説明

サラウンド放送番組視聴システム、端末、サラウンド放送番組の音声出力方法、及びプログラム

【課題】サラウンド放送番組を視聴すること。
【解決手段】サラウンド放送番組を構成している信号のうち、少なくとも映像信号を放送している地上デジタルテレビ放送を受像可能な受像機120と、サラウンド放送番組の音声信号を放送しているワンセグ放送を受信可能な端末110とを備え、端末110は、受信したワンセグ放送によって放送されているサラウンド放送番組の音声信号を復号する復号部111と、復号部111が復号して得られたサラウンド音声信号をダウンミックスするダウンミックス部112と、ダウンミックス部112がダウンミックスして得られたステレオ音声信号を出力するステレオ音声信号出力部113とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サラウンド放送番組を視聴するためのサラウンド放送番組視聴システム、端末、サラウンド放送番組の音声出力方法、及びサラウンド放送番組の音声出力プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
地上デジタルテレビ放送には、標準画質とハイビジョン画質の番組があるが、ハイビジョン番組を中心に5.1chサラウンド音声の番組が充実しつつある。地上デジタルテレビ放送の5.1chサラウンド音声方式には、MPEG−2 AAC(Advanced Audio Coding)圧縮方式が用いられており、前方3本、後方2本にサブウーファーを加えた6本のスピーカやAV(Audio Visual)アンプを用いたオーディオシステムによって音声出力するのが基本となる(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−061137号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のようなオーディオシステムを構築するには、コストがかかるだけでなく、各スピーカを設置するのに比較的広い設置スペースが要求される。このようなオーディオシステムに代わる技術としては、サラウンド音声信号を復号する機能を有するイヤーセットやヘッドセット等が提唱されているが、サラウンド音声信号をダウンミックスすることができるAVアンプが必要になる等、課題も多く、未だ実用化されていない。
【0005】
そこで本発明は、上記課題を解決することができるサラウンド放送番組視聴システム、端末、サラウンド放送番組の音声出力方法、及びサラウンド放送番組の音声出力プログラムを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のサラウンド放送番組視聴システムにおいては、サラウンド放送番組を視聴するためのサラウンド放送番組視聴システムであって、サラウンド放送番組を構成している信号のうち、少なくとも映像信号を放送している地上デジタルテレビ放送を受像可能な受像機と、サラウンド放送番組の音声信号を放送しているワンセグ放送を受信可能な端末とを備え、端末は、受信したワンセグ放送によって放送されているサラウンド放送番組の音声信号を復号する復号部と、復号部が復号して得られたサラウンド音声信号をダウンミックスするダウンミックス部と、ダウンミックス部がダウンミックスして得られたステレオ音声信号を出力するステレオ音声信号出力部とを有する。
【0007】
また、本発明の端末においては、サラウンド放送番組を視聴するために、当該サラウンド放送番組を構成している信号のうち、少なくとも映像信号を放送している地上デジタルテレビ放送を受像可能な受像機を備えたサラウンド放送番組視聴システムにおいて、サラウンド放送番組の音声信号を放送しているワンセグ放送を受信可能な端末であって、受信したワンセグ放送によって放送されているサラウンド放送番組の音声信号を復号する復号部と、復号部が復号して得られたサラウンド音声信号をダウンミックスするダウンミックス部と、ダウンミックス部がダウンミックスして得られたステレオ音声信号を出力するステレオ音声信号出力部とを備える。
【0008】
また、本発明のサラウンド放送番組の音声出力方法においては、サラウンド放送番組を視聴するために、当該サラウンド放送番組を構成している信号のうち、少なくとも映像信号を放送している地上デジタルテレビ放送を受像可能な受像機を備えたサラウンド放送番組視聴システムにおいて、サラウンド放送番組の音声信号を放送しているワンセグ放送を受信可能な端末におけるサラウンド放送番組の音声出力方法であって、受信したワンセグ放送によって放送されているサラウンド放送番組の音声信号を復号する復号ステップと、復号ステップにおいて復号されて得られたサラウンド音声信号をダウンミックスするダウンミックスステップと、ダウンミックスステップにおいてダウンミックスされて得られたステレオ音声信号を出力するステレオ音声信号出力ステップとを備える。
【0009】
また、本発明のサラウンド放送番組の音声出力プログラムにおいては、サラウンド放送番組を視聴するために、当該サラウンド放送番組を構成している信号のうち、少なくとも映像信号を放送している地上デジタルテレビ放送を受像可能な受像機を備えたサラウンド放送番組視聴システムにおいて、サラウンド放送番組の音声信号を放送しているワンセグ放送を受信可能な端末におけるサラウンド放送番組の音声出力プログラムであって、端末を、受信したワンセグ放送によって放送されているサラウンド放送番組の音声信号を復号する復号部、復号部が復号して得られたサラウンド音声信号をダウンミックスするダウンミックス部、ダウンミックス部がダウンミックスして得られたステレオ音声信号を出力するステレオ音声信号出力部として機能させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、地上デジタルテレビ放送によって放送されているサラウンド放送番組の音声信号をワンセグ放送によって放送し、ワンセグ放送を受信することができる携帯端末等によって、サラウンド音声信号を復号し、ダウンミックスして出力することにより、簡易にサラウンド放送番組を視聴することができるシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の一実施形態に係るサラウンド放送番組視聴システム100の概要を示す図である。
【図2】本実施形態に係る携帯電話110の機能構成の一例を示す図である。
【図3】本実施形態に係るサラウンド放送番組視聴システム100の携帯電話110における処理の流れの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態に係るサラウンド放送番組視聴システム100の概要を示す図である。
サラウンド放送番組視聴システム100は、地上デジタルテレビ放送によって放送されているサラウンド放送番組を視聴するためのシステムである。なお、本実施形態においては、地上デジタルテレビ放送によってサラウンド放送番組が放送されており、その放送番組のサラウンド音声のみがワンセグ放送によって放送されていることを想定している。なお、地上デジタルテレビ放送によって放送されているサラウンド放送番組は、映像だけの放送であっても構わない。また、ワンセグ放送によって放送されているサラウンド音声は、地上デジタルテレビ放送によって放送されているサラウンド放送番組よりも、1秒〜数秒だけ先行して放送されているものとする。サラウンド放送番組視聴システム100は、携帯電話110、及びテレビ120を備える。
【0014】
携帯電話110は、ワンセグ放送を受信して、その放送内容であるサラウンド音声をステレオ音声にダウンミックスして音声出力する端末である。携帯電話110は、アンテナ116、スピーカ117、ヘッドホン端子118、及び操作ボタン119を有する。アンテナ116は、ワンセグ放送を受信するためのものである。スピーカ117は、ステレオ音声を出力するためのものである。ヘッドホン端子118は、ヘッドホン130を接続するための端子である。操作ボタン116は、ユーザから所定の入力を受け付けるためのユーザインターフェースである。なお、アンテナ116は、本体内に内蔵されていてもよい。また、操作ボタン119は、タッチスクリーンに表示されるソフトウェアキーボード等であっても構わない。
【0015】
テレビ120は、地上デジタルテレビ放送の放送内容であるサラウンド放送番組を出力する装置である。テレビ120は、地上デジタルテレビ放送を受信するためのアンテナ121とアンテナケーブル122を介して接続されている。アンテナ121は、室外に設置されていても室内に設置されていても構わない。そして、テレビ120は、アンテナ121によって受信された地上デジタルテレビ放送の放送内容であるサラウンド放送番組を出力する。また、テレビ120は、サラウンド放送番組を出力するにあたり、少なくとも映像を出力することができればよく、音声を出力することができなくてもよい。
【0016】
このようなサラウンド放送番組視聴システム100を利用するユーザは、テレビ120を利用して地上デジタルテレビ放送によって放送されているサラウンド放送番組の映像を出力する。このとき、ユーザは、テレビ120から音声を出力しなくても構わない。そして、ユーザは、携帯電話110を利用してワンセグ放送によって放送されているサラウンド放送番組のサラウンド音声を受信し、ダウンミックスされたステレオ音声を出力する。このとき、ユーザは、携帯電話110のスピーカ117を利用して音声出力してもよいし、ヘッドホン端子118にヘッドホン130を接続し、ヘッドホン130を利用して音声出力してもよい。そして、ユーザは、テレビ120が映像出力している映像を見ながら、携帯電話110が音声出力している音声が映像と同調するように、操作ボタン119を操作することによって、音声が出力されるタイミングをコントロールする。
【0017】
図2は、本実施形態に係る携帯電話110の機能構成の一例を示す図である。
携帯電話110は、復号部111、ダウンミックス部112、ステレオ音声信号記憶部113、時間指定入力受付部114、及びステレオ音声信号出力部115を有する。
復号部111は、音声信号を復号する処理部である。復号部111は、ワンセグ放送の音声信号をアンテナ116から受け取って復号し、復号して得られたサラウンド音声信号をダウンミックス部112に送る。
【0018】
ダウンミックス部112は、音声信号をダウンミックスする処理部である。ダウンミックス部112は、サラウンド音声信号を復号部111から受け取ってダウンミックスし、ダウンミックスして得られたステレオ音声信号をステレオ音声信号記憶部113に順次記憶する。ステレオ音声信号記憶部113は、ステレオ音声信号を記憶するバッファである。
【0019】
時間指定入力受付部114は、ユーザによって指定される入力を受け付ける処理部である。時間指定入力受付部114は、ステレオ音声を出力するタイミングについて、現在出力しているタイミングと比較して、ずらして出力すべき時間を指定する旨のユーザからの入力を、操作ボタン119を介して受け付ける。そして、時間指定入力受付部114は、ユーザからの入力によって指定された時間を示す信号をステレオ音声信号出力部115に送る。
【0020】
ステレオ音声信号出力部115は、音声信号を出力する処理部である。ステレオ音声信号出力部115は、ステレオ音声信号記憶部113が記憶しているステレオ音声信号を順次読み出して、スピーカ117、あるいはヘッドホン端子118に接続されているヘッドホン130に出力する。また、ステレオ音声信号出力部115は、ユーザからの入力によって指定された時間を示す信号を時間指定入力受付部114から受け取ると、指定された時間、ステレオ音声信号の読み出しを停止する。
【0021】
図3は、本実施形態に係るサラウンド放送番組視聴システム100の携帯電話110における処理の流れの一例を示す図である。
なお、サラウンド放送番組視聴システム100を利用するユーザは、地上デジタルテレビ放送によって放送されているサラウンド放送番組の映像を、テレビ120に出力しているものとする。そして、ユーザは、携帯電話110によって音声出力を開始するにあたり、携帯電話110においてワンセグ放送を視聴するためのソフトウェアを起動し、テレビ120によって視聴しているサラウンド放送番組用のサラウンド音声のみを放送しているチャンネルを選択する。
【0022】
このようにしてチャンネルが選択されると、携帯電話110の復号部111は、アンテナ116によって受信される音声信号をサラウンド音声信号に復号する(S101)。具体的には、復号部111は、音声信号を符号化信号の形式からオーディオ信号の形式へと復号する。オーディオ信号の形式としては、時間軸上の信号形式に限定されず、周波数軸上の信号形式でもよいし、時間と周波数の両軸によって表現される形式等でもよい。
【0023】
そして、ダウンミックス部112は、復号して得られたサラウンド音声信号をステレオ音声信号にダウンミックスする(S102)。例えば、サラウンド音声信号のダウンミックス方法としては、Lt/Rtと呼ばれるサラウンド成分をドルビーサラウンドデコードできるようダウンミックスする方法を採用する。この方法によれば、ダウンミックス部112は、まず、Ls/Rsのサラウンド音声信号をモノラル化する。その後、ダウンミックス部112は、左右チャンネルに位相を180度ずらしてミックスする。そして、ダウンミックス部112は、生成したステレオ音声信号を、ステレオ音声信号記憶部113に順次記憶する。
【0024】
そして、ステレオ音声出力部115は、ステレオ音声信号記憶部113が記憶しているステレオ音声信号を順次読み出して、スピーカ117、あるいはヘッドホン端子118に接続されているヘッドホン130に出力することになる。その際、ユーザは、テレビ120に出力されている映像を見ながら、携帯電話110のスピーカ117、あるいはヘッドホン端子118から出力されているステレオ音声が同調するように、ステレオ音声を出力するタイミングをずらすよう指示する旨の入力を、携帯電話110の操作ボタン119を介して行う。なお、ワンセグ放送が地上デジタルテレビ放送よりも1秒〜数秒間、先行して放送されていることを前提にしているので、ユーザが何ら出力タイミングの指示を行っていない状態において、携帯電話110から出力されている音声は、テレビ120から出力されている映像よりも早いタイミングで出力されることとなる。したがって、ユーザは、携帯電話110からの音声の出力をどの程度遅らせるかを指示することとなる。これらタイミング調整の時間の指定方法は、例えば、携帯電話110の所定の操作ボタン119が1回押下される度に0.1秒ずつタイミングがずれるように指定されたり、携帯電話110の10キーの操作ボタン119を利用してタイミング調整の時間が直接入力されることによって指定されたりする方法が考えられる。
【0025】
このように、ユーザが操作ボタン119によるタイミング調整の操作を行うことによって、指定されたタイミング調整の時間を示す入力を時間指定入力受付部114が受け付けると(S103:Yes)、ステレオ音声信号出力部115は、指定された時間の間、ステレオ音声信号記憶部113が記憶しているステレオ音声信号の読み出しを停止する(S104)。そして、指定された時間が経過した後、ステレオ音声信号出力部115は、ステレオ音声信号記憶部113が記憶しているステレオ音声信号を順次読み出して、スピーカ117、あるいはヘッドホン端子118に接続されているヘッドホン130に出力する(S105)。なお、ユーザは、携帯電話110から出力される音声出力のタイミングを調整するにあたり、音声出力のタイミングを遅くしすぎた場合、再度早めるよう調整することもできる。その場合、ステレオ音声出力部115は、読み出したステレオ音声信号から指定された時間分の音声信号成分を出力せずに破棄し、その続きのステレオ音声信号を出力するようにする。
【0026】
一方、時間指定入力受付部114が何ら入力を受け付けていない場合(S103:No)、ステレオ音声信号出力部115は、時間をずらすことなく、ステレオ音声信号記憶部113が記憶しているステレオ音声信号を順次読み出して、スピーカ117、あるいはヘッドホン端子118に接続されているヘッドホン130に出力する(S105)。
【0027】
このようにして、サラウンド放送番組視聴システム100においては、地上デジタル放送によって放送されているサラウンド放送番組の映像と、ワンセグ放送によって放送されているサラウンド放送番組のサラウンド音声とを同調させて視聴することができる。
【0028】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【符号の説明】
【0029】
100 サラウンド放送番組視聴システム
110 携帯電話
111 復号部
112 ダウンミックス部
113 ステレオ音声信号記憶部
114 時間指定入力受付部
115 ステレオ音声信号出力部
116 アンテナ
117 スピーカ
118 ヘッドホン端子
119 操作ボタン
120 テレビ
121 アンテナ
122 アンテナケーブル
130 ヘッドホン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
サラウンド放送番組を視聴するためのサラウンド放送番組視聴システムであって、
前記サラウンド放送番組を構成している信号のうち、少なくとも映像信号を放送している地上デジタルテレビ放送を受像可能な受像機と、前記サラウンド放送番組の音声信号を放送しているワンセグ放送を受信可能な端末とを備え、
前記端末は、
前記受信したワンセグ放送によって放送されている前記サラウンド放送番組の音声信号を復号する復号部と、
前記復号部が復号して得られたサラウンド音声信号をダウンミックスするダウンミックス部と、
前記ダウンミックス部がダウンミックスして得られたステレオ音声信号を出力するステレオ音声信号出力部と
を有するサラウンド放送番組視聴システム。
【請求項2】
前記端末は、
前記ダウンミックス部がダウンミックスして得られたステレオ音声信号を順次記憶するステレオ音声信号記憶部
を更に有し、
前記ステレオ音声信号出力部は、前記ステレオ音声信号記憶部が記憶しているステレオ音声信号を順次読み出して出力する請求項1に記載のサラウンド放送番組視聴システム。
【請求項3】
前記端末は、
前記ステレオ音声信号出力部がステレオ音声信号を出力するタイミングについて、現在出力しているタイミングと比較して、ずらして出力すべき時間を指定する旨の入力を受け付ける時間指定入力受付部
を更に有し、
前記ステレオ音声信号出力部は、前記時間指定入力受付部が受け付けた入力によって指定された時間、前記ステレオ信号の読み出しを停止する請求項2に記載のサラウンド放送番組視聴システム。
【請求項4】
前記ワンセグ放送は、前記地上デジタルテレビ放送よりも先行して放送されている請求項1乃至3のいずれかに記載のサラウンド放送番組視聴システム。
【請求項5】
サラウンド放送番組を視聴するために、当該サラウンド放送番組を構成している信号のうち、少なくとも映像信号を放送している地上デジタルテレビ放送を受像可能な受像機を備えたサラウンド放送番組視聴システムにおいて、前記サラウンド放送番組の音声信号を放送しているワンセグ放送を受信可能な端末であって、
前記受信したワンセグ放送によって放送されている前記サラウンド放送番組の音声信号を復号する復号部と、
前記復号部が復号して得られたサラウンド音声信号をダウンミックスするダウンミックス部と、
前記ダウンミックス部がダウンミックスして得られたステレオ音声信号を出力するステレオ音声信号出力部と
を備える端末。
【請求項6】
サラウンド放送番組を視聴するために、当該サラウンド放送番組を構成している信号のうち、少なくとも映像信号を放送している地上デジタルテレビ放送を受像可能な受像機を備えたサラウンド放送番組視聴システムにおいて、前記サラウンド放送番組の音声信号を放送しているワンセグ放送を受信可能な端末におけるサラウンド放送番組の音声出力方法であって、
前記受信したワンセグ放送によって放送されている前記サラウンド放送番組の音声信号を復号する復号ステップと、
前記復号ステップにおいて復号されて得られたサラウンド音声信号をダウンミックスするダウンミックスステップと、
前記ダウンミックスステップにおいてダウンミックスされて得られたステレオ音声信号を出力するステレオ音声信号出力ステップと
を備えるサラウンド放送番組の音声出力方法。
【請求項7】
サラウンド放送番組を視聴するために、当該サラウンド放送番組を構成している信号のうち、少なくとも映像信号を放送している地上デジタルテレビ放送を受像可能な受像機を備えたサラウンド放送番組視聴システムにおいて、前記サラウンド放送番組の音声信号を放送しているワンセグ放送を受信可能な端末におけるサラウンド放送番組の音声出力プログラムであって、
前記端末を、
前記受信したワンセグ放送によって放送されている前記サラウンド放送番組の音声信号を復号する復号部、
前記復号部が復号して得られたサラウンド音声信号をダウンミックスするダウンミックス部、
前記ダウンミックス部がダウンミックスして得られたステレオ音声信号を出力するステレオ音声信号出力部
として機能させるサラウンド放送番組の音声出力プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−55411(P2011−55411A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−204613(P2009−204613)
【出願日】平成21年9月4日(2009.9.4)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】