説明

サーバー装置及びサーバープログラム

【課題】ブラウザーの言語種別に対応するサーバー側の言語データが利用不能な場合にもウェブページの適切な表示を行わせることが可能な画像形成装置及び画像形成プログラムを提供する。
【解決手段】パネルユニット13の画像表示部17上に設定に応じた言語種別による情報を表示可能な画像形成装置1に備えられ、クライアント端末3のウェブブラウザー5で閲覧可能なウェブページをサーバーメッセージファイルに応じた言語種別で生成するサーバーユニット15であって、画像表示部17で使用している言語種別を取得する種別情報取得部35と、取得した画像表示部17の言語種別に対応するサーバーメッセージファイルを用いてウェブページの生成を行う生成部39とを備えたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェブサーバー機能を有した画像形成装置に供されるサーバー装置及びサーバープログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタル複合機等の画像形成装置としては、例えばウェブサーバー機能を備え、コンピューター等のクライアント端末(端末装置)のブラウザーで閲覧可能なウェブページを生成するものがある。このウェブページにより、画像形成装置の動作状態、ログ情報、設定情報等をクライアント端末のブラウザー上で表示、閲覧することができる。
【0003】
閲覧に使用されるブラウザーは、英語や日本語等の複数種別の言語から表示用の言語を選択可能であり、ユーザー所望の言語に設定されているのが一般的である。
【0004】
これに応じて、画像形成装置でも、複数種別の言語を切り替えてウェブページを生成し、ブラウザーの言語に対応できるようになっている。
【0005】
このような画像形成装置としては、例えば特許文献1や特許文献2のように、ブラウザーの言語種別を参照利用することで、それに適した言語を用いてウェブページの生成を行うものがある。
【0006】
具体的には、画像形成装置側で複数種別の言語毎にウェブページ生成用の言語データを設定しておき、それらの言語データからブラウザーより取得した言語種別に応じたものを使用する。
【0007】
これにより、ウェブページの言語とブラウザーの言語とを対応させて、ブラウザー上でウェブページを適切に表示させることができる。
【0008】
しかし、これらの従来技術では、ブラウザーの言語種別を自動設定等によって取得できない場合や画像形成装置側に対応する言語データがない言語種別である場合のように、ブラウザーの言語種別に対応する言語データが利用不能な場合に対応できず、ウェブページの適切な表示に限界があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2005−258672号公報
【特許文献2】特開2008−217685号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明が解決しようとする問題点は、ブラウザーの言語種別に対応するサーバー側の言語データが利用不能な場合に、ウェブページの適切な表示に限界があった点である。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、ブラウザーの言語種別に対応するサーバー側の言語データが利用不能な場合にもウェブページの適切な表示を行わせるために、表示部上に設定に応じた言語種別による情報を表示可能な画像形成装置に備えられ、端末装置のブラウザーで閲覧可能なウェブページを言語データに応じた言語種別で生成するサーバー装置であって、前記表示部で使用している言語種別を取得する表示種別取得部と、前記取得した前記表示部の言語種別に対応する言語データを用いて前記ウェブページの生成を行う生成部とを備えたことを最も主な特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ブラウザーの言語種別に対応するサーバー側の言語データが利用不能な場合であっても、画像形成装置の表示部の言語種別に対応する言語データを用いてブラウザーの言語種別に近い言語でウェブページの適切な表示を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】サーバーユニットを有した画像形成装置を示す要部ブロック図である(実施例1)。
【図2】ウェブページ生成処理を示すフローチャートである(実施例1)。
【図3】サーバーユニット側及びブラウザー側の言語種別間の関係テーブルの一例を示す図表である。(実施例1)。
【図4】サーバーメッセージファイルの一例を示し、(a)は日本語のサーバーメッセージファイル、(b)は英語のサーバーメッセージファイルである。図4は、ブラウザー上で表示されたウェブページを示す画面である(実施例1)。
【図5】ブラウザー上で表示されたウェブページの概念図であり、(a)は日本語のウェブページ、(b)は一部省略した英語のウェブページである(実施例1)。
【発明を実施するための形態】
【0014】
ブラウザーの言語種別に対応するサーバー側の言語データが利用不能な場合にもウェブページの適切な表示を行わせるという目的を、画像形成装置の表示部での言語種別を利用することで実現した。
【0015】
具体的には、表示部で使用している言語種別を取得し、取得した言語種別に対応する言語データを用いてウェブページを生成する。
【0016】
実施形態としては、ブラウザーで使用されている言語種別に対応する言語データを利用できない場合にのみ、画像形成装置の表示部での言語種別に対応する言語データでウェブページの生成を行うのが好ましい。
【実施例1】
【0017】
[画像形成装置の構成]
図1は、本発明の実施例1に係り、サーバー装置を有した画像形成装置を示す要部ブロック図である。
【0018】
図1のように、本実施例の画像形成装置1は、例えばウェブサーバー機能を備えたデジタル複合機からなり、端末装置であるクライアント端末3がLAN等の通信網を介して接続されている。この画像形成装置1は、ウェブサーバー機能により、クライアント端末3のウェブウェブブラウザー5によって閲覧可能なXML(Extensible Markup Language)形式やHTML(Hypertext Markup Language)形式のウェブページを生成する。なお、本実施例では、HTML形式のウェブページの場合について説明する。
【0019】
閲覧を行うクライアント端末3は、例えばコンピューター等の情報処理装置からなり、入出力部7、端末制御部9、端末表示部11等を備えている。
【0020】
入出力部7は、画像形成装置1に対してデータの送受信を行うインターフェースである。端末制御部9は、CPU(Central Process Unit)等の制御要素であり、ソフトウェアプログラムを実行することでクライアント端末3の各種制御や作業を制御する。端末表示部11は、液晶ディスプレイ等のモニター装置であり、端末制御部9の制御に応じて画像表示を行う。
【0021】
このクライアント端末3は、端末制御部9でブラウザープログラムを実行することにより、端末表示部11上にウェブブラウザー5を表示させて、ウェブページの生成に対するリクエストを送信することができる。
【0022】
ウェブブラウザー5は、英語や日本語等の複数種別の言語からウェブページ表示用の言語を選択可能であり、ユーザー所望の言語(以下、「ブラウザー設定言語」と称する)に設定されている。
【0023】
また、クライアント端末3は、そのリクエストに対する画像形成装置1からのレスポンス(生成されたウェブページ)を受信して、ウェブブラウザー5上でウェブページを表示させ閲覧することができる。
【0024】
なお、ブラウザープログラム、他のソフトウェアプログラム、及び必要なデータ等は、図示しないROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク等の記憶装置からなる記憶部内に記憶されている。
【0025】
一方、画像形成装置1は、その基本的な機能に応じた各種構成の他に、パネルユニット13やウェブサーバー機能のためのサーバーユニット15を備えている。
【0026】
パネルユニット13は、画像表示部17、パネル制御部19、及びパネル記憶部21等を備えている。
【0027】
画像表示部17は、タッチパネル式の液晶表示画面等からなり、画像形成装置1に対する操作状況等の表示や操作入力の受け付けを行う。この操作状況等の表示や操作入力の受け付けのための情報表示は、パネル表示用の言語設定に基づき、英語、日本語、フランス語等のユーザー所望の言語(以下、「パネル設定言語」と称する)で行われる。
【0028】
パネル制御部19は、CPU等の制御要素であり、パネル記憶部21は、ROM、RAM、ハードディスク等の記憶装置である。
【0029】
このパネルユニット13は、パネル制御部19でパネル制御プログラムを実行することにより、画像表示部17上での操作状況等の表示、操作入力の受け付け、並びにそれらの情報表示を制御する。
【0030】
情報表示の制御としては、画像表示部17上での操作入力等に応じて、パネル設定言語のパネルメッセージファイルによる所定メッセージを表示させる。パネルメッセージファイルは、複数種別の言語毎に用意されており、パネル制御プログラム等の制御に必要なソフトウェアプログラムやデータと共にパネル記憶部21内に記憶されている。
【0031】
また、パネルユニット13は、パネル制御部19がサーバーユニット15側に接続されてサーバーユニット15との間でデータの送受信を行う。これにより、パネルユニット13は、パネル設定言語の言語種別等の情報をサーバーユニット15側に送信可能となっている。
【0032】
サーバーユニット15は、ウェブページを生成するサーバー装置であり、入出力部23、サーバー制御部25、及びサーバー記憶部27を備えている。なお、本実施例では、サーバー装置として画像形成装置1内で独立したサーバーユニット15を設けているが、画像形成装置1の主制御部(図示せず)において実行されるプログラムの機能構成とすることも可能である。
【0033】
入出力部23は、クライアント端末3に対してデータの送受信を行うインターフェースである。サーバー制御部25は、ソフトウェアプログラムを実行してサーバーユニット15の各種制御や作業を行わせるCPU等の制御要素である。サーバー記憶部27は、各種制御や作業に必要なソフトウェアプログラムやデータを記憶するROM、RAM、ハードディスク等の記憶装置である。
【0034】
このサーバーユニット15は、サーバー制御部25によりパネル記憶部21内の画像形成プログラムを実行することで、本実施例のウェブサーバー機能を有する。具体的には、ウェブサーバーの機能構成として、送受信部29、ブラウザー種別取得部31と、判別部33と、種別情報取得部35と、言語データ取得部37と、生成部39とを備える。
【0035】
送受信部29は、サーバーユニット15とクライアント端末3との間でウェブページ生成のリクエスト及びそのレスポンスを送受信する。この送受信部29は、受信したリクエストを解釈するようになっている。
【0036】
ブラウザー種別取得部31は、ブラウザー種別取得手順を実現するものであり、ブラウザー設定言語の言語種別を取得する。すなわち、クライアント端末3のウェブブラウザー5は、ブラウザー設定言語の言語種別情報を保持しており、この情報がウェブページ生成のリクエストに含まれるようになっている。
【0037】
ブラウザー種別取得部31は、サーバーユニット15が受信したリクエストからブラウザー設定言語の言語種別を取得する。ただし、ブラウザー種別取得部31は、ブラウザー設定言語が自動設定やUnicode等の場合に言語種別を取得することができない。
【0038】
判別部33は、判別手順を実現するものであり、ブラウザー設定言語の言語種別に対応する言語データが利用可能か否かを判別する。
【0039】
言語データは、サーバーメッセージファイル及び関係テーブルからなり、サーバー記憶部27内に記憶されている。サーバーメッセージファイルは、複数種別の言語毎に用意され、生成されたウェブページ上で所定のメッセージを表示させるものである。関係テーブルは、サーバーユニット15側及びウェブブラウザー5側の言語間の対応関係を示すものである。
【0040】
種別情報取得部35は、判別部33で照合できたサーバーユニット15側の言語種別情報を取得する。この種別情報取得部35は、表示種別取得手順を実現するものであり、判別部33での照合ができなかった場合に、パネル設定言語の言語種別情報をパネル制御部19から取得する。
【0041】
言語データ取得部37は、言語データ取得手順を実現するものであり、ブラウザー設定言語又はパネル設定言語の言語種別に応じたサーバーメッセージファイルを取得する。
【0042】
すなわち、言語データ取得部37は、種別情報取得部35で取得した言語種別情報に対応するサーバーメッセージファイルを取得する。これにより、言語データ取得部37は、ブラウザー設定言語に対応するサーバーメッセージファイルが利用可能であればそのサーバーメッセージファイルを、利用不能であればパネル設定言語に対応するサーバーメッセージファイルを取得することができる。
【0043】
生成部39は、取得したサーバーメッセージファイルを用いてウェブページを生成する。具体的には、ウェブページ生成のリクエストに応じたHTMLテンプレートファイルをサーバー記憶部27から取得し加工する。
【0044】
HTMLテンプレートファイルは、画面の背景や装飾等のウェブページの基本情報に加え、ウェブページ上の文字列やオブジェクト等を表示させるためのトークンを有している。その加工は、トークンに対してサーバー記憶部27内に設定された所定情報に置き換えること等で行われる。
【0045】
このとき、生成部39は、サーバー情報を必要に応じて変更し、設定が失敗した場合の原因情報等の文字列情報を渡す場合もある。
【0046】
加工されたHTMLテンプレートファイル(HTMLファイル)は、生成されたウェブページとして、言語データ取得部37で取得したサーバーメッセージファイルや他の必要なデータと共にクライアント端末3に送信される。
[ウェブページ生成処理]
図2は、ウェブページ生成処理を示すフローチャートである。
【0047】
図2のウェブページ生成処理は、画像形成装置1のサーバーユニット15がクライアント端末3からのウェブページ生成のリクエストを受け付けることでスタートする。
【0048】
ステップS1では、「リクエスト解釈」の処理が実行される。この処理では、クライアント端末3からのウェブページ生成のリクエストを、サーバー制御部25の送受信部29が受信すると共に解釈する。これにより、ステップS2へ移行する。
【0049】
ステップS2では、「ブラウザーの言語種別取得」の処理が実行される。この処理では、ブラウザー種別取得部31により、解釈されたリクエストからブラウザー設定言語の言語種別を取得する。これにより、ステップS3へ移行する。なお、ブラウザー設定言語が自動設定等によって言語種別を取得できない場合も、同様にステップS3へ移行する。
【0050】
ステップS3では、「言語種別照合」の処理が実行される。この処理では、関係テーブルを用いて、取得したブラウザー設定言語の言語種別から対応するサーバーユニット15側の言語種別を照合する。
【0051】
図3は、関係テーブルを示す図表である。図3のように、関係テーブルでは、例えばウェブブラウザー5の言語「en−us(英語)」に対応するサーバーユニット15側の言語が「英語」等のように、ウェブブラウザー5側の言語とこれに対応するサーバーユニット15側の言語とが関連付けられている。
【0052】
従って、判別部33は、ブラウザー設定言語の言語種別から対応するサーバーユニット15側の言語種別を関係テーブルで照合し、その有無を判断する。これにより、判別部33は、上記対応するサーバーメッセージファイルが利用可能か否かを判別することができる。
【0053】
なお、ブラウザー種別取得部31でブラウザー設定言語の言語種別が取得できなかった場合は、関係テーブルによる照合が行えないので、サーバーユニット15側の対応する言語種別がないものと判断される(対応するサーバーメッセージファイルが利用不能)。
【0054】
こうして照合が完了すると、ステップS4へ移行する。
【0055】
ステップS4では、「対応言語あり?」の処理が実行される。この処理では、判別部33が、照合の結果として対応するサーバーユニット15側の言語種別が存在するか否かを判断する。
【0056】
存在する場合は、ステップS5へ移行し(YES)、存在しない場合は、ステップS6へ移行する(NO)。なお、ステップS2において言語種別を取得できなかった場合は、対応するサーバーユニット15側の言語種別が存在しないものとなるのでステップS6へ移行する。
【0057】
ステップS5では、「サーバー言語種別情報取得」の処理が実行される。この処理では、種別情報取得部35により、判別部33で照合できたサーバーユニット15側の言語種別情報を取得する。これにより、ステップS7へ移行する。
【0058】
一方、ステップS6では、「パネル言語種別取得」の処理が実行される。この処理では、種別情報取得部35が、パネルユニット13側の言語種別情報をパネル制御部19から取得する。これにより、ステップS7へ移行する。
【0059】
ステップS7では、「サーバーメッセージファイル取得」の処理が実行される。この処理では、言語データ取得部37により、種別情報取得部35で取得した言語種別情報に対応するサーバーメッセージファイルの取得を行う。これにより、ステップS8へ移行する。
【0060】
ステップS8では、「ウェブページの生成」の処理が実行される。この処理では、生成部39により、取得されたサーバーメッセージファイルを用いてウェブページを生成する。すなわち、生成部39は、サーバー記憶部27のHTMLテンプレートファイルからHTMLファイルを形成し、これを生成されたウェブページとしてサーバーメッセージファイル等と共にクライアント端末3に送信する。
【0061】
クライアント端末3では、受信したHTMLファイルとサーバーメッセージファイル等からウェブブラウザー5上でウェブページを表示し閲覧することができる。
【0062】
図4は、サーバーメッセージファイルの一例を示し、(a)は日本語のサーバーメッセージファイル、(b)は英語のサーバーメッセージファイルである。図5は、ブラウザー上で表示されたウェブページの概念図であり、(a)は日本語のウェブページ、(b)は一部省略した英語のウェブページである。
【0063】
図4のように、メッセージファイルは、HTMLファイルのインデックス(トークン)に対応する所定メッセージのメッセージテーブルである。日本語及び英語のメッセージファイルは、同一のインデックスには同一の意味のメッセージが割り当てられている。
【0064】
これを元に、図5のようにウェブブラウザー5上では、HTMLファイルのインデックス41a〜41f毎に対応するメッセージを挿入してウェブページの表示が行われる。
【0065】
従って、ウェブページは、HTMLファイルと共に送信されるサーバーメッセージファイルに応じた言語で表示が行われることになる。
[実施例1の効果]
本実施例のサーバー装置は、パネルユニット13の画像表示部17上に設定に応じた言語種別による情報を表示可能な画像形成装置1に備えられ、クライアント端末3のウェブブラウザー5で閲覧可能なウェブページをサーバーメッセージファイルに応じた言語種別で生成するサーバーユニット15であって、画像表示部17で使用している言語種別を取得する種別情報取得部35と、取得した画像表示部17の言語種別に対応するサーバーメッセージファイルを用いてウェブページの生成を行う生成部39とを備える。
【0066】
従って、本実施例では、ウェブブラウザー5の言語種別に対応するサーバーメッセージファイルが利用不能な場合であっても、画像表示部17の言語種別に対応するサーバーメッセージファイルを用い、ウェブブラウザー5の言語種別に近いユーザー所望の言語でウェブページの適切な表示を行わせることができる。
【0067】
例えば、画像形成装置1は、設置されている国の言語で画像表示部17上での表示を行わせ、クライアント端末3のウェブブラウザー5でも、その国の言語での表示を望むことが予想される。
【0068】
本実施例では、このような場合にブラウザー設定言語が新規であったり或いはブラウザー5側で言語設定がされていないとしても、ウェブブラウザー5の言語種別に近いユーザー所望の言語でウェブページの適切な表示を行わせることができる。
【0069】
また、本実施例では、ウェブブラウザー5で使用されている言語種別を取得するブラウザー種別取得部31と、ウェブブラウザー5の言語種別に対応するサーバーメッセージファイルが利用可能か否かを判別する判別部33と、対応する言語データが利用可能な場合にそのサーバーメッセージファイルを取得し、対応するサーバーメッセージファイルが利用不能な場合に画像表示部17の言語種別に対応したサーバーメッセージファイルを取得する言語データ取得部37とを備え、生成部39が、取得されたサーバーメッセージファイルを用いてウェブページを生成する。
【0070】
従って、本実施例では、ウェブブラウザー5の言語種別に対応するサーバーメッセージファイルを利用できない場合にのみ、画像表示部17での言語種別に基づくウェブページの生成を行わせることができる。
【0071】
このため、本実施例では、より確実にユーザー所望の言語でウェブページの適切な表示を行わせることができる。
【符号の説明】
【0072】
1 画像形成装置
3 クライアント端末(端末装置)
5 ブラウザー
15 サーバーユニット
17 画像表示部(表示部)
31 ブラウザー種別取得部
33 判別部
35 種別情報取得部(表示種別取得部)
37 言語データ取得部
39 生成部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部上に設定に応じた言語種別の情報を表示可能な画像形成装置に備えられ、端末装置のブラウザーで閲覧可能なウェブページを言語データに応じた言語種別で生成するサーバー装置であって、
前記表示部で使用している言語種別を取得する表示種別取得部と、
前記取得した前記表示部の言語種別に対応する言語データを用いて前記ウェブページの生成を行う生成部と、
を備えたことを特徴とするサーバー装置。
【請求項2】
請求項1記載のサーバー装置であって、
前記ブラウザーで使用されている言語種別を取得するブラウザー種別取得部と、
前記ブラウザーの言語種別に対応する言語データが利用可能か否かを判別する判別部と、
前記対応する言語データが利用可能な場合にその言語データを取得し、前記対応する言語データが利用不能な場合に前記表示部の言語種別に対応した言語データを取得する言語データ取得部とを備え、
前記生成部は、前記取得された言語データを用いて前記ウェブページを生成する、
ことを特徴とするサーバー装置。
【請求項3】
表示部上に設定に応じた言語種別の情報を表示可能な画像形成装置に適用されて、端末装置のブラウザーで閲覧可能なウェブページを言語データに応じた言語種別で生成するサーバープログラムであって、
前記表示部で使用している言語種別を取得する表示種別取得手順と、
前記取得した前記表示部の言語種別に対応する言語データを用いて前記ウェブページの生成を行う生成手順と、
をコンピューターに実行させることを特徴とするサーバープログラム。
【請求項4】
請求項3記載のサーバープログラムであって、
前記ブラウザーで使用されている言語種別を取得するブラウザー種別取得手順と、
前記ブラウザーの言語種別に対応する言語データが利用可能か否かを判別する判別手順と、
前記対応する言語データが利用可能な場合にその言語データを取得し、前記対応する言語データが利用不能な場合に前記表示部の言語種別に対応した言語データを取得する言語データ取得手順とを備え、
前記生成手順は、前記取得された言語データを用いて前記ウェブページを生成する、
ことを特徴とするサーバープログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−3980(P2013−3980A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−136658(P2011−136658)
【出願日】平成23年6月20日(2011.6.20)
【出願人】(000006150)京セラドキュメントソリューションズ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】