説明

シアノアントラニルアミド殺虫剤

式(I)の化合物(式中、置換基の定義は請求項1の通りである)、並びに、農薬的に許容可能な塩、及び、式Iの化合物のあらゆる形態の立体異性体及び互換異性体は、農薬活性成分として使用することができ、且つそれ自体公知の手法で調製することができる。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物
【化1】

(式中、
E及びZは同一でも異なっていてもよく、各々酸素又は硫黄を表わし;
Aは、C1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレン、C2−C6アルキニレン、或いは、部分飽和又は完全飽和していてもよく、窒素、酸素及び硫黄からなる群より選択される1から4のヘテロ原子を含有していてもよい、2価の三員から十員の単環又は縮合二環系であり、但し各環系は3以上の酸素原子及び3以上の硫黄原子を含有してはおらず;
前記の三員から十員の環系自体、及び前記C1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレン及びC2−C6アルキニレン基は、
ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、C5−C8シクロアルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C3−C6ハロシクロアルキル、C5−C7ハロシクロアルケニル、C5−C8ハロシクロアルキニル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、C1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルアミノ、C2−C4ジアルキルアミノ、C3−C6シクロアルキルアミノ、C1−C6アルキル−C3−C6シクロアルキルアミノ、C2−C4アルキルカルボニル、C2−C6アルコキシカルボニル、C2−C6アルキルアミノカルボニル、C3−C6ジアルキルアミノカルボニル、C2−C6アルコキシカルボニルオキシ、C2−C6アルキルアミノカルボニルオキシ、C3−C6ジアルキルアミノカルボニルオキシ又はC3−C6トリアルキルシリルによって、一、二又は三置換されていてもよく、或いは、
芳香族でも、部分飽和でも、又は完全飽和でもよく、窒素、酸素及び硫黄からなる群より選択される1から4のヘテロ原子を含有していてもよい、三員から十員の単環又は縮合二環系によって、一、二又は三置換されていてもよく、但し各環系は3以上の酸素原子及び3以上の硫黄原子を含有しておらず、前記の三員から十員の環系自体は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、C5−C8シクロアルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C3−C6ハロシクロアルキル、C5−C7ハロシクロアルケニル、C5−C8ハロシクロアルキニル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、C1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルアミノ、C2−C4ジアルキルアミノ、C3−C6シクロアルキルアミノ、C1−C6アルキル−C3−C6シクロアルキルアミノ、C2−C4アルキルカルボニル、C2−C6アルコキシカルボニル、C2−C6アルキルアミノカルボニル、C3−C6ジアルキルアミノカルボニル、C2−C6アルコキシカルボニルオキシ、C2−C6アルキルアミノカルボニルオキシ、C3−C6ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C3−C6トリアルキルシリル又はフェニルによって、一、二又は三置換されていてもよく、フェニル基は更に、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルキルチオ、C1−C6ハロアルキルチオ、C3−C6アルケニルチオ、C3−C6ハロアルケニルチオ、C3−C6アルキニルチオ、C1−C3アルコキシ−C1−C3アルキルチオ、C2−C4アルキルカルボニル−C1−C3アルキルチオ、C2−C4アルコキシカルボニル−C1−C3アルキルチオ、シアノ−C1−C3アルキルチオ、C1−C6アルキルスルフィニル、C1−C6ハロアルキルスルフィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキルスルホニル、アミノスルホニル、C1−C2アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C1−C2アルキル)アミノスルホニル、ジ(C1−C4アルキル)アミノ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されていてもよく;前記環系の窒素原子に存在する置換基はハロゲン以外であり;Xは、酸素、NH又はC1−C4アルキル−Nであり;
Yは、部分飽和又は完全飽和していてもよく、窒素、酸素及び硫黄からなる群より選択される1から4のヘテロ原子を含有していてもよい、三員から十員の単環又は縮合二環系であり、但し、各環系は3以上の酸素原子及び3以上の硫黄原子を含有しておらず;
前記の三員から十員の環系自体は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、C5−C8シクロアルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C3−C6ハロシクロアルキル、C5−C7ハロシクロアルケニル、C5−C8ハロシクロアルキニル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、C1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルアミノ、C2−C4ジアルキルアミノ、C3−C6シクロアルキルアミノ、C1−C6アルキル−C3−C6シクロアルキルアミノ、C2−C4アルキルカルボニル、C2−C6アルコキシカルボニル、C2−C6アルキルアミノカルボニル、C3−C6ジアルキルアミノカルボニル、C2−C6アルコキシカルボニルオキシ、C2−C6アルキルアミノカルボニルオキシ、C3−C6ジアルキルアミノカルボニルオキシ又はC3−C6トリアルキルシリルによって、或いは、芳香族でも部分飽和又は完全飽和でもよく、また、窒素、酸素及び硫黄からなる群より選択される1から4のヘテロ原子を含有していてもよい、三員から十員の単環又は縮合二環系によって、一、二又は三置換されていてもよく、但し、各環系は3以上の酸素原子及び3以上の硫黄原子を含有しておらず、前記の三員から十員の環系自体は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、C5−C8シクロアルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C3−C6ハロシクロアルキル、C5−C7ハロシクロアルケニル、C5−C8ハロシクロアルキニル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、C1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルアミノ、C2−C4ジアルキルアミノ、C3−C6シクロアルキルアミノ、C1−C6アルキル−C3−C6シクロアルキルアミノ、C2−C4アルキルカルボニル、C2−C6アルコキシカルボニル、C2−C6アルキルアミノカルボニル、C3−C6ジアルキルアミノカルボニル、C2−C6アルコキシカルボニルオキシ、C2−C6アルキルアミノカルボニルオキシ、C3−C6ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C3−C6トリアルキルシリル又はフェニルによって一、二又は三置換されていてもよく、前記フェニル基は更に、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルキルチオ、C1−C6ハロアルキルチオ、C3−C6アルケニルチオ、C3−C6ハロアルケニルチオ、C3−C6アルキニルチオ、C1−C3アルコキシ−C1−C3アルキルチオ、C2−C4アルキルカルボニル−C1−C3アルキルチオ、C2−C4アルコキシカルボニル−C1−C3アルキルチオ、シアノ−C1−C3アルキルチオ、C1−C6アルキルスルフィニル、C1−C6ハロアルキルスルフィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキルスルホニル、アミノスルホニル、C1−C2アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C1−C2アルキル)アミノ−スルホニル、ジ(C1−C4アルキル)アミノ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されていてもよく;前記環系の窒素原子に存在する置換基はハロゲン以外であり;pは0又は1であり;qは0又は1であり;
Bは、完全飽和でも部分飽和でもよく、窒素、酸素及び硫黄からなる群より選択されるヘテロ原子を含有していてもよい三又は四員環系であり、前記の三又は四員環系自体は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、C5−C8シクロアルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C3−C6ハロシクロアルキル、C5−C7ハロシクロアルケニル、C5−C8ハロシクロアルキニル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、C1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルアミノ、C2−C4ジアルキルアミノ、C3−C6シクロアルキルアミノ、C1−C6アルキル−C3−C6シクロアルキルアミノ、C2−C4アルキルカルボニル、C2−C6アルコキシカルボニル、C2−C6アルキルアミノカルボニル、C3−C6ジアルキルアミノカルボニル、C2−C6アルコキシカルボニルオキシ、C2−C6アルキルアミノカルボニルオキシ、C3−C6ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C3−C6トリアルキルシリルによって、或いは、芳香族でも、部分飽和又は完全飽和でもよく、窒素、酸素及び硫黄からなる群より選択される1から4のヘテロ原子を含有していてもよい三員から十員の単環又は縮合二環系によって、一、二又は三置換されていてもよく、但し、各環系は3以上の酸素原子及び3以上の硫黄原子を含有しておらず、前記の三員から十員の環系自体は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、C5−C7シクロアルケニル、C5−C8シクロアルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C3−C6ハロシクロアルキル、C5−C7ハロシクロアルケニル、C5−C8ハロシクロアルキニル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、C1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルアミノ、C2−C4ジアルキルアミノ、C3−C6シクロアルキルアミノ、C1−C6アルキル−C3−C6シクロアルキルアミノ、C2−C4アルキルカルボニル、C2−C6アルコキシカルボニル、C2−C6アルキルアミノカルボニル、C3−C6ジアルキルアミノカルボニル、C2−C6アルコキシカルボニルオキシ、C2−C6アルキルアミノカルボニルオキシ、C3−C6ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C3−C6トリアルキルシリル又はフェニルによって、一、二又は三置換されていてもよく、前記フェニル基は更に、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルキルチオ、C1−C6ハロアルキルチオ、C3−C6アルケニルチオ、C3−C6ハロアルケニルチオ、C3−C6アルキニルチオ、C1−C3アルコキシ−C1−C3アルキルチオ、C2−C4アルキルカルボニル−C1−C3アルキルチオ、C2−C4アルコキシカルボニル−C1−C3アルキルチオ、シアノ−C1−C3アルキルチオ、C1−C6アルキルスルフィニル、C1−C6ハロ−アルキルスルフィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキルスルホニル、アミノスルホニル、C1−C2アルキルアミノ−スルホニル、N,N−ジ(C1−C2アルキル)アミノスルホニル、ジ(C1−C4アルキル)アミノ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されていてもよく;前記環系の窒素原子に存在する置換基はハロゲン以外であり;
1は各々、独立に、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C3−C6ハロシクロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、C1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4ハロアルキルスルフィニル、C1−C4ハロアルキルスルホニル、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルアミノ、C2−C4ジアルキルアミノ、C3−C6シクロアルキルアミノ、C1−C6アルキル−C3−C6シクロアルキルアミノ、C2−C4アルキルカルボニル、C2−C6アルコキシカルボニル、C2−C6アルキルアミノカルボニル、C3−C6ジアルキルアミノカルボニル、C2−C6アルコキシカルボニルオキシ、C2−C6アルキルアミノカルボニルオキシ、C3−C6ジアルキルアミノカルボニルオキシ又はC3−C6トリアルキルシリル、フェニル、ベンジル又はフェノキシであるか、又は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C3−C6ハロシクロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、C1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルアミノ、C2−C4ジアルキルアミノ、C3−C6シクロアルキルアミノ、C1−C6アルキル−C3−C6シクロアルキルアミノ、C2−C4アルキルカルボニル、C2−C6アルコキシカルボニル、C2−C6アルキルアミノカルボニル、C3−C6ジアルキルアミノカルボニル、C2−C6アルコキシカルボニルオキシ、C2−C6アルキルアミノカルボニルオキシ、C3−C6ジアルキルアミノカルボニルオキシ又はC3−C6トリアルキルシリルによって一、二又は三置換されたフェニル、ベンジル又はフェノキシであり;
nは、0、1、2又は3であり;
2及びR3は各々、同一でも異なっていてもよく、水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル又はC3−C8シクロアルキルであるか;又は、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、C1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルアミノ、C2−C4ジアルキルアミノ、C3−C6シクロアルキルアミノ及びC1−C6アルキル−C3−C6シクロアルキルアミノから選択される1又は2以上の置換基で置換された、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル又はC3−C8シクロアルキルであり;
Dは、フェニル、2−ピリジル、3−ピリジル又は4−ピリジルであるか;又は、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6ハロアルキル、ハロゲン、シアノ、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、C1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4ハロアルキルスルフィニル又はC1−C4ハロアルキルスルホニルによって一、二又は三置換された、フェニル、2−ピリジル、3−ピリジル又は4−ピリジルであり;或いは、Dは、基
【化2】

であり、
4、R4’、R10、R17、及びR19は互いに独立に、水素、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6ハロアルキル、ハロゲン、シアノ、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C2−C4アルコキシカルボニル、C1−C4アルキルチオ、C1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4ハロアルキルスルフィニル又はC1−C4ハロアルキルスルホニルであり;
5、R6、R8、R11、R12、R15、R16及びR18は、互いに独立に、C1−C6アルキルであるか、又は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C1−C4アルコキシ、C2−C4アルコキシカルボニル、C1−C4アルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルアミノ、C2−C4ジアルキルアミノ又はC3−C6シクロアルキルアミノによって一、二又は三置換されたC1−C6アルキルであり;或いは、フェニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジルであるか;或いは、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6ハロアルキル、ハロゲン、シアノ、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、C1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4ハロアルキルスルフィニル又はC1−C4ハロアルキルスルホニルによって一、二又は三置換されたフェニル、2−ピリジル、3−ピリジル又は4−ピリジルであり;
7、R9、R13及びR14は互いに独立に、水素、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ハロアルケニル、C3−C6アルケニル又はC3−C6ハロアルケニルである)、及び、
農学的に許容可能な前記化合物の塩/異性体/鏡像異性体/互換異性体/N−酸化物。
【請求項2】
4’が水素である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
請求項1記載の式Iの化合物、又は適切な場合にはその互換異性体を、少なくとも1種、各々の場合につき遊離型又は農薬的に利用可能な塩型で、活性成分として含んでなると共に、少なくとも1種の補助剤を含んでなる殺有害生物(pesticidal)組成物。
【請求項4】
虫、又は、ダニ目(the order Acarina)の代表種を抑制するための、請求項3記載の組成物。
【請求項5】
有害生物を抑制するための方法であって、請求項3記載の組成物を、有害生物又はそれらの周囲に適用する工程を含んでなる方法。
【請求項6】
虫、又は、ダニ目の代表種を抑制するための、請求項5記載の方法。
【請求項7】
植物繁殖物質(plant propagation material)を有害生物による攻撃から防御するための方法であって、繁殖物質、又は、繁殖物質が植えられる場所を処置する工程を含んでなる、請求項5記載の方法。
【請求項8】
請求項7記載の方法によって処置された植物繁殖物質。
【請求項9】
請求項1記載の式Iの化合物、又は適切な場合はその互換異性体を、各々の場合につき遊離型又は塩型において、調製する方法であって、
a)R2が水素であり、E及びZが酸素である式Iの化合物、又は適切な場合にはその互換異性体及び/又は塩を調製するために、下記式の化合物
【化3】

(式中、R1、n、及びDは、上記式Iと同じ意味を表わす。)、又は適切な場合にはその互換異性体及び/又は塩を、下記式の化合物
【化4】

(式中、R3、p、q、A、X、Y及びBは、上記式Iと同じ意味を表わす。)、又は適切な場合にはその互換異性体及び/又は塩と反応させる工程、或いは、
b)式Iの化合物、又は適切な場合にはその互換異性体及び/又は塩を調製するために、下記式の化合物
【化5】

(式中、R1、R2、n、Z及びDは、上記式Iと同じ意味を表わし;X1は、脱離基を表わす。)、又は適切な場合にはその互換異性体及び/又は塩を、下記式の化合物
【化6】

(式中、R3、p、q、A、X、Y及びBは、上記式Iと同じ意味を表わす。)、又は適切な場合にはその互換異性体及び/又は塩と反応させる工程、或いは、
c)式Iの化合物、又は適切な場合にはその互換異性体及び/又は塩を調製するために、下記式の化合物
【化7】

(式中、R1、R2、R3、n、p、q、A、X、Y、Z及びBは、上記式Iと同じ意味を表わす。)、又は適切な場合にはその互換異性体及び/又は塩を、下記式の化合物
【化8】

(式中、R1は、上記式Iと同じ意味を表わし;X1は、脱離基を表わす。)、又は適切な場合にはその互換異性体及び/又は塩と反応させる工程を含んでなる方法。
【請求項10】
下記式の化合物
【化9】

(式中、R1、R2、R3、n、p、q、A、X、Y、Z及びBは、請求項1記載の上記式Iと同じ意味を表わす。)。
【請求項11】
1が、C1−C4アルキル、ハロゲン、C1−C5ハロアルキル、ニトロ、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4ハロアルキルスルフィニル又はC1−C4ハロアルキルスルホニルであり;
2及びR3が水素であり;
Aが、C3−C6シクロアルキル、C2−C6アルケニル、シアノ、C1−C4アルキルチオ、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルコキシ、ハロゲン又はC1−C6ハロアルキルによって置換されていてもよい、C1−C6アルキレンであるか;或いはAが、C3−C6シクロアルキレンであり;
p及びqが、互いに独立に、0又は1であり;
Xが、酸素、NH;NCH3又はNC25であり;
Yが、C1−C4アルキレン、C2−C6アルケニレン又はC3−C6アルキニレンであるか、或いは、ハロゲン、C3−C6シクロアルキル、C1−C4アルキルスルホニル又はC1−C4アルコキシによって置換された、C1−C4アルキレン、C2−C6アルケニレン又はC3−C6アルキニレンであり;
Bが、ハロゲン、C1−C4アルキル、ヒドロキシ、シアノ、C1−C4アルコキシ又はC1−C4アルキルチオによって一、二、又は三置換されていてもよい、シクロプロピル又はシクロブチルであるか;或いは、Bが、CH(CH2O)、CH(CHMeO)、CH−(CMe2O)、CH(CH2S)、CH(CH2OCH2)、CH(CHMeOCH2)、CH(CMe2OCH2)、CH(CH2S−(O)2CH2)、CH(CHMeS(O)2CH2)、CH(CMe2S(O)2CH2)、C(Me)−(CH2O)、C(Me)(CHMeO)、C(Me)−(CMe2O)、C(Me)−(CH2S)、C(Me)−(CH2OCH2)、C(Me)(CHMeOCH2)、C(Me)−(CMe2OCH2)、C(Me)−(CH2S(O)2CH2)、C(Me)−(CHMe−S(O)2CH2)又はC(Me)−(CMe2−S(O)2CH2)である、請求項10記載の化合物。
【請求項12】
Bが、ハロゲン、C1−C4アルキル、ヒドロキシ、シアノ、C1−C4アルコキシ又はC1−C4アルキルチオによって一、二、又は三置換されていてもよい、シクロプロピル又はシクロブチルである、請求項11記載の化合物。
【請求項13】
下記式の化合物
【化10】

(式中、R1、n、及びDは、請求項1記載の上記式Iと同じ意味を表わす。)。

【公表番号】特表2008−536885(P2008−536885A)
【公表日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−506986(P2008−506986)
【出願日】平成18年4月18日(2006.4.18)
【国際出願番号】PCT/EP2006/003504
【国際公開番号】WO2006/111341
【国際公開日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【出願人】(500584309)シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト (352)
【Fターム(参考)】