説明

サブストレートおよびその両面の剥離可能なライナーを有するラベル媒体

幅広のラベルを形成するために、ラベル媒体プリンタに使用するためのラベル媒体が開示される。ラベル媒体には、長手方向縁部によって接合される第1の側面および第2の側面を有する剥離可能なライナーが備えられている。サブストレートの第1の側面は、前記剥離可能なライナーにおける第1の側面および第2の側面に接着するように構成されている。前記サブストレートの少なくとも一部は、インク受容性を有するものとされている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷媒体に関し、より具体的には、剥離可能なライナーによって担持された携帯プリンタのためのラベル媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
電線等の対象物をマーキングまたは特定するために有用なラベル媒体を開示する米国特許が多数存在する。幾つかのラベル媒体デザインは、剥離可能なライナーによって支持される、一連の同一のダイカットラベルを有している。ライナーは、長さ方向または「ウェブ」方向で、携帯熱転写プリンタ等のプリンタを通じて供給され、印がラベル上に印刷される。ライナーは、プリンタを通じたラベルの供給を制御するものであり、プリントヘッドに対してラベルを適切に配置するために、プリンタの登録システムと相互作用する特徴を備えることができる。印刷され、プリンタから脱出した後、ラベルは、ライナーから除去され、特定される対象物にはめ込まれるか、巻き付けられる。
【0003】
種々のラベル用途に起因して、異なる色、フォーマット、およびサイズのラベルを提供する多くのラベルならびにライナーの組み合わせが存在する。しかしながら、ラベル媒体デザインのサイズ、特にラベルが「クロスウェブ」方向に配置される場合のデザインは、適切なプリンタのサイズによって制限される。例えば、クロスウェブ方向で幅狭なラベル媒体が小型携帯プリンタと共に使用される。つまり、小型携帯プリンタは、クロスウェブ方向で幅広のラベル媒体を収容することができない。結果として、小型プリンタデザインはしばしば、それ以外では読み取りが困難な限られた印刷文字または印をラベルに提供する。さらに依然として、場合によっては、印が印刷され得るラベル媒体の領域は、ラベルが特定される対象物に付着された後、さらに印を被覆する隣接の積層領域の存在によって制限される。
【0004】
従来のデザインの制限を考慮して、クロスウェブ方向で比較的幅広で、かつ小型プリンタで使用することのできるラベル媒体を有することが望ましい。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、比較的幅広のラベルを形成するために、ラベル媒体プリンタに使用するためのラベル媒体を提供する。幾つかの実施形態では、ラベル媒体は、長手方向縁部によって接合される第1の側面および第2の側面を有する剥離可能なライナーを有している。サブストレートの第1の側面は、剥離可能なライナーの第1の側面および第2の側面に接着し、サブストレートの少なくとも一部は、インク受容性である。
【0006】
幾つかの実施形態では、ラベル媒体は、第1の側面および厚さ方向で第1の側面の反対側にある第2の側面を有する剥離可能なライナーを有している。第1の側面および第2の側面は、長手方向縁部によって接合される。ラベル媒体はさらに、剥離可能なライナーの第1の側面および第2の側面に接着する第1の接着面を有するサブストレートを有している。サブストレートはさらに、厚さ方向で第1の接着面の反対側にある第2の側面を有している。第2の側面の少なくとも一部は、インク受容性である。
【0007】
幾つかの実施形態では、ラベル媒体は、剥離コーティングを有する第1の側面、および同様に剥離コーティングを有している、厚さ方向で第1の側面の反対側にある第2の側面を有している剥離可能なライナーを有している。剥離可能なライナーはさらに、第1の側面および第2の側面を接合する第1の長手方向縁部、ならびに第1の側面および第2の側面を接合する、幅方向で第1の長手方向縁部の反対側にある第2の長手方向縁部を有している。ラベル媒体はさらに、剥離可能なライナーの第1の側面および第2の側面に接着する第1の接着面を有しているサブストレートを有している。サブストレートはさらに、厚さ方向で第1の接着面の反対側にある第2の側面を有している。第2の側面の少なくとも一部は、インク受容性である。サブストレートの折り目は、剥離可能なライナーの第1の長手方向縁部と揃っている。サブストレートはさらに、サブストレートの第1の接着面および第2の側面を接合する第1の長手方向縁部および第2の長手方向縁部を有している。サブストレートの第1および第2の長手方向縁部は、剥離可能なライナーの第2の長手方向縁部から間隔をあけて配置される。
【0008】
本発明の前述内容および利点は、次の説明から明らかになるであろう。 説明では、本明細書の一部を形成する添付の図面を参照し、本発明の好ましい実施形態が例示として示される。かかる実施形態は、必ずしも本発明の全範囲を代表するものではないが、しかしながら、本発明の範囲を解釈するために本明細書の特許請求の範囲をしたがって参照する。
【0009】
本発明はこれ以降、添付の図面を参照して説明され、同様の参照番号は同様の要素を示す。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明のラベル媒体の斜視図である。
【図2】図1の線2〜2に沿うラベル媒体の長さ方向から見たラベル媒体の断面図である。
【図3】図1のラベル媒体の正面図である。
【図4】本発明のラベル媒体の第2の実施形態に係るロールの斜視図である。
【図5】図4の線5〜5に沿うラベル媒体の長さ方向から見たラベル媒体の断面図である。
【図6】図4のラベル媒体の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1〜3を参照すると、本発明のラベル媒体10は、サブストレート14とこのサブストレート14を支持する剥離可能なライナー12とを備えている。ラベル媒体10は、概して長さ方向(またはウェブ方向)に延長されかつ厚さ方向に薄く構成されており、これにより、ラベル媒体10をその長さ方向に沿って巻き付けて、プリンタの陥凹内に配置されまたはプリンタのための媒体カートリッジに取り付けられるロール50として提供することができるようになっている。ラベル媒体10の構造は概して長さ方向において一様とされているが、剥離可能なライナー12およびサブストレート14の他の寸法については、特定の印刷用途に依存して異なることに留意すべきである。
【0012】
剥離可能なライナー12は、サブストレート14が剥離可能に接着される、第1の側面16とこの第1の側面16に対して厚さ方向反対側となる第2の側面18とを有している。本明細書で使用されるとき、「厚さ方向」という用語は、第1の側面16および第2の側面18に対して垂直な方向をさすものであることを理解すべきである。また、剥離可能なライナー12は、第1の側面16を第2の側面18に接続させている、第1の長手方向縁部20と第2の長手方向縁部22と有している。本明細書に開示される実施形態では、剥離可能なライナー12は、本明細書の範囲から逸脱することなく、紙、ボール紙、プラスチック等の材料の1つ以上の層から形成されてもよい。さらに、剥離可能なライナー12の第1の側面16および第2の側面18には、好ましくはシリコンベースのコーティング等の剥離コーティングが備えられ、ラベルが剥離可能なライナー12から除去された後、特定される対象物またはラベル自体に接着することを可能にする。
【0013】
図1〜3に示される実施形態では、サブストレート14は、概して長くかつ薄い。サブストレート14は、長さ方向および厚さ方向に対して垂直な幅、または(ウェブ方向と直交する)クロスウェブ方向の幅を有し、サブストレート14はライナー12から除去されて平坦に配置されると、好ましくは剥離可能なライナー12の幅よりも大きくなる。図2に示すように、サブストレート14は、第1の長手方向縁部30および第2の長手方向縁部32によって接合される第1の側面24ならびに第2の側面26を有している。第1の側面24に適用される接着コーティングは、サブストレート14を剥離可能なライナー12に接着させる。サブストレート14は、好ましくはBrady(登録商標)B−427等のアクリル接着剤を備える熱転写テープで構成されている。
【0014】
プリンタのプリンタ機構を通過するとき、ラベル媒体10が剥離可能なライナー12の幅と実質的に等しい全体幅を有することができるように、サブストレート14は、剥離可能なライナー12の反対側の側面に折り重なるとともに剥離可能に接着されている。具体的には、サブストレート14の第1の接着面24は、剥離可能なライナー12の第1の側面16および第2の側面18に剥離可能に接着されている。サブストレート14の第2の側面26は、プリンタのプリンタ機構からインクを受容する少なくとも一部を有している。好ましい実施形態では、サブストレート14は、第1の接着面24を、ライナー12の第1の側面16および第2の側面18に剥離可能に接着させることによって形成される折り目28を有している。折り目28は、剥離可能なライナー12の第1の長手方向縁部20に沿っている。
【0015】
サブストレート14は、サブストレート14の第1の長手方向縁部30および第2の長手方向縁部32の少なくとも一方を、ライナー12の隣接する縁部に対して間隔をあけて配置することによって、剥離可能なライナー12から容易に除去される。好ましい実施形態では、サブストレート14の第1の長手方向縁部30および第2の長手方向縁部32は、ライナー12のそれぞれ第1の側面16および第2の側面18上に開放表面34および36をそれぞれ提供するために、剥離可能なライナー12の第2の長手方向縁部22から幅方向に離隔して配置される。サブストレート14は、第2の長手方向縁部22、または開放表面34および36には接着しない。代わりに、サブストレート14を剥離可能なライナー12から除去するために、開放表面34および36によって、有利にオペレータが長手方向縁部30および長手方向縁部32の位置を特定することができる。
【0016】
サブストレート14は、本明細書の範囲から逸脱することなく、多重の独立した異なる材料の層から形成されてもよい。例えば、図4〜6に示す第2の実施形態では、ラベル媒体110は、上述のようにラベル媒体110の積層を可能にする材料で構成されたサブストレート114を支持する剥離可能なライナー112を有している。サブストレート114の第1の材料115は透明であるか、または別の方法でサブストレート114のインク受容材料117上に印刷される印が、第1の材料115を透過して見られることを可能にする。つまり、第1の材料115は、サブストレート114の一部が剥離可能なライナー112から除去された後、インク受容材料117を被覆し、積層するように配置されてもよい。
【0017】
第1の材料115の第1の接着面124は、剥離可能なライナー112の第1の側面116および第2の側面118に剥離可能に接着する。厚さ方向で第1の接着面124の反対側にある、第1の材料115の第2の側面126の一部は、インク受容材料117の第1の側面127に強力に接着する。第1の材料115は、第1の接着面124を、ライナー112の第1の側面116および第2の側面118に剥離可能に接着させることによって形成される折り目128を有している。折り目128は、剥離可能なライナー112の第1の長手方向縁部120と揃っている。
【0018】
第1の側面124および第2の側面126を接合する、第1の材料115の第1の長手方向縁部130ならびに第2の長手方向縁部132は、上述の通り、開放表面134および136を提供するために、剥離可能なライナー112の第2の長手方向縁部122から幅方向に離隔して配置されている。第1の材料115は、プラスチックまたは他の適切な積層材料から作製されてもよい。しかしながら、本明細書の範囲から逸脱することなく、当業者に認識される他の適切な材料が使用されてもよい。
【0019】
図4〜6に開示される実施形態では、インク受容材料117は、第1の材料115ほど幅広ではない。つまり、インク受容材料117の第1の長手方向縁部138は、ライナー112の第1の長手方向縁部120および折り目128から幅方向に間隔をあけて配置されており、また、第1の長手方向縁部138の反対側となるインク受容材料117の第2の長手方向縁部140は、第1の材料115の第2の長手方向縁部132と揃っている。第1の側面127に対して厚さ方向反対側となるインク受容材料117の第2の側面142は、プリンタのプリンタ機構からインクを受容する。材料に関しては、インク受容材料117は、紙、プラスチック等の材料の1つ以上の層から作製されてもよい。代替的には、サブストレート114は、Brady(登録商標)B−427等の、半透明層および不透明層の両方を有する熱転写テープで構成されてもよい。
【0020】
以上の考察から、本発明が有利に小型形態で幅広のラベル媒体を提供することは明らかであろう。結果として、ラベル媒体は、従来のデザインと比較して読み取りが容易な多くの文字または印を有しているように印刷されることができる。加えて、幾つかの実施形態では、ラベル媒体は、印刷される幅広の領域ならびに印刷領域を保護するための積層材料を有している。
【0021】
本発明のラベル媒体は、携帯プリンタと共に使用するのに特に好適であり、ここで幅狭のラベル媒体は、比較的小型のプリンタ収容を容認する。しかしながら、本発明のラベル媒体はまた、卓上プリンタ等の他のタイプのプリンタと共に使用されてもよい。適切なプリンタは、ラベル媒体上に印を印刷するためのプリンタ機構、プリンタ機構を通過して印刷されるラベル媒体を供給するための手段、印刷されたラベル媒体の部分をロールから切り離すための切断アセンブリ、および前述の構成要素を制御するためのマイクロプロセッサ等の電子部品等の構成要素を有している。適切なプリンタは、文字、数字、ならびに英数字情報および印刷される印に関する命令を入力するためのファンクションキーを備えたキーボード、ならびにプリンタを使用する際にオペレータを支援する視覚表示装置を含んでもよい。しかしながら、適切なプリンタは、ラベルに種々の長さを提供し得るように、好ましくは登録システムを有さない。
【0022】
現時点で本発明の好ましい実施形態であると考えられる実施形態が示され、説明されてきたが、添付の特許請求の範囲によって定義される本明細書の範囲から逸脱することなく、本明細書に種々の変更および修正を加えることができることは、当業者にとって明らかであろう。
【符号の説明】
【0023】
10 ラベル媒体
12 剥離可能なライナー
14 サブストレート
16 第1の側面
18 第2の側面
20 第1の長手方向縁部
22 第2の長手方向縁部
24 第1の側面
26 第2の側面
28 折り目
30 第1の長手方向縁部
32 第2の長手方向縁部
34 開放表面
36 開放表面
50 ロール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)サブストレートと、(b)第1の長手方向縁部および該第1の長手方向縁部によって接合された第1の側面および第2の側面、を有する剥離可能なライナーと、で構成されたラベル媒体において、
(イ)前記サブストレートには、前記剥離可能なライナーにおける前記第1の側面および前記第2の側面にそれぞれ接着された、前記サブストレートにおける第1の側面および第2の側面が設けられ、かつ、
(ロ)前記サブストレートにおける前記第2の側面の少なくとも一部が、インク受容性を有するものとされている
ことを特徴とするラベル媒体。
【請求項2】
前記サブストレートには、前記第1の長手方向縁部に沿った折り目が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のラベル媒体。
【請求項3】
前記サブストレートが幅を有するものとされ、前記剥離可能なライナーが幅を有するものとされ、かつ、前記サブストレートが前記剥離可能なライナーから除去されて平坦に配置されるときには、前記サブストレートの前記幅が前記剥離可能なライナーの前記幅よりも大きいものとされていることを特徴とする請求項1に記載のラベル媒体。
【請求項4】
前記サブストレートが、第1の側面および第2の側面を有する第1の材料と、前記第1の材料の前記第2の側面に接着されたインク受容材料と、で構成され、かつ、前記第1の材料における前記第1の側面が、前記剥離可能なライナーにおける前記第1の側面および前記第2の側面に接着されていることを特徴とする請求項1に記載のラベル媒体。
【請求項5】
前記第1の材料が透明な材料で構成され、かつ、
前記ラベル媒体が対象物に付着されて前記第1の材料が前記インク受容材料上に印刷された前記インクを被覆するときに、前記インク受容材料上に印刷されたインクが前記第1の材料を通して視認されるものとされていることを特徴とする請求項4に記載のラベル媒体。
【請求項6】
前記剥離可能なライナーには、第2の長手方向縁部が設けられ、
前記第1の材料には、前記剥離可能なライナーにおける前記第2の長手方向縁部から間隔をあけて配置された、第1の長手方向縁部と第2の長手方向縁部とが設けられ、
前記インク受容材料には、長手方向縁部が設けられ、かつ、
前記インク受容材料の前記長手方向縁部が、前記第1の材料の前記第2の長手方向縁部と揃うものとされている
ことを特徴とする請求項4に記載のラベル媒体。
【請求項7】
前記剥離可能なライナーには、第2の長手方向縁部が設けられ、かつ、前記サブストレートには、前記剥離可能なライナーにおける前記第2の長手方向縁部から間隔をあけて配置された、第1の長手方向縁部と第2の長手方向縁部とが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のラベル媒体。
【請求項8】
前記サブストレートが、熱転写テープで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のラベル媒体。
【請求項9】
(a)第1の側面および厚さ方向で前記第1の側面の反対側となる第2の側面を有していて、前記第1の側面および前記第2の側面が長手方向縁部よって接合された、剥離可能なライナーと、(b)前記剥離可能なライナーにおける前記第1の側面および前記第2の側面に接着する第1の接着面、および、前記厚さ方向で前記第1の接着面の反対側にある第2の側面が設けられたサブストレートと、を有するラベル媒体であって、前記サブストレートにおける前記第2の側面が、インク受容性を有するものとされていることを特徴とするラベル媒体。
【請求項10】
前記サブストレートには、前記長手方向縁部に沿った折り目が設けられていることを特徴とする請求項9に記載のラベル媒体。
【請求項11】
前記サブストレートが幅を有するものとされ、前記剥離可能なライナーが幅を有するものとされ、かつ、
前記サブストレートが前記剥離可能なライナーから除去されて平坦に配置されているときには、前記サブストレートの前記幅が前記剥離可能なライナーの前記幅よりも大きいものとされている
ことを特徴とする請求項9に記載のラベル媒体。
【請求項12】
前記剥離可能なライナーには、第2の長手方向縁部が設けられ、かつ、前記サブストレートには、前記剥離可能なライナーにおける前記第2の長手方向縁部から間隔をあけて配置された、第1の長手方向縁部と第2の長手方向縁部とが設けられていることを特徴とする請求項9に記載のラベル媒体。
【請求項13】
前記サブストレートが、熱転写テープで構成されていることを特徴とする請求項9に記載のラベル媒体。
【請求項14】
サブストレートと、剥離可能なライナーとを有するラベル媒体において、
(イ)前記剥離可能なライナーには、
剥離コーティングを有する第1の側面と、
前記第1の側面の反対側に剥離コーティングを有する第2の側面と、
前記第1および前記第2の側面を接合させている第1の長手方向縁部と、
前記第1の長手方向縁部の反対側で前記第1の側面および前記第2の側面を接合させている第2の長手方向縁部と、
が設けられ、
(ロ)前記サブストレートには、
前記剥離可能なライナーにおける前記第1および前記第2の側面に接着された第1の接着面と、
前記第1の接着面の反対側にある第2の側面と、
前記剥離可能なライナーにおける前記第1の長手方向縁部に沿った折り目と、
前記サブストレートにおける前記第1の接着面および前記第2の側面を接合する第1の長手方向縁部および第2の長手方向縁部と、
が設けられ、
(ハ)前記サブストレートにおける前記第2の側面の少なくとも一部がインク受容性を有するものとされ、かつ、
(ニ)前記サブストレートにおける前記第1の長手方向縁部および第2の長手方向縁部が、前記剥離可能なライナーにおける前記第2の長手方向縁部から間隔をあけて配置されている
ことを特徴とするラベル媒体。
【請求項15】
前記サブストレートが幅を有するものとされ、前記剥離可能なライナーが幅を有するものとされ、かつ、前記サブストレートが前記剥離可能なライナーから除去されて平坦に配置されるときには、前記サブストレートの前記幅が前記剥離可能なライナーの前記幅よりも大きいものとされていることを特徴とする請求項14に記載のラベル媒体。
【請求項16】
前記サブストレートが、第1の接着面および第2の側面を有する第1の材料を有するものとされ、前記第1の材料の前記第1の接着面が前記剥離可能なライナーにおける前記第1の側面および前記第2の側面に接着され、かつ、インク受容材料が、前記第1の材料における前記第2の側面に接着されていることを特徴とする請求項14に記載のラベル媒体。
【請求項17】
前記第1の材料が透明な材料で構成され、前記インク受容材料上に印刷されるインクが、前記ラベル媒体が対象物に付着され、前記第1の材料が前記インク受容材料上に印刷される前記インクを被覆するとき、前記第1の材料を通して可視的とされていることを特徴とする請求項16に記載のラベル媒体。
【請求項18】
前記サブストレートが、熱転写テープで構成されていることを特徴とする請求項14に記載のラベル媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2012−514770(P2012−514770A)
【公表日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−545385(P2011−545385)
【出願日】平成22年1月4日(2010.1.4)
【国際出願番号】PCT/US2010/020015
【国際公開番号】WO2010/080725
【国際公開日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【出願人】(500407190)ブレイディー ワールドワイド インコーポレイテッド (8)
【氏名又は名称原語表記】Brady Worldwide, Inc.
【住所又は居所原語表記】2221 West Camden Road, Milwaukee, WI 53209, USA