構成された網戸装置1では、次のように効果を奏する。
1.走行ガイド部41A、41Bと、各障子2、3及び各移動かまち6、6の走行用の各下レール42を略鉛直線上に設けたので、移動かまち6、6が前記各障子かまち20、30の移動に追随する場合にも、また移動かまち6、6が単独で移動する場合にも円滑な走行が可能となっている。
2.各移動かまち6、6は、内外障子2、3を施錠する際に作用する気密片49に対する引寄せに関与するものではなく、また、前記各障子かまち20、30の上端部のU字状溝21、31は、走行ガイド部41A、41Bに対し所定の遊びが設けられているので、走行ガイド部41A、41Bは、内外障子2、3の気密片49に対する引寄せを妨げるものではない。
3.窓枠4のたて枠45側にフィンがなく、窓枠4の対向面40に網戸収納ケース5を密着させて当接させることができる。
4.外障子3が走行する窓枠4の上枠43には、外障子3の網戸に対するブレを防ぐヒレを設ける必要がない。
5.前記隙間G(図5参照)が形成されているので、カセット式の網戸収納ケース5の着脱等が容易に行えてメンテナンス等の必要性を満たしつつ、虫除け材9により前記隙間Gを塞ぐことができるので、防虫効果が発揮される。
6.開閉幕される前記網目部材7の上下端70、71は、前記上下レール41、42と前記気密材取付ヒレ48間に位置されるので、室外側からの強い風圧に対して、網目部材7の上下端70、71が前記上下レール41、42を乗り越えて捲れることもなく、また気密材取付ヒレ48の室外側側面に接することとなる。よって網目部材7の上下端70、71が前記上下レール41、42に捲れたまま開閉幕されることもなく、その保護を図ることができる。
7.一方、室内側からの風圧に対して、網目部材7の上下端70、71が前記上下レール41、42に接するように柔軟に対応させることができ、その保護を図ることができる。
8.虫除け材9の下対向部91と上対向部92が網目部材7の上下端70、71に突き合さる位置にあるので、防虫効果及び対風圧対策とすることができる。
9.虫除け材9の下対向部91と上対向部92をそれぞれ複数本にした場合には、風圧による前記網目部材7の上下端70、71の移動変位に、複数本の下対向部91と上対向部92が対処できるため、風圧対策と虫除け材9による防虫対策をより効果的に両立させることができる
10.前記網戸キャッチ8と受け8Aは、通常は係合状態が維持されているので、使い勝手がよい網戸装置となっている。
【0023】
上記実施形態は、走行ガイド部の形状が1本のレール状であるが、これに限定されるものではない。即ち、前記走行ガイド部は、移動かまちをスムースに走行させることができる形状であればどのような形状でもよく、例えば、コ字状、L字状のものでもよい。
また、走行ガイド部は、窓枠の上枠に対して、着脱自在に構成されているが、これに限定されるものではく、例えば形材を切欠き加工して、窓枠と一体的に構成してもよい。
また、テラスタイプの窓について使用する網戸装置の構成例を説明したが窓の構成はスライディング形式であればどのようなものでよい。例えば片引きタイプの窓でもよい。その他、窓に限定されるものでもなく、玄関等の建物の開口部にも取付けることができる。
前記障子かまちに対向する窓枠に配置される網戸収納部は、カセット式のように窓枠と別体のものでもよし、窓枠と一体のものでもよい。
前記移動かまちは障子かまちの移動に追随可能であって、移動かまちのみを走行させてもよい。
前記網戸装置は、ロール網戸には限定されず、その他、プリーツ状の網目部材のものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】網戸装置を取付けたテラスタイプ窓の正面図、
【図2】外障子を開放した換気状態の正面図、
【図3】内障子を開放した換気状態の正面図、
【図4】図1に対応する横断面図、
【図5】(A)図4のA−A線縦断面の説明図、(B)図4のB−B線縦断面の説明図、
【図6】(A)図4中の気密片の説明図、(B)図5中の気密片の説明図、
【図7】虫除け材の詳細な説明図、
【図8】同詳細な説明図、
【図9】別例の虫除け材の詳細な説明図、
【図10】同詳細な説明図、
【図11】網戸装置を構成する網戸キャッチとその受けの断面図、
【図12】同網戸キャッチの要部断面図である。
【符号の説明】
【0025】
1 網戸装置 2、3 内外障子
20、30 障子かまち 4 窓枠
5 網戸収納ケース 6 移動かまち
7 網目部材 8 網戸キャッチ
8A 受け
9 虫除け材

21、31 U字状溝
40 対向面
41A、41B 走行ガイド部
42 下レール 43、44 上下枠
45 たて枠 430 取付溝
48 気密材取付ヒレ
49 気密片
501 出没口

61、62 走行用溝
600 取付部 602 框対向部

70、71 網目部材の上下端
72 プレート

80、81 内外の操作レバー
800、810 脚部 82 キャッチ本体
83 連動プレート 84 鎌
85 連動プレートガイド

90 圧入部 91 下対向部
92 上対向部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
気密ラインが障子の室内側に設けられている窓枠と、
前記窓枠に配置され、且つ、障子の障子かまちに対向する網戸収納部と、
前記網戸収納部と前記障子かまち間に配置される移動かまちと、
前記網戸収納部に収納され、且つ、前記移動かまちに先端側が取付けられた網目部材と、
前記移動かまちの走行範囲に対応させ、且つ、窓枠の上枠に設けられる走行ガイド部を備えたことを特徴とするサッシ窓。
【請求項2】
前記移動かまちは、前記障子かまちの移動に追随可能であることを特徴とする請求項1のサッシ窓。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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