説明

シートベルト取付け携帯電話ケース

【課題】車輛シートベルトの任意の位置に取付けを可能にした携帯電話収納ケース。
【解決手段】
携帯電話収納ケース1に設けた取付けホールダー/収納ケース固定部4に、シートベルト11に着脱を可能にするシートベルト固定用ベルト18を設け、該シートベルト固定用ベルト18の両端部にストッパー20a、20b(例えば両端部にマジックテープ等を取付けた)を形成、シートベルト11での固定及び移動の動作時に該シートベルト11の変形を防ぐ為、ガード板19を前記取付けホールダー/収納ケース固定部4に設け構成している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車輛用シートベルトに取付ける携帯電話収納ケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
携帯電話はその便利性、小型化等により、固定電話と異なり利用場所を選ばず、又広い行動範囲での使用が可能である事は周知の事である。
【0003】
従って携帯、又は付帯して、持ち運びが必然的に多くなる事は当然である。
【0004】
携帯の手段は、携帯電話そのもの自体をバック、ポケットなどに入れ持ち運ぶ事となるが、大半が概携帯電話にアクセサリーストラップを付ける事が多い。
【0005】
又、収納ケースに於いては、落下時の携帯電話の破損保護、使用時の使い勝手の良さ、又一種のファッション性等からも、数多くの形態の収納ケースが利用されている。
【0006】
そして収納ケースは、紐付きショルダータイプや腰部に取り付くタイプ等であり、車輛での移動の際に於ける携帯電話の置き場所、設置位置等に不便を感じる事が多い。
【0007】
当然車輛運転中での携帯電話の使用は、交通安全法上で禁止されているが、使用しなくとも車輛に持ち込む事は事実である。
【0008】
その際の収納ケースである腰ベルト取付けタイプは、座席シートに当り違和感があり、シートベルト装着にも抵抗がある。ショルダータイプはシートベルトとの干渉もあり安全上問題がある。バックやポケットに入れて於いても、万一の取り出しに不自由することがある。
【0009】
車輛用携帯電話収納ケースでは、前面ダッシュボード周りに取付けるホールダーがあるが、携帯電話使用が認められるハンズフリーの使用に於いて携帯電話からの接続コードが、運転操作上で妨げになり安全運転上で不適当である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
携帯電話を車輛に持ち込んだ際に、その収納場所に収納し易くすると共に、取り出しも、し易くする。又腰ベルト取付け収納ケースやポケットに入れた際の運転上の違和感をなくす。
【0011】
さらにハンズフリーに依る使用時等の接続コードに依る運転操作の妨げをより少なくするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、車輛内に於いて携帯電話を使用、不使用に係らず容易に収納及び取出しが出来、さらに収納に違和感がなく、かつ安全運転の向上に繋がる携帯電話収納ケースである。
【0013】
携帯電話収納ケースをシートベルトに取付け、携帯電話を収納できるように構成している。
【0014】
収納ケースは、携帯電話を万一の衝撃等を考慮し、弾性素材(例えば布地、革素材等)で構成している。
【0015】
又ハンズフリー機器の接続の容易にする為、収納ケースの底面部、及び側面下部にも端子接続孔を設け構成している。
【0016】
収納ケースのシートベルト取付け面には、シートベルト取付けホールダーを設け、概取付けホールダーは、片面が収納ケースに固定されその端部と、もう一方の面の端部が蝶番状に開くように形成、シートベルトを中側にはさみ前記蝶番を閉じると収納ケースはシートベルトに取付け固定するように構成している。
【0017】
さらに取付けホールダーの一部はプラスチック素材等で構成されるがその一部にシートベルトに取付けられた収納ケースを、任意の位置に移動、及び固定をする為のシートベルト固定解除ボタンを設けている。これはシートベルト装着時、肩上部から腰部までのシートベルト範囲で収納ケースを移動、固定が出来、降車時等シートベルトを身体から外す際、前記シートベルト固定解除ボタンを操作することにより収納ケースをシートベルトから外す事なく、シートベルトは巻き上げられ収納部の肩上部面に、概収納ケースを移動させておく事が出来る。
【発明の効果】
【0018】
車輛内での携帯電話の置き場所、収納に於いて、容易に収納取出しが可能であり、ハンズフリーにより携帯電話の使用に於いても、より安全運転に効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明の構成を図1〜図6に依って説明する。
携帯電話収納ケース1はシートベルト取付けホールダー2が取付けホールダー/収納ケース固定部4に依って一体になるように構成している。
【0020】
前記シートベルト取付けホールダー2には、シートベルト固定/解除バー9を設けると共に連動するシートベルト固定解除ボタン6を設け、蝶番構造15と係合したロック開閉蓋16を形成、概ロック開閉蓋16の端面に設けたロック部5により開閉を可能にし、前記シートベルト取付けホールダー2とロック開閉蓋16を閉じた際、シートベルト挟み隙間3が形成されるように構成している。
【0021】
前記携帯電話収納ケース1は、携帯電話の出し入れのため、解放し、底面部に端子接続孔7、側面下部にも前記同様端子接続孔8を設け構成している。
【実施例】
【0022】
本発明の実施例を図1〜図6に依って説明する。
携帯電話収納ケース1に一体に構成されたシートベルト取付けホールダー2に蝶番構造15と係合したロック開閉蓋16開き、シートベルト11を入れ、前記ロック開閉蓋を閉じると、携帯電話収納ケース1は、前記シートベルト11に固定される。
【0023】
前記携帯電話収納ケース1の移動は、シートベルト固定解除ボタン6を押しながら操作する。
【0024】
乗車時に於けるシートベルトの固定位置は肩上部取付け位置12、又は腰部取付け位置13が望ましい。
【0025】
降車時シートベルト11が巻き戻された状態では、固定解除ボタン6を押しながら操作移動し固定位置14に固定する。
【0026】
取付けホールダー/収納ケース固定部4上部に設けたフック17は、車輛取付け以外で多目的(ベルト取付け等)に利用するものである。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明のシートベルト取付け携帯電話収納ケースを示す斜視図。
【図2】本発明のシートベルト取付け携帯電話収納ケース底面部より見た斜視図。
【図3】本発明のシートベルト取付け携帯電話収納ケースホールダーを示す斜視図。
【図4】本発明のシートベルト取付け携帯電話収納ケースにシートベルトをセットした状態を示す縱断面図。
【図5】本発明のシートベルト取付け携帯電話収納ケースの乗車時取付け位置を示す正面図。
【図6】本発明のシートベルト取付け携帯電話収納ケースの降車時取付け位置を示す正面図。
【符号の説明】
【0028】
1:携帯電話収納ケース
2:シートベルト取付けホールダー
3:シートベルト挟み隙間
4:取付けホールダー/収納ケース固定部
5:ロック部
6:シートベルト固定解除ボタン
7:底面部端子接続孔
8:側面下部端子接続孔
9:シートベルト固定/解除バー
10:携帯電話
11:シートベルト
12:肩上部取付け位置
13:腰部取付け位置
14:シートベルト巻き上げ時固定位置
15:蝶番構造
16:ロック開閉蓋
17:フック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯電話収納ケースにおいて、車輛用シートベルトに取付け、固定、位置移動及び取り外しを可能とした事を特徴とする携帯電話収納ケース。
【請求項2】
前記携帯電話収納ケースにおいて、取外した収納ケースはズボンのベルト通し部及びベルトにも取付ける事を可能にした事を特徴とする携帯電話収納ケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−132251(P2010−132251A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−335914(P2008−335914)
【出願日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【出願人】(597138564)有限会社晶和イーシー (6)
【Fターム(参考)】