シート処理装置および画像形成システム
【課題】 シート束の中綴じ機能を有する従来のシート処理装置は、中間トレイに収納したシート束の揃え動作をジョガーフェンスにより行うと、シート束の挫屈部とシュートとの間の摩擦により、シート揃えのミス(ミスレジ)が発生するという問題があった。
【解決手段】 シート束を収納する中間トレイと、中間トレイにおいてシート束の略中央部を綴じるステープラと、ステープラの上部に設けられ、中間トレイ上に収納されたシート束の搬送方向とは直角な幅方向に往復動し、往復動に応じて幅方向のシート束の端部を揃えるジョガーフェンスと、ステープラの下部に設けられ、中間トレイのシート束の収納面と対向する表面を備えたシュートとを有するシート処理装置において、シュートには孔が設けられ、孔にはシュートの表面から周面の一部が突出し、回転軸がシート束の搬送方向と平行なコロが挿入され、コロの回転軸はシュートの裏面において回転可能に支持した。
【解決手段】 シート束を収納する中間トレイと、中間トレイにおいてシート束の略中央部を綴じるステープラと、ステープラの上部に設けられ、中間トレイ上に収納されたシート束の搬送方向とは直角な幅方向に往復動し、往復動に応じて幅方向のシート束の端部を揃えるジョガーフェンスと、ステープラの下部に設けられ、中間トレイのシート束の収納面と対向する表面を備えたシュートとを有するシート処理装置において、シュートには孔が設けられ、孔にはシュートの表面から周面の一部が突出し、回転軸がシート束の搬送方向と平行なコロが挿入され、コロの回転軸はシュートの裏面において回転可能に支持した。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート(用紙)に対して処理を施すシート処理装置および画像形成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
プリンタや複写機等の画像形成装置から排出される記録済みのシートに、折りや穿孔、ステープル等の処理を施すシート処理装置については、従来から多くの提案がなされている。
【0003】
例えば、特許文献1には、画像形成装置から排出される複数枚のシート(シート束)をステープルトレイ(中間トレイ)に収納し、一対のジョガーフェンスによってシート束の幅方向を揃えてから、ステープルするシート後処理装置が提案されている。
【0004】
このシート後処理装置は、一対のジョガーフェンスが、ステープルトレイに収納されたシート束の幅方向のシート束の端部の略全域に渡って当接することができるので、シートを確実に揃えることができる。
【0005】
【特許文献1】特開平11−005666号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、前記したシート後処理装置は、ジョガーフェンスが、ステープルトレイに収納されたシート束の幅方向のシート束の端部の略全域に渡る長さなので、シート束の略中央部をステープルして製本することができないという問題がある。なぜなら、ステープルトレイの略中央部にステープラ(シート綴じ装置)を設けると、ジョガーフェンスがステープラに衝突するため、ステープルトレイに収納されたシート束の端部を揃えることができないからである。
【0007】
かかる問題を解決するには、図9に示すように、ステープルトレイ63のシート搬送方向Aの略中央部にステープラ64を設け、ジョガーフェンス66がステープラ64に衝突しないように、ジョガーフェンス66をステープラ64の上部のみに設け、かつ、ステープラ64の下部にはシュート65を設けることが考えられる。尚、ジョガーフェンス66の駆動機構は、公知の機構(例えば、実開昭63−084059等)が採用される。
【0008】
しかし、かかる構成だと、図9に示すように、シート束61のカールまたはシート束61の自重によりシートが挫屈し、シート束61の挫屈部62においてシート束61とシュート65が接触することがある。この場合に、ジョガーフェンス66によりシート束61のシート揃えを行うと、シート束61の挫屈部62とシュート65との間の摩擦により、図10に示すようにシート揃えのミス(ミスレジC)が発生するという問題がある。ここで、挫屈とは、シートが潰れたり、曲がったりすることをいう。
【0009】
本発明は、前記した問題を解決するためになされたものであって、シート束の挫屈が発生してもシート揃えができ、かつ、シートの略中央部にステープル(中綴じ)できるシート処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(第1発明)
第1発明に係るシート処理装置は、シート束を収納する中間トレイと、中間トレイにおいてシート束の略中央部を綴じるステープラと、ステープラの上部に設けられ、中間トレイ上に収納されたシート束の搬送方向とは直角な幅方向に往復動し、往復動に応じて幅方向のシート束の端部を揃えるジョガーフェンスと、ステープラの下部に設けられ、中間トレイのシート束の収納面と対向する表面を備えたシュートと、を有するシート処理装置に関するものである。
【0011】
そして、このシュートには孔が設けられ、この孔には、シュートの表面から周面の一部が突出し、回転軸がシート束の搬送方向と平行なコロが挿入され、コロの回転軸は、シュートの裏面において回転可能に支持されているものである。
【0012】
かかる構成により、シート束の挫屈部はコロの周面の一部に接触するので、シート束がシートの幅方向に移動する際に、挫屈部とシュートの間に摩擦が生じることがない。このため、ステープラの上部のみに存するジョガーフェンスを用いてシート揃えを行っても、前記したミスレジが発生することが無い。
【0013】
(第2発明)
第2発明に係るシート処理装置は、第1発明に係るシート処理装置において、コロは、少なくともステープラに近い側の端部に面取りが施されているものである。
【0014】
コロの周面の一部は、シュートの表面から突出しているので、かかる構成により、シートが中間トレイに搬入(収納)される際に、該シートがコロの端部に引っかかる可能性をより低くすることができる。さらに、コロの周面の一部がシュートの表面から突出する量を大きくすることができる。
【0015】
(第3発明)
第3発明に係る画像形成システムは、シートに画像を形成する画像形成装置と、画像形成装置から出力されたシートに対する後処理を行う第1発明に係るシート処理装置とを備えたものである。かかる画像形成システムは、第1発明と同じ効果を奏する。
【0016】
(第4発明)
第4発明に係る画像形成システムは、第3発明に係る画像形成システムにおいて、コロは、少なくともステープラに近い側の端部に面取りが施されているものである。かかる構成であっても、前記した第2発明と同じ効果を得ることができる。
【発明の効果】
【0017】
シート揃えのミスが無くシート束の略中央部にステープルできるシート処理装置または画像形成システムを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図1乃至図6を用いて、本発明について詳細に説明する。
図1は画像形成システムの全体構成図、図2は第1後処理装置の構成図、図3は第1後処理装置の中綴じユニットの下部の構成図、図4はシュートの裏面図(図3の矢視D)、図5はシュートの表面図、図6はシュートの側面図である。
【実施例1】
【0019】
(画像形成システム)
図1に示す画像形成システム1は、例えば、電子写真方式によってカラー画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置2と、画像形成装置2によって例えばトナー像が形成されたシートに対して後処理を施すシート処理装置3とを備えている。
【0020】
(シート処理装置)
そして、このシート処理装置3は、画像形成装置2から出力されたシートを更に下流側に搬送する搬送装置10と、この搬送装置10により搬送されるシートに対して厚紙や窓空きシート等の合紙を供給する合紙供給装置20とを備えている。
【0021】
また、シート処理装置3は、搬送装置10から搬送されたシートに対して内三折り(C折り)や外三折り(Z折り)等の折り処理を施す折り装置30と、折り装置30の下流側に設けられてシートに穴あけや端綴じ、中綴じを行う第1後処理装置40とを備えている。
【0022】
更に、この第1後処理装置40の下流側に設けられて中折り/中綴じされたシート束(冊子)に対する更なる後処理を行う第2後処理装置50を備えている。
また、シート処理装置3は、シート処理装置3の全体を制御する制御部100を有している。この制御部100は、例えば第1後処理装置40に設けられている。
【0023】
(第1後処理装置)
シート処理装置3の第1後処理装置40は、図1に示すように、シートに穴あけ(パンチ)を施す穿孔ユニット41と、シート束の端を綴じるための端綴じステープラユニット42とを備えている。
【0024】
また、第1後処理装置40は、端綴じされたシート束をユーザが取りやすいようにして積み重ねるスタッカトレイ(積載部)43と、シート束を中折り/中綴じして見開き状の冊子を作製する中綴じユニット44とを備えている。更に、第1後処理装置40は、第1後処理装置40での処理が行われないシートまたは穴あけだけが施されたシートを積み重ねるトップトレイ45を備えている。
【0025】
(中綴じユニット)
ここで、第1後処理装置40に設けられた中綴じユニット44について説明する。図2に示すように、中綴じユニット44は、中折り/中綴じされた冊子を作製する(製本する)に際して、画像形成後のシートを必要枚数だけ集積させる中間トレイであるコンパイルトレイ441と、シートをコンパイルトレイ441に排出する排出ロール442と、コンパイルトレイ441上に突出するように位置決めストッパを備えて中綴じ位置や中折り位置を決定するためにコンパイルトレイ441に沿って移動するエンドガイド443とを備えている。
【0026】
また、中綴じユニット44は、コンパイルトレイ441上に集積されるシートをエンドガイド443に向けて揃えるために回転するパドルからなるシート揃え部材444と、コンパイルトレイ441上に集積されるシートを幅方向に揃えるためにスライド移動する一対の整合板からなるジョガーフェンス445と、コンパイルトレイ441に集積されたシート束を中綴じするステープラ446とを備えている。
【0027】
更に、中綴じユニット44は、ステープラ446により中綴じされたシート束を中綴じ位置で折るためにコンパイルトレイ441の上方から下方に向けて突出するように移動する折りナイフ447と、折りナイフ447によって折りが開始されたシート束を挟み込む一対のロールからなる折りロール448と、折りロール448により挟み込まれたシート束を第2後処理装置50へと搬送する搬送ロール449とを備えている。
【0028】
そして、第1後処理装置40において中折り/中綴じされた冊子を作製する場合には、制御部100からの指示に基づき、折り装置30を経由して搬送されたシートが穿孔ユニット41を通って中綴じユニット44に送られる。
【0029】
中綴じユニット44の排出ロール442は、搬送されてくるシートをコンパイルトレイ441に順次載置していく。例えば、5枚、10枚、15枚等、例えば画像形成装置2の制御部(図示せず)にて設定された枚数がこのコンパイルトレイ441に集積される。このとき、エンドガイド443は、例えばシートの中央部分がステープラ446によるステープル位置に位置するように移動して停止している。
【0030】
更に、このとき、シート揃え部材444は、このエンドガイド443に向けて回転し、集積されるシートをエンドガイド443に押し当てて、シート揃えを補助している。また、ジョガーフェンス445は、コンパイルトレイ441上に集積されるシートの幅方向にスライド移動して、集積されたシートに対し幅方向からシート揃えを行う。
【0031】
このとき、図3に示すように、シート束61が挫屈し、挫屈部62が生じている場合がある。このような場合であっても、図3〜図6に示すように、シュート73には、孔77が設けられ、この孔77にシートの幅方向に回転するコロ70が挿入されており、挫屈部62がコロ70の周面の一部に接触しているので、ジョガーフェンス445を用いたシート揃えに問題が生じることはない。
【0032】
より具体的に説明すると、コロ70は、その周面の一部がシュート73の表面76から突出するようにシュート73に形成された孔77に挿入されている。そして、コロ70の回転軸74は軸受け71および72によって回転可能に支持されており、軸受け71および72はシュート73の裏面75に図示しないネジ等により固定されている。
【0033】
このため、シート束61の挫屈部62が、このコロ70の周面の一部に接触していれば、挫屈部62がシュート73の表面に擦れることが無いので、シート束61がジョガーフェンス445の動作によってシートの幅方向に動いても、挫屈部62が原因となるシート揃え不良(ミスレジ)が発生することが無い。
【0034】
前記したようにシート束がジョガーフェンス445により揃えられ、コンパイルトレイ441にシート束が集積された後、ステープラ446によって、シートの所定部分(例えば中央部分)に対する中綴じが実行される。
【0035】
次いで、中綴じを終えたシート束は、エンドガイド443の上方への動きによって、折り部分(例えばシートの中央部分)が折りナイフ447の先端位置と一致するように移動される。
【0036】
尚、折りナイフ447は、コンパイルトレイ441へのシート集積段階や、ステープラ446による中綴じ段階、また、中綴じ後のシート搬送段階では、その先端がコンパイルトレイ441の上方に退避するように構成されている。
【0037】
シート束の折り位置が折りナイフ447の先端位置まで移動した後、折りナイフ447は上方から下方に向けて押し出される。すなわち、折りナイフ447に対向する位置に開口が設けられたコンパイルトレイ441の収容面に直交する方向に、折りナイフ447の先端が上方から下方に向けてシート束を押圧する。
【0038】
更に、折りナイフ447の先端は、コンパイルトレイ441の開口の下方向側に押し出され、されによりシート束はコンパイルトレイ441の収容面から押し下げられて、折りロール448に挟み込まれる。この場合に、折りナイフ447は、シート束が充分に折りロール448に食い込む位置まで移動するように構成されている。
【0039】
このようにして、ステープラ446による中綴じと、折りナイフ447および折りロール448による中折りとが施されたシート束は、その後、搬送ロール449によって第2後処理装置50に搬送される。
【0040】
(第2後処理装置)
次に、第1後処理装置40において中綴じと中折りとが施されたシート束(冊子)が搬送される第2後処理装置50について説明する。
図3は、第2後処理装置50の構成を説明する図である。
図3に示すように、第2後処理装置50は、第1後処理装置40において中綴じと中折りとが施された冊子を搬送するとともに冊子の姿勢のずれを補正する搬送ユニット51と、冊子の姿勢のずれを補正する際の基準となる基準部材52と、冊子の先端部(中折り/中綴じ部)を挟み込むようにして保持するクランプ部材53と、冊子の先端部を押圧しながら移動することで先端部を平坦化する押圧ロール部材54とを備えている。
【0041】
また、第2後処理装置50は、冊子の後端部(見開き部)を揃えるために裁断する裁断ユニット55と、冊子を裁断ユニット55の内部に送り込む送りロール56と、冊子の後端部の裁断位置を決定するために冊子を挟み込み保持した状態で移動する裁断位置設定ユニット57とを備えている。
【0042】
また、裁断ユニット55にて裁断された冊子からの裁断屑を収容する裁断屑収容ユニット58と、裁断ユニット55にて後端部が裁断された冊子を搬送する冊子搬送ロール59とを備えている。
【0043】
更に、第2後処理装置50には、製本された冊子を集積する冊子トレイ60が備えられており、冊子搬送ロール59から送られた冊子は冊子トレイ60において一冊毎に順次搬送されながら集積される。
【実施例2】
【0044】
本発明に係る第2実施例を、図7および図8を用いて以下に説明する。
図7はシュートの側面図、図8はシュートの裏面図(シュートを裏面から見た図)である。尚、実施例1との相違点のみを詳細に説明し、実施例1と同一の部分については同一の符号を付して、説明を省略する。
【0045】
本実施例2の実施例1との主な相違点は、コロ79の一端(ステープラ446に近い側の端部)に面取り78を施し、シュート73の表面76からのコロ79の周面の突出量を大きくした点である。
【0046】
かかる構成により、上方から積載されるシートが面取り78に当たるので、コロ79の端部にシートの端部がひっかかることが無いので、コロ79の周面のシュート73の表面76からの突出量を大きくすることができる。そうすると、シート束61の挫屈部62がシュート73の表面76に接触する可能性がさらに低くなり、ジョガーフェンス445によるシート束の揃えをさらに容易にすることができる。また、コロ79の周面のシュート73の表面76からの突出量が大きいので、実施例1の場合と比較して、コロの数を少なくすることができる。
【0047】
前記した実施例は、説明のために例示したものであって、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲、明細書及び図面の記載から当事者が認識することができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更、削除および付加が可能である。
【0048】
例えば、前記した実施例においては、コロ79のステープラ側の一端に面取り78を施したが、組み立て性を向上させる目的で、コロ79の両端に面取りを施しても良い。
【0049】
また、前記した実施例においては、コロの数が1個または2個の場合を示したが、これに限定されるものではなく、シート束61の挫屈部62がシュート73に当たりそうな箇所に設けるのであれば、コロの個数は4個、9個等制限は無い。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明は、プリンタや複写機等の画像形成装置から排出される記録済みのシートに、折りや穿孔、ステープル等の処理を施すシート処理装置に適用される。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】シート処理システムの全体構成図(実施例1)
【図2】第1後処理装置の構成図(実施例1)
【図3】第1後処理装置の中綴じユニットの下部の構成図(実施例1)
【図4】シュートの裏面図(図3の矢視D)(実施例1)
【図5】シュートの表面図(実施例1)
【図6】シュートの側面図(実施例1)
【図7】シュートの側面図(実施例2)
【図8】シュートの裏面図(シュートを裏面から見た図)(実施例2)
【図9】従来の中間トレイの側面図
【図10】シート束のミスレジを説明する図
【符号の説明】
【0052】
1 シート処理システム
2 画像形成装置
3 シート処理装置
10 搬送装置
30 折り装置
40 第1後処理装置
50 第2後処理装置
61 シート束
62 挫屈部
70 コロ
73 シュート
74 回転軸
75 シュートの表面
76 シュートの裏面
77 孔
78 面取り
79 コロ
441 コンパイルトレイ(中間トレイ)
445 ジョガーフェンス
446 ステープラ
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート(用紙)に対して処理を施すシート処理装置および画像形成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
プリンタや複写機等の画像形成装置から排出される記録済みのシートに、折りや穿孔、ステープル等の処理を施すシート処理装置については、従来から多くの提案がなされている。
【0003】
例えば、特許文献1には、画像形成装置から排出される複数枚のシート(シート束)をステープルトレイ(中間トレイ)に収納し、一対のジョガーフェンスによってシート束の幅方向を揃えてから、ステープルするシート後処理装置が提案されている。
【0004】
このシート後処理装置は、一対のジョガーフェンスが、ステープルトレイに収納されたシート束の幅方向のシート束の端部の略全域に渡って当接することができるので、シートを確実に揃えることができる。
【0005】
【特許文献1】特開平11−005666号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、前記したシート後処理装置は、ジョガーフェンスが、ステープルトレイに収納されたシート束の幅方向のシート束の端部の略全域に渡る長さなので、シート束の略中央部をステープルして製本することができないという問題がある。なぜなら、ステープルトレイの略中央部にステープラ(シート綴じ装置)を設けると、ジョガーフェンスがステープラに衝突するため、ステープルトレイに収納されたシート束の端部を揃えることができないからである。
【0007】
かかる問題を解決するには、図9に示すように、ステープルトレイ63のシート搬送方向Aの略中央部にステープラ64を設け、ジョガーフェンス66がステープラ64に衝突しないように、ジョガーフェンス66をステープラ64の上部のみに設け、かつ、ステープラ64の下部にはシュート65を設けることが考えられる。尚、ジョガーフェンス66の駆動機構は、公知の機構(例えば、実開昭63−084059等)が採用される。
【0008】
しかし、かかる構成だと、図9に示すように、シート束61のカールまたはシート束61の自重によりシートが挫屈し、シート束61の挫屈部62においてシート束61とシュート65が接触することがある。この場合に、ジョガーフェンス66によりシート束61のシート揃えを行うと、シート束61の挫屈部62とシュート65との間の摩擦により、図10に示すようにシート揃えのミス(ミスレジC)が発生するという問題がある。ここで、挫屈とは、シートが潰れたり、曲がったりすることをいう。
【0009】
本発明は、前記した問題を解決するためになされたものであって、シート束の挫屈が発生してもシート揃えができ、かつ、シートの略中央部にステープル(中綴じ)できるシート処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(第1発明)
第1発明に係るシート処理装置は、シート束を収納する中間トレイと、中間トレイにおいてシート束の略中央部を綴じるステープラと、ステープラの上部に設けられ、中間トレイ上に収納されたシート束の搬送方向とは直角な幅方向に往復動し、往復動に応じて幅方向のシート束の端部を揃えるジョガーフェンスと、ステープラの下部に設けられ、中間トレイのシート束の収納面と対向する表面を備えたシュートと、を有するシート処理装置に関するものである。
【0011】
そして、このシュートには孔が設けられ、この孔には、シュートの表面から周面の一部が突出し、回転軸がシート束の搬送方向と平行なコロが挿入され、コロの回転軸は、シュートの裏面において回転可能に支持されているものである。
【0012】
かかる構成により、シート束の挫屈部はコロの周面の一部に接触するので、シート束がシートの幅方向に移動する際に、挫屈部とシュートの間に摩擦が生じることがない。このため、ステープラの上部のみに存するジョガーフェンスを用いてシート揃えを行っても、前記したミスレジが発生することが無い。
【0013】
(第2発明)
第2発明に係るシート処理装置は、第1発明に係るシート処理装置において、コロは、少なくともステープラに近い側の端部に面取りが施されているものである。
【0014】
コロの周面の一部は、シュートの表面から突出しているので、かかる構成により、シートが中間トレイに搬入(収納)される際に、該シートがコロの端部に引っかかる可能性をより低くすることができる。さらに、コロの周面の一部がシュートの表面から突出する量を大きくすることができる。
【0015】
(第3発明)
第3発明に係る画像形成システムは、シートに画像を形成する画像形成装置と、画像形成装置から出力されたシートに対する後処理を行う第1発明に係るシート処理装置とを備えたものである。かかる画像形成システムは、第1発明と同じ効果を奏する。
【0016】
(第4発明)
第4発明に係る画像形成システムは、第3発明に係る画像形成システムにおいて、コロは、少なくともステープラに近い側の端部に面取りが施されているものである。かかる構成であっても、前記した第2発明と同じ効果を得ることができる。
【発明の効果】
【0017】
シート揃えのミスが無くシート束の略中央部にステープルできるシート処理装置または画像形成システムを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図1乃至図6を用いて、本発明について詳細に説明する。
図1は画像形成システムの全体構成図、図2は第1後処理装置の構成図、図3は第1後処理装置の中綴じユニットの下部の構成図、図4はシュートの裏面図(図3の矢視D)、図5はシュートの表面図、図6はシュートの側面図である。
【実施例1】
【0019】
(画像形成システム)
図1に示す画像形成システム1は、例えば、電子写真方式によってカラー画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置2と、画像形成装置2によって例えばトナー像が形成されたシートに対して後処理を施すシート処理装置3とを備えている。
【0020】
(シート処理装置)
そして、このシート処理装置3は、画像形成装置2から出力されたシートを更に下流側に搬送する搬送装置10と、この搬送装置10により搬送されるシートに対して厚紙や窓空きシート等の合紙を供給する合紙供給装置20とを備えている。
【0021】
また、シート処理装置3は、搬送装置10から搬送されたシートに対して内三折り(C折り)や外三折り(Z折り)等の折り処理を施す折り装置30と、折り装置30の下流側に設けられてシートに穴あけや端綴じ、中綴じを行う第1後処理装置40とを備えている。
【0022】
更に、この第1後処理装置40の下流側に設けられて中折り/中綴じされたシート束(冊子)に対する更なる後処理を行う第2後処理装置50を備えている。
また、シート処理装置3は、シート処理装置3の全体を制御する制御部100を有している。この制御部100は、例えば第1後処理装置40に設けられている。
【0023】
(第1後処理装置)
シート処理装置3の第1後処理装置40は、図1に示すように、シートに穴あけ(パンチ)を施す穿孔ユニット41と、シート束の端を綴じるための端綴じステープラユニット42とを備えている。
【0024】
また、第1後処理装置40は、端綴じされたシート束をユーザが取りやすいようにして積み重ねるスタッカトレイ(積載部)43と、シート束を中折り/中綴じして見開き状の冊子を作製する中綴じユニット44とを備えている。更に、第1後処理装置40は、第1後処理装置40での処理が行われないシートまたは穴あけだけが施されたシートを積み重ねるトップトレイ45を備えている。
【0025】
(中綴じユニット)
ここで、第1後処理装置40に設けられた中綴じユニット44について説明する。図2に示すように、中綴じユニット44は、中折り/中綴じされた冊子を作製する(製本する)に際して、画像形成後のシートを必要枚数だけ集積させる中間トレイであるコンパイルトレイ441と、シートをコンパイルトレイ441に排出する排出ロール442と、コンパイルトレイ441上に突出するように位置決めストッパを備えて中綴じ位置や中折り位置を決定するためにコンパイルトレイ441に沿って移動するエンドガイド443とを備えている。
【0026】
また、中綴じユニット44は、コンパイルトレイ441上に集積されるシートをエンドガイド443に向けて揃えるために回転するパドルからなるシート揃え部材444と、コンパイルトレイ441上に集積されるシートを幅方向に揃えるためにスライド移動する一対の整合板からなるジョガーフェンス445と、コンパイルトレイ441に集積されたシート束を中綴じするステープラ446とを備えている。
【0027】
更に、中綴じユニット44は、ステープラ446により中綴じされたシート束を中綴じ位置で折るためにコンパイルトレイ441の上方から下方に向けて突出するように移動する折りナイフ447と、折りナイフ447によって折りが開始されたシート束を挟み込む一対のロールからなる折りロール448と、折りロール448により挟み込まれたシート束を第2後処理装置50へと搬送する搬送ロール449とを備えている。
【0028】
そして、第1後処理装置40において中折り/中綴じされた冊子を作製する場合には、制御部100からの指示に基づき、折り装置30を経由して搬送されたシートが穿孔ユニット41を通って中綴じユニット44に送られる。
【0029】
中綴じユニット44の排出ロール442は、搬送されてくるシートをコンパイルトレイ441に順次載置していく。例えば、5枚、10枚、15枚等、例えば画像形成装置2の制御部(図示せず)にて設定された枚数がこのコンパイルトレイ441に集積される。このとき、エンドガイド443は、例えばシートの中央部分がステープラ446によるステープル位置に位置するように移動して停止している。
【0030】
更に、このとき、シート揃え部材444は、このエンドガイド443に向けて回転し、集積されるシートをエンドガイド443に押し当てて、シート揃えを補助している。また、ジョガーフェンス445は、コンパイルトレイ441上に集積されるシートの幅方向にスライド移動して、集積されたシートに対し幅方向からシート揃えを行う。
【0031】
このとき、図3に示すように、シート束61が挫屈し、挫屈部62が生じている場合がある。このような場合であっても、図3〜図6に示すように、シュート73には、孔77が設けられ、この孔77にシートの幅方向に回転するコロ70が挿入されており、挫屈部62がコロ70の周面の一部に接触しているので、ジョガーフェンス445を用いたシート揃えに問題が生じることはない。
【0032】
より具体的に説明すると、コロ70は、その周面の一部がシュート73の表面76から突出するようにシュート73に形成された孔77に挿入されている。そして、コロ70の回転軸74は軸受け71および72によって回転可能に支持されており、軸受け71および72はシュート73の裏面75に図示しないネジ等により固定されている。
【0033】
このため、シート束61の挫屈部62が、このコロ70の周面の一部に接触していれば、挫屈部62がシュート73の表面に擦れることが無いので、シート束61がジョガーフェンス445の動作によってシートの幅方向に動いても、挫屈部62が原因となるシート揃え不良(ミスレジ)が発生することが無い。
【0034】
前記したようにシート束がジョガーフェンス445により揃えられ、コンパイルトレイ441にシート束が集積された後、ステープラ446によって、シートの所定部分(例えば中央部分)に対する中綴じが実行される。
【0035】
次いで、中綴じを終えたシート束は、エンドガイド443の上方への動きによって、折り部分(例えばシートの中央部分)が折りナイフ447の先端位置と一致するように移動される。
【0036】
尚、折りナイフ447は、コンパイルトレイ441へのシート集積段階や、ステープラ446による中綴じ段階、また、中綴じ後のシート搬送段階では、その先端がコンパイルトレイ441の上方に退避するように構成されている。
【0037】
シート束の折り位置が折りナイフ447の先端位置まで移動した後、折りナイフ447は上方から下方に向けて押し出される。すなわち、折りナイフ447に対向する位置に開口が設けられたコンパイルトレイ441の収容面に直交する方向に、折りナイフ447の先端が上方から下方に向けてシート束を押圧する。
【0038】
更に、折りナイフ447の先端は、コンパイルトレイ441の開口の下方向側に押し出され、されによりシート束はコンパイルトレイ441の収容面から押し下げられて、折りロール448に挟み込まれる。この場合に、折りナイフ447は、シート束が充分に折りロール448に食い込む位置まで移動するように構成されている。
【0039】
このようにして、ステープラ446による中綴じと、折りナイフ447および折りロール448による中折りとが施されたシート束は、その後、搬送ロール449によって第2後処理装置50に搬送される。
【0040】
(第2後処理装置)
次に、第1後処理装置40において中綴じと中折りとが施されたシート束(冊子)が搬送される第2後処理装置50について説明する。
図3は、第2後処理装置50の構成を説明する図である。
図3に示すように、第2後処理装置50は、第1後処理装置40において中綴じと中折りとが施された冊子を搬送するとともに冊子の姿勢のずれを補正する搬送ユニット51と、冊子の姿勢のずれを補正する際の基準となる基準部材52と、冊子の先端部(中折り/中綴じ部)を挟み込むようにして保持するクランプ部材53と、冊子の先端部を押圧しながら移動することで先端部を平坦化する押圧ロール部材54とを備えている。
【0041】
また、第2後処理装置50は、冊子の後端部(見開き部)を揃えるために裁断する裁断ユニット55と、冊子を裁断ユニット55の内部に送り込む送りロール56と、冊子の後端部の裁断位置を決定するために冊子を挟み込み保持した状態で移動する裁断位置設定ユニット57とを備えている。
【0042】
また、裁断ユニット55にて裁断された冊子からの裁断屑を収容する裁断屑収容ユニット58と、裁断ユニット55にて後端部が裁断された冊子を搬送する冊子搬送ロール59とを備えている。
【0043】
更に、第2後処理装置50には、製本された冊子を集積する冊子トレイ60が備えられており、冊子搬送ロール59から送られた冊子は冊子トレイ60において一冊毎に順次搬送されながら集積される。
【実施例2】
【0044】
本発明に係る第2実施例を、図7および図8を用いて以下に説明する。
図7はシュートの側面図、図8はシュートの裏面図(シュートを裏面から見た図)である。尚、実施例1との相違点のみを詳細に説明し、実施例1と同一の部分については同一の符号を付して、説明を省略する。
【0045】
本実施例2の実施例1との主な相違点は、コロ79の一端(ステープラ446に近い側の端部)に面取り78を施し、シュート73の表面76からのコロ79の周面の突出量を大きくした点である。
【0046】
かかる構成により、上方から積載されるシートが面取り78に当たるので、コロ79の端部にシートの端部がひっかかることが無いので、コロ79の周面のシュート73の表面76からの突出量を大きくすることができる。そうすると、シート束61の挫屈部62がシュート73の表面76に接触する可能性がさらに低くなり、ジョガーフェンス445によるシート束の揃えをさらに容易にすることができる。また、コロ79の周面のシュート73の表面76からの突出量が大きいので、実施例1の場合と比較して、コロの数を少なくすることができる。
【0047】
前記した実施例は、説明のために例示したものであって、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲、明細書及び図面の記載から当事者が認識することができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更、削除および付加が可能である。
【0048】
例えば、前記した実施例においては、コロ79のステープラ側の一端に面取り78を施したが、組み立て性を向上させる目的で、コロ79の両端に面取りを施しても良い。
【0049】
また、前記した実施例においては、コロの数が1個または2個の場合を示したが、これに限定されるものではなく、シート束61の挫屈部62がシュート73に当たりそうな箇所に設けるのであれば、コロの個数は4個、9個等制限は無い。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明は、プリンタや複写機等の画像形成装置から排出される記録済みのシートに、折りや穿孔、ステープル等の処理を施すシート処理装置に適用される。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】シート処理システムの全体構成図(実施例1)
【図2】第1後処理装置の構成図(実施例1)
【図3】第1後処理装置の中綴じユニットの下部の構成図(実施例1)
【図4】シュートの裏面図(図3の矢視D)(実施例1)
【図5】シュートの表面図(実施例1)
【図6】シュートの側面図(実施例1)
【図7】シュートの側面図(実施例2)
【図8】シュートの裏面図(シュートを裏面から見た図)(実施例2)
【図9】従来の中間トレイの側面図
【図10】シート束のミスレジを説明する図
【符号の説明】
【0052】
1 シート処理システム
2 画像形成装置
3 シート処理装置
10 搬送装置
30 折り装置
40 第1後処理装置
50 第2後処理装置
61 シート束
62 挫屈部
70 コロ
73 シュート
74 回転軸
75 シュートの表面
76 シュートの裏面
77 孔
78 面取り
79 コロ
441 コンパイルトレイ(中間トレイ)
445 ジョガーフェンス
446 ステープラ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート束を収納する中間トレイと、
該中間トレイにおいて前記シート束の略中央部を綴じるステープラと、
該ステープラの上部に設けられ、該中間トレイ上に収納された前記シート束の搬送方向とは直角な幅方向に往復動し、該往復動に応じて前記幅方向の前記シート束の端部を揃えるジョガーフェンスと、
該ステープラの下部に設けられ、該中間トレイの前記シート束の収納面と対向する表面を備えたシュートと、を有するシート処理装置において、
該シュートには、孔が設けられ、
該孔には、前記シュートの表面から周面の一部が突出し、回転軸が前記シート束の搬送方向と平行なコロが挿入され、
該コロの前記回転軸は、前記シュートの裏面において回転可能に支持されていることを特徴とするシート処理装置
【請求項2】
前記コロは、少なくとも前記ステープラに近い側の端部に面取りが施されている請求項1に記載のシート処理装置
【請求項3】
シートに画像を形成する画像形成装置と、
該画像形成装置から出力された前記シートに対する後処理を行うシート処理装置とを有し、
該シート処理装置は、
複数の前記シートからなるシート束を収納する中間トレイと、
該中間トレイにおいて前記シート束の略中央部を綴じるステープラと、
該ステープラの上部に設けられ、該中間トレイ上に収納された前記シート束の搬送方向とは直角な幅方向に往復動し、該往復動に応じて前記幅方向の前記シート束の端部を揃えるジョガーフェンスと、
該ステープラの下部に設けられ、該中間トレイの前記シート束の収納面と対向する表面を備えたシュートとを有し、
前記シュートには、孔が設けられ、
該孔には、前記シュートの表面から周面の一部が突出し、回転軸がシート束の搬送方向と平行なコロが挿入され、
該コロの前記回転軸は、前記シュートの裏面において回転可能に支持されていることを特徴とする画像形成システム
【請求項4】
前記コロは、少なくとも前記ステープラに近い側の端部に面取りが施されている請求項3に記載の画像形成システム
【請求項1】
シート束を収納する中間トレイと、
該中間トレイにおいて前記シート束の略中央部を綴じるステープラと、
該ステープラの上部に設けられ、該中間トレイ上に収納された前記シート束の搬送方向とは直角な幅方向に往復動し、該往復動に応じて前記幅方向の前記シート束の端部を揃えるジョガーフェンスと、
該ステープラの下部に設けられ、該中間トレイの前記シート束の収納面と対向する表面を備えたシュートと、を有するシート処理装置において、
該シュートには、孔が設けられ、
該孔には、前記シュートの表面から周面の一部が突出し、回転軸が前記シート束の搬送方向と平行なコロが挿入され、
該コロの前記回転軸は、前記シュートの裏面において回転可能に支持されていることを特徴とするシート処理装置
【請求項2】
前記コロは、少なくとも前記ステープラに近い側の端部に面取りが施されている請求項1に記載のシート処理装置
【請求項3】
シートに画像を形成する画像形成装置と、
該画像形成装置から出力された前記シートに対する後処理を行うシート処理装置とを有し、
該シート処理装置は、
複数の前記シートからなるシート束を収納する中間トレイと、
該中間トレイにおいて前記シート束の略中央部を綴じるステープラと、
該ステープラの上部に設けられ、該中間トレイ上に収納された前記シート束の搬送方向とは直角な幅方向に往復動し、該往復動に応じて前記幅方向の前記シート束の端部を揃えるジョガーフェンスと、
該ステープラの下部に設けられ、該中間トレイの前記シート束の収納面と対向する表面を備えたシュートとを有し、
前記シュートには、孔が設けられ、
該孔には、前記シュートの表面から周面の一部が突出し、回転軸がシート束の搬送方向と平行なコロが挿入され、
該コロの前記回転軸は、前記シュートの裏面において回転可能に支持されていることを特徴とする画像形成システム
【請求項4】
前記コロは、少なくとも前記ステープラに近い側の端部に面取りが施されている請求項3に記載の画像形成システム
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【公開番号】特開2009−298548(P2009−298548A)
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−154863(P2008−154863)
【出願日】平成20年6月13日(2008.6.13)
【出願人】(000251288)鈴鹿富士ゼロックス株式会社 (156)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年6月13日(2008.6.13)
【出願人】(000251288)鈴鹿富士ゼロックス株式会社 (156)
【Fターム(参考)】
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